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    元スレ翔一「転校生の仮面ライダーアギトです!」巴マミ「あ、アギ……?」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - アギト + - クロスオーバー + - 仮面ライダー + - 未完 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    翔一「う~ん……」

    マミ「おはよう……あら? 沢野くん、どうしたの?」

    翔一「あっ、巴さん、おはようございます。実は昨日のことなんですけどね……」

    マミ「昨日のこと?」

    翔一「はい。昨日、巴さんが突然病室からいなくなっちゃった後の事なんですけど……」

    マミ「?」

    翔一「俺、女の子に会ったんです。……いや、あれは声をかけられたと言ったほうが正しいのかな……?」

    マミ「女の子?」

    翔一「はい。何か巴さんのことを知っている様子でしたけど……巴さんの知り合いの子だったんですかね?」

    マミ「……その子の特徴は?」

    翔一「えぇと……。見た感じ、歳は俺達と同年代だと思います。髪は綺麗な黒で、それを腰まで伸ばしてましたね」

    マミ「…………」

    252 = 251 :

    翔一「あと、雰囲気がなんというか……『普通の子とは何か違う』って感じがしました。俺のことも知っているみたいだったし……」

    マミ「……まさか……」

    翔一「? お知り合いですか?」

    マミ「うぅん。知り合いってわけじゃないんだけど……」


    マミ(まさか、キュゥべえが言っていた魔法少女候補の子? いや、そうだったらキュゥべえから接触したことと報告くらいはあるだろうし……)


    翔一「でも、何であの子俺のことも知っていたんでしょう? 俺こっちに引っ越してきてまだ日も浅いですし、特に大したことはやった覚えはないんえすけどね……」

    マミ「……そういえば沢野くん、あなた先日廊下で白い犬みたいな生き物を見たって言っていたわよね?」

    翔一「はい。……えっと、でもそれが今回のことに何か関係があるんですか?」

    マミ「…………」

    翔一「と、巴さん?」

    マミ「……あ。いや、何でもないわ。ごめんなさい……」

    翔一「?」

    253 = 251 :

    マミ(黒い髪の女の子か……。私のことを知っているということは、魔法少女関係の子であることは間違いないでしょうね……)

     チラリと翔一の方へと目を向けるマミ。

    マミ(それにしても分からない。何で沢野くんはキュゥべえを視覚することができたのか……。おまけに、どうして沢野くんの前にその女の子が現れたのか……)

    マミ(そして、『アギト』――――)

     軽くため息をつく。

    マミ(ここ数日で分からないことだらけだわ……)

    255 = 250 :

    待ってた甲斐があった!

    258 = 251 :

     昼休み――――

    翔一「……そういえば、巴さんはもう聞きしました?」

    マミ「? 何を?」

    翔一「何でも、今日2年生にすんごい子が転校してきたそうです」

    マミ「凄い?」

    翔一「はい。俺が聞いた話だと、それが容姿端麗でスポーツ万能、おまけに滅茶苦茶頭も良い女の子だそうですよ」

    マミ「ふぅん……」

    翔一「あれ? 何かあまり興味なさそうですね?」

    マミ「そりゃあ、転校生なら目の前に1人いるし、それに2年生の話だしね……」

    翔一「そうですか? 俺は結構興味ありますけど?」

    マミ「それはあなたが男の子だからでしょ?」

    翔一「ん~……。そうなんですかね~?」

    259 = 251 :

     その時、妙に教室や廊下がざわめき始める。

    翔一「あれ? 何か妙に賑やかになってきましたね?」

    マミ「言われてみれば……あら?」

     廊下の方へと2人が目を向けると、そこには1人の少女が翔一たちの教室へと入ってくるところであった。

    マミ「3年生じゃないわね。下級生……」

    翔一「あっ! 昨日の!」

    マミ「えっ!?」

     声と共に思わず立ち上がる翔一。
     それに釣られるように、マミをはじめ、教室やその周囲にいた者の視線が一斉に翔一に向けられる。
     当然、教室にやって来た下級生の少女、暁美ほむらの視線も――

    260 = 251 :

    ほむら「…………」

     無言、かつ無表情で翔一の方へと歩み寄っていくほむら。
     彼女の足が一歩一歩進むごとに、教室及び周囲のざわめきが大きくなっていく。

     そして、ついにほむらが翔一の前に立ち、その足を止めた。

    翔一「やぁ。いや~、驚いたな。君もここの生徒だったんだね」

    ほむら「いえ、私は今日ここに転校してきたばかりですから」

     周りから向けられる視線に気にすることなく会話を始める2人。

    翔一「へぇ~……ん? もしかして、噂の凄い転校生って君のことだったの?」

    ほむら「…………」

     その質問に対して、ほむらは答えなかったが、翔一はそれを肯定と判断した。

    翔一(結構謙虚なのかな?)

