ぴんぽーん

幼「男くん、一緒にポチのお散歩行かない？」

犬「ワンワン」

男「わかった、ちょっと準備するから待ってて」



男「お待たせーおさ……な？」

犬「わんわん」

男「どこいったんだ……？お、メールだ」

『ご主人様が散歩してくれるそうなので、キャンセルします』

男「…………いくか、ポチ」

犬「わんわん」

これはまた厄介なジャンル

幼「男くん、お弁当一緒にたべよ？」

男「……わかった」

友「なーにふてくされてんだよ？こんなかわいい彼女に弁当つくってきてもらってさ？」



幼「どう？ご主人様に喜んでもらえるようがんばったんだ～」

男「……うまいよ」

幼「ほんと？じゃあご主人様に差し上げてくるね。」

幼「あ、そっちは食べてていいよ？味見ありがとっ♪」



男（もそもそ）

男と俺の今の状況が似てて感情移入がやばい

友「どうして男みたいなやつが幼ちゃんとつきあえるんだよ～。うらやましいな～」

男「……俺が運動も勉強もできないし、社交性も低いからだろ」

友「はあ？それがどうして理由になるんだよ」

男（こいつ……）

幼「あ～男くん、それは話さない約束でしょ？」

幼「約束破ったら『絶交』だからね？」

友「くぅ～、二人だけの秘密ってやつか。うらやましいな！」

男（……正しくは三人だけの、だな）

男せつねえなおい

この友がご主人様の「本体」ッ！

思い出したくない思い出したくない思い出したくない思い出したくない思い出したくない

幼「男くん！一緒に帰ろ！」

男「おう」



男（こいつ、前は落ち着きなくうろうろしてたのに）

男（相槌だけうちながら三歩後ろをついてきてる……）

男（今日はバイトだ）

先輩「男くんってさ～」

先輩「彼女とかいんの？」

男「…………」

男「一応は」

先輩「一応って何だよ！一応って！」

先輩「くぅ～、うらやましいね～」

先輩女「こら！あんた！」

先輩女「あたしじゃ不満ってわけ」

先輩「いや、そんなわけじゃないからそのモップは放そう？」

男「…………」

男「一応ですよ」

幼「おはよー、男くん」

男「……髪、染めたんだ」

幼「ああ、これ？」

幼「うん、その方がかわいいだろって」

幼「どう、似あう？」



男「うん、とっても」

できれば、ご主人様は幼なじみの処女は守りながら調教して、処女は男に捧げるって終わりがいい

NTR!NTR!

男せつねえ...

