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元スレ上条(悪)「その希望(幻想)をぶっ殺す」
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>>202
結局不幸云々で事件に関われる事はむしろ幸福だと認識してるからね、あの人は
結局不幸云々で事件に関われる事はむしろ幸福だと認識してるからね、あの人は
>>208
いいから早くかけ
いいから早くかけ
>>208
帰れ
帰れ
まだやめたって決まったわけじゃないだろ
こういう乗っ取りが寝てる間に駄SSを投下してスレを駄目にして帰ってきた>>1が呆然とした例は3つある
こういう乗っ取りが寝てる間に駄SSを投下してスレを駄目にして帰ってきた>>1が呆然とした例は3つある
翌朝。上条はいつも通りの日常を送っていた。
道を歩けばスキルアウトの抗争に巻き込まれ、旧市街を歩けば路肩が突如陥没し、アイスを買えば一口も食うことなく地面に落ちる。
慣れっこの日常。
スキルアウトA「オラァァァアアアアア!!!!」
スキルアウトB「ざっけんな殺すぞガキャアアアア!!!!」
憎しみと暴力が入り混じる阿鼻叫喚。
その中を、上条当麻は鼻歌交じりで歩いていく。
上条「げっ」
そんな上条が露骨に顔をしかめる。
ポケットにしまっていた携帯電話が鳴り出した。
着信画面には思ったとおり『小萌センセイ』の文字が躍っていた。
道を歩けばスキルアウトの抗争に巻き込まれ、旧市街を歩けば路肩が突如陥没し、アイスを買えば一口も食うことなく地面に落ちる。
慣れっこの日常。
スキルアウトA「オラァァァアアアアア!!!!」
スキルアウトB「ざっけんな殺すぞガキャアアアア!!!!」
憎しみと暴力が入り混じる阿鼻叫喚。
その中を、上条当麻は鼻歌交じりで歩いていく。
上条「げっ」
そんな上条が露骨に顔をしかめる。
ポケットにしまっていた携帯電話が鳴り出した。
着信画面には思ったとおり『小萌センセイ』の文字が躍っていた。
小萌『上条ちゃーーん!! どういうことなんですかコレはーー!!』
上条「はぁ? 上条さんには何のことやらわからないんでせうが?」
小萌『真っ白シスターちゃんを部屋の前に置いていったの上条ちゃんでしょう!? シスターちゃんから聞きました! ボサボサツンツンのウニ頭なんて学園都市が広いと言えども上条ちゃんしかいません!!』
上条「いや先生、そりゃいくらなんでも偏見がすぎるぜ……」
インデックス『シスターちゃんじゃない! 私にはインデックスっていう名前があるんだよ!!』
電話の向こうで少女が騒いでいるのが聞こえる。
インデックスってお前、目次かよ。と上条は心の中でつっこんだ。
小萌『もぉー、こんな調子でシスターちゃん、魔術師がどうとか電波なコトしか言わないんですよー! 上条ちゃん、早く引き取りに来てくださーい!!』
インデックス『電波じゃないもん! 魔術師はいるんだもん!! そして私の頭にはじゅうまんさんぜんさつの魔導書がー』
オウフ。なるほど電波だ。
上条は小萌にインデックスを名乗る少女を丸投げした自分を褒めてやりたくなった。
こんなん絶対関わりたくねえ。
上条「はぁ? 上条さんには何のことやらわからないんでせうが?」
小萌『真っ白シスターちゃんを部屋の前に置いていったの上条ちゃんでしょう!? シスターちゃんから聞きました! ボサボサツンツンのウニ頭なんて学園都市が広いと言えども上条ちゃんしかいません!!』
上条「いや先生、そりゃいくらなんでも偏見がすぎるぜ……」
インデックス『シスターちゃんじゃない! 私にはインデックスっていう名前があるんだよ!!』
電話の向こうで少女が騒いでいるのが聞こえる。
インデックスってお前、目次かよ。と上条は心の中でつっこんだ。
