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    元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    722 = 683 :

    おつ

    写真も創作に入るんだな。知らんカッタ

    723 = 444 :

    投下乙!

    724 :

    新ジャンル「こたつのスイッチ擬人化」

    「わぬし、元日にもかかわらず朝から炬燵に入れ込んで。
      それでも関東武士の末裔か!! 武士なれば神社に参って戦勝祈願の一つでもせい!!」
    「スイッチよう。俺が出かけちまったら、お前、家に一人ぼっちじゃないか」
    「あいや、わぬしの真心、プラスチックの心に染入ったわ!!」

    ――――

    「わぬし、今日も朝から炬燵に入れ込んで。
      しかもなんだその格好は、寝巻きのままではないか。
      武士たるものいつ何時命を狙われるかもしれないというのに、そのような丸腰でいかがする!!」
    「スイッチよう。いざという時は頼むぜ、俺の右手を預けられるのはお前しかいないんだからなぁ」
    「あいや、あい、あい、あいわかった!! 我、よろこんでわぬしの刀となり矢を払わん!!」

    ――――

    「わぬし、朝からそんな女子ばかりを映す低俗な物を見て。
      嘆かわしい。わぬしのように、色恋に溺れる様な輩が我の使い手と思うと嘆かわしい」
    「スイッチよう。大成する男ってのはなぁ、酒と女と炬燵のどれかにのめり込むもんなんだよ」
    「あいや、わぬしそれほどまでに我の事を!! 我は、我はまこと得がたい使い手を持った!!」

    ――――

    「わぬし、毎日毎日飽きることなく弁当ばかり食べおって。
      誉れ高き武士なれば飯を焚けとは我も言わん。しかし、偶には湯気の立つ膳の一つ二つ……」
    「スイッチよう。こうやって、炬燵の中に弁当を入れておけば、温かくなるだろう」
    「あいや、なんと見事な機知機転!! わぬしは刀だけでなく頭でも切れる武士なり!!」



    ニホンゴ ムズカシイ デスゥ

    725 :

    こういったら傷つくかもしらんが、
    ワロタ

    726 :

    なぜそんな微妙な物を擬人化しようと思ったw

    727 :

    こたつ本体の意見が訊きたいものだw

    728 :

    「……懐かしの新ジャンルにつられてフラフラきてみたが」

    「色々変わってるもんだねー」

    「全くだ。まさかvipにないとは」

    「今更っ!? てか、似たようなのはあるでしょ」

    「なにっ!? 俺の検索能力を持ってしても探し出せなかったぞ!?」

    「……うん、そうだね、難しいよね?」

    「やめろ、哀れんだ瞳で俺を見るな。夢心地になるだろう」

    「警察と黄色い救急車、さて私が呼んだのはどっち?」

    「まぁ、それはいいとして、だ。カギカッコ系はまだ残ってるんだな。極少数な上に、エロ必須のようだが」

    「そうでもないんじゃない? 結局、見る人次第だよね」

    「ともかく、新ジャンル系は変化を遂げた」

    「うん、で?」

    「1スレを書き続けるのも何なので、たまに乗っ取りとか思いついたネタ書きとかしたいと思う」

    「あんたが数年前から変わってないのは分かったわ」

    「何を言う、ちゃんと変わっているぞ?」

    「例えば?」

    「昔は罵倒されたらスルーしていたが、今はむしろ興奮する」

    「人類の敵ね」

    「断言するな、顔がほころんでゴブッ!?」

    「……またつまらぬものを殴ってしまった」

    729 :

    リアルドMだけある。

    730 :

    VIPでもまだ新ジャンルスレ立つぞ
    もう下火だけど

    731 = 728 :

