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    元スレ妹「兄さんのことが好きです」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 義妹 + - ハルヒ + - ヤンデレ + - ローゼン + - 一方通行 + - 体育倉庫で乱暴エッチ + - + - 化物語 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 :

    202 = 106 :

    「兄さんも、改めてよろしくお願いします」

    「あ、あぁ…」

    「何よ、お兄ちゃん元気ないよ?あ、このオムライス食べていい?」

    「あ、コラ!これは俺のだぞ!」

    妹は俺の言葉も聞かずに、オムライスに手をつける。

    「もぐもぐ…んー!おいしい!何これ?美羽が作ったの?」

    「あ、はいそうです」

    「凄い美味しいよ!ね?」

    「あぁ、お前の作る飯とは段違いだな」

    「な、何それ!いつも美味しい美味しいって食べてくれてたじゃん!」

    「確かに人が食えるレベルではあったな」

    「む…っ!分かった、じゃあ今晩は私が料理を作るからね!!」

    203 :

    パー速のゆうくんかこれ
    美羽と舞で思い出したけど違ったらごめん

    204 :

    名前はいらない

    205 = 200 :

    今日ははかなりの良スレが多いな、胸が熱く・・・今日は熱いな

    206 = 200 :

    たまには名前があってもいいんじゃないか、美羽(みう)とか良い響きだしな

    207 :

    名前は微妙だな、特に他作にありそうな名前だからイメージがつくまあ今更どうしようもないからいいけど
    とりあえず追いついた支援

    208 = 106 :

    --夜

    妹の料理を囲んで三人で食べる。
    ハンバーグだった。

    「ど、どう?美味しい?」

    「はい、とっても美味しいです」

    「うん…美味いよ」

    ハンバーグからは全ての肉汁が抜け出し、パサパサしている。
    その食感を味でカバーするかのような濃いソースで味付けされている。
    一言で言ってくどい。

    「で、でしょ?ほら、私だって美味しい料理くらい作れるんだから!」

    「姉さん、今度私にも料理を教えて下さい」

    「えへへ、もちろんだよ!一緒につくろうねー♪」

    美羽のやつ、姉を立てるのが上手いな…。

    「あ、ねぇ?美羽は今、どこで寝てるの?」

    俺はその質問にギクッとするが、
    美羽のことだ、当たり障りのない返事をして…

    「はい、兄さんの部屋です」

    209 :

    腹違いはギリギリ・・・セーフ

    210 = 106 :

    …くれなかった。

    一瞬でその場の空気が凍りついた気がした。
    美羽はニコニコとし、ハンバーグを口にしてる。
    舞は、うつむき、なにやらプルプルと打ち震えている。
    俺はただただ、目を泳がせるしかなかった。

    「お兄ちゃん?」

    少し凄みの聞いた声で、俺を呼んでくれる舞。

    「ひっ?は、はい!」

    「一体、どういうこと?もしかして、美羽に手でも出したんじゃ…?」

    テーブルから身を乗り出して、今にも俺に殴りかかりそうだ。

    「ち、違う!これはっ!美羽が勝手に…!」

    「そうですよー?姉さん、そんなわけないですよ。冗談ですよ、冗談♪」

    「…へ?」

    美羽の一言で、舞の怒りのボルテージが一気に落ちていく。

    211 = 106 :

    「兄さん、困らせてしまってすみません」

    「い、いや…」

    「今はお父様の部屋を借りさせてもらっています」

    「そ、そうなんだ…なんだ冗談かー!あははは!」

    「すみません…なんだか怒らせてしまったみたいで…」

    「別に怒ってなんていないって!話しそれちゃったけど、それでさ…よかったら私の部屋で一緒に寝ない?」

    「えっ?いいんですか?」

    「もちろんだよ!あ、でもベッド一個しかないだ…」

    「構いませんよ?私は布団でも寝れますから!それに一人だと寂しかったので…」

    「そう?それじゃあ、そうしようよ!」

    「はい、なんだか楽しみですね」

    「だね、えへへ」

    「なんだこの仲睦まじい光景は…」

    212 :

    とりあえずログ取得しといて兄×舞エンドだったら読むわ

    213 = 106 :

    「うるさい!姉妹の美しい仲に割り込まないで!」

    「そうですよ、折角やっと二人元に戻れたんですから」

    「なんだよ…俺は除け者かよ…まぁ、仲良くやれそうで良かったけどな」

    「当然だよ、双子なんだもん。ねー?」

    「ねー?」

    「…居心地が悪いので退場します」

    「ダメダメ、お兄ちゃんは用事があるんだから」

    「は?いや俺はないが」

    「ダメだよ、これから美羽のお引越しなんだから」

    「それじゃ、私も一緒に」

    「あー、いいのいいの!力仕事は任せておいてよ!荷物は全部お父さんの部屋だよね?」

    「はい、一応一箇所にまとめてありますが…でも…」

    214 = 191 :

