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元スレ新ジャンル「受験戦争」
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男「とうとう、この日がやってきたな」
友「ああ、待ちに待った……というわけでもないが、とにかくセンター試験だ」
男「今までの成果を見せるときがきたぜ……」
友「ああ……」
男「席は、ここか。っく、この試験前の静けさ。空気の重さが肌にしみやがるぜ」
友「お、おい男。あいつ見ろよ」
男「ん? あ、あれは! メガネをかけて机の前には1,2,3……っく、数え切れないほどの参考書がつんである。強敵か」
友「しかも、今度はあっちのほうを見てみろ」
男「ん? あ、あれは! 英単語の呪文か! っく、自分のワールドに入って外界の情報をシャットダウンか。余程の集中力だな」
友「今年のセンターは化け物ぞろいか……」
男「いや、友よ。俺らも必死にやってきたんだ。今は周りに惑わされずに参考書を読もう」
友「そ、そうだな……」
友「ああ、待ちに待った……というわけでもないが、とにかくセンター試験だ」
男「今までの成果を見せるときがきたぜ……」
友「ああ……」
男「席は、ここか。っく、この試験前の静けさ。空気の重さが肌にしみやがるぜ」
友「お、おい男。あいつ見ろよ」
男「ん? あ、あれは! メガネをかけて机の前には1,2,3……っく、数え切れないほどの参考書がつんである。強敵か」
友「しかも、今度はあっちのほうを見てみろ」
男「ん? あ、あれは! 英単語の呪文か! っく、自分のワールドに入って外界の情報をシャットダウンか。余程の集中力だな」
友「今年のセンターは化け物ぞろいか……」
男「いや、友よ。俺らも必死にやってきたんだ。今は周りに惑わされずに参考書を読もう」
友「そ、そうだな……」
試験管「えー、時間がくるまで問題用紙は開かないでくださいね。……では、はじめ!」
男(さっそく、始まったぜ。まずは長文問題からだ)
友(男の奴。さっそく、長文の方にいきやがったな。俺はあえて最初から行くが……イカン! 今は集中だ)
数十分後
男(メアリーは……相談した……模様替え、家の……彼の家の模様替え、か。っふ、読める、読めるぞ!)
友(ボブは……うんたら……世界の人々の人口について……thought、か? まぁ、解けない問題ではない……)
男&友(このセンター……いける!)
ズズ……ズ……
男(さっそく、始まったぜ。まずは長文問題からだ)
友(男の奴。さっそく、長文の方にいきやがったな。俺はあえて最初から行くが……イカン! 今は集中だ)
数十分後
男(メアリーは……相談した……模様替え、家の……彼の家の模様替え、か。っふ、読める、読めるぞ!)
友(ボブは……うんたら……世界の人々の人口について……thought、か? まぁ、解けない問題ではない……)
男&友(このセンター……いける!)
ズズ……ズ……
センター試験といえば、ペットのエビをカーチャンが間違って食いそうになる話が印象に残ってるな
ズズズ、ズズ……
男(な、なんださっきから。隣の奴がやけに鼻をすする……)
友(男、災難だろうな。少し、離れててよかった……)
カラカラカラン!!
友(! 隣の奴が鉛筆を落とした)
隣の奴「……あ、わわ」
カラカラカラカララン!
友(拾ってもらおうと、試験管に手を上げようとしたら、机にぶつかってさらに鉛筆が落ちた! くそ、うるせぇ!)
ズズ、ズズズ、ボリボリ……
男(あー、うるせー。やけに隣の奴が汚らしい。鼻かんどけよ。風呂入れよ)
ズズズ、ボリ……ぼり
男&友(集中できん!)
男(な、なんださっきから。隣の奴がやけに鼻をすする……)
友(男、災難だろうな。少し、離れててよかった……)
カラカラカラン!!
友(! 隣の奴が鉛筆を落とした)
隣の奴「……あ、わわ」
カラカラカラカララン!
友(拾ってもらおうと、試験管に手を上げようとしたら、机にぶつかってさらに鉛筆が落ちた! くそ、うるせぇ!)
ズズ、ズズズ、ボリボリ……
男(あー、うるせー。やけに隣の奴が汚らしい。鼻かんどけよ。風呂入れよ)
ズズズ、ボリ……ぼり
男&友(集中できん!)
男(よし、よし。とりあえず長文は終わった。ヴィジュアル問題へ移ろう)
ズズズ、ズズ
男(何も聞こえない何も聞こえない。今はメアリーに集中だ)
カッカッカッカッカ
男(鉛筆で机を叩き始めた!? こ、これは机が同じな分。振動が微妙に伝わってうざい!)
ズズ、カッカッカ……
男(く、おお! 単語が、単語がでてこない!)
ズズズ、ズズ
男(何も聞こえない何も聞こえない。今はメアリーに集中だ)
カッカッカッカッカ
男(鉛筆で机を叩き始めた!? こ、これは机が同じな分。振動が微妙に伝わってうざい!)
ズズ、カッカッカ……
男(く、おお! 単語が、単語がでてこない!)
