元スレ男「婚約者?俺に?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
751 = 714 :
男「青鬼さん、どうにかしてくれ…。」
鬼「む?青鬼がどうかしたか?」
男「どうしたもなにも、あれ見てみろよ。」
青「ほらお前ら!全員がトラック50周走るまで終わらんぞ!」
男「俺とか友は、はぁ…なんとか走り終えたけど…帰宅部の奴らは、たまったもんじゃないぞ。」
鬼「とりあえず、青鬼を止めればよいのだな?任せておれ! ……」
男「鬼?」
青「はっ!お嬢!…はい、分かりました。今すぐ止めます。すいませんでした!」
鬼「よしっ!今すぐ止めるそうだぞ!」
男「何したの…今?」
鬼「鬼同士の第六感というか、そんな感じだ!…こういうのは使ってはいけなかったか?」
男「いや、むしろGJ。」
752 = 714 :
鬼「じーじぇい?」
男「いい仕事したなってことだよ。」
ガシガシッ!!
鬼「(お、男!つ、角に触っておるぅ!)」
男「おっと、悪い。ついつい。」
鬼「学校では流石に駄目だぞ…。」
男「なにエロいこと考えてんだ、馬鹿。」
友「(男が女の子とあんな楽しそうに話すの初めて見た…やっぱ特別なんだな。)」
先生「は~い、じゃあ明日は45ページからな。復習ちゃんとしておくように。」
友「やっと昼休みだ~…。青島のせいで、もう限界だぜ…。」
男「あぁ、俺もだ。胃が空っぽだ…。鬼、学食いくぞ。」
鬼「うむ!で、がくしょくとはどこだ?」
男「1階だよ。早くいかないと混むから急ぐぞ。」
友「ちょっと待て!男!」
男「なんだよ…急いでんだよ。」
756 :
鬼がすいかで再生されるのはなんでだろう
757 = 714 :
友「無二の親友である俺を置いていくとはどういう了見だ!?」
鬼「男の親友なのか?私は鬼ヶ島だ!よろしくな!」
友「あぁ、男の親友だぜ!友でいいから、よろしく!」
鬼「うむ!よろしくな、友!」
友「あぁよろしくね!鬼ちゃん!」
男「ちっ…もういいだろ!行くぞ鬼!」
鬼「う、うむ!友よ、後でな。」
友「(あんなにむきになるとはね~…意外に初心だったんだな、男。)」
男「(くそっ…!なんでこんなに苛々するんだ!?鬼が友と話してただけなのに…。)」
鬼「お、男!どうしたのだ?」
男「(友の奴が鬼って呼んだ時、本気でむかつくなんてよ…!)」
男「(俺ってこんなに独占欲強かったのか?こんなはずじゃ無かったのに…)」
男「(駄目だ…自分でも嫌になるくらい鬼が俺の中で…大きくなってる!)」
759 :
俺の股間も大きくなってる・・・///
760 = 714 :
鬼「男!手を、そんなに強く握らないでくれ!」
男「っ!悪い…ごめん。」
鬼「どうしたのだ、男?私は何かまずいことをしたか?」
男「いや、なにもないよ…。」
鬼「正直に言ってくれ!男よ!」
男「なんでもないんだって!本当に!」
鬼「ならばなぜ怒っておる!?なにかあったのだろう?」
男「お前は悪くないんだよ…。馬鹿なのは、俺だ。」
鬼「なにがあったのだ?男よ?私には話してくれ。」
男「いいから、飯食いに行くぞ。」
鬼「男っ!」
男「…今は何も聞かんでくれ。」
鬼「男…。」
761 :
>>756
あくしゅしようぜ
762 :
ミッシングパワー!
763 = 714 :
赤「(なんかやばめの雰囲気っすね~…)」
青「(大丈夫なのか?お二人は?)」
赤「(まぁ、これくらいのTOLOVEるは付き物っすよ、先輩。)」
青「(むぅ…そういうものなのか。)」
赤「(そうそう、大人しく見守るのが1番っすよ。)」
~放課後~
先生「じゃあHRは終わりにする。じゃあ、また明日。」
「どっかよってこうぜ~。」「部活めんどくせぇ~」
男・鬼「……」
男「(何で黙ってんだよ。普通に話しかければいいのに。それも出来ないなんてよ。)」
男「(俺が悪いのに。こんな顔させたいわけじゃないのに。)」
764 :
おっもしれ~
765 :
友「鬼ちゃ~ん!一緒帰ろうぜ~!」
男「……」
鬼「いや、私は…」
友「男と一緒なんだろ?それなら途中まで俺も同じだしさ~」
ガタンッ!
男「帰る」
友「おい、男?どうしたんだよ?」
ガラララッ!!
