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    元スレ姉「もう、弟君ったらお弁当忘れてる…」

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    みんなの評価 : ★★
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    1 :

    「届けてあげないとな」
    「弟君のクラスに行けるんるん♪」
    ガチャ、ダッダッダッ
    「あーやべ弁当わすれた」
    「」

    2 = 1 :

    「姉何やってるの?遅刻するよ」
    「小腹が空いたのでつまみ食いでもしようかと」
    「それ俺の弁当だろ?自分の食ってくれよ」
    「忘れる弟君が悪いと思うんだ」
    「まぁそれもそうだな、危うく今日の昼飯がなくなるところだった」
    「それじゃあとりあえず唐揚を口移しで食べさせてもらおうか」

    「ちょ、無言スルーですかあああああああ」

    3 = 1 :

    「ぜーぜーはーはー」
    「何か断末魔が聞こえたけど何か言ったか?」
    「そこはかとなく青春したい気分だった」
    「がんばれおうえんしてる」
    「心がこもってないからもう一回」
    「がんばれおうえんしてる」
    「やるきが足りないからもう一回」
    「がんばれおうえんしてる」
    「思いやりが感じられないからもう一回」
    「頼むからにやけながら言わないで下さい」

    4 :

    改行したら

    いいとおもうの

    5 = 1 :

    「私は別ににやけてない」

    「ならこれ以上言わなくていいな」

    「最近弟が冷たいんです、どうしたら私に優しくしてくれますか?」

    「ところで誰に話しかけてるんだ」

    「最近冷たい弟君」

    「俺は冷たくした覚えないぞ」

    「うそだ!それならさっき唐揚を口移しで食べさせてくれたはず!」

    「それは優しさなのか?寧ろ口移ししても俺に得がないだろう」

    「おねーちゃんポイントが3ポイントあがります」

    「なんだそれは」

    「10ポイント貯まればおねーちゃんに添い寝してもらえます」

    「心の底からお断りする」

    「そっけない態度を取る弟君も可愛いなあ、10ポイントあげちゃう☆」

    「だからいかないでええええ」

    7 :

    直球ど真ん中ストライク

    8 = 1 :

    「今日も無駄に元気だよな」

    「おねーちゃんが元気なくなったらどうする?」

    「平穏な日常が訪れる」

    「それはおねーちゃんが邪魔ってこと?」

    「邪魔ではないが煩わしい」

    「そんなに私が気になるの?」

    「気にならない、早く彼氏を作ってくれ」

    「弟君が彼氏じゃないの?」

    「そんな現実は一生来ないから安心しろ」

    「私かわいいでしょ!」

    「黙ってればな」

    「…」

    「今だけ黙っても効果ないぞ」

    「チッ…」

    9 :

    >>1
    余裕でDCⅡの音姫さんで再生されました^^

    10 = 1 :

    「今日放課後に買い物行ったりするから遅くなる」

    「許さない」

    「許されなくても大丈夫だ」

    「弟君が居ない間にご飯食べちゃいます」

    「外で食ってくる」

    「お家の鍵閉めちゃいます」

    「鍵持ってるから平気」

    「チェーンかけちゃいます」

    「姉のせいで無駄に外し慣れた」

    「部屋を物色したり、弟君のベッドで寝たりします」

    「俺が遅い時はいつも寝てるだろ」

    「…弟君が帰ってきたら、いきなり抱きついてちゅーします」

    「それだけはやめてください、頼むから」

    11 = 1 :

    「よう、今日も姉さんと登校か仲良くて羨ましいぜ」

    「無駄にうるさいから困る」

    「いや、姉さん結構可愛いし人気あるんだぜ」

    「学校では猫被ってるだけだ、本性は恐ろしい」

    「例えば?」

    「毎食おかずを口移しで求めてくる」

    「なんだそれは」

    「他にも帰ったら俺の部屋で寝てたり、下着姿で風呂で待ち構えてたりするな」

    「それはなんというご褒美だ?」

    「理性を保つ面では地獄だろう」

    「なるほど道理だ」

    13 = 1 :

