私的良スレ書庫
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元スレ超王道ジャンル「思い出の鎖」
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少年「どういう…こと?」
少女「あはは、私もよく分からない」
少年「分からない…?」
少女「私はね、呼ばれてここに来た気がするんだ」
少年「誰に…?」
少女「君に似た『何か』に」
少女「あはは、私もよく分からない」
少年「分からない…?」
少女「私はね、呼ばれてここに来た気がするんだ」
少年「誰に…?」
少女「君に似た『何か』に」
>>1もしかして図書館の少女の人?
少年「僕と同じだ」
少女「やっぱり?君もそうだったんだ」
少年「どういうこと?あれは君じゃないの?」
少女「…ねえ、この観覧車はさ、私たちのことずっと見てたんじゃないかな?」
―――ずっと背中合わせの私たちを。
少女「やっぱり?君もそうだったんだ」
少年「どういうこと?あれは君じゃないの?」
少女「…ねえ、この観覧車はさ、私たちのことずっと見てたんじゃないかな?」
―――ずっと背中合わせの私たちを。
少年「どういうこと…?」
少女「…ううん、何でもない!ね♪それよりまずは…どうする?」
少年「そりゃあやっぱり…」
少女「観覧車!だよねっ」
少年「うん、観覧車に乗ろう」
少女「…ううん、何でもない!ね♪それよりまずは…どうする?」
少年「そりゃあやっぱり…」
少女「観覧車!だよねっ」
少年「うん、観覧車に乗ろう」
少女「うわあー!きれい!」
少年「あの日に見たままの光景だ!」
少女「だね!すごく…嬉しい」
少年「18年間ずっと待ち焦がれた景色だ」
少女「ねえ…聞かせて欲しいことがあるの」
少年「…僕も君に聞きたいことがある」
少年・少女「君の18年間の人生について」
少年「あの日に見たままの光景だ!」
少女「だね!すごく…嬉しい」
少年「18年間ずっと待ち焦がれた景色だ」
少女「ねえ…聞かせて欲しいことがあるの」
少年「…僕も君に聞きたいことがある」
少年・少女「君の18年間の人生について」
少年「君も私もすっかり今は大人だよね」
少女「たぶんもうあの頃とは違う」
少年「君は恋人はいるの?」
少女「いるよ。君は?」
少年「僕も。実はもうすぐ結婚するんだ」
少女「そっか…お互い違う人生を歩んでるんだもんね…そっか」
少女「たぶんもうあの頃とは違う」
少年「君は恋人はいるの?」
少女「いるよ。君は?」
少年「僕も。実はもうすぐ結婚するんだ」
少女「そっか…お互い違う人生を歩んでるんだもんね…そっか」
少年「僕はこの18年間、君への思いだけで生きてきた。ずっと迷いながら生きてきた」
少女「私も。ずっと君のことばかり考えてきた。そしてずっと何かを迷っていた」
少年「でも今日で吹っ切れる気がする」
少女「私も。君との思い出はすごく大切だけど」
少年「僕はまた新たな出会いがあったから、それを大切にしたい」
少女「私も」
少年「なんだ、こんな簡単なことだったんだな」
少女「だね。私もいますごく心が晴れやか」
少女「私も。ずっと君のことばかり考えてきた。そしてずっと何かを迷っていた」
少年「でも今日で吹っ切れる気がする」
少女「私も。君との思い出はすごく大切だけど」
少年「僕はまた新たな出会いがあったから、それを大切にしたい」
少女「私も」
少年「なんだ、こんな簡単なことだったんだな」
少女「だね。私もいますごく心が晴れやか」
少年「今日君に出会えてよかった」
