元スレインデックス「お腹がすいたんだよ」一方通行「そォか」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×9
201 = 77 :
スフィンクス……
202 = 170 :
インペリアルドラモン……
203 = 185 :
インデックスが餓死しても知らんぞーっ
204 = 139 :
>>201
どっかの巫女さんあたりが拾ってくれてるよ
205 = 156 :
ホーリーエンジェモン!ホーリーエンジェモン!
206 = 1 :
一方通行「よォ…間に合ったようで何よりだぜ。木原クンどう見ても早漏だからさァ、大分焦っちゃいましたよ僕チャンよォ」
木原「ボロッボロで減らず口利いてんじゃねえよボケ」
一方通行「…ンで、そこで寝転んでるガキはどォいう状況何だよ」
木原「天井ちゃんお手製のウイルスだとよ。あのガキから信号が出てそれを受けた一万人の『妹達』が大暴れって寸法らしいわ」
一方通行「へェ…そりゃァ愉快なカーニバルだなァオイ」
木原「そうなりゃ当然『妹達』は処分決定だ。残念だったな一方通行。どおやらバッドエンドは確定しちまったようだぜ」
一方通行「笑わせンな小悪党。幕引きにゃまだ早ェよ」
木原「おいおい、テレビのヒーローじゃあるまいし、一発逆転の手なんてありゃしねえよ。強いて言えば、ウイルスが発動する前にあのガキ殺せば一万人は救えるかもしんねえが」
木原「誰もが笑って終われる、最高のハッピーエンドってやつはもう終わってんだよ」
一方通行「いやァ…案外そうでもねェさ」
木原「あぁ?」
一方通行「俺が今ここでテメエを瞬殺すりゃ、もうチッと別の未来が見えてくンぜ?」
木原「じゃあやっぱ無理ってことじゃねえかクソボケ」
208 = 100 :
歪み無い木原くンで俺はとても嬉しい…
209 = 1 :
木原数多が地を蹴った。
一瞬で一方通行の懐に入り込む。
木原「どらぁぁあああ!!!!」
拳を叩き込む。腹に顔に、無様にこちらに伸ばしてきた右手に。
違和感。
木原は困惑する。
倒れない。
一方通行が倒れない。
生身の体ではそこらの学生にも劣るはずの一方通行が。
さっきまでは一撃で無様に転がっていた一方通行が。
倒れない。
まるで、その両足から地面に根が生えているように。
木原「てめえ、まさか…!」
ベクトル操作。
自分の足を地面に縫い付けて。
絶対に、倒れないように。
210 = 14 :
いいねいいねこれが理想の木原くンだよね原作通りの木原くンだよね
211 = 100 :
木ィィィィィィ原くゥゥゥゥゥゥン!!!!
大好きだああああああああああああああ支援
213 = 1 :
一方通行がその『左手』を伸ばす。
木原数多は反射的にその手を迎撃する。
『反射』の膜に手が触れるその瞬間、手首を引き戻す。
何も起こらない。
『左手』は止まらない。
木原「な!?」
一方通行「何してンの? 木原クン」
一方通行は嘲笑う。
一方通行の左手が木原数多を捕まえる。
木原「てめえ…この手…義手か!!」
一方通行「オゥイエー正解ィ!! だけどチーッと遅かったなァ木原クンよォ!!!!」
214 = 139 :
義手きたー
215 :
かっこいいな畜生
216 :
一方さんがかっこよすぎて直視できない
俺はまたこのスレがまとめにのることを信じている…じっくり読みたい!!
