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    元スレほむら「ハッピーエンドがあってもいいじゃない」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ほむあん + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 1 :

    杏子『おーい、帰ったぞー』

    ほむら「……杏子、インターホンくらい鳴らしなさいよ
        小学生じゃあるまいし……」

    まどか「ただいま戻りましたー」ガチャ

    マミ「まどかさん、杏子さん、買出しご苦労様」

    まどか「荷物はほとんど杏子ちゃんが持ってくれたんだよー」エヘヘ

    杏子「か弱いお姫様に、力仕事は向いてないもんなー」

    まどか「杏子ちゃん…… それってどういう意味?」

    杏子「まぁまぁ」ニシシ

    ほむら(あの二人……なんだか仲がいいわね……)

    マミ「じゃ、私は野菜を洗って―― 」

    さやか「マミさん、あたし手伝います」

    マミ「ありがとう、さやかさん」

    102 = 1 :

    ――グツグツグツ――

    杏子「なぁ…… そろそろいいだろ」ソワソワ

    マミ「そうね、それじゃ取り分けるからお皿を――」

    ――――
    杏子「あちっ」ハフッハフッ

    ほむら「もう…… 少しは落ち着いて食べなさいよ」モグモグ

    さやか「あはは、杏子ってば馬鹿ねぇー  あつっ」

    杏子「なんだよっ、さやかだって熱がってんじゃん」ゲラゲラ

    まどか「なんだか賑やかで楽しいですね」

    マミ「そうね…… 私の家がこんなに明るいのって
       きっと初めてだと思うわ」
       
    杏子「肉ー肉ー♪」

    さやか「ちょっと杏子! 肉ばっかり食べてないで、野菜も食べなさいよ!」

    杏子「こいうもんは早いもの勝ちだぜ? さやかには早さが足りない」キリッ

    まどか「もー、二人とも喧嘩しないで仲良くしてよー」

    ほむら「まぁ……喧嘩するほど仲がいいっていうから大丈夫よ」

    104 = 1 :

    ――――
    杏子「さて、雑炊の時間がやってまいりました」

    さやか「何のナレーション?」

    杏子「ここにカントリーマ○ムがあります」

    マミ「まさか杏子さん……」

    杏子「このお菓子……、オーブンで軽く暖めると非常に美味しい、
       つまり、鍋の中にいれてもきっと―― 」
       
    まどか「杏子ちゃん、その理論はどう考えてもおかしいよ……」

    杏子「……たとえば『地球温暖化』だ CO2排出量増加による地球温暖化は常識だろ? 
        そう、常識だ。いや、常識だと多くの人々が思っている」

    マミ「杏子さん……何を言ってるの?」

    杏子「だが、実はCO2 が地球温暖化の原因だという証拠は無いんだよ
       そもそも地球温暖化という現象は仮説に過ぎない そう主張する人も少なくない」
       
    ほむら「杏子……一体何が言いたいの?」

    105 :

    早々に秘密バラしてみんな仲良くってタイプのSSはやっぱりいいな

    106 = 97 :

    ストパニだっけ?

    107 = 37 :

    やめろ
    おいやめろ
    やめるんだ杏子
    今なら間に合う引き返せ
    それだけはやめろ

    108 = 1 :

    杏子「ふっ、どうもアタシは口下手で困るよ つまり常識を疑えということだ 」

    さやか「前振りながっ! ってか意味不明すぎ……」

    ほむら「杏子……、あなたいつも食べ物は粗末にするなって言ってるわよね?」

    杏子「……責任をもって私が食べるから」

    ほむら「本当に? どんなに不味くても食べきれるというのかしら」

    杏子「ぐぬぬ…… きっとおそらくたぶん大丈夫さ……」

    杏子「カレー粉をぶちこめば大抵のものは食べられるように――」

    マミ「……普通の雑炊にするわよ?」

    まどか「異議なし!」
    さやか「異議なし!」
    ほむら「異議なし!」

    杏子「遊び心が足りねぇ……
       こんなじゃ満足できねぇよ……」

    109 = 1 :

