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    元スレインデックス「お腹がすいたんだよ」一方通行「そォか」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×9
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - インデックス + - 一方禁書 + - 一方通行 + - 御坂美琴 + - 打ち止め + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    ミサカ10020号「な…」

    一方通行「ンじゃ、あばよ。どうしても死にたきゃ石抱いて川に飛び込みな。『俺は知らねェ』」

     一方通行はミサカ10020号に背を向けて、今度こそ悠々と歩き出す。
     その無防備な背にミサカ10020号は銃口を向けたが、引き金は引けなかった。
     引き金は――引けなかった。

    54 = 1 :

     カッチコッチと音が鳴る。
     ブツン、とようやく扱いを覚えたリモコンでテレビを消して、インデックスは時計に目を向けた。

    インデックス「……帰ってこない」

     ソファーにちょこんと腰掛けたまま、入り口のドアに目を向ける。
     やっぱりドアが開く気配はない。

    インデックス「人がてれびに夢中になってる間に行き先も告げずにコソっと出て行くなんて卑怯なんだよ、まったくもう」

     軽口を叩きながらも、その顔は決して明るくはない。
     インデックスは何となく知っているからだ。記憶を失う前の彼は、この街のかなりきな臭い領域と関わりがあったことを。

    インデックス「……きめた!」

     インデックスはいつまでも開かないドアを自分からこじ開けて外に飛び出した。
     あたりは既に漆黒の闇。白い修道服のインデックスはどこまでも異質だった。
     まるで、そこだけが闇に飲まれず輝いているようだった。

    インデックス「あくせられーたを探しに行く!」

     だって、彼のことが心配だし、それに―――

    インデックス「一刻も早く見つける必要があるんだよ!!」グゥ~キュウルルル~!

     また、お腹も減ってきたし。

    55 :

    ようやく前スレから追い付いたぜ

    しえん

    56 = 1 :

     インデックスは夜の街を当て所なく駆け回っていた。
     何しろ、インデックスはこの学園都市の地理はまださっぱりだし、一方通行の行きそうなところにもまったく心当たりはない。

    インデックス「うう…いくらなんでも勢いに任せすぎたかも……」

     元気よく駆けていた足は次第にとぼとぼ歩きになり、インデックスはちょっぴり後悔しそうになった。

    インデックス「う、ううん! どのみちあのまま部屋でじっとしていることなんて出来なかったんだから私は間違ってない! …かも」

     ぶんぶんと頭を振って気持ちを振り立たせる。
     そうして彼女がとった行動は。

    インデックス「あ、あの、あくせられーたを知りませんか?」

    通行人「え?」

     聞き込み調査という地道なものだった。

    57 :

    インデックスちゃんはかわいいんだよ

    59 = 1 :

     聞き込みの成果は散々なものだった。
     『一方通行(アクセラレータ)』の名を聞いて、ある者は口をつぐみ、ある者は敵意の眼差しを向け、ある者は唾を吐き捨てた。

     わかったのは、『一方通行』がこの街でどのように思われているかというだけだった。

    インデックス(あくせられーたを知っている人たちは、みんないやな顔をした)

     その嫌悪の表情が、完全記憶能力を持つインデックスには克明に思い出される。
     見つけてあげたい。インデックスはそう思った。

    インデックス「すいません、あくせられーたを知りませんか?」

     インデックスは聞き込みを再開する。
     その姿は売れないマッチを何とかして売ろうとする少女のようにも見えた。

    60 = 1 :

     それは本当に突然だった。

    インデックス「きゃあ!!」

     聞き込みを続け、街をさ迷っていたインデックスは突然『誰か』に押し倒された。

    インデックス「なに? なになに?」

     インデックスは混乱したまま自分を押し倒した人物を見る。
     それは薄汚れた男だった。
     きちんとオールバックにして纏められていたのだろう緑色の髪は乱れ、純白のスーツは地べたを這いずり回ったのかひどく薄汚れている。

    ???「う、あ…ああ…」

     そして男は――ひどく怯えていた。

    61 :

    アウレオルス…

    62 = 1 :

