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元スレ新ジャンル「姫武者」
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男「……理由を訊こうか」
女「もののふたる者、強くなければなりません」
男「かと言って後ろから殴りかかるのはどうかと思うぞ俺は」
女「男さんは、将来我がお家を背負って立つ身ですから。
この程度で屈服なさるようでは困ります」
男「屈服どころかもはや起き上がることすらできんわけだが」
女「困ると言っているのです。これも鍛錬の一環です」
男「ちょっと待て。俺素手、オマエ竹刀」
女「もののふたる者、いついかなる時にでも戦う準備ができて
いなければなりません。不意を討たれただの武器がない
だのと、そのようなたわごとはちゃんちゃらおかしくて
おへそでお茶が沸いてしまいます」
女「もののふたる者、強くなければなりません」
男「かと言って後ろから殴りかかるのはどうかと思うぞ俺は」
女「男さんは、将来我がお家を背負って立つ身ですから。
この程度で屈服なさるようでは困ります」
男「屈服どころかもはや起き上がることすらできんわけだが」
女「困ると言っているのです。これも鍛錬の一環です」
男「ちょっと待て。俺素手、オマエ竹刀」
女「もののふたる者、いついかなる時にでも戦う準備ができて
いなければなりません。不意を討たれただの武器がない
だのと、そのようなたわごとはちゃんちゃらおかしくて
おへそでお茶が沸いてしまいます」
男「う、いてて……」
女「お気づきになりましたか?」
男(なんなんだ? 頭がいてえ……また女に殴られたのか?
くそ、なにが起こったのか覚えてねえ)
女「あの程度の攻撃で意識を失うようでは、もののふと名乗るのも
恥というもの」
男「名乗ったおぼえもねえがな」
女「是が非でも、名乗っていただきます。名乗るにふさわしい
殿方になっていただきます。これもお家のため」
男「……俺が死ぬ時は、きっとおまえに看取られるんだろうな」
女「無論です。夫の死を見届けるのも妻の役目ですから」
男「てめえに殺されるって言ってんだばかたれが!
しゃあしゃあと妻とか抜かしやがって、許婚ってのも俺は
認めてねえからな!」
女「お気づきになりましたか?」
男(なんなんだ? 頭がいてえ……また女に殴られたのか?
くそ、なにが起こったのか覚えてねえ)
女「あの程度の攻撃で意識を失うようでは、もののふと名乗るのも
恥というもの」
男「名乗ったおぼえもねえがな」
女「是が非でも、名乗っていただきます。名乗るにふさわしい
殿方になっていただきます。これもお家のため」
男「……俺が死ぬ時は、きっとおまえに看取られるんだろうな」
女「無論です。夫の死を見届けるのも妻の役目ですから」
男「てめえに殺されるって言ってんだばかたれが!
しゃあしゃあと妻とか抜かしやがって、許婚ってのも俺は
認めてねえからな!」
男「いくら歴史ある武家の末裔といってもよ」
女「はい」
男「もう没落しきってる家だろうに」
女「それ以上言うのは許しません。ご先祖様を侮辱する気ですか?」
男「あーわかったわかった。わかったからその竹刀をしまえ」
女「はい」
男「もう没落しきってる家だろうに」
女「それ以上言うのは許しません。ご先祖様を侮辱する気ですか?」
男「あーわかったわかった。わかったからその竹刀をしまえ」
女「没落してしまったからこそ」
男「ん?」
女「復興のために尽力しなければならないのです」
男「左様で」
女「他人事のような口調ですね」
男「実はまだそう思ってる……おおう、また竹刀なんか出して
きやがって。俺は暴力には屈しねえからな、ちくしょう!」
男「ん?」
女「復興のために尽力しなければならないのです」
男「左様で」
女「他人事のような口調ですね」
男「実はまだそう思ってる……おおう、また竹刀なんか出して
きやがって。俺は暴力には屈しねえからな、ちくしょう!」
女「……ともかく。
お家の再興のためには、当主が男さんのような
駄目男ではお話になりません」
男「ダメ男ですか」
女「駄目男です」
男「ひでえ」
女「当家の当主にふさわしい殿方になっていただくこと。
それが今のわたしの一番の仕事です」
男「知るかよ。だったら現時点で既にふさわしい奴を
探せばいいだろ」
女「…………!
