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    元スレ絹旗「恋をしちゃいました♪」

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    タグ : - 最愛 ×2+ - 絹旗 ×2+ - アイテム + - 麦野 + - フレンダ + - リア充 + - 一方 + - 上条当麻 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 1 :

    麦野「…………残念、だけどさぁ」

      「わたしってば「イイ女」だから? そんなに安くないの」

      「ねぇ、垣ァァァ根くゥゥゥゥゥゥン!!???」

    垣根「第一位の真似? クソ似てねェな」

    麦野「……テメェが私のことをどう考えてようが、この際どうでもいいわ」

    垣根「ああ、マジで? それは助かる面倒くさいことはキライなんだ」

    麦野「ただよぉ。この麦野沈利を! 原子崩しを!!」

      「「モノ扱い」、したことは気にくわねぇんだわ。ああ、腹が煮えくりかえるほど気にくわねぇ」

    152 = 1 :

    垣根「失礼なこと言うなよ。ちゃんとそれなりに『彼女』として大切に扱っただろ?」

    麦野「そうだな、その『彼女』っていうモノ扱いが気にくわねぇんだよ!!!!」(キィィ……ィィィ

    垣根「……あ? なんだよ、発射準備なんかしやがって。ヤル気?」

    麦野「今日はベットの上じゃねーけどな!!!」


    ドガガガガガガッ!!!!!!!!


    垣根「……あっぶねー。これほど可愛くねぇおねだりははじめてだ」

    麦野「黙りな!! そのムカつく頭吹っ飛ばしてやるから感謝しろよ、クソ野郎!!」

    垣根「たっく、「浮気相手送るメールを間違って彼女に間違える」なんて初歩的なミスなんて、するんじゃなかったなー」

      「……面倒で仕方ねぇ」

      「…………」

      「ほんとに、オマエは面倒くさい女だな」

      「――――――――――――沈利」

                 ・
                 ・
                 ・

    153 = 1 :

    自分勝手に生きて、生きて、その結果どつぼにハマった。

    馬鹿で、醜くて、愚かで、ガキな私。

    そんな、地獄に落ちて当然な女に手を差し伸べるなんて、馬鹿な奴だと思った。


    でも、馬鹿なそいつは、

    眼球のない右目のふちをなぞりながら「十分、オマエはキレイだ」と言ってくれた。

    あれも嫌だこれも嫌だとワガママをいう私に「気が強いオマエが好きだ」と言ってくれた。


    私は、「なに、調子いい事いって」なんて、可愛くない返事しか出来なかったけど。

    本当は、すごく、すごく。

    …………嬉しかったんだよ、帝督。

    154 = 1 :

               ・
               ・
               ・

    麦野「………最悪な目覚め……」

      「もう、2週間もたつのってのに、毎晩これじゃ先が思いやられるわね……」

      「……ハァ」

      「てか、今何時よ……」(ガサゴソ

      「あった、携帯……。あー……、午後1時。ってメール着てるし。誰?」(カタカタ

    155 :

    まさかのマジシリアス

    156 = 1 :

    麦野「ああ、フレンダ達からか……」(カタカタ

    『FROM フレンダ
     SUB  おっはにゃーん☆
     ―――――――――――――
     集合時間はとうに過ぎてるよー?
     お寝坊さん? 
     遅刻するなら連絡くらいよこせー』

    157 = 1 :

    『FROM 滝壺理后
     SUB  むぎのまだこないの?
     ―――――――――――――
     おはよー?もう昼になるよ。
     むぎの以外みんな来てるよ。
     といっても、いつも一緒かな?
     ダラダラしてるだけ。
     はまづらが買って来たシャケ弁あるから
     今からでもお いでよ、むぎの     』

    『FROM 絹旗
     SUB  まだ寝てるんですか
     ―――――――――――――
     特にすることないし、
     麦野も 来ないので
     今日はもう解散することになりました。
     シャケ弁は皆で仲良く食べました。
     超しょっぱかったです。      』

    158 = 1 :

    麦野「1時間おきにメールきてら……」

      「……解散したんなら、今日は外出する必要はないか……」

      「一応、連絡は入れておくか」(メルメル

    『TO  絹旗最愛
     TO  滝壺理后
     TO  フレンダ
    SUB 今起きた
     ―――――――――――――
     ごめん、今の今まで爆睡してた。
     解散了解でーす。
     あと、シャケ弁はしょっぱいのが美味いのよー』

    159 = 1 :

