元スレ佐々木「憂鬱だ」キョン「佐々木でも憂鬱になることがあるんだな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
251 :
ほっしゅ
252 :
>>10
思わずあるのか無いのかどっちだよって画面の向こうで突っ込んでしまった
257 :
突然のことで、申し訳ございません。
数レスほど、この場をお借りできなでしょうか。
別スレにて佐々木さんのSSを投下しておりましたが、
当該スレッドが埋まってしまったために、続きが書けない状況となっております。
題目とは異なる内容のSSを投下することは、非常に礼に欠ける行為であると認識しておりますが、
わたしのSSに登場した佐々木さんに、きちんとした終わりを迎えてもらうためにも、
どうか少しの間だけお目溢し頂けますようお願い致します。
258 :
だが断る
259 = 182 :
佐々木をカニバ的な意味で料理して食べるSS書きたいが、キャラがよくわからんのよね
260 = 245 :
>>257
前スレのURLがあればかまわん
261 = 258 :
すでに終わったスレの乗っ取りの続きを書く必要があるの?
262 :
1乙
おもしろかったです
保守してた方もありがとう
263 :
>>260
なんでお前が仕切ってんの?
ニートのくせにw
265 = 73 :
おお!! まだ残っているとは……(感激)
読んでくれた方、保守して下さった方、
重ね重ねありがとうございます。
あ、申し遅れました。
今帰ってきたばかりの>>214です。
>>257さんへ。
事情はよくわかりませんが、私は構わないと思います。
こちらのルールやマナーには疎いのですが、
その上で、ごく個人的な意見を言いますと、
私としては自分の書いたものをいろんな人に見てもらえたら嬉しいので、
>>257さんの読者さんが流れてくるのは大歓迎です。
267 = 257 :
>>265
寛大なご対応を頂き、本当にありがとうございます。
スレ汚しとなることとは思いますが、ご厚意を無にせぬよう最後まで書くよう誠心誠意努めます。
またわたし自身がルールというものを理解していないために、
多くの混乱を招いてしまいましたことをお詫び申し上げます。
本当にすみません。
268 = 236 :
両方読んでた俺は全力で応援するぜ
269 :
>>265
キモ
つまらんかったよ
270 :
さっき落ちた佐々木スレはそれはそれはすばらしいものでした
271 :
>>270
激しく同意
272 :
おつ
274 = 257 :
「いやぁ、ひどい目に遭ったものだ」
「まるで他人事みたいなセリフだな」
電話口ではこの世の終わりみたいな声だっただけに、なんだか安心しちまうぞ。
これじゃ皮肉めいたセリフにも説得力がなくなっちまうよ。
「ふふ、喉元過ぎれば、というやつさ。それにね、僕はキョンに感謝しているのだよ。そう、言葉では言い表せないくらい。だからこそ、こうして逢瀬の機会を頂戴したのだ」
ああ、説明が遅れちまったな。
なぜ俺が母校の校門前に突っ立っていたかと言うと、佐々木に呼び出されたからである。
電話での説明をやっとのことで完遂し、俺はそれで全て終わったつもりでいたのだが、佐々木はそうでなかったらしい。
なんとも遠慮がちに、どこかで逢えないかと依頼されてしまったのだ。
もちろん俺は承諾したさ。あんなに申し訳なさそうな声で言われては、どんな予定があろうとも駆けつける気にもなっちまうよ。
「キョン、ありがとう。元々は僕の不注意から始まったことなのに、これほどまでに尽力してくれるとは。本当に感謝の言葉もないよ」
別に、大したことなんかしちゃいねえよ。
