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    元スレ新ジャンル「一人暮らしの級友男宅に居候する腐女子」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    151 :

    152 = 151 :

    「汚い部屋で、わりぃな」
    「いや、あたしのおじいちゃんの家と変わらないわよ」
    「とりあえず俺は飯食って、風呂入って寝るわ」
    「いつもコンビニ弁当やカップラーメンなの?」

    「ああ、たまに料理するけどさ。
     ダルいしなあ……。
     冷蔵庫の中も余った食材や卵や納豆しかないし」

    「いつもコンビニ弁当やカップ麺じゃ、
     身体壊しちゃうわよ?」

    「しょうがねえっしょ。一人暮らしだし」

    「……」
    「……」
    「どうしたの?」

    「いや、ここはお前が飯を作ってくれるターンじゃね?」
    「わたし料理だめだよ? 腐女子になに期待してるの?」

    「ですよねー」

    153 = 151 :

    「んじゃ、ペヤングも食ったし。風呂はいるか。
     シャワーだけど、先にどうぞ」

    「いいえ、お構いなく。わたしは後でいいわ」
    「そうか?じゃ、先入るな」

    がちゃがちゃ。ぱたん。

    「……男くん、お風呂に入ったわね」

    「…ここはアレね、健全な高校生男子のお部屋拝見ね~。
     健全な男子なら、どこかにBLアンソロジーや、
     シャレード文庫を隠してるものよね。
     いやいや、それともディアプラス派かな?」

    「捜索捜索、と……。む、なんか如何にも
     イカガワシイ本が出て来たわね」

    漫画本「おっぱいパーティー / オノメシン」

    「……。うーん、世間の目を欺くための偽装か。
     本格的に探さないと出てこないかな?
     全寮制の男子校を舞台にしたひりつくような友情の
     エロエロロマンスはどこかしらね……」

    「……ここかな? ここかな? DVDとかばっかりね」

    「ふう~いい湯だっ……あーー!!?」

    154 = 151 :

    「男くんっ。ちょっとここに座って」
    「えーっ」
    「良いから座るっ」
    「はい……」

    「男くんが人目を気にしてるのはわかります。
     だってマイノリティだもんね。
     でも、わたしには隠さなくていいと思う。わたし、
     そういうのには理解があるし」

    「え? えぇ? 何の話だ?」

    「こんな普通の男の子みたいなえっちマンガで
     偽装しなくても。……いけださくら? 時代は
     おっぱいじゃないよっ。ね? 男くん。わたしの前では
     隠さなくていいんだよ?」

    「だから一体何の話なんだよっ!?」
    「男くんがBLでホモホモだってことだよっ」

    「……」
    「……」

    「な、なんだそりゃー!?」
    「それが真実でしょ」びしっ

    「いや、俺は普通に女の子好きだからっ!」
    「なんてこというのよ、この変態っ」

    155 = 1 :

    >>153
    オノメシンwwwww負けたw

    続けて下さい

    156 = 151 :

    「どっからそういう話になるんだよっ」

    「だって男くん『大きく振りかぶって!』
     好きだっていってたじゃない」
    「ああ。アレ面白いよな。中学で部活やってたけど
     ああいう空気っての? あれはさー。思い出しちまうよな」

    「阿部くんのファンだって」
    「あいつ気が短いけど、あの苦労性はわかるんだよね~」

    「だって、阿部くんってタカヤなんだよっ!?」
    「お、おう。そうだけど」

    「っ! 話がかみ合わない気がする」
    「それはこっちの台詞だ」

    「それに『夏目友人帳』もイイねっ!! って」

    「おう、あのマンガ、幼馴染に借りたんだ。
     少女漫画は敬遠してたけど読みやすかったぞ。
     あんまりべとべとしてなくて、透明感があって面白かったぞ」

    「大森監督の仕事をなぜそこまでスルーできる……」

    「へ?」

    「にゃんこ先生に押し倒されたタカシに何も感じないのっ!?」
    「あ、ああ。そんなシーンもあったな」

    157 = 151 :

    「うわぁぁぁ」
    ごろごろごろごろ

    「何で突然身もだえしてるんだ」
    「男くんがノーマルだったなんてっ。なんてっ」

    「それがあたりまえだっ」
    「美術部の友くんとの2ショットに身もだえしてた
     わたしの青春の輝きがぁぁぁぁ」
    「あ、あいつは普通に親友だ! いいじゃねぇかっ」

    「親友! 親友っ! 素晴らしい、素晴らしい
     響きですよっ。かたや剣道部のホープと都展入賞の
     美術部員っ。汗の散る放課後の男くんを好もしげな
     視線で見守る友くんっ。秘めた恋心っ」

