元スレ妹「お兄ちゃーん、漫画貸しt…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
201 = 1 :
「もうこの時点でお兄ちゃん、私のこと騙しすぎだよ…」
ベッドに寝転びながら横の鏡を見る。いつも私が服をチェックする大きい鏡だ
目が真っ赤にはれ、長い髪が乱れに乱れてる酷い女しか映ってない
私は携帯を開いた
新着メール、5件
「うわ…」
そのうちの4件があの男子だった
「…もう…どうにでもなれ…」
To 男子
返信しないし電話にもでれなくてごめんなさい
明日なら空いてます。大丈夫です。学校が終わったら駅前にいます
もう一通は削除した
202 = 1 :
すいません、ラーメン伸びちゃうのでちょっと食ってきます
203 :
糞コテですが見てます
204 = 123 :
>>200
せっかく皆が長い間保守してくれたのにわざわざ鬱endを提供する>>1がいるわけないじゃないか
大丈夫だよ
205 :
>>202
急いで喉に詰まらすなよ
いやな展開になりそうだな…
206 = 130 :
>>204
え?鬱エンドが見たいからここにいるんだけど?
207 = 123 :
>>206
ファック!
208 :
>>206
そんなんお前の人生だけで十分だ
211 = 118 :
>>202
え?
212 :
妹はチャラ男と付き合うのか………………
213 :
けっこう面白いな
214 = 104 :
ほ
216 = 1 :
ごちっす。すいませんでした
---------------
……今までにない感じの朝
悪い意味で
6時45分…登校するのに一番な時間に目が覚めた
お兄ちゃんは起こしにこなかった
一晩中、鍵をつけてたのもあるけど、こんな身勝手な妹にも愛想が尽きたのだろう
昨日はほんとに泣いてばっかりだったな
しかもほとんどお兄ちゃんの前で
だめだね。こんな妹じゃ
「はぁ……」
……嘘に嘘を重ねてたっていうのがショックでならない
何の気遣いだったんだろう。嘘なんかつかないで言っちゃえばよかったのに
後から言うからこんなになるんだよ
3年もさ
「……」
ポリポリと頭をかいた私は、気だるそうにベッドから降りる
今日はもう学校行きたくないなぁ
はぁ
217 = 1 :
母「あら、妹ちゃん。おはよ^^ 今日はお兄ちゃんいなくても、ちゃんと起きれたのねー」
お母さんたち、帰ってきてるね
「お兄ちゃんは…?」
母「ん~なんだか全然、元気なくって部屋から出てこないのよ。おじいちゃんとの体操もしてなくてねぇ…どうしちゃったのかしら…」
チラッとお母さんが私の顔を見た
「?」
母「早く用意なさい。朝ご飯できてるから」
お母さんも私のこと気遣ってくれてる…?よく分かんないけど、そんな感じする
「うん…」
母「あ、妹ちゃん」
私はそのまま首だけ反転させてお母さんを見た
母「美味しいハンバーグ、昨日の夜にお父さんと食べたわよ。ありがとね^^」
私は返事をすることができず、力なく笑ってみせただけだった
218 = 1 :
「あ~…」
洗面所に立ってお母さんの態度が分かった
髪はボサボサ。目が腫れて、クマもできてる
こんな顔でリビングをうろついていたんだ
お兄ちゃんがいなくてよかった
「…お兄ちゃん…か…」
また心の中で勝手にそんなこと思ってしまった
220 = 1 :
??「おはようございます…あの…すいません…」
家を出ようとしたところ、髪が短い若い女の人に声をかけられた
私と違って綺麗な人だな
こういう人がお兄ちゃんの…
って
「はい?」
女性「あなた、ここの家の娘さんだよね?」
「はぁ…」
さっき、玄関でるとこ見られたよ
今日はきちんとした出発でよかった
女性「あの…あなたにお兄ちゃんっているかしら…?」
!!
まさか…この人…というより、こんな朝早くになんで家の前で待ち伏せ…
何も言わない私のことはお構いなしに女の人は話を続ける
女性「もしかして、あなたのお兄ちゃん、○○○○って名前じゃない?」
その名前は、私にとって最も聞きなれた名前だった
221 = 28 :
早く書け
もう眠たいんだよ
222 :
早く書け
面白い
223 :
ミステリアスに?
224 :
いい
225 :
スレタイって「おにいちゃーん まんが かしてぃー」って読むの?