    美羽って言うとヤンデル平野歯科思い浮かばない

    215 = 126 :

    そんな劇場版は存在していません

    216 = 106 :

    「いいから、いいから!」

    「うー、じゃあ、お皿でも洗ってます」

    「う~ん、それこそ本当は私がやるべきなんだろうけど…じゃあ作業交代ということで手を打とうよ!」

    「おい、俺を抜いて勝手に決めるな!どうせ俺が全部運ぶんだろうに…」

    「部屋の鍵を開けられるのは私にしかでないよ?」

    「じゃあ、部屋の鍵を貸せよ」

    「…荷物の置き場所も私が決める」

    「んなもんテキトウでいいだろ…」

    「はぁ…もういいから!早く行くよ!」

    「お、おい!」

    舞は俺の手を引いて部屋を出る。
    背後から『よろしくお願いします』と美羽の声が聞こえた。

    217 = 106 :

    --舞の部屋

    「運ぶって言っても、このデカイ鞄一つだけかよ…大して重くないし俺がいる必要あったか?」

    「まぁ、実際あまりなかったね」

    あとは、美羽の寝る布団を敷くために舞は部屋を少し片付け、
    俺は親父の部屋から布団を引っ張り出したりしたが、
    実労働的に大したことはしていない。

    「じゃあ、終わったし俺は自室に退散する」

    部屋に戻ろうとドアに手をかけると、
    舞が手首を掴んでくる。

    「待って」

    「なんだよ?まだなんかあるのか?」

    俺は振り返ると、すぐさま手を離される。

    「べ、別に…」

    「なんだそれ…じゃあ引き止めるなよ」

    「ち、違うの!お兄ちゃんがだよ!」

    218 = 106 :

    「は?」

    「私に、何か聞きたいこととか…あるんじゃないの?」

    「…ん?いや、別に?」

    「ほ、本当に…?」

    「うん」

    「そんなわけないでしょ?」

    「さっきから、一体なんなんだよ?ワケわからん」

    「うぅ…私!外泊を二日もしてきたんだよ!?…それなのにお兄ちゃんは私のこと何も気にならないのっ!?」

    舞は鋭く俺に言い放った。

    「そのことか…確かに気になりはしたけど、あの後すぐ美羽がやってきて、それどころじゃなかった感が…」

    「………」

    「でも…彼氏ができたんじゃないかって…ずっと気になってたよ。だけどお前の問題だし、口挟むべきじゃないかなって…」

    「そんなわけないよ!」

    219 = 192 :

    おお支援

    220 = 106 :

    舞が俺に抱きついてくる。

    「だって、だって…!あれから何も言ってくれなくて…!だから!だから!ぅう…!」

    「……お兄ちゃん、もしかして何も考えてくれてないのかなって…私なんてどうでもいいのかなって!…ぐずっ…不安に、なって…!」

    「すまん…」

    「うぐっ…謝らないでよ!バカァ!!」

    頭に手を伸ばし、優しく撫でてやる。

    「…うぅ…やめてよ、怒ってるのに…そんなことされたら嬉しいじゃん…ばか…」

    「…お兄ちゃんのこと、本当に、好きなんだからね?」

    「だから、彼氏がいるような素振り見せて外泊したのか?」

    「うん…お兄ちゃんの気が引けるかなって…はぁ…ゴメン、やってること最低だよね」

    「…」

    221 = 106 :

    「じゃあ、もう行って!」

    「舞…」

    「…早く!これから美羽を部屋に招待するんだから!」

    「その前に風呂入って、顔洗って来いよ」

    舞は、目の端に指を当て、涙をすくう。
    その指を見て、自分が泣いていたことに気付いたようだ。

    「っ!別に、泣いてなんて、いないんだから!早く行ってよ!バカ!」

    「…へいへい」

    俺は、舞の部屋を後にし、自室に戻った。

    それから数分後、階下からシャワーの音が聞こえてきた。
    舞かな…などと思いながら俺はベッドに倒れこむ。

    「なんだか疲れた…舞…」

    222 :

    兄さん、という呼び方だけでたまらんね

    223 = 106 :

    「んっ…んんっ…」

    眠い…今まで眠っていたようだ…
    点けっぱなしだった電気が眩しい…だけど消すのも面倒だ。
    タオルケットを体に被せ、そのまま再び目を閉じた。

    カチャ…。静かにドアの開く音と閉じる音が聞こえた。
    しかし俺の意識には届かない。

    ギシッという音ともに、誰かがベッドに登ってくる。
    小さな声で、ソレが話しかけてくる。

    「にぃさん♪夜這いに来ましたよー?」

    「…うるさい、眠い…」

    「?…寝ぼけてるんですか?」

    「……」

    「起きないと、ちゅーしちゃいますよ?」

    目が覚める。目を閉じて顔を近づけてくる美羽の顔があった。
    顔に息を吹きかけてやった。

    「あぅ…あ、起きましたか?」

    「なにしてる…?舞の部屋で寝たんじゃないのか?」

    226 = 106 :

