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元スレ上条(悪)「その希望(幻想)をぶっ殺す」
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御琴をあれだけ痛めつけておいてインデックスに同情してるのはなんか違和感ある
痛めつければ相手を遠ざけられるだろ
それでも傷付いた人間を見るのは、辛いだろう
それでも傷付いた人間を見るのは、辛いだろう
ステイル「がっ…!」
上条「二撃目なんぞ許すと思ってんのか!? 得体の知れない相手に舐めてかかった時点でお前はもう負けてんだよ!!」
ステイルは必死に魔術を紡ごうとするが、上条はそれを許さない。
腹を殴り、腕を払い、顎に頭を叩きつけ、ステイルを瞬時にボロボロにしていく。
上条「よ、せーのぉ!!」
最後に、たたらを踏んだステイルに思い切り振りかぶった右拳を叩きこんで、この戦いは集結した。
仰向けに吹っ飛んだステイルはもう意識を失っていた。
ポタリ、と最初の一撃で宙を舞っていたタバコがようやく地面に落ちた。
上条「最後の一発は余計だったかな? ま、嫌なこと思い出させてくれたお礼だと思って受け取ってくれよ」
意識を失ったステイルにそう言い捨てて、上条はインデックスに歩み寄った。
上条「二撃目なんぞ許すと思ってんのか!? 得体の知れない相手に舐めてかかった時点でお前はもう負けてんだよ!!」
ステイルは必死に魔術を紡ごうとするが、上条はそれを許さない。
腹を殴り、腕を払い、顎に頭を叩きつけ、ステイルを瞬時にボロボロにしていく。
上条「よ、せーのぉ!!」
最後に、たたらを踏んだステイルに思い切り振りかぶった右拳を叩きこんで、この戦いは集結した。
仰向けに吹っ飛んだステイルはもう意識を失っていた。
ポタリ、と最初の一撃で宙を舞っていたタバコがようやく地面に落ちた。
上条「最後の一発は余計だったかな? ま、嫌なこと思い出させてくれたお礼だと思って受け取ってくれよ」
意識を失ったステイルにそう言い捨てて、上条はインデックスに歩み寄った。
上条「おい」
インデックス「う…ん?」
上条「選ばせてやる。死神と疫病神。世話になるならどっちがいい?」
インデックス「わたし…まだ…死にたく…ない……」
上条「オッケイ。乗りかかった船だ。ここまでは面倒見てやるよ」
上条はインデックスを担ぎ上げる。
向かう先は、ある知り合いがいる病院だった。
インデックス「う…ん?」
上条「選ばせてやる。死神と疫病神。世話になるならどっちがいい?」
インデックス「わたし…まだ…死にたく…ない……」
上条「オッケイ。乗りかかった船だ。ここまでは面倒見てやるよ」
上条はインデックスを担ぎ上げる。
向かう先は、ある知り合いがいる病院だった。
>>252
さっきから感じてた違和感はそれか
さっきから感じてた違和感はそれか
上条当麻の過去その①
上条当麻は、とにかく運の悪い少年だった。
ほんのささいなことが、大きな事件に発展することなど、彼にとっては日常茶飯事だった。
そのきっかけのほとんどは、『運が悪かった』としか表現しようが無いものばかりだった。
しかしそれ故に、それはどれも人の身では到底回避しようが無いものだった。
やがて周囲は幼い彼をこう呼び始めた。
『疫病神』、と。
上条当麻は、とにかく運の悪い少年だった。
ほんのささいなことが、大きな事件に発展することなど、彼にとっては日常茶飯事だった。
そのきっかけのほとんどは、『運が悪かった』としか表現しようが無いものばかりだった。
しかしそれ故に、それはどれも人の身では到底回避しようが無いものだった。
やがて周囲は幼い彼をこう呼び始めた。
『疫病神』、と。
>>267
能力の攻撃可能規模の違い
能力の攻撃可能規模の違い
冥土返し「おやおや、また変わった患者をつれて来たものだね」
上条「背中をばっさりやられちまってる。でもまあ、アンタなら治せるだろ」