    「ふむ、新ジャンルまとめを読んで思ったのだが」

    「唐突だけど、何?」

    「俺が主に関わってきたのはカギカッコ系だったことを思い出した」

    「……まぁ、もう二年くらい前になるしね」

    「記憶とは移ろいやすいものだ。しかし、誤解殺気は懐かしくて思わず読んでしまった」

    「しっかり読んでるじゃない!」

    「相変わらず萌えるな。で、あるからして、俺はリアルドMではないぞ」

    「文脈が繋がってないわよ」

    「つまり、俺の嗜好は正常であると言いたいんだ」

    「うん、ダウト」

    「即答か。昇天しそうだったぞ」

    「そのまま天に召されてなさい」

    「『我が生涯に一片の悔いなし』か? 古いな。それに、もう一つ理由があるぞ」

    「何よ?」

    「突っ込みや暴力には余り反応しないんだ。よって、ドMではない」

    「それはよかったわね、給料いくら?」

    「拳を握り締めるな、期待するだろう。ともあれ、vipにもまだ立つとは嬉しい限りだ」

    「もう、乗っ取りもできないけどね」

    「新しければ何でもいいわけではないと思うからな。書きにくい」

    「それはあるかも。今まで散々やったから、ネタもそうそうでないんじゃない?」

    「短い間に爆発的に増えたからな。パート化するのも増えてきた」

    「ま、それも時代の流れってやつでしょ」

    「無理に難しい言葉を使わなくてもいいぞ? 頭が悪い事が露呈する」

    「ほぉ……助言、ありがとう?」

    「待て、いそいそと爪楊枝を取り出すな、地味に痛いんだやめろ耳にアーーーーーッ!」

    「……耳の奥って、脳に繋がってるらしいわよ」

    732 :

    SS系自体がもうスッカスカだけどな
    思いついたように増えることがあっても以前見たパターンってのがほとんどだし

    733 :

    バンプレストの寺田です

    寺田「バンプレストの寺田です」
    「知ってますよ」
    寺田「ほう、私を知ってるんですか? 有名になったものです」
    「その寺田が俺に何のようなんですか?」
    寺田「おめでとうございます、新しいクロスオーバー体験ができる装置”混ぜご飯”の試験者に選ばれました」
    「何ふざけた名前、それにどう見ても炊飯器じゃないですか」
    寺田「早速体験してみましょう、これとこれをいれて・・・」
    「あの、ちょっと」
    寺田「では行ってらっしゃい」
    「てらだぁぁぁ!」

    俺?「ここはどこだ?」
    寺田「こちら寺田、聞こえますか?」
    俺?「聞こえてるけど」
    寺田「早速第一話を体験してもらいます」
    俺?「第一話?」
    寺田「はい、これはまだ体験版なので一話しかプレイできません」
    俺?「それにしてもこの声はどうにかならないのか?この草尾毅ヴォイスはなんだよ、一体何と何を混ぜたんだよ」
    寺田「ドラゴンボールとストライクウィッチーズですね。ネウロイを倒せばクリアなんで頑張ってください」
    俺?「ドラゴンボール?って事は……トランクスだ…しかも剣を持ってるバージョンの。……ピッコロか天津飯が良かったな…」
    寺田「とりあえず戦闘マップへ移動してください」
    トランクス「どうしろと?……!? わかるぞ!どこでルッキーニたちが戦ってるか!」
    寺田「そこが戦闘マップです、早速移動してください」
    トランクス「わかりました!寺田さん!」
    寺田「所でルッキーニが好きなんですね、このロリコンめ!」
    トランクス「五月蝿い!そっちだって巨乳好きの癖に」
    寺田「あれは森住君の趣味ですよ、私はもっと…」
    トランクス「とりあえず戦闘マップへ向かいます!」
    寺田「ああああ・・・」