小萌『もぉー、こんな調子でシスターちゃん、魔術師がどうとか電波なコトしか言わないんですよー! 上条ちゃん、早く引き取りに来てくださーい!!』
インデックス『電波じゃないもん! 魔術師はいるんだもん!! そして私の頭にはじゅうまんさんぜんさつの魔導書がー』
オウフ。なるほど電波だ。
上条は小萌にインデックスを名乗る少女を丸投げした自分を褒めてやりたくなった。
こんなん絶対関わりたくねえ。
小萌『とにかく! 早くウチに来て事情を説明してください!』
上条「いや、それは無理」
小萌『シスターちゃんがほぼ半裸でいた事情も詳しく説明してもらいますよ!』
上条「そんなもん俺が聞きてえくらいだよ……」
インデックス『服はあのツンツン頭が荒ぶる右手であっという間に引き裂いたんだよ!!』
小萌『だそうですよー?』
上条「知らん知らん。もう切るからな」
小萌『あ、こら上条ちゃん!!』
上条は携帯電話を耳から離し、通話終了ボタンに指をかける。
―――瞬間。
小萌『キャアアアアアアアアアアア!!!!!!』
電話の向こうで、小萌の悲鳴が響いた。
上条「いや、それは無理」
小萌『シスターちゃんがほぼ半裸でいた事情も詳しく説明してもらいますよ!』
上条「そんなもん俺が聞きてえくらいだよ……」
インデックス『服はあのツンツン頭が荒ぶる右手であっという間に引き裂いたんだよ!!』
小萌『だそうですよー?』
上条「知らん知らん。もう切るからな」
小萌『あ、こら上条ちゃん!!』
上条は携帯電話を耳から離し、通話終了ボタンに指をかける。
―――瞬間。
小萌『キャアアアアアアアアアアア!!!!!!』
電話の向こうで、小萌の悲鳴が響いた。
上条「は? おい! どうした! 何があった!!」
上条が怒鳴りつけても、電話の向こうからは何かが壊れる音と、『逃げて!』という叫びしか聞こえてこない。
上条「……おいおい」
やがて、その音もやんだ。
違う。向こうの携帯電話が壊れたのだ。
上条は舌を鳴らし、携帯電話を乱暴にポケットに突っ込む。
上条「くそ…!」
磨きぬかれた第六感が訴える警告が、今はとても煩わしかった。
上条が怒鳴りつけても、電話の向こうからは何かが壊れる音と、『逃げて!』という叫びしか聞こえてこない。
上条「……おいおい」
やがて、その音もやんだ。
違う。向こうの携帯電話が壊れたのだ。
上条は舌を鳴らし、携帯電話を乱暴にポケットに突っ込む。
上条「くそ…!」
磨きぬかれた第六感が訴える警告が、今はとても煩わしかった。
……暴力的だけどいいやつじゃねこいつ?
原作のが同じ暴力的なくせにマンセーされててキモい
原作のが同じ暴力的なくせにマンセーされててキモい
小萌のアパートは全焼していた。
消防車が出動し、慌ただしく消火活動を始めている。
小萌は、自らの住み慣れたアパートが燃えているのを、ただ呆然と眺めていた。
上条は、そんな小萌の姿を愕然として見つめていた。
上条「マジ…かよ……」
小萌がこちらに気付いた。
びくりと上条の肩が揺れる。
小萌「上条ちゃん……」
その目から逃れるように、上条は背を向けて駆け出した。
しばらく駆けて、上条は気付く。
そういえば、あの場にあのインデックスを名乗った少女はいなかった。
頭の中にシナリオが組みあがるのは簡単だった
何者かがあそこを襲撃して、インデックスを連れ去ったのだ。
上条「舐めた真似しやがって……!!」
上条は奥歯を強くかみ締めた。
その顔には、明確な怒りが浮かんでいた。
消防車が出動し、慌ただしく消火活動を始めている。
小萌は、自らの住み慣れたアパートが燃えているのを、ただ呆然と眺めていた。
上条は、そんな小萌の姿を愕然として見つめていた。
上条「マジ…かよ……」
小萌がこちらに気付いた。
びくりと上条の肩が揺れる。
小萌「上条ちゃん……」
その目から逃れるように、上条は背を向けて駆け出した。