そ、そういうわけにはまいりません。なにせ、男さんは
わたしの許婚です。もう決まったことです」
男「うっせえな。オマエは俺じゃダメって言う、俺もオマエに
興味はねえ、破談の条件としちゃ十分だろ?」
女「――――ッ!」
男「……で、今のはなんで殴られたんだと思う……?」
女友「どっからどう見ても男が悪いと思うよ、今のは。
ほら、早く追っかけな」
お家の再興のためには、当主が男さんのような
駄目男ではお話になりません」
男「ダメ男ですか」
女「駄目男です」
男「ひでえ」
女「当家の当主にふさわしい殿方になっていただくこと。
それが今のわたしの一番の仕事です」
男「知るかよ。だったら現時点で既にふさわしい奴を
探せばいいだろ」
女「…………!
そ、そういうわけにはまいりません。なにせ、男さんは
わたしの許婚です。もう決まったことです」
男「うっせえな。オマエは俺じゃダメって言う、俺もオマエに
興味はねえ、破談の条件としちゃ十分だろ?」
女「――――ッ!」
男「……で、今のはなんで殴られたんだと思う……?」
女友「どっからどう見ても男が悪いと思うよ、今のは。
ほら、早く追っかけな」
女「男さん!」
男「……ん? おう、女か」
女「わたしは、部活に行ってまいります」
男「剣道部か? 毎日毎日精が出るねえ」
女「つるぎは、もののふのたしなみですから。
ですので――」
男(げっ。やっぱり、今日もか――?)
女「今日こそは、男さんにも部活に参加していただきます」
男「ほら来た。じゃあ、今日こそ俺を捕まえてみるんだな!」
女「あっ! 男さん、逃がしませんよ! 待ちなさい!」
男友「おい。またやってるぜ、あいつら」
女友「仲のいいことねえ……まったく、よく飽きないもんだわ」
男「……ん? おう、女か」
女「わたしは、部活に行ってまいります」
男「剣道部か? 毎日毎日精が出るねえ」
女「つるぎは、もののふのたしなみですから。
ですので――」
男(げっ。やっぱり、今日もか――?)
女「今日こそは、男さんにも部活に参加していただきます」
男「ほら来た。じゃあ、今日こそ俺を捕まえてみるんだな!」
女「あっ! 男さん、逃がしませんよ! 待ちなさい!」
男友「おい。またやってるぜ、あいつら」
女友「仲のいいことねえ……まったく、よく飽きないもんだわ」
>>8
女「ぜえ、はあ、ぜえ……
不覚です。今日も逃げられてしまいました」
女友「逃げ足だけは一級品だからねえ、男くんは。
でも、女もわざわざ宣言してから追いかけるんじゃなくて、
不意を討って捕まえればいいじゃない」
女「…………!
そのような卑怯な手は、武士道に反します」
女友「いつも後ろから殴りかかってるくせに」
女「う」
女友「内心『ソレだ!』って思ったんでしょ。認めなさい」
女「う、ううう」
女「ぜえ、はあ、ぜえ……
不覚です。今日も逃げられてしまいました」
女友「逃げ足だけは一級品だからねえ、男くんは。
でも、女もわざわざ宣言してから追いかけるんじゃなくて、
不意を討って捕まえればいいじゃない」
女「…………!
