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    元スレ一夏「たとえ、この想いが届かなくても――」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - インフィニット・ストラトス + - シャル + - ハーレム + - ラウラ + - ラウラは俺の嫁 + - 一夏 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 :

    みっーけ

    52 = 40 :

    一夏「バカ、嫌なわけがあるか。それじゃあ、明日正門前で待ってるよ」

    ラウラ「…うむ」

    一夏「ラウラ?」

    ラウラ「……狼」ボソッ

    一夏「へ?なんて言ったんだ、ラウラ?」

    ラウラ「な、なんでもない。では楽しみにしているぞ、一夏!」カァー

    何やらご機嫌なまま、走って飛び出していったラウラを見て、
    最近は感情表現が豊かになってきたな、と思う。

    個性溢れる友人たちに囲まれて、少しずつ普通の女の子らしくなってきた。
    それがなんだか、嬉しかった。

    53 = 40 :

    ――――夢


    『ただいま~千冬姉』
    『おかえり、一夏。今日の学校はどうだった?』
    『う、うん…学校は楽しいよ。友達もたくさんできたし…』
    『なんだ?その割には元気がないじゃないか?どうしたんだ?姉さんに言ってみろ』
    『うん…ねぇ…千冬姉、どうして僕たちにはお父さんとお母さんがいないの?』
    『ッ…』
    『今度の宿題で、先生が両親のことを書いてきなさいって言ったんだ。僕は…僕は
     何を書けばいいのかな?僕たちのお父さんとお母さんはどこに行ってしまったの?
     僕たちのこと、いらなくなっちゃったの?』
    『一夏…』
    『うっ…うっ…お姉ちゃん…』
    『…一夏、泣くなっ。私に任せろ』
    『グスッ…お姉ちゃん?』
    『今日からはお姉ちゃんが一夏のお母さんにも、お父さんにもなってやる。
     一夏が寂しい思いをしなくて済むように、お姉ちゃん頑張るから。
     だから…だから一夏。もう泣かないでおくれ』ギュッ
    『く、苦しいよ、お姉ちゃん。でも、ありがとう。僕、千冬姉ちゃんのことが大好きだよ…
     だから僕、もう泣かないよ…』

    54 = 40 :

    一夏「夢か…懐かしいな。あの頃の夢を見るなんて…」


    あれから、あの約束から千冬姉は、俺の姉であり、俺の母であり、父であり、
    俺の家族となったんだ。


    一夏「まだこんな時間か、ラウラとの約束まではまだ時間があるが…
       二度寝って気分じゃねーな。シャワーでも浴びるか」

    寝汗で気持ち悪くかったシャツを脱ぎ捨てて、一夏はシャワールームへと向かっていった。

    55 :

    紫煙

    56 = 47 :

    千冬姉まじブリュンヒルデ

    57 = 40 :

    ――――学園・正門前


    一夏「待ち合わせ15分前。うーん、時間少し前に来るのは男として当然だよなぁ」ウンウン


    待ち合わせ場所が見えてきた、疎らに人はいるものの、ラウラはまだみたいだ。


    そんな呑気に、ゆっくりと歩を進める一夏の前方から、一人の女性が向かってくる。

    (えらく可愛い格好をした人だなぁ…って、あれ?あれラウラに似てないか?
     いや、でもあいつがあんな服持ってるわけねーし…あれ?)

    ラウラ「お、遅いぞ、一夏!夫を待たせるとは何事だっ」ムゥー

    怒ったような、喜んでいるようなラウラの声

    58 = 40 :

    一夏「…………」

    ラウラ「おい、どうしたのだ、一夏?おーい?」

    一夏「(どうなってる?これはラウラなのか?)」

    そこには立っている女性は肩を露出させた黒のワンピースを着て、腕には綺麗な
    ブレスレットを付けている。靴は洋服に合ったミュール。

    色白で極め細やかな肌を露出させ、ミュールのヒールが細く綺麗な足を主張しながらも、
    全くイヤらしさを感じさせない。

    少なくとも、一夏の記憶の中には、こんな女性は存在しない。

    存在しないはずなのに、自分の目の前の女性はラウラと同じ顔をしていた。

    一夏「…ラウラ?…その服は…?」

    ラウラ「昨日行ったであろうシャルロットが見繕ってくれたのだ。
        や、やはりこのような綺麗な服装は、私のような人間には似合わないだろうか?」

    59 = 51 :