    ――――
    杏子「ふー、満足満足」

    さやか「あんた、さっきと言ってることが違うわよ……」

    まどか「今日はご馳走様でした」

    マミ「いいえ、こちらこそ楽しかったわ」

    さやか「また遊びに来てもいいですか?」

    マミ「歓迎するわ」ニコッ

    ほむら「それじゃ、帰るわよ杏子」

    杏子「おー、私は学校じゃ合えないから、
       また魔女退治のときになー マミ」

    マミ「ええ、さよなら またね」

    ――――
    ほむら「それじゃ、私たちはこっちだから」

    まどか「はい、ほむらちゃん、杏子ちゃん、またねっ」

    杏子「おー、二人ともQBと魔女には気をつけろよー」

    さやか「はいはい、あんたらも気をつけて帰りなさいよ」

    110 = 1 :

    ――――
    まどか「なんだか今日一日でいろんなことがあったね」

    さやか「本当……、なんかいろいろありすぎて、
        失恋の傷心にも浸れなかったわ」

    まどか「さやかちゃん……」

    さやか「辛いって言ったら嘘になるけど……
        正面から告白して振られたんだし、仕方ないって思えるから……」

    まどか「うん……」

    さやか「魔法少女になるってことも、諦める
        私は私の力で夢を叶えようと思うから」
        
    さやか「だから、まどかも魔法少女になろうなんて考えちゃだめだよ?」

    まどか「約束するよ 私も絶対に魔法少女にはならない」

    さやか「よしっ、私たちは私たちのできる範囲でさ、
        マミさんやほむらや杏子のこと支えていこう!」

    まどか「うんっ!」

    111 = 1 :

    ――――
    杏子「たっだいまー」

    ほむら「はい、お帰りなさい…… って、いつから貴女の家になったのよ」

    杏子「細かいことはきにすんなよっ」エヘヘ

    ほむら「細かいって……」

    ほむら「そういえば杏子、あなたどこに行ってたのよ?」

    杏子「ん? あぁ、ほむらが心配で夜も眠れなかった話か?

    ほむら「違う……」

    杏子「冗談冗談、ちょっと魔女狩りにさ ほらこれ」ゴロッ

    ほむら「グリーフシードがたくさん……これを集めていたの?」

    杏子「まぁな…… これでワルプルギスの夜と戦うときに万全な戦略が練られるだろ?」

    ほむら「あなた……」

    杏子「へへっ、あたしが本気を出せば、こんなもん楽勝だったぜ」

    112 = 1 :

    ほむら「本当にありがとう……杏子」

    杏子「礼なら、ワルプルギスの夜を倒してからにしろよな……」

    ほむら「でも……本当にありがとう……」

    杏子「ったく……こんなに素直だったか、お前?」

    ほむら「あなたこそ……

    杏子「……」

    ほむら「……」

    杏子「絶対に勝とうな……」

    ほむら「ええ、もちろんよ……」


    ――――
    ほむら(なんだか上手く行き過ぎてる気がするわ……)

    ほむら(今回、キュゥべえが契約を迫ってこないのが気になるし――)

    ほむら(でも、今度こそ私はアイツを倒してみせる)

    113 :

    支援さるよけ

    114 = 1 :

    ――ワルプルギスの夜――

    マミ「そんな…… あれだけのグリーフシードがあったのに」

    ほむら「あれだけの攻撃を受けて傷一つないなんて……」

    さやか「他に…… 他に手段はないのっ!?」

    まどか「……どうしよう……このままじゃみんな―― 」

    杏子「大丈夫だ…… 手がないわけじゃない」

    ほむら「杏子…… まさかあなた……」

    杏子「あぁ、 幸い私の魔力は二人に比べて、それなりに残ってる」

    杏子「一発で決めてきてやるよ」ニコッ

    マミ「だめよ! そんなことをしたらあなたが―― 」

    杏子「大丈夫―― アイツを倒して……
       ちゃんと戻ってくるからさ」ダッ

    115 = 1 :

    ――――
    杏子「頼むよ神様、こんな人生だったんだ
       せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させて」 パリン

    ワル夜「 ―― 」

    QB「まったく、無意味なことを―― 
       君たちにワルプルギスの夜を倒せるわけがないのに」


    ――――
    ほむら「死んじゃった…… 杏子が死んじゃった……」ガクッ

    マミ「杏子さんのファイナルブリットでも倒せないなんて……
       これで終わりね…… 私たちも…… 死ぬんだわ」

    まどか「……私が――
        私が魔法少女になって―― 」

    さやか「そんなことはさせないよ…… まどか」グッ

    まどか「さや……か……ちゃ……」ケホッ

    さやか「私の友達に世界を滅ぼさせるなんてこと、させたくない」ギュッ

    マミ「さやかさん、あなた何を――」

    さやか「そんなこと悲しいことをさせるくらいなら、
        いっそこの手で、殺してあげる」ググググ

    116 :