上条は診察用のベッドの上にインデックスをうつ伏せに寝かせた。
その傷を興味深そうに見つめているのはかえるによく似た顔の医者だった。
その医者は、学園都市に並ぶものがいないと称されるほどの腕の持ち主であることから、『冥土返し』と呼ばれている。
上条「ま、こんなんでもオンナノコだ。傷がのこらねえようにしてやるくらい、アンタなら朝飯前だろう?」
冥土返し「難しいことを簡単に言ってくれるねぇ」
上条「ふざけんなよ。出来ないとは言わせない」
上条は冥土返しの目の前に己の右手を掲げて見せた。
上条「『あの時』余計な真似して俺の右手をくっつけてみせたんだ。こうやって傷一つなくな」
冥土返し「ふむ。まだ余計な真似としか思えないかい?」
上条「ああ、いつだってアンタを恨まない時はないね」
冥土返し「そんな風に患者から熱烈に思ってもらえるなんて、医者冥利に尽きるってものだね」
上条「言ってろクソッタレ」
上条「背中をばっさりやられちまってる。でもまあ、アンタなら治せるだろ」
上条は診察用のベッドの上にインデックスをうつ伏せに寝かせた。
その傷を興味深そうに見つめているのはかえるによく似た顔の医者だった。
その医者は、学園都市に並ぶものがいないと称されるほどの腕の持ち主であることから、『冥土返し』と呼ばれている。
上条「ま、こんなんでもオンナノコだ。傷がのこらねえようにしてやるくらい、アンタなら朝飯前だろう?」
冥土返し「難しいことを簡単に言ってくれるねぇ」
上条「ふざけんなよ。出来ないとは言わせない」
上条は冥土返しの目の前に己の右手を掲げて見せた。
上条「『あの時』余計な真似して俺の右手をくっつけてみせたんだ。こうやって傷一つなくな」
冥土返し「ふむ。まだ余計な真似としか思えないかい?」
上条「ああ、いつだってアンタを恨まない時はないね」
冥土返し「そんな風に患者から熱烈に思ってもらえるなんて、医者冥利に尽きるってものだね」
上条「言ってろクソッタレ」
まあ散々追い回された美琴と会ったばかりで自分のせいで不幸な目に合わせてしまった(と思ってる)
インスマウスの影さんじゃ扱いが違うのは当然じゃないの
インスマウスの影さんじゃ扱いが違うのは当然じゃないの
ともあれ、これで最低限の義務は果たした。
自らの気まぐれでインデックスの世界に悪影響を及ぼした罪は、これであらかた清算されたと思っていいだろう。
おそらくあの魔術師たちは今後もインデックスを襲ってくるだろうが、もう知ったことではない。
その時は、患者に優しいこのカエル顔が、学園都市の科学の力で持って守ってくれることだろう。
そこに上条当麻がいないほうがいいことは明白だ。
上条「じゃあ、よろしく頼んだぜ」
冥土返し「待ちたまえ。患者が何かを言っているよ」
言われて、上条はインデックスに目を落とす。
てっきり意識を失っていたんだろうと思っていたが、うっすらとその目を開いてことらを見ている。
もしかするとステイルとやりあっている時から起きていたんだろうか?
インデックス「…ーま」
上条「あん? なんだよ?」
インデックス「……とーま。ありがとう」
上条「何で、名前……」
何で名前を知っているのかと思ったが、よく考えれば小萌が教えていたのだろうことは明白だった。
自らの気まぐれでインデックスの世界に悪影響を及ぼした罪は、これであらかた清算されたと思っていいだろう。
おそらくあの魔術師たちは今後もインデックスを襲ってくるだろうが、もう知ったことではない。
その時は、患者に優しいこのカエル顔が、学園都市の科学の力で持って守ってくれることだろう。
そこに上条当麻がいないほうがいいことは明白だ。
上条「じゃあ、よろしく頼んだぜ」
冥土返し「待ちたまえ。患者が何かを言っているよ」
言われて、上条はインデックスに目を落とす。
てっきり意識を失っていたんだろうと思っていたが、うっすらとその目を開いてことらを見ている。
もしかするとステイルとやりあっている時から起きていたんだろうか?
