私的良スレ書庫
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元スレ男「幸せポイント?」
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男「てかいつもそんなくだらない本読んでるのか?」
女「くだらなくはないわよ。日本の文化を知る重要な手掛かりになるわ。」
女「それに私はそういうのが好きってだけで旅雑誌から医学書まで幅広く読んでるわよ。」
女「おかげで人間界についてはかなり詳しくなったわ♪」
男「それはよかったな。」
女「ええ、天界に帰る約束の時間だってそんなに先の話じゃないしね」
女「悔いが残らないようにしなくちゃね」
日曜日~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
男「たくっ、家隣どうしなのに何で別々に待ち合わせ場所に行きたがるんだ?」
男「絶対面倒くさいだけだろ」ブツブツ
***********************************
幼「だって、そっちのほうがカップルらしいじゃない、」
男「なんでだよ」
幼「『まったぁ?』とか言ったり、
本当は長い間待ってたのに『いや、今来たところだよ』とか言ってみたいじゃない」
男「それ今言ったら微妙じゃね?」
幼「別にいいのよ、一回やってみたいだけなんだから」ニコニコ
***************************************
男「たくっ、家隣どうしなのに何で別々に待ち合わせ場所に行きたがるんだ?」
男「絶対面倒くさいだけだろ」ブツブツ
***********************************
幼「だって、そっちのほうがカップルらしいじゃない、」
男「なんでだよ」
幼「『まったぁ?』とか言ったり、
本当は長い間待ってたのに『いや、今来たところだよ』とか言ってみたいじゃない」
男「それ今言ったら微妙じゃね?」
幼「別にいいのよ、一回やってみたいだけなんだから」ニコニコ
***************************************
男「それにしても遅いな」
男「まだ待ち合わせまで十分くらいあるけどアイツの事だからもういると思ったのに……」
男「……」
男「さては無駄に緊張して寝坊とか……」
男「……」チラ
チッ チッ チッ チッ チッ チッ カチ!
男「もう10時…か」
男「まあたまには遅れる事くらいあるよな?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女友『入院!?なんで?あんた達今日デートでしょ?』
男「だからぁ、幼が倒れちまったんだからそれどこじゃないだろ?」
女友『で、もちろんあんたはお見舞い行ったのよね?』
男「いや、俺も今女から電話で聞いたところだから……」
男「とりあえずアイツと仲のいいお前には電話しとこうと思って……」
女友『馬鹿!!そんなのどうだっていいから早く幼のとこ行ってやってよ』
女友『アイツにはアンタが必要なの。つーか……幼、大丈夫よね?』
男「入院は……今までも何度かした事あるし、多分大丈夫だと…思う。」
女友『私も後で行くから、アンタが励ましてあげてね……』
男「ああ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女友『入院!?なんで?あんた達今日デートでしょ?』
男「だからぁ、幼が倒れちまったんだからそれどこじゃないだろ?」
女友『で、もちろんあんたはお見舞い行ったのよね?』
男「いや、俺も今女から電話で聞いたところだから……」
男「とりあえずアイツと仲のいいお前には電話しとこうと思って……」
女友『馬鹿!!そんなのどうだっていいから早く幼のとこ行ってやってよ』
女友『アイツにはアンタが必要なの。つーか……幼、大丈夫よね?』
男「入院は……今までも何度かした事あるし、多分大丈夫だと…思う。」
女友『私も後で行くから、アンタが励ましてあげてね……』
男「ああ」
*********************************
幼「あれ……女ちゃん?ここは??」
女「病院よ……あなた、自分の家のすぐ近くで倒れてたのよ」
幼「……」
女「どーせ気分が優れないのに無理したんでしょ?駄目よ安静にしてなきゃ」
幼「……」
幼「私……初デート……すっぽかしちゃった」グス
女「男には私が電話しておいたわ。」
女「別にあの人はあなたを責めたり怒ったりしないわよ」
幼「あれ……女ちゃん?ここは??」
女「病院よ……あなた、自分の家のすぐ近くで倒れてたのよ」
幼「……」
女「どーせ気分が優れないのに無理したんでしょ?駄目よ安静にしてなきゃ」
幼「……」
幼「私……初デート……すっぽかしちゃった」グス