そのような卑怯な手は、武士道に反します」
女友「いつも後ろから殴りかかってるくせに」
女「う」
女友「内心『ソレだ!』って思ったんでしょ。認めなさい」
女「う、ううう」
女「試験が近いですね」
男「何が言いたい?」
女「もののふたる者、文武の両道に秀でていなければなりません」
男「つまり」
女「一緒にお勉強しましょう」
男「やだよ。めんどくせえ」
女「めんどうなことをしなくてもよいとこの世のみなが考えたのであれば、
男さんは今ごろ野垂れ死んでいます」
男「うるせえなおまえは……いつもみてえに剣の修行でもしてろよ」
女「文も武も、捨てるわけにはまいりません」
男友「あれ見てると、どっちが勉強できるかわかんねーな」
女友「そうね。女も素直に『わかんないから教えてほしい』って
言えばいいのに」
男「何が言いたい?」
女「もののふたる者、文武の両道に秀でていなければなりません」
男「つまり」
女「一緒にお勉強しましょう」
男「やだよ。めんどくせえ」
女「めんどうなことをしなくてもよいとこの世のみなが考えたのであれば、
男さんは今ごろ野垂れ死んでいます」
男「うるせえなおまえは……いつもみてえに剣の修行でもしてろよ」
女「文も武も、捨てるわけにはまいりません」
男友「あれ見てると、どっちが勉強できるかわかんねーな」
女友「そうね。女も素直に『わかんないから教えてほしい』って
言えばいいのに」
国語
教師「夏草や兵どもが夢の跡、という俳句がある。
女、これを解釈してみろ」
女「人気のないところに、今はただ夏草だけが生い茂るばかりだが、
ここはかつて義経主従や藤原一族の者たちが功名・栄華を夢見た
場所である。知るや知らずやこの夏草を眺めていると、すべてが
一睡の夢と消えたあわれさに心が誘われる。
ああ、武家の誇りはここに消え行ってしまったのか? いや、
そんなことはない! たとえもののふが息絶えようとも、その矜持も
ともに絶えてしまうことなどない! そうなのだ、今に生きる
我らにもその誇り高き心を伝えようと、この夏草にもののふの――」
教師「あー……いや、おおむね間違ってはいないから、よしとするか……
とりあえず、廊下に立って頭を冷やせ」
女「なぜですッ!?」
教師「夏草や兵どもが夢の跡、という俳句がある。
女、これを解釈してみろ」
女「人気のないところに、今はただ夏草だけが生い茂るばかりだが、
ここはかつて義経主従や藤原一族の者たちが功名・栄華を夢見た
場所である。知るや知らずやこの夏草を眺めていると、すべてが
一睡の夢と消えたあわれさに心が誘われる。
ああ、武家の誇りはここに消え行ってしまったのか? いや、
そんなことはない! たとえもののふが息絶えようとも、その矜持も
ともに絶えてしまうことなどない! そうなのだ、今に生きる
我らにもその誇り高き心を伝えようと、この夏草にもののふの――」
教師「あー……いや、おおむね間違ってはいないから、よしとするか……
とりあえず、廊下に立って頭を冷やせ」
女「なぜですッ!?」
地理
教師「この地域の特徴について……そうだな、女、簡単に
説明してみろ」
女「この地は……我がご先祖さまにとっての因縁の地です。
そもそもの凋落はこの地での戦に敗れたことが始まり……!
ああ許すまじ、かの怨敵! その子々孫々、草の根を
分けても探し出し、息の根を止めてくれる……!」
教師「とりあえず廊下に立って頭冷やしてこい」
女「なぜですッ!?」
教師「この地域の特徴について……そうだな、女、簡単に
説明してみろ」
女「この地は……我がご先祖さまにとっての因縁の地です。
そもそもの凋落はこの地での戦に敗れたことが始まり……!
ああ許すまじ、かの怨敵! その子々孫々、草の根を
分けても探し出し、息の根を止めてくれる……!」
教師「とりあえず廊下に立って頭冷やしてこい」
女「なぜですッ!?」
日本史
教師「さて、この年は今説明したようなことに加え
様々なことがあった激動の一年だったわけですが……
女さん、他にどういうことがあったか説明してみなさい」
女「この年は……我がご先祖さまにとっての因縁の年です。
そもそもの凋落はこの年に起こった戦に敗れ――」
