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    元スレ猫「(…男君が起きてくれない)」

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    みんなの評価 :
    タグ : - じょしらく + - 擬人化 + - + - 猫の神様 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「すーすー…」


    「(最近、寝てばかり…)」

    「(まぁ…構われすぎもうざいんだけれども)」



    「くー…」

    「…」



    「(…別に、寂しくなんかない)」

    2 = 1 :




    「ん…」モゾッ
    「!」



    「…んあー、よく寝た」

    「(起きた)」



    「おはよ」
    「(…気安く話しかけるな)」プイッ

    「なんだよー」



    「(…ずっと寝てたくせに…)」

    3 :

    それが、猫の最後の言葉でした

    4 = 1 :

    「あ、そろそろ時間だ。早く支度しないと」


    「…にゃ」



    「("また"だ。男君は最近、外出する事も増えた)」



    「餌、ちゃんと入れておくからな」


    「(…こんな量じゃ、すぐ食べきっちゃうって)」



    「(だから…早く帰ってきてよ)」

    5 :

    猫は雌なのか雄なのか

    それが重要だ

    6 = 1 :

    「じゃ、行ってきまーす」


    バタンッ


    「…」


    「…にゃ」



    「(この家に来てから…もうすぐで一年か。うん、やっぱりどれだけ時が経っても一匹のほうが気楽)」



    「(…だと思ってたのにな)」

    7 = 1 :

    「(…違う違う。最近、男君が居ない時間が多いだけだ。それに慣れてないだけだ)」プイプイ


    「(気晴らしに外に出掛けよう…)」







    「(今日は暖かいなぁ…あ、あれは…)」



    「今日はどこ行く?」
    「私、駅前に新しく出来たカフェにいきたーい」



    「(幸せそうなカップルだなぁ…)」

    「(…そうか)」



    「(きっと、男君にも…彼女が出来たんだろうな)」

    8 = 1 :

    「(外出が多いのもきっとそれが理由なんだろうな)」



    「にゃ…」

    「(どんな彼女なんだろうな。男君はさっきのカップルみたいに幸せな付き合いとやらが出来ているのだろうか)」



    「(…わ、私には関係ないことだな、うん。男君のことなんか心配したって時間の無駄だ)」



    「(…私は、彼に飼われているペットにすぎないのだから)」

    10 = 1 :

    「…にゃぁ」


    「(…寒くなってきたな。家に戻ろう)」



    「(…ん?財布が落ちてる。さっきのカップルが落としたものだろうか…?)」



    「(分かりやすいところに置いておこう)」







    「(早く財布に気付くといいのだけれど…)」トテトテ



    「そこの黒猫ちゃん」
    「(…え?)」



    「そうよ、あなたよ。あなた」

    11 = 1 :

    「(すごく美人だけれど…こんな堂々と猫に話し掛けてくるなんて…変な人)」



    「まぁ、失礼ね。変な人なんかじゃないわよ」

    「(…え?)」



    「(この人…私が何考えてたか…わ、わかっ…)」



    「そう、分かるのよ」

    13 :

    擬人化するかどうか 私気になります

    14 = 1 :

    「(あなたは…何なの?超能力者か何か?)」

    「んー、そう言われればそうかもしれないけれど、まぁ違うわね」


    「(よく分からない…)」

    「ごめんなさいね、混乱させてしまって。ただ、あなたの"願い"を叶えに来ただけなの」


    「…にゃ?」

    15 :

    うちの猫はいつになったら女の子になって俺にご奉仕してくれるんだろう

    16 :

    動物が女の子になって男と結ばれる話を書く奴は才能のカケラもない

    17 = 1 :

    「(…願い?)」

    「そう。私があなたの願いわ叶えてあげる」


    「(それはなぜ?だって私、あなたに何も…)」



    「さっき、お財布をくわえて持ち主が見つかりやすい場所に置いてたでしょ」

    「(え…)」



    「私ね、いい子にしてる猫ちゃんが大好きなの」

    18 :