    ―――

    フレンダ「あ、麦野からようやくメールきた」

    滝壺「ほんとだ。今起きたみたいだね」

    絹旗「重役出勤すらしないリーダーって……」

    浜面「オマエら、昨日遅くまではしゃいでたんだっけ? なに、飲み会でもしたのか?」

    滝壺「あれ、カラオケの後飲みに行ったの?」

    フレンダ「行ってないわよ。ハンバーガー食ってそれで終了ー」

    絹旗「あれじゃないですか? 麦野はやたら絶叫する歌ばっか歌ってたし。それで疲れちゃったんじゃないですか?」

    浜面「絶叫する歌ってなんだよ……」

    160 = 155 :

    むぎのんマキシマムザホルモンとか好きそう

    161 = 1 :

    フレンダ「いやー……。十中八九、例の別れた垣根の件で落ち込んでるような気がするなぁ……」

    絹旗「あー……。昨日も「帝督」って言って、超未練たらたらな感じでしたねぇ」

    浜面「あの二人、いっつも口げんかとかしてたけど仲は良さそうだったのに……」

    滝壺「やっぱり、浜面もそう思う?」

    浜面「思う思う」

    浜面「えっ!? 麦野の奴、あの第二位の男の別れたか!?」

    フレンダ「浜面知らなかった訳?」

    浜面「知らねえよ。今知ったよ。あー…マジかぁ。うっそ、なんかすっげえ意外」

    162 = 1 :

    あああああ、すんません、台詞の順とか名前とかがバラバラになってた
    ――

    フレンダ「いやー……。十中八九、例の別れた垣根の件で落ち込んでるような気がするなぁ……」

    絹旗「あー……。昨日も「帝督」って言って、超未練たらたらな感じでしたねぇ」

    滝壺「あの二人、いっつも口げんかとかしてたけど仲は良さそうだったのに……」

    浜面「えっ!? 麦野の奴、あの第二位の男の別れたか!?」

    フレンダ「浜面知らなかった訳?」

    浜面「知らねえよ。今知ったよ。あー…マジかぁ。うっそ、なんかすっげえ意外」

    滝壺「やっぱり、浜面もそう思う?」

    浜面「思う思う」

    163 = 1 :

    浜面「……いや、なんかマジで信じらんねぇなぁ」

    フレンダ「男から見ても、やっぱなんか違和感感じる訳?」

    浜面「麦野と第2位…えっと垣根、だっけ?」

    絹旗「垣根で超あってますよ」

    浜面「アイツが麦野と付き合いだしてたから何回か話した事あったけど、ありゃあ、麦野にベタ惚れしてたようにしか見えねぇよ」

    フレンダ「だよねー! やっぱ、なんかおっかしい訳よ」

    絹旗「……なんですかね。なにか、裏で超なにかあるんでしょうか?」

    滝壺「むぎの、はやくいつもの明るくて元気なむぎのにもどってほしいなぁ」

    165 = 1 :

    フレンダ「んー……。そうさね、さりげなく麦野に聞きだしてみようかな」

    浜面「あんまひっかきまわさねぇほうがいい気もするが……。なんか、麦野のことはほっとけねぇーしなぁ」

    滝壺「わたしたちに出来る事があればいいんだけど、やっぱり、二人の問題って感じもしなくないしね……」

    絹旗「ただハッキリしてることは、私たちがこうやってグダグダしてても超何もはじまらないってことですかね」

    浜面「……だな。絹旗の言うとおりだ。俺達があーだこーだ言っても仕方ねぇ」

    滝壺「お菓子でも買って、むぎのの家に行こうかなぁ」

    フレンダ「あ、それナイスアイディア。あの子甘いものに目がないし」

    絹旗「…………」

    166 = 1 :

    浜面「そーいうのは女の子たちでいったほうがいいだろうからな。俺はやめとくわ」

    フレンダ「そっか。絹旗はどうする?」

    絹旗「…………」

    滝壺「きぬはた?」

    絹旗「あ? はい? なんでしたっけ?」

    フレンダ「だから、アンタはどうする? 麦野の家に一緒にいく?」

    絹旗「ああ。…………いえ、やめておきます」

    滝壺「用事でもあるの?」

    絹旗「まぁ……、ちょっと」

    フレンダ「ん、りょーかい。なんかわかったら連絡するわね」

    絹旗「はい、超よろしくおねがいします」


    1絹旗・浜面視点
    2フレンダ・滝壺視点

    さて、どっちへ進もうか?(どっちも書くけどね!)>>+5

    169 = 56 :

    かそくした

    171 = 109 :

    1

    172 = 1 :

