私的良スレ書庫
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元スレ上条「女の子と仲良くなりたい……」
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>>894から
~ 数時間後 ~
上条「ふぅ……ちょっと休憩しようぜ」
御坂「何よ、もうへばったの?」
上条「午前中ずっと、人を連れ回しといてよく言うぜ……」
御坂「いいじゃない。ウィンドウショッピングって、結構楽しいでしょ?」
上条「……まあ、珍しい経験なのは間違いねぇけど」
上条(御坂妹は、こういう積極性は無いからな……)
御坂「まあ、当麻の言うことももっともね。もうお昼だし、お腹も減ってきたわ」
上条「ああ。美琴の作った弁当も食べたいしな」
御坂「そ、それはいつも食べてるでしょうが!」
上条「いやいや、今の俺達はカップルだからな。『あーん』とか」
御坂「……『あーん』……」ボンッ
上条「んん~? 赤くなってませんかぁ、美琴サン?」
御坂「う……うっさい!」
御坂妹(………………)
御坂妹(……当麻さん。やっと見つけた……)
御坂妹(予想はしていたことですが、やはりお姉様も一緒、とミサカは怒りと悲しみの入り交じった独り言を述べてみます)
御坂妹(……当麻さんは、お姉様と一緒で楽しそうです)
御坂妹(お姉様の言うことは本当だったのでしょうか、とミサカは考えていたたまれない気持ちになります)
御坂妹(私は、彼女という枠を埋めるためだけの存在……)
御坂妹(本当は、最初から当麻さんの気持ちはお姉様に向いていたのかもしれない、とミサカはネガティブな思考ばかりに陥ります) グスッ
御坂妹(当麻さん……あなたが好きな女性は、私? それとも、お姉様?)
~ 30分後 ~
上条「……あの、美琴さん。やっぱりやめませんかね?」
御坂「今更なに言ってんのよ、往生際が悪い」
上条「でも、折角のデートなのにわざわざ俺の部屋に行かなくても」
御坂「い……いいじゃない。女の子からしたら、彼氏の部屋って気になるのよ」
上条「……そう言われると断りにくいんですよね、上条さん」
御坂「あのね……言っとくけど私だって、ちょっと緊張してるんだからね……」
上条「……俺は緊張っていうより、散らかってるっていうか」
御坂「あ、それなら大丈夫……そんなことだろうと思って、色々片付けるつもりだし」
上条「人に見せられない状態っていうか……」
御坂「そんなに酷いの? それはやり甲斐があるわね」
上条「いや、だから……」
上条(そういう問題じゃなく……インデックスがいるんだよな)
上条(インデックスと美琴って、会わせても大丈夫なのか? さすがの上条さんでもマズいような気がするんだが)
~ 上条さんの部屋 ~
上条「結局、連れてきてしまった……俺のバカ」
御坂「お、おじゃましていい……?」
上条「……どうぞ」
ガチャッ
御坂「こ、ここが当麻の部屋かぁ……」
上条「ああ。ただいま」
禁書「おかえり、とう…………」
御坂「………………え?」
今日に限って、良スレが乱立してる件w
規制されてる奴、ざまぁwwwwwwww
規制されてる奴、ざまぁwwwwwwww
禁書「とうま! どうして短髪がウチに来るのかな!」
御坂「ちょっと当麻……なんでこの子が、アンタの家にいんのよ……」
上条(……やっぱりこうなった。だから呼びたくなかったのに……)
禁書「ふん! とうまとインデックスはね、一緒に住んでるんだよ!」
御坂「な……い、一緒に?」
禁書「それも、ずーっと前からね!」
御坂「ず、ずっと!? 本当なの? 当麻……」
上条「…………ああ」
禁書「いつもいつも、とうまと電話してるのは短髪なのかな!」
御坂「そ、そうよ。それが何よ……」
禁書「とうまはそのせいで、インデックスとお喋りしてくれないんだよ!」
御坂「は、はぁ? そんなの言いがかりじゃない! アンタの魅力が足りないから振り向いてもらえないだけでしょ!」
禁書「違うもん違うもん! 短髪のせいだもん! ここには短髪の居場所なんて無いんだよ!」
上条「お、落ちつけよ、インデックス……」
禁書「ね、とうま? 短髪なんていらないんだよね?」
上条「…………っ」
禁書「あれ……とうま?」