鬼「友よ、すまない!次の機会にしよう!男!待ってくれ!」
友「(まさか、男があんなに激情家とはね~。そろそろいじめるのもよしてやろうかな。)」
友「(でもこんな機会二度と無いしな…。少しいじめ足りないかにゃ~?)」
「「……」」
青「(おい、赤!本当に大丈夫なのか!お二人は?)」
赤「(先輩wwwいい齢してストーカーのマネっすかwwwぱねぇwww)」
青「(お前は真剣にやらんか!お嬢が悩んでおられるのだぞ!)」
赤「(大丈夫なんですって、先輩。一体どこ見てんすか?)」
766 :
しえんた
768 :
友うぜぇ
769 = 764 :
鬼後輩おもしれ~。
770 :
こういう奴は友達って言わなくね
771 = 765 :
青「(お二人とも無言ではないか!それ以外どこを見ろと言うんだ!)」
赤「(ほら男さんはしっかりお嬢を歩道側に歩かせてるじゃないすっか。
あれって、ちゃんと意識してやらないと出来ないもんなんすよ?)」
青「(そうなのか?)
赤「(そうっす。それに~男さんは歩くペースをお嬢に合わせてますしね。普通さっさ自分のペースで歩くもんですよ。)」
青「(ほうほう…。)」
赤「(何マジに聞いてんすかwwwそういや先輩独身でしたねwwwうけるわwww)」
青「(しかし、このままで大丈夫なのか?お二人とも顔が暗いぞ!)」
赤「(ん~…確かに、先輩の言うことも一理ありますね~。これは俺らが一肌脱ぐべきっすね!)」
青「(おぉ!で具体的にどうする?)」
赤「(ま、男女の中にかけては、この合コンの鬼ことクリムゾンデーモンに任せてください!)」
青「(よしっ!じゃあ準備だ、赤鬼!)」
赤「(いやwwだからwwクリムゾンデーモンですってばwww)」
772 :
マジで友いらねぇ
773 :
赤鬼さんwwwwww
最高っすwwwwwwww
774 :
クリムゾンデーモンのキャラがツボったwwwwww
すげぇ好きwwwwwwwwww
775 = 765 :
男「ただいま~…。」
鬼「ただいま…。それでは私は晩ごはんを作るから…。」
男「あぁ、頼むよ。」
ガララララッ!
赤「チョリッ~ス!お嬢に男さん!わんばんこっす~!!」
青「夜分に失礼いたします!」
男「なんだよ、お前ら…」
赤「まぁまぁ男さん!そんな怖い顔だめですって!スマイルスマイル!」
男「肩を組むな!」
青「お嬢、夕餉の準備はあっしがしますんで。」
鬼「しかしだな…」
赤「お嬢もほらっ!今日は先輩に任せましょうよ!男さん、青鬼先輩の料理はマジやべぇすよ。」
男「…俺の舌は肥えてるぞ?」
青「お任せください、男殿!」
776 = 765 :
男「おぉおお…」
青「私たちが住んでる山の幸、フルコースでございやす。」
赤「流石先輩www独身長いとこうなるんすねwww…いや、まじですいません先輩。」
青「分かればいい…。」
赤「それじゃあ男さん、お嬢、グラス持ちましたね?」
男「あぁ。」
鬼「うむ。」
赤「そんじゃ乾杯ぃいいいいい!!!!」
「「「かんぱいっ!」」」
男「ん?おい、これって酒じゃねぇか?」
赤「そうっすよwww鬼特製鬼殺しですwww自殺行為www」
男「これ、結構きついな…。(鬼は大丈夫か?)」
鬼「zzz…zzz…」
777 :
続きが気になってしまう!
778 = 764 :
うほっ。
779 :
これは今日寝れない
780 = 765 :
男「おい!鬼っ?大丈夫なのか?お前ら何飲ませたんだ!?」
青「落ち着いてください男殿!寝ているだけです!」
赤「お嬢は酒に弱くて、一滴でも酒が入ると爆睡しちまうんす。」
男「それ知ってて何で酒飲ませたんだよ?」
青「男殿にお話があるからです。」
赤「男同士腹割って話しましょうよってことっす。酒もありますし。」
~2時間後~
青「だぁかぁらぁ~、私にとってお嬢は娘みたいなものなんです、男殿!聞いてますかぁ!」
男「聞いてる聞いてる。」
赤「先輩それ話すの三回目っすwww」
青「何回でも言うぞぉおおおおお!よいですか?男殿!!」
男「あぁ、聞いてやるよ。」
781 :
さすが赤鬼さんwwwマジパネェっすwww
782 :
青鬼がただのめんどくさいおっさんにwww
784 = 765 :
青「お嬢はぁ、俺みたいなやさぐれにも、優しく接してくれる本当にいい子なんです…。」
男「分かってるよ…。」
青「いつでも他人のことを気にして、部下のことを気遣う最高の娘です…!」
男「……」
青「でも、本当は人一倍繊細で寂しがりの普通の女の子なんですよ…!」
男「それも知ってる。」
青「ですからお願いです!どうか、どうかお嬢を悲しませるようなことだけはしないでください!」
男「! 頭上げろって、青鬼!」
青「どうか…どうか……zzz…zzz」
男「え?」
赤「寝ちまいましたね、先輩。」
