元スレ桐乃「あたしのアニキが東方仗助なはずがない!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
652 :
それでも無敵のスタープラチナならなんとかしてくれる
653 :
黒猫は…二度とこの世に戻れなかった
生物と肉塊の中間の存在となり永遠に生死の淵をさまようのだ
死にたいと思っても死ねないのでそのうち黒猫は考えるのをやめた
654 = 596 :
リ タ イ ア
黒猫 再起不能
655 = 593 :
目を閉じたあたしが静かに黒猫の冥福を祈ろうと思った時だった。
「おっ! 露伴センセーじゃん! ここ空いてるッスよぉ~!」
オクヤスの声があたしに向かって…違う。
あたしの後ろに向かって投げかけられてたんだ。
…ロハン?
どっかでその名前を聞いたような気がして、あたしは思わず振り返る。
そこに立っていたのは大きい鞄を肩がけにかけた細身の男の人だった。
その特徴的な髪型とかペン先?みたいな形をしたイヤリングの強烈なインパクトは見忘れるはずもない。
うん、オフ会の直前で由花子っていう美人さんとちっちゃい高校生を取り合ってた人じゃん。
そのロハンって呼ばれた人はオクヤスに声をかけられて露骨に嫌そうな顔をした。
「ムッ 億泰に…クソったれ仗助も一緒なのか。 なんで僕のお気に入りの店におまえらがいるんだ?」
ロハンって人が不機嫌そうにそう毒舌を吐いた。
それが聞こえていたのかな?
ジョースケがガタンと音を立てて立ち上がって、こっちに向かって歩いてきてたんだ。
657 :
やっと追いついた。
今さらだけど原作で55000円したのはエロゲじゃなくてアニメのDVDBOXだからね
659 = 593 :
「よぉ~? いきなりそれはズイブンなご挨拶じゃねースかぁ~? なぁ露伴先生よぉ~?」
ジョースケがズンズンと歩いて、ロハンって人を睨みつけてた。
けどロハンって人はそんなジョースケを鼻で笑ってこう言ったんだ。
「フン。 言ったはずだろ仗助? 僕はおまえが嫌いだってな」
それを聞いてジョースケもムッとした顔をする。
「あんたもゴチャゴチャしつけースねぇ~… ハイウェイスターをぶちのめしたときに貸し借りはチャラになったでしょーがよぉ~?」
「何言ってんだよ仗助。 それはその時のことだろ? おまえのせいで僕の家が全焼して連載を休むことになったんだ。
ついでに虫眼鏡を見るとサイコロゲームを思い出して、今でもムカッ腹が立つんだけどな?」
そうロハンって人が言うと仗助が冷や汗を垂らして一歩後ろにさがった。
「だ、だからよぉ~? それもチャラってことでしょーがよぉ~!?」
…どうやらジョースケって人はこのロハンって人が苦手みたい?
で。
そこであたしはようやくと気が付いた。
そういえば黒猫はどうなったの!?
あいつ水銀灯みたいな格好してたけど、まさか黒/猫とかになってないよね?
言い争いを続けているジョースケとロハンはひとまず置いといて、あたしは黒猫の姿を追った。
661 = 605 :
つぎいいいいいい
664 :
そんなフレ/ンダみたいに言わなくても
665 = 593 :
…幸いにも間一髪だったらしい。
黒猫は黒/猫にもジャンクにもなっていなく、五体満足で椅子に座っていた。
とはいえ黒猫の精神的ダメージは相当だったみたいで。
テーブルに突っ伏した黒猫はピクリとも動いてなかった。
なんか腕だけが硬直して虚空を指さしていた。
人差し指の形に作られた黒猫の手は誰も座っていない空間、ジョースケが座っていたならちょうど胸のあたりを指さしたまま固まってる。
いやー…これ間一髪どころじゃないって。
奇跡のようなタイミングじゃん。
生きててよかったね黒猫!
ついでに、あたしが嘘をついてないってのが判ったんだから後であたしに謝ってよね。
何だかんだであたしは勝利者になったわけで、ヌフフと笑いながら椅子に座って。
今度はあんたがトラブルのもとになるつもり!?って叫びたくなった。
フンフンと荒い鼻息をつきながら沙織が中途半端に腰を浮かせていたんだ。
「あん? どうしたんだよ沙織よぉ?」
そんな沙織を見て億泰が不思議そうな声をかけた。
666 = 644 :
眠くて仕方ないしそろそろ寝ないとヤバいのに寝ることができない……
ハッ!? もしかして俺はスタンド攻撃を受けているのか!?
668 = 614 :
以外ッ、それは人形化のトイズッ!