これさ、やっぱ付き合ってるって言わないよな…
男、愛されてないよな……？

素晴らしい。

男（電話だ……）

幼「もしもし？」

男「もしもし、何か用？」

幼「うふふ、つきあってるんだし……ぁ」

幼「ぁん、用がなくっても、電話したって」

幼「ひゃう、いい、でしょ？」

男「…………そうだね」

悲しくなってきた、死にたい

友「幼ちゃんってさ」

友「ケータイの待ち受け、なににしてんの？」

友「もしかして男だったりしてｗｗ」

幼「あ、やめ、返して！」

ばしぃ

友「いてっ！なにすんだよ！」

男「そんなことより、おれの待ち受け見てみろ」

男「幼のよだれたらした寝顔写真だ」

幼「もー、男くん、それ消してっていったでしょ？」

間違っても男ハッピーエンドにするなよ

いいぞもっとやれ

よさげ

お前は男に恨みでもあるのか

もっと鬱にしてくれよ
このモヤモヤがたまらん

男（今日もバイトだ）

先輩（別）「男、まだ先の話だけどおまえもクリスマス会来る？」

先輩「ああ、だめだめこいつは。彼女いるから」

先輩「リア充、シネ！」

先輩（別）「おいおい、おまえだって彼女はいるだろ？あいつが聞いたら怒られるぞ？」

先輩「今日はシフトはいってねーもんwwwクリスマス会ってかわいい子も来るのかなｗｗｗ」

先輩（別）「俺、これから用事あるからあいつとシフト代わってもらってるんだよね……」

先輩「ｗｗｗ……マジ？」

先輩（別）「大マジ」

男（クリスマス、どうしよっかな……）

幼「ねえねえ、神様っていると思う？」

男「いるわけないだろ。」

幼「見て見て！じゃーん」

男「…………」

幼「あれあれ、反応が薄いなあ」

男「…………」

幼「漫画だと、ここで鼻血を噴き出したりとか」

男「…………」

幼「だってだって、お部屋で水着だよ？CGイベントだよ？」

男「…………」

幼「わたしって、魅力ないかなぁ……？」

男「…………そんなことないよ」

幼「そう？よかったー」



男「あ、ちょっと血が出てるよ」

男「いらっしゃいませ～」

幼「男くん！ここでバイトしてるんだ」

男「あ、幼。何買いに来たの？」

幼「ううん、別に何も」

男「？あ、そう？」（何で小刻みに震えてるんだ？）



男「ありがとうございましたー」

幼「またね―男くん」

先輩「！　男くん、さっきの子、知り合いかい？」

男「ええ、まあ……」

先輩「ちょっと今度紹介してよ！なんかおごるからさあ！」

男「ちょっと落ち着いてくださいよ、幼がどうかしたんすか」

先輩「どうしたもこうしたもねえよ！」

先輩「あの子、ノーパンだったんだって」

先輩「しかも音からしてバイブも入ってた、間違いなイテッ！？」

先輩女「まーたあんたはくだらない話して！！」

先輩女「あ、ごめんね男くん。こいつのヨタ話は無視して」

先輩女「なんだったらはたいちゃってもいいよ？」

先輩「なんだよ、今度は絶対ほんとだって！」

先輩「で、男くんとはどんな関係なわけ？」

男「いえ……」

幼「男くん、男くんのこと、世界で一番好きだよ」










男「夢か……」

髪染めたくだりのとこ次の日にはご主人様に似合ってないって言われて戻したってのがよかったんじゃないの？

>>27
どこから血が出てたのか気になる

④

エロゲーってリア充を第三者の視点で見てるだけだよな？っていうスレより鬱だ

男（電話だ）

幼母「男ちゃん？」

男「あ、幼のお母さん。どうしたんですか？」

幼母「幼ったら、まだ帰ってこないのよ。」

幼母「連絡もないの。どこにいるか、心当たりはない？」

男「心当たりはないですけど、とりあえず探してみます」



男（いない……）たったった

男（いない……）たったった

男（やみくもに探し回っても、みつかるわけない、か）

男（いや）

男（それでも……！）

>>12
そんなエロマンガがあったな。

男（結局、夜通し探したけど見つからなかった）

男（案外学校にいたりして……そんなわけないか……）

幼「男くん、おはよー！」

男「！！」

幼「どうしたの？ハトが豆鉄砲食らったみたいな顔してｗ」

男「……いや」

男「なんでもない」

男「ところで幼、制服にしわついてるぞ」

男（寝てる……）

男「服でもかけといてやるか」

幼「ん……むにゃむにゃ」

男「！」

幼「ああ……ごしゅじんさまぁ……いいのぉ……」

男「……」

女「君が、男くん？」

女「噂に聞いた通り、ドMっぽい顔してるね」

女「君たちのゆがんだ関係、だいたい想像はついてるよ」

男「！」

女「どうして、って顔してるね」

女「私も同類だからだよ」

女「ねえ、私の奴隷にならない？」

男「……俺、彼女がいるから」

女「…………」

女「ふーん、立派な忠誠心ね」

女「思った以上の逸材かもしれないわ」

女「気が変わったら声をかけてちょうだい」

そもそもntrですらないがいい
紫煙

男（はあ、バイトの時間が唯一の安らぎだよ……）

男（こんなこと考えたら、幼に失礼だけど）

男「幼がいない時間ってやすらぐ……」

先輩「男くん！」

男「わわっ！先輩いたんですか！？」

先輩「それより男くん！さっきのってどういう意味？」

先輩「確か幼って、このまえの痴女の名前だよね？」

先輩「呼び捨てってことは付き合ってるのかな？」

先輩「彼女がいないと安らぐってどういうこと？」

先輩「いつも搾り取られてるから安らげないとか！？」

先輩「おれもあやかりたい！はやく紹介してくれ！」

先輩女「…………」

先輩「……って、いうのはお前を妬かせるための嘘だよマイハ二―♪」

先輩女「だまれ！」げしげし

先輩女「あんたってやつは！もー！」

男（俺の安らぎが……）

男「おつかいを頼まれた」

男「それ自体はどうでもいい」

男「ただ、その内容が首輪ってのはどうなんだ……」

男「ペットショップで犬用の買おうと思ったけど、どうやら人体によくない薬品が使ってあるらしい……」

男「いっそこんな知識がなければ葛藤なく渡せたのに」

からんからーん

店員「いらっしゃいませ～。あら、お一人ですか？」

男（げ、おかまだ）「ええ、まあ……」

店員「ひょっとしてビギナーの方かしら。何をお探し？」

男「ええっと、首輪を……」

店員「お客さまだったら～こっちの一回りおっきいのの方が～」

男「あ、女の子用です」

店員「え？」

男「え？」

店員「……もしかして男の娘？」

男「違いますよ！彼女に頼まれたんです！」

店員「そんなっ……こんなにほとばしるMオーラが出てるのにもったいない！」

店員「ねね、Mにも興味ない？アタシが教えてあげるんだけどな～」

男「けっこうです！」

先輩「男くんさ～」

男「なんですか？ちなみにもうすぐで先輩女さんも休憩入りますよ」

先輩「……そんなに警戒すんなって。もう彼女の話は聞かないからさ～」

男「そうしてもらえると助かります」

先輩「やっぱり、何か聞いてほしくないことが？」

男「先輩女さーん、ちょっと早いですけど上がっていいですよ」

先輩「わかった、わかったって！」

先輩「たださ、おまえ安らぎがないっていってたろ？そんなときには飲むのが一番だって」

先輩「今日さ、帰りに俺んち寄って一杯やろうぜ？」

男「いえ、お断りしま……」

先輩「まー、そういわずにさー♪」（うんっていうまで粘るぞ！飲ませちまえばこっちのもんだ！）

ちゅんちゅん

男「……あれ？どこだここ？」

男「夜、バイトから上がってからの記憶がない……」

男「あ、先輩？ここどこですか？先輩の家？」

先輩「いえ、先輩だなんて」

男「は？」

先輩「むしろぼくが兄貴と呼ばせてもらいますよ」

男「なにいってるんですか？」

先輩「はは。」

まったくレスがつかないのでコメディはやめて鬱鬱にもどる

友「なあ、男」

男「なんだ、友」

友「おまえってさ、俺や幼ちゃんの他に友達いないのか？」

男「なんだよ、いまさら」

男「他にいるなら、ここでこうしておまえと昼飯を食べてないさ」

友「そうか。それもそうだな。」

久しぶりに涙流しながら見てるわ