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    元スレ一夏「たとえ、この想いが届かなくても――」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - インフィニット・ストラトス + - シャル + - ハーレム + - ラウラ + - ラウラは俺の嫁 + - 一夏 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 198 :

    >>199
    セシリア・ラウラ・シャルルートだろJK状態。
    箒の場合→モップかよ死ね
    鈴の場合→二組だから無し
    見てて不快になるよ。

    あとだいたいエロに持って行きたがるガキがいること。
    >>1みたいに始終考えてきたほうがいい。

    202 = 179 :

    けっこうSS書きやすいアニメだと思ったんだけど案外少ないよな

    203 = 177 :

    安価SSはカオスになりやすいからなぁ
    別に面白い安価ならいいんだけど意味不な安価だと書き手がかわいそうになる

    204 :

    >>201
    これがなければな

    205 = 64 :

    パターンってルートの事か

    207 = 140 :

    カオス安価は安価スレである以上出て当然だと思うが
    箒や鈴の時に>>201みたいな流れになったり
    他のヒロイン攻略してる時に強引に自分の好きなヒロインのルートに変えようとするやつが出るのはちょっとな

    208 :

    なんでISSSって安価ばっかりなんだろな

    209 = 40 :

    保守ありがとうございます><
    なんかvipネタというよりも制作でやった方がしっくりくる感じになっちゃいましたが…
    とりあえず投下します!

    210 = 40 :

    ――――中学

    一夏「いやー懐かしいな」

    「何言ってんだ。まだ卒業してから半年ぐらいしか経ってねーじゃねーか」

    一夏「ははっ、確かにそうだな。そうか、まだ半年しか経ってないのか」


    たった半年か――

    少なくとも半年前の自分は、今の自分がこんな風になるなんて考えてもいなかった。

    久しぶりに訪れた中学
    朝は部活に所属している生徒が汗を流しているのを横目に見ながら登校し、少しずつ難しくなっていく授業を
    眠気眼で耐えれば、放課後は日が落ちるまでだらだらと馬鹿話に花を咲かせる。


    そんな毎日が懐かしく思え、自分の目に写る学校は、半年前とは少し違って見えた。

    増築?改修?

    あぁ、変わったのは俺か。


    今は成長期、半年あれば、背も伸び、肉もつく
    今は思春期、半年あれば、価値観は変化し、感じ方も変わる。

    212 = 40 :

    一夏「なぁ、弾?」

    「ん?」

    一夏「鈴が引っ越したときのこと、覚えてるか?」

    「あぁ…あんな賑やかな奴がいなくなったときのこと、忘れられるかよ。
      そういやあの時、お前は随分寂しそうにしてたじゃねーか?やっぱ寂しかったのか?」

    一夏「あぁ、寂しかったな。
       いつも一緒にいた奴が、明日からいないんだって考えたら、すげー寂しくなってた」

    「そういえば、よく話してたりしてたな。ここに鈴がいたら―って」

    一夏「寂しかった理由は他にもあるんだ」

    「他の理由?」

    一夏「あぁ。鈴が引っ越す少し前に、千冬姉がドイツに行っただろ?俺にはそれが耐えられなかった」

    「一夏…」

    213 = 40 :

    一夏「ほら、俺の身内は千冬姉だけだろ?だから急にドイツに行くって決まって焦ったよ。
       でも期日は俺を待ってくれるわけもなく、千冬姉は行っちまった。家に帰っても、誰もいない。
       暗くて、寒くて。そんな家が、堪らなく嫌いだったから、下校時間が近づいても、
       いつまでも、いつまでも残ってたんだ」

    一夏が少し申し訳なさそうな顔をしてこっちを見る。
    あいつのこんな顔見るのは、初めてかもしれない。

    一夏「悪かったな、勝手に付き合わせちまって」

    「バーカ。見くびんな。俺がんなことで、気を悪くするような繊細な奴に見えるか?」

    一夏「ははっ、まーったく見えない。図太くて、鈍感そうだ」

    「なにをっ!?それをお前が言うかっ!?」

    一頻り悪態を吐きあってみる。

    あぁ、いつも飄々として、いつも蘭や家族の尻に敷かれているこいつは、こんなにもいい奴だ。

    214 = 40 :