教師「ああ、とりあえず廊下に立って頭を冷やしてきなさい」
女「なぜですッ!?」
教師「さて、この年は今説明したようなことに加え
様々なことがあった激動の一年だったわけですが……
女さん、他にどういうことがあったか説明してみなさい」
女「この年は……我がご先祖さまにとっての因縁の年です。
そもそもの凋落はこの年に起こった戦に敗れ――」
教師「ああ、とりあえず廊下に立って頭を冷やしてきなさい」
女「なぜですッ!?」
物理
教師「この問題を……女、解いてみろ」
女「はい。まず、どうすれば竹刀での打撃力を向上
させられるかですが、てこの原理、運動量保存則、
エネルギー保存則、はねかえり係数を考慮して
方程式を立てると――」
教師「とりあえず廊下に立って頭を冷やしてこい」
女「なぜですッ!?」
教師「この問題を……女、解いてみろ」
女「はい。まず、どうすれば竹刀での打撃力を向上
させられるかですが、てこの原理、運動量保存則、
エネルギー保存則、はねかえり係数を考慮して
方程式を立てると――」
教師「とりあえず廊下に立って頭を冷やしてこい」
女「なぜですッ!?」
数学
教師「女、この図形の性質について説明してみろ」
女「はい。これは『武田八陣形』のひとつ、魚鱗の陣の形状です。
戦端が狭く遊軍が多くなり、また後方からの奇襲を想定しないため
駆動の多い大陸平野の会戦には適しませんが、山岳や森林、河川などの
地形要素が多い日本では戦国時代によく用いられました。全兵力を完全に
一枚の密集陣に編集するのではなく、数百人単位の隊を単位とし――」
教師「とりあえず廊下に立って頭を冷やしてくるといい」
女「なぜですッ!?」
教師「女、この図形の性質について説明してみろ」
女「はい。これは『武田八陣形』のひとつ、魚鱗の陣の形状です。
戦端が狭く遊軍が多くなり、また後方からの奇襲を想定しないため
駆動の多い大陸平野の会戦には適しませんが、山岳や森林、河川などの
地形要素が多い日本では戦国時代によく用いられました。全兵力を完全に
一枚の密集陣に編集するのではなく、数百人単位の隊を単位とし――」
教師「とりあえず廊下に立って頭を冷やしてくるといい」
女「なぜですッ!?」
とりあえずお笑いの世界でもそうだが同じオチ使えるのは一度に3回までだぞ
スレタイを「お家再興デレ」にしておけば…………そんなに変わらんか
体育
女「ぐッ……この状況は少々厳しい……
しかし、倒れるわけにはまいりません」
男「……べつに倒れてもいいと思うぞ?」
女「ここで倒れては……もののふの名折れというもの!」
男「いや、武士のたしなみに三点倒立は入ってねえだろさすがに」
女「……名折れというもの!」
男「ああ、こだわるんだな。べつに構いやしねえけど。
それとだ。あんまり長いこと逆さまになってると、体操服が
ずり下がってヘソどころか乳が見え――」
女「きゃあ!?」
男「あ。倒れた」
男「で、なんでおまえは鼻血を流してる」
男友「……いや。女の悲鳴が思いの他かわいらしくてな。
身体を見られて恥じらう乙女……ふ、ふふふ……」
男「よくわからんが、とりあえずその溢れ出す赤い煩悩を拭け」
女「ぐッ……この状況は少々厳しい……
しかし、倒れるわけにはまいりません」
男「……べつに倒れてもいいと思うぞ?」
女「ここで倒れては……もののふの名折れというもの!」
男「いや、武士のたしなみに三点倒立は入ってねえだろさすがに」
女「……名折れというもの!」
男「ああ、こだわるんだな。べつに構いやしねえけど。
それとだ。あんまり長いこと逆さまになってると、体操服が
ずり下がってヘソどころか乳が見え――」
女「きゃあ!?」
男「あ。倒れた」
男「で、なんでおまえは鼻血を流してる」
男友「……いや。女の悲鳴が思いの他かわいらしくてな。
身体を見られて恥じらう乙女……ふ、ふふふ……」
男「よくわからんが、とりあえずその溢れ出す赤い煩悩を拭け」
姫「キュリアクリス界は、変わらなくちゃいけない。
心なんて小さな争い、有ってはいけない。
頭では、分かってる。そんな事くらい。
でもだからって、私を慕ってくれたミラージュアーシャ達を見殺しには出来な──」
