元スレほむら「私はただ貴女とずっと一緒にいたかった」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
253 = 103 :
先生「転校生の暁美ほむらさんです、暁美さんは今まで入院をしていましたので、そこらへんを踏まえて皆さん接してください」
ほむら「暁美ほむらです、これからよろしくお願いします」
先生「では、あの空いている席に行ってください」
ほむら「……はい」
先生「えーこれはめんどくさいので公式を使う事により──」
ほむら「………」
……今回は静かだと思っていたのだけど…どうやら美樹さやかは別のクラスのようね…、まどかはいるみたいだし別に問題はないのだけれど。
…いえ、むしろコレはまどかと二人きりになる口実を作るのに最適な状況と考えられるのか…、これは有効活用しなくては…。
254 = 186 :
ずっと入院してた転校生が居るのに「めんどくさいので公式を使う」とは何たるクズ教師
255 = 103 :
────────────────────────────────
ほむら「鹿目…さんよね」
まどか「え…うん、どうしたの?暁美さん」
ほむら「貴女が保険委員だって聞いたの、だから保健室の場所を教えてほしくって…」
まどか「ああ、そうだね!いいよ、教えてあげる。ついてきて!」
ほむら「ええ、ありがとう」
…やっぱり最初はこれしかないわね……我ながらレパートリー無さすぎだと思うけど…
……でも、前回とは違うわ。ここから先……保健室周りは人が少なかった。そこが勝負よ…!!暁美ほむら!!
まどか「…着いたよ、ここが保健室。道順分かった?」
ほむら「ええ、ばっちりよ。ありがとう」
まどか「そっか、じゃあまたね」
ほむら「……待って」
256 = 150 :
果たして信じてもらえるのか
257 = 103 :
まどか「? 何かな、暁美さん」
ほむら「…少し話したい事があるの、いいかしら」
まどか「うん、いいよ?」
ほむら「……今から突拍子もないこと言うのだけれどちゃんと……聞いてくれるかしら」
まどか「???」
ほむら「……私、未来から来たの」
まどか「……え?」
262 = 103 :
まどか「えーっと……どういうこと…なのかな」
ま、そうよね……今日初めて会った人にいきなり未来から来たなんて言われても…誰だってそんな顔するわよね…。でも…。
ほむら「私の言う事……信じていないのでしょう?」
まどか「え……まぁ、それは……そうか…な」
ほむら「いいでしょう…。なら、私が未来から来た証明をするわ…。今日お昼二人きりで一緒に食べましょう、…その時私が未来から来た事を証明してあげるわ」
まどか「……うん、わかった。お昼だね、いいよ暁美さん」
ほむら「……ええ、お昼よ」
まどか「うん、じゃあ教室戻るね。また教室で」
ほむら「ええ、また……」
ほむら「………ふぅ」
……なんとかなったわ…。あの空気に耐えられなくてお昼に時間延ばしちゃったけど、結果的にGOODなよりいい感じになった……。でも、やっぱり性格は……根がもう引っ込み思案すぎて参っちゃうわ…。
それに、多分あんなんでも成功したのは……まどかの性格のおかげよね…。例えば…もしあれが美樹さやかだったりでもしたら──
263 = 150 :
相変わらずさやかの扱い悪いなwww
264 = 109 :
もしかしてもう青ってるんじゃ
265 = 103 :
~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「私、未来から来たの」
さやか「ふーん……は?」
ほむら「えっと……だから」
さやか「へぇ~?未来から…?……くくく…あーはははっはっはっは!!!」
ほむら「あ…あの」
さやか「未来から来たの?あんた!っくく……そりゃすごいねー未来からねぇー…あっはっは!!」
ほむら「……」
さやか「くっくっく……あんた、意外とユニークなこと言ってくれんじゃん…ぷぷ…その話詳しく言ってみ?………くくく、あー!!!やっぱり駄目!!おかしー!!」
ほむら「……うう……」