    「羨ましい限りだ、俺もそんなことされてーな…襲っちまえばいいのに」

    「待て、何か取り違えてるだろう」

    「何が?」

    「理性を保つという意味をだ」

    「それはもちろん(自主規制)な(自主規制)をピーするんだろ?」

    「いや、怒るという意味でな」

    「おう起こるよな、仕方ないことだぜ」

    「まぁな、大変なんだよ」

    「毎日おかずに迷わないで済むって素晴らしいな」

    「だから待てと言ってるだろう」

    14 :

    「もう、弟君ったらお弁当忘れてる…」

    ムシャムシャ

    15 = 1 :

    ―昼休み

    「まったく、みんなあんな風に言ってるけど実際困り者なんだよなあ」

    「いいじゃないか、愛されてるってことで」

    「そう言われると返答に困るんだよ」

    ガラララッ

    「こんにちは、3-2の姉と申しますが、弟はいらっしゃいますか?」

    「ほーら噂をすれば」

    「あんだよ」

    「こんにちは、男さん、ちょっと弟を借りてもいいかしら?」

    「どうぞどうぞ、姉さん今日も可愛いっすね」

    「あはは、男さんはお上手ですね」

    「とんでもないです」

    「んで何」

    (弟君分が足りなくなったから補充しに来た)ヒソヒソ

    「」

    16 :

    17 = 1 :

    「早く帰ってください、姉先輩」

    「あれれ、酷いじゃないですかあ」

    「そうだぞー、一緒に行ってやれよー」

    「来た理由とこ、こに滞在する理由を述べよ」

    「お弁当を忘れてきたから少し恵んでもらおうと思って」

    「姉さん!俺のでよければいくらでも!」

    「ありがとう、でも男さんの分なくなっちゃうから…遠慮しとくね」

    「(´・ω・`)」

    「ほらよ、まだ玉子焼きしか食ってないから持ってけ」

    「ありがとうね、それだけで足りるの?」

    「ついていって一緒に弁当を食うことが死亡フラグに感じてな」

    「あらあら、私がそんなに怖く見えるのかしら、面白い弟君」

    「唐揚口移し」

    「さて、お昼の時間がなくなっちゃうから私は戻りますね、それでは」

    「まったく…」

    18 = 1 :

    「唐揚口移しくらいやってやればいいじゃんか」

    「俺に得がないし姉弟でやるもんでもない」

    「でもあれだろ?姉さんて元々…?」

    「…購買行ってくる」

    「ほい」

    「その話、嫌いなんだ」

    「悪かった、自重しておく」

    「すまないな、何かいるか?」

    「可愛い幼女を4人ほど」

    「小学校に行け」

    19 = 1 :

    「さて帰るか」

    ガララララッ

    「度々申し訳御座いません、3-2の姉ですが、弟はいらっしゃいますか?」

    「狙ってるとしか思えない」

    「そんなことないよ」

    「んで何」

    「一緒に帰ろう」

    「断固拒否する」

    「それじゃあついていく」

    「やめてください」

    (だって…弟君いないと寂しいんだもん…)ヒソヒソ

    「勝手にしろ」

    20 :

    少し前に従姉妹のSS書いた人?

    21 = 1 :

    「ねーねー」

    「弟くーん、どこいくのー?」

    「あ、あれ美味しそうだよー食べよー、あっ…とっと」

    バフッ

    「ばか、前くらい見て歩け」

    「…」

    「どうした、足くじいたか?」

    「おねーちゃんポイント」

    「は?」

    「今のは30ポイントは堅いかな」

    「ちょっと数秒前の自分を止めてくる」

    22 = 1 :

    >>20
    違います、ごめんなさい

    ―――――――

    「弟君ってさ、他の子にもそんな態度なの?」

    「特に興味ないしな」

    「ふぅん、じゃあおねーちゃんと他の子ならどっちがいい?」

    「…」

    「迷ってる!これはまだおねーちゃんも希望あるってこと?」

    「いや、晩飯を何にしようか真面目に考えてた」

    「じゃあ、さ」

    「ん、何か作ってくれるのか?」

    「おねーちゃんにする?」キラッ

    「さて、今日は鶏肉が安いな」

    「」

    23 = 1 :