    262 = 251 :

    ほむら「……沢野翔一さん、あなたにお話ししておきたいことがあります」

    翔一「? 俺に?」

     思わず自分自身を指さす翔一。
     ちなみに、周囲の者たちは今のほむらの発言から何故か「おぉ!」だの「な、なんだってー!」などと勝手に騒ぎ始めている。

    ほむら「…………」

    マミ「!?」

     ほむらがほんの一瞬、チラリとマミの方へと視線を向ける。
     マミも瞬時にそれに気づいたが、次の瞬間にはほむらは再び視線を翔一の方へ戻していた。

    ほむら「……ここでは言えないことなので、場所を移させてもらってもいいでしょうか?」

    翔一「あぁ、いいよ」

    ほむら「じゃあ、付いてきてください……」

    264 = 251 :

     そう言って背を向けて歩き出すほむら。
     それを見た翔一も、その後に続いて歩き出す。


     2人が教室を後にすると、教室は先ほど以上に騒がしくなった。
     ――特に男子の方にやたら動揺していたり、狼狽えている様子の者が多い気がする。


    マミ(彼女が沢木くんの言っていた子……。さっき私のことを一瞬とはいえ見ていたってことは、やっぱり彼女も魔法少女である可能性が高い……)

    マミ(――でもわからないわね。だったら、何で声をかけたのが私じゃなくて沢木くんなのかしら?)

    マミ(……ちょっと調べてみる必要がありそうね)

     そう判断すると、マミは未だに騒ぎが収まらぬ教室からひっそりと外へ出た。

    266 :

    >>263
    お前が言うなwwww

    267 = 266 :

    >>264
    マミ(――でもわからないわね。だったら、何で声をかけたのが私じゃなくて沢木くんなのかしら?)

    「沢木」じゃなくて「沢野」じゃなかったか?

    268 :

    正直津上のイメージしかない

    269 = 251 :

    >>267
    ゴメン、そこは素で間違ってたw
    読むときは沢野で脳内変換しておいてくれw

    270 = 251 :

     屋上――――

    ほむら「……ここなら特に人目もつかないわ」

     自分たち以外の者が誰もいないことを確認すると、ほむらは先程とは口調を変えて翔一の方に振り返った。

    翔一「……えぇと、話の前にひとついいかな?」

    ほむら「何……?」

    翔一「いや、君の名前をまだ聞いてなかったなと思って……。君は俺の名前知っているのに、なんか不公平だな~と……」

    ほむら「……暁美ほむら」

    翔一「暁美さんか……。なんか変わった名前だね」

    ほむら「…………」

    翔一「? どうかした?」

    ほむら「別に……。同じことをクラスメイトの子にも言われたなと思っただけよ」

    翔一「も、もしかして、気にさわった?」

    ほむら「別に……」

    271 = 251 :

    翔一「……あ、そうだ! ところで、俺に話したいことって何?」

    ほむら「単刀直入にいうわ、沢野翔一。私に協力して欲しい」

    翔一「……協力?」

    ほむら「えぇ。あなたが私の知る『アギト』と同等のものだと見込んだうえでお願いする」

    翔一「えぇと……。具体的にはどんなことを?」

    ほむら「私はある存在を倒すためにこの街へ来た。そのためには可能な限りの戦力が欲しい」

    翔一「ある存在……? もしかして、俺や巴さんが倒してるあの怪物たちのこと?」

    ほむら「……似たようなものね」

    翔一「なぁんだ、それならお安いご用だよ。……あ。でも、俺自身まだこの力のこと完全に把握しているわけじゃないけど……それでもいいの?」

    ほむら「構わない。あなたのその力は『進化する力』、いずれ来るべき時が来れば、自然と知ることが出来るはず」

    272 = 251 :

