元スレ妹「お兄ちゃん!そんなところで寝たら風邪引くよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
601 = 487 :
くっ……メールの応答がない……
ごめんだめだった
支援
602 = 446 :
10分後
兄「ハァハァ、ほらよ。お待たせ」
妹「さんきゅ。あ、ジュース忘れた。もっかい行って来て」
兄「(兄として、兄として)」
・・・ピコーン!(兄ひらめく、の巻)
兄「!!?」
兄「・・・(ち、ちがーう!!こいつ戦ってるんじゃない。ただ単に怒りの全てを俺にぶちまけてるだけだー!!)」
603 = 411 :
>>601
メール制限かけてるんじゃね?
迷惑メール扱いになったのかもな
604 = 446 :
兄「いい加減にしろよお前!!」
ゴツンッ
妹「いったーい!!ちょっと!何するのよお兄ちゃん!!」
兄「兄をそんな風に使うやつがどこにいるんだ!!人をアッシーみたいな扱いしやがって!!
しかもなんだその言葉遣いは!!ほんと怒るぞお兄ちゃん」
妹「・・・だって、ぐすっ、ヒック、ヒック」
兄「(おいおい、今度は泣き落としかよ)」
兄「泣いてもダメだ!お前、ほんといつまでも甘えてんじゃねーぞ!!
いっつも、いっつも、困ったらビーコラビーコラ泣きやがって。もう16だろお前!高校生だろ!!」
605 = 411 :
アッシーwww
608 = 446 :
妹「ぐすっ、ぐすっ。・・・ご、めんな、さい」
兄「お前だって分かってるんだろ!カナちゃんにとって一番いいのはどうしてあげることかって!!
いい加減大人になれよ。親父やおふくろを悲しませるような真似はするな」
妹「・・・うん。分かってる、分かってるんだよぅ。だけど、やっぱり寂しいの!すっごい寂しいの!!」
兄「ああ、そうだな。でもな、みんな寂しいんだよ。俺も、姉ちゃんも。でもな、一番悲しいのはカナちゃんなんだよ。
気づいてやれよ。カナちゃんだってな、叔母さんの家に行くことを受け入れてるんだよ。
ほんとは寂しいはずなのに、あの子は強いから口には出さないんだ。
なのに、一番近くにいるお前が気づいてやれなくてどうする」
ギュッ!
妹「・・・ごめんね。わたし、いつまでも幼くて。ごめんね・・・」
ガシッ!
609 = 446 :
兄「幼いっていうのはな、裏を返せば優しいってことでもあるんだ。お前はウチの家族の中で一番やさしい子だからな」
妹「お兄ちゃん・・・。もうちょっとだけ、こうしてていい?」
兄「・・・ああ」
姉「(兄・・・)」
昼食の時間
兄「ふー、食った食ったー。姉ちゃん、今日もうまかったぜ」
姉「そう?ありがと。ウシシシ」
兄「その顔は止めろ」
姉「・・・」
610 = 411 :
絵の人はいなくなった?
支援
611 :
あ、泣いた
612 = 446 :
カナ「・・・あの」
兄「ん?なんだいカナちゃん?」
カナ「ボク・・・叔母さんの家に住むことにします」
姉兄妹「・・・」
兄「そうか・・・それはカナちゃんがちゃんと考えて決めたことなんだな?