少女「私も。また君に出会えてよかった」
少年「これからお互い、別々の人生を歩むことになるだろうけど、元気でね」
少女「うん、でも君のことは忘れないから」
少年「もちろん僕も」
少女「グスッ…ありがとう」
少年「さ、まだ時間はある。思いっきり最後に遊ぼうよっ」
少女「うんっ」
少女「私も。また君に出会えてよかった」
少年「これからお互い、別々の人生を歩むことになるだろうけど、元気でね」
少女「うん、でも君のことは忘れないから」
少年「もちろん僕も」
少女「グスッ…ありがとう」
少年「さ、まだ時間はある。思いっきり最後に遊ぼうよっ」
少女「うんっ」
少年「―――!」
少女「―――!」
―――それから後のことはよく覚えていない。ただひたすら誰もいない遊園地で彼女と遊んだ。
少年「―――!」
少女「―――!」
―――気がつくと、なぜか僕は自宅で朝を迎えていた。
―――まるで全ては夢だったかのように…。
キィ… キキキキキ…
―――――
―――
―
少女「―――!」
―――それから後のことはよく覚えていない。ただひたすら誰もいない遊園地で彼女と遊んだ。
少年「―――!」
少女「―――!」
―――気がつくと、なぜか僕は自宅で朝を迎えていた。
―――まるで全ては夢だったかのように…。
キィ… キキキキキ…
―――――
―――
―
-エピローグ 11月23日朝 自宅-
TV『ついさきほどから、○×遊園地の解体作業が始まりました。
歴史ある日本有数の遊園地の歴史のオワリを人目見ようと多くの人が――』
男「うっし!今日は結婚式。くー!なんか緊張するなあ!」
TV『名物の大観覧車もすっかり錆びてしまい、風が吹くたびにゴンドラを揺らす観覧車の音は何とも寂しげで―――』
プチッ
男「TVは消したと。寝癖ついてねーな?鼻毛出てねーな?うっし!行くか!」
TV『ついさきほどから、○×遊園地の解体作業が始まりました。
歴史ある日本有数の遊園地の歴史のオワリを人目見ようと多くの人が――』
男「うっし!今日は結婚式。くー!なんか緊張するなあ!」
TV『名物の大観覧車もすっかり錆びてしまい、風が吹くたびにゴンドラを揺らす観覧車の音は何とも寂しげで―――』
プチッ
男「TVは消したと。寝癖ついてねーな?鼻毛出てねーな?うっし!行くか!」
男「ポケットに財布入れて、さあ出かけ―――ん?…この手紙は…」
―――昨夜のことはどこからどこまで夢なのかよく分からない。
男「………」
―――たぶん全部夢だったのだろう。たぶん…。
男「…うん」 クシャクシャッ ポイッ… コトン
―――『けーやくしょ』は、ゴミ箱へ捨てた。
―――昨夜のことはどこからどこまで夢なのかよく分からない。
男「………」
―――たぶん全部夢だったのだろう。たぶん…。
男「…うん」 クシャクシャッ ポイッ… コトン
―――『けーやくしょ』は、ゴミ箱へ捨てた。
-踏み切り-
カンカンカンカン…
男「間に合うかなー?いや、遅刻はさすがにダメだろ!」
―――結局、この踏み切りで出会った『彼女』は何だったのだろう?
男「ちくしょう!ここの踏み切り長いんだよな…」
―――幻だったのか?
男「ふう…もうすぐ開くかな?」
カンカンカン… ウイーン…
―――そう、昨日はこの踏み切りがあがった向こうから…。
女「………」
―――向こうから、彼女が…。
カンカンカンカン…
男「間に合うかなー?いや、遅刻はさすがにダメだろ!」
―――結局、この踏み切りで出会った『彼女』は何だったのだろう?
男「ちくしょう!ここの踏み切り長いんだよな…」
―――幻だったのか?
