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元スレインデックス「お腹がすいたんだよ」一方通行「そォか」
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>>298
それでも一方さんなら黒翼でスーパー一方になってくれる
それでも一方さんなら黒翼でスーパー一方になってくれる
気付けば、彼女はそこに立っていた。
その姿は、一方通行の傍らに立つ『ミサカ』と瓜二つで。
だけど、決定的に違うところがひとつある。
基本的に無表情なミサカ達とは異なり、少女の顔にははっきりとあるひとつの感情が溢れている。
御坂「その子達から離れなさい。一方通行」
『妹達(シスターズ)』のオリジナル、『御坂美琴』は怒りで震えている。
ミサカ「お姉さま…?」
一方通行「…成程な。そォいうシナリオかよ」
ミサカの発言から、御坂美琴の正体に当たりをつけた一方通行は不敵に笑う。
一方通行「そォだよなァ。これこそ俺の役割だよ。やっぱ違和感アリアリだもンなァ、陽だまりで笑う俺なンてよォ」
ボロボロの体を引き摺り、一方通行は歩みだす。
そして御坂美琴に向けて右手を突き出すと、その人差し指をクイクイと曲げた。
一方通行「さァ来いよ『正義のヒーロー』。倒すべき悪はここにいるぜェ?」
その姿は、一方通行の傍らに立つ『ミサカ』と瓜二つで。
だけど、決定的に違うところがひとつある。
基本的に無表情なミサカ達とは異なり、少女の顔にははっきりとあるひとつの感情が溢れている。
御坂「その子達から離れなさい。一方通行」
『妹達(シスターズ)』のオリジナル、『御坂美琴』は怒りで震えている。
ミサカ「お姉さま…?」
一方通行「…成程な。そォいうシナリオかよ」
ミサカの発言から、御坂美琴の正体に当たりをつけた一方通行は不敵に笑う。
一方通行「そォだよなァ。これこそ俺の役割だよ。やっぱ違和感アリアリだもンなァ、陽だまりで笑う俺なンてよォ」
ボロボロの体を引き摺り、一方通行は歩みだす。
そして御坂美琴に向けて右手を突き出すと、その人差し指をクイクイと曲げた。
一方通行「さァ来いよ『正義のヒーロー』。倒すべき悪はここにいるぜェ?」
インデックス「あくせられーた!?」
打ち止め「どおしてそんなこと!?」
ミサカ「あなたは…!」
一方通行「いいかテメエラ。絶対に俺の邪魔はすンな。これから俺の視界に入ったらソッコーで捻り潰すぞ」
インデックス「そんな…!」
御坂「ああああ!!!!」
美琴の指先から電撃が迸る。
シスターズが放つソレとはレベルの違う、本当の『超能力』が一方通行に牙を剥く。
だがそんな一撃は、無論、一方通行には届かない。
一方通行「花火出して遊ンでンじゃねェよ!! もっと気ィ入れてこいや!! じゃねェと瞬殺すンぞクソッタレ!!」
御坂「くっそぉぉぉおおお!!!!」
打ち止め「どおしてそんなこと!?」
ミサカ「あなたは…!」
一方通行「いいかテメエラ。絶対に俺の邪魔はすンな。これから俺の視界に入ったらソッコーで捻り潰すぞ」
インデックス「そんな…!」
御坂「ああああ!!!!」
美琴の指先から電撃が迸る。
シスターズが放つソレとはレベルの違う、本当の『超能力』が一方通行に牙を剥く。
だがそんな一撃は、無論、一方通行には届かない。
一方通行「花火出して遊ンでンじゃねェよ!! もっと気ィ入れてこいや!! じゃねェと瞬殺すンぞクソッタレ!!」
御坂「くっそぉぉぉおおお!!!!」
???「待ってください! とミサカはあらん限りの声を振り絞って叫びます!!」
一方通行「あァ?」
御坂「アンタ…あいつんとこにいたんじゃなかったの!?」
御坂妹(ミサカ10032号)「いえ、ミサカは無謀なお姉さまを止めるために、そこの真っ白シスターと一緒にこちらに先回りいたしました。と、ミサカは可及的速やかに現状の説明をします」
御坂「…悪いけど、私はやめる気はないわよ。例え絶対に勝てないんだとしても、絶対に一泡吹かせるくらいはやってみせる!」
御坂妹「いえ、違うのです。お姉さまは勘違いをしています、とミサカは―――!?」
