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元スレ新ジャンル「隷属クール」

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51 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:02:40.60 ID:D5phi8Kc0 (+29,+29,-5)
なんでクールな女ってみんな男言葉になるの
52 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:04:51.24 ID:SSIJoY7r0 (+33,+30,-113)
「俺が要らない、と言っても?」

「契約は君の父上の名義で行われている
  君の意志では何も覆らない」

「……」
「もう帰る家もない。
  悪いようにはしない、だから置いてくれないか」

「――わかった」

「済まない」

「親父に連絡して、このキチガイじみた
  顛末を収集させる。
  …それまでだ。全て片付いたら家に戻れ」

「了解した」
53 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:07:35.49 ID:QH6tvrKT0 (+28,+29,-7)
>>51
「だよ~」が最後についてクールだったら?
54 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:09:14.90 ID:SSIJoY7r0 (+35,+30,-132)

「……随分と汚い部屋だな」
「男の一人暮らしなんてこんなもんだ」

「荷物を置いたら片付けをさせてもらう」
「いや、いいよそんなの」

「……なあ」

「ん?」

「君が命令してくれないと、私は何も出来ないんだ。
  隷属することが契約なのだから」

「じゃあ何もしなくていいよ」
「それは契約違反に該当する。
  困るんだ、それは」

「……じゃあ掃除だけ、頼む」
「了解した」
55 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:12:18.60 ID:BVilUVdkO (+27,+29,-19)
クールって言うと秘書っぽい美人を想像する
56 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:14:07.66 ID:SSIJoY7r0 (+35,+30,-118)

「――なあ」
「ん?」

「君はその辺で寝ていていいんだぞ?
  何も手伝って貰う必要は無いんだ」

「いや、なんとなく。暇だしな」

「…なるほど」
「む?」

「私に見られると困るものがあるエリアは、
  自分で片付けるのか」
「……」

「いいのだぞ?私はそんなこと気にしない
  むしろ健全な男子としてごく当たりm…」
「なあ」

「なんだ?」

「少し黙ろう。命令だ」

「了解した」
57 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:17:00.12 ID:NiNIYpNPO (+14,+29,-2)
堕花雨みたい
58 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:23:18.58 ID:SSIJoY7r0 (+35,+30,-143)

「あらかた片付いたな」
「ああ。助かった」

ぐうぅ~

「…あ」

「腹、減ってるのか?」
「そ、そんな事は無いっ」

「……くくくっ」

「な、何だその眼は。にやにやするなっ」

「よし、ひとつ命令だ」
「なんなりと」

「俺は腹が減った。
  何か飯を作ってくれ、一緒に食べよう」

「……そ、そのような」
「ん?」

「そんな優しい顔をするな。私は只の奴隷だ」

「いいから早く飯にしようぜ。な?」

「…了解した」
59 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:29:44.30 ID:SSIJoY7r0 (+35,+30,-190)

とんとんとん じゅーっ…


「へえ、料理得意なんだな」

「幼少の頃から隷属の為の訓練を受けて来たからな」
「…ふうん」

「家事全般は一通りこなせる。学業もある程度は
  替え玉受験もお手の物だぞ」

「いや、さすがにバレるだろ」
「問題ない」

「?」

「変装術も訓練された。
  特に君は男性らしい顔つきではないから
  変装は比較的容易だ」

「そんな訓練する金があったら普通に借金返せよ」

「私の父に云ってくれ」
60 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:31:33.12 ID:lUygcou10 (+46,-14,-3)
ワッフルワッフル
61 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:36:59.15 ID:SSIJoY7r0 (+35,+30,-218)

「で、何を作ってくれてるんだ?」

「この気温だからな。
  涼しくて食べやすいものが良いと思って
  冷やし茶漬けにしてみた」

「茶漬け?」

「そうだ、意外と美味しいぞ。
  出汁には山葵を利かせて、具は鳥そぼろと刻み葱、
  炒り卵で親子丼風にしてみた」

「よく冷蔵庫の残りでそんなものを…」

「そうだな、食材や調味料が足りない。
  夕方になって涼しくなったら買い出しに行って来る」

「なんつうか」
「む?」

「よく出来た奴だな、お前」

「褒めても何も出ないぞ」

「じゃあ何で少し嬉しそうに、はにかんでいるんだ?」

「さあ、出来たぞ。食べよう」
63 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:39:55.08 ID:SSIJoY7r0 (+40,+30,-46)
>>60 お邪魔してますー


