元スレ男「婚約者?俺に?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
401 = 371 :
鬼「そうなのか!豚汁は私の得意料理の一つだ!」
男「マジで!?そいつは期待してもいいのか?」
鬼「おぉ!期待しても大丈夫だぞ!」
男「ちなみに使う食材は?」
鬼「白みそに、豚肉、人参、山芋、砂糖であろう。他には」
男「いやもういい。お前が豚汁をまとも作れることはよ~く分かった!」
鬼「ふふんっ、そうであろう!では食材を揃えるか。」
鬼「豚肉はこれでいいか?」
男「…駄目だ。こっち。」
鬼「こちらがが259円で、そちらがが328円。私の方が安いぞ!」
男「原産国をよく見てみろ。」
鬼「中○産と書いておる。済まなかった男…私が間違っていた。」
男「分かればよろしい。次買いに行くぞ。」
402 = 372 :
その後ろでは
「くそー男め!あんな可愛い彼女といちゃいちゃしやがってクソッ!」
403 = 371 :
男「よしっ!買い物も終わったし!早いところ帰るか!」
鬼「あのだな、男。そのデパートからはもう出ているのだよな?」
鬼「手はまだ繋いだままかなのか?」
男「…なんだよ?嫌なのか?」
鬼「嫌ではない!むしろ嬉しい!でも、男は困るのだろう?」
鬼「銀細工の店の人にも嘘をついたし、私が婚約者だとばれるとまずいのだろう?」
鬼「男が嘘をつくのも分かる。鬼が婚約者などと人間からみればおかしなことだろうからな…。」
男「うるせぇ。帰るぞ。」
鬼「男。手は…離さぬのか?」
男「黙ってついてくればいいんだよ!(こんなときまで俺のことばっか考えやがって…!どんだけお人よしなんだよ!)」
鬼「男?怒っておるのか?済まなかった、また私は男を困らせているのだな。」
男「怒ってなんかねぇよ。」
鬼「しかし…」
男「それにな、手は俺が繋ぎたいから繋いでんだ。だからいいんだよ。」
鬼「…うむ。それならば仕方ないな。」
405 = 376 :
仕方ないな。うん
406 = 371 :
「「ただいまー」」
鬼「よしっ!それでは昼ごはんを作るか!楽しみに待っていろ男!」
ズダダダダッ!
男「手はちゃんと洗えよ~。」
鬼「ふんふ~ん♪」
男「(いや~なんというかエプロン姿を後ろから眺めると、こうグッとくるものがあるなぁ)」
鬼「男よ!砂糖はどこにあるのだ?」
男「え?あぁ、棚の上だよ。」
鬼「ん?おぉここか!」
男「(手繋いで、シルバー買ってあげて、昼飯作ってもらって、おもいっきりカップルの休日だな。)」
男「(それに手を放そうと言われたとき、何だかすんげームカついたしよ。)」
男「(俺は鬼のことどう思ってんだ?そりゃ人間だったら間違いなく付き合ってるよ。でもさ。)」
男「(でも、やっぱりあいつ鬼なんだよ…俺とは根本から違うんだ。いずれ理解しあえずに別れるときがくるんじゃ?)」
男「(ご先祖と丸っきり同じこと考えてる。こんな風に桃太郎も悩んだんだろうな。)」
鬼「男ぉ!コンロの火はどうやって消すのだぁあ!?」
男「取っ手を逆に回すんだよ!(まぁいいや、考えんの面倒だ。多分なんとかなんだろ。)」
407 :
支援して寝る。
明朝を楽しみにしておるぞ>>1よ!
