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元スレ杏子「さやかの為にバイトする」
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杏子「こん中か……うおっ……すげぇ熱気だな。感度は切っといた方がいいなこりゃ」
杏子「さて……棒はっと……」
ピコンピコン
杏子「!? ソウルジェムに反応……ってことはまさか……」
景色が一気に群青色に変わる。
子供が書きなぐった絵のような空間が目の前に展開される。
杏子「魔女空間……なるほど、確かにこいつはうってつけのバイトってわけか」
ソウルジェムを手のひらで掲げると一気に光を放ち、杏子の姿を変えていく。
杏子「そう言えば久しぶりだな、魔女退治」
思えばこれもバイトと言えなくもない。
ただこれは誰からも誉められることもなく、誰からも怒られることはない。
ただ孤独に戦い続けるだけ……きっとどんなバイトより辛いだろう。
杏子「それでも私は……」
このバイトをやめるつもりはない。
眼前に槍を立てる。
杏子「さやかの為に戦い続ける」
杏子「さて……棒はっと……」
ピコンピコン
杏子「!? ソウルジェムに反応……ってことはまさか……」
景色が一気に群青色に変わる。
子供が書きなぐった絵のような空間が目の前に展開される。
杏子「魔女空間……なるほど、確かにこいつはうってつけのバイトってわけか」
ソウルジェムを手のひらで掲げると一気に光を放ち、杏子の姿を変えていく。
杏子「そう言えば久しぶりだな、魔女退治」
思えばこれもバイトと言えなくもない。
ただこれは誰からも誉められることもなく、誰からも怒られることはない。
ただ孤独に戦い続けるだけ……きっとどんなバイトより辛いだろう。
杏子「それでも私は……」
このバイトをやめるつもりはない。
眼前に槍を立てる。
杏子「さやかの為に戦い続ける」
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http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1304056935/
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1304056935/
先輩「まさか……!」
男「嘘……だろ?」
杏子「こいつで全部だ。全く……(ちょっと手ぇ溶けたじゃねぇか。復元すんのだって大変なんだぞ)」
先輩「お、おいっ! 現場監督に報告だ!!!」
男「ああっ!!! 杏子ちゃんあんたすげぇよ!!! 日本の英雄だ!!!」
杏子「私が……英雄?」
先輩「日本は救われた!!! 佐倉杏子という少女によって!!!」
男「魔法だ……! あんたは魔法少女だ!!!」
杏子「なんかよくわかんねぇけど……照れるじゃねぇか///」
後に、福島原発の奇跡と名付けられたこの出来事は、日本中に広まることになる。
しかし、当の本人はそれを知るよしはない。
男「嘘……だろ?」
杏子「こいつで全部だ。全く……(ちょっと手ぇ溶けたじゃねぇか。復元すんのだって大変なんだぞ)」
先輩「お、おいっ! 現場監督に報告だ!!!」
男「ああっ!!! 杏子ちゃんあんたすげぇよ!!! 日本の英雄だ!!!」
杏子「私が……英雄?」
先輩「日本は救われた!!! 佐倉杏子という少女によって!!!」
男「魔法だ……! あんたは魔法少女だ!!!」
杏子「なんかよくわかんねぇけど……照れるじゃねぇか///」
後に、福島原発の奇跡と名付けられたこの出来事は、日本中に広まることになる。
しかし、当の本人はそれを知るよしはない。
杏子「あれだけ頑張って10万か……まあ一日しか働いてないしな……よしとするか」
杏子「あの日から何かちょっと具合わりぃな……なんでだろ」
杏子「まあいっか……さやか……さやか……さやかの顔が見たい」
杏子「さや……か」バタリ
杏子「あの日から何かちょっと具合わりぃな……なんでだろ」
杏子「まあいっか……さやか……さやか……さやかの顔が見たい」
杏子「さや……か」バタリ
さやか「……」
杏子「ん……」
さやか「あ、起きた?」
杏子「さやか……」
さやか「あんた私の家の前で倒れてたんだよ?
遊びに来るなら来るで普通に来いっての」
杏子「わりぃ……世話かけたな」
さやか「ううん。それよりあんたのこと見直した」
杏子「えっ……」
さやか「マミさんから聞いたんだけどあの原発って魔女が住み着いてたから悪い方悪い方に行ってたらしいんだ。
それをあんたが倒してよくわかんないけど直しちゃったんでしょ?
あんた日本の英雄だよ」
杏子「……そっか」
さやか「もっと喜びなよ! みんなの為になれたんだよ!?」
杏子「私はただ……さやかに美味いもん食わすためにバイトしただけだからさ。
そんな大それたことしたつもりないんだ」
さやか「杏子……」
杏子「ん……」
さやか「あ、起きた?」
杏子「さやか……」
さやか「あんた私の家の前で倒れてたんだよ?