226 = 1 :
私は反射的に口を動かした
「知りません」
と一言だけいい、なんか怖くなってきたので走って逃げた
なんでいきなりそんなこと聞いてくるの
こっちは色々あって傷心中なんだから、その名前だけは出さないでよ
もう
「○○兄…」ボソッ
久しぶに聞いたもんだから…もう…
今日の一時間目の授業は集中できないだろうね。きっと
227 = 1 :
友達「妹~!お昼たーべよ!」
「うん」
どうも笑顔になれないなぁ
自分でも分かるよ
友達「どうしたの?いつもの元気ないじゃん。屋上行く?」
「屋上…行く…」
友達「ちょっとあんた…ほんとに大丈夫?もっと元気だしてよ!」
ごめんね。○○にまで心配させちゃってるね
「ねぇ、○○。ちょっと話があるんだけどさ…」
友達「ん…屋上で聞くよ^^…お腹も空いたしね(照)」
「ありがとう」
228 :
くそやんきーとセックスする流れになったら一気にクソスレ化だな
229 :
チャラ男消えろ
230 = 205 :
再開してた
元彼女がなぜ来たのかが気になる
231 = 1 :
屋上は気持ちいいな
高いところ好き
風もあるし、いい天気
「私…告られたんだ…」
友達「えー!?」
「しーっ…!」
友達「あ、ごめ…。え、ねぇねぇ…どういう人…!?かっこいい?何年何組?もうOKしたの?写メかなんかないの…!?」
お兄ちゃんとほとんど同じこと聞いてきた
いや…これが普通なんだけどさ…
「昨日、写メ送ってきた」
舌を出してウインク。いかにもな感じの写メを見せた
友達「ちょ、あんた!これ2年の○○先輩だって!えーマジでー!?かなりモテモテなんだよ!いいなぁ~!」
「私さ、この人あんま好きになれなそう」
友達「うわ~そんなこと言っちゃって~!」
「いや、ほんと。私たぶんこの人無理だよ」
しばらくこんなやりとりを続けていた
232 :
スイーツ(笑)臭が漂ってきたぞおい
233 :
悲劇であれハッピーエンドであれ、結果を受け止めよう
234 = 170 :
スカトロエンドは簡便な
235 :
構わん、続けろ
236 = 1 :
友達「で、相談したいことってなに?まさかぁ…」
なによ
「いや…私さ、今日この人と会うんだ」
友達「うっわ~!いいなぁー!そーやってさー妹ばっかりさー…デートの場所とか服はどういうのがいい?なんてことは聞かないでよねぇ…」
すねないで。そんなこと聞かないよ
「会う約束はしたんだけど、なんかさ、この人怖くない?」
もう一度写メを二人で覗き込む
友達「カッコイイ~!…はぁ…」
「なんか…こういう子供っぽい人ってさ…すぐなんかやられそう」
友達「あっそっ!んで、もう怖くなっちゃって会うのが嫌になったの!?」
怒らないでよぉ
「…でも私もそろそろ彼氏つくった方がいいかな…なんて思ったりしてさ」
友達「はぁ~いいですねー!どーぞどーぞ!ご自由に!」
「○○としてはさ…彼氏っていたほうがいいよね…女子高生だし」
友達「そんなの聞くまでもないねー。できればの話だけどねー。この3年間、彼氏一人はつくらないとヤバいんじゃなーいですかー?」
237 :
友達むかつく死ね
238 = 1 :
その後、昼休みが終わって5時間目の授業のとき、ずっと私は考えていた
3年…彼氏…
よりによってドンピシャすぎるなぁ
やっぱ彼氏くらいいないとまずいのかなぁ
『この3年間、彼氏の一人くらいはつくらないとヤバいんじゃなーいですかー?』
むぅ
やっぱり、兄を好きになるっておかしいのかな
私、ほんとにお兄ちゃんの全部が好き
教室にいる男子なんかよりも全然カッコイイし、優しい
ほんとに好きなのにな
でもお兄ちゃんは家族であって恋人にはならない
なれないよね
はぁ
239 :
直ぐにエロ突入しないのがよい
240 :
欝だけは・・・欝だけはやめてください
241 :
鬱はやめて…
242 = 123 :
友達とチャラ男を殺(ry
243 :
妹は兄と結ばれ幸せにならなければいけない
絶対にだ
244 = 1 :
とうとう放課後
校門をでた私は、いつもとは反対の道を通り、駅前に行く
足が重いな
この時間帯は他校の生徒なんかもたくさんうろついてる
お兄ちゃんと同じくらいの背の高さだけど…みんな怖いよ
髪染めてたり、眉毛細かったり…まさしく今から私が会う男はそんな男なんだけどさ
会って、話してみれば意外に優しい人かも
そしたら…どうしよう…私にも彼氏が…
「お兄ちゃん」ボソ
なんでここでお兄ちゃんがでてくるのやら
お兄ちゃんは兄。家族。恋人じゃない
どんなに私がお兄ちゃんを好きになろうと、それは家族愛というもので元カノさんの好きと私の好きは違う
ジワッ
まずい。こんなところで泣けないよ
ハンカチ…忘れた…ああ…
245 :
鬱でいいじゃん
はいそうですか、で終わり
勘がいい奴は気付いてんだろ?
弁解も出来ねえってか?
246 :
やっと追いついた
247 = 1 :
少し目を腫れさせつつも、駅につくまで泣き止んでよかった
でも、駅前は人が多くて…どこにいるんだろうね…
チャラ男「あー!妹さーん!こっちっすよー!」
そんな手なんか振って大声で見ないでよ。恥ずかしいよ
しかも…
「ちょっと…まってよ…」
3年生…?とにかくデッカい人が2,3人…
!!
駅前で堂々と煙草吸ってる!
これは確実に危ない
怖い怖い怖いよお兄ちゃん
足震えてるけどもう見つかっちゃったよ
あの男がこっちに来る…あぁ…足が震えてる…
「怖ぃ…おにいちゃぁん…」
自然と声が漏れる
でも泣くことだけは駄目だ
こんな人たちに泣き顔なんて見せたくない
249 :
鬱もきついが、
兄「俺の妹に(ry」
のヒーロー展開もさむいな
みんなの評価 : ★★★
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