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    元スレ黒子「えぇとケーシィケーシィ、……あれですわね」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - clannad + - CLANNADエロパロ + - とある魔術の禁書目録 + - みなみけ + - クロスオーバー + - ポケットモンスター + - ポケモン + - ミサカ×黒子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    753 :

    >>738
    技を書いてる奴とは違うよ
    ただ不快な思いをさせてしまったのならそいつの分まで謝るつもりだ

    755 = 630 :

    浜面「だぁぁああああっ!ちょーイライラすんぞコレ!」

    運転席の浜面が、ハンドルを右に左に操作しながら吼えた。ゴムタイヤが地面に削り取られていく音が、バンの後に追いすがる。

    絹旗「私の口癖を真似しないでください超キモいんですが!」

    助手席の絹旗も、噛みつくように吼え返した。
    後部座席の滝壺とコダックは、左右に振られまくる運転の中でも至ってマイペースである。

    滝壺「……ガーくん。うふふー」
    コダック「……グァ」

    彼らの乗るバンに、右後方から再び黒塗りバンが接近する。
    浜面は左にハンドルをきって、牽制しつつ距離をとった。

    浜面「……チクショー、埒があきゃしねーな」

    浜面は苦々しく舌打ちをした。

    764 = 630 :

    浜面「コダ……ガーくんの能力は使えねーのか?」

    滝壺「……狙いが定まらないって……ガーくんの念力は座標攻撃だから」

    絹旗「よく意志の疎通がとれますね……って、そういや『繋がって』るんでしたね」

    浜面は、覚悟を決めたようにハンドルを握り締めた。

    浜面「仕方ない。最終奥義使うから、お前らしっかりどっかにつかまれよ」

    絹旗「は、浜面?一体なにをやらかすのか超心配なんですが」

    浜面は絹旗の言葉を無視して、ギアを上げながら叫ぶ。

    浜面「最終奥ォオ義ィ!浜面スペシャルトリッキーアクセェェエエエル!!」

    いうやいなや、浜面は全体重をかけてアクセルを一気に踏み込んだ。地面をタイヤが空滑りする音が鳴り響き、次の瞬間には唐突なGがバンに乗る彼らの全身にかかった。

    「―――!」

    急発進したバンに黒塗りワゴンも追いすがろうと、アクセルを全開にして走り出す。
    二つの車が、猛速で公道を駆け抜けた。

    767 = 753 :

    しえん

    768 = 630 :

    車通りの無い公道を、二台の車が猛スピードで駆け抜ける。さながら、アクション映画のカーチェイスシーンといったところである。

    浜面「もう少し……もう少し……」

    精密な操作が必要な猛スピード下の運転だったが、浜面はバックミラーに映る黒塗りワゴンの位置をしきりに確認していた。

    絹旗「は、浜面!ちゃんと前見てください!超超超超超怖いです!」

    浜面「うるせー!今良いトコなんだ!」

    浜面は真剣な眼差しで叫ぶと、徐々に黒塗りワゴンと一列になるような位置へ車体を寄せた。

    浜面「……もう少し……もう少し……」

    黒塗りワゴンが、徐々にバンに近付いてきていた。一瞬で突き放した車間距離は、既に20Mを切っていた。

    そして、車間距離が更に縮んだ時である。

    浜面「お前ら!気張れ!」

    浜面は、唐突にアクセルペダルから足を離した。激しい衝撃が車体を揺らす。そして、再び踏み込んだ。黒塗りワゴンのフロントバンパーと、バンのリアバンパーが擦れる激しい破裂音がした。

    770 = 762 :

    そげぶって何だ?


    その
    幻想を
    ぶち殺す


    って意味か?

    771 = 753 :

    その通り

    772 = 753 :

    もっかい保守

    773 = 630 :

    保守ありがとうございます
    やっと帰宅出来ました。予定時間を大きくオーバーして申し訳ありません

    合間投下用に書き進めていた物を誤って消してしまったので、また書き直す羽目になりました……orz
    食事もあるのでまた時間を置いて投下する事になりますが、いましばらくお待ちください

    774 = 753 :

    わかった
    保守しながら待ってる

    775 = 753 :

    名前欄に何も入れてないはずなのになんか774秒で支度しな!とか出てる

    776 :

    なぜ774なんだろう
    あとほんきでバルスのときが怖い

    777 :

    >>776
    ななし

    778 = 753 :

    そうか774(ななし)か
    >>774を取ったのと関係はあるのか?

    779 = 630 :

    リアウィンドウに、火花が散るのが映し出された。
    そして、再び車間距離が開く。

    絹旗「ななな、なにしてんですかバカ面!超超超ひやひやさせないでください!」

    浜面「なんとでも言いやがれ。でも、多分もう大丈夫だろ」

    浜面につられて、絹旗もバックミラーに目をやる。黒塗りワゴンは一瞬跳ねると、そのまま勢い良くスリップし横倒しになって、火花を散らしながらカーリングの球のように滑った。

    絹旗「は、浜面!一体なにをしたのか超気になります!」

    浜面「はっはっは!浜面様を褒めろ敬えもう下っ端なんて呼ばせねーぜ!」

    浜面は満足げに笑うと、ギアを下げ減速しながら説明を始めた。

    浜面「あのワゴン、学園都市製の旧式なんだよ。昔、『セーフティーシステム』って機能を搭載した車がリリースされたことがあったんだ」

    780 = 630 :

