元スレ先輩「男くん、付き合って下さい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
PCに以降
2 :
ホモかよ
3 :
◆◇教室◆◇
男「あ、はい。どちらに行かれるんですか?」
先輩「えっ?」
男「えっ?」
先輩「……」
先輩「いや、そうじゃなくて、私と彼女彼氏の関係になってください」
4 :
男「男同士なのにそんなこと言われても・・・//」
5 :
男「そんな無理ですよ先輩」
先輩「無理じゃないよ、男君の事好きだもん」
男「俺も先輩のこと好きですけど・・・」
先輩「やった、じゃあ両思いだ!」
男「だめですって、だって先輩も男じゃないですか」
6 :
まさかのホモスレ
7 = 3 :
男「えっと……告白ですか?」
先輩「いいえ」
男「あー、からかっただけでしたか!」
先輩「違いますよ」
男「じゃあ、僕のこと本当に好きなんですか?」
先輩「全く。これっぽっちも。全然」
男「……」
8 = 3 :
男「そ……そこまで言われると応えるな……」
先輩「体面だけ恋人関係になってください、と言っているのです」
男「あー、なるほど」
男「でも……なんで?」
先輩「それは、秘密です」
先輩「そのうち言いますよ」
11 = 3 :
男「え、理由が聞けなかったら、フリだとしても付き合えませんよ?」
先輩「なに言ってるんですか? バカですよ」
男「断定……」
先輩「伏線もなかったら、誰も読まなくなりますよね?」
男「先輩こそ、なに言ってるんですか?」
先輩「より高次元の話です。ああ、そうでしたね、あなたはまだ『次元』を学校で習ってなかったでちゅね? クレヨン使えまちゅか?」
男「……」
12 = 2 :
>>5の方がいい
13 :
腹パンした後陰毛燃やしたくなる先輩だな
14 = 3 :
先輩「ていうか、男くんは凄いですね」
男「え?」
先輩「だって、理由が無くても付き合いたいと学園中で話題のこの私を、理由がないからフるだなんて」
先輩「俗に言う爆発しろの対象になりますよ?」
先輩「そして、私を慕う後輩たち(笑)やファンクラブ(笑)(笑)があなたに刃を向けることになるんです」
先輩「ああ、可哀想。あっけなくて、つまらない人生でしたねぇ、ふふふ」
男「……」
15 :
先輩がかわいければ良し
16 :
メタなこと言うな
17 = 3 :
先輩「さ、私と付き合ってください」
男「脅しですか……はぁ」
男(私と付き合って――か)
男「……」
男「……はぁ」
先輩「ため息、うざいです」
男(ま、バレるまでなら別に良いか)
男(バレても、いい風にころべば……)
18 = 3 :
男「うん、まあいいか」
男「お願いします」
先輩「――っ、ごほん」
先輩「まあいいか、とはなんですか」
先輩「それに、最初からそう言えば二行で済んだのに」
先輩「面倒臭い後輩ですね、全く」
男「……」
19 = 3 :
男「二行じゃ済みませんよ、だって一行飛ばしで書かれてますから」
先輩「『行』って何言ってるんです? あなたには何が見えてるんですか? やだ怖い……」
男「なんでそんな目で僕を見るんですか!?」
男「『伏線』とか『行』とか――先輩が言いはじめたんですよ!!」
先輩「わたし、『普通? なにそれ美味しいの?』って言うアブノーマルな男くんが大好きですよ」
男「言わないです」
男「ていうか、先輩がアブノーマルなんて言葉を言うと、いやらしいくなりますね」
先輩「セクハラです。訴えますよ」
男「……」
20 = 3 :
男「えっと……それで、ですね」
先輩「はい?」
男「了承はしましたが、期間は――」
先輩「大丈夫です。あなたに好きな人ができるまでにしておきますから」
男「な、なるほど」
先輩「ただ、急な不幸であなたの恋慕対象者がいなくなったら、恋人関係継続ですからね」
男「それ、前ふりですか!? もし、そうなったら絶対に先輩を疑いますよ!? 疑わざるを得ませんよ!!?」
先輩「ふふっ、証拠は残しません」
