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    元スレ妹「兄さんのことが好きです」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 義妹 + - ハルヒ + - ヤンデレ + - ローゼン + - 一方通行 + - 体育倉庫で乱暴エッチ + - + - 化物語 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    「一体、どうしたの?」

    「あ、あの!着替えを持ってくるのを忘れてしいまして…リビングに鞄ごと…」

    「あぁ、そういうことね…どうしよう、鞄ごと持ってくればいい?」

    「は、はい…申し訳ありませんが、お願いします。あの、カバンの中にピンク色の袋がありますので、その中に…」

    部屋に戻り、鞄を開ける。何か悪いことしてるみたいだ…。
    俺は心を無心にして、ピンク色を探し手にとって脱衣所に戻る。

    「持って来たよ」

    「すみません…ありがとうございます」

    彼女の方から体ごとそむけ、腕だけを伸ばす。

    「わざわざすみません…」

    「いや、いいよ気にしないで」

    52 = 1 :

    「あの…」

    「なに?」

    「そんなに目を逸らされると、なんだか逆に傷つきます」

    そう言って、彼女は袋を手に取る。

    「そんなに私の体見たくないですか?」

    「えっ?い、いやそういうつもりで後ろ向いてるわけじゃ…!」

    「いいんですよ?少しくらいなら」

    彼女から思いもしない言葉が飛び出す。

    「へっ?」

    「えへへ、冗談ですよ、冗談」

    「あはは…や、やめてくれよ」

    53 = 1 :

    「でも、冗談なんですから、ノリで見ちゃってもいいかも…です」

    彼女は俺の背中にピッタリとくっついて来る。

    「おい、ちょ、ちょっと!」

    突然のことに慌てる俺をよそに、俺の袖をクイックイッと引っ張る。

    「兄さん?こっち、見てください」

    「…ゴクッ…」

    「見てください」

    俺は彼女のに促されるように、彼女の方に向き直る。
    促されてしかたなく…そう、心で言い訳をしながら。

    「兄さん…」

    54 = 1 :

    俺はまじまじと彼女の姿を見てしまう。
    胸から下をバスタオルで隠し、片手で落ちないように支えている。
    彼女も緊張しているからか、風呂上りだからなのか、
    顔がやや高揚して赤く火照っている。
    髪はほのかに濡れ、先端からはまだ雫がポト、ポトと滴り落ちている。

    「兄さん、ここです」

    彼女は俺の手を取り、バスタオルが落ちないよう
    手で支えている部分に俺の手を導き、その部分をつまませる。

    「この手を離しちゃえば、スルッと……ね?」

    「…ゴクッ」

    心臓が高鳴る。再び、生唾を飲み込んでしまう。
    どうしてこの子は俺を誘惑してくるのか…?
    そんな思考が巡っていると、彼女の言葉がその思考を遮る。

    「兄さん?あんまり焦らされると、やめちゃいますよ?」

    「で、でもだな…」

    「さん、にぃ…」

    カウントダウンを始めると、彼女の手がその度に俺の手に伸びてくる。
    カウントがゼロになれば、二度と拝むことはできないのだろう。

    「いち…」

    55 :

    爆発するのか・・・

    56 = 14 :

    >>55

    58 = 1 :

    「っ!ゴメン!」

    俺は誘惑に負け、バスタオルを支えていた指から力を抜いた。
    するっ…という、肌と生地が擦れる音が聞こえた。

    「……え?」

    「どうですか?結構体の綺麗さには自信があるのですが…?」

    目の前には、ピンクのパンツとキャミソールのインナーを着た女の子が立っていた。
    期待とかけ離れていたため、テンションは急降下してしまう。

    「…いや、どうして下着を着てるの?いつの間に…早い…」

    「…兄さんは裸が見たかったんですか?」

    少し疑いを持った目で、俺を見上げてきた。

    「えっ?い、いやいや!そんなわけないって!」

    「そうですよね。で、ところでどうですか?」

    「どう…って?」

    「ほら、結構くびれとか自信あるんですよ?」

    59 = 1 :

    腰をクニクニと左右に動かして、盛んにアピールしてくる。
    正直、気休め程度にしかくびれていない。
    テンションが落ちていたこともあり、つい本音が出てしまう。

