私的良スレ書庫
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元スレほむら「あれから1000年経った」
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ほむら「決してそれを忘れたりしない」
ほむら「だから私は戦い続ける」
フン……なるほど。お前は神の使いか。ならばお前達が崇める神とやらに伝えておけ!
あの戦いで確かに私達は負けた。だがしかし!いつかお前の思想を打ち砕き神の座から引き摺り下ろしてやるとな。
ん?何を呆けた表情をしているのだ?
そうか……!お前は洗脳されただけの人間か。クッ、私としたことがこんなフェイクにかってしまうとは……。それだけ奴も力を増しているということか……。
仕方が無い全てを話そう。本来ならばお前達人間にこんなことを話す気などサラサラないのだが、中途半端に知って変に広められ るよりはマシだからな。お前だけに特別に話そう。
そう、これは126億2754万968年26日3時間47秒前の話だ。元々この世界は無の塊だった。時間も空間も何も無い真実の無だった。何も無いが故に変化も無かった。126億2754万968年26日3時間47秒前まではな。変化が無い筈の状態で変化が起きた。
お前達人間の言葉を借りるとしたら『奇跡』が起きたとでも言うべきかな? そうして生まれたのが最初の神。神とでも呼んでおこうか。
神は時間を作り、空間を作り。そして世界を作った。次に生き物や植物を作り、世界を彩った。最後に神の分身であ
る私達を作り、世界を治めさせた。例えば私は『時の神』。ここにはいないが、私の右腕である奴は『空間の神』などと言ったよ うにな。しかし私達は劣化コピーの様な存在だ。神の力の一部を弱体化した力しか持っていなかったからな。
私達は世界を神に代わり治めていた。その時の私達は後々に天使と呼ばれるようになったな。ミカエルだのウリエルだの私達は名 乗っていないのにな。クククッ……。
話を戻そう。その時の私達は心が無かった。なんとなく世界を治めているという感じだったな。
私達は人間と共に生活をしてきた。人間と触れ合っている内にある変化が芽生えたのだ。神が生まれたのが一つ目の奇跡な らこれは二つ目の奇跡だな。私達に感情が生まれたのだ。
それを自覚した当時はそれはもう戸惑い、慌てていたな。今でもまるで 昨日の事のように鮮明に思い出すことができるほど印象の強い出来事だったよ。
不幸な人間がいたら悲しくなったし、横暴で乱暴な人間がいたら怒りに震え、そしてそんな人間が出来てしまった事に対して自分達の力不足を嘆いたりもした。普通に考えれば当たり前 の事かもしれないが、その時の私達にとっては衝撃だった。
私達は感情を持つことで不幸を悲しみ、幸福に喜ぶことが出来るようになった。これも全て人間のおかげだ。今でも感謝しているよ。
それから長い年月が過ぎ、あの事件が起こった。
神が突如として人間作り直すと言い出したのだ。当然私達は抗議しにいったよ。『人間は私の理想通りに育たなかった』というのが理由だった。私達は怒りに震えた。そして神に立ち向かった。
その過程でいくつもの戦いがあったがそれは省かせてもらおう。全て話すと時間がいくらあってもたりないからな。そして結果だが何とかその場では神をとめることが出来た。私達が全員冥府の底に閉じ込められる事を対価に人間を守ることが出来た。
心無き頃の私達が天使だというなら心を得て神に刃向かう今の私達はさしずめ堕天使とい うところか。私達は長い間冥府の底で力を蓄えてきた。また神が何をするか分かったもんじゃなかったからな。
神も私達との戦いはか なり苦しかったらしく、神もまた力を蓄えていた。
そして最近ついに冥府の封印が解け、私達がこの世界に来れるようになって私は、いや、私達は愕然としたよ。人間の世界が悪意で満 ち溢れているということにね。神がそう仕向けたのか人間達自身がそうなったのかは今の私達には分からない。
私達はすぐに人間達を 悪意から救おうとした。だが、神により人間の世界に大きな干渉ができないようになっていた。
放っておけばまた神は人間を作り直そうとするだろう。確かに今の人間は醜い部分が肥大化している面もある。だがそれでも私達は心を教えてくれた人間を見捨てる訳にはいかないのだ。今は情報収集と人間を観察するためにこの世界に居座っている。
私から話せる事は以上だ。
そして2get!
