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    元スレインデックス「お腹がすいたんだよ」一方通行「そォか」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×9
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - インデックス + - 一方禁書 + - 一方通行 + - 御坂美琴 + - 打ち止め + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    102 = 1 :

    一方通行「オイオイオイオイ正気かテメエ? 何で俺がそこまで懇切丁寧にテメエの世話しなきゃなンねェンだ?」

    ミサカ10020号「じ~~~~」

    一方通行「指くわえてこっち見てンじゃねェ!!」

    ミサカ10020号「じ~~~~、とミサカは粘つく視線であなたにおねだりを続けます」

    一方通行「いい加減にしろ。知らねェぞ俺ァ」

    ミサカ10020号「じ~~~~~~~~~~~~~~」

    一方通行「………」

    ミサカ10020号「……どうあっても名づけてはくれませんか? とミサカは縋るような思いで再度確認を取ります」

    一方通行「………」

    ミサカ10020号「わかりました。ミサカはあなたへの2割ほどのリスペクトと8割ほどの嫌がらせでもって今後『一方通子(いっぽうつうこ)』と名乗ります、とミサカは一大決心しました」

    一方通行「待て待て待て待て」

    103 = 15 :

    2割ほどのリスペクトと8割ほどの嫌がらせでもって……
    アクセルっ!

    104 :

    前スレと違ってオリジナルなとこ増えるから大変だろうけどとても面白いから頑張って

    支援

    105 = 1 :

    一方通子(仮)「なんでしょう? とミサカは首を傾げます」

    一方通行「やめろ。わかった。考えてやる。やるからそれはマジでやめろ」

    ミサカ10020号「わかりました。ならばミサカは座してその時を待ちます」

    一方通行「……」

    ミサカ10020号「……」

    一方通行「…………」

    ミサカ10020号「…………」

    一方通行(……ヤベエ。マジで死ぬほどどーでもいい。何で俺はこンなクソくだらねェことで頭悩ませてンだァ?)

    ミサカ10020号「……」ワクワクテカテカ

    一方通行(……めんどくせェ)

    107 = 1 :

    一方通行「……ミサカでいいだろ」

    ミサカ10020号「え?」

    一方通行「検体番号が気にいらねェんならそれを抜け。そンでいいだろもう」

     疲れたような一方通行の声は、もう勘弁してくれという響きを含んでいた。

    ミサカ10020号「何て投げやりな…とミサカは失望を隠さずため息をつきます」

    一方通行「どォせ名前変えても一人称変わンねえだろォがテメエ」

    ミサカ10020号「あ」

     ミサカ10020号改め『ミサカ』はそれで納得したようだった。

    ミサカ「しかし成程、この名前には『妹達(シスターズ)』の中でも唯一無二のミサカとなれ、という意味が込められているのですね、とミサカはあなたの深謀遠慮に感動を覚えつつ……」

    一方通行「なにやらひたってっとこ悪ィがよ」

     ぶつぶつと呟くミサカに一方通行は声をかける。

    一方通行「近頃物忘れが激しくってなァ。研究所に俺を連れて行け」

    108 = 1 :

    ミサカ「研究所をひとつ潰してもまた別の研究所にデータが移されるだけですが」

    一方通行「そりゃハンパにやるからだ。やるなら徹底的に、研究に関わった学者さンを皆殺しにする勢いでいかなきゃよォ」

    ミサカ「…まあ、確かに実験の要であるあなたがそのように動けば、実験はたちどころに中止でしょうが、とミサカは自ら自分の問いに答えます」

    一方通行「なンでもいい。とにかく連れて行け」

    ミサカ「了解しました、とミサカは従順に首を縦に振ります」

    一方通行「あァその前にまずは病院だ」

    ミサカ「病院?」

    一方通行「俺の左手吹き飛ばしたンはテメエだろうがよ」

    ミサカ「ついでにミサカの肩の傷も治療しろ、というあなたなりの優しさですね、わかります。とミサカはわかりました」

    一方通行「おめでてェ脳ミソだなァオイ。勝手に言ってろボケ」

    109 :

