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    元スレ絹旗「恋をしちゃいました♪」

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    みんなの評価 :
    タグ : - 最愛 ×2+ - 絹旗 ×2+ - アイテム + - 麦野 + - フレンダ + - リア充 + - 一方 + - 上条当麻 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 213 :

    おはようございますなのよな 保守支援ありがとうなのよな

    252 = 213 :

    フレンダ「今回のことにしろ、歴代の彼氏のことにしろ。結局は麦野の自業自得なだけな気がする訳よ」

    滝壺「むぎのの自業自得?」

    フレンダ「まるまる全部、とまでは言わないけどさ」

    滝壺「むぎのはむぎのなりに頑張ってると思うよ?」

    フレンダ「麦野は普段しっかりしてくるってのに、ここぞという時にかぎって頑張る方向を間違えちゃうのが欠点よね~」

    滝壺「……まぁ。それは確かに」

    フレンダ「それが恋愛方面になると余計にややこしくなるし」

    滝壺「世話のかかる子だけど、そんなむぎのもわたしは大好きだよ」

    フレンダ「まったく。いつもと立場は逆じゃないのよ」

    滝壺「そうだね。はやくいつもの世話焼きお姉さんなむぎのに復活してほしいね」

    フレンダ「『滝壺さんの意見に超同感でーす』」

    滝壺「あ、結構似てるかも」

    フレンダ「マジで?」

    254 = 213 :

    フレンダ「何はともあれ。麦野言う事なんて、決まってんのよ」

    滝壺「ほんとにね」

    フレンダ「なぁ~んでそんな簡単なことが出来ないのかねぇ」

    滝壺「フレンダはいつも自分に正直だから簡単に思えるかもしれないけど、案外、難しいことなんだよ」

      「……むぎのなら余計に、ね」

    フレンダ「……なんだか悟ったような言い方な訳よ、滝壺?」

    滝壺「ちょっとした実体験からの感想」

    フレンダ「へぇ」

    滝壺「うん」

      「………簡単だけど、難しいよ」

      「――――素直になるって」

    255 = 213 :

    ―麦野宅―

    ピンポーン、ピンポーン…。


    フレンダ「………」

    滝壺「………」

    フレンダ「………」

    滝壺「むぎの、でてこないねぇ」

    フレンダ「携帯は?」

    滝壺「家のチャイム押してから電源きられてったっぽい」

    フレンダ「居留守かよ!」

    256 :

    麦野ォ!

    257 = 213 :

    フレンダ「麦野ー? 愛しの愛しのフレンダちゃんが、美味しいお菓子をお土産に参上してやったんだから開けてちょだいなー!」(コンコン

    滝壺「むぎの、でておいでよー。むぎのの好きなお店のドーナッツもあるから」

    フレンダ「今なら更に限定チョコケーキ&チーズケーキもついてきますよー!」(コンコンコン!

    滝壺「おーい! むぎのー! でておいてー!」

    フレンダ「ほら、滝壺も珍しく大声だしてるし! いい加減顔出してよ、心配してんだからさー!」(コンコン!!!


    滝壺「…………」

    フレンダ「…………」


    滝壺「でてこない」

    フレンダ「ああもうなんなの!? アンタはどこぞの天照ですかそうなんですかああ!!??」

    258 = 213 :

    滝壺「来ない方がよかった……かな」

    フレンダ「来ちゃったもんはどうしようもない。このまま引き下がる気なんてサラサラない訳よ」

    滝壺「私がいる時点でむぎのが家の中にいることバレバレなんだけどなぁ」

    フレンダ「あれ、いつのまに麦野のAIM拡散力場をよんでたの?」

    滝壺「んー? ここにくる途中で」

    259 = 213 :

