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    元スレ猫「ご主人様、起きて下さい」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 記憶 + - ビッチ + - 女「ね、その女...誰? + - + - 感激 + - 擬人化 + - 犬娘 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    551 = 514 :

    きたきたぁぁぁ!!!

    しぇん

    552 = 424 :

    「ご主人様に我慢をなさってはいけないと言ったくせに…我慢をしてたのは私のほうでした…っ」

    「…」

    「私は…ご主人様と色んなことがしたかったのです。でも、ご主人様と一緒にいると…心臓が爆発してしまいそうになるんです…!」
    「心臓が…?」

    「ご主人様が倒れたって聞いた時は、それ以上に爆発しちゃうかと思うぐらい、胸が高鳴りました。今までで一番、苦しかったです…」


    「でも…ご主人様の寝顔を見た瞬間、急にギュッて抱き着きたくなりました」
    「うん…」

    「私、気付いたんです。心臓が爆発しそうになるのも、苦しくなるぐらい、心配しちゃうのも、チュッてしたくなったり…ギュッてしたくなるのも…」


    「ご主人様が、大好きだから…っ」

    553 :

    しえん

    554 = 539 :

    おれもだぁぁーーー

    555 = 424 :

    「え…」

    「!わ、私はなんてことを…!?す、すみませんっ///」ペコペコ
    「…すごく、嬉しいよチロル」
    「…っ///」


    「俺ね、昨日の夜すごく寂しくて一睡も出来なかった。だから今、こんな状態なんだ」

    「…」

    「そのことで気付いたんだ。あ、俺にはチロルが居なきゃ駄目なんだって」
    「ご主人様…」

    「最初は、興味本意ってか…俺も男だから、チロルに酷いことをしそうになっちゃったけど、ちゃんと我慢だって出来てるんだよ」


    「前にも言ったよね?そのくらい、大事だって」

    556 = 424 :

    「…言って下さいました…」コクリ

    「ある時、聞かれたんだ。チロルとはどんな関係なの?って。”従姉妹”って嘘を付くことを提案したのは俺のはずなのに、そう答えることが出来なかった」

    「!(前に、あの女の人が言ってたこと…)」


    「…嫌だったんだ。嘘でも、チロルとの関係を”従姉妹”なんて言うのは」


    「もっともっと、俺の中では大切だから…」

    557 = 437 :

    ふぉぉぉぉぅぅぅ



    しえーん

    558 = 424 :

    「ご…主人様…」ポロポロ


    「チロルを拾った時から、俺は君に救われてたんだ。ずっとずっと、大切だったんだ」

    「う…っ、ひっく…」

    「楽しい時も、寂しい時も一緒だった。ねぇ、チロル…俺もチロルのことが…」


    「良いところだけど、ちょっとそこでストップね」


    「…!?」ビクッ
    「あ、あなたは…」

    559 :

    警察みたいのくるの?

    560 :

    ここから鬱ですね、わかります

    561 = 424 :

    「私が、ぶつかっちゃった美人な方です…」
    「俺が、スーパーで会った人…」

    「!ご主人様、会ったことがあるのですか!?」
    「チ、チロルこそ!」


    「…美味しかったわよ?」
    「は…?」

    「ホットケーキよ!あんな素晴らしい食べ物を嫌いだなんて信じられないわ!」プンスカ


    「あ…そ、そうですか」
    「ホットケーキは美味しいです!」

    562 = 424 :

    「猫ちゃんは、ちゃーんと分かってくれるのね!やっぱり良い子だわ…!」ジーン


    「!」


    「ホ、ホットケーキはジャムを付けても美味し…」
    「チロル待って」
    「ほぇっ?」


    「…この人、変だ」

    「ちょっと、そこの少年。酷いんじゃない?変かもしれないなら分かるけど、変って断定してるじゃない」ムッ

    「そ…そうですよ、ご主人様」アワアワ


    「だって変だ。親しいわけでもないのに、チロルのことを猫だって気付いてる」

    563 :

    女の殺戮無双も見たかったな

    564 = 424 :

    「…あははっ。まだ冷静でいられるのね、少年」

    「…」
    「え?え?」アワワ


    「あなたは、一体何者なんですか?俺やチロルに話掛けたり、猫だって気付いてたり…」


    「んー」


    「”猫の神様”ってところかな?」


    「…は?」
    「か、神様ですか!?」

    565 = 424 :

    「”神様”って言っておけば、ここの世界じゃ通じるって聞いてたのよ」クスクス


    「…仮に、神様だとしましょう。あなたの目的は何なんですか」


    「頭痛を止めるのが目的よ」キッパリ


    「頭痛…?」
    「頭が、痛いのですか」


    「そうよー?どこぞのかわいい猫ちゃんが”人間になりたい”って、強くつよーく願うもんだから、あたしの頭がズキズキしちゃってねー。大変だったんだから」


    「…!///」

    566 :

    同類の猫だと思ったら神ときたか

    567 :

    >>566
    同じく

    568 = 424 :

    「(この様子からすると…間違いなく、チロルのことだよな…)」


    「ご、ごめんなさい…!」ペコリ

    「あー、良いのよ良いのよ。あんなに願う猫ちゃんなんて何百年ぶりだから、あたしも戸惑っちゃったの」クスクス


    「…だから、頭痛を止める為にチロルを人間にしたんですか」

    「そのつもりだったんだけどねぇー…」

    「…?」

    571 = 424 :

    「頭痛がね、なかなか収まらないのよ」
    「人間にしたのに?」
    「どうやら、新しいお願い事が出来ちゃったみたいでね」チラッ

    「…っ///」ビクッ


    「チロル…?どんなお願い事なんだ?それが叶うのなら、この人が俺達にまとまり付かなくても大丈夫になるらしいから聞いておきたいんだ」

    「さっきからいちいち酷いぞ、少年」


    「…あ、あの…っ」

    「うん」


    「ずっとずっと…人間として、ご主人様のおそばに居たいのです…!猫には戻りたくないのです…っ」

    572 = 566 :

    おいおいそれは神様傷つくんじゃね?