    「…幼児体型だな」

    「っがーーん!!」

    さっきまで元気そうだった顔が、
    一瞬で意気消沈してしまう。
    その姿を見て、慌ててフォローに入る。

    「あ!あ!で、でもほら!キミくらいの年頃だったら皆それくらいだって!」

    「そんなの、なんの慰めにもなりませんよ…」

    「いや、俺はその体系好きだよ?なんたって可愛い!」

    「う…可愛い…ですか?」

    少し顔に明るさが戻り、反応を見せるが、
    『可愛い』という言葉が気に入らないらしい。

    60 = 1 :

    「十分、女性として魅力的だよ!うん!」

    「そ、そうでしょうか…?」

    彼女に明るさが戻る。

    「兄さんは優しいですね」

    「そ、そうかな…?そんなことはないと思うケド…」

    「いいえ、とっても。実際私はこんな体型なわけですし…」

    「あ、ねえ!湯冷めするといけないから部屋戻って服を着よう」

    少し気恥ずかしくなってしまったのと、
    これ以上のフォローは難しいと判断し、そう彼女を促す。

    「は…クチュン!うぅ…そ、そうですね…」

    61 = 1 :

    彼女は普段着用の服しか持ってきていなかったため、
    妹の寝巻きを貸してあげた。

    「うん、体型も同じくらいだからピッタリだな」

    「へぇ、妹さんも幼児体型なんですね」

    何かトゲのある言い方だったが、なんとかスルーしてみせた。
    しばらくテレビを見て、他愛のない話をして過ごした。

    62 = 1 :

    --夜11時を回った頃

    「さて、じゃそろそろ寝ようか」

    「…あの、兄さん?」

    「なに?」

    「私の部屋はあるのでしょうか?」

    「はっ!?」

    俺の家はそこまで広くなく、居住スペースは
    一階にキッチンとリビング、和室、二階に両親と俺と妹部屋しかない。
    寝るぶんには和室やリビングで事足りるだろうが、
    物が散乱していて布団や私物などを置くには無理がある…。

    「ないかもしれない…」

    「うぅ、仕方ありませんね…急でしたし」

    63 = 1 :

    「どうしよう、とりあえず寝るだけなら妹の部屋でもいいけど」

    「…あのそういえば、その妹さんはどうしたんですか?まだお見かけしてませんが?」

    「なんか男のとこに泊まりに行ってるご様子で、2日くらい帰ってこないってさ」

    俺はぶっきらぼうにそう言う。

    「では、その間だけでも借りさせてください」

    「うん、多分大丈夫でしょ。じゃあ荷物だけ持って行っておいてあげるよ」

    「あ、すみません…ご一緒します」

    二人で二階に上がり、妹の部屋の前に立つ。

    「普段勝手に入るとスゲー怒られるんだけど、緊急事態だからしょうがないよな」

    俺はそう自分に言い聞かせ、部屋のドアノブを回す。
    ガチャガチャ!ドアノブは数ミリ左右に動くだけでドアは開かない。

    「…鍵が掛かってる」

    「どうしましょうか?」

    彼女は心配そうな顔で俺を見上げてくる。

    64 = 1 :

    「大丈夫だって!あとは、和室か、親の部屋だな」

    「じゃあ、とりあえず和室を見せてもらえますか?」

    「オッケ!」

    二人で階下に下り、和室に入る。

    「ここには仏壇があるんだけど、どうかな?」

    俺は極力さわやかな笑顔で、彼女に勧めてみた。
    母ちゃんとじいちゃんとばあちゃんの遺影が飾ってある素敵な部屋だ。
    彼女は少し泣きそうな表情で顔を左右にブンブン振って、精一杯答えてくれた。



    再度二階に上り、両親の部屋に入る。ここには鍵はついていない。
    この部屋は俺と妹の部屋を繋げたくらいの広さがあり、
    ど真ん中にクイーンサイズのベッドが鎮座している。
    無駄に広いが、これを親父が一人で使っている。

    65 = 1 :

    「ごめんな、ここしかないんだけど…」

    「いえ、全然問題ありません。けど…使って大丈夫なのでしょうか?」

    「平気ヘーキ、何も気にしなくてもいいよ、無駄に収納スペースあるからそこのタンスとか勝手に使っても大丈夫だと思うよ」

    「それでは、手荷物はここに置かせてもらいます」

    「うーん…じゃあ、あとは任せていいかな?」

    「あ、はい!ありがとうございます」

    「何かあったら言ってよ、自分の部屋にいるからさ」

    「はい、おやすみなさい」

    「おやすみー」

    67 = 1 :