御坂妹がその言葉を最後まで発することはなかった。
一瞬で肉薄した一方通行が、彼女の体を吹き飛ばしたからだ。
大砲のように発射された御坂妹は、そのまま瓦礫の山へと盛大な音を立てて突っ込んでいく。
一方通行「視界に入ったら潰すって言ってなかったか? キチンとリンクしてろよミサカネットワーク」
御坂「アンタはァァァァああああああああ!!!!!!」
一方通行「あァ?」
御坂「アンタ…あいつんとこにいたんじゃなかったの!?」
御坂妹(ミサカ10032号)「いえ、ミサカは無謀なお姉さまを止めるために、そこの真っ白シスターと一緒にこちらに先回りいたしました。と、ミサカは可及的速やかに現状の説明をします」
御坂「…悪いけど、私はやめる気はないわよ。例え絶対に勝てないんだとしても、絶対に一泡吹かせるくらいはやってみせる!」
御坂妹「いえ、違うのです。お姉さまは勘違いをしています、とミサカは―――!?」
御坂妹がその言葉を最後まで発することはなかった。
一瞬で肉薄した一方通行が、彼女の体を吹き飛ばしたからだ。
大砲のように発射された御坂妹は、そのまま瓦礫の山へと盛大な音を立てて突っ込んでいく。
一方通行「視界に入ったら潰すって言ってなかったか? キチンとリンクしてろよミサカネットワーク」
御坂「アンタはァァァァああああああああ!!!!!!」
一方通行「ダメだ。ここは邪魔が多すぎるわ。場所変えるぜ」
御坂「なに!? くっ!!」
一方通行「飛べオラァ!!!!」
一方通行のかざした右手から、爆発的な風が生まれる。
御坂「きゃああああ!!!!」
美琴の体はさっきの御坂妹の様に盛大に吹っ飛んでいき。
一方通行「そらよォ!!」
一方通行もまた、己の体を弾丸と化してその後を追った。
御坂「なに!? くっ!!」
一方通行「飛べオラァ!!!!」
一方通行のかざした右手から、爆発的な風が生まれる。
御坂「きゃああああ!!!!」
美琴の体はさっきの御坂妹の様に盛大に吹っ飛んでいき。
一方通行「そらよォ!!」
一方通行もまた、己の体を弾丸と化してその後を追った。
飛び去った二人を呆気にとられて見つめるインデックス、打ち止め、ミサカの三人。
三人が正気に戻ったのはパラパラと崩れる瓦礫の音を聞いてからだった。
御坂妹「…髪の毛がほこりまみれになってしまいました、とミサカは不快感を露わにして呟きます」
瓦礫の中に突っ込んだ御坂妹がけろりと顔を出した。
打ち止め「あれ? 何だか全然平気そう。ってミサカはミサカはきょとんとしてみる」
御坂妹「派手に音を立てるだけで衝撃は最低限に抑えられるようにベクトル調整してあったようです、とミサカはあの人の行動を予測してみます」
ミサカ「やっぱり、彼にはあなたを、ひいては私達に害を加えるつもりはなかったのですね、とミサカは感想を述べます」
打ち止め「やっぱりそうだったんだわーい! でもどうして? どうしてあの人はこんなに敵を作るようなまねばっかりしちゃうの? ってミサカはミサカは小首を傾げてみる」
インデックス「……きっと、許せないんだよ」
インデックスは彼の業を知っている。道すがら御坂妹に教えてもらったから。
インデックスは一方通行を知っている。ほんのわずかな同居生活だったけど、確かに彼の優しさに触れていたから。
インデックス「あの人はきっと誰よりも、あの凄く怒ってた短髪よりも、自分のことが許せないんだと思う」
でもそれは間違っていると思う。
誰かを思うことが出来る人間が絶対に救われないなんてことはない。
インデックス「あの人を追いかけよう!」
インデックスの言葉に、三人は力強く頷いた。
三人が正気に戻ったのはパラパラと崩れる瓦礫の音を聞いてからだった。
御坂妹「…髪の毛がほこりまみれになってしまいました、とミサカは不快感を露わにして呟きます」
瓦礫の中に突っ込んだ御坂妹がけろりと顔を出した。
打ち止め「あれ? 何だか全然平気そう。ってミサカはミサカはきょとんとしてみる」
御坂妹「派手に音を立てるだけで衝撃は最低限に抑えられるようにベクトル調整してあったようです、とミサカはあの人の行動を予測してみます」