しばらく駆けて、上条は気付く。
そういえば、あの場にあのインデックスを名乗った少女はいなかった。
頭の中にシナリオが組みあがるのは簡単だった
何者かがあそこを襲撃して、インデックスを連れ去ったのだ。
上条「舐めた真似しやがって……!!」
上条は奥歯を強くかみ締めた。
その顔には、明確な怒りが浮かんでいた。
男F「ひっ…!」
上条「よう。運が悪いなお前。ひょっとして俺並に不幸だったりしねえ?」
男F「うわ、うわわ」
上条「逃げんなぁぁぁぁあああああ!!!!」
男F「ひっ!」
上条「ちょっと聞きたいことがあんだよ。お前らクズは仲間だけは多いだろ?」
上条「銀髪に真っ白な修道服着たシスターを見かけなかったか、ちょっと仲間にきいてみてくれよ」
男F「わかりました! わかりましたから、見逃してくださいぃぃいい!!」
上条「心配すんな。俺は何もしねえよ。俺はな」
上条「よう。運が悪いなお前。ひょっとして俺並に不幸だったりしねえ?」
男F「うわ、うわわ」
上条「逃げんなぁぁぁぁあああああ!!!!」
男F「ひっ!」
上条「ちょっと聞きたいことがあんだよ。お前らクズは仲間だけは多いだろ?」
上条「銀髪に真っ白な修道服着たシスターを見かけなかったか、ちょっと仲間にきいてみてくれよ」
男F「わかりました! わかりましたから、見逃してくださいぃぃいい!!」
上条「心配すんな。俺は何もしねえよ。俺はな」
男F「……△×学区で、見かけたって奴がいました」
上条「オッケーさんきゅー。△×か。そう遠くはねーな」
男F「こ、これで見逃してくれるんでしょうか?」
上条「おう。俺は急いでここ離れなきゃいけないから、じゃあな」
上条は男の肩をぽんぽんと叩くと、すぐにその場を走り去った。
男は心底安堵し、その場にへなへなと腰を落とす。
直後だった。
隣のビルの壁が突如崩壊し、巨大な瓦礫が男の頭上に降り注いだ。
男F「う、うわああああああああああああああ!!!!!!」
ズズン…! と重い音が響き、上条は背後を振り返る。
上条「能力者同士がドンパチやってたんかね…? まあどうでもいいけど。精々俺に巻き込まれた不幸を呪いな」
上条「オッケーさんきゅー。△×か。そう遠くはねーな」
男F「こ、これで見逃してくれるんでしょうか?」
上条「おう。俺は急いでここ離れなきゃいけないから、じゃあな」
上条は男の肩をぽんぽんと叩くと、すぐにその場を走り去った。
男は心底安堵し、その場にへなへなと腰を落とす。
直後だった。
隣のビルの壁が突如崩壊し、巨大な瓦礫が男の頭上に降り注いだ。
男F「う、うわああああああああああああああ!!!!!!」
ズズン…! と重い音が響き、上条は背後を振り返る。
上条「能力者同士がドンパチやってたんかね…? まあどうでもいいけど。精々俺に巻き込まれた不幸を呪いな」
あれ?二次元に逃げてるお前らに現実を突きつけてくれるスレかと思って開いたのに…
目的の学区にたどり着いた上条は、適当にそこらを走り回っていた。
上条「こんな探し方で見つかるとはとても思えねーんだけどなー」
とにかく運が悪く、くじ引きでも生まれてこの方当たりを引いた事がない上条である。
あてずっぽで道を選んで『当たり』にたどり着くとはとても思えなかった。
しかし、手がかりがない以上今はそうする以外に他はない。
上条「こんな時には勘もてんで働きゃしないしな。クソ、大体なんで俺はこんなに走り回ったりなんかしてるんだ」
そうだ、そもそもあのインデックスとかいう女と自分は何の関係も無い。
関係を持つ気もない。
やめてしまえ。
今までだって、ずっとそうしてきたじゃないか。
上条「……馬鹿らし。帰ろ」
そうやって――そうやって諦めたときに限って。
運の悪いことに。
上条はインデックスを見つけた。
背中を真一文字に切り裂かれ、地面に横たわっているインデックスを。