インデックス「…ーま」
上条「あん? なんだよ?」
インデックス「……とーま。ありがとう」
上条「何で、名前……」
何で名前を知っているのかと思ったが、よく考えれば小萌が教えていたのだろうことは明白だった。
くそ。と上条は独りごちる。
お互いの名前を知ってしまった。
関係を、持ってしまった。
余計なことを、と筋ではないが担任のロリ教師につい毒づいてしまう。
上条「人違いだよ」
インデックス「私、完全記憶能力あるから見間違えたりしないもん……」
上条「俺は上条当麻の双子の弟で上条凍牙って言うんだ。兄ちゃんは死んだよ。だから君も早く兄ちゃんのことは忘れな」
インデックス「とーま…とーまはすっごく強いのに……」
どーして、そんなにおびえているの?
その言葉を最後まで聞いていることは出来なかった。
上条は乱暴にドアを閉め、診察室を後にする。
これで全て終わりだ。もうあんなわけのわからんインデックスなんぞに関わることは無い。
ウェルカム、日常。グッバイ、非日常。
上条は病院の敷地を後にする。
彼は忘れていた。
日常を阻害する『不幸』、それこそが彼の真の日常であることを。
お互いの名前を知ってしまった。
関係を、持ってしまった。
余計なことを、と筋ではないが担任のロリ教師につい毒づいてしまう。
上条「人違いだよ」
インデックス「私、完全記憶能力あるから見間違えたりしないもん……」
上条「俺は上条当麻の双子の弟で上条凍牙って言うんだ。兄ちゃんは死んだよ。だから君も早く兄ちゃんのことは忘れな」
インデックス「とーま…とーまはすっごく強いのに……」
どーして、そんなにおびえているの?
その言葉を最後まで聞いていることは出来なかった。
上条は乱暴にドアを閉め、診察室を後にする。
これで全て終わりだ。もうあんなわけのわからんインデックスなんぞに関わることは無い。
ウェルカム、日常。グッバイ、非日常。
上条は病院の敷地を後にする。
彼は忘れていた。
日常を阻害する『不幸』、それこそが彼の真の日常であることを。
病院を後にして一時間後。
彼が今ねぐらにしている廃墟に向かっている途中で、上条は足を止めた。
上条「……おいおい」
上条は心の底からため息をついた。
視線の先では、黒いコートを身に纏った赤い髪の魔術師が佇んでいる。
ステイル「まったく…面倒なことをしてくれた」
上条「まったく…面倒なことになってきやがった」
ステイル「まさか学園都市の施設に彼女を匿うとはね。この街はよそ者には厳しいはずじゃなかったのかな?」
上条「まあそうだな。通常はID持ってねえやつなんてすぐにはじかれちまうよ。でも、どんなものにも例外ってのはあるもんさ」
ステイル「彼女をあの施設から連れ出して来い」
上条「知るか。てめーらで勝手にやれ。俺はもう関係ねえよ」
ステイル「ここまで踏み込んでおいて今さら……虫の良いことを言うものではないよ」
彼が今ねぐらにしている廃墟に向かっている途中で、上条は足を止めた。
上条「……おいおい」
上条は心の底からため息をついた。
視線の先では、黒いコートを身に纏った赤い髪の魔術師が佇んでいる。
ステイル「まったく…面倒なことをしてくれた」
上条「まったく…面倒なことになってきやがった」
ステイル「まさか学園都市の施設に彼女を匿うとはね。この街はよそ者には厳しいはずじゃなかったのかな?」
上条「まあそうだな。通常はID持ってねえやつなんてすぐにはじかれちまうよ。でも、どんなものにも例外ってのはあるもんさ」
ステイル「彼女をあの施設から連れ出して来い」
上条「知るか。てめーらで勝手にやれ。俺はもう関係ねえよ」
ステイル「ここまで踏み込んでおいて今さら……虫の良いことを言うものではないよ」
