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    元スレ上条(悪)「その希望(幻想)をぶっ殺す」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×11
    タグ : - 闇条 ×2+ - とある ×2+ - とある魔術の禁書目録 + - エースコンバット + - カード + - リア充 + - 一方禁書 + - 上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    402 = 382 :

    じゃあお前らどんなスレタイなら良かったんだよ

    403 :

    おまえらは黙って定期的に保守してればいいんだよ

    404 :

    亀だけどこもえ先生がインデックスにあんな針のムシロ着せたままにしとくと思わないんだけど

    なんだかんだで無理矢理にでもちゃんとした服着せてたと思うんだけど

    405 :

    このスレだったらアイアンメイデンにもなっていないだろ

    406 :

    多分(悪)あたりが……

    407 = 404 :

    それはそれで歩く教会着てないと思うんだけど

    408 :

    超面白いけど悪じゃないじゃん上条さん

    409 :

    これはぐれてもしゃーない

    410 :

    ドSな上条さんだな

    411 = 290 :

    つーか原作だとなんであんなに前向きなんだよ普通グレるだろ

    412 = 311 :

    修道服は小萌先生が繕いました

    再開します

    413 :

    永澄さんクラスの危機回避能力だなあwww

    414 :

    上条鬼畜だな

    415 = 311 :

     上条当麻は夢を見ていた。
     それは在りし日の、『疫病神』と忌避されながらも、『自作自演野郎』と蔑まれてながらも笑って日々を過ごせていたあの頃の記憶。
     上条当麻は両親からの溢れるほどの愛に包まれていた。
     息子の右手に宿る『異常』によって、数々の不幸に見舞われながらも、したたかに生きていける強さを上条当麻の両親は持ち合わせていた。
     あれ程過酷な幼少時代を過ごしながら、それでも上条が人間として当たり前の善良さを失わずに生きてこれたのは間違いなくこの両親のおかげだった。

    刀夜「ハッピバースデイとーまー」

    詩菜「ハッピバースデーとーまー」

     声をそろえて歌う夫婦に、上条は照れながら「よせよ」と笑った。
     テーブルに鎮座するド派手なケーキには当麻の名前と、14という数字が描かれている。

    刀夜「当麻、理不尽な困難に負けるな」

     それが父の口癖だった。

    詩菜「誰かの不幸を背負ってそれでも笑える当麻さんを、私はとても誇らしく思うわ」

     それが母の口癖だった。

    上条「言われるまでもないよ」

     それが上条の、いつもの答えだった。

    417 :

    なんで美琴は無能力者と思っている相手に勝負(笑)をしかけて能力つかっちゃうんだろうな
    上条は能力を無効化できるとしても、それを知らないときにあんな理不尽すぎる暴力はしちゃだめだろ…
    ただの暴力ヒス女じゃん、ツンデレでもなんでもねーわ
    ああいうツンデレという言葉のイメージのみが先行した最近のいわゆる量産型ツンデレに萌えるおまえらが
    俺はもう理解できないよ

    418 = 255 :

    >>417
    ツンデレ=キチガイヒス女の時代だからな
    言いたいことはわかる

    419 = 311 :

    刀夜「きっと、これからもお前にはたくさんの理不尽なことが降りかかる。でもな、お前は決して一人じゃないぞ」

    詩菜「そう、あなたには、いつだって私達がついてる」

    刀夜「確かに、今はお前のことを真に理解し、傍にいてくれるのは私達家族だけかもしれない」

    刀夜「だが、忘れるな」

    刀夜「いつかお前にも、お前を理解し、共に在ろうとしてくれる人は現れる。それは絶対にだ」

    詩菜「当麻さんは、不幸に負けないくらい、優しい子ですものね」

    刀夜「そうだ。その時、きっとお前は怯えるだろう。自らの不幸に巻き込むことを恐怖するだろう」

    刀夜「だが、その恐怖を乗り超えろ。どんなに怖くても、その手を振り払うな。辛さを共にわかちあうことは、何にも悪いことなんかじゃない。わかったな、当麻」

    上条「わかったよ、父さん」

     父は力強く頷き、母は優しく微笑み、和やかな雰囲気の中、「乾杯」と父は声をあげた。

     でも、そのグラスが合わさることは無かった。

    420 :

    とりあえず理不尽に怒ったらツンデレとか言い出すからな

    421 = 365 :

    >>417が相当コジマ汚染されとる

    423 = 311 :

     それは今まで起こったどの不幸よりも理不尽だったし、突然すぎた。
     塀を砕き、窓ガラスを突き破り、突然、リビングにトラックが突っ込んできた。
     家で誕生日パーティーを行っていたら、居眠りトラックが突っ込んできた。
     笑えない、笑うしかない、不幸。

     父は母を庇った。母は息子を庇った。
     結果、トラックに押し潰されたのは父と母だけで、息子である当麻は助かった。

    刀夜「忘れるな…当麻……」

     それが、父の最後の言葉。

     上条当麻は忘れない。この凄惨な光景を。
     善良だった少年はこの時に一度死んで、生まれ変わった。

     ハッピーバースデイ。

    425 = 406 :

    これはグレる

    426 = 420 :

    これでぐれなかったらむしろ怖い

    427 = 366 :

    そっからどうやって学園都市に行くことになったのかちょっと興味ある

    428 = 400 :

    運転手は姫が…

    429 = 311 :

    上条「ん……」

     プルルルとやかましく鳴る携帯の音で目が覚めた。
     いつもなら寝起きの不機嫌さに任せて携帯を壁に叩きつけるところだが、今日ばかりは少し感謝する。
     あんな夢、さっさと目覚めさせてくれてありがとよ。
     忘れるな、という父の最後の言葉が耳にこびりついて離れない。