    なんと俺得なスレだろうか

    60 = 40 :

    一夏「いや…いやいや……そんなことない!そんなことないぞ、ラウラ!凄くよく似合ってる!
       可愛いぞ!!」

    ラウラ「か、可愛い?ホントに!?私がか!?」カァー

    一夏「おぅ!見間違えたぞ!いつも支給品の制服ばかりだったからな。
       凛々しい格好のラウラもいいが、可愛い洋服を着込んだラウラも凄くいいな!
       …ってラウラ?」

    ラウラ「ッ~~」ボンッ


    頭から湯気が沸き起こる

    ラウラにとって、オシャレをして外出するのはこれが生まれて初めてのこと
    それが意中の男性とのデート
    しかも、自分のことを可愛いと形容してくれた

    まさに、天にも昇らんかの如き心境のラウラは心の中で、シャルロットに感謝した。

    61 = 40 :

    ラウラ「うむ、嫁にそう言ってもらえるならば私は満足だ。さぁ、行くとしよう!」

    履き慣れていないヒールに戸惑いながらも、ゆっくりとラウラは歩き出す。

    一夏「お、おー!」


    後を追いかける、何処と無く緊張した様子の一夏と早くも幸福度MAXのラウラ

    今日という1日が、きっと大切な思い出になるようにラウラは感じた

    62 = 40 :

    ――――寮・廊下

    篠ノ之 箒は竹刀片手に、廊下を歩いていた。
    向かう先はもちろん、織斑一夏の部屋である。

    「ふんっ、どうせあいつは休日だとかぬかして、惰眠を貪っているだろう
      折角の休日、朝から晩まで稽古できるというのに……私と、、一緒に…」カァー

    『一夏、勝負だ。もしお前が勝ったなら、商品をやろう』
    『商品、なんだそれ?』
    『今回の商品は、わ、私の身体だっ』
    『なっ!?』
    『勝ったら私をお前の好きなようにしていいぞ?その代わり、私が勝ったらお前を貰う!』
    『なにっ!?絶対に勝つ、いくぞ、箒ーー!』
    『来いっ、一夏!』
    『くっ、強い…』
    『ふはははは、ザクとは違うのだよ!ザクとはぁぁぁぁ!!』
    『ぐはっ…ま、負けた…』
    『では一夏…約束通り頂くぞ。お前の身体をなーー!』
    『アァーーーーー!!』

    63 = 40 :

    「一夏っ!入るぞ!」ドキドキ

    いつものように豪快にドアを開けて入る箒

    あれ…?いない…

    のほほん「あれー篠ノ之さん、どうしたの?こんなところで」

    「あ、いや、その、そうだ!一夏を見かけなかったか?」

    のほほん「おりむーなら、朝早くからお出掛けしたみたいだよ?」

    「なにっ!?そうなのか…」

    のほほん「あれー?もしかして、おりむーがいなくて寂しいのかな?」

    「なっ、何を言う!私はただ、あいつを鍛えなおしてやろうと思っただけだ!他意はないっ!」

    のほほん「そうなんだ。それならいいけど、篠ノ之さんは綺麗なんだから、
         もう少し素直になった方がいいと思うけどなー。じゃあ、またねー」

    もう少し、素直に…
    布仏さんに言われたことを反芻しつつ、少しは実践してもいいかもしれないと思う箒であった。

    64 :

    お掃除に使うんですね分かります

    65 = 40 :

    ――――夫婦でお買い物・バス内


    一夏「しっかし、俺でよかったのか?シャルやセシリアの方が俺なんかより
       よっぽどセンスあると思うぞ?」

    ラウラ「わ、私は一夏に選んで欲しいのだ。むしろ、一夏が可愛いと思ってくれなければ
        意味がない!」

    一夏「そ、そうか。まぁ、ラウラならどんな服を着ても似合うと思うけどな。分かったよ」

    ラウラ「ふ、ふん。分かればよいのだ」

    一夏「……」

    ラウラ「……」

    66 = 40 :

    (な、なんだこの空気はっ?今までこのような雰囲気は経験したことがないぞ?
     な、何か話さなければ、、そうだ!以前シャルロットと話したことを参考にすればよいのだ!
     確か、あのときバスの中で考えていたことは…

