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元スレまどか「ほむらちゃんが泣いてる……」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★×6
タグ : - まどほむ ×2+ - 純愛 ×2+ - 鹿目まどか + - ほむか作 + - 巴マミ + - 志筑仁美 + - 暁美ほむら + - 美樹さやか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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551 = 500 :

>>549
確かにそんな感じだね
言葉が足りなかった、ごめん
>>547よりこっちのほうで解釈してもらったほうがいいかも知れない

552 = 493 :

女子高でもないのに女にモテる女ってどうなんだw

553 :

なん・・・だと・・・?

554 = 479 :

>>552
ぜんぜんありだろ、暁美さん美人なんだし多くの思春期の女の子が道を外してもおかしくない

555 = 500 :

>>552
前スレから
こういう設定のもと書いてる、これまた説明足りなかったから変だと自分でも思った

さやか「普通はありえないしさ、転校生に告りにいってる子たちだって半ば遊び半分なんだろうなって」

仁美「暁美さんのような方の隣を歩けたらそれだけで自慢になりますものね」

556 :

思春期くらいの時は心身が不安定だから同性を好きになるのはよくあること

557 = 500 :

しかしクラスメートのほうは、告白してしまったことでヒートアップしてしまったのか、
声が大きくなり、耳を塞いでいたって声は漏れ聞こえてしまう。

「別に、どんな関係でもいいからさ、付き合ってほしいなって思ってる!」
「クラスにもいい人なんて沢山いるでしょ」
「ううん、暁美さんみたいな子、中々いないもん!私、本気だから!」

「こらーっ、さっさと授業行きなさい!」

校庭に集合らしい。
見回り当番の先生が、話し声に気付いたのか叫んでいるのが聞こえた。
「はーい」という明るいクラスメートの声。それにかぶさるように。

「……悪いけど私、そんな趣味はないから」

560 :

どうしよ、IDが、、、

561 = 496 :

>>560
QB乙

562 = 455 :

>>560
「落ち着いて。最終話以降のインキュベーターさんはキュゥべえであってもインキュベーターではないの
だから、ネ?落ち着いていいんだよ」

563 :

もしこの後まどかと付き合ってもいじめの対象にされちゃうんじゃ

564 = 500 :

まどか「……え」

一瞬、頭が真っ白になって。
けれど、なんとなくほっとする自分もいて。

まどか「(……そう、だよね。そうはっきり言ってくれたほうが、私だって……)」

諦めが、つくかも知れない。
今度こそ。

なのに。

「嘘よ」
「……え?」
「暁美さんって、どっちかっていうと女の子のほうが好きって聞いたことあるし」
「……誰に」
「誰かなあ、確か昨日、メールでさやかに聞いて」

まどか「(……さやかちゃん?どうしてそこにさやかちゃんが)」

565 :

>>560
どうしたクリスタルボウイ

566 = 500 :

「……意味がわからないわ、どうしてそんな」
「それに、暁美さんはずっとまどかちゃんのこと気にしてるって、そうも言ってたし」

まどか「……!?」

今度は、違う意味で身体がびくっと震えた。
さやかは一体、このクラスメートに何を言って……。

「でも喧嘩したって聞いたからチャンスかなって思って暁美さんにぶつかったんだけど」
「……」
「無理だったかあ、残念。ま、これからも同じクラスメートとして宜しくね」

たたたっ
軽い足音が遠ざかっていく。たった今、告白して振られた子だとは思えないくらい。

カリンッ
何かが投げつけられるような音がした。
それから、すすり泣く声が。

まどか「(……ほむらちゃん、また泣いてるの?)」

567 :

安定のさやかす

以前あった『魔法少女なんて~』でも似たことしてたな

568 = 500 :

けれど、まどかは動けずその声を聞くだけで。
扉一枚隔てて、きっとすぐ近くに、ほむらはいるのに。

まどか「(……今更、そんなこと聞いたって)」

せっかく、諦めきれると思っていたのに。
そんなことを聞いてしまったら、一体自分はどうすればいいのだ。

まどか「(……わからない、わからないよ)」

やがて、声が聞こえなくなる。
ほむらの足音が遠ざかっていく。

まどかはそっとトイレの扉を押すと、外に出た。
さっきあのクラスメートがほむらに押し付けたらしい何かの入った袋が、
ぐちゃぐちゃにされて、捨ててあった。

それを、拾い上げる。
あの告白が、本当に冗談半分だとわかるような中身。ほむらが投げ捨てたくなるのも
よくわかった。

手を洗い、トイレから出る。授業に出るつもりはなかった。
ただ、どこか一人になれる場所に――突然、名前を呼ばれる。

仁美「まどかさん?」

569 :

>>567
クラスメイトの相談に答えただけでカス扱いはいかがなものか

570 = 500 :

まどか「……仁美ちゃん」

仁美「どうしてサボったんですの、一時間目」

まどか「……仁美ちゃんこそ」

仁美「今日は女の子の日ですから、体育は腹痛で見学ですわ」

まどか「あ……そうなんだ」

仁美「ですから、ここであなたを待っていましたの」

まどか「いいの?そんなことして」

仁美「いいですわ、まどかさんが泣いてるって聞いていても立ってもいられなくなって」

多分、保健室からここへ来る途中、擦れ違ったクラスメートの誰かが、
まどかのことを仁美やさやかに知らせたのだろう。

仁美「突然ですけど……まどかさんは、暁美さんのこと、どう思ってますか?」

571 = 455 :