408 = 371 :
鬼「出来たぞ!男よ!」
男「おぉ普通の料理だ…。」
鬼「男!それは流石に失礼ではないか!?」
男「わりぃ。じゃあさっそくだけど食わせてもらうぞ。いただきます!」
鬼「うむ!どれから食べてもいいぞ!」
男「じゃあまず豚汁から…」
鬼「どうだろう…?」
男「美味い…いや、本当に美味しい!こんな美味い豚汁初めて食った!」
鬼「ほっ…。そ、そうであろう!私の自慢の一品だからな!」
男「ししゃもは…まぁこれは別にな、普通に美味しいな。」
鬼「そうであろう!そうであろう!」
男「お前も食べろよ。飯は誰かと食べるから美味しいんだろう?」
409 = 376 :
砂糖はなんに使ったんだ……
410 = 372 :
なにこれ羨ましい
411 = 371 :
鬼「うむっ!そうであるな!では私も食べるとしようか!」
ゴボゴボゴボっ!!
男「あ、やっぱり豚汁はすんごい沸騰してんのな…。」
鬼「う、うむ。男には悪いが私にはすこし温すぎるのだ。」
男「そこは気にすんな。個人の好みだからな。」
鬼「そうか。男は器が大きいな!」
男「お前なんでも褒めるな。」
鬼「夫を立てるのが妻の務めだ!」
男「微妙に意味が違うけどな。」
412 = 371 :
~夜9時~
『日曜ロードショー!今日はあの話題作が登場!全米が泣いたラブストーリーがこのあとすぐ!』
鬼「男よ、これを見てもいいか?」
男「見たいの?」
鬼「うむ!人間が作った映画はとても面白いと母上がいつも言っておってな、前々から見たいと思っていたのだ!」
男「見てていいよ。俺風呂入ってくるから。」
鬼「うむ!いい今日も風呂であったぞ!」
男「(はぁ~いい風呂だ。ちょこちょこ変な知識が入ってるよな、あいつ。)」
男「(あいつの母ちゃんはどこでああいう知識仕入れてるんだ?)」
男「(実は人間となんか関わりがあるんじゃないのか?)」
男「(…そういやあの映画一回見たことあるな。確か濃厚なラブシーンがあったはず。)」
男「(まぁでもゴールデンだし、多分カットしてあんだろ、さて体洗ってあがるか。)」
414 = 371 :
男「上がったぞ~。」
鬼「うむ…。」
男「(すんげ―真剣に見てんな。こりゃ話かけるのよすか。)」
ドスっ
男「よいしょっと。」
鬼「……」
男「(ガン見だなぁ。こいつよく見るとまつ毛長いよな。顔も整ってるし。)」
男「(でもこいつは鬼なんだ。角も生えてるし。)なぁ鬼。」
鬼「ん?どうした男?」
男「角触ってもいい?」
鬼「え!?ど、どうしても触りたいのか?」
男「うん。できれば。」
鬼「う、うむ。ならば触ってもよいぞ。優しく頼む…!」
男「分かった。(やっぱり生えてるよな…。)」
男「(角の有る無しだけの違いなのにな。いや、他にも色々あるけど)」
415 = 371 :
鬼「っつ…!はぁ…お、男ぉお…」
男「(そんなこと気にするなって思うけどもさ、気にしないわけにもいかないよ。)」
鬼「うぅうう…男ぉお…頼む、もっと、優しくだぁ…」
男「(どんな形にまとまるにせよこいつを悲しませたくはないな。それは間違いない。)」
鬼「おっとっこ…。こ、これ以上はぁ…私の理性が」
男「(でもどうすりゃいいかなぁ~。)」
鬼「もうっ…限界っ!」
ドタンっ!