    浜面「エンジン火災を食い止めるためのシステムでさ、エンジンに一定以上の負荷がかかると自動的にエンストが起きるシステムなんだ」

    浜面は、今までに見せたことがないほどに目を輝かせていた。

    浜面「システム搭載車種は、システムを使用する状況を考えるとシステム自体が危険だって事で、すぐに販売中止されたけどな。あのワゴンはその車種ってわけだ」

    絹旗「ってことは、あのワゴンは横流し品ってことですか。……で、猛アクセルからの急ブレーキであっちのエンジンを止めたわけですね。なかなかやりますね」

    浜面「このバンがアンチスキル仕様だったのも勝因だな。アンチスキル仕様の車は多少無茶しても大丈夫なように出来てる」

    浜面は、スキルアウト時代にバカをやらかす度、かなり無茶な運転で自分たちを追い詰めた巨乳のアンチスキルを思い浮かべた。

    絹旗「……にしても、浜面の癖に超詳しいですね」

    浜面「俺、車好きでさ」

    滝壺「……はまづら、かっこいい」

    コダック「……グァ」

    781 = 630 :

    ちょっと無理やりな展開ですが、暖かい目でスルーをお願いします
    最初は「エンスト」でググったら出た「フレームアウト」という現象を使うはずだったのですが、どうやらジェット機に起こる現象だったようで急遽タネを変更……orz

    TSUTAYAにCDを返してきます
    期限忘れてました
    すぐに戻ります

    784 :

    携帯で短パンマンだったからスレ落ちたかと思った
    >>781

    786 :

    ====

    時刻は、夜明けが近いことを伝えていた。しかし依然として空は暗く、学園都市でも辺鄙な場所に建てられたこの研究所は、電灯の少なさ故か近付きがたい重厚な雰囲気を醸し出していた。
    最も――浜面たちに関しては、そんな雰囲気など気にも留めないのであるが。

    浜面「っと、ここが件の研究所ってヤツ?」

    絹旗「みたいです。一応、表向きには『閉鎖中』なので、明かりは付いていないようですね」

    研究所は少なくとも外見の上では、人がいる雰囲気など微塵も感じさせなかった。

    滝壺「……はまづら……この研究所、能力者がいるよ」

    浜面「あん?マジかよそりゃ」

    絹旗「滝壺さんが感知できる……ということは、どうやら元『暗闇の五月計画』被験者の中に協力した人がいるようですね」

    浜面「ってことは、元同期かよ。よかったなぁ、同窓会開けるじゃん」

    絹旗からの重い蹴りを太ももに喰らうと、浜面たちは堂々と正面から侵入を開始した。

    787 :

    俺は寝る
    作者がんばれ

    788 :

    お、お帰り、がんばる書き手を私は応援してる

    789 = 786 :

    研究所の一階は散々たる有り様だった。
    玄関を入ってすぐに巨大なホールが出迎えるのだが、どうやらホールも研究室として使用していたらしく、書類やらデータの記された資料やらがあちらこちらに散乱し、接続の外されたケーブル類が無造作に転がっていた。
    資料の束を踏み越えながら、浜面たちは一階を散策する。

    絹旗「……資料から推測するに、この研究所はAIM拡散力場の有効な利用法を調べていたようですね」

    浜面「だから特に滝壺を欲しがったわけか。ってことはお前はついでの勧誘かよ」

    絹旗「失礼なこと言ってると頭握り潰しますよバカ面」

    先行する浜面と絹旗のあとを、のんびりと滝壺とコダックが追う。

    滝壺「……暗いね」
    コダック「……グァ」

    一階は、案の定無人だった。やはり、外から活動しているのを見咎められないという保険を賭けていたようである。

    絹旗「上から送られてきた内部の設計図からすると、地下にも研究室があるようです。怪しいとしたらそこですね」

    浜面「んじゃ、とっとと降りますか」

    浜面たちは、簡素なアルミの階段を降りていった。

    791 = 630 :

    バァン!

    浜面「はーい大人しくしろー」
    絹旗「不許可に研究をしているそうなので、超潰しに来ましたー」

    威勢良く扉が蹴破られた向こうには、浜面が発電所で白衣の集団から奪った拳銃を二丁構え、絹旗が素手でズカズカと乗り込む姿があった。
    滝壺とコダックは、後方で二人(?)揃ってボサっと待機していた。

    白服「……糞、連絡が無いと思ったら、やはりアイツらしくじっていたか……」

    一人の白衣が、両手を上げながら忌々しげに吐き捨てた。他の研究員たちも、大人しく両手をあげた。

    浜面「……お?なんか、思ったよりあっさり済みそうだな」

    絹旗「気は抜けませんよ。滝壺さんが言うには、能力者がいるようですし」

    絹旗は気を緩める事なく、室内に歩を進める。

    絹旗「ま、いいでしょう……滝壺さん」

    滝壺「……ガーくん、お願い」

    コダック「……ガー」

    キィィィイイイイィィィイイイイン

    研究員たちは次々と意識を奪われ、床に倒れ伏していった。

    792 = 790 :

    バッタリ

    793 :

    なんだクロコダインスレか

    796 :

    まだ生きてんのかこれ

    799 = 630 :

    申し訳ありません
    昨晩は寝落ちてしまいました

    一時間ほど後にちまちま投下開始します


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