「おお、旨そうだ」

「私が本気を出せば、こんなものではないぞ?」

「どや顔やめろ」

「…む」

「じゃあ…」

「いただきますっ!」
64 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:42:01.27 ID:BNpjai5h0 (+32,+30,+0)
「弁当が欲しい!! 正確にはおにゃのこが僕の事を思って作ってくれた弁当が欲しい!!」
「……ふむ。女の子に料理を作ってもらおうなどと、実に旧世代な考え方だな。
  むしろ、私としては男性に作ってやるくらいの男気を見せてもらいたいぞ」
「なにそれ、暗に僕が情けないとでも言いたいの?」
「好きなように解釈すればいいよ。で、作ってきて欲しいのか、私に、弁当を?」
「そりゃもう、是非にでも。大切に食べるよー。三階拝んでワンと鳴いてから食べるよー。
  だから、ね、お願い!! 頼むよ、女さん、君だけが僕の希望、君だけが頼りなんだ!!」
「三階を拝む意味が分からん、どんな宗教だ。しかしまぁ、そこまで言われると悪い気はせんな……」
「おっ、意外と脈あり!? これはここでもう一押しか!? ほれ、この通り!!(土下座) 
  この通りですから!! 作ってきてくださいよ、僕の為に。よっ、大統領、総理大臣!!
  官房長官、都知事、府知事、県知事、市長、町長、長老!!」
「褒めているのか、それは。どんどんグレードが下がってるぞ。まぁいい。
  そうだな、そういえばちょうど冷蔵庫に食材が余ってたしな、お前がそこまで頼むなら作ってやっても良いかな……」
「やった!! やった、やったよー!! AH……AHAH!!
  というわけで、初めてのチュー、お礼にチュー、ウフウフフフ!!」
「わっ、ちょっ、なにをするんだ、やめろ、やめろっての気色の悪い!!」

――翌日、学食にて

「いやー、やっぱり暑い日は冷麦に限りますなぁ。そしてやっぱり冷麦は揖保の糸に限りますな、なぁ女さん?」
「揖保の糸は素麺だ馬鹿野郎。ご飯は黙って食え馬鹿野郎」
「……ねぇ、さっきからなにをそんな怒ってらっしゃるの? 僕なんか気に障るようなことしたっけ?」
「……ふん、自分の胸に聞いてみろ」プイス!!
「あ、自分の胸といえば、そのお弁当可愛らしいねえ。そぼろでご飯の上にハートのマークなんか作っちゃって。
  自分のお弁当なのにそんなことして、女さんてばほんとお洒落さーん、おませさーん」
65 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:49:32.26 ID:rmwky3jeO (-21,+29,-14)
>>64 なんか違わないか
66 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:55:25.41 ID:Z/Q+hKPn0 (+28,+29,-8)
>>64のは俺の頭にインプットされてるクールじゃない
けど、嫌いじゃない
67 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:56:41.02 ID:DHnP9F7j0 (+24,+25,-2)
>>63で終わりなの?
68 : 以下、名無しにか - 2009/07/29(水) 23:56:47.91 ID:yIZB7TwgO (+24,+29,-1)
>>64奴隷……?
69 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:00:39.60 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-174)

男 がふがふ むしゃむしゃ

「……口に合うだろうか?」
「うん、旨いぞ。特にこのそぼろの味付けが」

「砂糖にみりん、酒、砂糖を多めに。
  隠し味にソースを少しだけ入れて煮詰めてみた」

「付け合わせの胡瓜の浅漬けも旨いな」

「夏は胡瓜だな。さっぱりとしていて食が進む
  ――あっ」

「…?」
70 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:01:51.54 ID:6TZV6BsAO (+2,+12,-1)
支援ついでにテス
71 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:01:57.85 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-165)

「米粒、頬に付いているぞ」ひょいっ ぱくっ

「ああ、さんきゅ」
「うむ」

男 むしゃむしゃ ばくばく

(――知らなかった、な)

「うん。旨い、旨い」

(誰かに料理を振舞うのが、食べて貰うのが、
  こんなにも嬉しい事だったなんて…)