~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「う…」
これは……恐ろしいわ…。容易に想像できるし……多分、一撃で心が折れる……。
やっぱり、まどかは優しいのね……。今にして思えば、今の状態の私って、誰から見たって電波女そのものだもの…。
ま、でもこれからあの事をまどかに言えば……って思ってるけど、今思えばこの事って格段大したことじゃないような気が……まどかがあんなに真剣に教えてくれたけど…。
…でも、アレって貴女にとってそこまで重要なことなのかしら……ホントに大丈夫よね?……まどか…。
266 :
さやかちゃんはプルコギ可愛い
267 = 217 :
ドラマCDのさやかもいいキャラしてた
268 = 260 :
例の秘密とやらがもうすぐ明らかになるのか。楽しみ
269 = 246 :
みんなは魔法少女可愛い
270 = 261 :
271 = 103 :
────────────────────────────────
先生「では授業を終わります」
ほむら「………」
ああああ!!つ…ついに昼休みが来てしまったわ…。うう…一度不安になってしまった所為で全然授業も聞けなかった……。途中、まどかをずっと凝視してたりしてたし…気づかれて無いわよね……。
と…とりあえずっ!ま、まどかを誘わなくてはならないわ……。落ち着くのよ、落ち着いて、落ち着け……。
ほむら「……」
まどか「ん?」
ほむら「……まっ!まどきゃ!!」
まどか「………え?」
ほむら「ぁ…ぅ……」
ああ……やってしまった…。しかも、何故に呼び捨て……私まだ、まどかを名前で呼ぶような関係じゃないでしょうが…。
まどか「…あっそっそうだよね!暁美さん、行こっか!」
ほむら「え…」
まどか「ほらほら、食堂はこっちだよ!ついてきて」
……ああ、そうか。私の失態をごまかそうとしてくれているのか。……この子は、ホントに…。
272 = 186 :
実はまどかのまんまんはアワビだった!!!
273 = 150 :
>>272
そのまどかは保険係じゃなくてベルマーク係だからね
274 = 111 :
続きが、始まっている・・・だと・・・!?
くっそ何で起こしてくれなかったんだよ!
275 = 103 :
まどか「もう大丈夫だよ」
ほむら「ごめんなさい…」
まどか「あはは、いいよべつに。…まぁいきなり名前で呼ばれた時はビックリしちゃったけどね…、ふふ…しかも噛んでたし」
ほむら「……本当に迷惑かけてしまったわね」
まどか「いいよそんなこと…。それよりも…」
ほむら「………そうね、さっそくだけど本題に入るわ」
まどか「…うん」
ほむら「私は未来から来た、それをあることで証明するわ。…そして、もし貴女がそれを信じてくれたら…協力してほしいの」
まどか「……協力?」
ほむら「…そうよ、協力。…でも、まずその前に証明するわね」
まどか「うっ…うんそうだね。…でも、どうやって?」
ほむら「そうね…、…貴女の秘密を言い当てるわ」
まどか「私の…秘密?」
ほむら「ええ、未来の貴女から聞いた……誰にも言ってない貴女の秘密」
276 :
時間軸によって違いがあるなら
詰んでるんじゃね?
280 :
ほむぅ…
281 :
ホムッ
282 = 103 :
……でも、本当に大丈夫なのかしら…。このまどかの秘密って…私からすれば別に…いや、全然大した事じゃないような気がするけど…。
…いえ、信じましょうまどかを。というかもうなんとでもなればいいわ。
ほむら「……………くりーむ君」
まどか「!!!!」
ほむら「……聞き覚えがあるみたいね」
まどか「どっどうしてそれを……」
ほむら「……未来の貴女が言っていたのよ。ウサギのくりーむ君」
ほむら「貴女が一番大切にしてるぬいぐるみで、唯一名前を付けてるものだって」
まどか「あう……それ、誰にも教えた事ないのに…」
ほむら「あと密かに貴女がダメ鬼っていうシリーズの物を集めている事も言っていたわね」
まどか「ええええ……それも誰にも言った事、ないのに」
……口にしては見たけど、これって………本当に大丈夫なの…?