上条「インデックス。実は、美琴は俺の彼女なんだ」
禁書「えっ……彼女?」
上条(と言っても、お試し期間だけどな……)
禁書「……そんな……それじゃとうまは、インデックスの方がいらないってことなのかな……」
上条「な、なに? そ、そんなこと言ってないだろ!」
>>962
なにかあったのかい
なにかあったのかい
御坂「アンタね、いいかげんにしなさいよ」
上条「お、おい美琴」
御坂「本当なら、私って彼女がいる時点で、アンタはただの邪魔者なの」
禁書「……そ、そうなの? とうま……」
上条「い……いや、それは……」
御坂「それなのに、私も当麻も、アンタには出てけなんて言ってないじゃない」
禁書「そ、それは恩着せがましいんじゃないかな! インデックスは、ずっと当麻と……」
御坂「……ハッキリ言われないとわからないようね」
禁書「えっ……」
御坂「私はね。そうやって自分で自分に言い訳してる、アンタの存在そのものがうっとおしいのよ!」
~ 上条さんの部屋の前 ~
御坂妹「……当麻さんとお姉様を尾行していたら、こんなところまで来てしまいました、とミサカはストーキング行為の一部を暴露してみます」
御坂妹「しかし二人は、誰か別の女性と口論になっているようです」
御坂妹「当麻さんは女性と一緒に住んでいるのでしょうか、とミサカは新たな可能性に目を向けてみます」
御坂妹「……そうだとしたら……もしかしたら、当麻さんは私やお姉様ではなく、その女性が……」
病んだ美琴はすごいからなぁ
力のあるヤンデレほど厄介なものは無い
力のあるヤンデレほど厄介なものは無い
ピンポーン
上条「げっ、だ、誰か来た! ただでさえ面倒な状態だってのに……」
禁書「……ちょっととうま、面倒ってどういうことなのかな?」
御坂「そうよ! 今大事な話をしてるところでしょ!」
上条「い、いや、そういう意味じゃなくて……」
御坂「仮にとはいえ、私は当麻の彼女なんでしょ? その彼女の前で『面倒』なんて、あんまりじゃない……?」
禁書「それは言えてるかも。だいたい、ちゃんととうまの気持ちを聞いてないんだよ。とうまは、インデックスと短髪、どっちがいいの?」
上条「い…………!?」
上条(な……なんでこういう時は二人の息があってんだよ! 女ってワケがわからねぇ!)
>>972 パート化はしない予定。ただでさえダラダラなので、あまり続けるのも良くないかと思ってる。スマソ
上条(しかし、美琴かインデックスだと!? そんなの、どっちを答えても気まずくなるだけじゃねぇか)
上条(と、とりあえず客の応対をしてる間に、うまい答えでも考えるか。どうせ新聞勧誘とかだろ)
上条「か、上条さん、お客様を待たせてるから、ちょっと見てきますね」
御坂「そんなの、今はどうでもいいじゃない」
上条「そ、そうはいかなくて……はは」
ガチャッ
御坂妹「……こんにちは」
上条(しかし、美琴かインデックスだと!? そんなの、どっちを答えても気まずくなるだけじゃねぇか)
上条(と、とりあえず客の応対をしてる間に、うまい答えでも考えるか。どうせ新聞勧誘とかだろ)
上条「か、上条さん、お客様を待たせてるから、ちょっと見てきますね」
御坂「そんなの、今はどうでもいいじゃない」
上条「そ、そうはいかなくて……はは」
ガチャッ
御坂妹「……こんにちは」
上条「………………え?」
御坂妹「当麻さんの気持ちを確かめに来ました、とミサカは突然お宅訪問をした理由を簡潔に述べてみます」
上条「い、いや、それ以前に……お前に、俺の家の場所教えたっけ?」
御坂妹「お姉様があなたとキスをしたと聞いて、あなたの気持ちを再度確かめるため、ずっと尾行していました、とミサカは悪びれも無く語ります」
上条「お……お前、それはストーカーって言うんじゃ……」
上条(……最悪だ。救いの手と思ってすがりついたら、完全に地雷だった……)
御坂「ちょっと、いつまでかかって……あれ、アンタ」
御坂妹「お姉様……っ!」
パンッ
御坂「痛っ……! な、なにすんのよ……!」
御坂妹「私の当麻さんに勝手にキスをしたお姉様が悪い、とミサカは」
御坂「はぁ!? だから、当麻はアンタのことなんて好きじゃないって言ったでしょ!」
上条「え……え? え?」
御坂妹「仮にそうだとしても、私にはあなたに暴力をふるう権利があります、とミサカは物騒な発言をしてみます」