    雌猫って尻尾の付け根を足でスコスコするとめっちゃかわいい声で鳴くよな
    なんかエロい感じにでもなってるんだろうか

    19 = 1 :

    「(え、え…!?)」


    「今まで色んな猫を見てきたわ。本当にたくさんの猫を。いい子にはそれ相応のご褒美をプレゼントしてきたの」


    「(あ、あなたは一体…)」


    「んー、そうね。まぁ、猫の神様ってところね」

    「(か、神様…!?)」



    「こんな早くに自分の正体をばらしたのは初めてかも、ふふ」
    「(え?)」
    「いえ、こっちの話。気にしないで」



    「さぁ、あなたの願いを私に教えて?」

    20 :

    私怨

    21 = 1 :

    「(きゅ、急にそんなこと言われても…どうしたらいいものか)」

    「あ、それもそうね」


    「(…難しい)」



    「他の猫ちゃんなら、すぐに思いついたものだけれどね」

    「(なんて?)」



    「人間になりたい、って」

    22 = 15 :

    擬人化したらこのSSはクソ

    23 :

    こういう人間的な思考の猫なら人間になりたいんだろうけど普通なら猫のまんまだろ

    24 = 1 :

    「(に、人間に!?考えもしなかった…だって私は猫だし…それに…)」


    「今答えを出さないでもいいのよ」

    「(え…)」



    「一日だけ、時間をあげる。明日、またここにいらっしゃい」
    「(あ、明日…)」



    「それまで、ちゃんと考えておいてね」ニッコリ

    25 = 1 :

    「(あ、あのでも…私は…)」



    「(…あれ、もう居ない…)」キョロキョロ


    「(夢、だったのか…?)」



    「あれ、何してるんだ?そんなところで」
    「!」ビクッ



    「(もう男君が帰ってくる時間帯になってたなんて…)」

    26 :

    >>16
    何か恨みでもあるのかよww

    27 = 26 :

    ほのぼのしてていいなあ
    支援

    28 = 1 :

    「おいで、一緒に帰ろ?」
    「…」プイッ

    「(…私なんかほっといてくれ)」



    「おいでって。最近、やけに冷たいなぁ…」

    「…」スタスタ



    「ちぇ…」



    「(…私なんかより、彼女と会ってるほうが楽しいでしょうが)」

    30 = 5 :

    猫支援

    32 = 1 :




    「(あぁ、もう夜になってしまった。願い…願い…私の願いって何なんだ…?)」


    「(…時間だけが過ぎてゆく…。どうしよう…)」



    「(あ、そういえば…私の名前の由来になったお菓子があるって男君が言ってたな。すごくすごく美味しいって教えてくれたあのお菓子…。それを食べてみたいって願いは可能なのだろうか…)」


    「(いや、でも確か男君が猫には有害なお菓子と言ってたから結局食べられないんじゃ…。いや、猫の神様なんだからそこはちゃんと…)」

    33 = 1 :

    「…ラ。ショコラ!」

    「!」ビクッ



    「急に動かなくなったからびっくりしたんだぞ…。どうした?」

    「(…考え過ぎてたんだ。男君に心配をかけてしまった…)」



    「何だよ、最近…。お前ちょっと変だぞ」

    「(…)」

    34 = 1 :

    「(私なんかより猫の神様のほうがよっぽど変なんだけれども…)」



    「俺が呼んでも無視するし、全然近寄ってもこないしさ…」

    「(…自分だって家にすら居ないくせに)」


    「一緒に居てもさっきみたいに固まってるし…俺の知ってるショコラじゃないみたいで嫌だ」

    「(…自分は一緒にすら居てくれないくせに…)」

    35 = 26 :

    猫がいじらしいww

    36 = 1 :

    「前はあんなに懐いてくれてたのにな…。名前呼ぶだけで来てくれたりさ」


    「(…どうせ、過去の私のほうが甘え上手でしたよ)」


    「片時も離れなかったのに…。俺が寝てるときも声掛けたら一緒に眠ってくれたのに」


    「(…なんだよ、声掛けずに寝ちゃうようになったのは男君のほうなのに…!)」



    「(なんで…なんで私ばっかり…っ)」

    37 :

    近所の黒猫が俺を見るたび短い声あげながら
    体摺り寄せてくるんだけど
    これって好かれてるのかな?

