私的良スレ書庫
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元スレ姉「もう、弟君ったらお弁当忘れてる…」

みんなの評価 : ★★
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姉「今日はありがとうございました、せっかくの休日でしたのに…」
妹「いいえ、姉さんといっぱいお話できて嬉しかったです!」
弟「俺は特にやることもないしな」
姉「そうでしたか…あまり気を遣わなくていいですからね…」
妹「私は全然OKなので!それに姉さんとお話しするの楽しいですから!」
弟「それじゃあ今日は帰るから、ゆっくり休むんだぞ」
妹「また来ますね!」
姉「はい、ありがとうございました」ペコリ
ガラガラガラ
妹「姉さん寂しそうだったね」
弟「そうだな、何も思い出せないから余計に寂しいんだろう」
妹「なんとか元気にしてあげたいです…」
弟「焦らずに、少しずつやっていこう」
妹「はいっ!」
妹「いいえ、姉さんといっぱいお話できて嬉しかったです!」
弟「俺は特にやることもないしな」
姉「そうでしたか…あまり気を遣わなくていいですからね…」
妹「私は全然OKなので!それに姉さんとお話しするの楽しいですから!」
弟「それじゃあ今日は帰るから、ゆっくり休むんだぞ」
妹「また来ますね!」
姉「はい、ありがとうございました」ペコリ
ガラガラガラ
妹「姉さん寂しそうだったね」
弟「そうだな、何も思い出せないから余計に寂しいんだろう」
妹「なんとか元気にしてあげたいです…」
弟「焦らずに、少しずつやっていこう」
妹「はいっ!」
――
友「おう、昨日は妹が世話になった」
弟「いや、俺も助かった」
友「妹が帰ってきていきなり泣くから何事かと思ったぞ」
弟「帰り道で既に泣きそうだったからな…」
友「そうか…」
弟「まぁ病室で泣かなかったのは偉かったな」
友「流石に病室で泣き出したら姉さんびっくりするだろう」
弟「それもそうだな、その内また一緒にいくかな」
友「おう、昨日は妹が世話になった」
弟「いや、俺も助かった」
友「妹が帰ってきていきなり泣くから何事かと思ったぞ」
弟「帰り道で既に泣きそうだったからな…」
友「そうか…」
弟「まぁ病室で泣かなかったのは偉かったな」
友「流石に病室で泣き出したら姉さんびっくりするだろう」
弟「それもそうだな、その内また一緒にいくかな」
――
コンコン
弟(寝てるのかな)
カラカラカラ
姉「すぅ…すぅ…」
弟(今日は少し顔色がいいな)
弟(…見てると安心する)
――
姉「お姫様は王子様のちゅーで目覚めます…」
弟「王子様は現れないままお姫様は永遠の眠りにつきました、めでたしめでたし」
姉「そんな昔話ないよ!」
弟「さっさと着替えてこい、遅刻するぞ」
姉「ちゅーしてくれないとやだあ」
姉「ねぇ、キス…して」
――
弟(ん、寝てた…か)
弟(キス…か)
コンコン
弟(寝てるのかな)
カラカラカラ
姉「すぅ…すぅ…」
弟(今日は少し顔色がいいな)
弟(…見てると安心する)
――
姉「お姫様は王子様のちゅーで目覚めます…」
弟「王子様は現れないままお姫様は永遠の眠りにつきました、めでたしめでたし」
姉「そんな昔話ないよ!」
弟「さっさと着替えてこい、遅刻するぞ」
姉「ちゅーしてくれないとやだあ」
姉「ねぇ、キス…して」
――
弟(ん、寝てた…か)
弟(キス…か)
姉「すー…すー…」
スッ
弟(まぁこれで思い出したらいくらでもするけどな…)
姉「んぅ…ん」
弟「ああ、起こしちゃったか」
姉「弟…さん」
弟「おはよう」
姉「…弟さん、何か悲しいことでもあったんですか?」
弟「…え?」
姉「涙を流してるので…、何かあったのかと…」
弟「気付かなかった…」
姉「そうですか…、何か困ってることがあったら言ってくださいね…」
弟「ああ、ごめんな、心配させて…」
スッ
弟(まぁこれで思い出したらいくらでもするけどな…)
姉「んぅ…ん」
弟「ああ、起こしちゃったか」
姉「弟…さん」
弟「おはよう」
姉「…弟さん、何か悲しいことでもあったんですか?」
弟「…え?」
姉「涙を流してるので…、何かあったのかと…」
弟「気付かなかった…」
