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    元スレインデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×12
    タグ : - いじめ + - とある魔術の禁書目録 + - インデックス + - 一方禁書 + - 一方通行 + - 上条当麻 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :

    >>350
    え?

    353 = 1 :

     一時間がたった。
     一方通行はインデックスの額に手を当てて目を瞑ってから微動だにしない。
     ステイルと神裂は気が気じゃない中、記憶消去のための術式を組み上げていく。

     突然、一方通行の体がビクンと跳ねた。

    一方通行「…は、はハはハハ!!!!」

     高揚感に口元が歪む。
     零れる笑みを堪えきれない。

    一方通行「捕まえたぜコノヤロァ!!!!」

     脳みそのどこかでガチリ、と歯車がかみ合う快感。
     ステイルや神裂の魔術を解析したときにも感じたソレが、その時とは比べようもない大きさで体を駆け巡っている。

    一方通行「やべェよオイイッちまいそうだぜ!!!!」

    神裂「行く!? この期に及んでどこに行こうと言うのです!?」

    ステイル「かぁんざき君は少し黙っていろ!!」

    354 = 25 :

    かぁんざきぃ!

    356 :

    ねーちん……

    357 = 40 :

    かぁんざきwwwwww

    361 = 1 :

     解析は終了した。
     インデックスを縛る首輪。その構造の全てを一方通行は把握した。

    一方通行「さァて…プログラムは組みあがった。いよいよ大詰めといこォかァ…?」

     一方通行が再びその手をインデックスの額に添える。
     ステイルと神裂は既に術式の準備も忘れ、その様に見入っていた。

    一方通行「コマンド実行……削除!!」

    神裂「……!」ゴク…

    ステイル「……」ゴクリ…




     インデックスの体が、ビクンと跳ね上がった。

    363 = 329 :

    ドラゴンブレスも演算が追いつかないということになるのか

    364 :

    イチローかっこえーーーーーー

    365 = 1 :

     バギン、と一方通行の体が後ろに跳ね飛ばされた。
     『反射』を切っていたためまともに吹っ飛ばされた一方通行の体を神裂が咄嗟に抱きかかえる。

    ステイル「これは…!」

     その場にいる全員が絶句する。
     ぎょろりと目を剥き、三人を見据える彼女はいつものインデックスとは余りにも異なりすぎていた。

    インデックス「警告――、禁書目録の首輪、その破壊を確認。再生――失敗。首輪の再生は不可能。『書庫』の保護のため、侵入者の迎撃を優先します」

     その目に真っ赤な魔方陣を煌かせ、インデックスは機械的に言葉を口にする。

    神裂「馬鹿な…あの子から迸るコレは――魔力? そんな、彼女に魔力は存在しないはず……」

    ステイル「そうやら、ソレも教会の嘘だったみたいだね。彼女は魔力を使えないんじゃなかった。彼女の魔力はこの侵入者を迎撃するシステムを編みこむために全て使われていたんだ」

    神裂「そ、そんな…! 私たちはどうしたら…!?」



    一方通行「何をうろたえてやがるンだよ馬鹿女」

     ノロノロと、一方通行が立ち上がる。

    366 = 68 :

    >>351-352
    間違えたアカギだ
    なぜか古谷ボイスで再生されてしまう

    367 = 100 :

    さすが一方さん、終始余裕ですね

    368 = 146 :

    >>366
    はぁ?

    369 = 68 :

    >>368
    ごめんなさい戯言です

    370 = 356 :

    >>366
    もういいよ黙ってろ

    371 = 242 :

    >>365
    >『反射』を切っていたためまともに吹っ飛ばされた一方通行の体を神裂が咄嗟に抱きかかえる。
    神裂がこのスレで初めて役に立った!

    372 = 39 :

    胸についてる余分な脂肪の塊が役に立ったか

    373 = 1 :

    一方通行「わっかりやすい話じゃねェか。お姫様を助けるために、俺達は扉を開いた。でも、出てきたのはお姫様じゃなくてわけのわかンねェ敵だったってンなら……」

    一方通行「つまりはコイツがラスボスってこった」

     ビュム、という音と共に一方通行の体に得体の知れない力が迸る。
     一方通行(アクセラレータ)の能力を復活させたのだ。

    神裂「しかし、まさか彼女を攻撃するわけには…!」

    一方通行「はァ? オイオイ、まさかまだ自分に出番があるとでも思ってンのかァ?」

    一方通行「テメェの役割(ロール)はもうねェよ。せめて死なねェよォに隅っこで震えてな」

     一方通行は首をコキコキと鳴らしながら一歩前へ進み出る。

    一方通行「さァて、約束どォりチッと乱暴に寝かしつけてやるよ」

    374 = 100 :

    なんという伏線

    377 = 1 :

     同時、インデックスが、もはや人のものとは思えぬ声で何かを歌う。
     インデックスの目の前で空間が引き裂かれ、暗い穴が空中に現れる。

    神裂「あれは…まさか」

    ステイル「そんな……」

     神裂とステイルは理解する。
     目の前で生み出されようとしている、途方も無い魔術の正体を。

    神裂「『竜の吐息(ドラゴン・ブレス)』!? そんな、まさか!!」

    ステイル「逃げろォォオオ!!!!」

     何をピーチクパーチク囀ってやがるンだか、と一方通行が二人にそんな感想を抱いたその瞬間。

     インデックスの目の前から光の柱が発射された。

    379 = 1 :