御坂「はぁ? 権利?」
御坂「以前、私がお姉様の気持ちを知っていて当麻さんと会っていた時、あなたは私を同じように叩きました、とミサカは過去の事実を取り上げてみます」
御坂「…………そういえば、そうだったわね」
御坂妹「……ちょうどいい機会なので、当麻さんに決めていただきたいと思います、とミサカはすべてに決着をつける提案をします」
上条「き、決める……?」
御坂妹「当麻さんは、私とお姉様……どちらが好きなのですか」
>>984
わろた
わろた
禁書「どっちも違うと思うんだよ」
御坂妹「……関係の無い人は黙っていてください、とミサカは」
禁書「関係なくなんかないんだよ! インデックスだって……インデックスだって、とうまのこと、大好きなんだもん!」
御坂妹「…………!」
上条「い、インデックス……そうだったのか? 全然そうは思えなかったけど……」
禁書「むー……なんでここまで言わないと気付かないのかな、とうまは……」
御坂「……だったら尚更よ。この子と私の問題もひっくるめて、ちょうどいいじゃない」
上条「えっ」
御坂「でも、付き合い始めた頃ならともかく、今は違うかもしれないでしょ」
御坂妹「い……今、とは?」
御坂「……あの時は頭に血が上ってて、アンタにあんなこと言ったけど……」
御坂妹「………………」
御坂「当麻がアンタと付き合う中でアンタを好きになった可能性も、無くはないってことよ! 言わせんな恥ずかしい……」
御坂妹「お姉様……」
禁書「ねぇ、とうま……とうまが答えを出さないから、こんな風になっちゃうんだよ?」
御坂「そればっかりは同意ね。ほら当麻、ハッキリ言ってよ。それとも、誰も好きじゃないの……?」
上条(な、なんてこった……なんとか全員の好感度を保ちつつ、場を丸く収める方法は無いのか……)
上条(……待てよ上条当麻。全員の好感度を保つ、だぁ?)
上条(何を考えてんだ……! お前は今までそうやって、美琴も御坂妹も傷つけてきたんじゃねぇのか!?)
上条(いっそ、誰も好きじゃない、って言っちまえば……)
上条(お前らはただの友達なんだ、って言っちまえば……)
上条(俺も、こいつらも、楽になれるんじゃねぇのか……!)
上条(……はぁ。ちくしょう……俺は周りに流されてばっかりだ)
上条(女が絡んでくると、なんでこうなっちまうんだ?)
上条(……そうか。俺が、女の子の好意に応えたい、なんて思ってるからか……)
上条(俺は……女友達が欲しいとか、彼女が欲しいとか)
上条(誰も不幸にならなくて済むとか、そんな方法ばかりを考えていて)
上条(俺が誰を好きなのかってことを、ちゃんと考えたこと、一度でもあったか……?)
上条(……考えろ上条当麻。そして思い出せ! ずっと一緒にいたいって思える……好きな女の子のことを!)
でも女の子の友達なら―――
―――どんどんお喋りの時間が長く―――
つまんない。つまんないつまんない!
上条「………………」
上条「インデックス」
禁書「……なに?」
上条「好きだ。俺は、インデックスが好きだ!」
禁書「え……!?」
上条「俺は今まで、お前とずっと一緒にいたせいで……自分の気持ちに気付かなかった」
禁書「………………」
上条「でも、今改めて考えたんだ。インデックスっていう一人の女の子を、俺がどう思っているのか」
上条「お前が側にいるのが当たり前になっていて、お前がいることの大切さを分かってなかった」
上条「仮に俺が、自分の気持ちを無視して他の女の子と付き合って……お前が俺の前からいなくなっちまったら、俺は耐えられねぇ!」
上条「俺は、お前とずっと一緒にいたい……これからも、ずっとだ!」
上条「……お前はいつも、俺と一緒にいたいって思ってくれてた……」
上条「俺が、他の女の子と話して、お前を蔑ろにした時ですら……」
上条「そして俺も、お前のいない生活なんて、もう考えられねぇ」
上条「これ以上、俺がインデックスと付き合いたいってことに、理由が必要かよ?」
禁書「……ホント? ホントにホントなの、とうま……」
上条「ああ。いいかげんに始めようぜ、インデックスさんと上条さんの、いちゃいちゃ禁書目録を!」
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