    俺は階下の戸締りをし、消灯すると
    自室に戻って電気を消し、ベッドに寝転んだ。

    気を落ち着けると、先ほどの脱衣所での情景が
    自分の都合良く置換されモンモンと浮かんできた。

    『兄さんになら、見せてもいいですよ?』

    彼女はそう言って、体を隠していたバスタオルを
    自らの両手でそっと左右に開いた。

    『ど、どうでしょうか…?私の体、変じゃないですか?』

    耳まで真っ赤にした顔を俺から背け、問いかけてくる。
    確かにどこも出るところが出ていないが、
    胸やくびれ、お尻などはちゃんと女の子をカタチどっている。

    『どこも変じゃないよ、綺麗だ』

    俺はそっと、彼女の腰に指を当て、撫でる。きめ細かな肌だ。
    ツツツ…と腋まで指を這わせ、次に胸へと向かう。

    『ひゃっ!?だ、ダメです!触るのは…ダメ…!』

    彼女の言葉を無視して、
    可愛く膨らんだ胸を指で円を描くようにゆっくりと撫でる。
    乳首の付近に触れるたびに、彼女は体をビクッと震わせ、
    切なそうな顔で、俺の目を見つめ、求めてくる。

    『はぁ…はぁ…あっ、ダメ…ですっ!兄さん、んっ!』

    69 = 1 :

    コンコン!
    不意にノックの音が部屋に響く。
    俺は我に返り、上体を起こして電気を点け、返事をする。

    「は、はい!?」

    思わず、『はい』などと口に出てしまった。
    だがドアの向こう人物は意に介さなかったのか、言葉が続く。

    「入ってもよろしいでしょうか?」

    彼女の声だ。まぁ、今は二人しかいないから当たり前だが。

    「おう、いいよ」

    「失礼します」

    ドアを開け、部屋の中に入ってくる。

    「うん、どうしたの?」

    「…はい、あの…」

    そこまで言葉が出て、押し黙ってしまう。

    70 = 1 :

    なんだか言い難そうだ。俺は言葉の後を押してあげる。

    「ほら、いいから言ってご覧よ?」

    「はい……なんだか、不安で…」

    そう、言葉を搾り出した。

    「あぁ、そうだよね突然新しい家族ができて、新しい家に着たんだしね」

    「はい…それで…」

    「うん、それで?」

    「それで、なんだか眠れなくて……い、一緒に寝てもらえませんか?」

    「…はい?」

    俺は思わぬ言葉に、声が裏返る。

    72 = 1 :

    「あ、あ!すみません!ダメですよね…ゴメンなさい、こんなこと言って…」

    「そ、そうだよ!一人で大丈夫でしょ?」

    俺は軽く笑いながら、否定するようにそう言う。
    妹になったとはいえ、初めて会った女の子と一緒に寝るなんて…。

    「……はい」

    彼女は、落ち込んだようにそれだけ口にする。
    余程一人では不安なようだ。
    落ち込ませた自分の言葉をフォローするように、言葉にした。

    「そ、それにほら!俺の部屋、物多くて床が狭いから布団しけなくて二人も寝れないからさ…アハハ」

    「あの、どうしてもダメですか?」

    「えっ?」

    「今晩だけでいいですので、もうわがまま言いませんので…今日だけでも…!」

    彼女は俺にすがりつくように、言葉に出す。

    73 = 1 :

    「で、でも…この部屋二人も寝れないから…」

    「一緒がいいんです…」

    「一緒って…?」

    「一緒のお布団で…」

    「でも、男女二人でってのは…まずいんじゃ…?」

    「私は、兄さんの妹です!」

    「妹…妹、そう…だな」

    妹、ただそれだけの理由で俺は妙に納得してしまった。
    現に、あの生意気な妹が同じ事を言ってきたら恐らく聞いていただろう。
    そう自分に言い聞かせた。

    「そうだな、分かった。妹の頼みだし聞いてあげないとな」

    「あ、ありがとうございます」

    お礼を言う彼女の瞳の端には少し涙が溢れていた。

    74 = 14 :

    もう…卍解しても……イイよね?