    「さってと、買うもの買ったし帰るか」

    「どこか寄って行くんじゃなかったの?」

    「姉がいるから行かない」

    「どこに行く予定だったの?」

    「言う必要性を感じない」

    「そうだよね、男の子だから仕方ないよね…」

    「何に納得してるんだ、何に」

    「言えばおねーちゃんが手伝ってあげるのに…」

    「いいから黙ってくれ」

    「いいんだよ…?弟君なら…」

    「俺が良くない」

    「あ、にくまん!食べたい…」

    「しゃーねーなあ」

    24 = 1 :

    「うぅー、早くにくまん食べたいー」

    「もう少し我慢しろよ」

    「あ、ねね!公園あるよ、そこで食べていこう!」

    「俺は早く家に帰りたい」

    「そんなこと言わずにさあ」

    「これだから一緒に来ると面倒なんだ…」

    「楽しいでしょ?」

    「姉が、だろ」

    「うん、とっても」

    (溜息)

    「あ、ブランコ空いてるから座ろう!」

    「へいへい」

    25 :

    なぜだか
    バレンタインを思い出した

    26 = 1 :

    「もふもふ」

    「まだ熱いな」

    「ふーふーしてあげよっか?」

    「いらない」

    「弟君のいけずぅ、にしても懐かしーねー」

    「にくまんなら先日食っただろ」

    「違うよ、こうやって二人でブランコに座ってお話しするの」

    「…」

    「まだ二人とも小学生だったよね…」

    「私は泣き虫で、弟君がいつも一緒に居てくれて…」

    「泣かれると面倒だっただけだ」

    「んーん、弟君優しいから…」

    「よく頭撫でてくれたよね…」

    「撫でると泣き止むからな」

    「ね、撫で撫でして」

    27 = 1 :

    「するわけないだろ」

    「空気読めー!ここは撫で撫でするところだー!」

    「関係ない、寧ろそんな空気読めなくていい」

    「だから彼女できないんだよ!」

    「彼氏居ない姉に言われても全然痛くない」

    「だっておねーちゃんが彼氏作ったら弟君悲しいでしょ?」

    「早く幸せになってください」

    (なら私を幸せにして下さい)

    「ん?」

    「なんでもないですよーだ」

    「学校では人気あるんだから早く彼氏でも何でも作ってくれ」

    「その内、ね」

    「期待しないで待っておく」

    29 = 1 :

    「あーつっかれた」

    「あー楽しかった」

    「飯頼んだ、今日はもう作る気力がない」

    「仕方ないなあ、それじゃあできたら呼ぶね」

    「寝てたら起こしてくれ」

    「ぎゅっがいい?ちゅーがいい?」

    「やっぱ起こさないでくれ」

    「冗談だってばあ」

    「風呂入ってくる」

    「一緒に入る?」

    「ないない」

    30 = 1 :

    ポチャッ

    (あーまじだりー)

    (つーかこっちが変態だったらどうすんだよあれ)

    (何回襲ってるかわからないレベルだぞ…)

    (あんなんだから心配になるんだろうが馬鹿姉…)

    バタン

    (疲れたから部屋で少しゴロゴロしよう…)

    ――――――

    (弟君、あんな風にしてるけど心配してくれてるんだよね…)

    (転びそうになった時も心配してくれたし…)

    (少しくらい甘えてきてもいいのに…)

    (あーあ、またこんなこと考えちゃってる…)

    (どうしよう…このままじゃ…)

    31 = 1 :

    「今日からこの家のおねーちゃんになるからよろしくね」

    「いつも仲良しだったからお家でも仲良くできるよね?」

    「うん、弟は男の子だから姉ちゃんを守ってあげるのよ?」

    ――――――

    ――――

    ――

    (ん、夢…か)

    (少し寝てたか…)

    (飯、できてるのかな)

    「姉ー飯できたかー?っていねえし」

    「何か書いてあるし…」

    「今日はいっぱい歩いたから疲れちゃったので寝ます、ご飯あっためて食べてね」

    「まったく…」

    32 = 1 :

    (久しぶりに一人で飯食うな…)

    (こんなに静かなんだな)

    (いつも騒がしいっていうのが正しいか)

    (疲れた…か)

    (無理して飯作らなくても良かったのに)

    (心配ばっかさせやがって…)

    ―――

    (んっ…)

    (はぁっ…んっ)

    (弟…君っ…はぁっ)

    (だめ…私おかしいよ…、弟君は弟なのに…)

