元スレまどか「ほむらちゃんが泣いてる……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
601 = 593 :
まどかはすうっと大きく息を吸い込んだ。
チャンスはもうない。
またあれこれ何かを考えて、怯えてしまう前に。
まどか「……ほむらちゃん」
ありったけの勇気を振り絞ったって足りない。
自分の中にある全部の気持ちを詰め込んで。
まどか「私ね、今日ほむらちゃんに嘘、吐いちゃった」
ほむら「え?」
まどか「本当は、あなたと友達になんかなりたくない」
ほむら「……!」
まどか「私、ほむらちゃんと、恋人同士になりたいの」
まどか「ほむらちゃんが、好きだから。友達としてじゃなくって、一人の女の子として」
602 = 432 :
時間かかってもいいからきれいに終わらせて欲しいな
603 :
もう遅い
今言って困らすんじゃない
604 = 459 :
わくてか
605 = 506 :
ホムラチャン!
606 = 432 :
それもそうだねごめん
607 = 493 :
もうテストは終わったんだろう?
それに明日からは休みだ
焦る必要などないよ
608 = 593 :
周囲には、誰もいなかった。
少し、声は震えてしまったかもしれない。けれど、思ったよりもちゃんと出て。
まどか「……なんて」
そう言って、笑う。
逃げないと決めたのに。結局最後、冗談のように締めくくってしまう。
だけど――それくらい、許して欲しい。
ほむら「……まどか」
やっぱり、怖かった。
ほむらの返事を聞くのが、怖いと思った。
言わなきゃ良かった。
後悔が、不意に襲ってくる。ほむらの表情は、逆光でよく見えなかった。
けれど、もう遅くて。
まどか「……ごめん、ね?困らせちゃうって、わかってた。気持ち悪いよね、おかしいよね」
まどか「……ほむらちゃん、そんな趣味ないって、言ってたもんね」
610 = 593 :
言ってしまった言葉はもう取り消せない。
そうだとわかって、言ってしまったのだから。
これで、ほむらにどんな目で見られたって、後悔なんて――ないはず。
涙だって、出てこない。
大丈夫。
ほむら「……違う」
まどか「……え?」
ほむら「……まどかが気持ち悪いなら、私だって、気持ち悪い……!」
まどか「……ほむら、ちゃん?」
ほむら「ずっとずっとまどかが好きで――!ずっとずっと、あなたに恋してた……!」
ほむらの声は、濡れていた。
涙が。泣けないまどかの代わりに、ほむらが泣いていて。
613 :
えんだあああああああああああああああああああ
614 = 593 :
まどか「だけど、そんな……!」
ほむら「……私が、おかしいから。そんなはずないって、ずっとずっと」
まどか「でもほむらちゃん、そんな趣味ないって、そう言ってた!」
ほむら「……ないわ」
まどか「……!じゃあ……」
ほむら「あなた以外で、私はそんな趣味、ない……から」
615 = 603 :
キマシタワー!
616 = 609 :
えんだあああああああああああ
618 = 506 :
ほむ
619 = 495 :
いやぁぁあああああああああうぃるおおるうぇいずらぁびゅぅうううううううううああ
620 = 567 :
最近ほむマミに浮気してたけどやっぱりこっちが王道ね!
621 = 593 :
赤い夕日が、ほむらとまどかを照らしていて。
それに負けないくらい、まどかもほむらも赤くなっていて。
まどか「……」
ほむら「……」
沈黙。
どうすればいいかわからなかった。
嬉しくて、こそばゆくて、恥ずかしくて。
けど、覚悟していた悲しみや辛い気持ちは何にもない。
まどか「……ほむら、ちゃん」
ほむら「……」
ほむらの泣き声が、小さく頷きに変わる。
本当に好きで好きで仕方なくって。愛しい。まどかはそう思った。
まどか「……私たち、女の子同士だよ」
ほむら「……」
わかってる、そういうように、ほむらは頷く。
涙を拭いながら。
622 = 459 :
まどほむ!
624 :
ほむううううううううううううううううううううううううううううううううん!!!!
625 :
ほむほむぅぅぅぅぅぅ!
626 = 593 :
まどか「……女の子同士で、だけど」
ほむら「……」
一歩、二歩。
ほむらに近付く。肩が、震える。まどかの手も。
それでも、震える手でほむらの涙をそっと払って。
まどか「……こんなに、好きなの」
涙声に、変わってしまう。
泣かない。決めていたはずなのに。結局、まどかも泣いてしまう。
好きすぎて、苦しくて。
627 = 613 :
ほ、ほ、ほむほむぅうううううううううう!!
628 = 593 :
ほむら「……まどか」
まどか「でも、ほんとはいけないんだよ、こんなの……」
ほむら「……うん」
まどか「でも、でもね、……ほむらちゃん」
震えた手のまま、ほむらを、抱き寄せて。
もう、ほむらは抵抗しなかった。
それが嬉しくて、ぎゅっと抱き締めて。
まどか「……ほむらちゃんが泣いてるとき、ずっと側にいたいよ。ずっと側にいて、
大丈夫だよって、こうして抱き締めてあげたい。泣かないで、って言ってあげたい」
ほむら「……うん」
まどか「ずっとずっと、ほむらちゃんの、一番大好きな人になりたいの」
まどか「……いい、かな」
629 = 593 :
こくり。
ほむらが、まどかの腕の中で頷く。
ほむら「……でも、私も」
まどか「……え?」
ほむら「まどかの、涙を拭いてあげられるような、そんな人になりたい」
まどか「……うん」
微笑んで、頷いて。
ただ、今感じるお互いの温もりが嬉しくて。
女の子同士だと、わかっていても。
やっぱり愛しい。
これからのことだって、何があるかわからない。
それでも――
まどか「……大好き」
堪えきれずに、呟いてしまう。
終わり
630 = 603 :
乙!ハラショー!
632 = 593 :
ここまでスレが伸びたの初めてで……ぐだってしまい申し訳ない
せっかくスレ半分切ったので、少し休憩挟んで以前書けなかったマミ杏かほむら視点の後日談を
書く予定です
三日間支援保守ありがとうございました!
633 = 450 :
乙かれの理
634 = 483 :
「暗黒面に堕ちた天皇まどかを倒し日本に真正の天皇を打ち立てる」
ほむらはさやかを皇居に差し向け、まどか暗殺を実行しようとするが側近の上条により阻止されてしまう。
635 = 567 :
乙
これはよかった
636 = 459 :
乙!にやにやが止まらなかった
639 = 435 :
落ちずに最後まで見れて良かった
やっぱほむまどの組み合わせは最強だな
本編見て無いけど
640 = 506 :
乙ー
面白かったよ
641 :
乙とは言わん
さぁまだ300レス超あるんだ さや仁も
643 = 432 :
乙
悩んでるところがきちんと描かれてて良かった
また時間があれば何か書いてくれるとうれしいです
644 = 483 :
乙ー!
こんどは皇位争いでバトルする、まどほむをお願いしたい。
645 = 493 :
乙
後日談期待
646 = 483 :
乙ー!
こんどは皇位争いでバトルする、まどほむをお願いしたい。
649 = 483 :
>>647
は?
別にいいだろ?
お願いしたって
650 :
>>647
そっとしといてやれよ
ネットDE真実デビューした新米ネトウヨかなんかだろ
みんなの評価 : ★★★×6
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