    ――――ていとくん(麦野)ルート/絹旗・浜面視点―――


    浜面「……オマエ、本当にあいつらと一緒にいかなくて良かったのか?」

    絹旗「いいんですよ、行かないほうが超正解なんです」

    浜面「なんでだよ。オマエだって麦野のこと心配で心配でたまらないって顔してんのに、変な意地はるなよ」

    絹旗「そんなもの、超はってませんよ!!」

    浜面「ああ? なにいってんの。こーんなに眉毛八の字に垂れ下げて言う口かよ」(グイッ

    絹旗「ちょ、か、かお近い、超近いいいいいいっ///」

    浜面「うわっ!? なんだよ、突然大声だして!!」(バッ

    絹旗「うるさいうるさい!! 今のは、超浜面が悪いです!!///」

    浜面「えええええ!? なんで俺のせい!?」

    173 = 1 :

    絹旗「と、ともかく!! 私は麦野のところに行かないほうが超麦野のためなんですよっ!」

    浜面「だから、なにがどうなったらそうなるんだよ」

    絹旗「…………私が子どもだから、ですよ」

    浜面「?」

    絹旗「超悔しいことですけどね。
       フレンダと滝壺さんは麦野と同年代ですけど、私だけは年下ですから。
       へたに私が二人についていったら、麦野はお姉さんぶって弱音を吐こうよしませんよ、絶対」

    浜面「絹旗……。オマエ」

    絹旗「あの二人になら麦野も少しは素直になれるかもしれませんから」

    174 = 1 :

    絹旗「それに私は私に出来る事すればいいだけのことですしね」

    浜面「……絹旗、オマエ、何をやらかす気なんだ?」

    絹旗「麦野のことは二人にまかせて、私はもう一人の方に超殴りこみに行くだけですけど?」

    浜面「てーことは……」

    絹旗「はい、浜面の想像している通りです!!」

      「私たちの大事な麦野が影で泣いているかもしれないんですよ?」 
      
      「そんな原因を作ったクソ男のに窒素装甲を超ぶち込まないで、どうするっていうんです」

    浜面「はは、なるほどな。それ殴りこみ、俺も乗ったぁあああ!!!」



    175 = 78 :

    浜面△

    176 = 1 :

             ・
             ・
             ・
    『あああああ!! 浜面、あれ! 大通りに垣根帝督が超あるいてる!!』

    『ゲッ! マジかよ。ちっきょしょー!! ようやく見つけたと思ったら反対車線かよおおおおおお』

    『浜面、早くあっちの道に回りこんでください!! 見逃してしまいます!!!』

    『了解ってなあああああ!! ハッハ―!! 元・スキルアウトを舐めるなよ!! 第七学区の裏道は俺の庭じゃああああああああ!!!』


    ……ブロロロロロロロロッ!!!!


    垣根「……あぁん? なんだ、あの暴走車は」


    キキ――ッ!!! ガチャッ!!


    絹旗「ようやく見つけましたよ!! 女ったらしの、超クソ男おおおお!!」



    垣根「…………はい?」

    177 = 78 :

    未元物質からていとくんキャラになるのか

    178 = 1 :

    絹旗「なにすっとぼけた顔してるんですか? まぁイイです。今からあなたの事を超殴るので覚悟はいいですか?」

    垣根「は? なに? もしかしてオマエみたいなガキが俺に喧嘩売ってんの?」

    絹旗「これは喧嘩ではありません! 制裁です!!」

    垣根「…………あぁ? おい、そこのクソガキ。口の聞き方には気をつけろや。ガキだからって俺は容赦するほどお人よしじゃあねーぞ」

    絹腹「その言葉、そっくりそのままお返しします。麦野を泣かしておいて、よくそんな偉そうな口が聞けますねぇ!!?? ええ!!??」

    垣根「……麦野だと?」

    絹旗「そうです! どんなことがあったかは存じませんが、あなたの彼女だった人の名を忘れるはずはありませんよね?」

    垣根「……見たことある顔だとは思ったが……。オマエ『アイテム』の絹旗最愛、だな」

    絹旗「あなたみたいな下劣な男に覚えておいてもらっても、超嬉しくないですよ、『スクール』リーダーの垣根帝督さん?」

    179 = 1 :

    垣根「俺と、しず――――麦野はとっくのとうに別れたんだ。今はもうアイツとは関係ねぇ」

    絹旗「……関係、ない? 今、『関係ない』と超聞こえたんですけど、今そんなこと言いやがりましたか?」

    垣根「もう一度言う。俺と麦野は、もう、無関係だ」

    絹旗「無関係……?」

      「麦野は、あんなに、声を震わせて……『やさしくされてただうれしかった』と歌っていたのに……?」

      「……麦野は! アナタとの日常を、すごくすっごく嬉しそうに!?」

      「…………麦野は!」

      「麦野はぁっ!!」

      「強がっていたけど! 今にも壊れてしましそうな瞳で、あなたの名を呼んでいたのに!!??」

      「それなのに! あなたは無関係だと、麦野を切り捨てるんですか!!??」

    180 = 1 :