「それでも僕は嬉しいのさ。――しかしキョン、どうしてここまでしてくれたのだい? やはり、その……親友として、なのだろうか」
親友として――今回の原動力となった動機について、もちろんそれも含まれている。だが、それだけではなかったのだ。
「気になった、からな」
275 = 224 :
書き溜め中ですか
276 = 257 :
「気になった、とは、どういうことなのだい?」
佐々木は不思議そうにこちらを見つめる。
まるで俺の言葉の裏にある何かを、注視するように。
「いろいろだよ。お前の様子だとか、後姿だとか、お前みたいな女があんなことをしたら、親友でなくとも首を突っ込みたくなるぞ」
佐々木のあんな姿は本当に予想外だった。親しい佐々木が哀しむ様子など見たくない、それが根源的な動機なのだろう。
だが仮に、俺と佐々木が知人程度の間柄だったとしても、俺は同じような行動をしたような気がする。まあ、あくまで気がするというだけで実際のところどうなったのかはわからんがな。
しどろもどろの回答を、佐々木はきょとんとした顔で聞いていたが、やがてその意味をこいつなりに解釈したのだろう。
破顔一笑といった風情でにこりと笑うと、妙に真面目な顔で俺には意味不明なことを言い放った。
「そうか、僕は親友という頚木から解放されていたのか」
「なんだそりゃ? どういう意味だ?」
「ふふ、理解できないというのであれば、こう翻訳しよう。――僕は嬉しいのだよ、愛するキョンの言葉に喜んでいるのさ」
「おい……」
佐々木から零れた単語に、思わずツッコんでしまった。
橘の野郎、周防への連絡も碌にできないのかよ。
277 = 257 :
当の佐々木と言えば、蚊に刺された程度にも気にならないらしい。
「おや、九曜さんの処置はまだ完了していないようだ」
などと、楽しげに喉を鳴らしている。
「治っていないものは仕方ない、もうしばらく我慢してくれたまえ。もちろん僕の愛するキョンならば、嫌とは言わないね?」
俺は「ああ」と呻くだけで精一杯だった。
「それでこそキョンだ。ただ一人、僕が想いを寄せる人物だけはあるね」
俺の顔でプロミネンスが踊っているようだ。
ぐうの音も出ないほどにやり込められ、「帰るぞ」と溢した俺に、佐々木のくつくつという笑い声が降り注いだ。
すっかり夜も深けたこともあり、佐々木の家まで送ることにした。
佐々木は一瞬迷うような素振りを見せたが、せっかくの好意だという返答と共に、俺の提案を受諾した。
帰り道も、それまでと同様、俺の顔を全焼させるようなことを言い続けていたが、少し風変わりなことも言っていたように思われる。
『橘さんに感謝しなくてはね』
『この一件で、僕は無からゼロになった。ようやくマッチレースのスタートラインに立てたと言うべきかな。相手は遥か遠方に居て、陰さえ見えないのだけれど』
いつもながらによくわからないセリフだったが、のぼせ上がった頭では理解できようもない。まあ、いつもの調子でも理解できたとは思えんがな。――佐々木が嬉しそうだった、それだけ理解できれば充分だろ。
278 = 257 :
「よう、長門とお前だけか」
翌日、文芸部兼SOS団の部室には、宇宙人と超能力者のコンビがそれぞれの時間を過ごしていた。
「涼宮さんはどうされたのですか?」
「あいつは掃除当番だ。――って、古泉。お前、それは……」
俺が驚くのも無理はなかろう。古泉の目の前に置かれた一つの物体、それは昨日まで佐々木を苦しめた『件の丸薬』だったのだから……。
「お前、なんでそれを持ってるんだよ」
「いえ、橘京子より接収……いえ、違いますね。回収……これも違う。没収。ふむ、そうですね。没収したのです」
没収ってなんだよ。お前はいつから高校教諭になったんだ?