ミサカ「やっぱり、彼にはあなたを、ひいては私達に害を加えるつもりはなかったのですね、とミサカは感想を述べます」
打ち止め「やっぱりそうだったんだわーい! でもどうして? どうしてあの人はこんなに敵を作るようなまねばっかりしちゃうの? ってミサカはミサカは小首を傾げてみる」
インデックス「……きっと、許せないんだよ」
インデックスは彼の業を知っている。道すがら御坂妹に教えてもらったから。
インデックスは一方通行を知っている。ほんのわずかな同居生活だったけど、確かに彼の優しさに触れていたから。
インデックス「あの人はきっと誰よりも、あの凄く怒ってた短髪よりも、自分のことが許せないんだと思う」
でもそれは間違っていると思う。
誰かを思うことが出来る人間が絶対に救われないなんてことはない。
インデックス「あの人を追いかけよう!」
インデックスの言葉に、三人は力強く頷いた。
この数日で一気に4人のフラグを立てるとか
やっぱ主人公補正のついた一通さんは上条に負けないフラグメイカーだな
やっぱ主人公補正のついた一通さんは上条に負けないフラグメイカーだな
御坂「く…!」
迫りくる地面。磁力を発生させられる金属製の物も周りには無い。
衝撃を覚悟して美琴は固く目を瞑る。
だが、予想に反して美琴の体はまるでなにかの冗談かのようにフワリと地面に降り立った。
御坂「トコトン人のこと舐めくさってくれるじゃないアンタ」
一方通行「あんなに颯爽と登場しといてさっきので終わってちゃ興ざめも甚だしいンでなァ。ま、ちょっとした演出ってヤツだ」
御坂「ねえ、ひとつだけ聞かせなさいよ」
一方通行「あン?」
御坂「アンタ、どうして研究所を破壊したの? どうして今さら『実験』をやめようなんて思ったのよ」
一方通行「なァンだ、そんなことか。簡単だぜ? 理由は至ってシンプルなモンだ」
一方通行はその顔にこれ以上はないという程醜悪な笑みを浮かべた。
一方通行「飽きたから」
御坂「…そう」
迫りくる地面。磁力を発生させられる金属製の物も周りには無い。
衝撃を覚悟して美琴は固く目を瞑る。
だが、予想に反して美琴の体はまるでなにかの冗談かのようにフワリと地面に降り立った。
御坂「トコトン人のこと舐めくさってくれるじゃないアンタ」
一方通行「あんなに颯爽と登場しといてさっきので終わってちゃ興ざめも甚だしいンでなァ。ま、ちょっとした演出ってヤツだ」
御坂「ねえ、ひとつだけ聞かせなさいよ」
一方通行「あン?」
御坂「アンタ、どうして研究所を破壊したの? どうして今さら『実験』をやめようなんて思ったのよ」
一方通行「なァンだ、そんなことか。簡単だぜ? 理由は至ってシンプルなモンだ」
一方通行はその顔にこれ以上はないという程醜悪な笑みを浮かべた。
一方通行「飽きたから」
御坂「…そう」
御坂「ざっけんなぁぁぁああああ!!!!」
美琴の体から彼女の生み出せる最大限の電気が迸る。
インデックス達が居たことで戦いにくかったのは何も一方通行だけではない。
御坂「ちょっとは命の重みってやつを知りなさい!!!!」
一方通行「いいねェ!! 派手に決めてくれンじゃねェの!? ほンじゃあ一気にエンディングに流れ込むとしよォかァ!!」
御坂(どういうわけか知らないけど、何があったのか知らないけど、一方通行はひどく傷ついてる。動きもにぶい)
美琴は唇を引き結ぶ。覚悟を決める。
御坂(今このときを逃したらもう勝機なんて二度と無い。たとえ命に代えても…髪の毛の一本くらいは焦げ付かせてやるんだから!!!!)
美琴の体から彼女の生み出せる最大限の電気が迸る。
インデックス達が居たことで戦いにくかったのは何も一方通行だけではない。
御坂「ちょっとは命の重みってやつを知りなさい!!!!」
一方通行「いいねェ!! 派手に決めてくれンじゃねェの!? ほンじゃあ一気にエンディングに流れ込むとしよォかァ!!」
御坂(どういうわけか知らないけど、何があったのか知らないけど、一方通行はひどく傷ついてる。動きもにぶい)
美琴は唇を引き結ぶ。覚悟を決める。
御坂(今このときを逃したらもう勝機なんて二度と無い。たとえ命に代えても…髪の毛の一本くらいは焦げ付かせてやるんだから!!!!)