    フレンダ「……結晶使わなくても能力使えるようになって、滝壺ってば結構無双状態よね」

    滝壺「それでも超能力者判定はされてないけどね」

    フレンダ「そなの?」

    滝壺「よくわからないけど、数多さんが「オマエみたいな中途半端な奴は4で十分だ」って言ってたから、多分そういうことなんだと思う」

    フレンダ「……………へぇ、彼氏さんが、ねえ? ふ~ん、なるほどね」

        「(……実質的な能力はともかくとして。完璧に「超能力者」判定されたら、それだけで滝壺の周囲は変っちゃう訳よ……)」

        「(―――滝壺にかかる負担を最小限にとどめたいっていう配慮…、かしら)」

        「…………むぎのの意見も、あながち間違いでもない。ってことのかしら」(ボソ

    滝壺「? フレンダ?」

    フレンダ「なんでもなーい。ひとりごとー」

    261 = 213 :

    フレンダ「いまは麦野のこと、麦野のこと! ああもう、手加減なんてしてやんない!!」

    滝壺「え?」

    フレンダ「にゃははは!! 居留守を決め込む気ならこっちにだって考えがあるわけよ!」

    滝壺「あるの?」

    フレンダ「最終手段! 強行突破ぁああああああ!!!!!!」(ジャジャy-ン

    滝壺「フレンダ。それ」

    フレンダ「そう! フレンダちゃんご用達の着火式ドア焼きツール~~~ッ!!!」

    滝壺「あ、ナイスアイディア」

    フレンダ「でしょ☆?」


    カチャカチャ、ガチャ!!!


    麦野「――――「でしょ☆?」、じゃねえええええええよ!!! フレンダちゃぁああああん!!??」

    フレンダ「にぎゃあああああああああああ!?!?!?!」


    滝壺「あ、でてきた。おはよーむぎの。ドーナッツ食べる?」

    262 = 213 :

    昼飯る

    263 = 256 :

    >>262
    ドーナッツ食べる?

    264 :

    >>262
    鯖缶分けてやんよ

    265 :

    >>262
    麦野のシャケ弁の残りいるか?

    266 :

    女学生喰いたい

    267 :

    逮捕しちゃうぞ

    268 :

    スレタイ見ても
    こーいーしちゃったんだたぶんきづいてなーいでしょー
    しか思い浮かばない

    269 = 256 :

    >>268
    それはそれで可愛いよね

    270 = 216 :

    おい飯長いぞ

    271 = 233 :

    きっと書き溜めてくれてるんだよ!

    272 :

    上条さんは自分が絡む恋愛関係じゃ上手く説教できなさそうだな
    そっち方面は浜面圧勝かな

    273 = 213 :

    ご、ごめんなさい……orz
    ――

    麦野「ア・ン・タ・はぁああああ!! なに、人の家を破壊しようとしてんだ、コラ!」

    フレンダ「いひゃ、いひゃあああいっ ほほひっふぁんないへー!」(訳:頬ほっぱんないでー!)

    麦野「ええいお黙り! お前なんぞこうしてくれる!!!!」

    フレンダ「やええ、いひゃひってはぁああああ!!!」(訳:やめて、痛いってばあああああ!!!)

    滝壺「思ったより元気そうでよかった。ケーキもあるよ?」

    フレンダ「らひへははひよーーー!!」(訳:助けなさいよーーー!!)

    滝壺「限定ケーキもあるよ?」

    フレンダ「むひ!?」(訳:無視!?)

    274 = 213 :

    フレンダ「うへぇ。頬ひりひりする……」

    麦野「器物損壊の罰よ」

    フレンダ「結局未遂だった訳よ!」

    麦野「あと一秒遅かったらウチのドアが消失してたっつーの!」

    滝壺「それじゃ、家にあがらせてもらうね~」

    麦野「あ、ちょ、滝壺!?」

    滝壺「お邪魔します」(ペコ

    麦野「ちょ、ドアは開けたけど、家にあがらせるとは言ってn」

    フレンダ「ナイス滝壺! ってことで、私もお邪魔しまーす」

    麦野「あああああ、フレンダまで!!」

    275 = 264 :

    絹旗とフレンダはアイテムの可愛い担当だな

    276 = 213 :

