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    元スレ上条(悪)「その希望(幻想)をぶっ殺す」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×11
    タグ : - 闇条 ×2+ - とある ×2+ - とある魔術の禁書目録 + - エースコンバット + - カード + - リア充 + - 一方禁書 + - 上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 311 :

    上条「うおお!!」

     上条は突き出してきた右手を引き、目を凝らす。
     ある。細く煌く糸が。魔術などではない実体がそこにある。

    上条「あっぶ…ねえぇぇえええええええ!!!!」

     七本のワイヤーを必死で体を動かして掻い潜る。
     ワイヤーにかすったワイシャツがあっさりと切り裂かれた。

    上条「だまし討ちとは汚ねえヤロウだな!!」

    神裂「だまし討ち? わざわざ敵に『魔術ではありませんよ』と宣告して攻撃する馬鹿がどこにいますか。あなたが勝手に勘違いしただけでしょう」

    上条「ぐぅの音も出ねえな、クソッタレ!!」

     上条は崩れた体勢を立て直す。
     目の前で、変幻自在のワイヤーがひゅんひゅんと踊っている。

    上条「俺なんぞには魔術を使うまでもねえってか? 魔術師ってのはどこまでも傲慢だな」

    神裂「別に…ただ、私はもう魔法名を名乗りたくないだけです」

    上条「なんだよ、なんだか事情がありそうだなオイ」

    神裂「……」

    上条「まあいいさ。てめえが手加減したままで俺に勝てると思っているのなら…まずはその幻想をぶっ殺す!!」

    352 :

    支援 上条さんかっこよすぎ

    353 = 328 :

    あたし男だけどこの上条さんになら抱かれても良い。

    354 :

    この上条さんはコマンドー並みの強さだな。

    356 = 311 :

     上条は神裂に向かって駆け出した。
     目の前には七本のワイヤーが煌いている。

    神裂「無策で突っ込んでくるとは……愚か!!」

     神裂が手元でワイヤーを手繰る。
     まるで意志を与えられたかのように七本のワイヤーが上条に襲い掛かってくる。

    上条「七本同時? 七本程度じゃ隙間だらけだ。抜けてくださいって言ってるもんだぜ!!」

     上条は足を止め、一歩だけ後ろに跳び退る。
     上条の体を捉える筈だったワイヤーのうち何本かが空を切る。
     生じた隙間に、上条は躊躇無く身を飛び込ませた。
     ワイヤーが後ろに通り過ぎる。
     上条は空中で体を捻り、しっかりと地面に着地した。
     無傷。ワイヤーは上条の体をかすりもしていない。

    神裂「馬鹿な!!」

    上条「ゴム飛びって遊び知ってる? あれ思い出したわ」

     神裂が再びワイヤーを手繰り寄せるよりも早く、上条は神裂の元へ駆け抜ける。

    上条「もっとも、俺とそれで遊んでくれる奴なんていなかったけどな!!」

     慌てて刀を抜こうとした神裂だったがしかし、刀の柄は上条によって既に押さえられていた。

    357 = 354 :

    上条「こいよ神裂、怖いのか?」

    358 :

    おっぱいビンタ









    おっぱいビンタ

    359 = 255 :

    人間の動きじゃねえ

    360 = 212 :

    上条「もっとも、俺とそれで遊んでくれる奴なんていなかったけどな!!」

    クッソ野郎がァァァァァ!!!!!

    361 = 311 :

    上条「オラァ!!」

     上条は神裂の顔に向かって拳を振るう。
     小気味良く顎を跳ね上げるはずだったその一撃はしかし、神裂が上体を逸らしたことであっさりと空を切った。

    上条「あら?」

     次の瞬間猛烈に悪い予感が上条の全身を、主に股間に集中して駆け抜ける。

    上条「おわああああ!!!!」

     上条は慌てて左手で股間に迫っていた神裂の膝を押さえた。
     そのとんでもない威力に、上条の体が一瞬宙に浮く。

    上条「おま! こんな威力でこんな所蹴っちゃだめだろ!! キ○タマは狙わないっていうバトルの不文律を知らんのか!!」

    神裂「何を甘いことを!!」

    上条「やべ!!」

     男性としての危機に思わず刀を押さえていた左手を離してしまっていた。
     神裂の右手が抜刀しようと刀の柄に伸びる。

    上条「そっちがその気ならこっちも手段選ばねえぞ!! オラァ!!」

     上条は右手で思いっきり神裂のシャツを上に引っ張った。
     ぽろん、と神裂の形のいい左乳がむき出しになる。

    神裂「……はい?」

    362 :

