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元スレキョン「お前、誰だ?」

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再開。>>367の続きから
「そしたら、あんたあたしになんて言ったと思う?」
お前、誰だ?だっけか。
「そうよ!なんで分かったの?」
ハルヒは目を開いて身を乗り出した。なんでって、お前。
「さっき自分で言ってただろ」
「そういえばそうだったわ」
こいつアホなんじゃないだろうか。
「続けるわ。あんた、あたしが何を言っても知らないの一点張りで、どうしてやろうかと思ったの」
「でもね、その時教室にあたしと同じ中学の奴が居たみたいで」
ハルヒは水を一口飲んで、続ける。
「こいつが涼宮ハルヒだよ!って誰かが叫んだの。そしたら教室に居る連中が皆あたしの方を向いて、あぁ、こいつが涼宮ハルヒかって顔をするのよ」
多分叫んだのは谷口だ。その光景が頭に浮かんでくる。
「わけがわからなかったわ。あんたはまだ俺は知らないって同じことばっかり言うし」
ハルヒは水の入ったグラスを両手で持ち、目を閉じている。
多分思い出しているんだろう。
「それからどうしたんだ?」
「帰ったわ」
帰った?
予想外である。
こいつなら俺の首根っこを掴んで無理矢理文芸部室に連れて行きそうなもんだが。
それもよかったけど、とハルヒ。
「あたし悟ったの、こいつはジョンじゃないんだって」
「そしたら、あんたあたしになんて言ったと思う?」
お前、誰だ?だっけか。
「そうよ!なんで分かったの?」
ハルヒは目を開いて身を乗り出した。なんでって、お前。
「さっき自分で言ってただろ」
「そういえばそうだったわ」
こいつアホなんじゃないだろうか。
「続けるわ。あんた、あたしが何を言っても知らないの一点張りで、どうしてやろうかと思ったの」
「でもね、その時教室にあたしと同じ中学の奴が居たみたいで」
ハルヒは水を一口飲んで、続ける。
「こいつが涼宮ハルヒだよ!って誰かが叫んだの。そしたら教室に居る連中が皆あたしの方を向いて、あぁ、こいつが涼宮ハルヒかって顔をするのよ」
多分叫んだのは谷口だ。その光景が頭に浮かんでくる。
「わけがわからなかったわ。あんたはまだ俺は知らないって同じことばっかり言うし」
ハルヒは水の入ったグラスを両手で持ち、目を閉じている。
多分思い出しているんだろう。
「それからどうしたんだ?」
「帰ったわ」
帰った?
予想外である。
こいつなら俺の首根っこを掴んで無理矢理文芸部室に連れて行きそうなもんだが。
それもよかったけど、とハルヒ。
「あたし悟ったの、こいつはジョンじゃないんだって」
>>456
再度おかえりwktk
再度おかえりwktk
>>456
おかえり支援
おかえり支援
隣でハルヒの話を聞いている朝比奈さんは目を涙で潤わせている。
今の話のどこに泣く要素があったのだろう。
「それからね、またジョンに会えるんじゃないかって、そんな気がしてたの」
だからそれ以降あんたに会いに行かなかったわ。と、ハルヒ。
「本当にまた会えるなんて思ってなかった」
話は終わったらしい。
ハルヒ掴んでいたグラスを口へ持っていき、中身を全部飲み干してしまった。
「涼宮さん、門限……大丈夫ですか?」
朝比奈さんが控えめな声をハルヒに向けた。
「門限なんてあるのか」
「一応ね。まぁ少し遅れたって平気よ」
そういってハルヒはまたグラスを口に運ぶ。氷を食べるなんてお行儀がよくないぞ。
「古泉君、今何時?」
「6時43分です」
古泉よ、お前はいつから財布から時計に成り下がってしまったんだ。
「でもそろそろ帰ったほうがいいわね」
ハルヒは片腕をあげると、解散!と高らかに言った。
今の話のどこに泣く要素があったのだろう。
「それからね、またジョンに会えるんじゃないかって、そんな気がしてたの」
だからそれ以降あんたに会いに行かなかったわ。と、ハルヒ。
「本当にまた会えるなんて思ってなかった」
話は終わったらしい。
ハルヒ掴んでいたグラスを口へ持っていき、中身を全部飲み干してしまった。
「涼宮さん、門限……大丈夫ですか?」
朝比奈さんが控えめな声をハルヒに向けた。
「門限なんてあるのか」
「一応ね。まぁ少し遅れたって平気よ」
そういってハルヒはまたグラスを口に運ぶ。氷を食べるなんてお行儀がよくないぞ。
「古泉君、今何時?」
「6時43分です」
古泉よ、お前はいつから財布から時計に成り下がってしまったんだ。
「でもそろそろ帰ったほうがいいわね」
ハルヒは片腕をあげると、解散!と高らかに言った。
>>1好きだ
ちなみに長門は、ずっと黙々とチョコレートパフェを食べていた。
長門の前には空の容器が5つ並んでいる。
「今日は喋ってるだけで終わっちゃったわね」
そういえばいつもは探索しているんだっけか。
「明日はちゃんと行く場所を決めておくわ。じゃあね」
ハルヒは俺たちを置いてさっさと喫茶店を出て行ってしまった。
このパフェの代金は誰が払うのだろうと思っていたら、まぁ予想通りと言うか、古泉が払うようだ。
いつの間にか「ハルヒの財布」から「SOS団の財布」へとグレードアップしていたらしい。
今は古泉が支払いを終えるのを喫茶店の外で待っている。そういえば。
「長門、朝倉が夕飯作って待ってるって言ってたぞ」
「カレーが良い」