遊びに来るなら来るで普通に来いっての」
杏子「わりぃ……世話かけたな」
さやか「ううん。それよりあんたのこと見直した」
杏子「えっ……」
さやか「マミさんから聞いたんだけどあの原発って魔女が住み着いてたから悪い方悪い方に行ってたらしいんだ。
それをあんたが倒してよくわかんないけど直しちゃったんでしょ?
あんた日本の英雄だよ」
杏子「……そっか」
さやか「もっと喜びなよ! みんなの為になれたんだよ!?」
杏子「私はただ……さやかに美味いもん食わすためにバイトしただけだからさ。
そんな大それたことしたつもりないんだ」
さやか「杏子……」
杏子「これ……さ、一生懸命働いて作った金なんだ。
さやかの為にって……だから……これで美味いもん買ったらさ……今度は食べてくれるよな……?」
さやか「……当たり前だよ。一緒に食べよ、杏子」ニコッ
杏子「はは……やった……さやかの……笑顔……見れた」
さやか「……あんたまさか!」
さやかが杏子のポケットをまさぐると、ドス黒くなったソウルジェムが今にも砕けそうにピシピシと音を立てている。
さやか「グリーフシードは!? 早く出して! じゃないと……」
杏子「もう……遅い。これはあんたが使いな」
杏子は懐から5つのグリーフシードをさやかに渡す。
さやか「なんで……こんなに」
さやかの為にって……だから……これで美味いもん買ったらさ……今度は食べてくれるよな……?」
さやか「……当たり前だよ。一緒に食べよ、杏子」ニコッ
杏子「はは……やった……さやかの……笑顔……見れた」
さやか「……あんたまさか!」
さやかが杏子のポケットをまさぐると、ドス黒くなったソウルジェムが今にも砕けそうにピシピシと音を立てている。
さやか「グリーフシードは!? 早く出して! じゃないと……」
杏子「もう……遅い。これはあんたが使いな」
杏子は懐から5つのグリーフシードをさやかに渡す。
さやか「なんで……こんなに」
杏子「貯めてたんだ……もうさやかが辛い思いしなくていいように……って」
さやか「バカ……そんなことしてあんたが死んだんじゃ意味ないじゃないっ……!」
さやかはその一つを杏子のソウルジェムに当てるも反応しない。
さやか「なんで……なんでよ!?」
杏子「さやか」
さやか「なんで……そんな顔してんのよ……あんた……もう……」
杏子「誰かの為に何かをするってことは確かに良いことだ……けどな、そんな自分は誰にも見られてない、思われてないなんて思うな」
さやか「杏子……」
杏子「自分を大切にしろ。誰でもない、あんたが救いたいっていう人達の為にも……」
さやか「あんたが言えるセリフじゃないでしょうが……バカぁ……!」
さやか「バカ……そんなことしてあんたが死んだんじゃ意味ないじゃないっ……!」
さやかはその一つを杏子のソウルジェムに当てるも反応しない。
さやか「なんで……なんでよ!?」
杏子「さやか」
さやか「なんで……そんな顔してんのよ……あんた……もう……」
杏子「誰かの為に何かをするってことは確かに良いことだ……けどな、そんな自分は誰にも見られてない、思われてないなんて思うな」
さやか「杏子……」
杏子「自分を大切にしろ。誰でもない、あんたが救いたいっていう人達の為にも……」
さやか「あんたが言えるセリフじゃないでしょうが……バカぁ……!」
杏子「じゃあな、さやか。飯はまた今度……さ」
杏子がおもむろに立ち上がる。
手にはドス黒くなった自分自身を抱えて、絶望を撒き散らす前に終わらせる気だろう。
さやか「行かないでっ……杏子ぉっ!!!!」
杏子「大丈夫。あんたをひとりぼっちになんかさせないさ」
杏子「ずっと見てるからな、さやか」
さやか「うぅ……んっ……私も……ずっと杏子のことを思ってるから……!
絶対絶対……忘れたりしないから……っ!」
杏子「約束だからな、さやか」ニコッ
─────────
杏子がおもむろに立ち上がる。
手にはドス黒くなった自分自身を抱えて、絶望を撒き散らす前に終わらせる気だろう。
さやか「行かないでっ……杏子ぉっ!!!!」
杏子「大丈夫。あんたをひとりぼっちになんかさせないさ」
杏子「ずっと見てるからな、さやか」
さやか「うぅ……んっ……私も……ずっと杏子のことを思ってるから……!
