元スレ一方通行「……三下、よろこぶかな……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
801 = 698 :
上条「オマエがどんな思いで、どれほど強い気持ちでその目的を叶えたいかなんて知らねぇよ!」
垣根(確かに、これなら俺の未元物質自体は通用しねぇかもしれねぇな)
上条「でも、鈴科は関係ないだろ!」
垣根(でも、未元物質を使って起こした風や衝撃波はどうなる?)
上条「なんでそうやって、わざわざ鈴科の心を弄ぶような事をするんだよ!」
上条「鈴科はな…鈴科はただの普通の女の子なんだぞ!」
一方通行(……上条、俺の事をそンな風に思っててくれたのか……)
垣根「はっ、普通の女の子?コイツが?」
垣根「くくくっ、そうか、表の世界にいるオマエにはそう見えるのか。面白ぇな」
垣根「やっぱり、テメェ何も分かっちゃいねぇよ」ビュウッ
上条(なっ…!今度は、羽を使って風を…!)
上条(これは右手じゃ防げねぇ!とりあえず何とか避けるしか……)
802 = 698 :
垣根「テメェは、例の実験については知っていて、それでもコイツを受け入れるなんて世迷い言をほざいてるらしいが……」
垣根「本当に、コイツがしてきた事がそれだけだと思ってるのか?」
垣根「虚数研、英智研、霧ヶ丘付属……」
垣根「数えあげたらキリが無い程のロクでもない裏の実験所を、俺もコイツも転々としてきた」
垣根「そんな中で、コイツが何をしてきたか、何をされてきたか。テメェは全部知ってんのかよ!」
垣根「それを、何も知らないで受け入れるとか言ってんじゃねぇよ!」
垣根「表の世界で生きてきたテメェが、裏の世界で生きてきたコイツと相入れる訳ねぇだろうがっ!」ゴウッ!
803 = 784 :
上条さんがんばれぇえええええぇええええええええぇぇぇっ!!!!!!!!
804 :
ドロドロでもハッピーエンドでもかまわないっ
上条さんの安定感が異常なので
俺は垣根を支持する
805 = 747 :
かっきーね!
かっきーね!
ガンバレガンバレかっきーね!
806 :
上条(風…いや、これは衝撃波だっ!)
上条(これは流石に避けきれねぇ!)
上条「ぐぁっ………!」ドゴッ
一方通行「上条っ!」
一方通行(クソ、杖がねェから立ち上がる事が出来ねェ)
一方通行(銃も取られちまったし…能力さえ、能力さえ使えれば…っ)
一方通行(でも、それだって垣根に封じられてる)
一方通行(畜生、俺はただ見てるしかねェのかよ……っ!)
垣根(やっぱり、コイツの右手は『能力』自体は消せても、『能力が起こした結果』は消せない)
垣根(このまま風で嬲っていけば、ゲームセットだな)
上条「ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃうるせぇよ……」フラッ
垣根「あ?」
808 :
上条さん説教モードキターーーーー
でも垣根頑張れ!!!
809 :
上条さんがんばって
810 = 806 :
上条「表だとか、裏だとか知るかよそんな物!」
上条「あぁ、そうだよ!確かに俺は知らねぇよ!」
上条「鈴科が今までどんな生き方をしてたのたか、どれほど苦しんできたのか、全部知ってるわけじゃねぇよ!」
上条「でも、だから何だっていうんだ!」
上条「俺だって、過去なんて関係ねぇなんて言うつもりはねぇ……」
上条「だからって、無理矢理聞き出そうとも思わねぇよ」
上条「だけどな、俺が好きなのは、そういう過去を背負っても生きている鈴科なんだよ!」
上条「どんな過去があったとしても、どんな人生を送ってきたとしても」
上条「それでも、俺達と生きていこうとしてる鈴科なんだよ!」
上条「表の世界とか、裏の世界だなんて関係ねぇ!」
上条「もしオマエがそんな訳の分からない理由で、俺が鈴科を好きだっていう気持ちを失くすと思ってるなら…」
上条「俺が一方通行を諦めると思ってるなら」
811 = 806 :
上条「まずはその幻想をぶち殺す!」
812 :
そげぶキター
これで勝つる
813 :
パネェ!パネェっす上条さん!抱いて!