    あのSSの人かー
    続きが来るとは思ってなかったからすごく嬉しい
    支援

    110 = 1 :

     一夜が明けて、インデックスはフラフラだった。

    インデックス「うぅ~、あくせられーたは見つからないし、お腹はすくし、寝不足だし、もう散々なんだよ」

     グゥ~キュルル~、と3m離れていても聞こえるような音を鳴らしながらインデックスは歩く。

    インデックス「ごはん…あくせられーた…ごはん…あくせられーた……」ブツブツ…

     ぼんやりしていたのが良くなかった。
     ドン、と誰かにぶつかった。慎ましい胸にインデックスの顔が埋もれる。

    インデックス「わっぷ! ご、ごめんなさい」

    ???「構いません、今のはコチラも不注意でした、とミサカは気遣いの言葉をかけます」

    インデックス「あ、あの…ごはん…じゃなかった、あくせられーたを知りませんか?」

    ???「…! 知っています、とミサカは即答します」

    インデックス「や、やった! ようやく報われるときがきたんだよ!!」

    ???「知っている、というどころではなく、実はミサカは今彼の元に向かっている真っ最中です」

    インデックス「ほ、ほんと!?」

    ミサカ10032号「一緒に来ますか? とミサカはあなたに問いかけます」

    インデックス「うん!!」

    111 :

    一方とシスターズの反乱ktkr
    相変わらず面白いな支援

    113 = 1 :

     小高い丘に立ちながら一方通行は眼下の研究所を睨みつける。

    ミサカ「現在実験データの分析は主に二つの研究所が担っています。あそこに見えるのがそのひとつです」

    ミサカ「何か作戦はあるのですか? とミサカは確認を取ります」

    一方通行「オイオイ、誰に向かってクチ聞いてンだ?」

    ミサカ「学園都市第一位であり最強の能力者、一方通行に対してです」

    一方通行「よォくわかってンじゃねェか。なら黙って成り行きを見守ってな」

     一方通行が地を蹴る。その体が宙を舞う。
     その白い髪をたなびかせて、酷薄な悪魔が舞い降りる。

    一方通行「果たして何分持つかなァ」

     本当に楽しそうに一方通行は笑った。

    114 = 55 :

    果たして残りの妹達はどうなるのか・・・

    115 = 1 :

     研究所は恐慌状態だった。
     その研究所は一方通行に嬲られ、蹂躙された場所とはまた別の場所。
     『欠陥電気(レディオノイズ)』計画発案者、天井亜雄(アマイアオ)が勤めるソコは、まさに『実験』の中核と言える場所だった。

    天井「くそ! 何故、何でこんなことに!!」

     一方通行が反乱を起こした。その知らせを受けたのはつい十分前だった。
     だというのに、その三分後には壊滅したとの連絡が入って、その五分後には彼がここに現れたという情報が入った。
     まさにそれは悪夢としか言いようがなかった。

    天井「くそ、くそ、くそ!! おい、何を落ち着いているんだ!! お前もデータ持ち出しを手伝え!!」

     天井亜雄が怒声を飛ばす。
     くたびれたジーンズに白いTシャツ、その上から白衣を羽織るというシンプルな服装のその女の名は芳川桔梗(ヨシカワキキョウ)。
     芳川は天井とは対照的にひどく落ち着いた様子だった。

    116 = 1 :

    芳川「いつか、こんな日がくるんじゃないかとは思っていたわ。あの子は私と違って『優しい』子だったから」

    天井「優しい? ふざけたことを言うな!! 今まさにあの悪魔はここを襲撃している真っ最中だろうが!!」

    芳川「知ってる? あの子ね、自分から人を殺したことはなかったの」

    天井「…若年性痴呆にでもかかったか?」

    芳川「失礼ね。私の脳は健在よ」

     そう、芳川桔梗は知っていた。彼女はその『甘さ』でもって実験対象の過去を調べずにはいられなかった。
     そして知った。
     彼は、襲い来る脅威を、ただ迎え撃っていただけだった。
     その彼が初めて自らその武器を振るったそのワケは―――