男「ふう…もうすぐ開くかな?」
カンカンカン… ウイーン…
―――そう、昨日はこの踏み切りがあがった向こうから…。
女「………」
―――向こうから、彼女が…。
女「………」 スタスタスタ…
男「………」 スタスタスタ…
―――ま、今日は現れるはずもない。
女「………」 スタスタスタ…
男「………」 スタスタスタ…
―――さあ、早く式場に向かうとしよ…。
ドンッ
女「あっ…」
男「おっと…」
男「………」 スタスタスタ…
―――ま、今日は現れるはずもない。
女「………」 スタスタスタ…
男「………」 スタスタスタ…
―――さあ、早く式場に向かうとしよ…。
ドンッ
女「あっ…」
男「おっと…」
男「す、すみません!こちらの不注意で―――」
女「こちらこそごめんなさい―――」
男「………」
女「………」
―――昔どこかで出会った誰か、そんな気がした。
女「こちらこそごめんなさい―――」
男「………」
女「………」
―――昔どこかで出会った誰か、そんな気がした。
男「あ、いや…お怪我はありませんか?」
女「え、ええ…大丈夫です」
男「そうですか…」
女「は、はい…」
―――確信はなかった。だが…。
男「…あの」
女「…はい?」
―――今しかないと思った。
女「え、ええ…大丈夫です」
男「そうですか…」
女「は、はい…」
―――確信はなかった。だが…。
男「…あの」
女「…はい?」
―――今しかないと思った。
男「―――いえ、すみません。気のせいのようです」
女「…そう、ですか」
―――でも、もう未練はない。だからこれでいい。これで…。
男「では」
女「さようなら」
―――あなたとの思い出は私の宝物。
女「…そう、ですか」
―――でも、もう未練はない。だからこれでいい。これで…。
男「では」
女「さようなら」
―――あなたとの思い出は私の宝物。
女「………」 スタスタスタ…
男「………」 スタスタスタ…
―――もう2度と出会うこともないだろう。
女「………」 ピタッ
男「………」 ピタッ
―――でも、もう振り返らない。そう決めたから。
男「………」 スタスタスタ…
―――もう2度と出会うこともないだろう。
女「………」 ピタッ
男「………」 ピタッ
―――でも、もう振り返らない。そう決めたから。
女「………っ」 スタスタスタ…
男「………っ」 スタスタスタ…
―――思い出の鎖は断ち切れて、新しい人生を歩き出す。
男「…さあ、急がないとな!」 タタタタタタタッ
―――歩き出したその先で、僕はたぶんまた誰かを愛している。
―――歩き出したその先で、私はたぶんまた誰かを愛している。
fin
男「………っ」 スタスタスタ…
―――思い出の鎖は断ち切れて、新しい人生を歩き出す。
男「…さあ、急がないとな!」 タタタタタタタッ
―――歩き出したその先で、僕はたぶんまた誰かを愛している。
―――歩き出したその先で、私はたぶんまた誰かを愛している。
fin
ここまで糞スレに付き合ってくれてありがとう。
いつもと雰囲気を変えてみたが、自己嫌悪するくらいくだらない内容になってしまってちょっと欝になってしまった。
でもせっかくなので垂れ流すことにした。支援してくれた人々、本当にありがとう。
今回もヤマなしオチなしイミなし。思い出が逆に鎖となっている男(女)の物語である。
雰囲気もの程度に思ってくれ。一応、切なさ的なものを狙ってみたが、あまり上手く書けたとは言えない。すまない。
実は書き手としては「ある思い」からこれを書き始めたのだが、それを書くと罵詈雑言を浴びそうなので止めておく。
ただ話の展開にデジャヴを感じた方はラストの部分でピンと来るかもしれない。てゆーか実際に気づいている人が何人かいるみたいだしw
お察しの通り、あえて「あの名作」に近い進行をとった。だが、残された余韻は独自のものを狙ったつもりではあるが…。
「あの名作」に対する書き手のくだらないオマージュ兼ちょっと反抗であると、好意的に解釈してくれると助かる。
また何か書いたら読んでやってくれ。じゃあなおやすみ(´・ω・`)ノシ
いつもと雰囲気を変えてみたが、自己嫌悪するくらいくだらない内容になってしまってちょっと欝になってしまった。
でもせっかくなので垂れ流すことにした。支援してくれた人々、本当にありがとう。
今回もヤマなしオチなしイミなし。思い出が逆に鎖となっている男(女)の物語である。
雰囲気もの程度に思ってくれ。一応、切なさ的なものを狙ってみたが、あまり上手く書けたとは言えない。すまない。
実は書き手としては「ある思い」からこれを書き始めたのだが、それを書くと罵詈雑言を浴びそうなので止めておく。
ただ話の展開にデジャヴを感じた方はラストの部分でピンと来るかもしれない。てゆーか実際に気づいている人が何人かいるみたいだしw
お察しの通り、あえて「あの名作」に近い進行をとった。だが、残された余韻は独自のものを狙ったつもりではあるが…。
「あの名作」に対する書き手のくだらないオマージュ兼ちょっと反抗であると、好意的に解釈してくれると助かる。
また何か書いたら読んでやってくれ。じゃあなおやすみ(´・ω・`)ノシ
>>1乙
乙
今回は独白が多いね
あとタイトルの意味が最後に分かったのがいい
今回は独白が多いね
あとタイトルの意味が最後に分かったのがいい
いつでもーさーがしているよおーどこかにーきーみーのすがたをぉー
>>1
おつ
おつ
みんなの評価 : ○
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