上条「こんな探し方で見つかるとはとても思えねーんだけどなー」
とにかく運が悪く、くじ引きでも生まれてこの方当たりを引いた事がない上条である。
あてずっぽで道を選んで『当たり』にたどり着くとはとても思えなかった。
しかし、手がかりがない以上今はそうする以外に他はない。
上条「こんな時には勘もてんで働きゃしないしな。クソ、大体なんで俺はこんなに走り回ったりなんかしてるんだ」
そうだ、そもそもあのインデックスとかいう女と自分は何の関係も無い。
関係を持つ気もない。
やめてしまえ。
今までだって、ずっとそうしてきたじゃないか。
上条「……馬鹿らし。帰ろ」
そうやって――そうやって諦めたときに限って。
運の悪いことに。
上条はインデックスを見つけた。
背中を真一文字に切り裂かれ、地面に横たわっているインデックスを。
一目で歩く教会無しなのが分かるのに攻撃とは鬼畜だね、ねーちん
>>222
原作を否定して二次創作をマンセーするお前のほうがキモイよ
原作を否定して二次創作をマンセーするお前のほうがキモイよ
神条
↑
上条
↓
中条
↓
下条
↓
闇条 ←いまここらへん
↓
カス条
↓
ゲス条
↑
上条
↓
中条
↓
下条
↓
闇条 ←いまここらへん
↓
カス条
↓
ゲス条
上条「すげえな…」
インデックスの姿を見つけたとき、最初に出てきた言葉はそれだった。
上条は自分が不幸だと知っている。自分は不幸だと信じきっている。
しかし目の前に転がるこの少女は。
年端もいかぬ少女の身で腹をすかせて行き倒れ。
出会った男に衣服をひん剥かれ。
頼った先は全焼し。
そして今背中を切り裂かれ倒れている。
一体どれ程の悪意ある世界に住んでいればこんな不幸に見舞われるのか。
そして、よりにもよってこの俺にまたこうやって関わられてしまっている。
上条「不幸なのは俺だけじゃないんだなぁ」
だからといって、全く何にも塵ほども救われた気にはならないが。
そして上条が「生きているのかな?」とインデックスに歩み寄ろうとしたその時。
「それ以上彼女に近づくな」
背後から男の声が飛んだ。
インデックスの姿を見つけたとき、最初に出てきた言葉はそれだった。
上条は自分が不幸だと知っている。自分は不幸だと信じきっている。
しかし目の前に転がるこの少女は。
年端もいかぬ少女の身で腹をすかせて行き倒れ。
出会った男に衣服をひん剥かれ。
頼った先は全焼し。
そして今背中を切り裂かれ倒れている。
一体どれ程の悪意ある世界に住んでいればこんな不幸に見舞われるのか。
そして、よりにもよってこの俺にまたこうやって関わられてしまっている。
上条「不幸なのは俺だけじゃないんだなぁ」
だからといって、全く何にも塵ほども救われた気にはならないが。
そして上条が「生きているのかな?」とインデックスに歩み寄ろうとしたその時。
「それ以上彼女に近づくな」
背後から男の声が飛んだ。
声に、上条は振り返る。
赤い髪の、大きな男だった。
真っ黒いコートを身に纏い、口元にはタバコを咥えている。
目の下のバーコードのようなタトゥーが印象的だった。
上条「何モンだ? お前?」
ステイル「うん? 彼女から聞いていないのかな? 魔術師だよ、魔術師」
上条「へえ、驚きだ。電波な妄言だと決め付けてたけど、本当だったのかよ」
上条は大仰に驚いてみせて、それから揶揄するように言った。
上条「しっかし、魔術師ってな俺も真っ青になるくらいの外道集団なんだな。こんなオンナノコを後ろからバッサリ、とはな」
ステイル「いやいやいや。それは僕らとしても予想外のことだったんだよ」
赤髪の魔術師は首を振って上条の言葉を否定する。
赤い髪の、大きな男だった。
真っ黒いコートを身に纏い、口元にはタバコを咥えている。
目の下のバーコードのようなタトゥーが印象的だった。
上条「何モンだ? お前?」
