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元スレ美琴「あれから3年……か」
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>>259
一方さんと世界を旅する長い新婚旅行中です
一方さんと世界を旅する長い新婚旅行中です
すごいパンチは未知の部分が多いから暗部に利用される事はないと思ってるんだが
逆に他のレベル5は全員暗部に利用されてると思う
逆に他のレベル5は全員暗部に利用されてると思う
しかし>>1は今日中てか今晩中にしてくれる
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私は黒子との通信が途絶えたという場所に来ていた。
そこは第一学区の人の気配を感じさせないビル郡のひしめく裏路地で、今は廃墟となった『窓のないビル』のほど近くだった。
美琴「つっても、それらしいものなんて全然……ん?」
私がふと目を留めたのは壁とゴミ箱の間に隠れるように置かれた物
美琴「――!? こ、これはっ!」
私はもつれる足を引きずるように、倒れこむような形でそれを掴み取った。
美琴「世界で50体しか作られていないというシリアルナンバー入り限定版ゲコ太ストラップ!! どうしてこんなところに!」
ああ、あの夢にまで見た限定版紳士ゲコ太! こんな所に打ち捨てられているなんて、なんて可哀想なのかしら!
美琴「……そう! これは保護! 保護よ! 一時的預かるだけ! 別にネコババしようなんてこれっぽっちも……ん?」
ふと、異変に気づく。このゲコ太……どこかが……。
美琴「あぁっ……!」
なんて事!? そういうことだったのね!?
美琴「背中がっ! ほつれてっ……破れてる! だから捨てられてしまったのね! かわいそうなゲコ太……分かったわ。
この子は私が責任をもって治療します。うん、だから一緒に帰ろっ! ゲ~コ太っ……あれ?」
ふと、その破れ目に、何か異質な感触を感じ取り、私はその部分を探る。
すると、そこから出てきたのは小さな紙切れだ。
美琴「なに?これ……」
小さい紙には細かい字で数桁の数字が書かれている。
ちょっとまて、これをどこかで見た事があるような……
黒子「うっ……ここは」
???「ようやく目が覚めたか。目ぇ覚まさなかったらどうしようかと思った」
黒子「っ!! テレポートできない?」
???「あぁ、その手錠は俺の能力を解析して作ったモンだから、それに触れている間は超能力は使えないぜ」
・ ・ ・ ・ ・
黒子「……落ちるところまで落ちましたわね。正直見損ないましたわよ、上条当麻」
上条「そう怖い顔すんなって、こっちの計画が終わったら、すぐに解放してやる」
黒子「はんっ! 信用できませんわ。レディの事を後ろから殴るような類人猿の言葉なんて」
・ ・ ・ ・
上条「そう怒るなよ白井。あっちのおっさんだけじゃなく、お前までそんな目に遭わせちまって、俺も心苦しいんだ」
言われ、私は上条当麻の視線の先に目をやる。
そこにいたのは、手錠で縛られた、くたびれた神父服の中年だった。
黒子「彼が……《創造(クリエイト)》ですのね」
上条「おお! すげぇなお前。そこまで調べが付いてたなんて、上条さんもびっくりですよ!」
黒子「ただのあてずっぽうですわ。では、なにやら企んでいた魔術師も捕まえた事ですし、さっさとイギリスに帰ってくださりませんこと?」
上条「ああ、なんだお前、アレを信じてたのか。すまねぇな白井、アレ嘘なんだわ」
黒子「皮肉ですのよっ! 全く、鈍いところは相変わらずですのね……」
上条「……? まぁいいや。そいじゃあお前はそこで見ててくれよ。幻想の創造を」
禁書「第7から第19章までの解読は終了。いつでも始められるよ、とうま」
黒子「《幻想創造(イマジンクリエイター)》……世界の理を書き換える気ですのね」
上条「おいおい、マジですか? 白井、おまえどこまで知ってるんだ?」
黒子「あら、アレは貴方が残したんでしょう? ご丁寧に、あの時貴方が盗み見た方法と同じ隠し方をして」
上条「なんだ……あの部屋白井が入ったのか。常盤台のお嬢様があの部屋で暮らすのは苦痛じゃないか?」
黒子「……えさま……ですの」
上条「あ?」
黒子「お姉さまですのよっ! あの部屋に住んでいるのは! 貴方がこの街を去ってから、三年間も待ち続けていたんですのよ!