女「男には私が電話しておいたわ。」
女「別にあの人はあなたを責めたり怒ったりしないわよ」
幼「わかってるけど……」
幼「……でも、初デートだから」
幼「…すっごい楽しみだったのに……」ジワ
女「……」
女「デートなら……また、行けばいいわよ……」
幼「……そうだよね…」
幼「……倒れちゃったんだから…仕方ないか……」
幼「……!?」
幼「ねえ、もしかして……泣いてるの?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
男「幼の様子は?」
女「なんだか熱で意識がボンヤリしているらいいの……」
女「一回目が覚めたのだけど…それっきりサッパリ目が覚めないわ…」
男「そうか……」
男「大丈夫……なんだよな?」
女「……」
男「なあ?」
女「私はわからないわよ」
女「お医者さんの話だと今はゆっくり休んでるしかないって……」
幼「おとこ……君?」
男「幼の様子は?」
女「なんだか熱で意識がボンヤリしているらいいの……」
女「一回目が覚めたのだけど…それっきりサッパリ目が覚めないわ…」
男「そうか……」
男「大丈夫……なんだよな?」
女「……」
男「なあ?」
女「私はわからないわよ」
女「お医者さんの話だと今はゆっくり休んでるしかないって……」
幼「おとこ……君?」
男「あ、ああ。大丈夫か?」
幼「ここは?……」 ボー
男「病院。今日お前倒れたんだよ、女が助けてくれたんだ」
女「……」
幼「女ちゃんが?…」
幼「……」
幼「あ、デート。デートは!?」ガバッ
男「あ…うん。デートはな……
女「あなたはデートの帰りに倒れたのよ。」
男「!?」
女「とっても楽しそうだったわ!私が嫉妬しちゃうくらい」ニコ
幼「そう……なら…よかった……」ドサ
男「……」
男「……」
女「……」
男「何で、嘘ついたんだよ」ボソ
女「こっちのほうが彼女が安心して寝れるでしょ?」
男「……」
男「…大丈夫だよな?つーか、俺たち、心配し過ぎなのかもしれない……」
男「そうだよ。こいつ、今までも高熱なんか何回も出してるんだぜ?今回だってきっと……」
女「……」
女「ねえ、大事な話があるの。やっぱりあなたには話しておくべきだわ……」
男「な、なんだよ?」
女「……」
男「何で、嘘ついたんだよ」ボソ
女「こっちのほうが彼女が安心して寝れるでしょ?」
男「……」
男「…大丈夫だよな?つーか、俺たち、心配し過ぎなのかもしれない……」
男「そうだよ。こいつ、今までも高熱なんか何回も出してるんだぜ?今回だってきっと……」
女「……」
女「ねえ、大事な話があるの。やっぱりあなたには話しておくべきだわ……」
男「な、なんだよ?」
書きためオワター。次は2時で。
いつ終わるかは謎です。多分朝までには終わるかな?
いつ終わるかは謎です。多分朝までには終わるかな?
女「このあいだの幸せ泥棒の事件……覚えてるわよね?」
男「ああ」
女「あのとき、私があなたと幼ちゃんのポイントが盗まれたって言ったのも覚えてる?」
男「……」
男「言っておくけど関係無い話なら俺は聞く気ないぞ?」
男「…それどころじゃないいんだ……わかってるだろ?」
女「いいから最後まで聞いて。」
女「私はあなたと幼ちゃんのポイントがとても少なかったから…安易にそう判断したわ」
女「でも……違ったの……」
男「?」
女「幼ちゃんのポイントは……悪魔を捕まえた後も戻らなかったの…」
男「おい……それって……」
女「幼ちゃんが持っていたポイントはあの時点であれが全部だったって事よ」
男「……」
男「でも…ポイントと寿命は関係ないはずだ!」
男「もともと幼は病弱だったり、小さい頃、母親に捨てられたり不幸ばかりだった。」
男「寿命が長く、元々のポイントが少ないことも考えられるんだろ?」
女「……そうね」
男「あいつは…きっと今までも少ない量の幸せを少しずつ使っていただけなんだ。だからこれからも……」
男「確かにこれから起こる幸せも少ないど……普通に、生きていけるはずなんだ……」
女「……」
女「……私もそう思いたいけど……それは、あなたの言った通り、ポイントの元の値が低くないとありえないわ」
女「彼女の元の値から考えると…それはありえないの……」
男「じゃあ、例の事件が解決した時、ポイントが戻りきらなかったんじゃないのか?」
男「もう一度悪魔の持っていた機械を調べればきっと…」
女「それは、私が既に天子にお願いしたわ……」
女「だけど、何も起こらなかったそうよ。」
男「……」
女「つまりね…はっきり言って寿命なの…私達天使は幸せポイントしか調べることができないけど…」
女「これだけの条件がそろっていれば確定的だわ……」
男「……」
男「…もう…駄目なのか?…コイツ、このまま死んじゃうのか?」
女「……」
女「…うん。……どうしようもないのよ……」