「―むぐっ!?けふっ、けふっ…」
「急いで食べるからだ。ほら、麦茶」

「ん、助かる」ごくごく

「……」


――。

―――。
72 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:08:19.41 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-153)

「いやあ、食った食った。ごちそさん」
「お粗末様です」

「いやあ、何だか幸せな気分だな」
「ははっ、そんな大袈裟な」

「おっ」

「ん?」

「女が笑ったところ、初めて見たな」

「こ、これは見苦しいものを…っ。失礼したっ」

「いや、お前笑った方が綺麗だぞ?」

「……そ、そんな言葉は
  君に相応しい大切な女性に掛けてやるべきだろう」

「くくっ、なに顔真っ赤にしてるんだよ」

「う、五月蠅いっ!」

「くくくっ…あははっ…」

「わ、笑うなあっ!」
73 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:08:30.64 ID:7nkgCCN9O (-1,+8,-1)
続きwktk
74 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:14:28.32 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-146)

「よし、食後は昼寝だな」
「そうか、君は寝ていてくれ。私は買出しに行って来る」

「うーむ……」
「どうした?」

「いや、俺も買い物行きたいからさ」
「そうか、ならば後で行こう。
  では私は君が昼寝している間トイレ掃除でも…」

「…ひとつ、命令だ」
「む?」

「お前も少し眠れ。
  着いてから仕事ばかりで疲れたろう?」
「添い寝か?構わんが」

(いや、添い寝を頼んだつもりは無いんだが…まあいいか)

(添い寝…か)どきどきどきっ
75 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:16:52.72 ID:otQ430RL0 (+29,+29,-28)
うおー眠いっす。少し休憩します。
ってか、なんだかクールじゃなくなってる気がするぞ?
まあいいか。寝落ちしたら済まぬ。ふひひ。
76 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:19:26.49 ID:JB8Ayk8r0 (+10,+25,+0)
悪くない
77 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:26:16.72 ID:wh2j5WvJ0 (-7,+30,+0)
「質問です。心理質問です。覚悟はよろしいですか、ドゥーユーファイナルアンサー?」
「どちらかといえばお前の頭がよろしいですか、だ。答えてやるから手短に頼む。こう見えて、お前ほど暇じゃないんでな」
「はいはい、それじゃぁさっそく第一問。貴方は今日が誕生日です。すると、貴方の目の前の、
  スーパーダンディナイスガイティーンエージャー男さんが、プレゼントをくれるというでは
  あーりませんか。そこでクエスチョン。スーパーダンディナイスガイティーンエージャー男さんは、
  女さんにどんなプレゼントをくれたのでしょうか、スーパーひとしくん!!」
「番組が変わってるぞ? ふむ、そうだなぁ……。お前のことだからどうせ、
  猫の死体とか、蛇の皮とか、ハムスターの腐ったのとか、そういう気味の悪いのを箱に詰めて……」
「怖いよ!! っていうか、そんな事僕しないって!! なに、僕って君の眼にはそんなことする奴に映ってるの!?」
「いやいや冗談だよ。わざとどぎつい事言ってお前のSAN値を測ってみたのさ。
  やれやれ、どうやらまだ正常のようだな。残念な事に」
「やれやれ、残念……? なにそれ、どういう意味、怖ひ……(SAN値-1)」
「しかしまぁ、そうだなぁ。別に私は、くれるというなら何でも貰うぞ」
「本当に? たくわんでも? 千枚漬けでも? 柴漬けでも、奈良漬けでも、わさび漬けでも?」
「なんで漬物オンリーなんだよ。けど、まぁ、お前がくれるというのなら、それはそれで……(///)」
「実はですね。先日旅行から帰ってきた祖父に、シュールストレミングとくさやとホンタクを貰ったのですが」
「ちょっと待て、それは漬物じゃない。いや、確かに漬けてあるけど、それを野菜と一緒にするのは……」
「男に二言はありませんよね、女さん。というわけで、少し早いですが誕生日プレゼントです、どうぞ」
「持って来てたのかよ!? なるほどどうりでいつもより三割り増しに臭ってくると!!
  って、わーっ、わーっ、近づけるな!! 匂いが移るだろう馬鹿!! あと、私は女だ!!」