    美羽はパジャマ姿の四つんばいの格好で、俺に覆いかぶさっていた。
    おとといとは違うパジャマだ。舞から借りたんだろう。

    「さっきも言いましたよ?夜這いです」

    「じゃあ、失敗したから帰れ」

    「残念ですが、女の子側からの夜這いは、ベッドに入ったらもう完了してるんですよ?」

    「…?」

    「ここで私が叫んだら、姉さんが飛んできます」

    「うっ…なにが望みだ?」

    「話が早いですねぇ…望みというほどではないですが、兄さんと一緒にいたいです」

    「それだけ?」

    「はい」

    「まぁ、それくらいなら…んっと!」

    俺は起き上がり、ベッドに座りなおす。
    美羽もそれに習って、俺の隣に座る。

    227 = 120 :

    顔に息を吹きかけ…「臭っ!」

    228 = 225 :

    隣に座るだけが夜這いだと…?
    手ぬるいわ!!!

    229 = 192 :

    いいぞもっとやれ

    230 = 200 :

    >>227
    それはお前だけ

    231 = 106 :

    「舞に見つかるとアレだから、しばらくしたら戻れよ」

    「分かってます。一応ちゃんと姉さんが寝たのを確認してからきましたから」

    「…で、何しに来たんだ?」

    「…さっきも言いました」

    不機嫌そうに言う。

    「…夜這いか」

    「違います!一緒にいたいんです。できれば、兄さんと二人きりで…」

    「なんで?」

    顔をムッとさせて、俺を見てくる。

    「兄さんは、バカですか?」

    「なっ!?ば、バカとはなんだ!」

    まさか美羽からバカと言われるとは…。
    舞のは冗談に聞こえるが、美羽からだとなんだか本当に
    そう言っているように聞こえる。実際そうなのだろうが。

    233 = 106 :

    「だって、好きなら…できるだけ一緒にいたいものです」

    「好きって…妹なのにか?」

    「はい」

    「兄として好きとかじゃなく…?」

    「兄妹愛って、こんなに胸がドキドキするものですかね?」

    美羽は胸に片手を当てて、俺の手を握る。

    「兄さんはドキドキしてませんか?」

    「正直なところ、実妹だと分かったら、そんなに…」

    「がぁーん!…ちょっと、あぅ…結構ショックです…」

    彼女は心底落ち込んだような表情を見せる。

    「で、でも!昨日はドキドキしてたんですよね?」

    「う、うん…まぁ」

    「血の繋がりって、そんなにハードルになるんですか?」

    「…俺は、そうみたいだな」

    「じゃあ一つ、試させてください」

    234 = 106 :

    「なにを?」

    「ドキドキしちゃたら、私のことを好きだって認めるゲーム…です」

    「なんだよ、それ…?」

    「キスも、それ以上のこともしません。この条件で10分耐えてください。耐え切れなかったら私の勝ちです」

    「わかった…けど、もし耐え切ったら?」

    「そのときは、兄さんのこと諦めます…じゃあ!いきますよ!」

    「お、おい!うわっ!?」

    座った体勢から、そのままドサッ!とベッドに倒され、覆いかぶさられる。
    体を密着させ、耳元で囁かれる。
    密着した体から美羽の体温と鼓動が布越しにも伝わってくる。

    「兄さん…私がドキドキしてるの分かりますか?」

    「…うん」

    「兄さんの事が、好きだからこんなにドキドキしてるんですよ…?」

    美羽の可愛く、甘い声が脳に響く。
    情けないことにこれだけで俺の心臓の脈はかなり早まってしまっている。

    「兄さんのことが好き、好きなんです…好き、好き…大好きです」

    235 = 192 :

    素晴らしい

    236 = 106 :

    美羽は顔を持ち上げると、俺と視線を重ねる。
    チラッと時計に視線を移す。

    「まだ、1分も経ってませんね…?」

    「え?あ、あぁ…」

    「私、耐えられそうにありません」

    美羽の目がトロンとしてる。
    軽く目を閉じると、そのまま顔をゆっくりと下げてきた。

    「んっ…」

    唇を重ねられる。頭を斜めにすると、更に唇を深く重ね、舌を俺の口内に割り込ませてくる。
    頭がボーっとする。俺は妹の舌を受け入れ、口内で重ね合わせた。

    「あむっ、んちゅ…ちゅぷ…はぁ…はぁ…」

    美羽が唇を離すと、互いの舌の間に糸が引き、ツ…と切れる。

    「…キスはしないんじゃなかったのか?」

    「すみません…でも…」

    237 :