あの戦いで確かに私達は負けた。だがしかし!いつかお前の思想を打ち砕き神の座から引き摺り下ろしてやるとな。
ん?何を呆けた表情をしているのだ?
そうか……!お前は洗脳されただけの人間か。クッ、私としたことがこんなフェイクにかってしまうとは……。それだけ奴も力を増しているということか……。
仕方が無い全てを話そう。本来ならばお前達人間にこんなことを話す気などサラサラないのだが、中途半端に知って変に広められ るよりはマシだからな。お前だけに特別に話そう。
そう、これは126億2754万968年26日3時間47秒前の話だ。元々この世界は無の塊だった。時間も空間も何も無い真実の無だった。何も無いが故に変化も無かった。126億2754万968年26日3時間47秒前まではな。変化が無い筈の状態で変化が起きた。
お前達人間の言葉を借りるとしたら『奇跡』が起きたとでも言うべきかな? そうして生まれたのが最初の神。神とでも呼んでおこうか。
神は時間を作り、空間を作り。そして世界を作った。次に生き物や植物を作り、世界を彩った。最後に神の分身であ
る私達を作り、世界を治めさせた。例えば私は『時の神』。ここにはいないが、私の右腕である奴は『空間の神』などと言ったよ うにな。しかし私達は劣化コピーの様な存在だ。神の力の一部を弱体化した力しか持っていなかったからな。
私達は世界を神に代わり治めていた。その時の私達は後々に天使と呼ばれるようになったな。ミカエルだのウリエルだの私達は名 乗っていないのにな。クククッ……。
話を戻そう。その時の私達は心が無かった。なんとなく世界を治めているという感じだったな。
私達は人間と共に生活をしてきた。人間と触れ合っている内にある変化が芽生えたのだ。神が生まれたのが一つ目の奇跡な らこれは二つ目の奇跡だな。私達に感情が生まれたのだ。
それを自覚した当時はそれはもう戸惑い、慌てていたな。今でもまるで 昨日の事のように鮮明に思い出すことができるほど印象の強い出来事だったよ。
不幸な人間がいたら悲しくなったし、横暴で乱暴な人間がいたら怒りに震え、そしてそんな人間が出来てしまった事に対して自分達の力不足を嘆いたりもした。普通に考えれば当たり前 の事かもしれないが、その時の私達にとっては衝撃だった。
私達は感情を持つことで不幸を悲しみ、幸福に喜ぶことが出来るようになった。これも全て人間のおかげだ。今でも感謝しているよ。
それから長い年月が過ぎ、あの事件が起こった。
神が突如として人間作り直すと言い出したのだ。当然私達は抗議しにいったよ。『人間は私の理想通りに育たなかった』というのが理由だった。私達は怒りに震えた。そして神に立ち向かった。
その過程でいくつもの戦いがあったがそれは省かせてもらおう。全て話すと時間がいくらあってもたりないからな。そして結果だが何とかその場では神をとめることが出来た。私達が全員冥府の底に閉じ込められる事を対価に人間を守ることが出来た。
心無き頃の私達が天使だというなら心を得て神に刃向かう今の私達はさしずめ堕天使とい うところか。私達は長い間冥府の底で力を蓄えてきた。また神が何をするか分かったもんじゃなかったからな。
神も私達との戦いはか なり苦しかったらしく、神もまた力を蓄えていた。
そして最近ついに冥府の封印が解け、私達がこの世界に来れるようになって私は、いや、私達は愕然としたよ。人間の世界が悪意で満 ち溢れているということにね。神がそう仕向けたのか人間達自身がそうなったのかは今の私達には分からない。
私達はすぐに人間達を 悪意から救おうとした。だが、神により人間の世界に大きな干渉ができないようになっていた。
放っておけばまた神は人間を作り直そうとするだろう。確かに今の人間は醜い部分が肥大化している面もある。だがそれでも私達は心を教えてくれた人間を見捨てる訳にはいかないのだ。今は情報収集と人間を観察するためにこの世界に居座っている。
私から話せる事は以上だ。
そして2get!