レベル4の番外個体でも音速ジェットから無傷で着地できんだからから美琴が吹き飛ばされたからってミンチになることはないだろ
やっぱ御坂は、事の本筋から離れたところで勝手に勘違いして突っ走ってあとで「そ、そうだったの知らなかったのよ」って反省するポジションが似合うな…
自分の勘違いでとんでもないことやっちゃったり
勝手に先走って事態を悪化させたり
だから御坂にはロシアに来て欲しくなかったのに…可愛い服きやがって…可愛いまったく本当に
自分の勘違いでとんでもないことやっちゃったり
勝手に先走って事態を悪化させたり
だから御坂にはロシアに来て欲しくなかったのに…可愛い服きやがって…可愛いまったく本当に
美琴の電撃を反射し、受け流し、一方通行は考える。
きっとこの女はかつて自分と戦闘したことがあるのだろう。
『一方通行』の力を知る者特有の力の流れ――『怯え』が彼女の電撃から伝わってくる。
それでも、御坂美琴は逃げ出さない。
恐怖を怒りで塗りつぶし、学園都市最強の第一位に戦いを挑む。
一方通行(蛮行の源を怒り。ならその怒りを生成してンのはなんだ?)
己に問うまでもない。
その怒りの源は誰かを思う『優しさ』に相違ない。
少女はただ、死んでいった一万人の『妹達』のために力を振るう。
一方通行(いいねェ。まさしくヒーローの器ってやつだ)
御坂「く!!」
一方通行(けどよォ…)
御坂「くそ…ちょっとくらい当たりなさいよぉぉぉぉおお!!」
一方通行「その程度じゃ、倒されてやれねェなァ!!!!」
御坂美琴の全力の一撃は、一方通行の右手に触れただけであっさりと四方八方に撒き散らされ、消滅した。
きっとこの女はかつて自分と戦闘したことがあるのだろう。
『一方通行』の力を知る者特有の力の流れ――『怯え』が彼女の電撃から伝わってくる。
それでも、御坂美琴は逃げ出さない。
恐怖を怒りで塗りつぶし、学園都市最強の第一位に戦いを挑む。
一方通行(蛮行の源を怒り。ならその怒りを生成してンのはなんだ?)
己に問うまでもない。
その怒りの源は誰かを思う『優しさ』に相違ない。
少女はただ、死んでいった一万人の『妹達』のために力を振るう。
一方通行(いいねェ。まさしくヒーローの器ってやつだ)
御坂「く!!」
一方通行(けどよォ…)
御坂「くそ…ちょっとくらい当たりなさいよぉぉぉぉおお!!」
一方通行「その程度じゃ、倒されてやれねェなァ!!!!」
御坂美琴の全力の一撃は、一方通行の右手に触れただけであっさりと四方八方に撒き散らされ、消滅した。
御坂「く…!」
一方通行「ダメだダメだ。その程度じゃこの俺を引き摺り下ろすことは出来ねェよ」
一方通行「これから先も、テメエら弱者を踏み潰して君臨させてもらうぜェ?」
御坂「う…うぅ…!」
美琴の目からぽろぽろと涙が零れ落ちる。
悔しい。何も出来なかった。
あの子達の痛みの、一万分の一も与えてやれなかった。
一方通行「あらあら、こりゃ本格的にダメだな。窮地に泣いちゃうオンナノコの分際で俺の首を取ろうとしてたってのか? 笑わすなよなァオイ」
御坂「ぐ…う…うぇ…」
小さな電撃がパチリと走る。
一方通行は肩を竦めた。
一方通行「だァめだ。もう寝てろよオマエ」
一方通行はその右手を泣きじゃくる美琴に向かって伸ばした。
一方通行「ダメだダメだ。その程度じゃこの俺を引き摺り下ろすことは出来ねェよ」
一方通行「これから先も、テメエら弱者を踏み潰して君臨させてもらうぜェ?」
御坂「う…うぅ…!」
美琴の目からぽろぽろと涙が零れ落ちる。
悔しい。何も出来なかった。
あの子達の痛みの、一万分の一も与えてやれなかった。
一方通行「あらあら、こりゃ本格的にダメだな。窮地に泣いちゃうオンナノコの分際で俺の首を取ろうとしてたってのか? 笑わすなよなァオイ」
御坂「ぐ…う…うぇ…」
小さな電撃がパチリと走る。
一方通行は肩を竦めた。
一方通行「だァめだ。もう寝てろよオマエ」
一方通行はその右手を泣きじゃくる美琴に向かって伸ばした。
キュウン―――と甲高い音が響いた。
一方通行「あァ?」
一方通行のベクトル操作によって10mは吹き飛ばされ、死なない程度に傷を負うはずだった美琴はほんの1m後ろに尻餅をついているだけで。
本当にテレビに出てくるスーパーマンのようなタイミングで、その少年はそこにいた。
???「いいぜ、『最強』」
黒髪の少年が口を開く。
一方通行は困惑に喘いでいた。
黒髪の少年の『右手』に掴まれた一方通行の右手。
何だ? この感覚は?