              ・
              ・
              ・

    フレンダ「―――麦野はふとんの中でかたつむりになってるかなと思ってたけど、むぐっ、結局そんなことなかった、もぐもぐ、訳よ」

    滝壺「泣いてもいなかったみたいだね。鼻も赤くないし目を擦ったような跡もないし」

    フレンダ「私たちは、むぐ、心配しすぎたってこと、ごくごく、ぷはー」

    麦野「……フレンダ、アンタよくもまぁ、他人の家でそこまでリラックスして暴飲暴食するわね」

    滝壺「たべながら喋るのはお行儀が悪いよ、フレンダ」

    フレンダ「ちょっと、小姑みたいな台詞をいわないでよー、むぐ」
     
        「!」
     
        「やっべ、このチーズケーキ激ウマっ!!」

    麦野「マジで?」

    フレンダ「食べてみ」

    滝壺「あ、おいしー」

    麦野「……!! やっべ、コレ超パリィ!!」

    フレンダ「なに語よ、それ」

    277 = 256 :

    滝壺はアイテムの良心

    278 = 213 :

    麦野「あー、おいしかった」

    フレンダ「一時間もたたないうちに持ちこんだ菓子類が消え去った……」

    滝壺「甘いものは別腹」

    麦野「しかしあのケーキは当たりね。あそこ、たしかプリンも売ってたよね」

    フレンダ「食べるしかない訳よ」

    滝壺「わたしキャラメルプリンがいい。キャラメルプリンが食べたい」

    フレンダ「今度の休みでにも行く?」

    滝壺「行く」

    麦野「決まりね」

    279 = 213 :

    フレンダ「一応、大声出せる程度には元気なら、居留守なんかしなけりゃよかったのに」

    滝壺「それもそうだね」

    麦野「…………アンタらに根掘り葉掘り聞かれるのが嫌だったのよ」

    フレンダ「根掘り葉掘りなんて失礼な。「根掘り葉掘…」くらいでやめるって」

    滝壺「うん、腹八分目っていうしね」

    麦野「オマエ等二人とも日本語可笑しい。とぼ八割がた聞く気まんまんだったんじゃねーかよ」

    280 = 213 :

    とぼ?じゃねえよな、ほぼだよ、ほぼ
    ――

    フレンダ「はははー。まーねー」

    麦野「チッ、野次馬根性かよ」

    滝壺「そんなことないよ。そんなの一割くらいしかないよ」

    フレンダ「滝壺ってば謙虚だね。わたしは5割ほどあるよ」

    麦野「…………うわぁ」

    フレンダ「冗談だっての。ねー?」

    滝壺「ねー」

    麦野「……そーかよ。お菓子食ったんだし、さっさと帰れヤジ馬」

    フレンダ「そうはいかんざき!!」

    滝壺「そーはいかんざきー! ……?」

    麦野「無理してフレンダの言葉を復唱しなくていいから……」

    281 = 213 :

    フレンダ「やっぱ昨日の麦野の様子変だし、なんとなく探りをいれに来た訳よー」

    麦野「全・然、さぐりになってから。めちゃくちゃオープンな状態だから、コレ」

    滝壺「そのことに関して否定はしない」

    282 = 264 :

    フレンダ可愛いよフレンダ

    283 = 213 :

    フレンダ「ある程度マシな顔してるみたいだし、安心はしたかな? 予想外だったけど」

    滝壺「だねぇ。予想外だったけど」

    麦野「繰り返すな」

      「……たっく、どうして私がめそめそ落ち込んでなきゃいけないワケ?」

    フレンダ「…………」

    滝壺「…………」

    麦野「な、なによ急に黙り込んで……っ」

    滝壺「ねぇ、フレンダ、さっきの言葉取り消してもらってもいい?」

    フレンダ「オーケイ。取り消す取り消す」

        「このお馬鹿さん、やっぱり全然『マシ』じゃないわ」

        「―――超、重症な訳よ」

    麦野「………はい?」

    284 = 213 :