217 = 1 :
一方通行の左手は義手だ。
つまりはただの物体だ。
常に一方通行の肩に、その皮膚に連結している物体に過ぎない。
一方通行に義手を与えた医者は笑ってこう言った。
『その義手は日常生活においてまったく支障なく動いてくれると思うけど?』
『まあ、君の能力ならそれこそ『自由自在に』動かせてしまえるんだろうけどね?』
一方通行「おォォォあァァァあああああ!!!!!!!」
その左手に関節の概念は無く。
その左手に腕力の縛りは無かった。
木原数多の体が宙を舞う。
壁に、床に、その体が勢い良く叩きつけられる。
一方通行「ぎゃっははははははははは!!!!!」
その様はまるで濡れタオルを振り回して遊ぶ子供のようで。
木原数多という名のタオルはビシャン、ビシャンと壁に叩きつけられるたびに赤い水音を発した。
218 = 152 :
ARMSのジャバウォックの最初の発動思い出すな
219 = 100 :
一方さんがかっこよすぎて生きるのがつらい
220 = 1 :
一方通行「瞬殺完了だぜ木原くン」
ぼろぼろの肉の塊と化した木原数多を投げ捨て、一方通行はテーブルの上に眠る打ち止めに歩み寄る。
顔が赤い。息が荒い。ウイルスの発動までもう間がないのだろう。
一方通行「こういう事かよ。食えねェ女だぜ」
一方通行がその手に握るは『打ち止め』という少女の人格プログラム。
つまり、このデータを、ウイルスに犯された少女に上書きすれば。
少女は、最初の自分を取り戻す。
きっとカプセルを出てからの出来事は忘れてしまうだろうが、まあほんの30分程の思い出だ。
そんなに、大した重みなど無い。
一方通行は手近にあったパソコンの電源をつけた。
だが、うんともすんともいわない。
一方通行「ヤッベェ。調子ン乗って木原くンぶつけすぎた」
部屋にあったスパコンは、どれもこれもがひしゃげてしまっていて、生きているものは皆無だった。
221 = 17 :
>木原くンぶつけすぎた
wwwwww
222 = 100 :
一方さんがおちゃめすぎて生きるのがつらい
224 = 1 :
一方通行「まァいいさ。何とかなンだろ。…何とかしてみせるさ」
誤魔化すように一方通行は口にして、少女の額に手を乗せる。
自分の能力はベクトル操作。あらゆる力の向きを制御するこの能力なら、専用の装置が無くても打ち止めの頭をいじることができるはずだ。
後はスパコンの代わりを自分の脳みそでやればいい。打ち止めの人格プログラムは既に頭に入っている。
一方通行「とはいえ、大仕事だなこいつァ」
きっと、『反射』も切って、全ての演算能力を駆使しなければこれは成し得ない。
一方通行「つっても、やるっきゃねェンだがよ」
目を瞑る。プログラムを脳内でくみ上げる。
一方通行「コマンド実行……削除!!」
本日最後の大仕事が始まった。
それは本日最後になるはずだった。
225 = 77 :
ここでもまた頭バーンされたら一方さん報われなさ過ぎるなww
226 = 1 :
視界の端でもぞり、と肉の塊が動く。
一方通行「な…ンだ…とォ……?」
動いている。
木原数多が、動いている。
木原「だめだめだぜアクセラレータァ…詰めが甘えよ。人殺すときはちゃあんと頭潰さないと安心しちゃ駄目よ」
生きているのが不思議なほど体はグチャグチャなのに、それでも鉄の意志と漆黒の執念でもって。
木原数多は拳を握る。
木原「スパコンの代わりやってんの? すごいねえ、見直した。惚れちゃいそうだぜアクセラレータぁ」
一方通行「ヤロォ…!」
木原「でもそれ多分いくらオマエでも全部の演算能力注がねえと無理だろお? ってぇことはだ」
木原が拳を振り上げる。
その拳は一方通行の顔面に『直接』叩き込まれた。
一方通行「おグ…!」
木原「ぎゃっは! あったりぃ!! 完全無防備じゃんかよオマエ!!」
木原は狂ったように笑いながら一方通行の体に拳を打ち込み続ける。
一方通行の口から零れた血が、打ち止めの頬を濡らした。
227 = 104 :
ええいミサカは何をしてるんだ!