それなのに貴方は!」
上条「あちゃぁ、よりにもよってビリビリかぁ……でもま、アイツがここに辿り着いてないって事は、御坂はアレを見てないんだろ?
良かったよ、アイツにまで苦しい思いをさせずに済んで」
黒子「それならもう遅いですわ……私がお姉さまの部屋を掃除したときに見てしまったあの資料……
いえ、手記と言うべきですわね。あのゲコ太人形の中に入っていたノートの事は、もう私が伝えてしまいましたもの」
上条「――!? てめぇ! なんて事を!」
黒子「それだけではありませんわ、私自身に付けた発信機の周波数も、お姉さまなら気づいている頃ですの」
上条「――くそっ!」
禁書「とうま、それなら早く始めた方がいいかも。あの元魔術師が持ち逃げした禁書《創造(クリエイト)》の解析も、もう終わったよ」
上条「ああ、長かった。まさか刑務所の中に隠されるなんて、俺も思っていなかったからな。それどころか、学園都市にまで逃げ出すなんて。
釈放してやった恩を仇で返すとは、上条さんは呆れて物もいえませんよ」
黒子「あの手記に書かれていたのは元学園都市最高責任者にして、元史上最強の魔術師、アレイスター・クロウリーのプランでしたわね。
その名も《幻想創造計画》」
黒子「私に魔術的なことは分かりませんし、そもそも手記に書かれていたのは短い《断片(センテンス)》ばかり。これは私の想像に過ぎませんが……」
黒子「貴方、魔術師を根絶やしにしようとしていますのね!」
上条「根絶やしなんて人聞きの悪い。俺はただ、みんなが笑って暮らせるような、最高のハッピーエンドを見たいだけなんだ」
黒子「はん! 何がハッピーエンドですか。貴方がしている事によって、世界のバランスは完全に崩壊する!」
上条「……戦争はさ、なんで無くならないかわかるか? 白井」
白井「突然なんですの? 気でも違えまして?」
上条「そいつはな、いがみ合う両者が力を持っているから起こるんだよ。だから、片方の力を根こそぎ奪い取ってしまえばいい」
白井「詭弁ですわ!」
上条「でも真実だ。魔術がなくなってしまえば、魔術と科学の戦争は永久に起こらない」
上条「かつてアレイスターは魔術師への復讐のためこの計画を立て、俺を作り、インデックスを作った。
そして俺は、ハッピーエンドのためにこの計画を完成させる!」
黒子「魔術という理を書いた『最初の魔道書』《創造(クリエイト)》を逆算し、その核をこの世に顕現させ、
それを貴方の右手で破壊する事で、魔法自体をこの世から消してしまう! 神を殺す気ですの!? 上条当麻!」
上条「そうだ。この世が神なんていうくだらないモンのルールで縛られてるっていうなら!まずはその幻想をぶち殺す!」
「ふっざけんじゃないわよ!」
上条「――まさか!?」
禁書「私は先に顕現儀式を開始するよ! とうまはそれまで時間を稼いで!」
上条「分かった……ったく、昔っから俺につっかかってきやがって、そんなに俺のことが嫌いかよ、ビリビリ!」
黒子「お姉さま!」
美琴「黒子、アレあんたの風紀委員用データバンクのIDとパスだったわね。だめよあんな大事なもの、そこらへんにほっといちゃ。
ましてやあんな情報まで入れとくなんて。拾ったのが私でよかったわね」
黒子「あんなブサイクなストラップ。拾うのはお姉さまくらいだと思っていましたから」
美琴「言ってくれるじゃないの。それと私の部屋の人形を勝手に解らしてくれた償いは、パフェ一つ位じゃ済まないわよ!」
黒子「それでは学び舎の園のケーキではどうですの? 久しぶりに食べたいと、先日おっしゃっていたではありませんか」
美琴「よっしゃぁ! 契約成立!」
上条「いつまで漫才続けてる気だ? まぁ俺はこのままタイムアップでもいいんだが」
美琴「久しぶりね! どうやら私の可愛い後輩をさんざん苛めてくれたみたいじゃないの!」
上条「そいつは悪かったなぁ、それについては謝るよ。でも……本当にツいてねぇなぁ」
美琴「はっ! この御坂美琴さまに見つかったアンタは、やっぱり不幸だったってワケね!」
上条「いやいや、ホントにツいてねぇよ……お前」
美琴「――!?」
疾駆。その言葉が最もふさわしかった。
まるでテレポートしたかの如く、上条は美琴に肉薄していた。
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