リクサヌクト「とりあえず廊下に立って頭を冷やしてくるといい」
姫「なぜですッ!?」
心なんて小さな争い、有ってはいけない。
頭では、分かってる。そんな事くらい。
でもだからって、私を慕ってくれたミラージュアーシャ達を見殺しには出来な──」
リクサヌクト「とりあえず廊下に立って頭を冷やしてくるといい」
姫「なぜですッ!?」
女「うう……今日はたくさん立たされてしまいました……」
男(まあ、こんなことやってりゃ成績も上がらねえよな。
頭が悪いわけじゃないんだが……)
女「これからはそうならないように努力しなければ。
もののふたる者、学問に精を出さなければ」
男(努力家だよなあ。俺と違ってな。まあ、そこは認めよう)
女「早速、明日の予習です。人間が最も腕力を出せるのは
どの体勢かを生物学的に検討して、剣に生かせば――」
男(でもまあ、バカだな。やっぱ)
男(まあ、こんなことやってりゃ成績も上がらねえよな。
頭が悪いわけじゃないんだが……)
女「これからはそうならないように努力しなければ。
もののふたる者、学問に精を出さなければ」
男(努力家だよなあ。俺と違ってな。まあ、そこは認めよう)
女「早速、明日の予習です。人間が最も腕力を出せるのは
どの体勢かを生物学的に検討して、剣に生かせば――」
男(でもまあ、バカだな。やっぱ)
>>21
そのスレタイだとむしろのびな…いや、のび……のびないな、うん、のびない
そのスレタイだとむしろのびな…いや、のび……のびないな、うん、のびない
スレ開いたときはこんなのと思ってた
幻魔1「姫様っ!整列終わりました!!一人来てませんけど!!!」
姫武者「はいはい、いきますわよ。点呼──!!」
幻魔1「いーち!!」 ザシュッ 「あふぅん」
幻魔2「にー!!」 ザシュッ 「ン゙ギモ゙ッヂ」
幻魔3「さーん!!」 ザシュッ 「イ、イグッ!」
幻魔4「しー!!」 ザシュッ 「ブフォ!」
姫武者「ふぅ……もう飽きましたわ幻魔狩りなんて……何故か皆Mだし…」
幻魔5「はぁ…はぁ…すいません姫様!遅れましたっ!」
姫武者「……今日はもう帰ります。明日まで廊下に立ってなさい」
幻魔5「な……ッ!何故ですっ!!(放置プレイきたああっぁぁあああ!!!)」
幻魔1「姫様っ!整列終わりました!!一人来てませんけど!!!」
姫武者「はいはい、いきますわよ。点呼──!!」
幻魔1「いーち!!」 ザシュッ 「あふぅん」
幻魔2「にー!!」 ザシュッ 「ン゙ギモ゙ッヂ」
幻魔3「さーん!!」 ザシュッ 「イ、イグッ!」
幻魔4「しー!!」 ザシュッ 「ブフォ!」
姫武者「ふぅ……もう飽きましたわ幻魔狩りなんて……何故か皆Mだし…」
幻魔5「はぁ…はぁ…すいません姫様!遅れましたっ!」
姫武者「……今日はもう帰ります。明日まで廊下に立ってなさい」
幻魔5「な……ッ!何故ですっ!!(放置プレイきたああっぁぁあああ!!!)」
男友「いやーしかし男よ、おまえがうらやましいねェ。
あのかぁいい女ちゃんと許婚とは」
男「本気で言ってんのかよ?」
男友「本気も本気。代わってもらいたいくらいだ」
男「……そうかよ。これ見てもそう言ってられるか?」
男友「へ? これって?」
男「そろそろ、だな。こうやって、カバンを頭の上に置くんだ。
するとだな」
がぼんっ、と物騒な音とともに、男の背後から飛んだ竹刀が
鞄に激突する。
男「……と、いうワケよ」
女「ああ! 男さん! 今のタイミングは完璧です!
いつの間にそんな技を!?」
男「あーあーうるせえ。
で、男友よ。これでも代わってほしいってか?」
男友「あ、うー……返答は、後日ってコトで……」
あのかぁいい女ちゃんと許婚とは」
男「本気で言ってんのかよ?」
男友「本気も本気。代わってもらいたいくらいだ」
男「……そうかよ。これ見てもそう言ってられるか?」
男友「へ? これって?」
男「そろそろ、だな。こうやって、カバンを頭の上に置くんだ。
するとだな」
がぼんっ、と物騒な音とともに、男の背後から飛んだ竹刀が
鞄に激突する。
男「……と、いうワケよ」
女「ああ! 男さん! 今のタイミングは完璧です!