友(とりあえず、文法までは終わった。会話分に移ろう。時間は……後70分か)
隣の奴「……」
友(あいつも大人しくなってるし……いいぞ、いいペースだ)
隣の奴「……」
カリカリカリ、ポキ、カリカリ……ポキ
友(……気にするな。あいつもちょっと上がってるだけだ。落ち着け、俺)
カリポキ……カリカリ、ポキ……プス
友「いてっ、くそ、飛んできたシャー芯が頬にあたった! このやろう!)
隣の奴「……」
友(あいつも大人しくなってるし……いいぞ、いいペースだ)
隣の奴「……」
カリカリカリ、ポキ、カリカリ……ポキ
友(……気にするな。あいつもちょっと上がってるだけだ。落ち着け、俺)
カリポキ……カリカリ、ポキ……プス
友「いてっ、くそ、飛んできたシャー芯が頬にあたった! このやろう!)
試験官(試験開始から二十分か……不正は今のところ見当たらない……が、やはり今年もいるな)
試験管(ふふ……あの男と友と言う奴ら、可哀相だな。あいつらの隣なんて……ふ、ふふ)
かっかっかっかっか……ずず、ず、ずず……
男(くそ、目は英文を見ているはずなのに。時折伝わる振動であっちをみてしまう)
かっかっか……かかっかっかか、かかっかっかか、かかっかっかか……
男(リズムが変わった!? なんだ、何をしているんだ)
かかっかっかか、かかっかっかか、かかっかっかか、かん。
男(……こ、このリズムは! さざえさん!? さざえさんのOPテーマだ!)
かかっかっかか、かかっかっかか、かかっかっかか、かん。
男(ああ! 自然とあの顔が浮かんできてしまう。やめろ! やめてくれ!)
試験管(ふふ……あの男と友と言う奴ら、可哀相だな。あいつらの隣なんて……ふ、ふふ)
かっかっかっかっか……ずず、ず、ずず……
男(くそ、目は英文を見ているはずなのに。時折伝わる振動であっちをみてしまう)
かっかっか……かかっかっかか、かかっかっかか、かかっかっかか……
男(リズムが変わった!? なんだ、何をしているんだ)
かかっかっかか、かかっかっかか、かかっかっかか、かん。
男(……こ、このリズムは! さざえさん!? さざえさんのOPテーマだ!)
かかっかっかか、かかっかっかか、かかっかっかか、かん。
男(ああ! 自然とあの顔が浮かんできてしまう。やめろ! やめてくれ!)
試験管「静かにしてください」
かか……ピタ
男(お、おお。試験管ナイス!)
カチカチポキ……ピタ
友(た、助かった……試験管の兄さん。ナイスだぜ)
……カラカラカラン!
友(!)
ズズ、ズズ、ブフッ、ズズ……
男(!)
男&友(なんなんだ、コイツは!)
かか……ピタ
男(お、おお。試験管ナイス!)
カチカチポキ……ピタ
友(た、助かった……試験管の兄さん。ナイスだぜ)
……カラカラカラン!
友(!)
ズズ、ズズ、ブフッ、ズズ……
男(!)
男&友(なんなんだ、コイツは!)
男(明らかにおかしい。あいつ、問題を解く気配がさっきからぜんぜんしないぞ)
友(むしろ、俺を邪魔するほうにばかり集中してる気が……)
男(わからん。そこまでやって何のメリットが奴にある)
友(俺を邪魔してあいつが喜ぶ……んな、あほな。俺はあいつなんか知らないぞ)
男(初対面の隣の奴を、蹴落とそうとする目的。自分の結果は無視)
友(センターを受けてる意味がないじゃないか。なんで、あいつは志願したんだ)
男(志願した理由……志願は12月……っは!)
友(待て待て! 仮にそうだとしてもだ! なぜあいつが俺を邪魔する!?)
男(理由なんかない。自分の知らない奴が落ちてもあいつは心を痛まない。なぜなら……)
友(自分は既に受かっているから……?)
男(まさか……)
友(奴は……)
男&友(記念受験……?)
友(むしろ、俺を邪魔するほうにばかり集中してる気が……)
男(わからん。そこまでやって何のメリットが奴にある)
友(俺を邪魔してあいつが喜ぶ……んな、あほな。俺はあいつなんか知らないぞ)
男(初対面の隣の奴を、蹴落とそうとする目的。自分の結果は無視)
友(センターを受けてる意味がないじゃないか。なんで、あいつは志願したんだ)
男(志願した理由……志願は12月……っは!)
友(待て待て! 仮にそうだとしてもだ! なぜあいつが俺を邪魔する!?)
男(理由なんかない。自分の知らない奴が落ちてもあいつは心を痛まない。なぜなら……)
友(自分は既に受かっているから……?)
男(まさか……)
友(奴は……)
男&友(記念受験……?)
GJですよー
試験会場独特の緊張感、心理戦や無言のやりとりが描かれていて、いい感じです
今日はセンター試験二日目。本格的な受験シーズン到来ですね
リアル受験生の方は、頑張って!
試験会場独特の緊張感、心理戦や無言のやりとりが描かれていて、いい感じです
今日はセンター試験二日目。本格的な受験シーズン到来ですね
リアル受験生の方は、頑張って!