228 = 1 :
木原「やべえ! 気持ちよすぎんぞ!! オマエこんな感触してたんかよ!!」
木原の拳が一方通行の頬を貫く。
木原「今までは俺からすりゃ実質寸止めで終わらしてたからよぉ、この感触が無かったんだわ!!」
木原のカカトが一方通行の背中に叩き込まれる。
一方通行「げは…!」
木原「いい! いいよお前!! 最高のサンドバックだ! 頭ワリィなあ学園都市も!! あんな『妹達』なんて作ってる場合じゃねえっての!!」
木原「やっぱ作るならお前だって!! あいつら確か単価18万円だろ!? 買う買う、超お買い得だぜそりゃあ!!」
笑いながら拳を振るう木原数多に、一方通行はまったく対応できない。
途中で『上書き』をやめてしまっては、きっと打ち止めの人格は致命的な破綻をきたす。
のろのろと一方通行の『左手』が木原の拳を止めようと動く。
だが、能力なき今それは『日常生活に支障が無い』動きしかしてくれず。
『左手』は木原の拳を追うのを諦め、ただ地面をぐっと握り占めた。
決して打ち止めの頭から、一方通行の右手が離れてしまわぬように。
229 = 139 :
18万かよ
俺も買う
230 = 100 :
あああああああああああズボンの中ぐちゃぐちゃになっちゃううううううううううう
231 :
打ち止めはいくらで買えンだろうなァ
232 = 1 :
木原「ふぅ~…良かったぜ一方通行」
一方通行「……」
もはや口を動かすのも億劫だ。
だから精一杯の力を込めて、木原を見下してやる。
木原「まだそんな目が出来るのか? 駄目だぜ一方通行。ここは無様に命乞いをするシーンだ」
木原が一方通行の右手を掴んだ。
どんなに殴られようとも決して動かそうとしなかった右手を。
一方通行「バッ…!!」
木原「おぅいえー、いい顔だぜ一方通行。その顔が見たかった」
一方通行「やめろ…!!」
木原「最後は純粋な力比べだ。大事なこの子を男の腕力で守ってみせろ!!」
一方通行「やめろクソッタレがァァァあ!!!!!!」
木原「だぁれがやめるかクソガキがァァァァあ!!!!!!」
233 = 215 :
18ならミサカ妹くれや
234 = 14 :
打ち止めは特別個体だから高そうだな
235 :
カッコイイ/// 惚れちゃいそうだぜ一方通行ぁ……!
236 = 100 :
一方さんは邪なことを考えてる暇があったらおとなしく演算に集中してください。
237 = 12 :
木原くンすげえええ
最新刊の上条さんより怖いわ
238 = 109 :
面白すぎる
239 :
木原一族は木原クンを筆頭にみんな狂ってるよな
240 :
木原くンと一方通行の利害は、この時点では一致してるンじゃァねェのかァ?
241 = 1 :
その時。
白い弾丸が部屋に飛び込んできた。
真っ白な弾丸は、純白の衣装より真っ白な歯を剥き出しにして。
インデックス「あくせられーたになにしてるの!!!!」
木原の頭に噛み付いた。
木原「いってえええええええ!!!!!」
インデックス「ふがー!! んぐぐぐぐぐーーー!!!」ギリギリ…!
その様子を、一方通行はまるで馬鹿げた夢を見ているような目で見つめていた。
何て出来の悪ィ物語。
何て無様なヒーロー様だ。
一方通行「真面目にやってンのが馬鹿らしくなるぜ。…ったく」
呆れたように一方通行は笑った。
242 = 175 :
何…だと?
つーかどうやってそこまで来た
243 = 139 :
えっ
244 = 100 :
インデックスちゃんかっこよすぎwwwww
245 = 144 :
10032号がインデックスといたろ
246 = 15 :
>240
そこに気づくとは……たいしたやつだ
247 = 152 :
そういや歩く教会あるから防御面無敵なんだよな、このインデックス
248 = 1 :
木原「こぉのクソガキが! どっから入りやがった!!」
インデックス「普通に正面玄関から入ったもん!!」
木原「んなこたあ聞いてねえ!! 今最高に楽しいトコなんだよ邪魔すんなや!!」
木原の拳がインデックスの顔に突き刺さる。
なのに。木原の手には何の手ごたえも無い。
まるでのれんを殴りつけたようなこの感覚は一体何だ。
インデックス「あぐ」ガブリ
木原「あっがあああ!!!!」
インデックスに噛まれた右手を慌てて引き戻す。
何だ。このガキは、何だ!?
インデックス「あくせられーたをいじめたら、この私がゆるさないんだよ!!」
249 :
歩く教会>>>(越えられない壁)>>>>木原神拳
250 = 240 :
肉塊になっても一方通行を殴り続ける木原の愛に胸が熱くなるな
みんなの評価 : ★★★×9
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