千年前のあの日、私の頭の中に突然その記憶は降ってきた。
全ての魔法少女を救った一人の少女の記憶。
そして私の最高の友達の記憶。
ほむら「あれからもう1000年経つのね」ファサッ
眼下には砂漠と化した見滝原の姿があった。
廃墟ビルからそれを見下ろす暁美ほむらの姿は1000年前から何も変わっていない。
彼女の祈りは魔法少女としての力を与え、そして彼女の時を止めた。
ほむら「強い瘴気を感じるわ……。あっちに魔獣がいるわね」
100年ほど前にキュウべぇはエネルギーの回収ノルマを終え、この星を去った。
新しく魔法少女が生まれなくなったこの世界はバランスを失った。
人間の負の心から魔獣は増え続け、残った魔法少女は次々と力尽きていった。
世界中が魔獣の瘴気に包まれ、社会は崩壊し、都市はがれきとなった。
―とある廃ビル内の一角―
ほむら「はあっ!」バシィ
魔獣「ウヴォアー」シュウ…
ほむら「はぁ……はぁ……」
ほむら「こんな魔獣一匹にてこずるなんて、私の力も衰えたかしら」
暁美ほむらはとっくに一人ぼっちだった。
通常の人間と同じ寿命を全うする他の魔法少女はみんな死んだ。
この星にはもう一握りの人間しか残っていない。
人間がいなくなれば、魔獣は生まれない。
そうなれば暁美ほむらの使命もそこで終わりだ。
ほむら「まどか……もうすぐそっちに行けそうだわ」
ほむら「でもまだ生き残っている人々のために、もう少し戦わなきゃ」
ほむら「初めてのワルプルギスの夜との戦いのとき、あなた言ったわよね」
ほむら「『だからだよ。もうワルプルギスの夜を倒せるのは、私しかいないから』」
ほむら「今この星に残っている魔法少女は私一人」
ほむら「私しかいないから、私が戦わなきゃ」
ほむら「あなたが守ろうとしたこの世界を、最後まで守ってみせる」
???「あなた誰?」
ほむら「!」バサッ
???「あ、あの、そこ、私の寝床なんだけど……」
最終回でほむほむは死んでまどっちが回収に来てOPの変身シーンみたいな感じで終わればハッピーエンドだった
いたのはボロ布を纏った一人の少女だった。
砂埃で汚れてはいるが、そのピンク色の綺麗な髪はまるで――
???「あの、さっきまどかって……」
ほむら「まどかが……どうかしたのかしら?」
その少女の姿を前にして暁美ほむらの心臓は自然と高鳴った。
???「私の名前、知ってるのかなって」
ほむら「……」
まどか「私、鹿目まどか……です」
ほむら「……まどか……!」
まどか「どうして、私の名前……」
ほむら「」
その容姿と声、表情はまさに鹿目まどかそのものだった。
暁美ほむらが1000年もの間想い続けていた鹿目まどかの生き写しがそこにいた。
まどか「あの……」
ほむら「……ハッ」
まどか「そんなにジロジロ見つめないで……恥ずかしいよ……」
ほむら「ごめんなさい。古い友人を思い出していたの」
まどか「……ひょっとして嫌なこと思い出させちゃったかな?」
ほむら「そんなことはないわ」
ほむら「私の大切な親友の思い出ですもの。嫌なはずないわ」ファサァァ
まどか「良かった」ニカァ
その少女の笑った表情は、確かに暁美ほむらの心をきつく締め上げていた。
もうやめて!
思わずそう叫びたくなった。
まどかのことを思い出したくないはずがない。
決して忘れないとあの日誓ったのだ。
あれから、まどかに会いたいという気持ちは弱まるどころか、日に日に強くなり、暁美ほむらを苦しめた。
しかしまだまどかの元へ行くわけには行かない。
この世界を守るために戦い続けなければいけなかった。
いつしか暁美ほむらは、まどかの思い出を心の奥深くへと仕舞い込むようになっていた。
ほむら「暁美ほむらよ」
まどか「えっ?」
ほむら「私の名前。暁美ほむら」
まどか「暁美……さん」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「ほむら……ちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「その、私の寝床で何してたのかなぁって……」
ほむら「悪いネズミがいたから追い払っていたのよ」
まどか「ええ!ネズミ!」ワクテカ!