    ブリタニア西の海では大量のネウロイとウィッチたちが闘っている。
    ルッキーニ「うにゃぁ!」
    ペリーヌ「まったく、今日に限って数が多いですわ!」
    でかいネウロイが姿を現す
    トゥルーデ「どうやらあの大きいのが敵を吐き出しているようだ!」
    ミーナ「美緒、コアの特定は?」
    美緒「一番防御が厚い、左上だ。」
    芳佳「私が突破口を開きます!」
    美緒「待て!宮藤!」
    熾烈なレーザーの網を掻い潜りコアを目指す宮藤
    芳佳「くぅぅぅぅ!」
    だが運悪くストライカーユニットに被弾してしまう
    芳佳「あっ!」
    美緒「宮藤!」
    このまま海に落下しそうになるが黒い影がそれを救った。
    美緒「!?」
    ペリーヌ「何ですの!?」
    ミーナ「誰なの?」
    ???「大丈夫か?」
    芳佳「は、はい、あの、あなたは?」
    芳佳を救った黒い影の正体、それは…

    735 :

    「……」

    「珍しいわね、黙っちゃって」

    「いや、少し感動していた」

    「何に?」

    「実はつい先日、仕事先で知人から『るろうに剣心』のビッグコミックス版を貰ったんだ」

    「あぁ、あの単行本二冊か三冊くらいをまとめたようなアレ?」

    「そう、コンビニにおいてあるようなアレだ。で、何の気なしに二回りくらい年の違う同僚に『暇ならどうですか?』って薦めてみたんだ」

    「まぁ、あんたは散々読んでるしね」

    「あぁ。ここからが大事なんだが、その人には娘がいるんだ。高校生と中学生」

    「ふぅん。父親との会話がなくなる年頃ね」

    「まさにその通りでな。ここ数ヶ月マトモに話をしていなかったらしいんだが」

    「それで?」

    「その人が、ふと『るろ剣』について聞いてみたんだと。高校生の娘さんに。話を聞くに、どうやらオタらしい」

    「へぇ。年齢的に微妙じゃない?」

    「確かにな。だが、やはり『るろ剣』は凄い。普段は話さない娘さんが、積極的に話してきたんだと」

    「それは、嬉しいでしょうねぇ」

    「少しはにかんだような笑みでそれを言われたとき、不覚にも心から喜んでしまった」

    「不覚じゃないでしょ、それは!」

    「そして思った。『名作とは、つまりそういうものである』と。会話のない親子を繋げるツール足りえるものなんだな、と」

    「……あんたにしてはマトモな事言うわね」

    「そう考えると、やはり今の新ジャンルには名作はないだろうなぁ」

    「そういう意味での名作なら、新ジャンルには絶対ないと思うわよ」

    「まぁ、スッカスカなのは新ジャンルに限った話ではない。ラノベや漫画にもいえることだな」

    「少ないもんね、『中身』のある作品なんて」

    「悲しいことだが、ニーズに応えるのが商売であって、結局俺達消費者が原因なのかもな」

    「どうかしらね……でも、その人には私も感謝したいわ」

    「ほぅ? その人に?」

    「あんたがこんなにマトモに喋るなんて……」

    「俺は正常だ。何なら男としての機能を見せてもエグッ!?」

    「鋏で切り落としましょう、人類のために」

    736 :

    新ジャンルって読むもんじゃないと思うがな
    参加するもんだあれは

    ましてや名作駄作だの中身があるだのないだの言うもんじゃないぜ

    737 :

    >>736
    こういうことをほざくのがかっこいいと思うお年頃なんですよ
    わかってあげなさい

    738 :