男「うわっ!何すんだよ!」
鬼「男が悪いのだぞ…私の角をいじくりまわすから…」
男「おい、目が据わってるぞ!どうした!」
鬼「男が角をいじるからではないかぁ…もう私は我慢できない…」
男「え?ちょっと待て!角って何?そういう箇所なの!?」
鬼「体が熱くて仕方ないのだぁ…男…」
男「(テレビもラブシーンに変わってるぅうううううううう!やばい!こんななし崩し的なのは駄目だ!)」
417 = 376 :
ハァハァ
418 = 371 :
鬼「男のせいなのだからな?私はこんなことするつもり無かったのだぞ?」
男「駄目だ!鬼!こういうのは良くない!我慢してくれ!」
鬼「男が触ってきたのだぞぉ。それなのに我慢しろとはあんまりではないかぁ!」
男「それに関しては全面的に俺が悪い!だから頼む!我慢してくれ!」
鬼「男の体は我慢したくないと言っておるぞ!」
男「(めざとく見つけやがってぇえええええええええ!)これは違う!生理現象だ!」
鬼「我慢などすることはないではないか…男。」
男「(やばい!こんままじゃまじでやばい!…そうだっ!)鬼、このゴルフボール思いっきり握ってみろ!」
鬼「なぜだ?」
男「いいから!ほらっグッと!!」
ガリガリガガリガッ!
「「……」」
鬼「さぁ男よ。愛し合おうではないか!」
男「さぁじゃねえええええええええええええ!!(ゴルフボールだからよかったものの!
もしこれが俺のゴールデンボールだったら…!)」
419 = 376 :
金玉は意外と破裂しやすかったようなそうでなかったような……
420 = 371 :
鬼「男が悪いのだ!だからもう男の言うことなど聞かぬ!」
男「駄目だぁあああああああああああ!」
鬼「逃げるな男ぉぉおおおおおおおおおおおおおお!」
ドカーンバキーンズゴーン!!!
~1時間後~
「「はぁ…はぁ…はぁ…」」
男「どうだ、治まったか?」
鬼「うむ、汗をかいたら普通に戻れた。済まなかった男よ…。」
男「いや、今回は全面俺が悪い。マジでごめん。」
鬼「私が言っておくべきだったのだ。なのに私はその、男が角をさわってくれろのを期待していた。」
男「……」
鬼「だから男は悪くない。悪いのは私なのだ。」
421 = 381 :
>>ガリガリガガリガッ!
何が起こった
422 = 371 :
男「あぁ~、汗でべとべとだ。風呂入りなおさなきゃな。」
鬼「そうであるな。風呂を沸かさなくては。」
男「お前先に入れよな。」
鬼「うむ。そうさせてもらう。今男が入った後の風呂に入ったらまた火照ってしまいそうだ。」
男「そういうことは言わんでよろしい」
男「うしっ、じゃあ寝るか。電気消すぞ~。」
鬼「うむ…」
鬼「男よ。」
男「ん?」
鬼「さっきの私は忘れてくれ…。あんな自分から迫ったりなんて!末代までの恥だ…。」
男「悪いけど忘れられそうにないな。」
鬼「意地悪を言わないでくれえ!男よぉ!」
男「いや、本気で忘れらそうにないよ。あんな色っぽい姿さ。」
鬼「むぅう~…。もう男には頼まぬ!もう寝る!おやすみなさい!」
423 = 380 :
おやすみなさい!
425 :
ドカーンバキーンズゴーン!!
のほうが気になる
426 :
どう頑張ってもガッシュになってしまう
427 :
やっぱり激しいんだろうなぁ
428 :
背中引っかかれたりしたら大変なことになりそうだな
430 :
鬼ちゃんどんな体なのかなハアハア
433 :
しえん
消えるには惜しいスレだ。
朝まで…残っていて……く………
434 :
俺が起きてる間は安泰…だ…n
435 :
ほしゅ
もう寝る
437 :
俺の中では、男=毒男、鬼=素直ヒート、鬼の母=素直クールなんだがw
438 :
保守なら任せろ
439 = 435 :
ほす
440 :
ほっしゅ
441 :
ほしゅでござる
442 = 436 :
ホッシュ
443 :
ほっほっほ
444 = 435 :
ほす
445 = 435 :
ほす
あとはまかせた
446 :
男「契約者?俺に?」に見えた
ものすごい邪気眼を感じたが開いてみたらコレだよ
447 :
モシモシ
保守します
ガチャ
449 :
もう寝るからヒマッピーまとめよろしく
みんなの評価 : ★★★
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