ステイル「うん? 彼女から聞いていないのかな? 魔術師だよ、魔術師」
上条「へえ、驚きだ。電波な妄言だと決め付けてたけど、本当だったのかよ」
上条は大仰に驚いてみせて、それから揶揄するように言った。
上条「しっかし、魔術師ってな俺も真っ青になるくらいの外道集団なんだな。こんなオンナノコを後ろからバッサリ、とはな」
ステイル「いやいやいや。それは僕らとしても予想外のことだったんだよ」
赤髪の魔術師は首を振って上条の言葉を否定する。
上条「予想外? いやいや、こんだけバッチリ後ろから斬りかかっといて、何が予想外なのよ」
ステイル「彼女の着ている修道服。それは『歩く教会』と呼ばれる法王級の防御結界でね。それがある限り、どんなダメージも彼女には通らないはずだったんだよ」
ステイル「ところが、どういうわけかその結界が今日になって消失していた。昨日彼女を追いかけていたときには確かにまだあったんだけどね」
ステイル「こればかりはさすがに予想つけっこないよ。『歩く教会』の破壊方法なんていくら考えても浮かばないからね」
真剣に首を捻っている様子の魔術師。
対する上条は、黙っていた。
魔術師を名乗る怪しい男に対して、軽口を叩くことも忘れていた。
触れただけで破れ落ちた少女の服。
砕けた絶対防御。
右手に宿る『幻想殺し』。
簡単に連想できた。
上条はちらりとインデックスを見て、それから口を笑みの形に歪めた。
上条「何が不幸なのは俺だけじゃない、だ……」
――コイツの不幸も、結局は俺のせいじゃねえか。
ステイル「彼女の着ている修道服。それは『歩く教会』と呼ばれる法王級の防御結界でね。それがある限り、どんなダメージも彼女には通らないはずだったんだよ」
ステイル「ところが、どういうわけかその結界が今日になって消失していた。昨日彼女を追いかけていたときには確かにまだあったんだけどね」
ステイル「こればかりはさすがに予想つけっこないよ。『歩く教会』の破壊方法なんていくら考えても浮かばないからね」
真剣に首を捻っている様子の魔術師。
対する上条は、黙っていた。
魔術師を名乗る怪しい男に対して、軽口を叩くことも忘れていた。
触れただけで破れ落ちた少女の服。
砕けた絶対防御。
右手に宿る『幻想殺し』。
簡単に連想できた。
上条はちらりとインデックスを見て、それから口を笑みの形に歪めた。
上条「何が不幸なのは俺だけじゃない、だ……」
――コイツの不幸も、結局は俺のせいじゃねえか。
家を焼かれて呆然としていた小萌の姿が脳裏に蘇る。
小萌だって、巻き込まれただけだ。
上条が不用意にインデックスを預けたりしなければ、小萌は家を失うことは無かった。
行動するだけで不幸を撒き散らす。
まさしく、『疫病神』。
上条「あっはっは……」
なんだかおかしくなってきて、上条はつい笑ってしまう。
何を今さら。
そんなこと、もうずっと前から知っていたことだろう。
思い知ってきたことだろう。
上条「ふぅ~~」
胸に溜まったモヤモヤを吐き出すように、上条は深く息をつく。
そこに赤髪の魔術師が声をかけてきた。
ステイル「どうやらキミは本当に何も聞いていないみたいだね。いいよ、このまま黙って消えたら見逃してあげようじゃないか」
ぴくり、と上条の肩が震えた。
上条「見逃してやる…?」
胸に溜まったモヤモヤが、平たく言えば苛立ちが、ストレスが、その噴出する先を見つけて歓喜に震えている。
上条「おいおい、てめえはどういうアレでそんなに上から目線で物言ってんだ? あぁ?」
小萌だって、巻き込まれただけだ。
上条が不用意にインデックスを預けたりしなければ、小萌は家を失うことは無かった。
行動するだけで不幸を撒き散らす。
まさしく、『疫病神』。
上条「あっはっは……」
なんだかおかしくなってきて、上条はつい笑ってしまう。
何を今さら。
そんなこと、もうずっと前から知っていたことだろう。