俺たちに遠慮することはないんだぞ?むしろカナちゃんがいてくれた方が大歓迎だ!!」
カナ「はい。みんなと別れるのは寂しいけど・・・やっぱりボク、叔母さんの家に住んだ方がいいと思うんです。
・・・なんでかはよく分かんないですけど、でも、そっちの方がいいと思うんです!」
兄「(へー。この子もこの子なりの答えを見つけたってわけか・・・やっぱ強いなこの子)」
613 = 411 :
>>1、もう3分置きでいいよ
支援
614 = 446 :
兄「そうか・・・寂しくなるけどな。けど、いつでも遊びに来ていいからな!俺たちは家族なんだから!!」
妹「そうだよ!!いつでもおいで!!あっ、でもわたしは学校で毎日会えるか。ごめんね、お兄ちゃん☆」
兄「てめー!うらやましいぞ、このやろー」
姉「ふふふ。カナちゃん、いつでも準備して待ってるからね」
カナ「えっ?」
姉「おいしい料理」
カナ「・・・はい!!」
615 = 446 :
最終日の夜
兄「ドカッ!ふぅ、・・・明日でカナちゃんともお別れか。寂しくなるな」
コンコンッ
兄「(ん?また姉ちゃんか?)」
兄「開いてるぞ」
ガラッ
兄「!!?か、カナちゃん!」
カナ「こ、こんばんは」
兄「ど、どうしたの?こんな遅くに」
カナ「あ、あの・・・今日だけ、い、一緒に、その・・・寝てもいいですか?」
兄「!!??あ、ああ!!い、いいよ。ちょっと待って!下のベッド片付けるから!」
ドタドタ、バタバタ、フキフキ
兄「あいよ、おいで」
カナ「し、失礼します!」
617 = 446 :
兄「(一体どうしたっていうんだよ)」
兄「その、か、カナちゃん。ど、どうしたの?」
カナ「・・・ボクここで寝るの今日が最後だし、初めてここに泊まった時みたいに、このベッドで寝たいなぁって思って・・・」
兄「そ、そうか!まぁ、ゆっくりしていきなさい」
カナ「・・・はい」
・・・
兄「なぁ、カナちゃん。起きてる?」
カナ「はい」
兄「カナちゃんがウチに来てからさ、色んなことがあったよな」
カナ「はい、色んなとこにも行きました」
618 = 411 :
ラブラブ支援
619 = 411 :
そうか、9ヶ月…
620 = 446 :
兄「そうだな。遊園地でカナちゃんと初めて遊んで、それから色んなところに行ったなー。
動物園にも行ったし、夏には海にも行った。花火もしたし、祭りにも行ったし、旅行にも行った。スキーもしたなぁ。」
カナ「そうですね。ほんとうに楽しかったです」
兄「なぁ、カナちゃん」
カナ「はい」
兄「明日からはちょっと離れちゃうけど、俺たち家族だからな。色んな思い出や想いで俺たち4人は繋がってるんだ。
それを忘れないでくれよ」
カナ「・・・ありがとう、お兄さん。ぐすっぐすっ。ヒック、うぅ」
兄「(カナちゃん・・・)」
兄「よし!明日に備えて寝るか!もう3時だからな。おやすみカナちゃん」
カナ「・・・おやすみなさい」
621 = 446 :
次の日
兄「うわー、そろそろ時間だ!!叔母さん、どんな人かな」
カナ「結構美人だと思います」
兄「なにっ!?ほんとか。ターゲットを確認次第、補足せねば!」
ゴツンッ!
姉「補足してどうする!むしろ放流でしょうが。5人で一緒に住むつもり?」
兄「ってーな!姉ちゃんのゲンコツ本気だから嫌なんだよ」
姉「あんたがそういうことばっか言ってるからでしょ!」
カナ「ふふふ」
622 = 446 :
ピーンポーン
妹「あ、きた!!ハーイ」
兄「あいつ、一目散に飛び出して行ったな」
姉「そうね、気になるみたいね」
兄「あれ?戻ってきた、どうしたんだ?」
妹「・・・この抱き枕頼んでたの誰?宅配便のおじさんだったじゃんかー!!」
兄「わるいわるい、俺が頼んだやつだ。ははは」
姉「ほんとあんたってやつは!なんでこんなもん頼むのよ!」
カナ「ふふふ」
623 = 411 :
ほのぼの支援
625 :
抱き枕だと…
626 = 446 :
ピーンポーン
兄「おっ、今度こそ来たな。みんなで出迎えてやるか」
姉妹カナ「うん!」
ガチャッ
兄「あ、こんにちは」
叔母「こんにちは、あのーカナちゃんを引き取りに来た叔母ですけど」
カナ「叔母さん!!」
叔母「カナちゃん!!ごめんね、遅くなって!迎えに来たよ」
姉「よかったね、カナちゃん。叔母さんに迎えに来てもらって」
カナ「うん」
叔母「ほんとにありがとうございました。なんとお礼を行っていいのやら。うんたらかんたら」
627 = 411 :
うんたらかんたらw
628 = 446 :
エルグランド!