    垣根「そうだ。俺は麦野を切り捨てた」

    絹旗「どうして!?」

    垣根「…………どうしてもこうしても、ねーよ」

      「アイツと俺は『合わなかった』」

      「―――――それだけだ」

    絹旗「『合わない』!? まったくもって意味不明です。超理解できない!!」

    垣根「言葉通りだ。結局、俺とアイツとじゃあ、しっくりこなかっただけの事だ」

    絹旗「あんまり、女を舐めないでくれますか!?」
       
      「女はね、好きな男のためになら何色にだって染まれる生き物なんですよ!!」
       
      「プライドの高い麦野だって、あなたのためなら多少はあなたに『合う』ように己の色を変えるはずです!!」

      「『合わない』なんて、存在するようでしない理由で、私や麦野を出し抜こうすんな!!!」

    181 = 23 :

    ジェントルマン

    182 = 119 :

    絹旗さんが超良い女過ぎて生きるのが辛い

    183 = 23 :

    予測変換で支援がジェントルマンになってしまった…

    184 = 1 :

    垣根「――――ああ、そうかい。んじゃあ、はっきり言うけど」

    絹旗「さっさと超はっきり言って下さい」

    垣根「俺が麦野以外の女と遊んだ」

      「んで、そのことに麦野がキレた」

      「それで喧嘩して、あれよあれよと殺し合いに発展して別れた」

      「……ま、そんなとこだ」

    絹旗「…………ッ」

    垣根「さっきまでの饒舌が嘘のようだな、絹旗最愛」

    絹旗「……貴方のあまりの愚かさに絶句していただけですっ」

    垣根「まぁ、静かになるなら、俺としては結構なことだけどな」

    絹旗「最低。最ッッッ低!! マジで女の的ですね、貴方。歯をくいしばれや垣根。容赦はしません」

    垣根「………殴りたいなら殴れ。なんだかんだ、俺は女を殴る趣味はなんでね。一発二発くらいなら甘んじてやるさ」

      「ただし」

      「それで満足して、すぐに俺の目の前から失せろ」

      「―――――――沈利と関係あるヤツですら、今は見ていたくねーんだよ」

    185 :

    変態

    ベクトル変換でジェントルマンが変態になってしまった

    186 = 1 :

    絹旗「超ふざけるな!! 麦野の代わりに半殺し程度にまで痛みつけないと、満足なんて出来る訳がありません!!」

      「――――麦野は、本気だったんです! 本気で、貴女と一緒に生きようと、思っていたはずです!」

      「だから」

      「だから!! 私も、本気で貴方を超ぶっ飛ばすまでなんですよぉぉぉおおおお!!!」


    轟ッ!!


    垣根「――――グ、ガッ」

    絹旗「軟弱な腹筋ですねぇ! 次はそのムカつく顔面にでも―――ッ!!」


    浜面「はいはいはいはいはい!!! 
       絹旗、ストップ! ストォオオオオオップ!!! 試合終了!! 終りだから、その黄金の右手はしまいやがれええええ!!!」

    187 = 1 :

    垣根「……あぁ?」

    絹旗「浜面! 邪魔しないください!!」

    浜面「今の一発で十分だよ!! オマエ、すこし頭に血が上りすぎだ、少し冷静にコイツ(垣根)のこと見てみろよ」

    絹旗「なんなんですか? 浜面はこの女ったらしの肩をもつんですか!?」

    浜面「まさか。俺は『アイテム』の一員だ。誰が好き好んで『スクール』なんぞの味方をするかっての」

    絹旗「じゃあ!!」

    浜面「俺はさ、ただ、麦野にとって最善の道を指し示してやるのが一番いいと思ってるだけだ」

    絹旗「……? 麦野にとって、最善の、道……?」

    188 = 1 :