>>64は代行でした
昔を思い出すような出さないような・・・w
昔を思い出すような出さないような・・・w
セリフ系じゃないけど、投下しちゃいます
ここを見てるリアル受験生はいないと思うけど、もしいたら
説教くさくてゴメンよ
ま、いろんな考えがあるな~くらいに流していただけたら
では、自分が受験の時、思っていたことを↓
ここを見てるリアル受験生はいないと思うけど、もしいたら
説教くさくてゴメンよ
ま、いろんな考えがあるな~くらいに流していただけたら
では、自分が受験の時、思っていたことを↓
きみは、玄関先で靴紐を結ぶ。
受験票は、鞄の中にちゃんとあった。さっき、6回目の確認をしたよね。
シケた面で写った顔写真と、無機質な受験番号。それに、これから向かう受験会場が書かれている。
こんな紙切れが、自分の一生を左右するかも知れない――きみは、そんなことを思う。
なんだかぼくまで、やりきれない気持ちになる。
「落ち着いてね」
きみの母さんが、背後から声をかける。
「……」
きみは、何と言ったんだろう。ぼくは、聞き逃してしまった。
とにかくきみは何ごとか短く答えて、立ち上がる。
たぶん、「大丈夫だよ」とは、言わなかった。そんな責任は持てないから。
きっと、「任せといて」とも、言わなかった。そこまでの自信はないから。
試験は、スポーツの試合や音楽の発表会なんかとは、決定的に違う。
それらは、「その時」に「最高のパフォーマンス」をすることを求められるが、試験は違う。
どれだけ「普段どおりに出来るか」が、問われるものなんだ。
だから、試験だからって、気負うことはない。
普段どおりにしていればいい。
普段、マンガ読んで寝るんだったら、試験前日であろうとマンガ読んで寝た方が良い。
普段と違うのは、「ちょっと違ったところに行って、ちょっと違った雰囲気で問題演習をする」点だけだ。
もしも力が及ばなくても、きみなら「それも運命」と受け容れられると思う。
「あのとき、もっと勉強していれば……」なんて後悔は、全く意味がない。
努力できたかどうかも含めて、自分の実力だってことを、きみは知っている。
違った道を歩くことになっても、後から振り返ったら案外悪くなかった、なんて思うかもしれない。
当日は、問題を解くことより、まずは問題なく試験会場に着けるかどうかを心配するんだ。
無事、時間通りに試験会場に着いたなら、試験は半分以上上手くいったと考えて良い。
あとは、「試験問題を解く」という「作業」を淡々とこなすだけだ。
だから、休憩時間に問題集を見たり、友達と公式の確認をしたりする必要なんか、全然ない。
自己採点なんて、自分が「安心」するだけの効能しかない。
それも、自分が思ったとおりかそれ以上の結果でなければ、安心できない。
安心することで、次の科目に心置きなく臨める、というのであれば良い。
けれど、そうでなかったなら……?
どんなに後悔しようとも、答案用紙を取り返して答えを書き直すことは出来ない。
自己採点の如何によって志望校を変更するとか、
何らかの操作が必要になる受験の仕方をしている人にとっては、必要なことだろう。
しかし、それすらも試験が終わって家に帰ってからで十分間に合う。
つまり、試験会場での自己採点はデメリットしかない。
そんなヒマがあるなら、トイレに行ったり、リラックスしたりして、次の科目に備えるべきだ。
試験当日より、どれだけその試験に対し備えてきたか、が大事なんだ。
きみは、準備段階でたくさん復習していた。
中学、高校の教科書をひっぱり出し、ノートをめくって、問題集を解いたはずだ。
それらひとつひとつが、志望校に近づく一歩一歩であったんだ。
だから、努力してきた分だけ、志望校に近づいていることは確実だ。
今まで、幾度となく模擬試験を一緒に戦ってきた鉛筆たち。
落としてしまっても、必ず手元に戻ってきてくれた消しゴム。
ここぞという日に必ず買っていく、お気に入りのお菓子。
そうした物たちが、きみの味方だ。
そして――もちろん、このぼくも。
さあ、いくぞ。
どんな問題でも、解き伏せてやる。
大丈夫。
いつも通り、これだと思う答えを、塗りつぶしていけば良い。
答えは必ず、きみの目の前にある。
きみは、準備段階でたくさん復習していた。
中学、高校の教科書をひっぱり出し、ノートをめくって、問題集を解いたはずだ。
それらひとつひとつが、志望校に近づく一歩一歩であったんだ。
だから、努力してきた分だけ、志望校に近づいていることは確実だ。
今まで、幾度となく模擬試験を一緒に戦ってきた鉛筆たち。
落としてしまっても、必ず手元に戻ってきてくれた消しゴム。
ここぞという日に必ず買っていく、お気に入りのお菓子。
そうした物たちが、きみの味方だ。
そして――もちろん、このぼくも。
さあ、いくぞ。
どんな問題でも、解き伏せてやる。
大丈夫。
いつも通り、これだと思う答えを、塗りつぶしていけば良い。
答えは必ず、きみの目の前にある。
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