    スクライドじゃねえよ

    117 = 1 :

    まどか「苦し……や……助……て……」

    まどか「――」ガクッ

    さやか「はぁ……はぁ…… 私、やっちゃったよ――
        あはははは、あはははははははははははははっ」

    さやか「後は、ほむらとマミさんのソウルジェムを砕かないと……」

    さやか「魔女になったら大変だしね……」

    マミ(もう、動ける魔力も残ってない……)

    さやか「このままじゃ、この街はめちゃくちゃになっちゃう――
        恭介やお父さんやお母さんも、みんな死んじゃうのかな?」

    さやか「街がめちゃくちゃになる前に、他の魔法少女がアイツを倒しに
        来てくれたりしないのかなぁ」

    さやか「……さて、魔力が底を突きかけているとはいえ
        仮にも魔法少女だし、簡単には殺せないかな?」

    さやか「そうだ、ほむら…… たしか拳銃持ってたはずだよね?」

    ほむら(……これ以上時間を巻き戻しても、まどかに負担がかかるだけ)

    ほむら(あの時……まどかと一緒に魔女になっていたほうが幸せだったかな)スッ

    さやか「自分から差し出すなんて、物分りが良くて助かるわ」

    118 :

    やめろっつてんのにわかんねえ奴だなこの糞ピンク
    頭んなか湧いてんのか

    119 = 105 :

    これが次世代のハッピーエンドか…

    120 = 1 :

    さやか「よっと、二人とも覚悟してね……
        あたしも直ぐに追いかけるから――」ガチャ

    マミ(本当なら失っていたはずの命だけど…… やっぱり怖い――
       後輩の手にかかって死―― )バン

    マミ「――」パリン

    ほむら(ごめんなさいまどか、あなたとの約束守れ無かったよ……
        本当にごめんね……)
        
    ほむら(私、もっとみんなと一緒に幸せな時間を過ごしてみたかった)

    ほむら(こんなのってないよ――
        ハッピーエンドがあったっていいじゃない――)バン

    ほむら「――」パリン

    さやか「……」ガチャ

    さやか「みんな…… みんな死んじゃった」

    さやか「あははははははははははは
         あははははははははははははははあははははははあははははあは」

    さやか「…… ふぅ…… それじゃ、私も」ガチャ

    さやか「……」バン

    ――はっぴーえんど!――

    121 = 67 :

    まさか心中で終わり…?

    122 = 100 :

    さやかぁぁぁ!!!

    123 = 45 :

    ふざけんな











    ふざけんな…

    124 = 37 :

    確かにハッピーエンドではあるが

    125 :

    がんばれ

    126 = 100 :

    なるほど、タイトル通りか

    127 = 95 :

    終わり・・・?これで終わり・・・?

    128 = 1 :

    ―――――
    ほむら「ッ―― 」バサッ

    ほむら「はぁ……はぁ……」

    ほむら「酷い夢―― 」ワナワナ

    ほむら「本当に夢?」

    杏子「スースー」Zzz

    ほむら「杏子……ちゃんと生きてるわよね?」ホムッ

    ほむら「……本当にただの夢だったのかしら
        恐ろしく現実味のある内容だった……」

    ほむら「まさか、予知夢なんてことが―― 」ガクブル

    ほむら「……あるわけない……そんなことがあるわけ」

    ほむら「……」

    ――――
    QB(暁美ほむら…… いい夢は見れたかい?)

    129 :

    まどか「折角救済しようと思ったのにほむらちゃんが余計な事するから…」

    130 = 113 :

    !?

    131 = 1 :

    QB(鹿目まどか……彼女が魔女になれば、
       僕らのエネルギー回収ノルマは、おおむね達成できそうだ……)

    QB(しかし…… 彼女の背負う因果は余りにも膨大すぎる
       僕たちに不利益が被らないとは言い切れない)

    QB(はぁ…… こんなことになるなんて
       面倒くさいことをしてくれたもんだ)

    QB(暁美ほむらに時間跳躍の能力を与えて、
       こうなることは想定の範囲内だったのか――)

    QB(……)

    QB(まぁ、回避する手段が無いわけじゃないし……)

    QB(上手くいけば、僕もこの惑星に居る必用もなくなる……)