    フレンダ「麦野ー。それは駄目だよ。それだけは、絶対に駄目な訳よ」

    麦野「はあ? なにが駄目なのよ。アンタの言葉主語が抜けて過ぎ」

    フレンダ「…………「自分はこうあるべき」「自分はこうじゃないといけない」なんて思いこみは、駄目」

    麦野「……なにがどうなったら、そういう解釈がでてくんだか……」(ハァ

    滝壺「出てくるよ」

    麦野「た、きつぼ…?」

    滝壺「出てくるんだよ、麦野」

      「さっき麦野は言ったよね? 『どうして私がめそめそ落ち込んでなきゃいけないワケ』って」

      「――――言った、よね?」

    麦野「言った、けど」

    フレンダ「残念ー。そんなこといってる時点でダウトな訳よ、麦野」

    285 = 213 :

    フレンダ「そうだ、麦野。麦野の心境を当ててみようか?」

    麦野「……能力のないアンタに、そんな器用な芸当ができるわけ」

    フレンダ「能力なんてなくたって簡単にできる」

    麦野「また、そんな大口叩いて」

    フレンダ「そうさね……」

        「まずは、『これ以上、みじめな思いなんてしなくない』」

    麦野「――――ッ」

    フレンダ「『自分の気持ちを踏みにじられたくない』」

        「『可愛そうな女なんだと思われたくない』」

        「『だから、絶対に泣いてやらない、絶対に、振り返ったりなんてしてやらない』」

    麦野「―――――フレンダッ!」

    フレンダ「……あらあら。簡単に強がりの仮面が剥がれちゃったみたいね、麦野」

    287 = 264 :

    調子に乗っちゃダメ

    288 = 213 :

    滝壺「……そう、思うから」
      
      「だから」

      「麦野は、『自分は絶対にないちゃいかない』って、意地を張る」

    フレンダ「こういう時、超能力者ってのは不便ね。
         『自分だけの現実』を信じる力が人並みはすれているってことは、思いこんだら、限界まで思いこみ続けちゃう」

    滝壺「自分のキャパシティの限界を超えるまで」
      
      「麦野は、ずっと、ずっと」

      「『泣いちゃいけない』って『落ちこんじゃいけない』って、なっちゃうよ」

    フレンダ「―――――だから、そんな」思いこみは駄目なんだよ、麦野」

        「そんなことして、壊れるのは、麦野なんだ」
      
        「麦野なんだよ!!!」

     

    289 = 213 :

    麦野「…………ぇ」

    フレンダ「聞こえないよ、麦野」

    麦野「うるせぇっつってんだよ!!」

    フレンダ「ええ、ええ上等!! うるさくて結構よ!!」

    麦野「……テメェらは私の姉ですか、母親ですかぁ? アンタ、自分の立場わかってる?」

    フレンダ「イヤってほどわかってるつもりだけど?」

    滝壺「うん、わかってるよ」

    麦野「なら」

    フレンダ「私も、滝壺も。アンタの仲間よ。それ以外の何者でもないっての、このボケナス」

    麦野「……ッ!」

    滝壺「うん。悪いけど、いまこの場でうるさいのは麦野だよ」

      「お願いだから、当たり前のこと忘れないで、無視しないで」

    麦野「……当たり前、って」 

    290 = 213 :

    滝壺「あのね。私たちがさ、麦野を心配するのも怒るのも、当たり前なの」

      「麦野が馬鹿やってたら怒るし。麦野が泣いてたら慰めるんだよ」

      「――――麦野だって、昨日、絹旗のことすごく心配していたでしょう?」

      「それと、一緒。それと、同じ」

      「……私たちは、そういうことが当たり前にできる関係になったんだよ、麦野」

      「だから、いまは麦野のことを心配するし、怒るし」

      「――――本音を聞きだそうと、躍起になってる」

    291 = 264 :

    フレンダのために支援

    292 = 233 :

    絹旗に期待して支援

    293 :

    ていとくんに期待して支援

    294 :

    そもそもの元凶は浜面なんですけどね

    295 = 213 :