    俺は耐えられませんでしたとさ

    238 = 106 :

    再び唇を重ねてくる。
    今度は唇を味わうように、唇をあむあむと動かし、吸い付いてくる。

    「んっ、んん…あむ…ちゅ…はぁ、はぁ…」
    「兄さん…ちゅ、んちゅ…れろ、ちゅっちゅっ…」

    しばらく唇と舌を互いに重ね合わせた後、ようやく俺から体を離す。

    「んっ…キスしちゃいました」

    「…反則だろ」

    「そうですね、反則ですね…」

    「えっ?」

    「約束は守らないと…」

    「いや、でも…」

    「もう、諦めます…………今日は」

    「今日は?」

    239 = 200 :

    美羽はやっぱり頭が切れるな

    240 = 106 :

    「まさか、兄さんがべろちゅーしてくれるなんて思いませんでした…」

    「セカンドキスがべろちゅーなんて結構エロいですよね?…えへ」

    両手で顔を抑えながら照れまくっている。

    「本当は、朝までちゅっちゅしていたいんですケド、姉さんにバレますし、それは兄さんも都合悪いでしょうから、帰りますね?」

    「えっ?あ、うん…」

    「それじゃあ兄さん、おやすみなさい♪」

    「あ、あぁ…おやすみ」

    美羽はまくし立てるように喋り、部屋を出て行った。

    俺は未だハッキリしない頭で遅くなった風呂に入って寝た。

    241 = 106 :

    --翌日

    「にいさ~ん?いつまで寝てるんですか?もうお昼ですよ!」

    「ぐー」

    「今日は私たち二人でご飯を作ったんですから食べてくださいよ~?」

    兄さんを起こさないようにゆっくりと揺さぶる。

    「…もう、仕方ないですね…起きないなら…」

    私は、昨日の兄さんとの行為を思い出し、
    唇にそっと触れる…少しだけなら、大丈夫かな…?
    兄さんの両頬を、手の平で包み、唇を重ねる。

    242 = 116 :

    けしからん






















    支援

    244 = 106 :

    美羽がお兄ちゃんを起こしに行っている間、
    私は二人で作った料理を盛り付け、テーブルに並べていた。

    「こんなもんかな?」

    二人が戻るまでには終わらせると思っていたけど、
    戻ってくる前に終わってしまった。

    「ちょっと、遅いな…?」

    どうせ無駄話でもしているのだろう、脅かしてやろうとそっと階段を登ると、
    足音を立てないように、お兄ちゃんの部屋に向かった。
    少し開いたドアから二人の声が聞こえる。私はそっと聞き耳を立てた。

    245 :

    そういえばオネツイなんてアニメもありましたな

    246 = 243 :

    修羅場キター

    247 = 192 :

    修羅場ですねw

    248 = 106 :

    「寝起きからキスとかやめろよ」

    「兄さんが起きないから悪いんですよ?」

    キス?何の話?

    「ねぇ、もうちょっとだけ…」

    「さっきからそればっかだ…んっ…」

    「ちゅ、あむ…んんっ…ぷちゅ、はぁ…それは、兄さんが拒まないから…」

    「…うぅ!も、もういい…行く!」

    お兄ちゃんの足音が、こっちに近づいてくる!
    まずい!隠れなきゃ!私は自室に逃げ込もうと思うが、咄嗟のことで足が動かない。

    「待ってください、じゃあ、もう一度だけ…」

    美羽が、お兄ちゃんを引き止める。
    足音が止んだ。私はもう一度ドアを返り見る。
    ドアの隙間から、お兄ちゃんが見えた。美羽も見える。
    二人が、唇を重ねていた…深く、深く…舌も、舌が…あぁ…あ、あぁ!

    潰れそうな心臓を、私は更に押さえつけ、
    どうにかゆっくりと、気付かれぬよう…階段を一歩一歩降りていった。

    249 :

    こんな人生おくりたかった…
    僕の妹何処ー?

    250 = 106 :

    --深夜

    昼ごはんの味は覚えていない。
    極力悟られないように私は普通に振舞った…つもりだ。
    夜ご飯はどうしたっけ…?何も覚えていない。
    どうやってベッドに入ったかすらも。

    ベッドの下では、私の好きな人とキスしていた女の子が眠っている。
    私の妹だ。…どうして?お兄ちゃん、どうして私じゃないの…?

    妹の寝ている布団から何か動く気配がする。

    「姉さん…?」

    美羽の声だ。一体なんだろう?
    今は喋りたくない。私は息を整えて寝たフリをする。

    しばらくして美羽はドアを開けて、部屋を出て行った。


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