    ???「い…いんで…いんで…っくす…!!」

    インデックス「…!?」

     名前を、呼ばれた気がした。
     でも、わからない。
     『インデックスはこの男のことなど何も覚えていない』。

    ???「うぁ…うあぁ…!!」

     男は耐え難い恐怖から逃げ出すようにインデックスの胸に縋りつく。

    インデックス「……何か、怖いことがあったの?」

     インデックスは優しく男に声をかける。
     男は声もなく何度も首を縦に振った。

    インデックス「…いいよ……怖いのがなくなるまで、一緒に居てあげる」

    ???「あ…あぁ……」

     慈しむように男の頭を撫でるインデックス。その様は紛れもなく迷い子を救うシスターの姿だった。

    63 = 1 :

     どれ程そうしていたのか。
     気付けば、男はすっかり落ち着きを取り戻していた。

    ???「…依然。優しいな、君は」

     呟くように言って、男は名残惜しそうにインデックスの体から顔を離す。

    インデックス「落ち着いた?」

    ???「無論、この上なくな。感謝しよう、『名も知らぬシスター』」

     男は立ち上がる。その姿に先ほどまでの無様さはどこにも無かった。

    インデックス「ねえ…もしかして、私、あなたと会ったことがある?」

    ???「いいや」

     男はその顔に微笑を浮かべて言った。

    ???「私は君のことなど知らないし、君も私のことなど知るまい? つまりはそういう事だ。『名も知らぬシスター』」

     男はインデックスに背を向けて両腕を上げる。
     インデックスは不思議に思ってその彼の歩む先を覗き込んでみた。


     そこには、見覚えのある赤髪の魔術師と、見たことの無い黒いツンツン頭の少年が立っていた。

    66 = 1 :

    ???「幾久しく健やかに、インデックス」

     緑髪の男は最後にそう言い残して去っていった。
     インデックスはわけがわからない、と首を傾げる。


     でも、それはとても簡単な話。


     少女のあずかり知らぬところで男は独り夢を見て。

     少女のためだけを思って見たその夢は、けれども少女に一切伝わることなく終わりを告げた。




     ―――ただ、それだけの話だった。

    68 :

    なぜ上条さんステイルといるんだろう支援

    69 :

    御坂「ターボスマッシャーパーンチッ!!」

    黒子「お姉さま!?腕が!!!」

    御坂「腕がないよおおおおお!!ちょっきぷるるるりりりぃいぃいいいいいい!!」

    黒子「!?」

    御坂「ファイヤーブラスターーーッ!!!!!」

    御坂「乳首ワロスwwwwwwwwチョッキプル理理理理いいいいりぃぃいいいぃいいい!!!」

    黒子「きめぇwwwwwwwてめぇには愛想尽かしたぜwwwwwwwwwwおっぱい!」

    70 = 69 :

    御坂「んほおおおwwwwwうほwっうほうほwwんーwwwwんーwwww」

    黒子「一人でやってろよ!!ぶっ飛ばすぞ!!」

    御坂「ところがどっこい!」

    黒子「死ね!」

    71 = 1 :

    ふむう、すまんがちっとばかり休憩
    眠って脳みそを休ませつつ、プロットを整理しつつ……
    なるべく早く再開できるように努力はするぜよ

    72 = 61 :

    !?

    73 = 69 :

    御坂「おいらはどらまー!おいらはどらまー!おいらがどっこいおっぱいがぼよよん♪」

    黒子「きさまぁあああぁぁああああ!!!!!!!」

    御坂「お前は!?黒子ンドルジョバンニ!?」

    御坂「高子力ビーーーーーーーーーーーーーームッ!!」

    黒子「ンホゥホゥ(o-∀-))ーーwwwwwwwwwッウホwwッウッホwwッウォーwww」

    ドカーーーーーーーーーーン!!!!