    「ネタに普通に返されると戸惑うな」

    「分かりにくいネタをふるあんたが悪いんじゃない?」

    「いや、まぁ、そうなんだが。何にせよ、『るろ剣』は名作という事で一つ」

    「……落とせてるのかしらね、それで」

    「細かい事は気にするな。万年中二病なお年頃としては、言っておきたかったんだ」

    「変態に発言権は与えるべきじゃないってことね。勉強になったわ」

    「ストレートだな。悶えるぞ」

    「苦しむ方向でお願い」

    「無茶な注文をつける奴だ。ところで、先日vipで立てられた新ジャンルスレを見てみたんだが」

    「それで?」

    >>1が『おはよう』を『おまひょー』と打ち間違えてな。それに皆食いついていた」

    「中々ドジっこな>>1ね」

    「あぁ、実に可愛いものだ。『もう忘れてくれ』という書き込みは誘い水としか思えなかった」

    「流石にそれはないでしょ。本当に忘れてほしかったんじゃない?」

    「そうだろうな。だが、だからこそ良いのだ」

    「……そっち方向でも変態だとは思わなかったわ」

    「どっちの方向なのかが気になるが、まぁいい。天然や偶然というのはやはり面白いな。それで新ジャンルができないものだろうか」

    「散々あるでしょ、そういうの。有名どころでは『渡辺さん』とか」

    「あれも白熱したな。では、それの亜種でも作ってみるか」

    「亜種?」

    「『おナベさん』とかいやまて冗談です斧とかヤバイですからプギュ」

    「さーて、脳のシワの数は何本かなー?」

    739 :

    「ネタに普通に返されると戸惑うな」

    「分かりにくいネタをふるあんたが悪いんじゃない?」



    典型的な小心者の反応でワロタ
    わかりやすい奴だなwおまえみたいなの嫌いじゃないぜ?

    740 :

    すみませんが質問です
    このスレッドでは過去に他板で投下した作品を投下することはできますか?
    暇な人がいたら、どうか回答をお願いします

    741 :

    どんと来い

    っていうか他板と創発を行ったり来たりして終わらせた作品もあるよ
    細けぇことはいい、っていう感じのスレです

    742 = 740 :

    ありがとうございます
    ではお言葉に甘えて始めたいと思います

    タイトルは、『魔物「面白い話をしてあげましょう」』
    二十レス強の、いわゆるDQ系ssです

    743 = 740 :


    父スライム「ほら急げ、もうすぐ始まってしまうぞ!」

    母スライム「子スライムちゃん、もう少しだから頑張って走ろうね」

    子スライム「う、うん!」



    子スラ「ひい……ひい……」

    子スラ「……あ、ちょうちょ」

    子スラ「きれいだなあ」



    子スラ「……あれ」

    子スラ「……お父さん?」

    子スラ「……お母さん?」



         ※



    魔物「……おや?」



    子スラ「グス……グス……」トボトボ



    魔物「ふむ……」

    744 = 740 :


    魔物「どうかしましたか」

    子スラ「僕……お父さんが……」

    魔物「……?」

    子スラ「お母さんもいなくて……」

    魔物「……もしかして迷子ですか?」

    子スラ「……う、うわーん!」

    魔物「おやおや、困りましたね……」

    魔物「あなたの名前はなんと言いますか?」

    子スラ「……子スライム」

    魔物「いい名前ですね私は魔物、といいます」

    魔物「さて、私はこちらのほうから歩いてきましたが誰にも会いませんでした。
       ですから、きっとこっちに行けばお母さんとお父さんに会えますよ。私もこちらに用事がありますからご一緒しましょう」

    子スラ「……」

    魔物「ね?」

    子スラ「……」コクリ

    745 = 740 :


    子スラ「ヒッ……エグ……」グス

    魔物「大丈夫ですよ、すぐに会えますから」テクテク

    子スラ「う、うえ……っ」グス

    魔物「弱りましたねえ……」

    魔物「……そうだ」

    子スラ「……?」

    魔物「面白い話をしてあげましょう。これを迷子の思い出話にしてください」

    子スラ「……」

    魔物「いいですね?」

    子スラ「……う、ん」

    746 = 740 :


    魔物「私はですね、魔王になりたかったんです」

    子スラ「え……?」

    魔物「父上にそういう風に育てられたんですよ。笑えるでしょう?」

    子スラ「?」

    魔物「ですから、小さい頃から私は筋力トレーニングばかりでした。それに禅修行も」

    子スラ「……禅修業?」

    魔物「ええ。穏やかにたゆたう川のように、決して淀まず暴れない、そんな心を獲得できるように」

    子スラ「手に入ったんですか?」

    魔物「…………さあ?」

    子スラ「……」クス

    魔物「……こんな書物を知っていますか?」

    子スラ「……?」

    魔物「作者不明ですが、大昔からある物語の中では必ず悪が挫かれ正義が勝つ、それは理不尽だ、悪が勝つ物語があってもいいじゃないか。要約するとそういう内容になります」

    子スラ「……はあ」

    魔物「その書物は約五百年くらいも前のものなんです。そんな時代から我々は悪側として一方的に虐げられてきたんです。ぞっとしませんか?」

    子スラ「?」

    魔物「ちょっと難しかったですね。ごめんなさい」

    747 = 740 :