いつの間にそんな技を!?」
男「あーあーうるせえ。
で、男友よ。これでも代わってほしいってか?」
男友「あ、うー……返答は、後日ってコトで……」
男「慣れる」
男友「ん? なにが?」
男「なんにでもだ。人は、慣れる。
たとえそれが背後からの奇襲であったとしても、だ」
妙に感慨深げに呟きつつ、手にしたたて笛をおもむろに
頭上に掲げる。ゴッ、という鈍い音。見ると、笛と竹刀が
きれいに十字を描いていた。
男「そういうもんだ。そういうふうにできてるんだ」
男友「で、そういう悟りの境地に至る、と。
教育が行き渡ってきてるねえ」
男友「ん? なにが?」
男「なんにでもだ。人は、慣れる。
たとえそれが背後からの奇襲であったとしても、だ」
妙に感慨深げに呟きつつ、手にしたたて笛をおもむろに
頭上に掲げる。ゴッ、という鈍い音。見ると、笛と竹刀が
きれいに十字を描いていた。
男「そういうもんだ。そういうふうにできてるんだ」
男友「で、そういう悟りの境地に至る、と。
教育が行き渡ってきてるねえ」
>>31
女「男さん! その技の冴え、感激しました!」
男「おうよ。もう俺に不意討ちは効かねえ。てめえももう
諦めるんだな」
女「はい……今度からは、竹刀で殴りかかるのはやめておきます」
男「あーそうしろ。それがいい」
男(ようやく……ようやく、俺に平穏が訪れる……!)
女「次からは、木刀にしますね。たて笛程度なら粉砕できますから!」
男「……待て。そいつは慣れるより早く死ぬかもしれん」
女「男さん! その技の冴え、感激しました!」
男「おうよ。もう俺に不意討ちは効かねえ。てめえももう
諦めるんだな」
女「はい……今度からは、竹刀で殴りかかるのはやめておきます」
男「あーそうしろ。それがいい」
男(ようやく……ようやく、俺に平穏が訪れる……!)
女「次からは、木刀にしますね。たて笛程度なら粉砕できますから!」
男「……待て。そいつは慣れるより早く死ぬかもしれん」
女「ああ……憂鬱です……」
男「俺も憂鬱だよ」
女「だらしない許婚を鍛え上げているうちにも、
刻一刻と試験が近づいてきます……」
男「おバカな許婚の面倒をまだほとんど見てやれてねえってのに、
刻一刻と試験が近づいてくるぜ」
女「なんか今さりげなくこき下ろされたような気もしますが」
男「奇遇だな。俺もだ」
女「……ともあれ、なんとかしなければなりません」
男「なんとか、ねえ。俺はべつにどうだっていいんだが」
女「よくありません」
男「今更とくに勉強しなくたって――」
女「……よくありません!」
男「……左様で」
女「さあ! 今からお勉強をしにまいりましょう」
男「どこへ」
女「どこ、って……わたしの家に決まっているじゃないですか?」
男「なにを当然のように言い放つやら」
男「俺も憂鬱だよ」
女「だらしない許婚を鍛え上げているうちにも、
刻一刻と試験が近づいてきます……」
男「おバカな許婚の面倒をまだほとんど見てやれてねえってのに、
刻一刻と試験が近づいてくるぜ」
女「なんか今さりげなくこき下ろされたような気もしますが」
男「奇遇だな。俺もだ」
女「……ともあれ、なんとかしなければなりません」
男「なんとか、ねえ。俺はべつにどうだっていいんだが」
女「よくありません」
男「今更とくに勉強しなくたって――」
女「……よくありません!」
男「……左様で」
女「さあ! 今からお勉強をしにまいりましょう」
男「どこへ」
女「どこ、って……わたしの家に決まっているじゃないですか?」
男「なにを当然のように言い放つやら」
>>34
女「男さんはわたしの許婚ですから。無用の遠慮はなさるものでは
ありませんよ」
男「そういう意味じゃねえ」
女「ええと……文武両道はもののふたる者の務めですよ?」
男「ちがうっての」
女「あ、わかりました。ごはんならちゃんとつくります、でしょう?」
男「クイズじゃねえってんだよ。
仮にも男の前でそんな無防備なこと言うなって言ってんだ」
女「え、あー……あの、男さんはわたしの許婚ですから。無用の遠慮は
なさるものではありませんよ?」
男「……話が通じねえ」
男「で、結局こうなるんだな……」