    翔一「ふぅん……。なんか、俺よりも暁美さんの方がこの力について詳しいんじゃない?」

    ほむら「そうね……。現時点では確かにあなたよりは……」

    翔一「う~ん……。なんかソレってズルいな~。俺は暁美さんのこと全然知らないのに、逆に暁美さんの方は俺のことほとんど知っているのって……」

    ほむら「…………」

    翔一「? 暁美さん?」

    ほむら「……そんな所に隠れていないで、出てきたら? あなたになら聞かれても特に問題ないことだもの」

    翔一「えっ? えっ?」

     突然そのような言葉を口にするほむらに思わず戸惑う翔一。
     すると、翔一の背後――屋上の出入口の影から1人の少女が姿を現した。
     他でもなく、巴マミである。

    翔一「と、巴さん……?」

    マミ「…………」

    273 = 236 :

    おいどうした

    274 = 246 :

    猿さんくらったんか

    275 = 251 :

    翔一「えぇと……。巴さん、何時からそこに……?」

    マミ「つい今しがた……。それよりも、あなた、やっぱり魔法少女なのね?」

    ほむら「…………」

    マミ「何が目的なの? 確かに沢野くんはキュゥべえを視覚できる。普通の子には無い特別な力があるかもしれない……」

    ほむら「…………」

    マミ「でもね。沢野くんは私たちとは違う。それ以外はれっきとしたただの人間なのよ」

    ほむら「……そうね。確かに、力があることを除けば、沢野翔一はただの人間ということになるわね」

    マミ「じゃあ、何故……!?」

    ほむら「巴マミ、あなたは何もわかってはいない……」

     そう言うと、ほむらは1人屋上から去ってしまう。

    276 = 251 :

    翔一「……え、えぇと……」

    マミ「沢野くん」

    翔一「は、はい?」

    マミ「あまりこういうことは言いたくないけど、彼女にはこれ以上関わらないほうがいいわ」

    翔一「えっ!? どういうことですか? 別に悪い子には見えませんでしたけど……?」

    マミ「それは私もなんとなくわかっているつもりよ。……だけど、下手をすればあなたは命を落としかねない」

    翔一「命を落とすって……。何言っているんですか、巴さん。今暁美さんと話していた時もそうでしたけど、何か言っていることが滅茶苦茶ですよ?」

    マミ「……そうね。今更隠し通すのも無理でしょうし……沢野くんには私たちのことを少しだけ教えるわ」

    翔一「はい?」

    277 = 268 :

    命を落とすのはあんt・・・いや、やめておこう

    278 :

    サガかっけぇ…。

    アギトってどんな作品とクロスしても合う気がする。

    279 :

    281 :

    282 = 251 :

    マミ「――この世界にはね、人間に不幸をもたらす『魔女』と呼ばれる存在がいるの」

    翔一「ま、魔女……ですか?」

    マミ「そう。魔女は本来人間の知らないところで呪いを撒き散らし、やがて表向きでは原因不明とされる事故や自殺を引き起こさせて人間を死に追いやる……」

    翔一「……」

    マミ「そうした魔女を狩るのが『魔法少女』。言ってしまえば、魔女を倒すために選ばれた女の子のことね」

    翔一「『魔法少女』? もしかして――」

    マミ「えぇ。さっき、あの子との会話を聞いていたならもう言う必要もないと思うけど、私がその『魔法少女』なの」

    翔一「あぁ、そっか~……。だから昨日あそこで……」

    マミ「?」

    翔一「あ、いや……。つまり、暁美さんも巴さんと同じ『魔法少女』かもしれない……と巴さんは言いたいわけですね」

    マミ「えぇ」

    283 = 251 :

    翔一「なるほど……。でも、待ってください。じゃあ、何で暁美さんは巴さんじゃなくて、俺を一番最初に呼び出したんでしょう? 暁美さんも本当に魔法少女なら、巴さんの方が話し易いはずですよね?」

    マミ「それは……魔法少女にもいろいろと事情があるから……」

    翔一「事情……ですか?」

    マミ「えぇ。……あ、そろそろお昼休みが終わっちゃうわね。この話の続きはまた放課後にしましょう」

    翔一「え? あ、ハイ……」

    翔一「…………」

    翔一(そうか~、昨日あのよくわからない空間で巴さんと戦ったのが『魔女』ってやつだったのか……)