    ――俺はこいつを、一夏を勘違いしていたのかもしれない。

    ことあるごとにモテスリムと茶化して、そのくせ、わざとやっているとしか思えないぐらい女のフラグをへし折る。

    鈍感で、女泣かせ、だけどどこか憎めない人懐っこさを持ち合わせている奴だと思っていたけど、実は本当はもっと――


    一夏「でも、そろそろ変わらなきゃいけないのかもな」

    「えっ?」

    一夏「いつまでも子供じゃいられないってこと。
       そりゃ、俺はまだ15でいきなり大人になることは無理かもしれないけど。
       でも、大人になる、強くなろうと思わなきゃ、いつまでたっても大人になんかなれないだろ?」

    「あぁ、そうだな。きっと、まずはそこからだ。
      朝、目が覚めたら大人になってました、なんて話は聞かねーからな」

    一夏「……うん」

    215 = 40 :

    ふぅーと長く息を吐く、何を吐き出すように。
    一夏「さて、そろそろ帰るか。今日は千冬姉が帰ってくる。ご飯作らなきゃ」

    「おぅ。じゃあ、また何か変わったことがあったら連絡くれよ。まぁ、きっと近々連絡があると思うけどな。
      それから、蘭のことは何も心配しなくていいからな」

    一夏「なっ…」

    「ははっ、じゃあな」

    一夏「(敵わないな…こいつには…)」

    最後まで軽口で飄々としていて、まるで見抜かれてしまっているようだった。

    216 = 40 :

    ――――


    一体あの人の何が、これほどまでに強く自分を惹きつけるのだろうか。


    お互いに親から受けた愛情が薄いために、似た雰囲気を感じるからだろうか。
    不遇にも負けず、日々笑顔を絶やさない、その強さだろうか。
    それとも、他人のためには自分が傷つくことさえ厭わない、その優しさだろうか。

    そのどれもが正しく、しかしいずれも正確ではないように思える。


    心はコップのようなものだと、昔誰かが言っていた気がする。

    それが本当なら、この気持ちは、自分では気がつかない内に溜まってしまい
    遂には自覚できる量に達してしまったんだろうか。

    もし、この想いがコップから溢れてしまったら、自分はなってしまうのだろう。


    だけど、たった1つだけ分かっていることがある。


    胸を締め付けるこの想いは、絶対に成就することはないだろう。

    217 = 160 :

    おぉ、来てた

    218 = 40 :

    ――――実家


    千冬「ただいま」
    いつものように、ピシッとしたスーツ姿ではなく、白のワイシャツにジーパンという
    行動的な人柄をよく表したそれで、千冬姉が帰ってきた。

    一夏「おかえり、千冬姉」
    いつものように、手持ちのバックを千冬から受け取り、席に着くように促す。

    一夏「もうちょっとでご飯できるからさ、少しだけ待っててくれよ」

    千冬「分かった。いつもすまんな」

    一夏「何言ってんだよ。お互い様だろ?」

    千冬「あぁ、そうだな」

    生活費の九分九厘を千冬に依存しているのだ。

    感謝こそすれ、不満など……この程度のことなんて、苦痛にも感じない。
    むしろ、週末にしか帰ってこない姉が、いつもはどんな食生活をしているのかが気になる。
    もっと時間があれば、お弁当でも作ってちゃんと栄養のあるものを食べてもらえるのに。

    219 :

    誰ルート何だ?
    箒だとうれしいがわからねぇ

    220 = 40 :