    75 = 1 :

    「わ!わ!こんなことくらいで泣かないの!」

    「はい…ぐすっ…兄さんが優しいから…うぅ」

    「よしよし、ほら、じゃあ寝るぞ?ここ入って」

    俺は夏用に使用しているタオルケットをめくり、彼女を招く。

    「ぐすっ…はい」

    そう言って、彼女は前ボタンを外し始め、
    パジャマを脱ぎ始めた。

    「……えっ?」

    上下ともにパジャマを脱ぎ、綺麗にたたんで床に置くと、ベッドに登ってくる。

    「えっ?えっ!?」

    「よろしくお願いします」

    何がヨロシクなのか一瞬俺には理解ができなかったが、
    とりあえず疑問を口に出して聞いてみた。

    76 :

    これなんてエロゲ?

    77 = 1 :

    「あ、あの、どうしてパジャマ脱いだの?」

    「…え?いえ、私いつもこの格好で寝てるもので…」

    「そういうことね…アハハハ…」

    「寝るときに服を着てるのがなんだか嫌なんですが…変でしょうか?」

    「いや、どうなんだろ?俺もわかんない…けど、変じゃないと思うよ」

    「そうですか、よかった」

    「じゃ、じゃあ寝ようか?」

    「はい」

    俺は部屋の電気を消すと、
    彼女がはみ出さないようにタオルケットをかぶせ、彼女に背中を向けて寝転ぶ。
    正直、気が気じゃなかった。女の子と一緒に寝るのも始めてなのに、
    その女の子が下着姿で隣にいるなんて…!

    「そ、それじゃ…おやすみ」

    「はい、おやすみなさい」

    78 = 1 :

    そう言って、目を瞑ろうと思った拍子に彼女の手が腰に伸び、
    俺の背後に体を密着させてくる。

    「兄さんの体、あったかいですね」

    「ちょ、ちょ!?なんでくっついてくるの?」

    その質問に反して、腰にあった手が更に伸び、
    胸の下に腕を絡めて抱きついてくる。

    「寝るときはいつもこうやって、ぬいぐるみを抱っこして寝てたんです」

    「そういうことね…アハハ…ハ…あぁ、なんかさっもコレも言った気がする」

    「すみません…変な子で」

    「いや、変じゃないよ。これくらい普通だと思うな(相手がぬいぐるみだったら)」

    「ありがとうございます。でも…」

    「ん?なに?」

    「ぬいぐるみは正面から抱っこしてました」

    79 = 1 :

    「それは、どういう…意味?」

    「私の方を向いて寝てもらえると、嬉しい…かもです」

    「う…」

    「お願いします」

    「……わかった」

    その言葉を聞いて、彼女は俺の体から腕を離した。
    俺は彼女の方に向き直る。
    月夜の薄明かりで、彼女の顔が見え、目が合うと、
    「兄さん」と俺を呼ぶ。ちょっと眠そうな顔をしていた。
    俺の体勢が落ち着くと、再び彼女の腕が体に巻きついてくる、

    「今までで、一番大きなぬいぐるみです」

    「そ、そう…どう?抱き心地は?」

    俺は自傷気味にそう聞いてみた。

    81 = 1 :

    「あんまりふかふかしていませんが…いい匂いがします」

    俺の胸の顔を埋めて、そう言う。
    続けて、俺の両足の間に足を差し入れてくる。

    「はぁ…落ち着きます…」

    「(なんだ!?なんだこの状況は…!?一体いつからこうなった!!?)」

    我に返り、状況を改めて考えると、とんでもない状態なのに気付く。
    混乱する頭をでしばらくかけて冷静になると、この状況はいろんな意味でマズいと判断する。

    「あ、あのさ…ちょっといい?」

    「…」

    返事がない。
    俺は聞き耳を立ててみる。

    『すー…すー』と、規則正しい寝息が聞こえてくる。

    「…はぁ…」

    無理やり起こすのも忍びないので、俺もこのまま寝ることにした。

    82 = 1 :

    --翌日

    チュンチュンチュン…
    朝の光が窓から射し込み、小鳥のさえずりが聞こえてくる。

    彼女は相変わらず俺の胸の中で眠っている。
    彼女が不意に寝返りを打つたびに、俺はドギマギして目が冴え、
    当然、眠ることができなかった。

    「んん…ふぁ…」

    彼女が目を覚ます。

    「あ、おはようございます…」

    眠そうな目を指で擦ると、再び俺の胸に顔を埋めてくるが、
    突然ガバッと起き上がる。

    83 = 55 :

    兄の股間が爆発するぜ!