815 = 806 :
垣根「ハッ、ムカつくな……」
垣根「最高にムカつくような事言ってくれるじゃねぇか、上条当麻」
垣根「いいぜ、そこまで言うならやってやるよ」
垣根「テメェの前で一方通行を犯すっていう案は破棄だ」
垣根「コイツの目の前でテメェをぶち殺してやる!」ブワッ
上条(羽が舞って…前が見えねぇ!)
上条「でも、右手を使えば…!」
垣根「ハッ、そんなのは予想済みだ」
上条(ダメだ、羽が多くて消しきれねぇ。こうなったら……)
上条「そのまま突っ切ってやる!」
816 = 806 :
垣根(テメェに俺の能力が効かねぇのは既に確認済みだ)
垣根(だから、テメェを殺すのは未元物質じゃねぇ)
垣根(コレはテメェの視界を塞ぐためにしか使わねぇ)
垣根(つっても、未元物質の特性で俺からテメェは丸見えなんだけどな)
垣根(だから、テメェに留めを刺すのはコイツだ)ジャキッ
垣根(皮肉じゃねぇか、上条当麻。守ろうとしていた奴の拳銃で撃たれて死ぬなんて)
垣根(俺の腕じゃ絶対に外すような事は起こらない)
垣根(さぁ来い、上条当麻)
垣根(あと1メートル。それがテメェの寿命だ!)
818 = 806 :
心理定規「『彼が全てを終わらせるまで』ねぇ」クスクス
結標『な、何がおかしいのよ!』
心理定規「あなた、本当に上条当麻が垣根帝督に勝てるとでも思ってるの?」
心理定規「一方通行の心理状態では、彼女は上条当麻に味方して垣根帝督にする事は出来ない」
心理定規「当然よね。彼女の『距離』は垣根帝督の方が近いんだもの」
心理定規「自分にとって、より大事な方の人間の敵になんかなれないよね」
結標『でも、』
心理定規「そうね。確かに、かつて上条当麻はかつて一方通行を倒した」
心理定規「でも、それは彼女が能力にしか頼っていなかったから出来た事」
心理定規「でも、垣根帝督は暗部の人間だよ?」
心理定規「そんな彼が、彼の能力だけで……未元物質だけで上条当麻に挑むと思う?」
心理定規「暗部の人間が、能力だけの闘いをするかな?」
819 = 806 :
結標『それは……っ!』
心理定規「銃とかを持ってない、なんて事は無いよね」
心理定規「あなたも暗部の人間なら分かるでしょう?」
結標『……っ!』
心理定規「武器の一つや二つ、装備しているはずよ」
心理定規「こんな風に、ね」ガコッ
結標『グ、グレネードランチャー!?あんた、そんな物一体どこから出したのよ!』
ドカンッ
820 = 806 :
心理定規「あなたが私を移動させた距離、どの位かしら?」
心理定規「1kmか、2kmか……10km以上離れてるって事は無いよね?」
心理定規「その位なら、乗り物を使えばすぐに動ける距離だわ」
心理定規「物質転移系の能力の特性上、高速で不規則に動く物体の移動は難しいはず」
心理定規「例えば、ジグザク走行をしたり、急に速度が変わるバイクみたいなのはね」
結標『…………』
心理定規「さぁ、始めましょう」
心理定規「楽しい楽しい鬼ごっこを」
821 = 808 :
まだ戦いは続くのか!!!
垣根がんばれ!!
822 :
三下!三下!三下!三下ァァああああァああああああああああああああああああああああン!!!
あァああああ…ああ…あっあっー!あァああああああ!!!三下三下三下ァああァあァああああ!!!
あァクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなァ…くンくン
ンはぁっ!上条当麻たンの黒色ツンツンの髪をクンカクンカしたいぜ!クンカクンカ!あァあ!!
間違えた!モフモフしたいぜ!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅンきゅンきゅい!!
小説3巻の三下かわいかったぜェ!!あァァああ…あああ…あっあァああああ!!ふァァあああンンっ!!
アニメ超電磁砲出演できてて良かったな三下!あァあああああ!かわいい!三下!かわいい!あっああァああ!
原作20巻も発売されて嬉し…いやァああああああ!!!にゃああああああああン!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!フラグが立ってない!!!!あ…原作もコミック版もよく考えたら…
三 下 は 男 と フ ラ グ 立 て な い?にゃあああああああああああああン!!うァああああああああああ!!
そんなァああああああ!!いやァァァあああああああああ!!はァああああああン!!木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
この!ちきしょー!やめてやる!!ロシア行きなんかやめ…て…え!?見…てる?最新刊表紙絵の三下が俺を見てる?