    一夏「お茶を入れるよ、冷たいのでいいだろ?」

    千冬「あぁ、頼む」

    いつもと同じ、まるで夫婦のような会話。

    ――

    千冬「また腕を上げたんじゃないか?」

    唐突にそう言って、目を丸くする。


    今日のご飯は、カボチャの煮物と唐辛子を加えて煮込んだカレイ

    そう、以前五反田食堂でご馳走になったものだ。

    あの味が忘れられず、厳さんに頼みこんで秘伝のレシピを伝授してもらった。
    まだまだ厳さんの域には、程遠いのかもしれないけど――

    一夏「ホント?そう言ってもらえると嬉しいな。
       最近料理することが少なかったから、実は少し不安だったんだ」ニコッ

    221 = 100 :

    マジレスして欲しいんだけど一夏って寮ぐらしじゃないの?

    222 = 51 :

    こまけえことはいいんだよ

    223 = 40 :

    千冬「ほらほら、食べるか喋るかどっちかにしないと、頬に米粒がついてるぞ?
       頬っぺたにご飯を食べさせてどうする?」ククッ

    一夏「えっ、マジ?取れた?」フキフキ

    千冬「ったく…ほれ、じっとしろ」

    そう言いながら、千冬姉が身を乗り出して手を伸ばす。
    タンクトップに押し込められている胸がこぼれそうになり
    自然とそこに視線が――

    千冬「ほれ、取れたぞ」

    一夏の頬についた米粒をそのまま自分の口に運ぶ。

    ゆっくりと口を開け、舌を延ばし、指を舐めとり咀嚼する。
    その様子を凝視してしまう。

    一夏「(やばい…俺、何見てんだっ!?)」カァー

    千冬「それにしても一夏、お前はいい嫁、ではなく、いい夫になりそうだな」ククッ

    一夏「へっ…?」

    224 = 189 :

    千冬姉√?

    225 = 40 :

    千冬「だってそうだろう?料理の腕はいい。家事全般に何の問題もなく、お菓子作りだってできる。
       気遣いは細やかで、誰にだって優しい。こんな男がいたら女は放っておかないだろう?」

    一夏「な、何言ってんだよっ」カァー

    千冬「まぁ、鈍感で女泣かせなのが玉に瑕だがな」ククッ

    一夏「お、俺は別に…」

    千冬「それと一夏、お前は自分に厳しすぎる。もう少し自分を褒めた方がいいぞ」


    思ってもみなかったことを口にされ、何と答えればよいのか分からなくなった。

    227 = 64 :

    消去法でいくとシャルが当てはまるけど、シャル全然出てこないな

    228 = 40 :

    千冬「でもあれだな。そうなると困ったことになるな。私が置いていかれてしまう」

    一夏「なっ!?そ、そんなこと――」

    千冬「だが、それもいいのかもしれん。
       お前が独り立ちして、幸せな家庭を築く様を見ることができるのだから、
       それ以上を望むのは、過ぎた願いなのかもしれん」

    一夏「そんなこと――そんなこと、あるわけないだろっ!」

    千冬「えっ…」

    一夏「千冬姉を一人残して、俺だけが幸せになるなんて、そんなことできるわけがないだろっ!
       俺はただ、千冬姉に幸せになってほしいだけなんだ!
       ッ……千冬姉は…千冬姉は俺のことなんて、ちっとも分かってないじゃないかっ!!」

    千冬「一夏っ!私はただ…」

    229 = 40 :

    ガタッと音を立てて一夏が席を立つ。

    一夏「ごめん、千冬姉、今日はもう寝るよ…食器、水に浸けといて」

    そう言って、自分の部屋へ戻って行った。


    久しく聞いたことのなかった弟の怒声に戸惑いを隠せなかった。
    あいつが怒ったところを最後に見たがいつだったのかすら思い出せない。

    それもそのはずか…もう何年も傍にいてやることができなかったんだから…

    千冬「私は、姉として失格だな…」

    言葉に出すと、急に重みを持ったその言葉が身の上にのしかかり――
     ――己の無力さを怨まずにはいられなかった

    231 = 189 :

    こういうシーンを見ると、毎回心が痛くなる…

    232 = 40 :