上条「俺からしたら虫はてめーらだよ。ぶんぶんと鬱陶しい羽虫だ。叩き潰すぞボケ」
ステイル「やってみろ。今度はさっきのように簡単にいくと思うなよ」
問答は終わりだとばかりにステイルはその手にトランプのようなカードを取った。
ステイル「協力させてくださいと泣き付くまで焼き続けてやる。手足を焼き焦がして芋虫にしてやるよ」
上条「やってみろよ。てめえがどんなに息巻いても、俺の右手は燃やせねえ」
ステイル「ならばその右手以外を焼き尽くすだけだ!! イノケンティウス!!」
ステイルの叫びと同時、炎の巨人がステイルと上条の間に立ち塞がった。
ステイル「今度は最初から全力だ。僕の奥義を味わいたまえ」
ステイル「やってみろ。今度はさっきのように簡単にいくと思うなよ」
問答は終わりだとばかりにステイルはその手にトランプのようなカードを取った。
ステイル「協力させてくださいと泣き付くまで焼き続けてやる。手足を焼き焦がして芋虫にしてやるよ」
上条「やってみろよ。てめえがどんなに息巻いても、俺の右手は燃やせねえ」
ステイル「ならばその右手以外を焼き尽くすだけだ!! イノケンティウス!!」
ステイルの叫びと同時、炎の巨人がステイルと上条の間に立ち塞がった。
ステイル「今度は最初から全力だ。僕の奥義を味わいたまえ」
ステイル仕込み抜きだと雑魚だが
仕込みしとけば上条さんとの相性抜群だからな
仕込みしとけば上条さんとの相性抜群だからな
上条「らぁ!」
上条は躊躇なく炎の巨人に向かって突進し、その右手を叩き込んだ。
ボン! と音を立てて巨人の体が四方に飛び散る。
上条「おいおい。学ばねえ野郎だな。魔術師ってのは馬鹿ばっかか?」
どんな規模のものであろうと、それが異能の力であるのなら、上条の右手の前には無力なのだ。
しかし、ステイルは余裕の笑みを浮かべたままだ。
ぞくり、と嫌な予感が上条の体を駆け抜けた。
上条「ッ!?」
即座に後ろに飛ぶ。
一瞬で再生した炎の巨人が再び上条の前に立ち塞がっていた。
ステイル「学問の徒たる魔術師に向かって学ばぬ馬鹿とはね。君こそ相当にオツムがよくないんじゃないかい?」
上条「……おぉ。自慢じゃねえけどテストは毎回赤点だよ」
というより、そもそもしばらく学校自体に行っていない。
軽口を叩く上条に、炎の巨人、イノケンティウスが赤い炎の剣のようなものを振り下ろしてきた。
右手で受け止めるのではなく、後ろに飛ぶことでかわす。
上条とステイルの間の距離が大きく開き始めた。
上条は躊躇なく炎の巨人に向かって突進し、その右手を叩き込んだ。
ボン! と音を立てて巨人の体が四方に飛び散る。
上条「おいおい。学ばねえ野郎だな。魔術師ってのは馬鹿ばっかか?」
どんな規模のものであろうと、それが異能の力であるのなら、上条の右手の前には無力なのだ。
しかし、ステイルは余裕の笑みを浮かべたままだ。
ぞくり、と嫌な予感が上条の体を駆け抜けた。
上条「ッ!?」
即座に後ろに飛ぶ。
一瞬で再生した炎の巨人が再び上条の前に立ち塞がっていた。
ステイル「学問の徒たる魔術師に向かって学ばぬ馬鹿とはね。君こそ相当にオツムがよくないんじゃないかい?」
上条「……おぉ。自慢じゃねえけどテストは毎回赤点だよ」
というより、そもそもしばらく学校自体に行っていない。
軽口を叩く上条に、炎の巨人、イノケンティウスが赤い炎の剣のようなものを振り下ろしてきた。
右手で受け止めるのではなく、後ろに飛ぶことでかわす。
上条とステイルの間の距離が大きく開き始めた。
サノスやDr.ドゥームみたいに異能と一切関係ない科学兵器で武装した能力者や魔術師がいたら上条詰むよね
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