    麦野「…………馬っ鹿じゃないの?」

    フレンダ「誰が?」

    麦野「……フレンダと滝壺」(ボソ

    滝壺「馬鹿でイイよ。だって、実際馬鹿だし」

    フレンダ「まぁ、そうね」

    滝壺「フレンダは」

    フレンダ「えええええ!? ちょ、滝壺さん、突然黒くなって、ええええええ!?」

    麦野「……そうだね、フレンダは本当に馬鹿だわ」

    フレンダ「なんで麦野も同意してるの!? 酷い!! どうして私っていつもこう言う役回り!!??」

    滝壺「…………フレンダだから?」

    麦野「フレンダだから、ね」

    フレンダ「ガッテム!!」

    296 = 213 :

    フレンダ「いいわよどーせ私はフレンダだもの、勝手に言ってればいいのよー……」(ドヨーン||||orz||||

    滝壺「そんなフレンダを私は応援してる」

    フレンダ「ごめん、いまはそのフォローになってないフォローも心を抉る……」

    滝壺「えー…」

    フレンダ「えーじゃないよ、滝壺。私的にはかなりクリーンヒットな訳よ……」

    滝壺「そうなの? わたしはそんなフレンダも大好きだよ?」

    フレンダ「愛の告白ありがとう。なんだろう、あんまり素直によろこべない……っ」(グス

    麦野「…………ぷ」

    滝壺「むぎの?」

    麦野「さ、さっきまでの勢いは何処にいったんだか……ぷぷっ」(フルフル

    フレンダ「―――――麦野、私の哀愁漂う背中を見て、笑いをこらえているでしょ!?!?」

    麦野「いや、だって、リアルにorzの姿勢で落ち込む奴なんて、は、はじめてみ、ぶはっ」

      「……………も、だめ」

      「あははははははあはははあははは」

    フレンダ「麦野ぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!???」

    297 = 213 :

    麦野「―――ひーっ、腹いったぁ」

    滝壺「むぎのの笑いのツボもクリ―ンヒットしたみたい」

    フレンダ「「上手い事いった」って得意げな顔しないの。別に上手くないわけよ」

    滝壺「……」(ショボーン

    298 = 213 :

    フレンダ「あああ、なんだよこの空気ー。さっきまでの超シリアスモードは何処にいっちゃった訳ー?」

    滝壺「きっとどこか遠いところにいっちゃったんだね」

    フレンダ「シリアスするも面倒だけど、こう、あんまりしまらないのも、かっこつけたかいも無くなるというか、なんというか」

    滝壺「怒鳴り合うより、落ちついて話したほうが麦野も心の整理をしやすいだろうから、結果オーライってことで」

    フレンダ「……そういうことにしておくわ」

    299 = 213 :

    麦野「はぁ、笑いつかれた」

    フレンダ「あんだけ爆笑してれば、そりゃ疲れますって」

    麦野「まぁ、ね」

    フレンダ「いっそ報酬よこせ報酬」

    麦野「報酬ぅ?」

    フレンダ「……全部話せとは言わんけども、少しは愚痴るなり、語るなりしろってこと」

    滝壺「それが報酬なの?」

    フレンダ「フレンダちゃんは優しいから」

    滝壺「はは、変なのー」

    麦野「…………」

      「……うん、まぁ」

      「――――報酬なら、仕方ないか」

    フレンダ「そうそう、報酬なら仕方ないって訳よ」


    300 = 213 :

                  ・
                  ・
                  ・

    どうして、わたしはいつも失ってから気がつくのだろう、と泣いたことがある。

    気が付いたら、普通の世界の中に居場所なんかなくて。

    気が付いたら、初めて恋をした人は別の女を選んでいた。


    自業自得の結果。たどり着いて当然の終着地点だった。

    それなのに、悲しくて寂しく息が詰まりそうで。

    「私は一人なのだ」という現実が

    怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて、怖くて。


    いっそ、死んでしまいたくなるほどに、怖かった。


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