ほむら「……えっと……それだけ…なんだけど」
283 = 244 :
しょぼっ!?
284 = 280 :
ウェヒ…?
285 = 111 :
でもなんかかわいいなぁもう!
286 = 281 :
ほむ?
287 :
氷川きよし写真集はー
288 = 119 :
かわいい秘密だなおいww
まあ、まどかっぽいけど
289 = 103 :
まどか「……そっか、何かすごいね…。ホントにそれ、誰にも言った事ないのに」
ほむら「……ねえ、これって本当に秘密の事…なの?」
何聞いてるのかしら私…。前回のまどかに聞かなくちゃ意味ないじゃないの。
まどか「えっ!!それはもう!秘密も秘密だよ!!恥ずかしいし!」
ほむら「でも、コレクションなんて……誰でもやるようなもんだと思うし…名前だって」
まどか「う…でも、私もう中学生だし……ぬいぐるみに名前付けてるとか…恥ずかしいかなって」
ほむら「じゃあコレクションの方は…?」
まどか「…ダメ鬼ってさ、すごい不人気でさ……みんな気持ち悪いって言うんだよね…あんなに可愛いのに」
ほむら「……そう」
まったく知らないんだけど……そういうものなのかしら…ってそうじゃなくて!
ほむら「じゃっ…じゃあ……信じてくれる…?」
290 = 280 :
くりーむ君ってグレートヒェンちゃんみたいな人形なのかな
291 = 281 :
だが断る
292 = 150 :
実はまどかはUFOキャッチャーで取った人形にトレホ君って名前をつけてるんだけどね
ひょっとしたら商品名かもしれんけど
293 = 103 :
まどか「え……そうだよね……でも…」
まどか「信じたいんだけど……なんか実感湧かないっていうか…何というか…」
ほむら「……そう」
まどか「あっでっでも!!まだ私暁美さんのことそんなに知らないし…もう少し経ったら信じられるようになるかもしれないから…」
ほむら「まどか…」
まどか「……だから、出来る限り協力はするよ。暁美さん」
ほむら「……ありがとう」
まどか「……ふふ、それにまた私を名前で呼んでるね」
ほむら「あっ!!ごっごめんなさい」
まどか「……ううん、いいよ別に。…それよりも私も暁美さんのこと…ほむらちゃんって呼んでもいいかな」
ほむら「……もちろん」
まどか「うん、じゃあこれからもよろしくね。ほむらちゃん」
ほむら「…うん、よろしく。…まどか」
295 = 266 :
このまま関西に引っ越せばいいんじゃね?
296 = 280 :
ほむぅ…
297 = 103 :
────────────────────────────────
まどか「でも、協力って?何すればいいのかな?」
ほむら「…そうね、巴マミって先輩がいるでしょう」
まどか「う…うん、よく知ってるね」
ほむら「未来から来たからね」
まどか「あっ…そっか、そうだったね」
ほむら「今はその人と仲良くしててくれてもらえればそれでいいわ」
まどか「…それだけ?」
ほむら「……今は…ね」
まどか「それなら、もう大丈夫だよ!マミさんとはもう仲良しだもん!」
ほむら「そう、それはよかったわ」
298 = 281 :
ホム、ホム。
299 = 111 :
さあ正露丸なり赤玉なり飲むんだ
300 = 103 :
ほむら「そう、それはよかったわ」
まどか「…でも、一体何の協力なの?」
ほむら「……それを貴女に理解してもらうには、私の現実を理解してもらわなければいけないわ」
まどか「…ほむらちゃんの現実…?」
ほむら「そう…、私だけの現実。でもそれは…まだ今の貴女には理解できないわ」
まどか「そうなんだ……」
ほむら「……でも、近い未来貴女は知ることになる。…その時に全てを話すわ。……だから、今はこれだけ」
まどか「うん……よく分からないけど…分かったよ」
ほむら「うん…、ごめんね」
まどか「ううん…、仕方ないよ。…でも」
ほむら「?」
みんなの評価 : ★★★
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