男「……」
21 = 3 :
先輩「あと、付き合う理由を男くんが知った場合も別れますから」
男「理由しりたいなあ」
先輩「ふふふ、ツンデレですね、男くんはっ」
男「ちがいますよっ!」
先輩「理由知りたくないんですよね? 別れたくないんですよね?」
先輩「本当はエッチするまでは別れないつもりなんでしょう?」
男「H目的……って、心象わるいなぁ……。先輩が僕をどんなやつと思ってるか、聞きたいです」
先輩「えっと……言いにくいのですが……そのぅ……キモイ変態?」
男「……」
22 = 3 :
先輩「ちなみに私の処女は1000ポイントと交換です」
男「へー。どうやったらポイント貯めれるんですか?」
先輩「いやらしい。ポイント貯めるつもりですか」
先輩「ちなみに男くんの命が1ポイントです」
男「ひっく!!」
23 = 3 :
先輩「あらあら、面倒臭い彼氏くん(偽)のせいで、もうこんな時間ですね」
男「あ、もう下校しなきゃですね」
先輩「さて、帰りましょうか、マイスイートハート;heart」
男「あはは(失笑)」
男「……はぁ」
男(今日はアイツに会わないといいんだけどなぁ)
先輩「何してるんですか、行きますよっ」
男「はい……」
…………
……
24 = 3 :
◆◇教室◆◇
男(昨日帰ってから今日の今まで、先輩からアプローチはない)
男(昨日の告白は先輩の気まぐれだったのかな)
女「男くん?」
男「ああ、ゴメンね」
女「ふふっ、もう」
男「でさ――」
先輩「……」すたすた
ザワザワ
「例の先輩だ」
「超絶美人だな」
「やべぇ、眩しい」
「きゅんきゅん」
26 = 3 :
すたすた
先輩「あの」
男「あっ」
女「っ!」
先輩「男くんはいますか?」
女「……う」
男「……あ、はい。僕ですが……」
先輩「あなたが男くんだったんですかっ!?」
男「意味わからん! なんで今知った風なんですか!!!」
先輩「冗談ですよ」
男「……」
27 = 3 :
男「冗談じゃなかったら困ります……」
先輩「彼氏の名前くらいは覚えられますよ、おとと君。エッヘン」
男「先輩のおたこ!! 間違えてますよ!」
先輩「えっ?」
男「えっ?」
女「えっ……えっと……」
男「あ、ごめん女さん」
先輩「ふふふ」
女「……」
28 = 3 :
女「あ、ううん。いつもと何かキャラが違うね、男くん」
男「あ、や、この人はアレだから……」
女「アレ……アレって……」
女「もしかして、先輩さんは特別ってことなのかな……」しゅん
男「女さん、どうかした?」
女「う、ううんっ! 何でもないよっ」
29 = 3 :
先輩「えっと、それで……」
先輩「男……君? おたこ君? この方は?」
男「わざわざ間違えるために言い直すな。えっと、クラスメートで友達の女さんです」
女「は、はじめまして……お噂はかねがね……」
先輩「はい。はじめまして、男くんの友人Aさん。男くんの先輩兼恋人の先輩です」
男「……」
女「……」
30 = 9 :
女ちゃんに希望はありますか
31 :
なんかすごいヤンデレっぽい先輩
32 = 3 :
女「わたし、友人Aなんだ、はぁ。……じ、じゃなくてっ」
女「もっと突っ込むべき所がありましたっ!」
女「どういうことですかっ!?」
女「今、さっき、言、った、恋人て!?」
先輩「Oh, are you really a Japanese? 何言ってるかわからないのですが……」
男「先輩の方こそ何言ってんですか、また! ま、確かにハーフさん達みたいに可愛い顔してますけどね!」
女「か、可愛いだなんて。えへへ」カァ
先輩「……」
33 = 3 :
女「じゃなくてっ! 恋人ってどういうことですか!?」
先輩「そのままの意味――私と男くんが付き合ってるってことなのですけれど……」
先輩「それも理解できないなんて、日本人じゃないです。Are you really a Japanese?」
男「無限ループ怖い……」
女「えっと、じゃあ」
女「いつから、そういう関係なんですか?」