思い知ってきたことだろう。
上条「ふぅ~~」
胸に溜まったモヤモヤを吐き出すように、上条は深く息をつく。
そこに赤髪の魔術師が声をかけてきた。
ステイル「どうやらキミは本当に何も聞いていないみたいだね。いいよ、このまま黙って消えたら見逃してあげようじゃないか」
ぴくり、と上条の肩が震えた。
上条「見逃してやる…?」
胸に溜まったモヤモヤが、平たく言えば苛立ちが、ストレスが、その噴出する先を見つけて歓喜に震えている。
上条「おいおい、てめえはどういうアレでそんなに上から目線で物言ってんだ? あぁ?」
>>243
生き直そうとした上条をみて御坂が葛藤して狂いそうになるのが見たいんだよ
生き直そうとした上条をみて御坂が葛藤して狂いそうになるのが見たいんだよ
上条は右手で拳を作り、それを見せ付けるようにしながらステイルへと歩を進めていく。
ステイル「……やれやれ。キミこそどういうアレで命を粗末にしようとするのかな」
ステイルは呆れたように言って、続けた。
ステイル「僕の名前はステイル=マグヌス、と自己紹介したいところだけど、ここは『Fortis931』と名乗らせてもらおうか」
上条「どっちだっていいよそんなもん」
ステイル「そういうなよ。これも魔術師の慣習ってやつなのさ。魔術を使うときには魔法名を名乗らなければならないんだよ」
上条「しち面倒くせえ習慣だな」
ステイル「全く同感だ。では死にたまえ」
ステイルの手から炎が迸る。
迫り来る炎に、上条はただ不敵に笑っただけだった。
ステイル「……やれやれ。キミこそどういうアレで命を粗末にしようとするのかな」
ステイルは呆れたように言って、続けた。
ステイル「僕の名前はステイル=マグヌス、と自己紹介したいところだけど、ここは『Fortis931』と名乗らせてもらおうか」
上条「どっちだっていいよそんなもん」
ステイル「そういうなよ。これも魔術師の慣習ってやつなのさ。魔術を使うときには魔法名を名乗らなければならないんだよ」
上条「しち面倒くせえ習慣だな」
ステイル「全く同感だ。では死にたまえ」
ステイルの手から炎が迸る。
迫り来る炎に、上条はただ不敵に笑っただけだった。
上条「おお、すげえすげえ。レベル3の発火能力なんて目じゃねえ威力だ。魔術師ってのも大したモンだな」
上条「だが、それがどうした?」
上条が右手を振るう。
ただ真っ直ぐに上条に向かってきていた炎はあっけなく消失する。
ステイル「なん…だと……?」
上条「法王級とやらの『歩く教会』が消せて、お前の花火が消せないなんて道理はないよなぁ?」
ステイル「馬鹿な…? なんなんだその右手は…!」
上条「紹介するぜ。『幻想殺し(イマジンブレイカー)』だ。以後よろしく」
上条がステイルの懐に潜りこむ。
上条「そんで、あばよ」
ステイル「く! 炎よ、巨人に苦痛の――!」
上条「おせえよ!!!!」
上条の拳がステイルの顔面を跳ね上げた。
上条「だが、それがどうした?」
上条が右手を振るう。
ただ真っ直ぐに上条に向かってきていた炎はあっけなく消失する。
ステイル「なん…だと……?」
上条「法王級とやらの『歩く教会』が消せて、お前の花火が消せないなんて道理はないよなぁ?」
ステイル「馬鹿な…? なんなんだその右手は…!」
上条「紹介するぜ。『幻想殺し(イマジンブレイカー)』だ。以後よろしく」
上条がステイルの懐に潜りこむ。
上条「そんで、あばよ」
ステイル「く! 炎よ、巨人に苦痛の――!」
上条「おせえよ!!!!」
上条の拳がステイルの顔面を跳ね上げた。
さすが闇条さん
っていうかむしろ
さすがすているまぐなすじゅうよんさい
っていうかむしろ
さすがすているまぐなすじゅうよんさい
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