    おもしれええええええええよおおおおおお

    363 = 355 :

    おっぱいタイム

    364 :

    で、どこが悪なの?

    365 :

    おっぱいは正義

    366 :

    女の顔散々ボロカスにしておいて金的が駄目とかわがままだなwwwwww
    支援

    367 = 227 :

    この上条さん全然ダメージ食らってないな

    368 :

    結局ありがちな性格になってきたな

    369 = 333 :

    聖人の膝蹴りを素手で受けて一瞬宙に浮く程度の上条さんすげえ

    370 = 311 :

    神裂「きゃわあああああああああああ!!!!」

     瞬時に顔を真っ赤にした神裂は慌てて両手でシャツを下に引っ張り、むき出しになっていた己の左おっぱいをシャツの中にしまった。

    上条「戦闘中に両手を塞ぐなんて、そりゃもう下策の下策だぜ!!」

     上条は再びポケットから銃を取り出し、引き金を引いた。

    神裂「しまっ…!」

     パン、と乾いた音が響き、神裂が刀を腰にくくりつけていた紐が千切れ飛ぶ。

    上条「よっしゃあ!!」

     上条は宙を舞った刀を思い切り蹴り飛ばした。
     カランカランと音をたて、刀が地面を転がっていく。

    神裂「くっ…!」

    上条「刀の行方を追って余所見とは、こりゃもう下策の三乗だな!!」

     上条の拳が神裂の腹に突き刺さった。

    372 :

    ねーちんってノーブラなの?
    将来垂れちゃうよ?

    373 :

    この上条はさん付けしてもいい

    374 = 362 :

    カッコイイ
    そのまま犯せ

    375 = 354 :

    神裂のボコボコにされながら喘ぐところがみたいですぅ

    376 = 223 :

    この爽快感がたまらんな

    377 = 311 :

    上条「……いってええええええええ!!!!」

     しかし悲鳴を上げたのは神裂では無く上条だった。

    上条「かってえ!! どうなってんのお前の腹筋!!」

    神裂「言ったはずです。私は聖人、その身体能力は人間の限界値を生まれながらにして超えています」

    上条「ハッタリじゃなかったんかよ……!」

     上条は歯噛みする。
     神裂はげほっ、と一度だけ咳をした。
     聖人たる神裂とてまったくのノーダメージというわけではなかったのだ。

    上条「だらァッ!!」

     今度は上条の拳が神裂の顔面を捉えた。
     ステイルを体ごと吹き飛ばした一撃をその身に受けて、しかし神裂は揺らがない。

    神裂「聖人を相手に肉弾戦を抱くことの愚かさを知りなさい!!」

     神裂も握り締めた拳を上条の体に叩き込む。
     が、その一撃は上条が左手を添えることであっさりいなされた。

    神裂「なっ…!」

    上条「左手は添えるだけ……ってなぁ!!」

     今度は上条の膝が神裂の脇腹に打ち込まれ、神裂の体が一瞬浮いた。

    378 = 262 :

    チート級

    379 :

    >>369
    原作からして腕生えてくるし・・・

    380 = 311 :

     しばらく、武器も小細工も何も無い、肉弾戦の応酬が続いた。
     神裂火織は何度目になるかわからない拳をその顔に受けて、ただただ驚愕していた。

    神裂(この私が…一撃も…当てられない!?)