    父スラ「おおーい!」

    母スラ「子スライムちゃーん!?」

    魔物「おや、どうやらご両親がいらっしゃったようですよ」

    子スラ「お父さーん! お母さーん!」

    魔物「よかったですね」




    父スラ「よかった、心配したんだぞ」

    子スラ「ご、ごめんなさいお父さん……」

    母スラ「あなたが息子をつれてきてくれたんですか? ありがとうございます」

    魔物「いえいえ、お礼を言われるほどのことではありませんよ」

    子スラ「ありがとうございます、魔物さん!」

    父スラ「ありがとうございました。私からもお礼申し上げます」

    魔物「どういたしまして」

    父スラ「さあ子スライムも見つかったことだし急がねばならん。魔王様のご即位式に間に合わんぞ」

    子スラ「うん!」

    母スラ「あなたも魔王様のご即位式をご覧になりに行くんですか?」

    魔物「あ。いえ、実は私……」

    748 = 740 :


    ガサガサ ガサガサ

    「よし、囲んだぞ!」


    魔物「!!」

    子スラ「な、何!?」


    冒険者1「ひい、ふうの……四匹か。一匹は人型だな」




    魔物「……あなた方は?」

    冒険者2「我々はここ一帯で魔物狩りを行っている」

    冒険者3「悪いが狩られてもらうぞ」シュッ

    父スラ「ひっ……」


        ギイン――――ッ


    魔物「……」ガシ

    冒険者4「……!」




    魔物「……見逃しては、もらえませんか?」

    冒険者1「申し訳ないがそれは無理だ。我々も仕事でここにいる」

    冒険者2「人型の魔物は高く売れる」

    魔物「では、スライムさん一家は見逃してもらえるんですね」

    冒険者2「それも無理だ。スライムの体液は薬の原料として、こちらもそれなりの値で取引されている」

    魔物「……隠れていてください」

    母スラ「わ、わかりました」

    749 = 740 :


         ※



    父スラ「――ここまでくれば大丈夫だ、お前達はここにいなさい」

    母スラ「あなた、どうする気?」

    父スラ「……私も彼に加勢する。彼一人で四人の相手は無理だ」

    子スラ「……僕は大丈夫だと思う」

    母スラ「え?」

    子スラ「もし魔物さんの言葉が本当なら……」



    冒険者3「がはっ!!」



    子スラ「あの人が魔王だ」



         ※



    冒険者1「……4。3を安全なところに運んで来い」

    冒険者2「こいつ……」

    冒険者1「2、本気で行くぞ」


    魔物「ふぅ――――……」


    魔物「……っ!」クワッ


    冒険者1(……手強いな)

    750 = 740 :


    冒険者1「シッ……!」

    魔物「……ふっ」キイン

    冒険者1(いやな弾き返し方だ……刃が軋む)

    冒険者2「後ろががら空きだ」ビッ


      ブン――


    冒険者2(外した!?)

    冒険者2「がッふ――」ドッ


    冒険者1(屈んでからの蹴り、か。身のこなしに異常にキレがある)

    冒険者1「お前はただの魔物ではないな」

    魔物「……」




    冒険者1「まあいい、死線は幾らでもくぐろう」

    魔物「無用な乱暴は働きたくありません。退いては、もらえませんか?」

    冒険者1「先刻から言ってのとおり、無理だ。それに――」



    冒険者1「我々にもプライドぐらいある」


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