絶対絶対……忘れたりしないから……っ!」
杏子「約束だからな、さやか」ニコッ
─────────
うわあああああああああああああああああああああああああああああああ
マントを翻しながら一気に畳み掛ける。
さやか「はぁっ!!!」
キィン……と金属が弾き合った音が何もない空間に響き渡る。
その間隔はどんどん短くなり、やがて二つの影の間に火花を散らす。
魔女「!!!」
接近戦は不利と見て後方に飛ぶ魔女、
さやか「逃がすかァ!」
それを見て素早くマントを一振りし、形や形状の違う刃物を具現化させる。
それを抜く、という作業と、投げる、という作業ほぼ同時で行い、更にそれらは正確に魔女を捉えて行く。
12本目が刺さった頃だろうか、魔女空間は静かに消えていった。
さやか「はぁっ!!!」
キィン……と金属が弾き合った音が何もない空間に響き渡る。
その間隔はどんどん短くなり、やがて二つの影の間に火花を散らす。
魔女「!!!」
接近戦は不利と見て後方に飛ぶ魔女、
さやか「逃がすかァ!」
それを見て素早くマントを一振りし、形や形状の違う刃物を具現化させる。
それを抜く、という作業と、投げる、という作業ほぼ同時で行い、更にそれらは正確に魔女を捉えて行く。
12本目が刺さった頃だろうか、魔女空間は静かに消えていった。
さやか「ふぅ……」
グリーフシードを拾い上げると息をつく。
景色はさっきまでいた公園に戻っており、そこにいた子供達も何事もなかったかのように遊びを継続させている。
さやか「お腹減ったな……あ」
ふと辺りを見渡すとちょうどいいことにこじんまりとした屋台が目に入った。
あまりの空腹からか何の店かも確認せずに暖簾から顔を出すさやか。
さやか「あの~」
たい焼き屋の親父「あいよ」
さやか「(たい焼きか)二ついいですか?」
たい焼き屋の親父「あいよ」
グリーフシードを拾い上げると息をつく。
景色はさっきまでいた公園に戻っており、そこにいた子供達も何事もなかったかのように遊びを継続させている。
さやか「お腹減ったな……あ」
ふと辺りを見渡すとちょうどいいことにこじんまりとした屋台が目に入った。
あまりの空腹からか何の店かも確認せずに暖簾から顔を出すさやか。
さやか「あの~」
たい焼き屋の親父「あいよ」
さやか「(たい焼きか)二ついいですか?」
たい焼き屋の親父「あいよ」
さやか「あっつ……」
出来立てのたい焼きを口にほうばると一気に蒸せた。
外とこのたい焼きの温度差はどのぐらいあるのだろうか、そんなことを考えながらモシャモシャとたい焼きをほうばって行く。
女の子「」ジー
さやか「ん?」
視線を感じて振り返ってみると、そこには先ほどから遊んでいた女の子の姿があった。
視線は真っ直ぐ私の手に持っているそれに向けられている。
女の子「」ジー
さやか「……ふふ」
私はその赤髪の女の子の頭をわしゃわしゃと撫で回した後、
さやか「くうかい?」
誰かさんみたいに、そう言った。
杏子英雄END
出来立てのたい焼きを口にほうばると一気に蒸せた。
外とこのたい焼きの温度差はどのぐらいあるのだろうか、そんなことを考えながらモシャモシャとたい焼きをほうばって行く。
女の子「」ジー
さやか「ん?」
視線を感じて振り返ってみると、そこには先ほどから遊んでいた女の子の姿があった。
視線は真っ直ぐ私の手に持っているそれに向けられている。
女の子「」ジー
さやか「……ふふ」
私はその赤髪の女の子の頭をわしゃわしゃと撫で回した後、
さやか「くうかい?」
誰かさんみたいに、そう言った。
杏子英雄END
えんだああああああああああああああああああああああああああああああ
感動的だけども!
次の時間軸に行って!!
2人とも生かしてあげて!!!
次の時間軸に行って!!
2人とも生かしてあげて!!!
ほむら「私とまどかが出ないENDなんて認めない」キリッ
ガシャーン
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↑↓↑まどか↓↑↓
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ガシャーン
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↑↓↑まどか↓↑↓
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杏子「あれ? なんか見覚えあるなここ……」
杏子「まあいっか。そんなことよりバイトだバイト!」
杏子「そろそろ飲食店とかやってみて~な~」
杏子「そろそろ? 何言ってんだよまだ何もしてないだろ私は」
杏子「さ~て何にしよっかな」
>>348
杏子「まあいっか。そんなことよりバイトだバイト!」
杏子「そろそろ飲食店とかやってみて~な~」
杏子「そろそろ? 何言ってんだよまだ何もしてないだろ私は」
杏子「さ~て何にしよっかな」
>>348
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