    御坂「どんなもんだい!」

    黒子「てめぇには愛想つきんたま!死ぬがいい!!!マンコビーーーーーーーーーム!」

    御坂「ちょっきぷるるりいいぃぃいいいぃぃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

    74 = 69 :

    黒子「やったか・・・」

    黒子「!?」

    御坂「ふっははははははははは!!」

    黒子「お前・・・男モンのパンツ履くなっていったろ!!」

    御坂「ボクサーパンツ!ピッチwwwwピッチwwwwwwひゃっほーwwwwwwwww」

    黒子「だめだ・・!?古傷が痛むぜ・・・」

    御坂「おれっちが以前貴様の腹部に突っ込んだままのスプーンがついに覚醒するのさ!!」

    黒子「んほおおおおおおおwwwwwwwwwwwうっほうっほwwwwふぉおおおおおおおおwwwwwwwww」

    御坂「ちぇんじ!御坂ドラゴン!」

    黒子「ぬッふぉおおおおおおおおーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwww」

    75 = 69 :

    御坂「じゃあね・・・黒子」

    黒子「お姉さま・・・」

    御坂「泣くんじゃないわよ」

    黒子「お姉さまぁぁああぁぁああああぁぁぁああ!!!」

    御坂「トゥギャザーしようぜぇええええぇえええええ!!」

    ドッカーーーーーーーーーーーン!!!!!!!

    正気に戻った御坂は黒子から取り出した
    チェンジ御坂ドラゴンスプーン2000Xぼよよんで共同生活スプーンフォークを覚醒させ
    みずから飲み込み爆発して皆を守った・・・

    ーーーーーーーーーーーーー2年後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    黒子「お姉さまは世界を守った英雄ですの・・・・」

    佐天さん「あたしゃねぇええぇえぇぇええぇえええwwwwwwwww」
             
                                              おわり

    77 :

    79 = 57 :

    限界だから寝るんだよ

    83 = 82 :

    保、守

    84 = 55 :

    1巻しか読んでないけど読みたいんだよ

    86 = 55 :

    貴様も保守してやろうか

    あの地球人のように

    87 = 1 :

     夜が明け、既に日も高く上ったころ。
     一方通行は学園都市を一望できる高台の公園にいた。
     結局、あの後も部屋に戻る気は起きず、昨夜は適当に屋根のある倉庫で眠った。
     自分が一万余の人間を殺した悪党だと知った今、どうしてかあの大食い少女とは会いたくなかった。

    一方通行「…チッ。気分わりィぜ、ったく」ズズ…

     一方通行は缶コーヒーをすすりながら愚痴を吐く。
     自分が何故こんなに腹を立てているのかわからない。
     原因がわからないことが彼をさらに苛立たせていた。

     いや、と彼は思い直す。
     原因のひとつははっきりしていた。

    一方通行「…ンで、テメエはいつまで俺に付き纏う気なンだ? オイ」

    ミサカ10020号「チチチチ…」

    「にゃー」タタッ!

    ミサカ10020号「あ…」

    ミサカ10020号「あなたのせいで猫が逃げました、とミサカは謝罪と賠償を要求します」

    一方通行「ざけンな。あの猫ハナっからテメエに怯えてただろが」

    88 = 55 :

    まってたぜ

    89 = 1 :

    ミサカ10020号「ミサカたちの体から発せられる微弱な電波に反応していたんです、とミサカはあなたの言葉を否定します。決して、ミサカという存在そのものに怯えていたわけでは…」

    一方通行「そォか。消えろ」

    ミサカ10020号「ミサカは電球じゃねーんだからついたり消えたりできねーよ、とミサカは子供のやり口で切り返しました」

    一方通行「そンじゃ、俺の力で消してやろォかオイ」

    ミサカ10020号「それこそミサカの本懐です、とミサカは目を閉じてその時を待ちます」

    一方通行「…クソッタレが」

     一方通行は苛立たしげにわしゃわしゃと髪を掻き毟った。

    91 = 1 :

    ミサカ10020号「真面目な話をすれば」

    一方通行「あァ?」

    ミサカ10020号「ここ数日あなたが『実験』を欠席していたため、かなりスケジュールに遅れがでています」

    ミサカ10020号「故に、ミサカは研究所から『殺されるまで戻ってくるな』と厳命を受けています、とミサカはミサカの抱える事情を吐露します」

    一方通行「…気持ちイイくらい矛盾してンなあオイ」

     一方通行は右手に持った缶コーヒーをすする。
     何もかもが最悪の気分だったが、新発売とうたわれていたソレが存外旨かったことだけが救いだった。

    92 = 1 :

    ミサカ10020号「以上の事情でもってミサカは実験の再開を求めます」

     だというのに、コレだ。
     自分の命をなんとも思わぬ少女の発言。
     気持ち悪ィ、と一方通行は断じた。
     こんな気分では旨いコーヒーも台無しである。