男「……」
男「…そっか」
女「か、かなしくないの?」
男「…悲しいけど……今すぐ、泣きだしたいけど……」
男「こんなところで泣いたって……仕方無いだろ?それに、幼はまだ生きてるんだぜ?」
男「まだいくらでもしてやれる事はある……俺たちが笑ってなくてどうするんだよ?」
女「……」ジワ
女「う…ぅぅ……ヒック…」グス
男「お、お前が…泣くなよな……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「あなた、さっき幼ちゃんは今まで不幸だったっていったわよね?」
男「ん?ああ……」
女「でもね、元々の幸せポイントは人間の平均をかなり上回っていたわ」
男「……」
女「不幸だったのも確かでしょうけど、それをはるかに上回り彼女は幸せだったのよ」
女「きっと、あなたと一緒にいるのが幸せで仕方なかったんじゃないかしら?」
男「……」
女「あなたがちゃんとそれを理解してあげないと…あの子も報われないわよ……」
男「……ああ、そうだな…」
女「なかないの?」
男「……泣かねえよ、まだ泣かない……」
女「……」
女「いじっぱり」
女「あなた、さっき幼ちゃんは今まで不幸だったっていったわよね?」
男「ん?ああ……」
女「でもね、元々の幸せポイントは人間の平均をかなり上回っていたわ」
男「……」
女「不幸だったのも確かでしょうけど、それをはるかに上回り彼女は幸せだったのよ」
女「きっと、あなたと一緒にいるのが幸せで仕方なかったんじゃないかしら?」
男「……」
女「あなたがちゃんとそれを理解してあげないと…あの子も報われないわよ……」
男「……ああ、そうだな…」
女「なかないの?」
男「……泣かねえよ、まだ泣かない……」
女「……」
女「いじっぱり」
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
天子「て、天界にもどる?どういう心境の変化ですか一体……」
女「いいから、パパと話しがしたいの」
天子「お父様とですか?」
女「うん」
天子「でも王は公務で忙しくて多分それどころじゃあ…」
女「いいから連れて行って!!」
天子「は、はい!!では、取りあえず天使の羽根と頭のリングを出してもらえますか?」
天子「人間の姿のままでは天界へはいけませんから」
女「…わかってるわよ」
女「……」スゥ
バサッ バサッ キラーン
天子「おお、何度見てもお美しい……やはりありのままの姿が一番でございますよ」ニコ
???「急な用事なの。早く天界へ連れていって頂戴?」
天子「かしこましました」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
天子「て、天界にもどる?どういう心境の変化ですか一体……」
女「いいから、パパと話しがしたいの」
天子「お父様とですか?」
女「うん」
天子「でも王は公務で忙しくて多分それどころじゃあ…」
女「いいから連れて行って!!」
天子「は、はい!!では、取りあえず天使の羽根と頭のリングを出してもらえますか?」
天子「人間の姿のままでは天界へはいけませんから」
女「…わかってるわよ」
女「……」スゥ
バサッ バサッ キラーン
天子「おお、何度見てもお美しい……やはりありのままの姿が一番でございますよ」ニコ
???「急な用事なの。早く天界へ連れていって頂戴?」
天子「かしこましました」
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女「ふう、また人間界に降りてくるのに時間がかかってしまったわ……」
女「まったく、天子のやつがうるさいったらありゃしないんだから」
女「でも……あんな事いったら反対するのが普通よね?」
女「もしかしたら天子よりパパがどうかしてるのかも……ふふ。」
女「……」
女「早く幼ちゃんの病室に行かなきゃ」タタ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「ふう、また人間界に降りてくるのに時間がかかってしまったわ……」
女「まったく、天子のやつがうるさいったらありゃしないんだから」
女「でも……あんな事いったら反対するのが普通よね?」
女「もしかしたら天子よりパパがどうかしてるのかも……ふふ。」
女「……」
女「早く幼ちゃんの病室に行かなきゃ」タタ
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医者が言うには熱が高過ぎて幼には体力がほとんど残っていないので
残念ながら薬を出すくらいしか手のくだしようがないということだった。
正直、もう人間の限界まで熱が上昇していて、命も危険らしい……
女が病室を出てから女友が見舞いに来たけど泣きじゃくりながらすぐ部屋を出て行ったっけ?