    ――――


    ただ悔しかった
    ただ自分の無力さが憎かった


    物心がついた頃には親はなく
    ただ姉だけが傍にいてくれた。それが普通だった。

    親がいないことを悲しく思ったことはあるが、そんな悲しさなど姉が吹き飛ばしてくれた。

    だけど――

    あるとき、ふと考えた。
    姉は寂しくないのだろうかと。

    自分はいい
    気づいた時からいなかったのだ。

    233 = 97 :

    よけよけ

    235 = 40 :

    だが、姉は違う。

    10歳そこそこの少女が親に捨てられて何も感じないわけがない。
    どれだけ怒り、どれだけ不安だっだのか。
    …俺は何も知らない。

    そう、姉は俺の前では、怒りも不安も悲しんでいる姿も、一度も見せることはなかった。

    きっとそんな自分の姿を俺に見せたら、俺も一緒になって泣いてしまうと思ったのだろう。
    俺が幼く、弱かったから。

    その心遣いが、優しさが
    暖かくて、嬉しくて、辛くて

    ッ…チクショウ…

    ――

    朝目が覚めて下へ降りると、千冬姉はもう出た後で、
    台所には、綺麗に洗われた食器だけが残っていた。

    236 = 40 :

    ――――学校


    千冬「――以上だ。では、解散!」

    午前の授業が終わりを告げる。
    結局、午前中一度も千冬姉の目を見れなかった。


    「一夏、昼ご飯を食べに行かないか?」

    一夏「ん?あ、あぁ。そうだな、行こう」

    「それにしても、今日はどうしたのだ?授業にも身が入っていなかったように見えたぞ?」

    一夏「そ、そうか?そんな風に見えちまったか。でも、なんともないよ、箒の気のせいだ。」

    「本当か?そ、その、もし体調が良くないようなら、私が看病してやらんでもないぞ?」

    一夏「ははっ、箒は心配性だな。ありがとう。でも本当になんともないんだ。
       さぁ、早く食堂に行こうぜ?急がないと混じまうぞ?」

    「あ、あぁ」

    237 = 40 :

    ――――

    あの人の様子が、今日はいつもとどこか違うことはすぐに気がついた。

    そしてその原因を推し量ることも、そう難しいことではなかった。

    でも、自分には何ができるのか、何をしてあげるべきなのか


    分からなかった

    238 = 189 :

    神SSの予感…

    239 = 40 :

    ――――食堂


    「しかし、山田先生は凄いな。流石は元代表候補生だったことはある」

    一夏「あぁ。機体の性能の差が、戦力の決定的な違いでないことを教わったよ」

    「数世代前の型に太刀打ちできないとは情けないことだがな、私たちはまだまだ未熟ということだろう」

    一夏「あぁ、まだまだだ。俺は、まだ弱い」

    「一夏?」

    一夏「ん?あぁ、すまん」

    「そして、その山田先生よりも更に強いのが千冬さんか…」

    一夏「………」

    「まったく、上には上がいるものだな」

    一夏「それでも…」

    「ん?」

    一夏「それでも、いつかは越えなきゃいけない壁だ」

    「あぁ、そうだな。その通りだ。さて、では少しでも早くそうなれるように午後も頑張るぞ」

    一夏「おぅ!」

    240 = 140 :

    やっぱ千冬ルートなのかな?

    242 = 40 :

    ――――放課後

    調子のいい返事をしたものの、やはり午後の座学にも身が入らなかった。
    いつまでもこうしてはいられない。
    早く解決しなければ、千冬姉にいらぬ心配をさせてしまう。

    分かってはいるのに――


    「やっほ、一夏」


    一夏「シャル?どうしたんだ?まだ帰ってなかったのか?」

    シャル「うん、少し用事があってね。居残りしてたんだ」

    一夏「そうか。もう終わったのか?」

    シャル「うん。ちょうどさっきね。今から帰るとこ」

    一夏「そうか。じゃあ、一緒に帰るか?」

    シャル「うん」ニコッ

    243 = 40 :