    573 = 424 :

    「…叶えてあげれば、良くないですか?」

    「こらー、簡単に言うでない。ていうか、その”え?何?出来ないの?”みたいな表情やめてくれない?」


    「…無理、なんですか?」


    「無理ではないわ。叶えなきゃ、あたしの頭痛も収まらないし」

    「…本当ですか!?」
    「やった…!」


    「ただし、条件付きなの。猫ちゃん、前に言ったわよね」


    「”良い子にしてれば、必ずあなたにとって、素敵なことが起こるわ。頑張ってね”って」

    574 = 502 :

    さあパンツ脱いだぞ

    今年最後で風邪はひきたくないからな

    575 :

    変化無すぎ
    もっとエロエロしろよ

    576 = 424 :

    「は、はい…」


    「すっごく、すっごく良い子だったわ。だから、あなたのお願いは聞いてあげる」


    「「!」」


    「でも、”あなたにとっては”って意味について、きちんとお話してからね」

    「?わかりました」
    「…」


    「(どんな条件なんだ…)」

    577 = 424 :

    今回はほのぼの系を意識して書いてるので、今後エロ系は出ないと思います。ごめんなさい

    580 = 424 :

    「ずーっと人間で居させてあげることは出来るわ。あなたのお望み通りに」

    「は、はい…っ」

    「でも、それは”猫”との契約を断ってしまうことになるの。従って、」


    「猫で居た時の記憶も、あたしが今ここで願いを叶えてあげるまでの記憶も全て無くなるわ」


    「…!?」

    582 = 424 :

    「猫で居る時の記憶は、もしかしたらもう所々消えてるかもね」

    「…」


    ”ごめんなさい、覚えてないです…”

    ”鮭、ですか?私はホットケーキが好きなのです!”

    ”噴水ですかっ。初めて見ました”


    「(待て…。いつからだ?チロルが”にゃ”と呼ばなくなったのは…。いつからだよ、布団にもぐらなくなったのは…!)」

    583 = 470 :

    だが切ない

    584 = 424 :

    「…記憶が無くなっちゃう」
    「そう、ぜーんぶよ」

    「…でも、それを我慢したら人間でいられるのですね!」
    「えぇ、ずっとね」


    「…なら、私は…」


    「待てよ!」
    「!」ビクッ

    「…」

    585 = 424 :

    「全部…消えちゃうんだぞ!?」
    「ご主人様…?」


    「俺と出会ったことも、初めて首輪を付けたことも…!」

    「…っ!」


    ”これ付けてると痒いですー…”


    「…一緒に、散歩しに行ったことも…」


    ”散歩…ですか?”


    「…くそ!全部全部、本当に忘れちゃうんだよ!」

    586 = 527 :

    猫の・・・猫の神様なら・・・

    人肌に温めてくれよ・・・っっ!!

    587 = 502 :

    >>577
    ほのぼのも最高だよ。おもしろいし和む。






    でも今日は大晦日、あとは…わかるな?

    588 = 424 :

    >>587
    そろそろ終盤なんで、大丈夫…だとは…思いま す
    忙しくなる前に頑張って完結させます。ありがとう

    590 :

    つまり、煩悩を消せ

    591 = 424 :

    「ご主人様…落ち着いて下さい…」
    「…これから質問するから、答えて」
    「…?」



    「君の、好きな食べ物は?」
    「…ホットケーキです」
    「…好きなおもちゃは?」
    「えっ?おもちゃって言えるかわかりませんが…テレビを見てるのが好きです」


    「…一番好きな場所は?」
    「もちろん、ご主人様の隣なのですよ!」アセアセ


    「ほら…、消えちゃってるじゃないか…」

    592 :

    うみみゃあ?

    593 = 424 :

    「な、なんのことやら…」


    「ね、だから言ったでしょう。”あなたにとっては”って」

    「…ご主人様は、嬉しくないのですか?私がずっと人間でいられても」
    「そういう問題じゃないんだよ、チロル」

    「…っ」


    「とにかく、三日だけ時間をあげる。その間にちゃんと話し合って決めなさいね。いい?仲良くしなきゃ駄目よ」

    「は、はい…」


    「…出来っかよ…」

    595 = 589 :

    やべぇ時間ない
    だれかまとめててくれ

    596 = 424 :



    ガチャッ…

    「た、ただいまです…」
    「…」スタスタ
    「うぅ…」オロオロ


    「…座って」
    「は、はいっ」ビクッ


    …ストン

    598 = 535 :

    ほのぼのじゃないじゃん・・・目からなんか流れるじゃん

    599 :

    2時までに終わらなかったら誰か保守は頼んだ

    600 = 589 :

    俺は1時だぞ


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