元スレルルーシュ「もうすぐクリスマスだな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 1 :
ルル「この俺に不可能など無い。
既に、ナナリーの元へたどり着く138のルートを導き出している」
カレン「そんなに!?」
C.C.「やれやれ、暇な奴だ」
ルル「黙れ魔女! ナナリーの寝顔を見たい俺の気持ちがわからないお前に、
とやかく言われる筋合いは無い!」
カレン「えっ? も、もしかして……」
ルル「カレン。ナナリーの元へは、
サンタクロースが来るべきだと思うだろう?」
C.C.「サンタクロース・ゼロ……か」
152 :
このウザクはいいウザク
153 :
相変わらずのシスコンで安心しました
154 = 1 :
カレン「……あっきれた」
ルル「なんとでも言うが良い」
C.C.「お前、ナナリーがまだサンタクロースを信じていると?」
ルル「ナナリーは、間違いなくサンタを信じている。
汚れきったお前とは違い、ナナリーの心は透き通っているからな」
C.C.「……ほう」
ルル「サンタへの手紙を先に確認出来ないのが無念だ……!」
C.C.・カレン「……」
156 = 1 :
カレン「サンタへの手紙って……」
C.C.「ナナリーは、毎年そんなものを書いていたのか?」
ルル「ああ、書いていた。
可愛らしい小さな手で、一生懸命にな」
カレン「へー。他の子だと微妙だけど、あの子だと可愛く思えるわ」
ルル「あの一生懸命さ……サンタクロースが実在したら、
俺は――サンタを許しておかなかった……!」
C.C.「サンタにすら嫉妬するのか」
157 = 1 :
カレン「ねえねえ、ちなみにどんな事を書いてたの?」
ルル「む?」
C.C.「そうだな、確かに興味がある」
ルル「感謝の言葉、
そして、世界中の子供へプレゼントを贈って回ることへの労いだ」
ルル「ははっ、ナナリーの奴、
サンタに『お兄様といつまでも一緒にいられますように』ってお願いしてたんだ」
ルル「本当に優しくて可愛い妹だよ、ナナリーは……」ニヘラ
C.C.・カレン「……」
158 :
俺がルルーシュだ
161 = 113 :
このルルはいいルルwwwww
162 = 1 :
ルル「そんなナナリーの所へ、行かないわけがないだろう?」
カレン「ど、同意を求められても……ねぇ?」
C.C.「コッチに振るな、頼むから」
ルル「だが……問題も多い」
カレン「そっ、そうよね! だから、馬鹿な事はやm」
ルル「ナナリーの所へたどり着いても、
あまりの可愛さにここに戻って来られなくなる可能性が高い……」
C.C.「……一応、戻ってくる気があるのは褒めてやろう。一応な」
163 = 36 :
流石ルルーシュ
極まったシスコンだw
164 = 15 :
流石ルルーシュ、冷静な分析だ
165 :
ルルwwwやっぱ好きだwwww
166 = 1 :
ルル「まず、ナナリーの寝室へと入る」
カレン「……それまでの過程はまるで問題にしてないのね」
ルル「……その時点で、帰還率が2%になってしまう」
C.C.「おい、さすがにそれは低すぎるだろう」
ルル「いいや、この数字は正確だ」
ルル「何せ、かなりの期間ナナリーの匂いを嗅いでいないからな。
それを補充するために、どれだけの時間を費やすか見当がつかない」
カレン「うわぁ……」
167 = 15 :
うわぁ・・・
168 = 1 :
ルル「ナナリーの匂いという条件をクリアーするためには、
着ているものを全て脱がなければならないだろう」
C.C.・カレン「……」
ルル「鼻だけでなく、皮膚呼吸も含めた全てを費やす。
頭髪も剃りたい所だが……学園でブリタニアに怪しまれるからな」
C.C.・カレン「……」
ルル「それでも、生還率は80%。
しかも、匂いを補給している時は完全に無防備だ……!」
C.C.「悔しそうな顔をするな」
169 = 158 :
こういう人に憧れちゃうな
170 = 91 :
変態紳士過ぎるww