もうそれすら遠い記憶に思えてくる……
幼「ねえ、男君……」
男「ん、なんだ?目が覚めたのか??」
幼「……」
幼「私、もうだめなの?…」
男「いや、今は熱が高いけどきっと熱も下がって良くなるさ」
幼「……」
幼「ううん……」
男「?」
幼「わかるの。何度も倒れたり病気になってるから……これはいつもとは違うって…」
男「そんな弱気になったら……治るもんもなおんねえよ……」
幼「……」
医者が言うには熱が高過ぎて幼には体力がほとんど残っていないので
残念ながら薬を出すくらいしか手のくだしようがないということだった。
正直、もう人間の限界まで熱が上昇していて、命も危険らしい……
女が病室を出てから女友が見舞いに来たけど泣きじゃくりながらすぐ部屋を出て行ったっけ?
もうそれすら遠い記憶に思えてくる……
幼「ねえ、男君……」
男「ん、なんだ?目が覚めたのか??」
幼「……」
幼「私、もうだめなの?…」
男「いや、今は熱が高いけどきっと熱も下がって良くなるさ」
幼「……」
幼「ううん……」
男「?」
幼「わかるの。何度も倒れたり病気になってるから……これはいつもとは違うって…」
男「そんな弱気になったら……治るもんもなおんねえよ……」
幼「……」
幼「ねえ男君……」
男「ん、なんだ?」
幼「……」
幼「……好き……だーい好き」
男「な、なんだよ突然……」
幼「……」
幼「……世界中で誰よりも…何よりもあなたの事が好き…」
男「……止めろよ…」
幼「……あのね、言いたいことが……もっといっぱいあるの」
幼「……今のうちに言っておかないと……言えなくなっちゃうかもしれないから……聞いてくれる?…」
男「…ば、ばかやろぅ…」
幼「…私の夢はね……男君のお嫁さんになることなんだ……」
男「……」
幼「同じ家に住んで毎日おはようって普通に言って……」
幼「朝御飯作って一緒に食べて、その後私があなたのネクタイを閉めて会社に送り出してあげるの……」
男「ああ…」
幼「ふふ、子供も普通に作っていっぱいいっぱい…私が受けられなかった分まで愛情を注いであげるの…」
幼「ああ、家族って暖かいなって思ってほしいんだ……私はずっと一人ぼっちだったから……」
男「…ああ、そんな家族を二人で作ろうな…!」
幼「うん。」
男「…そうだ、お前はどこに住みたいんだ?結婚したらどこか住みたい場所があるんだろ?」
幼「わ、私は……今の場所がいいよ……」
男「ん、そんなんで良いのかよ?」
男「……もっといいところがたくさんあるんじゃないか?海の近くとか……」
幼「……」
幼「だって…私にとって……ここがいちばん暖かいんだもん……」
幼「皆との思いでいっぱいが詰まってるから……女友ちゃんや友君や女ちゃん…」
幼「それに……ずっと男君と一緒に過ごした町だから……えへへ……やっぱりここがいいよ」
男「……」
幼「……ねえ?」
男「…なんだ?」
幼「……私ね、幸せだったよ?」
男「ああ…しってる…」
幼「……男君から……いっぱいわけてもらったから……ありがとう」
男「っ!!…それを言うなら……俺のほうこそ……」
幼「……」
男「おい…」
幼「……」
男「なあ、おい、幼?」ユサユサ
幼「……」
男「…なあ?起きてるんだろ?」
幼「……」
男「う…おきてくれよ……頼むから…」ポロ
>>389
寝ろ
寝ろ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「大丈夫よ……まだ眠っているだけだわ……」
男「でも、もう目は覚めないかもしれない……相当重症らしいんだ……」
女「息を引き取ってなければ大丈夫。そのために天界から戻ってきたの……」
男「……」
男「……もしかして……治るのか?」
女「ええ、というよりこの子の寿命と幸せポイントを増やすんだけどね。」
女「しかしこの能力、使えないことに何年寿命がのびるかはわからないんだけどね」
男「……そんな都合のいい技があるのかよ…」
女「………」
男「……なにか…代償が必要なんだろ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「大丈夫よ……まだ眠っているだけだわ……」
男「でも、もう目は覚めないかもしれない……相当重症らしいんだ……」
女「息を引き取ってなければ大丈夫。そのために天界から戻ってきたの……」
男「……」
男「……もしかして……治るのか?」
女「ええ、というよりこの子の寿命と幸せポイントを増やすんだけどね。」
女「しかしこの能力、使えないことに何年寿命がのびるかはわからないんだけどね」
男「……そんな都合のいい技があるのかよ…」