男「そうなのか…。」
赤「俺も気持ちは先輩と同じっす。男さん。」
785 = 765 :
赤「俺は元々、お嬢や女将が住んでる山の者ではなかったっす。他の村で村八分にあって逃げてきました。」
赤「そんなよそ者の俺を迎え入れてくれたのは、誰でもないお嬢なんす。」
男「そうだったのか。」
赤「はい。お嬢が女将に掛け合ってくれて今の仕事につけたんす。今の俺がいるのはお嬢がいたからです。」
男「……」
赤「男さん、確かに鬼と結婚っていうのは難しいっすよね。でもどうか真剣に考えてやってください。」
赤「鬼だからって理由でお嬢を拒まないでやって欲しいんす。一人の女の子として見てあげてください。」
男「そんなこと…!分かってる!というかむしろ俺の方が!」
赤「…俺、思うんすけど恋愛ってもっと軽いもんですよ。」
男「どういう意味だ?」
赤「そんな相手の為にとか一々考えなくていいんすよ。好きなら好き、それだけでいいと思うんす。」
男「…でもよ、それだったらいつか相手を傷つけるだけだろ?」
788 = 765 :
赤「傷つけあって、腹割って話し合って、許しあって、そうやって深まるんじゃないんすかね?絆って。」
男「そうかもしれないけどよ…。」
赤「1番大事なのは自分の気持ちに素直になることっすよ。独占欲も愛情なんすから。」
男「お前っ!どうして!」
赤「男さん見てれば分かりますってwwwモロバレwww」
男「ちっ…お前やっぱ信用なんねぇわ。」
赤「サーセンwwwじゃあ俺ら帰りますんで ほら先輩www起きてください!」
青「お嬢ぉおお…」
赤「この人リアルきめぇわwww後輩辞めたいwww」
男「気遣わせたな、悪かった。」
赤「別にいいんすよwwwでも、もしよかったら次からはクリムゾンデーモンって呼んで…」
男「またな、赤鬼。」
789 :
歩道側とか歩くペースとかどっかで見たことあるな
東鳩だっけかな
790 :
俺、赤鬼になら何回でも掘られてもいい
791 = 777 :
赤鬼さん///
792 :
赤鬼役は芸人の慶だな
793 = 766 :
さすが赤鬼だぜ
794 = 765 :
鬼「うむぅ?ここは…。」
男「目、覚めたか?」
鬼「男?私は…どうしていたのだ?」
男「赤鬼が間違って酒飲ませてさ、寝てたんだよお前。」
鬼「…今日は済まなかった。やはり私は高校に通うのを止したほうがよいな…。男に迷惑かけてばかりだ。」
男「悪いのは俺だよ。お前じゃない。」
鬼「男が悪いわけがない!私がいたらぬことをしたのだろう?」
男「…なぁ鬼、お前が思うほど俺は完璧じゃねぇんだ。」
男「俺はさ、お前が来てから色んな自分を知った。そんで分かったことがある。」
男「実は俺って、すんげー弱い人間だったんだなって。今までの俺は強がってただけなんだ。」
鬼「…ぐっ…ふぐっ…うぇえ」
男「鬼!?何で泣いてんだよ!?」
鬼「だって私のせいで男は苦しんでいたのだろう…。私が勝手に作り上げた想像のせいで…。」
796 :
鬼かわいいよ鬼
797 :
祖先…
…子孫
798 = 765 :
男「違う!そんなことない!」
鬼「違わない!ぅぅう、男は優しいから、私の期待に応えてくれてたのに、私は…男を苦しめるだけだったなんて」
男「なに言ってんだ馬鹿!それは違うぞ!」
鬼「ふぇえええええ!」」
男「違うって言ってるだろ!おい、聞けよ!」
鬼「私は、なんという愚か者なのだぁあ…ふえええええええ!」
男「(あ~もう何でこんなことになってんだよ!ただ謝りたかっただけなのに!こうなったら…ままよ!)」
ギュッ!!
鬼「お、男?」
男「泣いてもいいから、でもここでだけだ。それ以外は許さん。」
鬼「おっとこ…うぅう…うわっぁあああああああああああああん!」
799 :
くそっ、なぜ俺にはこんな嫁候補が居ないんだ・・・
800 = 765 :
鬼「ふっ、ふぐっ…ぐすっ…」
男「治まったか?」
鬼「う、うむ。」
男「そうか。そりゃよかった。」
鬼「私は、心配なのだ。私のせいで男が迷惑しておらぬかと…。男は私のことを邪魔に思っているのではないかと。」
男「そんなことあるわけないだろ。」
鬼「しかし、学校では迷惑をかけたのだろう?だから男は怒ったのではないのか?」
男「あぁ、そのことなんだがな。えぇとな…。それはだな。」
鬼「はっきり言ってくれ!男よ!」
男「…分かった!言うわ!一回しか言わないからな!」
鬼「うむ!言ってくれ!」
男「そのだな、お前と友が話してるの見て、なんかよく分からんけどムシャクシャしたんだよ!そんだけだ!」
鬼「それは…その、」
男「そうだよ!所詮俺も独占欲の強い男だったってことだ!」
みんなの評価 : ★★★
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