     ――ちなみに、この後教室に戻った翔一はクラスの男子たちから質問攻めにあったことは言うまでもない。


    翔一「……巴さん、もしかして俺、とんでもない誤解をされているんじゃ……」

    マミ「さすがにそれは私に言われても……ね」

    285 = 263 :

    いいなぁ

    287 = 268 :

    葦原さんはまだ悲しみに包まれてないな
    よかったよかった

    288 = 251 :

     放課後――――

    マミ「……さて、それじゃあ、お昼休みの話の続きといきましょうか」

    翔一「あ。それなんですけど、巴さん」

    マミ「?」

    翔一「もしよかったら、一緒に帰りながら説明してくれませんか? 俺、家に帰りながら今晩のおかずの材料買って帰りたいんですよ」

    マミ「…………」



    翔一「――なるほど、それが魔法少女の証であるソウルジェムですか」

    マミ「えぇ。普段は指輪として持ち運んでいるんだけど、魔女を探すときはこうして本来の形に戻しているの」

    289 = 251 :

    翔一「へぇ……。ん? 待ってください。『探す』ってことは、魔女って向こうからは人間の前に姿を現さないんですか?」

    マミ「そう。魔女は結界っていう自身の巣に隠れ潜んでいるから、表向きには姿を見せないの。この世界の人間の殆どが魔女の存在を知らないのもそのため」

    翔一「うわぁ……なんか汚いですね。自分だけ安全な場所にいながら、こっちのことはお構いなしで一方的に攻撃できるなんて」

    マミ「そうね……。だからこうして魔女を探して見つけ次第狩っていかないと、どれだけの犠牲が出てしまうか……」

     その時、マミのソウルジェムが微かに光り始める。

    マミ「!? これは――」

    翔一「? どうしました? も、もしかして……」

    マミ「えぇ。微かだけど、魔力の反応をキャッチしたわ。おそらく、そう遠くないところに魔女がいる……!」

    翔一「本当ですか!? じゃあ、俺も手伝い――」

    マミ「ダメ!」

    翔一「ええっ!? 何でですか!?」

    290 = 251 :

    マミ「さっきも言ったけど、沢木くんは魔法少女じゃないでしょ? ここから先は専門家である私に任せて……ね?」

    翔一「で、でもやっぱり心配ですよ。それに、俺だって昨日――」

    マミ「沢野くん、心配してくれているのは嬉しいけど、私はあまり無関係な人を巻き込みたくないの。それに……」

    翔一「それに?」

    マミ「女の子の言う事を素直に聞けない男子は嫌われるわよ?」

    翔一「む……。巴さん、俺そういうのは何かズルいと思います……」

    マミ「ごめんなさい。でも本当に大丈夫だから……。それじゃあ沢野くん、また明日ね」

    翔一「…………」

    翔一(……やっぱり心配だな)

    翔一(――ん? でも変だな。今まで巴さんが言っていた魔女ってやつが現れた時は、確か俺も頭が突然キーンと……)

    291 = 251 :

    ほむら「沢野翔一」

    翔一「うわっ!? あ、暁美さん……?」

    ほむら「…………」

    翔一「び、びっくりした~……。もう、いきなり背後から声をかけないでよ……。一体何の……」

    ほむら「早速で悪いけど、あなたの力を貸してもらうわ」

    翔一「俺の力を? ……あっ。そうか、魔女ってやつをやっつけるんだね? やっぱり巴さん1人じゃ心配……」

    ほむら「いいえ。私たちの相手は魔女じゃないわ」

    翔一「えっ? どういうこと?」

    ほむら「今回の魔女は巴マミ1人に任せておいても特に問題はない。私たちは別の存在を討つ」

    翔一「別の存在?」

    ほむら「えぇ。人によっては、そいつは魔女以上に厄介な『敵』だから……」

    293 = 239 :

    QBか? アンノウンか?

    294 :

    えるしってるか
    ぐろんぎはりんとしかころさない

    295 :

    アギトVSQBならアギトがなんとかしてくれそうだ
    なのにギルスVSQBを考えるとQBの未知の力で腕をもがれたギルスがうかんでしまう

    296 = 263 :

    魔女って何故か響鬼と戦ってそうなイメージ

    298 = 263 :

    ゲゲルゾザジレズゾ

    299 = 266 :

    >>298
    ここではリントの言葉で話せ!

    300 :

    そうだ、その青がいい


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