     それは、一方通行の目にはひどくゆっくりなものに見えた。
     否、それだけでなく、周りにある全てのものがスローモーションに見えた。

    一方通行(あァ? なンだこりゃあ)

     加速した思考の中で一方通行は理解する。
     あァ、つまり、これは、アレだ。

     これは、死ぬ直前の走馬灯に似たものだ。

     直感。というよりも、確信。
     目の前に迫る光の柱は、『向き』を操るどころか、単純な反射さえ許さない。
     まさにソレは神の世界から放たれた、驕った人間を焼き尽くす裁きの炎。

    一方通行「舐ァめンなァァァァア!!!!!!!」

     そこまで理解して、それでもなお、一方通行は反射的にその左手を突き出していた。

    380 :

    私怨

    381 = 321 :

    一方さん脳みそ焼かれちゃうん?

    382 :

    >>381
    落ちの予想はおやめ下さい

    383 :

    この一方さんは10万3000の光の粒すべて読みきっちゃいそうだから怖い

    384 = 1 :

     中指の先が光の柱に触れる。
     解析を開始する。
     左手の指が消失した。
     解析を続行する。
     手首から先が溶け落ちた。
     解析は加速する。
     いよいよ肘まで灰と化した。
     解析は終わらない。
     肩まで飲み込まれた。これ以上はマズイ。これ以上は死ぬ。ここで止めなければ死ぬ。

     解析は、終わらない。



     指先が触れてから肩まで到達するのにかかった時間はわずかに0.000036秒。
     絶望的に時間が足りない。
     一秒、せめて一秒あれば。
     この一撃が神の域から放たれたものだとしても。
     必ず、コントロールしてみせるのに。

    一方通行「クソッタレがァァアア!!!!!」

     一方通行は吼え、光の進撃が止まる。
     光の進撃が、止まる。


     一方通行の傍らに、二人の魔術師が寄り添っていた。

    385 = 288 :

    このへんが独自解釈の現れるところか

    386 = 100 :

    さあこいやああああ

    387 = 17 :

    それでも一方通行なら・・・一方通行なら何とかしてくれる・・・!

    388 = 28 :

    学園都市最強のロリコンを舐めるな

    389 = 1 :

    神裂「くっ…! あぁあ!!」

    ステイル「ぐ…オォオ!!」

     神裂は己の体を盾として。
     ステイルは即座に作り出した不完全な巨人(イノケンティウス)と共に。
     二人は『竜の吐息』を受け止めていた。

     否、受け止めていた、という表現は正しくない。
     何故なら、二人はわずか一秒で吹き飛ばされてしまったからだ。
     だが、己の体を盾にして原型を保っている神裂。
     不完全でありながらも一瞬でイノケンティウスを発動させたステイル。
     二人の魔術師としての力はまさに驚嘆に値するものであろう。

     ともあれ、一秒。一秒だ。
     二人は一秒もの時間をもぎとったのだ。

    一方通行「いい仕事してるぜ!! 三下共がァ!!!!」


     一方通行が、笑った。

    390 = 382 :

    またもやねーちんの無駄な脂肪が役に立つとは

    391 = 181 :

    つまり一方さんの腕のようにねーちんの乳が・・・・・・・・・・・・・

    392 :

    原型保ってるっていってんだろ

    393 :

    お前ら無駄な脂肪なめんな

    394 :

    おまえらねーちんいじめんな!ねーちんいじめんな!

    395 = 1 :

     三人を目掛けて直進していた光の柱は向きを変え、インデックスの目の前に出現していた術式を飲み込み、かつインデックスを綺麗に避けて空へと飲み込まれていった。
     光の柱に飲み込まれたベランダへの通じるガラス戸が数多の羽と化して舞い落ちる。

    一方通行「ヒャハハハハハハハ!!!!!!」

     操った、操りきった。
     解析した。理解した。魔術の究極、その法則の全てを。
     それは本当に綱渡りでの成功だった。

     もし、死を前にして集中力が極限まで高まっていなかったら。
     もし、神裂やステイルがこの場にいなかったら。
     もし――この数日、いくつかの魔術の解析を行ったことで、一方通行に『下地』が出来ていなかったら。

     今、彼は灰と化していた。

    396 = 288 :

    さて羽がでてきたぞ

    397 :

    一秒でいい仕事(ryのセリフを言い切った!

    398 = 393 :

    一通さんマジパネェっす

    399 = 240 :

    インデックスと打ち止めにあたふたさせられる一通さんとか射精もの

    400 = 1 :

    一方通行「ハはハはハハハははハハハはハハ!!!!!」

     それは奇妙な光景だった。
     左肩から先が無いにも関わらず、噴き出した血液はまるで見えないチューブを通っているかのように同じ傷口へと戻っていく。
     未だ敵意を失くさぬインデックス前にして、一方通行はただ笑っている。
     倒れ付すステイルと神裂に一瞥もくれず、一方通行は嗤っている。

    一方通行「あァ…最ッ高にイイ気分だぜェ…」

     これまで魔術の解析に成功するたびに感じていた、脳のどこかで歯車が噛みあう感覚。
     今回の解析でその最後のピースが埋まった。
     一方通行はそんな風に感じていた。

    一方通行「やべェ…何回イッたかわかンねェな。ズボンの中がぐちゃぐちゃだ」


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