俺に言われても困る。
扉から古泉が出てきた。
「それじゃあ、また明日」
軽く手を振る朝比奈さんの後姿を見送る。
長門も歩き出した。さて、俺も帰るか。
方向転換したところで右肩を叩かれた。
「すみません、少しお時間よろしいですか」
他の誰でもない。残っているのは古泉のみである。振り返る。
「2人でお話したいことがありまして」
>>1おかえりー
支援
支援
>>445
死ねや
死ねや
丁度目に入ったファーストフード店に、2人で入る。
喫茶店では気づかなかったが、古泉の顔はやつれていた。
悪い予感しかしないぞ。
「えーっと……どこから説明しましょうか」
笑みが消えている古泉の顔は、疲れきっているようだった。
なんとなく、俺に伝えたいであろう内容は分かっていたので、こちらから話を振ることにする。
「閉鎖空間か」
「……ええ、そうです。本当に驚きました。あなたの言っていた事と同じなんです」
「3ヶ月前です。目を覚ますとそこは一面灰色でした」
3ヶ月前。俺がここのハルヒに会った後だ。
「薄暗い空間の中で、青白く光る巨人……神人が暴れていました」
この世界の古泉も、妙な肩書きを持つことになってしまったらしい。
「それが涼宮さんの力だとはすぐに分かりました。なんとなくですが、分かってしまったのですよ」
同じような台詞を別の古泉からも聞いたよ。
「それから、機関の人間が僕の元にきて……多分、あなたの知っている僕と同じだと思います」
古泉はコーヒーを口へ運んだ。
「……そちらの世界の僕もこんなことをしていたんですね」
俺には返す言葉が見つからなかった。
古泉は無関係なのにいきなり超能力とか巻き込まれてかわいそうなキャラだな
こっちのハルヒも能力あるってことか
ジョンの取り合いでウハウハ展開なわけですね?
ジョンの取り合いでウハウハ展開なわけですね?
「涼宮さんには願望を実現する能力がある」
古泉は目を閉じて呟いた。
「本当に驚いたんです。あなたが言った通りでした」
なんだか申し訳なくなってきた。
「俺がハルヒに余計なことを喋ったからか。ハルヒの能力が目覚めたのは」
「そうではありません。きっと、能力自体はあなたの世界の涼宮さんと同様3年前、いえ4年前になりますか。その時からあったんだと推測しています」
あくまで我々の推測ですが、と古泉。
「あなたの世界の涼宮さんと違って、能力が表にでなかっただけであって、ずっと涼宮さんの中にはあったんですよ。それが、丁度3ヶ月前に表に出始めた」
きっかけはなんだ?
「僕たちはこう考えているんです」
あなたに会いたいと、強く望み始めたからではないかと。
きっかけは俺か。結局俺が悪いんじゃないか。
「謝らないでくださいよ。むしろ感謝しているくらいなんです」
感謝だと?神人狩りの仕事を押し付けられて感謝しているなんて、なんてマゾヒストなんだお前は。
「そうではありませんよ」
古泉は苦虫をつぶしたような顔で笑った。
「あなたに会ってからというもの、涼宮さんは毎日輝いているんです」
パソコン落としてまった
どうするんだ!邪念に保存だ!起きて・・・・・
どうするんだ!邪念に保存だ!起きて・・・・・
喫茶店のおごり代くらいは機関の経費で落とせないのかな…
古泉カワイソスwww
古泉カワイソスwww
「まるで別人ですよ。涼宮さんがあんな表情をするなんて、僕は知りませんでした」
古泉は俯きながら続ける。
「今では毎日が楽しそうで、なによりです」
この世界の古泉は笑顔を固めるのが苦手らしい。俺の世界の古泉と会わせてやりたいよ。
「そういえば、お前ハルヒのことが好きだって言ってたよな」
告白はしたのか?
おれがそう聞くと、古泉は目を大きく見開かせた。
「えっと……言い方が悪くなってしまうかもしれませんが」
古泉は一度視線を右に向けてから、俺に戻した。
「僕は、切れると分かっているロープでバンジージャンプするほど馬鹿ではありませんよ」
はぁ?なんだそれは。
「……あなたのそれは天然ですか?それとも僕をからかって」
「俺は至って真面目に話しているんだが」
古泉はきょとんとしている。
それからすぐにふっと笑って、貴方には敵いませんよ、と呟いた。
「話はこれだけです」
それでは、と軽く手をあげる古泉。
「早く寝ろよ」
俺はそれだけ言って背を向けた。
古泉は俯きながら続ける。
「今では毎日が楽しそうで、なによりです」
この世界の古泉は笑顔を固めるのが苦手らしい。俺の世界の古泉と会わせてやりたいよ。
「そういえば、お前ハルヒのことが好きだって言ってたよな」
告白はしたのか?
おれがそう聞くと、古泉は目を大きく見開かせた。
「えっと……言い方が悪くなってしまうかもしれませんが」
古泉は一度視線を右に向けてから、俺に戻した。
「僕は、切れると分かっているロープでバンジージャンプするほど馬鹿ではありませんよ」
はぁ?なんだそれは。
「……あなたのそれは天然ですか?それとも僕をからかって」
「俺は至って真面目に話しているんだが」
古泉はきょとんとしている。
それからすぐにふっと笑って、貴方には敵いませんよ、と呟いた。
「話はこれだけです」
それでは、と軽く手をあげる古泉。
「早く寝ろよ」
俺はそれだけ言って背を向けた。
>>490
残り2つしかなくなってきた心配www w
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