先輩「昨日からです」
男「昨日からだよ」
女「……」
34 = 3 :
女「……そんな……知らなかった……」
男(知ってたら、祝ってくれてたのかな。優しいなぁ。女さんは)
女「時間がないのに……障害大きすぎるよ……」ボソッ
女「……」
女「…………」
男「お、女さん?」
女「あぁーっ、よく寝た!」
男「……えっ?」
先輩「……」
35 = 3 :
キョロキョロ
女「あれ? 私教室で寝ちゃってたんだー」
男「お、女さん……」
女「あっ、おはよう。男くん」
男「あのさ、いきなりどうしたの?」
女「えっ、何が?」
男「何が……って……」
先輩「ああ、なるほど」
先輩「現実から目を背けたんですね」
男「……」
36 = 3 :
男「えっ、現実逃避?」
先輩「はい」
先輩「なので、そっとしてあげてください」
男「あ、はい……」
先輩「今日、部活休みにして一緒に帰りましょう。そう言いに来たんです」
男「休みにするの先輩次第なんですね……」
先輩「もちろんです。えっへん」
男「いばんな」
37 = 9 :
なるほどなるほど
期待する
38 = 3 :
男「……はぁ」
男「わかりました。授業終わったら、先輩の教室に伺います」
先輩「それでおねがいしますね」
先輩「では」
すたすた
女「……お」
女「男くん! 今日お昼一緒に食べよー!」
男「えっ、ああ。うん」
……
…………
……
39 :
お前後輩が合コンでチャラ男に処女食われるSSと地味子のSS書いた奴だろ
応援してます
40 = 3 :
……
…………
……
女「今日もパンなの?」
男「うん、パン食だからね」
女「ふふっ」
女「……あのさ」
男「ん? どうしたの?」
女「その……先輩と本当に付き合ってるの?」
41 :
先輩はがはらさんっぽいな
42 :
パン食…だと?
43 = 3 :
男「えっと……」
男「た、多分……ひょっとしたら……」
女「え」
女「多分ってことは、曖昧なの?」
男「うん。よくわからない」
女「付き合ってるかわからないって……」
女「こんな人で本当に良いの、私っ?」ボソッ
44 = 3 :
男「ま、女さんは気にしなくていいよ」
女(『気にしなくていい』って…………)
女(それって、私は関係ないってこと……?)
女(私は他所者ってこと……なのかな……?)
女「はぁ」
男「女さん?」
女「あ、やっ、何でもないよっ」
男「……」
45 = 3 :
女「……う」ぶつくさ
男「……」
男(あー、言った方が良いのかなぁ)
男(でも先輩に怒られるかな)
男「……」
男(……いや、言ってしまおう!)
男(だって、女さんは唯一の友達なんだから!)
男「多分、って言ったのはね……」
男「実は、『形だけ』の恋人だからなんだ」
女「っ!」
女「かか形、だけっ?」
46 = 3 :
女「形だけってことは――」
男「うん。お互いに好き同士じゃない」
女「えっそうなの!?」
女「よかっ――」
女(いや、でも、先輩はどうみても……)
女「でも、事態はあまり変わってないのかな」ボソッ
女(好転ととらえるには楽観的すぎだよね……)
47 = 3 :
男「どうしたの?」
女「あっ、えっ、ううんっ。何でもないよっ」
女「……う」
女(なんか、いろいろ考えてたら気分わるくなってきた……)
女「はぁ」
女「あ、あのさ、お腹空いてないんだぁ。あと食べてくれない?」
男「え、大丈夫?」
女「うん、平気だよ……。お箸もどうぞ」
48 = 25 :
唯一…
49 = 39 :
鬱展開は…俺の大好物の鬱展開はあるんですか!?
50 = 3 :
男「う、うん。ありがとう」
男「いただきます」
ぱくぱく
女「……」
ジーッ
男「……」
ぱくぱく
女(なんだろうこの違和感)
女(何か大切なことを忘れている感覚)
女「……?」
女「あ」
女「…………っ!!!」
みんなの評価 : ★★
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