    芳川「これが優しさじゃなくて、何なのかしらね?」

    118 = 1 :

    「うあぁーー!!!!」

    「く、くるなーーーー!!!!」

     悲鳴が聞こえた。近い。
     悪魔は、もうすぐそこまで迫っている。

    天井「ひ、ひいぃ!!」

     天井は実験データを諦めた。
     彼はただ自分の命を優先した。
     死にたくない。いやだ。
     どうすれば、どうすれば、助かる?

     ――賭けるしかない。芳川桔梗の戯言に。

     もし、あの悪魔が『そんな理由』でここに来たというならば。
     とるべき道は、ひとつしかない。

    天井「うああああ!!!!」

     絶叫と共に彼は駆け出した。
     彼の切り札が眠る、その部屋へ。

    119 = 1 :

    一方通行「こォ~ンにィ~ちわァ~~」

     バゴン、と扉が弾けて一方通行が顔を覗かせた。

    芳川「久しぶりね、一方通行」

    一方通行「ハ、悪ィな。最近物忘れがひどくってよォ、どうでもイイやろォの顔なんて覚えてねェんだわ」

    芳川「冷たいわね。それで、私も殺すのかしら?」

    ミサカ「勘違いしないでください」

     芳川の言葉を訂正したのは遅れて部屋に入ってきたミサカだった。

    ミサカ「この人は未だ誰一人殺してはいません、とミサカはあなたの言葉を否定します」

    芳川「そうなの?」キョトン

    一方通行「…チッ、だから何だっつーンだオイ」

    芳川「優しくなったわね、一方通行。本当に…優しくなった」

    一方通行「ナニ愉快な戯言ぬかしてンだコラ。クチ開けねェように顔面グシャグシャにしてやろォかァ?」

    芳川「あら、だったら早く逃げなきゃね。優しい悪魔の気が変わる前に」

    120 = 1 :

    一方通行「…ホントに舌ねじ切るぞテメエ」

    芳川「一方通行、あなたにコレを渡しておくわ」

    一方通行「聞いちゃいねェな。トコトン人を舐め腐りやがって。で? こりゃナニよ」

    芳川「『ある女の子』人格プログラムよ。『甘い』私にはあの男を止められなかった。もしかしたら、これが必要になるときがきてしまうかもしれない」

     データを受け取って目を通してから、一方通行は気付く。
     芳川の白いシャツが一部赤く染まっている。
     じわじわと広がる赤い染みは、もはや芳川の手で覆い隠せる範囲ではなくなっていた。

     ――『甘い』私では彼を止めることが出来なかった、とっは、成程そォいうことか。

     一方通行は納得する。

    一方通行「……悪党の分際で、ここぞという時ばっか偽善者ヅラすンじゃねェよ。胸糞悪ィ」

     それは、果たして誰に対しての言葉だったのか。
     芽生えた疑念を一方通行は頭を振って振り払った。

    121 = 1 :

     一方通行は歩みだす。

     傷ついた芳川になど目も向けない。

     ただ、彼の『敵』の居場所だけを聞き出して、彼は進む。

    一方通行「サッサと消えろ。5分でここは消し飛ぶぜ」

     それでも、たった一言。

     気遣いなど何もない。

     『威圧』のためだけの言葉を彼は残した。

    122 = 15 :

    さるよけ
    さるよけ

    123 = 1 :