姉「そうですか…、何か困ってることがあったら言ってくださいね…」
弟「ああ、ごめんな、心配させて…」
弟「じゃあ、今日は帰るから…」
姉「待ってください!」
弟「ん、どうした」
姉「もう少しだけ…お話しませんか?」
弟「俺は大丈夫だけど…」
姉「ここだと看護婦さん来たら怒られちゃうので中庭に行きましょうか…」
弟「暖かくしていけよ、今日は少し冷えるから」
姉「ありがとうございます」
姉「待ってください!」
弟「ん、どうした」
姉「もう少しだけ…お話しませんか?」
弟「俺は大丈夫だけど…」
姉「ここだと看護婦さん来たら怒られちゃうので中庭に行きましょうか…」
弟「暖かくしていけよ、今日は少し冷えるから」
姉「ありがとうございます」
――
姉「ちょっと悪い子ですね」
弟「ばれなきゃいいんだよ」
姉「くすくす」
弟「それで、話って何だ?」
姉「あ、いえ…特にお話することは考えていなかったんですが…」
姉「一緒に居ると落ち着くし、安心しますので…」
弟「そうか…」
姉「記憶を失う前の私もこうやって安心してたのかなって思います」
弟「まぁ…抱きついてきたり、一緒に寝に来たりしてたな…」
姉「…本当ですか?」
弟「ちょっと恥ずかしかったか?」
姉「…ちょっと…だけ」
弟「とても恥ずかしそうに見える」
姉「ちょっと悪い子ですね」
弟「ばれなきゃいいんだよ」
姉「くすくす」
弟「それで、話って何だ?」
姉「あ、いえ…特にお話することは考えていなかったんですが…」
姉「一緒に居ると落ち着くし、安心しますので…」
弟「そうか…」
姉「記憶を失う前の私もこうやって安心してたのかなって思います」
弟「まぁ…抱きついてきたり、一緒に寝に来たりしてたな…」
姉「…本当ですか?」
弟「ちょっと恥ずかしかったか?」
姉「…ちょっと…だけ」
弟「とても恥ずかしそうに見える」
姉「私の中で弟さんってとても大切な存在だったんですね…」
弟「俺は今まで酷い事しかしてなかったからな…」
姉「…」
弟「もう少し姉の気持ちとか、そういうの素直に受け止めてたら違ったのかなって」
弟「最近になってそんなことを考えるようになってな…」
姉「では…」
弟「そりゃまあ…少し恥ずかしいのはあるけどな…」
姉「では…、少し胸をお借りしてもいいですか…?」
弟「え…」
姉「あ、いえ、その、嫌でしたら、別に大丈夫ですので…」
弟「馬鹿姉…」
きゅ
姉「あ…」
弟「俺は今まで酷い事しかしてなかったからな…」
姉「…」
弟「もう少し姉の気持ちとか、そういうの素直に受け止めてたら違ったのかなって」
弟「最近になってそんなことを考えるようになってな…」
姉「では…」
弟「そりゃまあ…少し恥ずかしいのはあるけどな…」
姉「では…、少し胸をお借りしてもいいですか…?」
弟「え…」
姉「あ、いえ、その、嫌でしたら、別に大丈夫ですので…」
弟「馬鹿姉…」
きゅ
姉「あ…」
弟「こんなことで良いなら早く言えばいいのに…」
姉「ん…あったかいし、すごく落ち着きます」
弟「それならよかった…」
姉「もう少しこのままでもいいですか…」
弟「姉の気が済むまで、な」
姉「…ありがとう」
姉「すごく…懐かしい温かさ」
弟「そんなに抱きしめた事はないんだけどな…」
姉「嬉しかったから覚えてるのかもしれませんね…」
弟「…」
なでなで
姉「…」
弟「姉は泣き虫だからな…」
弟「もう、俺のせいで泣かせたくない」
弟「だから…」
姉「ん…あったかいし、すごく落ち着きます」
弟「それならよかった…」
姉「もう少しこのままでもいいですか…」
弟「姉の気が済むまで、な」
姉「…ありがとう」
姉「すごく…懐かしい温かさ」
弟「そんなに抱きしめた事はないんだけどな…」
姉「嬉しかったから覚えてるのかもしれませんね…」
弟「…」
なでなで
姉「…」
弟「姉は泣き虫だからな…」
弟「もう、俺のせいで泣かせたくない」
弟「だから…」
弟「前の姉は戻ってこなくても…俺がずっと傍に居るから…」
弟「もう寂しい思いはさせない…」
姉「…本当?」
弟「ああ、もう一人にしないから…」
姉「弟君…」
弟「もう寂しい思いはさせない…」
姉「…本当?」
弟「ああ、もう一人にしないから…」
姉「弟君…」
寝れないじゃないか!どうしてくれる!