    (私はおねーちゃんなのに…)

    (こんなのいけない…)

    (うっ…グスッ…)

    (…ばかみたい)

    34 = 1 :

    ――



    「はよー、っていねえ」

    「朝ごはんちゃんと食べて行ってね 
    お弁当も忘れずにね!       姉」

    「まーた書置きかよ、悪巧みしてないといいが…」

    「ったく…一人で学校いけるのかよ」

    「俺も遅刻する前に行くか」

    35 = 1 :

    「おう、今日は姉さんと一緒じゃないのか?」

    「まぁな、そんなときもある」

    「これは俺にもチャンス到来か!」

    「それはないから安心しろ」

    「ははっ、まぁ姉さんの前におまえがいるからな」

    「あんな姉でいいならくれてやる、姉が了承すればな」

    「いつもスルーされ続ける俺に希望はなかった」

    「ま、そういうこった、あいつは男に興味ないみたいだしな」

    「まぁ一部例外を除いてな」

    「?」

    「ま、そういうこった」

    36 :

    男じゃなくて友のほうがみやすかったかも

    38 = 33 :

    投下スピードのせいもあるかもしれん

    39 :

    まぁ俺は支援するがな・・・

    40 = 1 :

    (まさか本当に転んでないよな)

    (どっちにしても朝からちょっと変だったな)

    (何か機嫌損ねるようなこと…毎日してる気がした)

    (でも甘えられても困るんだよ…)

    (何考えてるんだ俺は…全く…)

    (帰り、待っててやるか)

    ―――
    ――

    (こない、な)

    (校門前で待ってて会えないってどういうことだよ)

    (先に帰ったとか、…姉に限ってそんなことはないだろう)

    (もう少ししたら帰るか、先に帰ってるかもしれないな)



    (帰るか…)

    コソコソ

    (ごめんね…弟君)

    43 = 1 :

    >>38
    次から書き溜めるようにする

    ―――――――――

    「ただいまー」

    (いねぇし…、飯でも作っておくか)

    (一日中会えないとか、こんな日もあるんだな)

    (まぁ夜には帰ってくるだろう)



    (日付変わるっつーの…遅すぎる、どこ行ってるんだあの馬鹿)

    (遅くなるなら連絡くら―)

    ガチャッ、バタン

    「あっ―」

    「どこいってたんだよ馬鹿」

    「おやすみっ」

    ガシッ

    「待て」

    44 = 1 :

    「あのね…今日疲れちゃったから」

    「風呂くらい入れよ」

    「明日の朝入るから…」

    「それじゃあ、お茶淹れるから飲んで少しゆっくりしろ」

    「すぐそこで飲み物買ってきたから…」

    「こっち向けよ」

    「…」

    「何で泣いてるんだよ」

    「…」

    「目の下腫らす程、何で泣いてるんだよ」

    「ばか…」

    「は?」

    「ばか…ばかああぁぁぁ」

    ドンッ、タッタッタッ

    「いってぇ…」

    46 = 1 :

    トントン

    「何かしたなら謝る、だから何があったか話してくれ」

    「…」

    「無言じゃわからないぞ」

    「入るぞ?」

    「こないで…」

    「でもそれじゃあわからな」

    「こないでったらこないで!」

    「なんでそんなに優しくしてくれるの!」

    「何でいつでも私の心配してくれるの!」

    「そんなんだから私…うっ…グスッ…ヒクッ」

    「…」

    「このままじゃ…弟君の……事…好きになっちゃう…よ」

    「どうしよう…グスッ」

    「弟君が悪いんだからあっ!」

    49 = 1 :

    「…」

    「ずっと近くに居てくれて、どんな時も…くすん…優しくて…」

    「そっけない振りして心配してくれてて、ずっと見てくれてて…」

    「気付いたら弟君しか…ぐすっ…見えなくなってて…」

    「おかしいよね…私おかしいよね…おねーちゃんなのに…」

    「おかしくねーよ…」

    「だって、姉弟だよ…普通じゃ…ないよ」

    「姉が弟好きで何が悪いんだよ、微笑ましい事だろ」

    「でも…」

    バタン!

    ぎゅっ

    「…」

    「…ぐすっ」

    「撫で撫で、して」

    「ばか姉…」

    50 :

    素敵…


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