    84 = 1 :

    「ど、どうした?」

    「朝ご飯作らないといけません!」

    「えっ?」

    「昨日決めたんです!」

    そう言うと、床に置いてあったパジャマを取り、俺の部屋を後にする。

    「はぁ…」

    俺はやっと緊張状態から開放されると、
    急激に眠気が襲ってきた。
    何も思考ができない。俺はそのまま、眠りに落ちた……。

    85 = 1 :

    ジジジジジ…茹だるように暑い。
    セミの鳴き声と体の汗の不快感によって、意識が覚醒していく。

    目を開く。
    最悪な目覚めだ。
    何時だ…?頭のそばにある目覚まし時計に手を伸ばす。

    「あ、起きましたか?」

    「ん…?」

    「もうお昼過ぎましたよ?」

    「…そんなに寝てたのか…?あれ?」

    彼女がそこにいることに不思議さを覚え、俺は上体を起こす。
    ベッドを背にして、本を読んでいたようだ。
    足元には数冊、俺の所有する漫画が積まれている。

    86 = 1 :

    「昨日は眠れませんでしたか?」

    「えっ?いや、そんなことないよ!ぐっすり寝れたよ?」

    「すみません…私がわがまま言ったばかりに…私、寝相悪かったですか?」

    「いやいや、ぜんぜん大丈夫!ずっと凄い綺麗に寝てたし!」

    「…どうしてぐっすり寝てたのに、そんなこと分かるんですか?」

    「そ、それは…!あの、ほら!寝相悪かったら俺も起きちゃうじゃん?それでだよ!」

    「むー!納得いかないです…あ!そうだ、兄さんお腹空いてないですか?」

    「そうだな…かなり減ってるっぽい、いや腹減った!」

    「分かりました!用意してありますので、食べに行きましょう」

    彼女は積んでいた漫画を本棚に戻し、俺と一緒に階下に向かう。

    87 :

    >>7を島流しの刑に処する

    88 = 1 :

    「そう言えば、朝ご飯作るとか言ってたよね?どうしたの?」

    「兄さんが起きてこなかったので、テキトウに済ませちゃいました」

    「なんか、ゴメン悪いことしたね。張り切ってくれてたのに」

    「大丈夫です。まだ取り掛かる前でしたので」

    リビングに着くと、彼女はキッチンに向かう。

    「で、暇だったのでカレーを作りました!」

    「…えっ?」

    俺の表情を見て、彼女の表情が曇る。

    「だ、ダメでしたか?」

    「なんというか、この暑さと空腹の初っぱなにカレーは…」

    「そ、そうですよね…ゴメンなさい」

    彼女は落ち込んだ顔を見せる。
    なんというか昨日からショゲさせてばかりな気がする…。

    「大丈夫!食うさ!食うよ!暑いからこそカレーだよな!」

    こうして、二人で汗をダラダラ流しながらカレーを貪った。

    89 = 1 :

    --夜

    「モグモグ…このカレー美味いよな。一晩寝かせた味って言うのか?」

    「本当ですか?ありがとうございます♪」

    晩飯も昼に作ったカレーの残りを食べている。

    「でも暑い」

    「すみません…作りすぎました…」

    「いいんだよ美味いんだし、キミとカレーは悪くない!だけど、だけど暑いんだよ!!」

    俺は気付くと、ご近所にも聞こえるような大声で叫んでいた。

    「わ、わ!兄さん!気を確かに!」

    「あぁ、ダメだ!暑くてマトモな思考ができない」

    「そうですね、じゃあ涼しくなるように少し怖い話でもしてみましょうか?」

    「おぉ?なんだそれ?じゃあ聞かせてくれ」

    「はい、それでは…これは夢でのお話なのですが…」

    90 :

    朝まで残ってたらいいな

    91 = 1 :

    彼女は語りだした。

    夢の中で、会った事も見た事もない人を見ることってありますよね?
    それはあなたの心理が作り出したもので、あなたの心を写すといわれています。
    ただ、この話は少し別の話で、その知らない人があなたに話しかけてくることはありませんか?
    端的に言いますと、夢の中で話しかけてくる知らない人は、霊なのではと言われます。
    霊が何かを伝えるため、あなたの夢に入り込み話しかけてきているのだと。
    もし、『彼』に話しかけられている最中、不幸にも目が覚めたたとしても、
    決して視界を上に移してはいけません。枕元で呟く『彼』が見えてしまいます。
    まして、『彼』が忌み言などを発していた場合は特に気をつけて下さい。