まどか「どこどこ!」キョロキョロ
ほむら「もういないわ」
まどか「なぁんだ、今日の晩御飯にしようと思ったのに」
少女はがっくりと肩を落とす素振りを見せながら、暁美ほむらに笑って見せた。
暁美ほむらにはそのさり気ない表情すら、見るのも耐えがたかった。
この鹿目まどかは彼女が愛する人物とは違う。
ただちょっと似てるだけ。
頭の中では分かっているはずなのに、さっきから全身が激しく脈を打って止まらなかった。
ほむら「だめよ。とっても凶悪なネズミなの。人間だって食べられてしまうわ」
まどか「そうなんだ……、ほむらちゃんが追い払ってくれなかったら、私危なかったんだね」
ほむら「そうね。私はそろそろ行くわ」
まどか「え……行っちゃうの?」
ほむら「他にも悪いネズミはいるもの。そいつらを倒しに行くのよ」
まどか「ここにまた悪いネズミが出たら……また守ってくれる?」
もちろんよ。
この無垢な少女にそう言ってあげたかったが、暁美ほむらの今までの経験がそれを阻んだ。
ほむら「約束はできないわ」
暁美ほむらは一度も振り返らずにその場を立ち去った。
ほむら(今日は一瞬だけど、心が折れそうになった)
彼女は自分のソウルジェムを夕日にかざして見た。
完全に濁ってはいないが、昔のような輝きはない。
もう何十年、いや100年以上も、完全に浄化されたソウルジェムを見たことはなかった。
ほむら(元々どんな色だったかも忘れてしまったわ)
今日の魔獣『も』またグリーフシードを落とすことはなかった。
人間の数が減り、魔獣の力も弱まっているせいか、最近はグリーフシードを持っていないことが多い。
ほむら(まだまだ逝くわけにはいかない)
ほむら(この世界に魔獣が――守るべき人々がいる限り)
その日はそのまま洞窟の隠れ家に戻って眠りについた。
~~~
まどか「ハァ!……ハァ!……」
鹿目まどかは砂漠の真ん中を走っていた。
その後ろには恐ろしい姿をした白い巨人が迫っている。
まどか「ハァ!……ハァ!もうだめ……!ハァ!」
まどか「足が……ハァ!上手く回らない……!」
バタァ!
疲労に耐え切れず、鹿目まどかは地面に倒れこんだ。
巨人は彼女に大きな影を落とすほど近づいていた。
>ID:MK1sP6DX0
あなたは昨日もそうやって俺のSSに付き合ってくれたような気がする
あなたは昨日もそうやって俺のSSに付き合ってくれたような気がする
>>33
昨日のSSについてkwsk
昨日のSSについてkwsk
まどか「もう……だめ!」
シュバッ!
どこからか飛んできた一本の矢が巨人を貫いた。
魔獣「ウギャァアアア!」
白い巨人を撃ったのは、黒い大きな翼だった。
まどか「あれは……」
その黒い翼が鹿目まどかの上空を通過し、太陽を完全に覆い隠したとき、その正体が見えた。
まどか「ほむらちゃん……!」
神々しいまでのその姿に、鹿目まどかは命の危険も忘れて見とれていた。
魔獣「ウヴァアア!」
巨人はまるでおもちゃのように弄ばれ、なされるがままに討たれた。
とどめに放たれた爆弾の爆発で地面の砂が一斉に舞い上がり、周りは何も見えなくなった。
視界が砂煙に覆われている間、周囲は何の音もしていなかった。
あの白い巨人は倒されたのだ。
風で砂煙が流されると、目の前には暁美ほむらが息を荒らげながら立っていた。
ほむら「見えるのね。あれが」
>>41
今見て来た
今見て来た
まどか「あれって……あの巨人の怪物のこと?」
ほむら「そうよ」
まどか「うん……時々見るんだけど、他の人には見えないみたい」
まどか「ほむらちゃんが言ってた悪いネズミってあれのことだったんだね」
ほむら「ええ。あれに襲われたら、普通なら生きてはいないわ」
まどか「ティヒヒ」
鹿目まどかが笑うと、暁美ほむらは眉をひそめた。
ほむら「あなた……もう少しで死ぬところだったのよ」
まどか「でもほむらちゃんが守ってくれたよ」
ほむら「今回はたまたまよ。いつも上手いタイミングで助けに来られるとは限らないわ」
まどか「それならこれからはずっとほむらちゃんと一緒にいる!」
ほむら「……何を言っているの?」
ほむら「駄目よ。はっきり言って足手まといだわ」
まどか「大丈夫!私もあの巨人を倒すの手伝うよ!」
ほむら「何をバカな……普通の人間じゃ――」グゥ~
まどか「あ!お腹すいた?」
まどか「実はね、今日はこれを捕るために砂漠に出てたんだ」ヒョイ
ウサギの死体「」
まどか「晩御飯ごちそうするよ!助けてもらったお礼に!」
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