女「………」
男「……なにか…代償が必要なんだろ?」
私が天界に行ってパパに何を聞きたかったかというと人間の寿命を延ばす方法だった
天使にはそういう能力が使える事は知っていたけどその能力の使う方法まではしらなかったから。
同時に一生知らなくていいことだとも思っていたのだけれどね……
何故このような能力が天使にそなわっているかというと、あまりにも人間の寿命は理不尽すぎるからだ。
どんなに優しく、人として価値がある人間でも寿命が短ければその一生はあまりにもあっさり終わってしまう。
幸せポイントも同様。前世にいくら悪事を働いたものでも現世での姿が天使の目に留まればポイントを増やして貰うことも可能なのだ。
しかし、この能力を使用するには天使としての力の全てと寿命、幸せポイントが全て必要になるらしい。
つまり、天使側も生半可な覚悟でこの能力を使用できないのである。
女「ぜんぶ承知の上よ。それと……犠牲じゃないわ。私がこうしたいからするの……」
男「……」
男「だめだ。幼はそんなこと望んじゃいない……」
女「あなたが止めようが私は止めないわよ?」
男「力づくでも止めるさ…」
女「バカね……」
バチバチ!!
男「」ドサッ
女「ごめんなさいね……幼ちゃんと…幸せになってね…」
女「止めようとしてくれて嬉しかったわ」ニコ
天使にはそういう能力が使える事は知っていたけどその能力の使う方法まではしらなかったから。
同時に一生知らなくていいことだとも思っていたのだけれどね……
何故このような能力が天使にそなわっているかというと、あまりにも人間の寿命は理不尽すぎるからだ。
どんなに優しく、人として価値がある人間でも寿命が短ければその一生はあまりにもあっさり終わってしまう。
幸せポイントも同様。前世にいくら悪事を働いたものでも現世での姿が天使の目に留まればポイントを増やして貰うことも可能なのだ。
しかし、この能力を使用するには天使としての力の全てと寿命、幸せポイントが全て必要になるらしい。
つまり、天使側も生半可な覚悟でこの能力を使用できないのである。
女「ぜんぶ承知の上よ。それと……犠牲じゃないわ。私がこうしたいからするの……」
男「……」
男「だめだ。幼はそんなこと望んじゃいない……」
女「あなたが止めようが私は止めないわよ?」
男「力づくでも止めるさ…」
女「バカね……」
バチバチ!!
男「」ドサッ
女「ごめんなさいね……幼ちゃんと…幸せになってね…」
女「止めようとしてくれて嬉しかったわ」ニコ
幼「……」
女「……」スッ
女「はぁっ!!」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ・・・
力が……どんどん抜け落ちていくのがわかる
……わたし……ホントに死ぬんだわ
……ていうか……なんで、私、こんなに一生懸命なのかしら?
友達なんかいなくても天界でお嬢様として楽に生きていけたのに……
人間となんか友達にならなければこんな思いなんかしなくて済んだのに……
……………
でも、皆にあえて楽しかったな。
初めての恋もした。天使の私が人間を好きになんて笑っちゃうわよね?ふふっ
しかも、間抜けな事に好きになりすぎて、彼に彼女ができても諦めきれない始末
更にその彼女の事も憎いどころか大好きなんだから手に負えないわよね……
まだ……みんなと……
いっしょにいたかったな……
あ…だんだんいしきが……なくなって………
……………
女「……」スッ
女「はぁっ!!」
ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ズ ・・・
力が……どんどん抜け落ちていくのがわかる
……わたし……ホントに死ぬんだわ
……ていうか……なんで、私、こんなに一生懸命なのかしら?
友達なんかいなくても天界でお嬢様として楽に生きていけたのに……
人間となんか友達にならなければこんな思いなんかしなくて済んだのに……
……………
でも、皆にあえて楽しかったな。
初めての恋もした。天使の私が人間を好きになんて笑っちゃうわよね?ふふっ
しかも、間抜けな事に好きになりすぎて、彼に彼女ができても諦めきれない始末
更にその彼女の事も憎いどころか大好きなんだから手に負えないわよね……
まだ……みんなと……
いっしょにいたかったな……
あ…だんだんいしきが……なくなって………
……………
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「ここはどこ?なんだかとっても眩しいわ……」
そういえば…天使って死んだらどうなるんだっけ?