    ――――帰宅の徒


    シャル「ねぇねぇ、聞いちゃったよ、一夏?ラウラにエッチな映画見せたんだってー?」

    一夏「ブハッ…ちがっ――」ゴホゴホ

    あまりに予想外のセリフに飲んでいたジュースを吹き出してしまった。

    シャル「もぅー、一夏って案外積極的なんだね。僕、驚いちゃったよ」

    一夏「いや、あれは…不可抗力というか何というか…」アハハ…

    シャル「でもね、凄く嬉しそうだったよ、ラウラ。こんなことを経験したーとか
        あんな感情を抱いたのは初めてだったーとか。あんまり詳しいことは秘密みたいだけどね。
        でも、本当に嬉しそうだったんだよ」ニコッ

    一夏「そうか。よかった。実は映画がトラウマになったらどうしようって責任感じてたんだ」

    シャル「ふふっ、それは重い重い責任だね。一生懸けて償わなきゃいけなくなるとこだったよ」クスッ

    一夏「全くだ。でも、俺もラウラに教えてもらうことが多かった。意外だったんだ。
       ラウラは俺が考えている以上に大人で――(そして女性だった))」

    245 = 40 :

    シャル「うん。確かにラウラは知らないことは一杯あるかもしれないけど、でも賢い子だから。
        力を持っていても、その使い方を知らないだけなんじゃないかと思うんだ。
        だから一夏といれば、『強さ』の意味と、その強さの『使い方』がちゃんと分かってる一夏といれば、
        ラウラも正しい使い方ができるんじゃないかなって思ってたんだ。
        一夏はとても、とても優しい人だから」

    一夏「むっ、褒めても何にもないぞ?」

    シャル「えっ?何も持ってないの?もー褒めて損しちゃったじゃないか?」クスッ

    一夏「ははっ、次はちゃんとご用意させて頂きます」

    シャル「お願いしますよ?ふふっ、でも…でもね、一夏が優しい人だっていうことはホントのことだよ。
        一夏は見ず知らずの僕を励ましてくれたし、居場所を見つけてくれた。
        ラウラには、今までしたことのない体験や経験をするお手伝いをしてくれた。
        だから僕は、一夏はホントに優しい人だと思うんだ。」

    一夏「あ、ありがとう…」カァー

    246 = 97 :

    よっ

    247 = 40 :

    シャル「ふふっ、ホントそうやったらそんな風に育つんだろうねー
        後々のためにも教えを請いたいぐらいだよ、織斑先生に」

    一夏「へ?」

    シャル「だって、一夏を育てたのって、織斑先生でしょ?
        きっと何か秘訣みたいなもんがあるんじゃないかなーと思ってさ。」

    一夏「秘訣…」

    シャル「そう。だってもし一夏が普通に育てられたって言ったら、世の中の男の子だって
        皆、一夏みたいに優しくなっててもおかしくない?でも、そうじゃない。あの人みたいにさ…
        ということは、何か秘訣があってもおかしくないじゃない?」

    一夏「ど、どうだったかな…?」

    シャル「絶対あるよ!是非今度、織斑先生に聞いとかなくっちゃ」

    249 = 40 :

    ――――寮・自室

    話に気を取られていたら、いつの間にか寮に着いていた。

    ――秘訣

    何か特別なことをされただろうか。
    ――分からない

    俺は特別、他の人よりも優しい人間なのだろうか。
    ――分からない

    俺は千冬姉にとって、自慢の弟になれているだろうか。
    ――分からない

    250 = 40 :

    ふと、昨日行った弾の家のことを考える。

    心地のいい空間
    愛情が溢れている空間


    『―――が寂しい思いをしなくて済むように、お姉ちゃん頑張るから』

    あぁ…そうか…

    俺は千冬姉に、これほどまでに深い愛情を注いでもらってのか

    そう思った時には、足はすでに寮長室へと向いていた。


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