          『戦争時下における市街戦のシュミレーション』

     ダ、ダメだ!ダメだダメだ…一夏を相手にして話せるような内容ではない。
     そもそも一夏は軍人でも傭兵でもないのだ…あぁ…どうしよう…)

    一夏「ラウラ?どうしたんだ、そんな絶望的な顔をして。頭でも痛いのか?」

    ラウラ「い、いや、身体に不調はない。も、問題ない。」ズーン

    一夏「そうか、ならいいが…。ところで、ラウラはもうこの街に慣れたか?」

    ラウラ「この街に…?どうだろうな。学園を出たのはこれが二度目だ。
        だから知っている場所や人は多くない。
        そもそも、私の見知った場所など本国の施設と学園の内部しかないからな」

    67 = 40 :

    一夏「そうか。じゃあさ、ラウラ。今日は色んなところへ行こうぜ。色んなものを見たり、
       聞いたり、感じたりして、新しい経験をたくさん積めば、この街だっていつかは
       ラウラの見知った土地になるはずだ。な?」

    ラウラ「う、うむ。そうだな、そうしよう!」

    一夏「おう。あっ、駅前についたみたいだぞ。降りよう、ラウラ」

    自分の着る洋服を褒めてもらうなど、ここにくるまで経験したことはなかった
    沈黙を苦痛に感じることも、今までしたことのない経験だった
    打開策が見つからないのも、滅多にない経験だった

    それら全ての経験を与えてくれたのは、一夏だ
    自分の中で、一夏が占める容量が大きくなっていくのを感じた

    68 = 40 :

    ちょっと10分だけ・・

    69 = 51 :

    ごゆっくり

    70 = 40 :

    ――――駅前デパート


    一夏「さてっと、まずはラウラの洋服から見に行くか?」

    ラウラ「うむ。洋服を購入する店には、一つあてがある。以前、シャルロットと
        行ったときに見立ててもらった店だ。そこに行こう」

    一夏「おう、分かった。案内してくれるか?」

    ラウラ「うむ。……一夏、はいっ…」

    おずおずと自分の右手を一夏に差し出すラウラ

    一夏「へっ…?」キョトン

    72 = 40 :

    ラウラ「ここは駅前で、人数も多い。そのため、はぐれてしまう危険性が高い。
        そ、その危険性を排除するために、手を繋ぐというのは比較的妥当な結論だといえる…」カァー

    一夏「なるほど。確かに、はぐれちまったら困るもんな」ギュッ

    ラウラ「ッ…で、で、では行くとしよう。」ドキドキ

    顔を真っ赤にしながら、一夏を先導しながら人混みを進んでいく。

    (い、一体どうしてしまったのだ、私は!?自分から手を差し出すなど、、)


    自分でもどうしてそうしてしまったのか分からない。
    初めてする経験
    先ほどとは違う、今度は苦痛とは違う胸が熱くなってドキドキとする経験
    ただ一夏に与えられるのではなく、自分から選びとった経験

    自分の右手の先に、自分ではない誰かの暖かさを感じる。

    (だが、……悪くない。)

    自分の頬が熱を帯びていくのを感じながら、ラウラは微笑んだ。

    73 = 40 :

    ――――デパート内・サードフェイス


    店内をぐるっと、見渡してみる。
    どうやら、季節に合わせて徐々に夏物から秋物にシフトしていっているようだ。
    女の子と一緒に女性物の洋服店に行ったことがないからか、
    物珍しそうに商品を眺めていると前方から店長らしき人が近づいてきた。


    店長「まぁ。お客様!またお越し下さったのですね!!」

    ラウラ「この前は世話になったな、今度は秋物の洋服を購入したいのだが、
        見繕ってくれるだろうか?」

    店長「はい!喜んで!で、こちらのお連れ様は?」

    ラウラ「こいつか?こいつは私の嫁だ」

    店長「へ…?」

    74 = 51 :

    ラウラさんマジ歪みねえな、色んな意味で

    75 = 40 :

    一夏「あっ、いや!お、俺はこいつの同級生です。ほ、ほらラウラ、秋物って言ったって、
       どんな洋服がいいんだ?」アセアセ

    ラウラ「どんな、と言われても…なんでも…」


    (シャル「『なんでもいい』はナシで」)


    ラウラ「ッ…で、できれば、綺麗というよりは、可愛い方がいい。寒さは気にならない方なので
        そ、その、多少露出があっても構わない、私に合う洋服などあるだろうか?」モジモジ