表紙絵の三下が俺を見てるぞ!三下が俺を見てるぞ!灰村挿絵の三下が俺を見てるぞ!!
超電磁砲の三下が俺に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃねェンだなっ!
いやっほォおおおおおおお!!!俺には三下がいる!!やったぜ冥土返し!!ひとりでできるもン!!!
こ、近木野の三下あああああああああああああン!!いやァあああああああああああああああ!!!!
あっあンああっああンあ浜面ァあ!!も、元春ゥー!!エツァリィいいいいいい!!!提督ゥゥううう!!
ううっうゥうう!!俺の想いよ三下へ届け!!学園都市の上条当麻へ届け!
823 = 806 :
一方通行「上条!」
一方通行(アイツ、俺のために……)
一方通行(って、アレは!)ハッ
一方通行(垣根のヤツ、俺の拳銃を!)
一方通行「上じょ……」
一方通行(ダメだ、今から言っても間に合わねェ)
一方通行(クソ…能力さえ使えれば!)
一方通行「……っ」
一方通行(なンで動かねェンだよ、俺の指)プルプル
一方通行(電極のスイッチを、ちょっと横にズラすだけじゃねェか)
一方通行(なのに、なンで、なンで動かねェんだよ!)
一方通行「ちくしょォ……」
一方通行(俺は、見てるしかできねェのか……)
一方通行(アイツが殺されるのを、黙ってみてるしかねェのかよ……っ)
824 = 806 :
一方通行「上条ォ……っ」
コロコロ
一方通行(ン、今ポケットから何か……)ヒョイ
一方通行(これは、飴かァ?)
一方通行(これは……)ハッ
一方通行「上条にもらった飴……」
上条『もしこの前のチョコが義理じゃないなら、意味をよく考えてくれ』
一方通行「上条ォ………」ギュッ
上条『表の世界とか、裏の世界だなんて関係ねぇ!』
一方通行「上条ォーーーーっ!!!」
825 = 806 :
パンッ
827 = 806 :
「結論から言うと、垣根帝督の撃った玉は上条当麻の急所を大きく外れ、彼の右頬をかするに留まった。
当然、上条当麻の勢いは止まらず、そのまま垣根帝督の顔面を殴りぬき、その一発で垣根は気を失った」
心理定規「っていう事みたいね」
垣根「………」
心理定規「なんであなたの撃った玉が外れたか、なんだけど……」
心理定規「それはこれを見たら分かるよね」
心理定規「拳銃に飴が埋め込まれてるでしょ?」
心理定規「この衝撃のせいで、あなたの狙いがそれちゃったみたい」
心理定規「一歩間違えれば暴発してた所よ?運が良かったわね」
垣根「…………」
心理定規「当然、そんなおかしな事が出来るのは一方通行しかいない」
心理定規「彼女、私の能力を破ったみたいね、驚く事に」
心理定規「その代わり、私の能力に反抗した事で脳に強い負荷がかかって、すぐに気絶しちゃったみたいね」
828 = 806 :
心理定規「で、彼女が心理定規を破れた理由を私なりに考えてみたんだけど、」
心理定規「まず一つ目の可能性は、これが直接貴方を傷つけるような攻撃ではなかった事」
心理定規「ただの拳銃を撃つだけなら、彼女の強制された『自制心』の規制条件……」
心理定規「垣根帝督を傷つけられない、というルールの穴を抜けられたのかもしれない」
心理定規「二つ目は、不本意だけど、私の能力が不完全にかかっていたという可能性」
心理定規「私の能力は対象の脳に微弱な電磁波を流すことで、相手の心理状態を操作しているの」
心理状態「その電磁波のベクトルの一部が、彼女の『最低限の反射』のフィルターにかかってしまったのかもね」
心理定規「だから、彼女が強く思えば私の能力が破られるような状態になっていたかもしれない」
心理定規「で、最後の可能性なんだけど」
心理定規「ありきたりな言い方で言うと、真実の愛が偽りの愛に勝ったから、っていうとこかしら」
心理定規「この三つのうち、どれが正しいと思う?」
830 :
さるよけ
831 = 806 :
垣根「……ふざけた事言ってんじゃねぇよ。特に三つ目」
垣根「だいたい、テメェがきっちりやる事やらなかったから、こんな事になったんじゃねぇか」
心理定規「あなたが、初日に事を進めらなかったからじゃないかしら」ムッ