669 = 593 :
でも沙織にはオクヤスのそんな言葉も届いていなかったみたいだ。
へー…なんか意外。
オフ会の幹事や二次会の時も他人に気を配るのが大好きです!みたいな印象だったのに。
沙織の目は入口の方に向けられたままピクリとも動かなかった。
で、ようやく沙織がどもりながらしゃべりだした。
これまた意外。
放っておいたら一人でベラベラといつまでも喋ってそうな沙織も口ごもったりするんだねー。
「お、おおお億泰氏!? わ、私の…い、いや拙者の耳が確かならば…」
ええ? なんで沙織までガクブル震えてんの!?
「あ、あちらの殿方様のお名前はろ、ろろ露伴と仰るのでござろうか…!?」
あたしは何で沙織があわあわしてるのか判んなくて。
それはオクヤスも一緒だったみたいだ。
「あん? そうだぜェ~? 俺達は露伴先生って呼んでるけどよぉ~… それがどーかしたんかぁ~?」
それを聞いた沙織の眼鏡がめっちゃ光った。
なんかコレラにでもかかった病人みたいに震えながら沙織がオクヤスに再度質問をしたんだ。
670 :
そういやピンクダークの少年に出てくるキャラは杜王町のメンツの影響を受けてるんだよな
コスプレではなく元ネタか
671 = 670 :
沙織かわいい
672 :
>>670
元ネタに会うと感動するもんなのかな
でもYAWARAの場合(ry
673 = 593 :
「ろ、露伴先生!? ま、まさかでござるが億泰氏!! も、もしや! あちらの殿方様のお名前は岸辺露伴大先生様というのではござらんか!?」
ちょ……どもりまくりの噛みまくりじゃん。
だってのに沙織は今の自分が他人からどう見えてるかなんて全然気にしてないようだった。
「おっ! よく知ってんなぁ~! 会ったことでもあんのかぁ~?」
…オクヤスはちょっとマイペースすぎるとあたしは思う。
まぁあたしの意見はともかくオクヤスがそう沙織に声をかけたらさ
「なっ!? 何を仰る億泰氏!! 岸辺露伴先生様といえば! 若干16歳で週刊少年ジャンプで華々しいデビューを飾り!
それからただひたすら一人でジャンプの黄金時代を築きあげておられる押しも押されぬ究極の漫画家でござろうに!」
よく知っているな?っていうオクヤスの答えが気に入らなかったようで沙織がロハンって人をすっごい勢いで説明しだしたんだ。
へー…あの人、なんだか有名な漫画家なんだー
あたしはそんな事を思いながら仗助と口論を続けているロハンって人を見てたら沙織が話を振ってきた。
「いやー感激でござるなきりりん氏! 当然きりりん氏も知っておるでござろう! 拙者はきっと今日この日ので一生分の運を使い切ったかもしれんでござる!
まさか[ピンクダークの少年]を描いている岸辺露伴大先生を生で拝見することが出来るとは! 吾輩もはや大感動、大感激の雨あられでござるよ!!」
興奮のあまり一人称変わってるって。
ま、それはともかく[ピンクダークの少年]って漫画はあたしも昔読んだことがあるし素直に感想を言ってみた。
「えーっと。 あたしも知ってるけどさ。 あの漫画なんか気持ち悪くない? いちいちグロいし。 あとカラーの色彩感覚がメチャクチャじゃない?」
674 = 605 :
おい小娘……
いま露伴大先生の漫画をなんつった……?
675 :
きりりんはなぜこうも敵を作りやすいのか・・・
676 = 645 :
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
沙織・バジーナってジョジョに出てきそうな名前だな
677 :
気持ち悪いよ!あんたの絵!
678 = 675 :
>>676
ジョルノ・ジョバァーナっぽいってだけじゃね?
679 :
ジョジョの最初のイメージはそうだったな
680 = 593 :
軽ーい気持ちでそう言っただけだよ?
別に馬鹿にしたつもりもないし、ただあたしの率直な意見だってのにさ。
「おおお!? どうしたでござるかきりりん氏! スリル! サスペンス! ホラー! バトル! 個性的な登場人物! 見事な擬音! 引き込まれるストーリー! ありとあらゆるすべての要素を兼ね備えている神漫画でござるよ!?」
「……ふっ……ピンクダークの少年の素晴らしさが判らないだなんて本当に哀れね。 あれこそまさに能力バトル漫画の新時代を切り開いた歴史に名を連ねるべき作品だというのに」
なんかステレオで猛反論された。
…っていうかいつの間に黒猫は復活したのよ?
で、言われたままってのはあたしの性にあわないから反論し返してみる。
「え? だってさ。 可愛いキャラ全然いなくない? すぐ人死ぬし。 ギャグも正直笑えないじゃん」
それを聞いた沙織の眼鏡がギラン!と光った。
「きりりん氏! それは聞き捨てならないでござる! 絶対に聞き捨てならないでござる!」
「まったく。 これだから版を押したような萌えキャラ商売に調教された凡俗は困るのよ。 貴女は使い捨ての萌えキャラを追いかけ回したあげくクール毎に嫁を変える萌え豚なの?」
またもやステレオで猛反論された。
…なるほどね。
こいつら[ピンクダークの少年]の熱狂的な信者みたい。
こりゃ反論しても無駄っぽいなー。
681 = 605 :
露伴先生が仕込むギャグってどんなんなのか実際気になるな
682 :
きりりん氏、てめぇーは拙者を怒らせた
684 = 593 :
別に、あたしの好きなジャンルを馬鹿にされたわけじゃないし?