    38 = 1 :

    「(…そうか。私より大事な存在が出来てしまったから)」



    「ほら、またそうやって動か…ショコラ…?」



    「(…私は邪魔な存在なのだと男君は伝えたかったのか)」



    「ショコラ…?」

    「(ずっと…気付いてあげられなかった)」

    39 :

    >>18
    だって性感帯だし

    40 :

    セーラームーンにこんな話あったよな
    こんぺいとうのやつ

    41 = 1 :

    「…またかよ。もういいよ、おやすみ」


    「(ごめんなさい)」



    「(最近…きっと帰りが遅かったのも、可愛くない私が居て居心地が悪かったんだな。寝てばっかりいたのも、私なんかと一緒に居ても…楽しくないから)」


    ポロ…ポロ…


    「…にゃ、にゃ」

    「(ごめん、なさい)」

    42 :

    >>37
    食いもんのいい匂いでもすんじゃね
    それか前世で好き合ってた相手

    43 = 1 :





    「あら、遅かったわね」

    「(…夢じゃなかったんですね)」


    「もちろんよ。って…あら?どうしたの?顔色が優れないみたいね」
    「(だ、大丈夫です)」


    「ちゃんと眠れてもいないじゃない」

    「(さすがに公園じゃ寒くて眠れなかった…)」



    「…公園?あなた、昨晩お家で眠ったんじゃなかったの?」

    「(あ…っ、しまった。考えたことは全て神様に伝わってしまうんだった…)」

    44 = 1 :




    「そう…。そんなことがあったのね」
    「(でも、私のせいだから)」

    「決め付けたりしないで。きっと誤解が生じてしまったのよ」
    「(いえ…きっと全て当たってるんです。私は、私は…)」ポロポロ

    「…猫ちゃん…」



    「(私はもう、あの人にとって不必要な存在になってしまったんです)」

    45 = 26 :

    ちゃんとハッピーエンドにしろよ支援

    46 = 1 :

    「猫ちゃん…。どうか泣かないで、お願い」


    「(う…っ、ぅ…。私は不必要な存在のままでもいいんです…)」


    「(けれど…どんなに嫌われても、不必要でも…例えこのまま野良猫になったとしても…)」ポロポロ



    「(出来るだけ男君の側に…居たいんです…っ)」

    47 = 1 :

    「(ふ…っ、ぅ…ぅ…)」ポロポロ



    「分かったわ。それがあなたの願いなのね?」

    「(ね、願い…なのでしょうか…単なるわがままなのでは…?)」



    「いーえ、立派な"願い"だわ。私がちゃんと叶えてあげる」



    「(…っ、神様…ありがとうございます…)」

    48 = 1 :

    「段々と記憶がなくなっていくかもしれないけれど、心配しないで」


    「(え…?…ぁ…)」



    「大丈夫よ。あなたが目を覚ました頃には、ちゃんと願いは叶っているから」


    「(か、みさま…ありがとう…)」



    「あなたの名前、とっても可愛いわね。ショコラちゃん」


    「(…どうして…な、まえ…)」





    「(…)」

    49 = 1 :




    「うん、綺麗になった」
    「みゃぁ」

    「そういえばお前…捨て猫だから誕生日が分からないんだな」

    「にゃ?」



    「よし、じゃあお前を拾った日を誕生日にしよう!そしたらずっと祝ってあげられるからな」ニッコリ

    「みゃぁ」



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