垣根「ふざけんなテメェ、殺すぞ」イラッ
心理定規「……言っておくけど、私に何かしたらあなたとそこら辺のおじさんとの心の距離をゼロにするからね」
垣根「だったら、その前にテメェを殺してやる」
心理定規「…………」
垣根「…………」
心理定規「まぁ、いいわ。スクール同士で喧嘩してもしょうがないもの」
心理定規「とにかく、こうやって一方通行に私の能力が破られた以上、私はもう彼女とは接触しないわ」
心理定規「彼女をどうにかするなら、あなた一人でやってね」
心理定規(また下水道に転移させられるのはゴメンだもの)
832 = 813 :
支援しえんん
833 :
うおおおおおおおおおおおお熱いぜ熱いぜかみじょおおおおおおおおお
834 = 806 :
垣根「うるせぇ、言われるまでもねぇよ」
垣根「今度こそ、俺の実力であのムカつく無能力者からあの女を奪ってやる」
心理定規「そう」ジー
心理定規(あれ、垣根帝督の一方通行に対する心の距離が……)
心理定規「まぁ、頑張ってね」クスクス
垣根「あ?何がおかしいんだよ!」ムカッ
835 = 806 :
またさるった
悪いが、キリもいいしもう眠いので寝ます
こんな時間まで支援してくれた人ありがとう
そして垣根派の皆様すみません
心理定規のご都合設定もすみません
諸々の言い訳は起きたらします
続きも起きたら投下します
おやすみなさい
836 :
乙乙!
垣根も素直じゃない… ただ百合子は俺のものだけどな
837 :
乙
上条さんがかっこよかったので俺としては大満足
838 :
>>836
そげぶ保守
839 :
寝る前最後の保守
百合子は俺の嫁
843 = 838 :
今日は日曜だから、百合子と打ち止めと一緒に出かけてくるぜ
保守
844 = 813 :
おはよう百合子保守。垣根を期待してる。
……そして昨晩は友達100人スレで一方さんのメアドゲットおおおおおォォォ!
メル友!メル友ちゃんすぅぅぅ!
ありがとうみんなありがとう一方さん!
845 :
>>844
あれお前だったのかww
昨日はこっちの垣根とあっちのクライマックスで、忙しかったわww
846 :
>>844
対馬までは見てたのにクライマックス見ようとしたら落ちてた俺の悲しみをくらえっー!!
847 = 806 :
一方さんのメアドゲットしたのお前だったかwww
でもあれな、百合子は俺の嫁だから勘違いすんなよ
というわけでおはようございます
今度こそ最後の投下、始めます
さるなんかに負けないんだからね!
848 = 806 :
一方通行「うゥン……」パチッ
一方通行(ここは……どこだ……?)
上条「鈴科っ!大丈夫か?!」
一方通行「上条?」
一方通行(俺は…そうだ、たしか倉庫にいて、それから気を失って……)
上条「良かった……オマエ、あの後気絶しちゃってさ」
上条「で、一応検査もかねて病院に連れてきたんだよ」
上条「先生に聞いてみたら、なんかよくわかんないけど、一時的に脳に強い負荷がかかっただけだから大丈夫って」
上条「今日は大事とって入院しておくけど、明日には退院できるってさ」
一方通行「そォかよ。テメェは大丈夫なのか?」
上条「俺は軽い打撲とかすり傷だけだから大丈夫」
一方通行「でも、この傷……」スッ
一方通行「これも、俺のせいなンだよな……」
上条(俺の右頬の傷……)
一方通行「ごめンな、テメェを巻き込ンじまって……」シュン
849 = 806 :
上条「別に、鈴科のせいじゃねぇよ!」
一方通行「でもっ…」
上条「でももだっても無し。悪いのは全部アイツだろ。鈴科じゃねぇって」
一方通行「そォか……?」
上条「そうだって」
一方通行「………」
上条「…………」
上条(あれ、なんか気まずい空気に……)
上条(あ、そういえば俺、あの男と離してる時に)
上条(『俺が好きなのは、そういう過去を背負っても生きている鈴科なんだよ!』とか)
上条(『俺が鈴科を好きだっていう気持ちが…』とか)
上条(そんな事言ってたんだった……)
850 = 846 :
さ る よ け し え ん
みんなの評価 : ★★
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