    店長「(か、可愛い…お持ち帰りしたい…)は、はい!ご用意致しますので少々お待ち下さい!」

    76 = 40 :

    ラウラ「(ふぅ…言えた…)」

    一夏「へぇ~意外だな」

    ラウラ「な、何がだ?」

    一夏「いや、ラウラは綺麗系よりも可愛い系を好むのって初めて知ったよ。
       いつも、制服だったから、服に興味ないのかと思ってたんだ。
       新しい一面の発見ってやつだな」

    ラウラ「わ、私だって女だからなっ!ちゃんと好みだってある!」
     (嘘だ、、好みがあるんじゃない…好みができたんだ…)


    店長「お待たせいたしました。こちらは如何でしょうか?」

    店長が持ってきたのは、上下ずつ数枚の洋服たち
    この中から選べということだろう。

    ラウラ「た、たくさんあるな。一夏はどれがいい?」

    77 = 40 :

    一夏「んーこれとこれと、あとこれなんかどうだ?」

    一夏が選んだのは、赤いチェックのシャツに重ね着された白シャツ。
    白シャツの上に刺繍された、クマさんが可愛らしい。
    下は、ショートパンツでラウラの足の細さを際立たせ、多少の防寒のために黒の二―ソックス。

    黒のニーソックス=黒ニーソ…それが指し示すもの、すなわち…

                    ―ぜ、絶対領域っ!―

    ラウラ「う、うむ。いいのではないか?」

    一夏「どうだ、試着してみるか?」

    ラウラ「うむ。では、行ってくる。」

    一夏が選んだ服を抱えて、試着室のカーテンを閉める。

    78 = 40 :

    首ひもを解き、ワンピースを脱ぐと、灯りに透き通るように白く、美しい肌が照らされる。

    下着姿の自分は、あのときと変わらぬ、しなやかでありながらも、鍛えられたく屈強さがあり、
    そして異性にとっては少々魅力が足りない姿をしていた。

    だが、

    (ふふん、それだけが女を推し量る価値ではないのだ。)

    何かの雑誌で見た、豊満なグラビアアイドルのポーズが、
    今回ラウラの頭を過ることはなかった。

    ――

    79 = 40 :

    二時間でまだここまでしか終わらない…寝れんのかな…

    80 = 51 :

    限界まで付き合う所存でございます

    81 = 40 :

    >>80 有難うございます・・・
    タイピングは雑だけど早い方だと思うので頑張ります・・

    82 = 40 :

    シャッという音を立てて、カーテンが開けられる

    ラウラ「ど、どうだ?変ではないか?」カァー

    店長「」ポカーン

    一夏「」ポカーン

    ラウラ「そ、そうか。や、やはり私のような人間に、このような可愛らしい洋服は
        似合わないと見える…」グスッ

    そう言って、カーテンで身を隠そうとするラウラ

    一夏・店長「「そ、そんなことないぞ!(ありません!)」」

    店長「本当によくお似合いです!あまりに似合っていたので、
       何と言って表現すればよいのか分からず固まってしまっただけです!!」アセアセ

    一夏「そ、そうなんだ!本当によく似合っている。ラウラ、可愛いぞ」アセアセ

    ラウラ「ほ、本当か?う、嘘ではないだろうな…?」グスッ

    83 :

    高校生でクマさんの刺繍はまずいだろ
    一夏さんの趣味はここおじさんといっしょなの?

    84 = 51 :

    なーに栗と栗鼠の柄のシャツ着た女子高生だっている、問題ない

    85 = 40 :

    一夏「バカっ、嘘なんて吐くわけないだろ?本当に可愛いと思ったから言ったんだよ」

    ラウラ「そ、そうか。ならば、これにしよう。店長、すまないがこのまま着て出ていきたいのだが、
        着替えなくても清算は可能だろうか?」

    店長「は、はい!もちろんですとも。どうぞ、こちらにいらしてください」


    店長に案内されるラウラ
    店内にいた定員も、その他の女性客も、その場にいたみんなが、ラウラの姿に釘付けだった。

    86 = 40 :