「……で、あの後強引にかの世界三大臭気を女さんに押し付けた訳ですが。
  あれですか、これは嫌がらせですか。わざわざ弁当箱に入れてきて、あまつさえこれ見よがしに僕の前で食べて」
「黙って食わせろ馬鹿野郎。息すると臭くて死ぬんだぞこの馬鹿野郎」
「……死ぬほど嫌なら、こっそり裏庭にでも捨てれば良いのに」
「食えって言ったのはお前だろうが馬鹿野郎!! 捨てていいならさきにそう言え馬鹿野郎!!」
「うわっ、女さん、目から汁を!? なに、あまりの臭さに、顔の穴という穴が通気しようとカパックしちゃったの!?」

>>65 口でどうこう言おうと本質的に逆らえないってのを、無理だった
78 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:28:49.81 ID:ZirXusnOP (+41,+30,-198)
「……もぐもぐ」
「美味しいか、ご主人?」
「美味しいよ」

「おかわりをよそおうか? それとも麦茶はどうだ?
 ちゃんと冷やしてあるぞ。ほっぺたにご飯を付けて
 くれればすぐ取るぞ」

「いやいいよ。1人で食える」
「そうか」

「……もぐもぐ」
「食事中に肩もみとかどうだっ? わたしは上手だぞ。
 父にも褒められたのだ。だいぶん前のことだが」
「食べにくいから良いよ」
「……やることない」

「一緒に食べなよ」
「そんなことできるわけない! 卑しい従僕がご主人と
 一緒の食卓などそんな大それたことはできないっ」

「毒味だから」
「っ! そ、そうか! 毒味か、なら仕方ないな!」
79 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:29:00.94 ID:K6dJiLqzO (+39,+29,-26)
良いな

ところで奴隷、新ジャンルを書いてたWordが、データ破損で消え去った
俺を慰めてくれ
80 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:33:22.76 ID:E6in3NfbO (+22,+29,-3)
思い出してはやくかけ
81 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:34:52.68 ID:otQ430RL0 (+37,+29,-23)
>>79 俺もこないだUSBなくした
   気持はよく分かる
   誰かに見られたらどうしよう…
82 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:35:41.91 ID:7nkgCCN9O (+24,+29,-6)
ながらで構わんから書け
83 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:40:19.21 ID:ZirXusnOP (+42,+30,+0)
>>79

「慰めるのか? ご主人」

「……ふむ、新ジャンルというのは浅学なわたしには
 判らないのだがきっと国家大計を担うべき深甚なる
 文章であったのだろう。張り裂けそうなその胸のうち
 凡庸なるわたしには推し量ることもできないが、
 その苦しみをわずかばかりなりと慰められて
 あげられればと願ってやまない」

「しかし、悲しいかなわたしのような者には
 ご主人のような天に愛されし才覚の持ち主を慰める
 こともままならぬ。なにも良い考えが浮かばぬのだ」

「食べ物で釣るなどという子供だましがご主人に
 通じるべくもなく、ましてや膝枕、耳かき、頭を
 なでるなどと言った即物的短絡的なうわべの慰めは
 かえってご主人の矜恃を傷つけるだけだろう」

「わたしにできるのはただ信じるのみだ。
 ご主人は書きかけの文章を失っても、必ずや
 スレにおいて頭角を現さずにはおかないということを」

「さ、ご主人。麦茶などを飲み、
 ゆっくり書き直せば良いではありませぬか」

84 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:44:21.40 ID:/dgr3s0VO (+29,+29,-38)
あー、新ジャンルとか久しぶりだわ

……何か書きたいけどネタが出ないよママン
85 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:46:08.61 ID:otQ430RL0 (+40,+30,-96)
書かせて貰うけど、>>78が俺の想像してる人なら是非書いて欲しいなあ。
パー速のスレ俺のせいで荒れ気味になってほんとすいませんでした。陳謝。


「じゃ、電気消すぞー」
「うむ」

ぱちん

「…なあ」
「ん?」

「暑くないか?私が隣にいて」
「んや。大丈夫」
「…そうか」

「……」

「……」
86 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:47:24.56 ID:otQ430RL0 (+30,+30,-67)

「…なあ」
「む?」

「お前はいいのか?」
「何がだ」

「親の決めた契約なんかのせいで俺なんかに隷属して」
「…仕方が無いことだからな」
「そうか」

「…それに」

「ん?」
87 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:51:40.42 ID:K6dJiLqzO (+38,+30,-101)
>>83
マジ嬉しい
女、お茶だ、くつろいでくれ――あ、いや、くつろげ、命令だ