「残念ながら、僕の資格欄に当該する肩書きではありません。ただ、僕には橘京子よりも長い経験があります。先人が後人を諭すという意味ではその表現も的外れではありませんね」
そんな冗談なんて聞いちゃいねえんだよ。俺が訊きたいのは、なぜお前がそれを持ってるかってことだ。
「今朝方、登校途中のことです。橘京子より手渡されました。今回の行動の反省として、この丸薬の所有を僕に譲ったと、そういうわけですよ。僕としても処分に困っているのですがね」
悪しきを省みることのできるいい生徒だと思いますよ――古泉は、この道二十年のベテラン教師を思わせるような落ち着きでそう言った。
やれやれ。橘も、いいカモフラージュのセンスしてやがるぜ。傍から見れば、美男美女同士の告白シーンにしか見えねえじゃねえか、まったく。
279 = 224 :
と思ったら来てた!
280 = 257 :
「しかし、古泉。お前はそれをどうするつもりなんだ?」
「実のところ、僕も困っているのですよ。まあ、あなたに飲ませて素直にさせてしまうという案も捨て切れなくてね」
「おい、それは飲んだ奴に九曜の意志を代弁させるシロモノじゃなかったのか?」
「おっと、そうでしたね。僕としたことが」
俺のツッコミに、古泉は妙に慌てた素振りを見せていたが、まあここはツッコムところでもないだろう。
丸薬というサプライズにまんまと引っかかった俺の溜飲が下がったからってのが正直なところだがな。
しかし、俺と古泉は、これ以上のサプライズを味わうこととなる。誰の仕業かって? 決まってるだろ、涼宮ハルヒだよ。
「やっほー! 有希に古泉くんにそれとキョン! あら? みくるちゃんはまだなのね」
ハルヒの大音声にひるんだ隙に、件の丸薬が最も関わって欲しくない人物の目に止まってしまう。
「あら、飴ちゃんじゃないの。これもらっていい?」
答える間もなく、ハルヒに取り上げられてしまう。もらっていいかという質問があっただけでも進歩したと喜ぶべきなのだろうか。
「よせ! それはお前が食べていいものじゃないんだよ!」
「なによそれ! ……まあいいわ。あたしが食べるためにもらったんじゃないし」
そう言ったハルヒは、読書にふける長門へと近づいた。
281 = 257 :
「ほら、有希あーん。読書ばっかりしてると血糖値が下がって、また倒れちゃうわよ。だから飴ちゃん食べなさい」
ハルヒの優しい声に呼応したのか、エリコの壁のごとく堅牢であったはずの口が、無防備に開けられる。
「ほいっ。味は知らないけど、古泉くんのものだからゲテモノってことはないでしょ。有希、味わって食べるのよ」
と、ハルヒは上機嫌で鼻を鳴らしている。
俺と古泉は、事態を把握できぬまま、目に映る光景を唯々諾々と眺めている。
そして長門は――
まあ、これ以上語るべきことなんて残されちゃいないか。
俺と古泉が、長門の優秀性について改めて思い知らされることになったなどと、今さら言葉にする必要なんてこれっぽっちもないんだからな。
<おわり>
282 = 257 :
お疲れ様でした。
わたしの身勝手な思いつきにより、多くの混乱を招いてしまいましたことを、
この場をお借りして、お詫び申し上げます。
本当にすみませんでした。
また素晴らしい着想を示された元スレの>>1さん、
そして、不躾なお願いにも寛大なご対応をして下さいました本スレの>>1さん、
本当にありがとうございました。
283 :
え?長門書けよ
284 = 88 :
長門が暴走するのか
285 :
>>282
面白かったぜ
また他の作品もあるなら是非教えてくれ
286 :
続くのか、、、
288 :
谷口の人かー、朝倉のやつ読んでないから今から見に行くか
289 = 271 :
おつ
4日間にわたって御苦労であった
290 :
>>234
それって有名な人か?
ポミー君並の存在か?
291 :
>>281
お疲れ
292 :
>>86
高校で文芸部が小説書いてたが
学内でもそんな扱いだったわ
294 :
いやいや。長門編は?
298 :
長生きだな
299 :
みんな佐々木大好きなんだな
300 :
2人ともおつでした
佐々木さんマジ天使
みんなの評価 : ★★
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