     そこは、その研究所の最深部にあった。
     人目をはばかるように建てられた研究所のさらに奥、何重ものセキュリティをかけられたその先に『彼女』は居た。

    天井「く、くく…遅かったな一方通行」

     カプセルの中で浮かぶ『彼女』の傍で、天井亜雄が笑っている。
     狂った笑みを浮かべている。

    天井「にわかには信じ難かったが…実験動物(モルモット)と仲良く並んでいるところを見ると、本当に『そう』らしいな一方通行」

    一方通行「はァ? 何がよ」

    天井「10019人も殺しておいて、今さら救おうというのか? ふざけたことをぬかすなよ快楽殺人者」

    一方通行「オイオイ、テメエこそ腹がよじれそォな捏造はやめてくれよ。いいか、テメエがここで死ぬのは、たったひとつのシンプルな理由なンだぜェ? いいかオイ…」

    一方通行「『テメェ等は俺を怒らせた』。それだけが理由だ。よォく頭に叩き込んで来世まで持っていけ」

    124 :

    承太郎www

    125 = 1 :

    天井「ふん…真実はすぐにわかるさ。さて、それでは『彼女』の紹介をさせてもらおう」

     天井亜雄は傍らのカプセルに浮かぶ少女を指した。

    天井「彼女の名は『打ち止め(ラストオーダー)』。検体番号は20001。『妹達(シスターズ)』を統括する上位個体だ」

     目を瞑ってフワフワと水中を漂う少女の顔は、確かに隣にいるミサカに良く似ていた。
     だが、明確に違う点がひとつ。
     幼い。
     『打ち止め』と呼ばれた少女はおおよそ10歳ほどの体格だ。

    天井「『上位個体』…その意味がわかるか?」

     天井の言葉にミサカの顔色が変わる。

    ミサカ「駄目!! 早く!!」

    天井「もう遅い!! 命令(コマンド)は入力済みだ!! 『妹達(シスターズ)』、一方通行を殲滅せよ!!!!」

     天井の指がコンソール上のスイッチを―――押した。

    126 :

    ほうほう

    127 = 15 :

    天井だけ殺そうとしてるのに『テメェ等は俺を怒らせた』
    一方通行1人にたいして”殲滅しろ”
    ってのが気になるけど話は面白いお( ^ω^)

    128 = 1 :

     『打ち止め(ラストオーダー)』と呼ばれた少女がゆっくりと目を開く。

    ミサカ「はやく逃げて! とミサカは――!!」

    天井「はははは!! 貴様の馬鹿げた反乱が、モルモットのためではないとしたら、その手で薙ぎ払ってみせろ!! 一方通行!!!!」

    一方通行「…くっだらねェ真似しやがって!!」

    天井「さあやれ! 『反射』を許すな!! 爆弾を抱いて突っ込むくらいのことはやってみせろ!!」




    打ち止め「やだ」



    天井「…はぁ?」

     その場の空気が止まった。

    130 = 1 :

     カプセルの中で、打ち止めと呼ばれた少女が拳を握る。

    天井「待て、オイ、何をしている。私はそんな命令(コマンド)入力していない!!!!」

    打ち止め「やぁーーーー!!!!」

     バリン! とガラスの割れる音がした。
     バシャバシャとカプセルを満たしていた液体が盛大にあふれ出す。
     少女は飛び散ったガラスの破片を器用に避けて着地した。

    打ち止め「おぉ! いちかばちかだったけどこの上なくうまくいったよ! ってミサカはミサカは自画自賛してみる!!」

    天井「ふざけるな! 私の命令に従え!! このモルモットが!!!!」

    打ち止め「実験動物(モルモット)じゃない!!」

     打ち止めは真っ直ぐに天井亜雄の目を見つめる。

    打ち止め「ミサカは、ミサカ達は『人間』だもん!! ってミサカはミサカの革命宣言!!!!」

     完全無欠に素っ裸のまま、打ち止めはぐん、と胸を張った。

    131 = 126 :

    裸と聞いて

    132 = 109 :

    セロリさんおっ立てんなよ

    133 :

    シュールだな

    134 :

    >>127
    その前に皆殺しにするって言ってるけどほかの研究員も殺してないんだから誰も殺す気はないんだろ

    135 = 1 :