171 = 1 :
ルル「さらに、全裸になったことで衣装も用を成さなくなる」
カレン「衣装? ゼロの格好で行くんじゃ……」
ルル「ああ、クリスマスカラーのな」
カレン「はあっ!?」
C.C.「お前、そんなものを作っていたのか……」
ルル「いざという時、周囲に紛れ込むことも可能だ。
ゼロのマスクの頭頂部には、おおきな星もあしらえてある」
C.C.・カレン「……」
172 :
ルル「当然、ナナリーがそれを見ることは無い。
眠っているし、何よりナナリーは……」
ルル「だが……それでもその格好でプレゼントを置きたかった……!」
ルル「ナナリーの元へ、サンタクロースとして駆けつけたかった……!」
カレン「……まぁ、帰還するためには、
ふっ、服を脱がなきゃいけないんでしょ?」
ルル「……ああ」
カレン「だったら……全部脱ぐべきだと思うわ」
C.C.「ルルーシュもだが……カレン、お前も落ち着け」
173 = 172 :
ルル「脱ぐ……べきか」
カレン「それしか、他に方法はないのよね?」
ルル「他のプランも考えたが、
最も現実的なものが全裸になることだった」
カレン「じゃあ……貴方は脱ぐべきよ」
ルル「……ありがとう、カレン。
おかげで決心がついた」
カレン「べっ、別に大したことはしてないわよ!
わ、私はただ……貴方が帰ってこないと困るから……」
C.C.「……何なんだ? この会話は」
174 :
つか作者落ち着けww
175 :
もしゼロとしてカグヤ様抱いたとしたら全裸にあの仮面なのかな?
176 = 172 :
ルル「――だが、まだ障害は多い」
ルル「寝室の入り口からナナリーの寝るベッドへ近づくにつれ、
俺の脳裏にはナナリーとの思い出が蘇ってくるだろう」
ルル「笑顔のナナリー、少し拗ねたナナリー、
悲しげなナナリー、他にも様々な時、色々な場所でのナナリーがだ……」
ルル「俺は……実物のナナリーがそこに居たとしても、
その思い出のナナリーの愛らしさに押し潰されてしまうかもしれない……」
ルル「そうなってしまっては、生還する確率はほぼゼロになるだろう……」
C.C.・カレン「……」
177 :
>>175
顔見せてとお願いされるんでわ?
178 :
さすが童帝は格が違った
179 :
ルル、お前がナンバーワンだ
180 :
もうナナリーを事前に攫えよwwwwwwwww
181 = 172 :
ルル「――ええい! ナナリーはどうしてあんなに可愛いんだ!」
ルル「ナナリーが可愛いらしいのか!?
可愛いらしいのがナナリーなのか!?」
カレン「わっ、私に聞かないでよ!?
それに意味わかんない、支離滅裂すぎ……!」
ルル「あぁ……ナナリー……!」
C.C.「……ふん。だったら、今のうちに思い出に浸っておけば良いだろう」
ルル「! その手があったか!」
C.C.「……」
C.C.「えっ?」
182 = 172 :
ルル「確かにお前の言う通りだ、C.C.」
C.C.「……何がだ」
ルル「今の内にナナリーとの思い出に浸っていれば、
クリスマスの日に思い出が枷になる心配はなくなる」
ルル「いや! むしろ、ベッドで眠るナナリーに、
一刻も早く駆け寄って顔を見たいという衝動に駆られるだろう!」
ルル「くくく……! そうか……その手があったか……!」
ルル「――さすがはC.C.、この俺の共犯者だ……!」
C.C.「……そんなに褒めるな。
私はもう泣きそうだよ、ルルーシュ……」
183 :
ルル…どうしてこなった…
184 = 172 :
ルル「――カレン、そしてC.C.……礼を言わせて貰う」
ルル「お前達のおかげで、条件をクリアーする事が出来た」
ルル「……ありがとう」ニコリ
C.C.・カレン「……」
カレン「……そんなに穏やかな笑顔で感謝されると複雑だわ」
C.C.「……ふふっ、お前がそんな顔が出来るとはな」
C.C.・カレン「「……本当、この状況で見たくはなかった」」
185 = 175 :
最初からだろ
186 :
なんなんだこの地味な遅さは
慎重なだけか?