つ旦

>>80
無理ぽ
新ジャンルてか半分SSだ
終盤でおじゃん、うはっワロス
>>81
USBか……8G水溜まりに落とした時は泣いたね、レポートおじゃん……100枚分が

スレチごめん、後は黙って支援するよ
88 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:53:36.84 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-155)

「……君が思ったよりいい人だったからな」
「俺が?」

「何というか、もっとこう…
  無茶な命令をしてくる人だったらどうしようと思っていた」

「……なるほど」

「心配してくれてありがとう。
  でもそれには及ばない。私は大丈夫だ」
「…そか」

「蝉が鳴いているな」

「……ああ」

「どうしてだろう。
  一週間しか生きられない身体で、あんなに精一杯鳴くのは」

「――必死に生きてるってことだろ。
  限られた時間だからこそ」

「……そうか」

「もう寝よう。おやすみ」

「…おやすみ」 
89 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 00:54:21.03 ID:ZirXusnOP (+35,+30,-218)
――居間

「ご主人っ!!」ばんっ!

「なにさ。こんな時間に」
「ご主人の部屋からこんな」
「す、捨てろーっ」

「『あなたに首ったけらぶらぶ新ジャンル娘
 18人のハーレム完全版にゅるにゅるお肉で
 あなたの高まりを鎮めてあげますわ☆』なんて本がっ」

男 ぽかっ!
「ううう、す、すまないご主人。
 と、と、とりみだしてしまったのだ。
 ううう、わわわ、ご、ご、ごしゅじん」

「……」ぎろっ

「す、すまないご主人。何でもするから許してくれ」
「も、いいよ」ふいっ

「『ハイテンション変態デレ』で肉棒ご奉仕とかっ」
「いいから黙れよっ!!」 ごちん!
91 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:01:10.15 ID:ZirXusnOP (+35,+30,-206)
「すまない、つい取り乱してしまった」
「まったくだ」
「『それはクールじゃない』というリスナーからの
 お便りで目が覚めたぞ、ご主人」

「どこからそんなお便りが来てるんだよ。どこに」

「細かいことを気にしてはいけない。
 それはご主人の大器の無駄遣いというものだ」

「なんだかなぁ、大器、大器って自覚ないのに」
「広大で素晴らしいぞ。あえて言えばがう゛ぁがう゛ぁだ」

「……」
「『う゛ぁ』の発音を大胆にするのがコツだ」

「女は本当は僕のこと嫌いでしょ?」
「そんなことはない。ご主人にわたしの赤心を信じて
 いただけないとは。わたしの不徳の致すところとはいえ
 この胸が痛みで張り裂けそうだ」

「もういいよ」
「許していただけた。それでこそわたしのご主人だ」
92 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:05:11.32 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-107)

みーんみんみんみんみーん…


「……ぐぅ」

(……この人が、私の主人)

「…むぅ…むにゃ」

(時には恨んだこともあった。
  このような契約が無ければ、
  ……貴方さえいなければ)

「…ぐぅ、ぐぅ」

(私は自由でいられたのだ、と。
  二十歳までの限られた時間ではない。
  ずっと、ずっと自由でいられたのだと)
93 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:06:03.12 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-81)

「……むぅ…すう」

(――でも)

「…ぐう」

(こんな間抜けな寝顔を見ていたら、
  毒気もすっかり抜かれてしまったではないか…)

「……すう」

(――限られた時間だからこそ、か)

「……むにゃ」

(私も休ませて貰おう。確かに少し、疲れた)

「…すぅ」

「おやすみなさい、ご主人」なでなで

「……ぐぅ」にこ


――。

―――。
94 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:06:17.24 ID:qXwhh7xaO (+22,+29,-3)
ばるかん後輩にしか見えない
95 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:07:38.36 ID:t4mc6/ff0 (+24,+29,-20)
スレタイを見たとき曜子ちゃんを真っ先に連想したわ
96 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:13:22.16 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-180)