    QB(今のうちに精々楽しんでおくんだね…… 暁美ほむら)

    133 :

    ◆◇◆◇

    ――――それから数日後――――

    杏子「ふっ、はっ、せいっ!」

    「 ―――― 」

    ほむら「楽勝ね……」

    杏子「二人がかりなら、こんなもんだろ?」

    ほむら「そうね」


    ――――
    マミ「で、ここはこっちの公式を―― 」

    さやか「なるほど!」

    まどか「マミさんの教え方……本当に分かりやすいです」

    マミ「嬉しいことをいってくれるじゃない」ウフフ

    さやか「ふっふっふ、これで次の期末テスト上位ランキングは、
        あたしとまどかの無双状態だっ」

    まどか「さやかちゃん、それはいいすぎだよー」

    マミ(あぁ……こんなにかわいい後輩が二人もできるなんて……幸せだわ)

    134 :

    ここはぼっちの公式を

    に見えた

    136 :

    もうぼっちの公式にしか見えない

    137 :

    まどか「二人は今頃パトロール中かな?」

    さやか「今日はあの二人で、次はマミさんと杏子の当番でしたっけ?」

    マミ「そうね…… 二人で戦うと、魔力も最小限に抑えられるし
       もう一人が、あなたたちをキュゥべえから守ると……」
       
    さやか「でも、私たちはただ遊んでるだけですけど……」

    マミ「それでいいのよ…… 魔女と戦い続ける――
       そんな非日常が日常にならずに済む……」
       
    マミ「私たちは、あなたたちに感謝してるのよ?」

    まどか「そう言ってもらえると、なんだかうれしいです」エヘヘ


    ――――
    杏子『おーい、みんないるかー?』

    さやか「あいつ……いい加減インターホンの存在を覚えなさいよ……
        近所迷惑になるって考えられないのかしら?」

    マミ「はいはーい、ちょっとまってねー」

    マミ「杏子さんに、ほむらさん……その荷物」ガチャ

    ほむら「杏子がゆの様に行こうって言い出すものだから」

    杏子「魔女退治で汗掻いたし……折角だから、みんな誘ってと思ってさ―― 」

    138 = 137 :

    ――――
    まどか「皆でお風呂って、なんだかわくわくするね」

    さやか「そう? ってゆーか魔法少女はゾンビなんだから
        お風呂に入っても大丈夫なわけ?」

    杏子「あぁ~ 言われてみれば…… この体は入れ物みたいなもんなんだっけ?」

    マミ「でも、私たちの体も普通に成長してきたし――」

    さやか「胸が……?」ツンツン

    マミ「さ、さやかさんっ どこ触ってるの!?」

    さやか「やわらかーい」キャッキャ

    まどか「……さやかちゃん ……ずるい」

    マミ「ま、まどかさん―― ずるいってどういうことよっ!」

    まどか「え!? あ、いや…… その…… ついっ」エヘヘ

    杏子「……」ペタン

    ほむら「……」ホムーン

    140 = 137 :

    ――――ゆの様――――

    杏子「あ゛~ 生き返る~」

    ほむら「杏子……あなた死んでたの?」

    さやか「っていう無意味な一連のフレーズ……」

    ――――
    まどか「……いい湯ですねー」

    マミ「ええ……本当」

    さやか「うーん、やっぱしマミさん…… ダイナマイッ!」

    ほむら「中学生とは思えない犯罪的な体つき……」

    マミ「っもう…… からかわないの……」

    141 :

    夢おちで良かったわ。

    142 = 137 :

    まどか「女の子としては…… やっぱり羨ましいですね」

    杏子「んー、揉めば大きくなるらしいじゃねぇか……
       まどか、アタシが揉んでやろうか?」ニヤニヤ
       
    まどか「え、遠慮させてもらうよ!」

    ほむら「だったら私が」ホムッ

    まどか「ほむらちゃん!」

    さやか「いやいやあたしが」ワキワキ

    まどか「さやかちゃんまで……」

    マミ「えっと、それじゃあ……私も……」

    杏子・ほむら・さやか「どうぞどうぞ」ササッ

    まどか「マ、マミさん!?」

    マミ「じょ、冗談よっ!」カアァ

    143 = 137 :