    上条「言われなくても忘れてねえよ。少なくとも、こうして頻繁に夢に見る程度にはな」

     上条は一人毒づいて携帯電話の着信画面に目を落とした。

    上条「…?」

     知らない番号だった。
     不審に思いながらも、上条は通話ボタンを押す。

    上条「……もしもし?」

    冥土返し『おお、本当に君に繋がるとは。インデックス君の記憶力は大したものだね』

     聞こえてきた声に、上条は半ば以上本気で携帯を壁に叩きつけようかと思った。

    430 = 311 :

    上条「何でアンタが俺の携帯知ってんだよ?」

    冥土返し『いやね、インデックス君が、コモエという人が君に電話をかけている所を見ていたというんだよ』

     つまり、番号発信画面を目にしていて、それを覚えていたということか。
     つくづく便利だな。完全記憶能力。上条は苦笑した。
     いや、それでも寿命が縮まるなんてデメリット付きなんてもん、あげると言われたっていらないが。

    上条「それで、アンタが一体俺に何の用なんだよ」

     冥土返しの医者に投げる上条の言葉は刺々しい。
     上条と冥土返しの出会いを紐解けば、その態度は必然と言えるかもしれなかった。

    431 :

    ○冥土帰し
    ×冥土返し

    432 = 409 :

    こまけぇこたぁ

    433 = 297 :

    いいんだよォ

    434 = 311 :

     理不尽極まる事故で両親を亡くした上条は、あちらこちらをたらい回しにされた末に学園都市にたどり着いた。
     どういうわけか学費免除、住居無償提供という高待遇で、である。
     そんなおかしな状況に、通常であれば疑問を抱いてもおかしくはなかったが、しかしその時の上条にはそんな気力は欠片も残っていなかった。
     かつての善良な少年の残りかすは、学校にも行かず、家とされた部屋にも帰らず、当て所なく街をさ迷う日々を送っていた。

    上条「死のうかな……」

     ある日、上条はとても自然にそう考えた。
     そうと決めたら行動は早かった。何故か金だけはたっぷりある。
     上条は電動ノコギリを購入した。
     携帯式のバッテリーで動くそれを、己の右手首に押し当てる。

     なんとなく、この右手が悪いんだということは察していた。

     電源をオンに切り替える。
     ぎゅいいいいいんと耳を刺す音が響き、ぶちぶちと、がりがりと上条の右手を切り進んでいく。

    上条「……」

     上条はそれを、まるで他人事のように見つめていた。
     悲鳴の一つも上げなかった。
     やがて、ぶちんと音がして、ぼとりと右手が地面に落ちた。
     上条はそこで意識を失った。

    冥土返し「おや?」

     そこを一人の医者が通りかかる。
     それは幸運なことに――不幸なことに――学園都市で最高の腕を誇る名医だった。

    435 :

    いてえ

    436 = 420 :

    電動ノコギリでグチャグチャに切った右手くっつけるとかやべぇなさすが

    437 :

    俺ならショック死してる

    438 = 311 :

    >>431
    ぎゃあす やっぱりちゃんと確認しときゃよかった
    もういい、今回はこれで貫く


     目が覚めて、自分が病院のベッドで寝かされていると気付いたとき、上条は最初にまず笑った。

    上条「すげえ……死ぬことも出来ねえのかよ」

     こんなクソッタレな世界を生きていけって言うのかよ。
     それは、なんて、不幸の究極。

    上条「わかったよ。わかった。生きればいいんだろ。人に迷惑かけて、忌み嫌われて、それでも生きていけって言うんだろ?」

     上条はそこで全てを諦めた。
     全てを諦めて、死ぬことすらも諦めて、ただ流されるままに今を生きている。

    439 = 340 :

    くっつけるまでは順調だったのにつけた途端に病院が大地震に
    見舞われたり冥土返しがぎっくり腰になったりしそうだなw

    440 :

    脳みそぶっ飛んでも復元をある程度出来るからな

    切り口ギザギザ程度ヘでも無いだろ








    BJ先生も真っ青だな

    441 = 406 :

    一方通行と良く似ている……だがそれがいい。

    442 = 311 :

    上条「用がねえなら切るぞ」

    冥土返し『まあ待ちたまえよ。用ならあるよ。無ければ電話をかけたりするわけないじゃないか』

    上条「ならさっさと言えよ」

    冥土返し『やれやれ、せっかちだね。まあいい。なら単刀直入に言うよ。君の力が必要だ、上条当麻』

    上条「な…に……?」

    冥土返し『インデックス君から全ての事情は聞きだしたよ。僕は医者として彼女を救うことを決定した。その為には君の不可解な右手の力が必要なのだよ』

    上条「待て。それはどういう……イチから説明しろ」

    冥土返し『やれやれ、君が急かすから話をはしょったんじゃないか。まあいい』

    冥土返し『完全記憶能力が人を殺すなんて嘘っぱちだ』

    上条「はあ…!?」

    443 = 440 :

    この冥土返しなら当麻の為にECCMくらい作りそうだな

    444 = 227 :

    カエルの医療のすごさはSSで使うのに便利だな

    445 = 365 :

    >>440
    お前のせいで死にそうな冥土返しを必死に助けるBJ先生を妄想したどうしてくれる

    446 = 354 :

    闇条さんが徐々に・・・・いいなこの上条さん

    447 = 417 :

    この上条が公式だったらよかった
    まあ原作ありきの2次創作だからこそ面白く感じているだけなんだろうが

    448 = 290 :

    公式も何もこのポジションは一方通行担当だろ

    449 = 212 :

    まあどの上条さんでも結局既定事項な記憶喪失で純真だった頃の神上さんに戻っちゃうんですがね

    450 = 366 :

    これだとよっぽど御坂の方が(悪)だな


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