    浜面「なぁ、絹旗。オマエはなんでそんなに怒ってるんだ?」

    絹旗「クソ野郎が麦野の大切な気持ちを踏みにじったからです!!」

    浜面「だよな。俺もそのことについては内心すっげえ怒ってる」
      
      「俺たちがこんなにカンカンに怒っちまうくらいにさ、麦野の気持ちは真剣だったよな」

    絹旗「……ええ。本当に」

    浜面「麦野はさ、こいつのこと諦められなくて諦めれなくて、仕方なくて。そんで、もがき苦しんでるじゃねーかなぁ」

    絹旗「――――そんなの、いやって程わかってます。超わかってます」

      「わかるからこそ、ここに殴りこんだんです」

    浜面「また気が合ったな。俺もそう
       オマエが殴ったことでコイツは『麦野をなかした罰』は受けたからさ、今度は一歩次に進もうぜ?」

    垣根「――――あほか? オマエ。俺と麦野は終ったって言って――」

    浜面「ああ!? アホはテメエだろ。未練たらったらな顔しやがってよ!!」

    189 = 23 :

    頑張れ

    190 = 1 :

    垣根「――――ッ」

    絹旗「……次の一歩ってどうするんですか?」

    浜面「要はさ、麦野はコイツが諦められなくて。
       ウジウジウジウジ悩んで悩んで。柄にもなく、布団の中でかたつむりしてるに決まってんだよ」

    絹旗「……まぁ、そうでしょうねぇ」

    浜面「ならよ、いっそのことどんなことがあっても「私は絶対諦めたりしねーからな!!」って開き直らせてやればいいんだよ」

      「アイツの恋愛における一番の敗因は、『自信の無さ』、だからさ」

    191 = 1 :

    浜面「垣根の野郎がなんで意味不明なこといって別れたかわしらね―けどよ」

      「ぶっちゃけ、重要なのは未練タラタラなコイツより、案外麦野の内心の方だろ思う」

      「コイツの道化に麦野が惑わされないで」

      「『うるせえ、テメェはあたしの男なんだよ。ごちゃごちゃ言うな』って言えるくらい自信があったら、そもそもこんな変なことにはなってない」

      「なんつーか」

      「たとえ、垣根が何かを企んだとしても、こんな大げさにはならなかったと思うんだよ、俺」

    192 = 170 :

    浜面超イケメンですっ////

    193 = 185 :

    絹旗にええとこ見せるなぁ
    はまやん、それ、ポイント高いでぇ

    194 :

       



                 

                   絹旗には無限の可能性がある。

    195 = 1 :

    絹旗「……つまり、麦野たちの中を取り持ちつつ、麦野に自信を持たせるってことですか?」

    浜面「まぁ、簡潔にいうとそんな感じだな」

    絹旗「うーん……」

    浜面「ぶっちゃけよ、オマエは麦野が内心どんなこと考えてると思う?」

    絹旗「『……垣根のこと諦められない。……出来る事なら』って感じですか」

    浜面「だろ?」

    絹旗「…………なんだか釈然としますが、その方向のほうが、麦野は喜びそうですね」

    浜面「よし決まりだ」

    196 = 1 :

    釈然としますってなんだよ……orz
    ―――

    垣根「…………おい、何がきまりなんだよ」

    浜面「「オマエと麦野を仲直りさせる」ことだよ。俺らはそういう方向で動くけど、文句はねぇよな、垣根」

    垣根「――――あるに決まってんだろうがよぉっ!!」

    絹旗「ちょ、まだ殴られたりないですか!?!? この、浮気野郎!!!」

    浜面「あーそれは違うと思うぞ、絹旗。きっと、っつうか、こいつ100%浮気してないって」

    絹旗「…………は?」

    浜面「だから。コイツが言ってた浮気ってのは、真っ赤なウソってこと」

    絹旗「へ?」

    垣根「―――――――嘘じゃねーよ」

    浜面「ワリィ。やっぱ嘘だよ。俺も男だからさ、オマエがどんだけ麦野に惚れてるかなんて、目をみりゃわかるんだよ」

    197 = 67 :

    ???「目をみればわかる」

    198 = 185 :

    虚構殺し<ライアーブレイカー>ですね

    199 = 1 :

    浜面「俺さ、オマエと絹旗のやり取りを車の中から見てたんだけどさ」
       
      「オマエ、『麦野なんて俺には関係ない、麦野のなんて好きじゃない』って態度とるたんびに、微妙に視線が揺れてたよな?」

    絹旗「……え? マジですか?」

    浜面「オマエはカンカンに怒ってたから、気がつかなかっただけだろ」

    垣根「なにがいいてぇんだよ、無能力者の役立たずが」

    浜面「へぇ。大して面識もないってのに、よく俺が「無能力者」ってわかったな?」

    垣根「ちゃかすな!!! そこのガキはまだイイとして、なんで、テメェにごちゃごちゃ言われねーとなんねーんだよ!!??」

    浜面「俺もアイテムの一員だからな」

    200 = 119 :

    浜面ァ!


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