    ――――
    まどか「みんなで背中流し合いっこしよう!」

    さやか「エグザイル風に?」

    杏子「そんな余計な動きはいらないだろ……」

    ――――
    マミ「……」ワシャワシャ

    杏子「マミってさ…… 髪洗ってるとき、目を開けられないタイプ?」

    マミ「ええ、そうなの…… 目に入ると沁みるから……」

    さやか「これはチャンスね……」

    まどか「マミさんにげてええええええええええ」

    マミ「?」

    マミ「きゃああああああああああああああああああ」モミモミ

    ――――
    ほむら「貴女達って、ホント馬鹿」

    さやか・杏子「……」プカプカ

    まどか「さやかちゃんと杏子ちゃんが湯船に浮いてる…… 大丈夫かな?」

    マミ「……」プンプン

    145 = 137 :

    ――カポーン――

    杏子「あ゛~ワ゛レ゛ワ゛レ゛ハウ゛チュウ゛ジンダ~」ブーン

    まどか「扇風機があるとやりたくなるよね……」

    さやか「杏子って、ほんと子供……」

    ――――
    ほむら「フルーツ牛乳三つ、コーヒー牛乳二つで―― 」

    ゴクッゴクッゴクッ――

    さやか「ぷっは~! やっぱこれよねぇ!」

    杏子「くぅ~っ 頭がキンキンする~」

    まどか「……またみんなでこようねっ」

    マミ「そうねー」

    ほむら(もう一本飲んだら大きくなるかしら……)

    杏子「ほむら……お互い無駄な努力はやめようぜ?」

    ほむら「……五月蝿い」

    146 :

    杏子はなぜだ

    147 = 137 :

    ◆◇◆◇

    ――――数日後――――

    ほむら「ワルプルギスの夜を想定した陣形でいくわ……」

    マミ「了解ッ 久々に本気を出すわよっ!」

    ――――――
    ―――


    ――――ゲームセンター――――

    杏子「――で、戦車で怪獣を撃ちまくる!」

    まどか「これなら私にもできそうだよ」

    さやか「よしっ、じゃあ早速1コインっと」

    ――――
    さやか「おお~、案外面白いねっコレ」

    まどか「ははは、しねしねしねしねぇ~♪」

    杏子「まどか…… ノリノリだな……」

    148 = 137 :

    ――――
    杏子「んで、これはプレイヤー同士で対戦ができるんだけど……」

    さやか「負けないよっ――」

    ――――――
    ―――


    杏子「まさかアタシが負けるとは……」

    さやか「まどか…… あんた、えげつない戦い方するわね……」

    まどか「えへへ」

    ――――
    杏子「そうだ…… これっ―― このプライズでとってきたんだけど」

    さやか「なにこれかわいい! 猫のストラップ?」

    まどか「え~っと、しげるファミリーだって」

    杏子「友好の証ってことで、5人分とってきた
       まどかには……しげ美を さかやには……しげ子で」

    まどか「杏子ちゃん、ありがとう」エヘヘ

    杏子(マミにはしげりーぬで、アタシはしげ菜
       ほむらには……エロしげでいいかな)

    149 = 137 :

    ――――翌日――――

    マミ「62秒でケリをつけるわっ 杏子!」ダッ

    杏子「お……おう」バッ

    ズダダダダダダダダダ――

    マミ「これで終わりよっ!」

    マミ「ダブルインパクトッ!」ドヤッ
    杏子「だ、だぶる、いんぱくと~」カアァ

    「―― 」

    マミ「杏子っ! 何照れてるの!? まじめにやって!」

    杏子「でも……」

    マミ「でももヘチマもないのっ!」

    杏子(ほむら…… 助けてよ……)

    ――――
    ほむら「くしゅん」ホムム

    まどか「ほむらちゃん……風邪?」

    さやか「魔法少女って風邪ひくんだ……」

    150 = 137 :

    さやか「よしっ、宿題お終いっと」

    まどか「やっと終わったね……」

    まどか「……」

    ほむら「どうかしたの、まどか?」

    まどか「ほむらちゃんと私たちって、
        昔からこんな風に一緒に勉強してた気がして――」

    さやか「藪からスティックに何をいいだすのよ……
        ほむらはこの前転校してきたばかりじゃない」

    まどか「う、うん…… でも、なんだか懐かしいような」

    ほむら「……疲れてるんじゃないの? 休憩したほうが―― 」

    まどか「疲れてるって感じは全然しないんだけど……」

    まどか(気のせい?)

    まどか(はじめてほむらちゃんを見たときにも感じた違和感――
        やっぱり私、疲れてるのかな……)


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