女「男さん、今お茶を淹れますから。ちゃんとここにお行儀よく座って、
大人しく待ってるんですよ?」
男「ガキに言うみてえに言うんじゃねえ」
女「男さんはわたしの許婚ですから。無用の遠慮はなさるものでは
ありませんよ」
男「そういう意味じゃねえ」
女「ええと……文武両道はもののふたる者の務めですよ?」
男「ちがうっての」
女「あ、わかりました。ごはんならちゃんとつくります、でしょう?」
男「クイズじゃねえってんだよ。
仮にも男の前でそんな無防備なこと言うなって言ってんだ」
女「え、あー……あの、男さんはわたしの許婚ですから。無用の遠慮は
なさるものではありませんよ?」
男「……話が通じねえ」
男「で、結局こうなるんだな……」
女「男さん、今お茶を淹れますから。ちゃんとここにお行儀よく座って、
大人しく待ってるんですよ?」
男「ガキに言うみてえに言うんじゃねえ」
女「数学は、もののふのたしなみとして非常に重要です」
男(しかし、勉強を教えろと言われてもな)
女「古来より用いられる兵法のほぼすべてが、数学的に説明できます」
男(こんなこと言ってるバカに一体なにを教えろってんだ)
男(しかし、勉強を教えろと言われてもな)
女「古来より用いられる兵法のほぼすべてが、数学的に説明できます」
男(こんなこと言ってるバカに一体なにを教えろってんだ)
新ジャンル向けじゃないってだけでつまらんとは言ってないだろ!
いちよ戻って来い!
いちよ戻って来い!
女「男さん、この定理についてなんですけど」
男(む……)
男「これはだな――」
女「――ふむふむ。なるほど。
もうちょっと詳しく訊きたいんですけど、これって――」
男(こいつ……!)
男「……おい」
女「……え?」
男「近い」
女「なにがですか?」
男「顔が近いんだよさっきから!」
女「大丈夫です。男さんはわたしの許婚ですから、この程度は」
男「無防備だってんだよ。ちっとは警戒しやがれ」
女「大丈夫ですってば。第一、今男さんが襲いかかってきたところで、
撃退するくらいわけもありません」
男「……そうかよ」
女「え――なんですか? 雰囲気が変わりましたよ?」
男「てめえには勉強より先に教えておくべきことがありそうだな?」
女「男さん、何を言って――きゃあ!?」
男は女の手首をつかんで自由を奪うと、そのまま一気に女を
押し倒す。女の背中がだんっ、と床にたたきつけられた。
男「つまり、男ってモンの怖さをだ」
男(む……)
男「これはだな――」
女「――ふむふむ。なるほど。
もうちょっと詳しく訊きたいんですけど、これって――」
男(こいつ……!)
男「……おい」
女「……え?」
男「近い」
女「なにがですか?」
男「顔が近いんだよさっきから!」
女「大丈夫です。男さんはわたしの許婚ですから、この程度は」
男「無防備だってんだよ。ちっとは警戒しやがれ」
女「大丈夫ですってば。第一、今男さんが襲いかかってきたところで、
撃退するくらいわけもありません」
男「……そうかよ」
女「え――なんですか? 雰囲気が変わりましたよ?」
男「てめえには勉強より先に教えておくべきことがありそうだな?」
女「男さん、何を言って――きゃあ!?」
男は女の手首をつかんで自由を奪うと、そのまま一気に女を
押し倒す。女の背中がだんっ、と床にたたきつけられた。
男「つまり、男ってモンの怖さをだ」
>>44
さよか。
「武士」ってのはわりとあるが、そこに「姫」って要素が入ってるのはなかなか
ないと思ったが。お家再興がどうのっていうのでそれを表現したつもりだったが、
うまくいってないらしい
正直つまらんのは認める
さよか。
「武士」ってのはわりとあるが、そこに「姫」って要素が入ってるのはなかなか
ないと思ったが。お家再興がどうのっていうのでそれを表現したつもりだったが、
うまくいってないらしい
正直つまらんのは認める
>>48
同義語かは知らんけどイメージとして武士=身分で武者=戦う人って感じしね?
同義語かは知らんけどイメージとして武士=身分で武者=戦う人って感じしね?
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