    また、話しかけられること以外で気をつけるべきものがあります。
    それは、人の『部分』だけを見たときです。千切れた腕や足、胴体など。
    そんなものは日常で見ることはないので、まず夢でも見ることはないでしょう。
    しかし、それでも見ることがあるのならば、それは『彼』が悪意をもって
    狙っていると考えて間違いないです。その『部分』はあなたに対する餌です。
    『彼』は、意識の外側からあなたに気付かせるために接触してきます。
    普段意識しない死角…視界の端、机の下、カーテンの後ろ、モノの隙間、トイレの蓋の中…
    もしその時、頭や顔だけの『部分』を見たのなら、気付いてしまったのなら、
    あなたは

    93 = 21 :

    いきなりどうしたwww

    94 = 1 :

    「…おわりです」

    「えっ?なにその消化不良な感じ」

    「スミマセン、今考えて作ったのでオチとかが浮かびませんでした」

    「…まぁ怖い話っていうか…眠るのが怖くなる話だな。トイレの蓋を開けてみたら便座一杯の大きさの顔が…とか考えると気味悪いよな」

    「ちょ、ちょっとやめてください!リアルで想像しちゃいましたよ!」

    彼女は両腕を押さえ震える。本当に怖いようだ。

    「なんだよ、自分で言い出したんだろ?」

    「うぅ…そうですけど…」

    「さぁて、じゃあ風呂入って寝るか!」

    俺は立ち上がると伸びをし、リビングの外へ向かう。
    が、彼女に呼び止められる。

    「ま、待ってください!」

    「なに?」

    95 = 1 :

    「もしかして一人になるのが怖いとか?」

    「う…」

    「図星か…じゃあお風呂入ってくる」

    「えっ?えぇ!?どうして今の話の流れでそうなるんですか!?」

    「大丈夫だって、すぐ出てくるから、テレビでも見てれば気も紛れるだろ?」

    「そ、そうですよね…」

    彼女はテレビのリモコンを握り締め、力なく笑ってみせた。
    少し忍びないが、俺は風呂場へ向かった。

    96 = 1 :

    体を洗い終わると、俺は湯船に浸かる。

    夏なので、かなりぬるめの湯にしてある。
    しばらく浸かっていると、体も温度に慣れ、リラックスし、
    徐々に瞳が重くなっていく………。

    『……兄さん』

    声が聞こえる。
    俺が目を開くと、そこには昨晩見た情景があった。
    下着姿の彼女が、俺に抱きつき、胸に顔を埋めてくる。

    …そうか、これは夢か…
    なんとなく俺はそう思った。
    夢、なら…
    俺の手は自然に彼女に伸びていた。

    俺の胸にある彼女の頭を片腕で抱きしめると、
    もう片方の手で、彼女のお尻をムニムニとまさぐる。

    『んっ!ちょ、ちょっと兄さん…ダメです!』

    97 :

    投下遅いよ、何やってんの!

    98 = 1 :

    彼女は抵抗を見せるが、それも限りなく弱い。
    俺の手の感触に浸るように、次第にその抵抗すらなくなってくる。

    腰からお尻、太ももにかけて、ゆっくりと指の腹で撫で上げていく。
    太ももの内側の付け根を触ると、特に体を強張らせる。ここが一番弱いようだ。
    ハァハァと、彼女の息遣いが強くなってくる。

    『もっと、触って欲しい?』

    彼女の耳元にそう呟く。
    すると一度だけ、コクリと顔を立てに振った。

    俺は彼女を仰向けに寝かせると、
    俺は彼女の腰当たりに膝をつき半立ち状態で覆いかぶさる。

    『どこを触って欲しい?好きなところ、いっぱい触ってあげるよ?』

    『ハァ…ハァ…』

    99 = 1 :

    緊張しながらも、興奮した息遣いだけが俺の耳に届く。
    彼女は一瞬息を呑むと、俺から顔を背け、
    着ていたキャミソールの裾を掴むと、ゆっくりと胸の上までたくし上げた。

    『ここを…触って、ください』

    俺は何も言わず、既に勃起した彼女の右胸の先端に人差し指を添えると、
    彼女の快感を焦らすように、円を描きゆっくりと動かす。

    『ひぅ…んっ…あぁ、ハァ…んんッ!』

    『兄さん…んっ!もっと…!』

    100 = 14 :

    いつ爆発するのかヒヤヒヤだぜ


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