    一方通行「…ありゃなンの冗談だ?」

    ミサカ「残念ながらこの上なく本人は真剣です、とミサカは頭を抱えます。それと、一つだけ弁明させていただきますが」

    一方通行「あァ?」

    ミサカ「今のミサカは『あれ』よりはまだ育っています、とミサカはなけなしのプライドを振りかざします」

    一方通行「心底どォでもいい情報をありがとよ」

    打ち止め「うぎゃーー!! ミサカ裸じゃん!! とミサカはミサカは今さらながら気付いてみたりっていやいやそんな舐めまわすように見ないで誰か助けてーーー!!!!」

    一方通行「…『上位』個体なんだよな?」

    ミサカ「認めたくないことですが」

    打ち止め「おお! 何故かこんなところに毛布発見!! この子を当面の相棒に決定!! ってミサカはミサカは運命の出会いに感謝してみる!!」

    一方通行「…なンかどっとやる気失せたなァオイ」

    136 = 109 :

    打ち止めかわいい

    137 :

    >>135
    セロリさんのボルテージがあがってきた!!

    138 = 1 :

    一方通行「ま、そォも言ってられねェか」

    天井「あ、あう…う……!!」

    一方通行「さァて、舐めた真似かましてくれた天井君とやらよォ。どうしたい? どうして欲しい?」

     ニタニタ笑いながら一方通行が近づいてくる。

    一方通行「Aコース! 全身の骨バッキバキのマリオネット状態!! Bコース! 脳天から皮をひン剥いていく『バナナの気持ち実感コース』!! えェと、それからァ…」

    天井「は…はあぁ…!」

     カプセルから溢れてきた液体に、別の液体が混じりだす。
     一方通行は本当に嬉しそうだった。

    139 :

    バナナの気持ち…
    ゴクリ…

    140 = 126 :

    ひっでえコースだなwwwwwwww

    141 = 1 :

    打ち止め「うわぁ、あの人真性のSなんだねってミサカはミサカはちょっと引いてみたり」

    ミサカ「もしかすると極度の被虐主義の裏返しなのかもしれません、とミサカは一般論を振りかざします」

    打ち止め「そうなのかな? ちょっとそれは想像できないなってミサカはミサカは自分の想像力の貧困さにがっくりしてみる」

    ミサカ「まあ、どちらだとしてもミサカは対応してみせますが」

    打ち止め「えっ?」

    ミサカ「えっ?」

    142 = 55 :

    なにそれこわい

    143 = 15 :

    >134
    1人に対して、複数に対する言い方してるのが気になるってことw

    144 :

    なんか一方さんハーレム形成中?

    145 = 1 :

     轟音と共に、そんな軽口を叩きあっていた二人の体が吹き飛んだ。
     一方通行は振り返る。
     轟音の正体は爆発だった。
     自分達が入ってきた入り口が、もくもくと煙を上げている。

    打ち止め「う…」

    ミサカ「うぅ……」

     爆風に吹き飛ばされた二人の口からか細いうめき声が響く。
     チリ…と一方通行のうなじが逆立った。

     いる。煙の奥に、誰かが立っている。

     その男は白衣を羽織っていた。
     その顔には研究者なのに刺青が入っていた。
     男の両手には、奇妙なグローブがついていた。

    一方通行「…で、誰よテメエ」

    ???「ハ! 研究所を襲い始めたって連絡受けたときは気持ち悪ぃ正義感に目覚めちまったかと心配しちまったがよぉ」

     男は一方通行を恐れていない。相手が一方通行と知りながら、その顔には微塵の怯えも見えない。

    木原「変わらぬムカツキっぷりで嬉しいぜぇ!! アクセラレータぁ!!」

     男は――学園都市の暗部『猟犬(ハウンドドック)』リーダー、木原数多(きはらあまた)は笑った。 

    146 = 1 :

    飯食ってきまうす

    147 = 15 :

    くてらー

    149 = 12 :

    まさかの木原くン!

    150 = 100 :

    はがががががっ

    木原くゥンが…・もうでてきたっ

    ご飯いってらー


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