メンドクサイから聞き流しておいてやるかなー。
…正直、黒猫のせせら笑うような挑発には少しムカツイたけどね。
まぁキレかかったジョースケに面と向かってたショックで錯乱していたってことにしてあげる。
だけど沙織も黒猫もあたしが大人っぽくスルーしてやったってのに。
全然あたしの事なんて気にしていなかった。
「億泰氏! お願いでござる! もしよろしければ御紹介を! 拙者、岸辺露伴大先生様とお話ができるのならばそれこそ眼鏡をとってもいい所存でござる!!」
「フン。 漫画じゃあるまいし、貴女が眼鏡をとったとこで何が変わるわけでもないでしょうに。 けど実は私もサインが欲しいの。 交渉してきなさいな」
沙織と黒猫が熱心にオクヤスに頼み込んでた。
二人の女の子…まぁ見た目はどっちもアレだけど…に頼まれたオクヤスは
「うるせーなぁ~ つまりはよぉ? ここに来りゃあいーってことだろぉ?」
ぶっきらぼうに肩をすくめながら大きな声をあげたんだ。
「仗助も露伴先生もンなとこで突っ立ってねーでよぉ~ こっち座りゃあいーんじゃねースかぁ?」
けど、それを聞いてまずジョースケがげぇって舌を出してイヤそーな顔をして。
ロハンって人もフンッて鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
685 = 605 :
やっべこの状況で露伴が可愛い
俺ってヘンなのかなぁ~?
686 = 593 :
「おいおい億泰よぉ~ 勘弁してくれよなぁ? 何が嬉しくて露伴のヤローと一緒に茶ァすすらなきゃあ~ならねぇーんだよぉ?」
そう言ってジョースケが否定して。
「仗助と同じ意見ってのは癪に障るが…僕もコイツと一緒の席に座る気なんてさらさらないね」
ロハンもさっさとカウンターの席に向かって歩き出した。
あー…こりゃ同席は無理でしょ。
明らかにお互いがお互いを嫌ってるじゃん。
ってあたしは思ってたんだけどさー
「まーいーじゃねぇかよ仗助ェ~。 あと露伴先生よぉ~ そういやこっちのチューボーがあんたのファンらしいぜぇ~?」
マイペースなオクヤスは全然構わずに話を続けてた。
で、何でか判んないけどそれを聞いて反応したのはロハンの方だった。
「ファン? 僕の? 読者? ふーん…」
そう言ってジロジロと無遠慮にあたしたちを見比べだして。
「いいよ。 ちょっとくらいは面白そうな話が聞けるかもしれないしね」
さっきまであんなに嫌がってたのに、コロッと意見を変えてこっちに向かって歩いてきた。
それを見た沙織と黒猫の背筋が定規でも当てたみたいに90°になってるのがアホみたいで笑っちゃったり。
687 :
今追いついたけどおもすれー
689 = 670 :
露伴先生に二人が本にされちゃいそう
690 = 593 :
スマン…スマン…
全力で最後まで終わらせるってのは間違えた。
嘘じゃないです! 間違えただけなのです!
5時間後にはもうお仕事的なアレでもう正直眠気が限界的なアレなのです!
スマン…スマン…
もち乗っ取り歓迎dat落ち無問題の保守いらず
乗っ取り議論雑談煽り叩き絵師全部ひっくるめてありがとです
691 = 687 :
間違いをしただけなら仕方ないな。おつ
692 = 682 :
おつ
そこで問題だ!この残されたメンバーでどうやってこのスレを残すか?
3択―ひとつだけ選びなさい
答え①
ハンサムVIPPERは突如スレ保守のアイデアがひらめく
答え②
乗っ取りがきて続けてくれる
答え③
残せない。現実は非情である。
694 :
人にエロゲおしつけるくせに人の趣味はバカにする桐野のうざさが素晴らしい
695 :
696 :
>>625-626
クソワラタwwwwww
黒猫の微妙な笑みが死期を悟ったみたいに見えるwwwwww
697 :
桐乃うぜーな
しかもステレオタイプのツンデレかよ…もう食傷気味っすよ
このスレは面白いけど、興味自体はあって踏ん切りがつかないでいたがアニメも原作も見ないことにしよう
698 :
押しも押されもせぬ
699 = 582 :
>>692
ラバソ「①!」
700 :
承太郎まだ?
みんなの評価 : ★★★×5
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