「おい、起きろ。おーい」
「……むにゃ?」

「その寝顔は反則、レッドカード一発退場だから起きろ」ぺちん
「痛っ、何するんだ君は」

「もう夕方だ。買出し行くぞ」
「了解した」

「5分で出ないとタイムセール始まっちゃうからな」
「分かった。寝癖だけ整えて来るから少し待っていてくれ」

たったったっ…

(やれやれ…)

(起きたら目の前5センチのところに女の顔があるなんて)
  堪ったもんじゃないぞ、これは)

(――いかんいかん、不埒な感情は丸めてポイだ)

「準備完了だ、行こう」
「おう」
97 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:24:01.36 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-218)
――スーパーへの路上

「暑いな…」
「命令して貰えればうちわで扇ぐが?」

「いやいい。ご近所にあらぬ噂が流れそうだ」
「そうか」

「自転車で来れば良かったなぁ」
「後ろに乗ってくれ。私が漕ぐ」

「いや、普通逆だろ」

「そんな、田舎の高校生の青春の一欠片なぞに憧れているのか?」

「そうそう。周りは一面の田んぼ、学校帰りの落日の中で
  聞こえるのは風を切る自転車の音と、蝉の声。
  彼女は俺の体を後ろからぎゅっと両腕で……ってこら!」

「そうかそうか、制服プレイがお好みか」かきかき
「いや、メモらなくていいから」
98 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:33:38.71 ID:otQ430RL0 (+35,+30,-132)

ういーん

「うお、冷房が効いてて最高だな」
「うむ。我らが人類の文明の勝利だ」

「さてと。まずはカップラーメン…」
「こらっ」
「お?」

「そんな不健康なもの、私が来たからには食べさせん。
  青果コーナーに行くぞ」すたすた

「これじゃあ俺が隷属してるみたいだな」

「男、見ろ!茄子が安いぞ!」

「……くくっ、あいつは何をあんなにはしゃいでいるんだ」
100 : 以下、名無しにか - 2009/07/30(木) 01:34:07.63 ID:wh2j5WvJ0 (+27,+30,+0)
「マガジン・サンデー・ジャンプにチャンピオン。しかもなぜかガンガンまで……。
  はて、私の記憶が正しければ、引き出しには普通教科書が入っているものだと思うのだが」
「チッチッ、違うよ女さん。机の中には、夢と希望とドラえもんが入っているのさ」
「ほう、その中にはコロコロコミックまで入って居るのか?
  やれやれいつまでも頭の中が幼稚園な奴め。そんな事ではますます馬鹿になるぞ、この馬鹿」
「そうね、僕が馬鹿なのは確定事項なのねん。んあー、親分。たれ蔵、マスタングスペシャルだ!!」
「しかしそんな熱中するほど面白いのか。所詮漫画なんて子供が読むものだろう?」
「欧米か!! PTAか!! スイーツか!! 言っておくけどね、日本の漫画はレベルが高いんだよ。
  海の向こうじゃジャパニーズのヘンタイアニメはナイスクオリティで世界中にブロードキャストなんだから。
  そうやって、読む前からそ偏見の目で見るの、僕は賛成できないな。批判するなら、まず読んでみてよ」
「ふむ、確かにお前の言う事にも一理あるな。どれ、そこまで言うなら一つお前のオススメを貸してくれないか?」
「オススメ? おすすめねぇ……うぅん、そうだなぁ。
  やっぱりこち亀とかかなぁ? あれならストーリー分からなくても楽しめるし」
「ほう、こち亀な。よし分かった、それじゃぁそれを明日にでも全巻持って来てくれないか。
  一日で読みきってやろう。なぁに、小説で鍛えてるから漫画を読むのなんてすぐだすぐ、はっはっはっは!!」
「……絶対無理だと思うけどなぁ」

――翌々日

「で、宣言どおりちゃんとこち亀全巻読めましたかねぇ、女さん?」
「……途中でフェイントをかけるのは卑怯だ。ぬか喜びして、馬鹿みたいじゃないか、私」
「その目の隈。もしかして女さん貫徹ですか、その状態で今から授業受けるつもりですか」
「眠ったらそこで一日終了。逆に言えば、眠らなければまだ一日の延長戦さ。
  ううっ、やばい、世界が揺れる。おぉう、男の顔が三つも四つも悪のマンダラのやうに……」
「そんな意地張って無理しなくて良いよ。最初からできるなんて思ってないから。
  って、言ったそばから、倒れますかね。早いなぁ……」
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