     上条当麻は確かに消耗している。
     だがそれは、単純に体力がなくなってきているだけだ。
     神裂が消耗しているように、ダメージが蓄積しているのではない。

    上条「いい加減倒れろよなあ……あれかい? 聖人ってのは基本的にマゾなのかい?」

     軽口を叩いてくる上条を神裂は睨みつける。

    神裂「あなたは……何者なのです?」

    上条「何者って言われてもな……この学園都市の最底辺を生きる、正真正銘の無能力者だよ」

    神裂「あなたは強い。しかし、腕力やタフネスといった実質的な身体能力は私のほうが遥かに上です」

     にもかかわらず、神裂は上条の手によってボロボロにされている。

    神裂「けれど……あなたの危機察知能力、そしてその回避能力は、異常だ。人の域を逸脱している」

     そう、結局、神裂の劣勢の理由は明白だった。
     攻撃が当たらないのだ。そのことごとくをかわされ、いなされ、無効化されてしまうのだ。

    381 :

    聖人ってのは基本的にマゾなのだと私は思います

    382 :

    シルビアはドSな件

    383 :

    シルビアが実はMとかマジぞくぞくするわ

    384 = 311 :

     腕力、脚力、その他全ての身体能力。
     上条当麻のそれは確かによく鍛え上げられていた。
     しかしそれはあくまで人間の達しうる領域までの話だ。
     そんな中で、上条の危険察知・回避能力だけは人間の域を遥かに逸脱していた。

     人の身でありながら、神の域に辿りつきし者。
     この学園都市では、それをなんと呼ぶのだったか。

    神裂「くっ…!」

     遂に神裂が膝を突いた。
     とどめと言わんばかりに上条は、ちょうどいい位置に下がってきた神裂の頭を蹴り飛ばす。
     叩きつけられるように地面を転がった神裂に、もう立ち上がる力は残されていなかった。

    神裂「……ただの学生の身でありながら……何故…それ程の力を……」

    上条「うるせえよ。人の過去を詮索してんじゃねえ」

     そもそも思い出したくも無い過去なのだ。

    上条「さて、けっこうスッキリしたし俺はもう帰って寝るけど、もう手ぇ出してくんなよ」

     上条はそれだけを言い捨てて、倒れ付す魔術師達には目もくれず、その場を立ち去った。

    385 :

    濡れた

    386 :

    上条さんイケメンすぎワロタ

    388 :

    美琴みたいなボコれよ

    389 = 311 :

     上条当麻の過去その②

     上条当麻は純真な子供だった。
     上条当麻は『疫病神』と忌み嫌われながらも、それでも皆の幸せを願う善良な子供だった。
     だから、自らの不幸体質で皆を巻き込んでしまうことを容認できなかった上条はこう考えた。

     否応無く誰かを巻き込んでしまうのなら、そのことごとくを救えるほどに強くなればいい。

     そのための努力を、幼い上条は惜しまなかった。
     周りの子供から忌避され、必然的に増えてしまう独りの時間を、己の研鑽に費やした。
     結果は出た。
     上条は、遂に自分の不幸によって事件に巻き込んでしまった誰かを無傷で助けることに成功した。
     これで皆と仲良くやっていくことが出来る。
     幼い上条は純粋にそう思った。
     助かってよかったね、とその時救った友達に笑いかけた。

    『何言ってんだよ。元々お前のせいだろーが』

     それが友の返事だった。

     その日から、上条には新たなあだ名がついた。



     『自作自演野郎』。


    390 = 311 :

    飯食ってくる

    391 :

    支援
    昔、ビーストウォーズでライノックスがデストロンにされたらめちゃくちゃ強くなった話を思い出した

    悪条さんかっけぇ

    393 = 204 :

    自作自演野郎ねぇ





    上条さん可哀想過ぎんだろが

    394 :

    この闇条さんならアッークアにも対峙できるんじゃね。




    いや無理か

    395 = 354 :

    自作自演野郎・・・泣いた (ブワッ 

    398 :

    闇条→下条

    399 :

    自作自演野郎ワロタwwwwwww
    上条さん可哀想過ぎるだろwwwwwww


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