    ――――デパート内・噴水前


    一夏「思ったよりも早く、可愛い服が見つかってよかったな」

    ラウラ「う、うむ。な、なぁ、一夏。本当に変ではないか?」アセアセ

    シャツの袖を引っぱり、自分の姿を全身で表現しようとする。


    一夏「大丈夫だよ、ラウラ。朝着ていたワンピースと同じくらい、今の服装も似合ってるよ」ニコッ

    ラウラ「そ、そうか。嫁の目を喜ばせることができたならば、私は満足だ」カァー

    87 = 40 :

    一夏「次はどこへ行こうか?まだお昼を食べたばかりだから、時間はたっぷりあるぞ?」

    ラウラ「私は一夏と共にいれるならば、どこでも構わないぞ」

    一夏「うーん。あっ、そうだ。ラウラは映画館って言ったことあるか?」

    ラウラ「映画を巨大スクリーンにて、多数の人間とともに視聴する娯楽の一種だという知識は
        持ち合わせているが、行ったことはないな」

    一夏「そうか!なら、行ってみよう。今、何が上映しているのかは知らないけど、
       面白いのがあれば観ればいいし、観れなくても一度くらい雰囲気を味わっておいても
       損はないはずだ」

    ラウラ「うむ。映画館はデパートの屋上にあるらしいぞ。ならばエレベーターだな」ニコッ

    88 = 40 :

    ――――映画館・チケット売り場


    受付「いらっしゃいませ。お二人様ですか?」

    一夏「はい。すみません。時間が近いもので何かオススメってあります?できれば、
       女性向きの方が嬉しいんですけど…」

    受付「はい。それでしたらこちらの

    ・アジャコング・プロレスに賭けた我が人生 ― こんな私でも結婚できた1001の秘訣 ―
    ・夢ひろがりんぐ・とある男の栄枯盛衰と彼を支えた仲間たち ― 今北産業・りんご事業部の真実 ―
    ・既婚男性、魂の叫び・嫁の飯がまずい ― 好きだから言えない、俺と嫁の100年戦争 ―
    ・本日弟が童貞を卒業しました。 ― 恋の渡し場・結ぶは二人の想い、輝く未来 ―(完全版)
              (全日本童貞連盟・推薦作品)

    の4作品となっております。」

    一夏「」

    89 = 51 :

    一番下だな

    90 = 40 :

    ラウラ「ん?一夏、どうしたのだ?」

    一夏「すまん、ラウラ、どうやら良さそうな作品は上映されていないようだ。
       ま、また今度にしないか?」

    ラウラ「何を言う。ここまで来たのだ。折角だから、何か観て帰ろう。
        どれ、私が選んでやろう」ズイッ

    一夏「へっ…」

    ラウラ「(む?この単語は知らない単語だが…)よし、これにしよう。これを二枚くれ」

    受付「はい。こちらの

    『本日弟が童貞を卒業しました。 ― 恋の渡し場・結ぶは二人の想い、輝く未来 ―(完全版)』

    でございますね。少々お待ち下さい」

    一夏「ええっ!?あっ…ちょ…」アセアセ

    91 = 64 :

    やべーどれも観てみたい

    92 :

    鈴←これリンって読むのかよwwwwwwww

    93 = 40 :

    受付「お待たせいたしました。こちら、上映時間が迫っておりますので、
       お早めの入場、お願い申し上げます」ペコリ

    ラウラ「一夏、ちゃんと買えたぞ!」ニコッ

    一夏「ラ、ラウラ…お前、ちゃんと意味分かってんのか?」アセアセ

    ラウラ「むぅ、失礼な。分かっているぞ。
        おそらく副題から類推するに、恋愛を描いた映画のようだ。
        さらに『卒業』とある。『卒業する』とは、学校などの一定の期間身を置く場所・
        或いは特定の社会的身分からの脱却ということだ。
        そう考えると、とある人間の躍進と恋愛が組み合わさった映画であると推定することが可能だ。
        どうだ?間違ってるか?」

    一夏「いや、ある意味あってるが…」

    ラウラ「では、よいではないか。さあ、早く行かねば始まってしまうぞ」


    一夏の手を引き、指定のスクリーンに向かうラウラ。
    この後二人はどうなってしまうのか、それは誰も知らない。

    94 = 51 :

    >>92

    95 = 42 :

    >>92

    96 :

    >>92

    97 :

    ごめん、さるった。
    書き溜めしてくる

    98 = 47 :

    >>97
    無理するな、期待してるぞ

    99 = 51 :

    うい

    100 :

    渡し場はおもしろかったな


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