天国??
天子「あ、お、おおお嬢様!!!ついにお目ざめになられましたか?」
天子「…うっうっ……私目は本当にお嬢様の事を心から心配していたのですよ?」うるうる
女「へ?」
男「あ、起きたのか?ちょうどお見舞い来ててよかったよ」
男「今、幼もすぐに電話で呼ぶから待ってろ?」
女「どうなっているのかしら?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「ここはどこ?なんだかとっても眩しいわ……」
そういえば…天使って死んだらどうなるんだっけ?
天国??
天子「あ、お、おおお嬢様!!!ついにお目ざめになられましたか?」
天子「…うっうっ……私目は本当にお嬢様の事を心から心配していたのですよ?」うるうる
女「へ?」
男「あ、起きたのか?ちょうどお見舞い来ててよかったよ」
男「今、幼もすぐに電話で呼ぶから待ってろ?」
女「どうなっているのかしら?」
女「えーっと……まず、ここはどこかしら?」
天子「人間界の病院でございます。」
女「なんで、私は生きてるの?幼ちゃんは??」
男「幼はお前のおかげで無事に助かったんだ。本当に感謝しても感謝しきれないよ……」
女「ホントに?それはとっても嬉しいわ」ニコニコ
天子「私は人間の事よりお嬢様の体が心配でなりませんわ。なんていったって三カ月も寝ていらしたんですから」
女「さ、三か月?というかだから何で生きてるのよ私。」
天子「……お父様があなたに告げた能力の使用条件は嘘だったのでございます。」
女「うそ?」
天子「はい、本当の条件は、人間に与えた分の寿命と幸せが減り、更に長期間天使の能力を失うというものです。」
女「そ、そうだったの?」
天子「お父様は本当はあなたにこんな能力使ってほしくなかった。」
天子「ただ、あなた様に本当に覚悟があるのならと考えた末の愛情ゆえの嘘でございます。どうかわかってあげてください」
女「うん。(パパ…ありがとう。)」
天子「人間界の病院でございます。」
女「なんで、私は生きてるの?幼ちゃんは??」
男「幼はお前のおかげで無事に助かったんだ。本当に感謝しても感謝しきれないよ……」
女「ホントに?それはとっても嬉しいわ」ニコニコ
天子「私は人間の事よりお嬢様の体が心配でなりませんわ。なんていったって三カ月も寝ていらしたんですから」
女「さ、三か月?というかだから何で生きてるのよ私。」
天子「……お父様があなたに告げた能力の使用条件は嘘だったのでございます。」
女「うそ?」
天子「はい、本当の条件は、人間に与えた分の寿命と幸せが減り、更に長期間天使の能力を失うというものです。」
女「そ、そうだったの?」
天子「お父様は本当はあなたにこんな能力使ってほしくなかった。」
天子「ただ、あなた様に本当に覚悟があるのならと考えた末の愛情ゆえの嘘でございます。どうかわかってあげてください」
女「うん。(パパ…ありがとう。)」
天子「ただ、お嬢様にはあと7カ月ほどこちらで暮らしていただくことになりそうですね」
天子「天使の力を完全に失っていますから……」
女「ほんとだ……何も力がだせないわ……」
男「しかし、相当お前も無茶したよな……わかってるのか?」
男「生きているとはいえ、人間一人分の寿命と幸せが減ってるんだぞ?」
女「わかってるわよ。彼女にはそれだけの価値があるわ……」
男「でも、幼も凄い怒ってたぞ?」
女「……もう、幼ちゃんも私が天使だって事知ってるのかしら?」
男「ああ、こんなことになっといて説明しないわけにもいかないだろう?」
女「ふふ、幼ちゃんと会ったら怒られちゃいそうね」
天子「天使の力を完全に失っていますから……」
女「ほんとだ……何も力がだせないわ……」
男「しかし、相当お前も無茶したよな……わかってるのか?」
男「生きているとはいえ、人間一人分の寿命と幸せが減ってるんだぞ?」
女「わかってるわよ。彼女にはそれだけの価値があるわ……」
男「でも、幼も凄い怒ってたぞ?」
女「……もう、幼ちゃんも私が天使だって事知ってるのかしら?」
男「ああ、こんなことになっといて説明しないわけにもいかないだろう?」
女「ふふ、幼ちゃんと会ったら怒られちゃいそうね」
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