    一方通行「そンで、俺にはコーヒーすすりながらアンニュイな午後を過ごす暇もねェってか?」

    ミサカ10020号「それが研究所の意向です、とミサカは…」

    一方通行「もォいい。つまりアレだな?」

     グシャ、と鈍い音が鳴る。
     一方通行の右手でまだ中身が残っていた缶コーヒーがぐしゃぐしゃに潰されていた。



    一方通行「『絶対能力進化計画(テメエら)』この一方通行(アクセラレータ)にケンカ売ってンだな?」

    93 :

    起きてて良かった支援

    94 = 1 :

    ミサカ10020号「え?」

    一方通行「結構結構。実は最近暇してたンでなァ。そのケンカ、俺の全能力(全財産)で買ってやるよ」

    ミサカ10020号「? ? ? とミサカはいくつもの疑問符を頭に浮かべて大混乱しています」

    一方通行「良かったじゃねェかオイ。泣いて喜べ」

    ミサカ10020号「意味が分かりません、とミサカはあなたに説明を求めます」

    一方通行「馬鹿な実験計画者のおかげで結果的には命拾いだ。俺ァ俺の気分を害した奴ァ許さねェ。よって潰す。完膚なきまでに、塵ひとつ残さずな」

    ミサカ10020号「な……!」

    96 = 1 :

    ミサカ10020号「本気ですか? とミサカは確認を取ります」

    一方通行「ったくよォ、折角命拾いしたってのに何だその顔は。もっと小躍りして喜ンだらどうだ」

    ミサカ10020号「ミ、ミサカ達は実験動物(モルモット)ですから、突然実験が中止になると言われても、その、どうしたらいいか」

    一方通行「オイオイ頼むぜ」

     太陽が彼の体を照らしている。
     真っ白な光に包まれて、真っ白な少年が歪に笑う。

    一方通行「俺ァ一万もの人間を殺してきた悪党だ。狂った虐殺者だ。でもよォ…」

    一方通行「あいにく、『人形』の手足もいでケタケタ笑う性癖はねェんだわ」

    一方通行「いいか? 俺は人形遊びで喜ぶ変態になンぞ死ンでもなりたかねェからよォ」


    一方通行「テメエはあくまで『人間』でいてくれよ」

    ミサカ10020号「……!!」

    97 = 1 :

    一方通行「…なンて顔してンだオマエ。さっきまでのポーカーフェイスはどォした」

    ミサカ10020号「…つい、先ほどのことです」

    一方通行「あン?」

    ミサカ10020号「このミサカの12番目の妹に当たるミサカも、似たようなことを一人の少年から言われました。もっとも、言葉に込められた意図はまったくの正反対だったでしょうが」

    一方通行「…細かくメールのやり取りでもしてンの? オマエら」

    ミサカ10020号「ミサカネットワーク。ミサカ達『妹達(シスターズ)』は欠陥電気(レディオノイズ)の能力で脳波をリンクさせ、記憶を共有することが出来るのです、とミサカは補足説明をします」

    ミサカ10020号「このことは、当然あなたも知っていることだと思いますが?」

    一方通行「…興味ねェことはすぐ忘れンだよ俺ァ」

    98 :

    一方さんかっこよすぎ惚れた

    99 = 1 :

    ミサカ10020号「ほぼ同時刻に同じ事を頼まれては、さすがのミサカも無碍には出来ません。ミサカは『あなた達』の願いを聞き届けることにしましょう」

    一方通行「ちょっと待てコラ。何で上から目線入ってンだテメエ」

    ミサカ10020号「…名前」

    一方通行「あァ?」

    ミサカ10020号「人間には名前があるものです。ミサカを識別する『ミサカ10020号』はあくまで検体番号に過ぎません」

    一方通行「ほォ、で? 何でテメエは物欲しそうな顔で俺を見てンだオイ」

    ミサカ10020号「……ミサカはあなたに名前をつけてほしい、と甘酸っぱい心中を隠さず吐露します」

    一方通行「あァァ!?」

    100 :

    ぎゃああああ
    萌えるうううううもっとやれ支援


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