もうちょっとなのにー
629 = 411 :
エルグランドww
支援する人が少ないな…
630 = 446 :
・・・
叔母「それじゃ、失礼します」
カナ「みなさん、ありがとうございました。また遊びに来ます」
姉「うん、いつでもいらっしゃい。別に今生の別れってわけじゃないんだし。家もそう遠くないんだし」
兄「そうだそうだ。また遊園地行こうな」
妹「また学校でね、カナちゃん」
カナ「さようならー!!」
3人「バイバーイ!!」
631 = 478 :
時間的に都会は夕食タイム
634 = 411 :
まだ一時間近くあるからゆっくり投下してくれ
637 = 446 :
兄「・・・ふぅ。行っちゃったな」
姉「そうね、寂しくなるわ」
妹「・・・」
兄「次、いつ来るだろうな?」
姉「そうねぇ・・・すぐってわけにはいかないんじゃない?色々整理とかもありそうだし」
兄「そうだな。寂しくなるな」
姉「うん」
妹「・・・」
640 = 446 :
その夜
兄「妹!おい妹!コタツで寝ると風邪引くぞー」
妹「うーん、むにゃむにゃ」
兄「無理もないか、あんだけ泣きじゃくってたんだもんな」
2時間前・・・
妹「うえーん、びえーん!!カナちゃんが行っちゃったー!!うわーん、びえーん」
兄「おいおいもう泣くな!十分すぎるほど泣いただろ。かれこれ1時間は泣いてるんじゃねーか?」
姉「泣かせときなさいよ。無理もないわ。別れ際、今にも泣き出しそうなのを必死に堪えてたんだから。しょうがないわよ」
兄「そ、そうだな。今日はしかたない、か・・・」
妹「うえーん、びえーん・・・」
641 = 411 :
>>1と逆の立場だな
642 :
私怨
643 = 446 :
・・・
兄「ふふふ。気持ちよさそうに眠ってらぁ。しょうがねぇなぁ。俺がベッドまで運んでやるか!」
妹「むにゃむにゃ」
兄「どっこらせっと!お、以外に重いのな。(こいつも成長したんだな)」
タタタタ、ドサッ!
兄「ふぅ。重かったー!!お姫様だっこだし、なお更重いぜ」
兄「おやすみ。いい夢見ろよ」
645 = 446 :
次の日
兄「おはよー」
姉妹「おはよー」
妹「お兄ちゃんおそーい、寝坊だー!!」
兄「ん?今日なんかあったか?また忘れてんのか俺?」
姉「別になんもないわよ。ただ、なんか目が覚めちゃってね・・・」
妹「わたしも、変な時間に目が覚めちゃって・・・。そのまま起きてた」
兄「お前は昨日早くから寝てたからな。目真っ赤にして」
妹「・・・///」
647 :
紫煙
648 = 446 :
・・・
兄「はぁ・・・カナちゃんいないとやっぱ寂しいな」
妹「うん」
姉「元気出しなさいよー!そのうちひょっこり来るってー」
兄「そのうちっていつだよ?身辺整理とかあるんだろ?」
姉「うーん。そうよねぇ。1ヶ月は、難しいのかな・・・」
妹「えー?そんなにー?」
兄「だよなぁ・・・」
649 = 412 :
2日ルールとか無ければ飛ばされた9ヵ月のことも書いてくれてたのかな…………
650 :
暖かいなホント
みんなの評価 : ★★
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