のれんに腕を押し付けたようなインデックスの『歩く教会』とは違うこの感覚。
まるでのれんを押す腕そのものをもぎ取られたようなこの感覚は―――!?
???「てめえが何でも自分の思い通りに出来ると思っているのなら―――」
少年の右手が一方通行の腕を離す。
代わりに、少年の右手は固く握りこまれた拳を作る。
上条当麻「まずは――その幻想をぶっ殺す!!!!」
黒髪の少年の拳が一方通行の顔面に叩き込まれた。
一方通行「あァ?」
一方通行のベクトル操作によって10mは吹き飛ばされ、死なない程度に傷を負うはずだった美琴はほんの1m後ろに尻餅をついているだけで。
本当にテレビに出てくるスーパーマンのようなタイミングで、その少年はそこにいた。
???「いいぜ、『最強』」
黒髪の少年が口を開く。
一方通行は困惑に喘いでいた。
黒髪の少年の『右手』に掴まれた一方通行の右手。
何だ? この感覚は?
のれんに腕を押し付けたようなインデックスの『歩く教会』とは違うこの感覚。
まるでのれんを押す腕そのものをもぎ取られたようなこの感覚は―――!?
???「てめえが何でも自分の思い通りに出来ると思っているのなら―――」
少年の右手が一方通行の腕を離す。
代わりに、少年の右手は固く握りこまれた拳を作る。
上条当麻「まずは――その幻想をぶっ殺す!!!!」
黒髪の少年の拳が一方通行の顔面に叩き込まれた。
ステイルと一緒にいたんだから事情しってるはずなのに……
一方さんかわいそすぎるw
一方さんかわいそすぎるw
俺は木原くンのパンチで鼻の骨くらいイってると思うがどうなんだろうか
でも、これで一方さんは頭に穴があくこともなく健常者とほぼ同じ生活を送れる展開だから俺的には万々歳
>>341
廃人になるまでそげぶされる
廃人になるまでそげぶされる
もう実験はしないって言ってる一方さんのこの仕打ちw
一方通行「が…ふ…!!」
余りにも予想外の衝撃に、一方通行はもんどりうって倒れる。
木原数多の『反射』対策とは違う。
この少年の拳は一方通行の『反射』などまったくお構い無しに突っ切ってきた。
一方通行「ハ…オイオイ、一体何なンだその右手はァ」
何だか面白くなって、一方通行は笑う。
まったく摩訶不思議な少年の力も面白かったし、今日何度目になるか分からない己の無様が可笑しかった。
一方通行(よくまァ地べたに這い蹲る『最強』さンだぜ)
にやりと笑った口の端からツゥ、と血が流れ落ちる。
乱暴に親指でそれを拭うと、一方通行は笑みを浮かべたまま立ち上がった。
余りにも予想外の衝撃に、一方通行はもんどりうって倒れる。
木原数多の『反射』対策とは違う。
この少年の拳は一方通行の『反射』などまったくお構い無しに突っ切ってきた。
一方通行「ハ…オイオイ、一体何なンだその右手はァ」
何だか面白くなって、一方通行は笑う。
まったく摩訶不思議な少年の力も面白かったし、今日何度目になるか分からない己の無様が可笑しかった。
一方通行(よくまァ地べたに這い蹲る『最強』さンだぜ)
にやりと笑った口の端からツゥ、と血が流れ落ちる。
乱暴に親指でそれを拭うと、一方通行は笑みを浮かべたまま立ち上がった。
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