187 = 172 :
ルル「ナナリーの眠るベッドにたどり着ければ話は早い」
カレン「……あぁ、そう」
C.C.「……良かったな」
ルル「まず、ナナリーの薔薇のような左頬に軽くキス。
続けて頬同士をスリスリさせた後、右翼にも兵を展開」
カレン「何言ってんの!?」
C.C.「ルルーシュ、お前……」
ルル「あぁ、すまない。
ナナリーに対して兵を差し向けるような表現をしてしまった」
カレン「そこじゃないわよ! 問題はさぁ!」
188 :
本当にナナリーが絡むと物凄い勢いで駄目人間になるなw
190 = 172 :
C.C.「それは……さすがに起きるだろう」
ルル「問題ない。
毎年、この条件はクリアーしてきた」
カレン「アンタ、クリスマスはいっつもそんな事してたわけ!?」
ルル「いや? クリスマスに限らずしていたが……」
カレン「有り得ない……さすがに私でも、
お兄ちゃんにそんな事されてたら引くわ……!」
ルル「? 何故だ」
C.C.「……本当にわかっていないらしいな」
191 = 172 :
カレン「あのね? 普通のお兄ちゃんは、
妹にそういう事しないと思うんだけど」
ルル「それは、妹がナナリーではないからだろう」
C.C.・カレン「……」
ルル「ナナリーが妹だったら、誰だってそうするだろう。
……本当、俺はナナリーの兄で幸せだよ」
カレン「……まあ、起きないなら良いかしら」
C.C.「……私は、この男と共犯者なのか」
192 = 186 :
くそっ、すまんがお前ら
朝まで保守頼むぞ
193 = 172 :
ルル「まあ良い、話を戻すぞ」
カレン「戻るというか、変な所へ連れてかれる気分だわ……」
C.C.「……奇遇だな、恐らく私も同じ所へ連れて行かれている」
ルル「チュッチュが終了してからの行動は決定している」
カレン「……チュッチュって」
ルル「それは――モフモフだ」
C.C.「……何だそれは。いや……聞きたくは無いな」
195 = 172 :
ルル「この作戦のポイントは、このモフモフだろう。
モフモフ次第で、作戦時間が大きく変わるからな」
C.C.「ルルーシュ、一応聞いてやる」
ルル「何だC.C.」
C.C.「モフモフとは、一体何だ? 何をするつもりだ」
ルル「決まっているだろう。
抱きしめながらナナリーをモフモフする」
カレン「ちょっと待って……アンタ、その時全裸なんじゃないの!?」
ルル「?」
カレン「キョトンとしないで!」
196 = 172 :
ルル「服を脱ぐべきだと言ったのはカレン、お前だろう」
カレン「その時はその、も、モフモフ?……をするなんて、
思ってもいなかったのよ!」
C.C.「思っていたとしたら、それはもう駄目だろう」
ルル「……やれやれ、カレン。
そんな事では、零番隊の隊長は任せられんぞ」
カレン「そんなに!? ねえ、そんなにモフモフって大切なの!?」
ルル「……仕方が無い」
モフッ
カレン「ひぃぇあっ!?」
C.C.「……おい、どうしてそこでカレンを抱きしめる?」
197 :
モフモフチュッチュ支援
198 :
作者すげぇな。
199 :
SSの作者さんよ、あんたすごいよ
脳内再生が余裕なぐらいよくできてる
200 = 172 :
ルル「この斑鳩に乗っている以上、
俺はルルーシュでもあり、ゼロでもあるからな」
モフモフッ
カレン「ちょっ、ちょっと離し……!?」
ルル「信頼する部下に、
モフモフの重要性を教えるのは当然だ」
モフモフモフッ
カレン「だ、駄目……!」
ルル「……だからこその――モフモフ」
モフモフモフモフッ!
カレン「あ、あぁっ……!?」
C.C.「……そうか」
みんなの評価 : ★
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