美人設定仁美キタコレ

572 = 500 :

まどか「……え?」

仁美「どうしても聞いておきたくて。好きか嫌いかの二択で答えて」

まどか「……」

まどか「好き、だよ」

仁美「そう、良かった」

まどか「……どうして」

仁美「あなたに、お節介したい人がいるそうですわ」

まどか「お節介……?」

仁美「今日の帰りは先に帰ってやるからな、って。その時にさっさと仲直りしとけよって」

まどか「……!」

まどか「……でも、私。ほむらちゃんは、そんな趣味ないって、だから……」

仁美「“そんなのわかんない!諦めつかないなら当たって砕けるしかないっつーの!”」

まどか「仁美ちゃん……?」

仁美「“あんたが友達のままでいいならそれでもいいけど、動くことが大事でしょ!”」

仁美「“あんたが一番、後悔しないで済む方法でさ!”」

573 = 455 :

仁…美…ちゃ…ん…?

574 = 569 :

さやかか

575 = 500 :

『誰かなあ、確か昨日、メールでさやかに聞いて』
『それに、暁美さんはずっとまどかちゃんのこと気にしてるって、そうも言ってたし』

仁美「私も実は、さっきの暁美さんたちの会話、聞いていたんですけど……」

仁美「きっと、作戦違ってもあの人のことだから、結果オーライって笑うんでしょうね」

まどか「……さやかちゃん」

仁美「ふふっ、さやかさんの言葉遣い、こんなのお母様たちに聞かれたら大変ですわ」

まどか「……うん、そうだよね」

仁美「まどかさん。あなたが一番後悔しないで済む方法は、私にはわかりませんけれど――」

仁美「……きっと、大丈夫ですわ。明日にはあなたがいつもどおりの笑顔を見せてくれるって、
   信じてますから」

まどか「……仁美ちゃん」

仁美「……私だって、本当はまだ怖いの」

まどか「……仁美ちゃん?」

仁美「こんなのずるいって、わかってます。けど、あなたと暁美さんが上手くいけば、
   私も……さやかさんとの関係を、自分達自身で否定しないで済むのかなって」

576 = 500 :

まどか「(……もしかして、仁美ちゃんとさやかちゃんは)」

仁美「……だから」

『……ま、最終的に決めるのはあんただけどね』
『同性として生まれたのは君たちのせいでも世界のせいでもなく運命、必然なんだよ。
  だとすると、君たちは、もちろん僕たちだって、それを受け入れることしか術はないんじゃないかな?』

『……好きなら仕方無いって、諦めちゃう』

まどか「(……もう、私には後がないんだ)」

だったら。
同性であることを受け止めて、好きなら仕方ないって諦めて。
それで――

“あんたが一番、後悔しないで済む方法でさ!”

まどか「(私が、一番後悔しないで済むこと――)」

まどか「……仁美ちゃん、私ね」

仁美「はい」

まどか「さやかちゃんに昨日も今日もごめんねって伝えて欲しいな、他に一緒に帰る人がいるから、って」

578 = 455 :

命の洗濯をソウルジェムの洗濯を

579 = 500 :

ごめん、展開がぐだってきた
ちょい離席、頭冷やしてきます

581 :

待ってるよー

582 = 493 :

なんだ書き溜めじゃなかったのか

588 = 435 :

狂気に満ちたAAだな

590 :

ハワイアンはやめろ

593 :

少しだけ書き溜めてきた、ぐだっててごめん
もう一気に完結させちゃいます、こんなエンドで申し訳ない……

596 = 593 :


三時間目、四時間目、昼休み……時間はだんだん過ぎていく。
チャイムが鳴るそのたびに、まどかの心臓は大きく鳴ってしまう。
そして、ほむらの姿を見るたびにその何倍も。

さやかとは、結局まだ何も話していない。
この前のことや、これまでのこと、あなたの気持ちを考えずに質問してしまって
ごめんなさいと、全部終わって吹っ切れてしまったらそう伝えよう。
まどかはそう思う。

気が付けば、今日最後の授業が終わって。
これで、今度こそお終い。
逃げたりなんか――しない。そう自分自身の心に、まどかは刻み付けた。

597 = 593 :

ざわざわとクラスメートたちが教室を出て行く。
さやかと仁美も。
さやかは振り向かずに、仁美はまどかを勇気付けるように微笑んで。

みんな、出て行ってしまう。
もしかして、とは思っていた。
もしかして、ほむらはいつも最後まで教室に残ってるんじゃないかと。
教室に、ほむらの姿はない。
けれどいつか見たように、ほむらの机にはまだ鞄があって。

まどか「……ほむらちゃん」

ほむらの机に、近付く。
手を、伸ばす。触れる、指先でそっと。何度も何度も繰り返して。

598 = 506 :

ほむほむほむほむ

599 = 593 :

「好き:という文字を、何度も何度もそこに画いて。

ガタッ
音が、した。

今度こそ、まどかは驚かなかった。
心臓がばくばくうるさく鳴っている。
それさえ無視して、まどかはほむらに笑いかけた。

まどか「ほむらちゃん、一緒に帰ろう」

―――――
 ―――――

600 = 593 :

ほむら「……まどか」

名前を、呼ばれた。
少し後ろを歩くほむらが、困惑した声で。

ほむらがこんなふうに戸惑う理由は、もちろんわかっていた。
朝のことも、昨日のことも、その前のことも。
だから敢えてまどかは何も言わなかった。

立ち止まる。


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