何が言いたいかって言うと…支援!
何が言いたいかって言うと…支援!
弟「今…なん…」
姉「弟君…ぐすっ……」
弟「姉…俺のこと…わかるのか…?」
姉「うん、わかるよ…弟君だよ、私の大事な弟君だよ…」
弟「姉っ…く…良かった…本当に…良かった…」
姉「男の子は…泣いちゃだめ…ぐす…なんだよ…」
弟「だって姉が…姉が…戻って……ぐすっ」
姉「おねーちゃんは…ここに居るから…泣かないで…」
弟「ぐすっ…っく…っぅ…」
姉「弟君が居てくれたから…ずっと傍に居てくれたから…また会えたんだよ…」
弟「もう離さない…一人にしないから…」
姉「うん…」
なでなで
姉「弟君…ぐすっ……」
弟「姉…俺のこと…わかるのか…?」
姉「うん、わかるよ…弟君だよ、私の大事な弟君だよ…」
弟「姉っ…く…良かった…本当に…良かった…」
姉「男の子は…泣いちゃだめ…ぐす…なんだよ…」
弟「だって姉が…姉が…戻って……ぐすっ」
姉「おねーちゃんは…ここに居るから…泣かないで…」
弟「ぐすっ…っく…っぅ…」
姉「弟君が居てくれたから…ずっと傍に居てくれたから…また会えたんだよ…」
弟「もう離さない…一人にしないから…」
姉「うん…」
なでなで
―
弟「いつの間にかこんな時間か…、流石に帰ったほうが良さそうだな」
姉「弟君…わがまま言っていい?」
弟「ん、何?」
姉「あの、うん…」
弟「どうした?」
姉「ちゅーして欲しいな、って…」
弟「馬鹿姉…」
姉「ばかじゃないもn―」
スッ
姉「…んっ、ぷはっ」
弟「一つだけ嘘ついた、もうキスしないっての、あれ無理だ」
姉「それって…え?あ、ああああああ」
弟「いいから早く病室戻れよ」
姉「えへへへへ…はあい」
弟「いつの間にかこんな時間か…、流石に帰ったほうが良さそうだな」
姉「弟君…わがまま言っていい?」
弟「ん、何?」
姉「あの、うん…」
弟「どうした?」
姉「ちゅーして欲しいな、って…」
弟「馬鹿姉…」
姉「ばかじゃないもn―」
スッ
姉「…んっ、ぷはっ」
弟「一つだけ嘘ついた、もうキスしないっての、あれ無理だ」
姉「それって…え?あ、ああああああ」
弟「いいから早く病室戻れよ」
姉「えへへへへ…はあい」
――
あれから数日後、姉は無事に退院し、家に帰って来た
姉の記憶が戻った知らせを聞いて友は心から安心した様子だった
妹に関しては言うまでもなく大粒の涙をいっぱい流してくれた
今までと変わりない生活に戻ったわけだが一つだけ変わったことがある
姉「弟君なんで起こしてくれないの!」
弟「だから俺だって目覚ましかけ忘れる事あるっつーの!」
姉「んもう、今度私の部屋の目覚ましも持ってくる!」
弟「そんで二人でかけ忘れるんだろ」
姉「むぅー!おねーちゃんはそんな事しませんー!」
弟「さぁどうだろうねえ…、ほら行くぞ」
姉「まってえ、あ!ねね、して?」
弟「まったく、しかたねーな」
俺が少しだけ素直になったらしい
おしまい
あれから数日後、姉は無事に退院し、家に帰って来た
姉の記憶が戻った知らせを聞いて友は心から安心した様子だった
妹に関しては言うまでもなく大粒の涙をいっぱい流してくれた
今までと変わりない生活に戻ったわけだが一つだけ変わったことがある
姉「弟君なんで起こしてくれないの!」
弟「だから俺だって目覚ましかけ忘れる事あるっつーの!」
姉「んもう、今度私の部屋の目覚ましも持ってくる!」
弟「そんで二人でかけ忘れるんだろ」
姉「むぅー!おねーちゃんはそんな事しませんー!」
弟「さぁどうだろうねえ…、ほら行くぞ」
姉「まってえ、あ!ねね、して?」
弟「まったく、しかたねーな」
俺が少しだけ素直になったらしい
おしまい
おぉぉぉ!!
面白かったよ、まさか伏線があるとは思わなかったし
乙ー
面白かったよ、まさか伏線があるとは思わなかったし
乙ー
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