    「そんなものは断じてねぇっ」
    「ちぇっ」

    「あいつとはただの腐れ縁だよ。ほら。
     ほらよ……。俺、成績わりぃから。勉強見てもらったりよ」

    「べべべべ、勉強っ」 ぶばっ
    「ばっ!! お、おまえ鼻血ふけっ!」

    「べべべべ、勉強っ。『どうやらキミのアナルは
     ずいぶんと物覚えが良いようだね』」 ぶばっ
    「アナルとかいうなっ!!」

    158 = 151 :

    「ふぅ。死ぬかと思ったわ」
    「いっそ死んでくれ」

    「ではこれらの偽装グッズは偽装グッズではなく
     正真正銘男くんの趣味ってことでいいのね?」
    「そうですよ。もうそれでいいっすよ」

    「つまり、
     おっぱいパーティー(オノメシン)もむにちち(いけださくら)も
     ふたり嫁(レオパルド)もちちはちちに(ヤスイリオスケ)も……」
    「列挙すんなっ!!」

    「……」
    「……」

    「おっぱいが好きなのね」ちらっ
    「うぐっ」

    「大きなおっぱいが良いのね」じぃっ
    「ぐぐぐ」

    「この変態がっ」
    「うわぁぁーーーーん」

    「清らかな女子の胸を浅ましい性欲の視線で見る
     変質者の卵。ううん、変質者の精子ねっ」

    「何で俺がここまで云われなきゃならんのだぁ!?」

    159 = 1 :

    まさかの夏目

    160 = 143 :

    自分のことは棚に上げてwww

    161 = 151 :

    >>155
    ちょ。1戻ってきてるじゃんっ。
    おかえり1よっ! 俺の役目も終ったようだな。
    つか、難しいぞ腐女子ー。ワケワカラン。

    162 :

    これは面白い

    163 = 143 :

    >>161
    お前の方が1より面白いから続けるんだ

    164 = 1 :

    >>161
    いや続けてくれw
    俺のは最初から破綻したからw

    165 = 151 :

    んじゃ破綻するまでな。は、破綻したら逃げるからな!
    逃げる準備しながら書くからな!

    166 = 1 :

    >>165
    期待してます、書いてください

    167 = 151 :

    ――就寝

    「悪いわね。結局泊まらせて貰っちゃって」
    「いいさ。最初からそのつもりだったんだ」

    「……」
    「……」

    「わたし、床でいいよ? 毛布あれば」
    「馬鹿云うな。背中痛めるぞ。おまえは布団使え」
    「男くんが背中痛くするよ」
    「俺は鍛えてあんだよ」

    「そか……」
    「……」

    「静かだね」
    「ああ」

    「あのさ」
    「うん」

    「何でわたしに声かけたの」
    「ん?」
    「コンビニでさ」
    「あー。だって、お前マンガ読んでたけどさ。
     何にも目に映ってなかったじゃん? 目、死んでたじゃん?」

    168 = 151 :

    「そんなことで」

    「いいじゃねぇか。袖すりあうも他生の縁っていうだろ。
     他生って知ってっか? 前世のことなんだぜ?
     俺がお前に助けてもらったことがあるかもしれないだろう」

    「『冬の蝉~春を抱いていた』ねっ。
     ぜ、ぜ、ぜ、前世っ。生まれる前から交わしていた
     遥かな約束。『俺は例えこの身体が滅んでもお前の事を
     永遠に探してやるっ』ね! うわぁ、らめぇ」

    「気持ち悪い事を言いながらえろい声を立てるな」
    「ううう」

    「それでいいんだ。さくっと寝ろよ」
    「うー」

    「しばらく行くところ無いんだろ。
     俺んとこ狭いし汚いけど、しばらくなら平気だしよ。
     あした婆ちゃんとこから布団はこんでくっから。
     いたいだけ、いろよ」
    「……」

    「寝ろ」
    「……あのさ。男くんさ」
    「なんだよ」

    「やっぱ下心あって声かけたのかな」

    169 = 1 :

    wktk

    170 = 151 :

    「ぎくっ」
    「ねーねーねーってば」
    「何でお前そんなに楽しそうなんだよっ」

    「電気を消した暗闇の中ってテンション上がるでしょ」
    「じゃ明かりつけるよ」
    「それはダメ」
    「お前なー」
    「ねってば。下心、あったの?」
    「それはー……」

    「わたしおっぱいは大きいもんねっ」
    「直球すぎだろっ」
    「うへへへ~っ。BLには役に立たない駄肉なんだけどねっ」
    「お前なー」

    「でもさ。わたし目立たないし、暗いし、
     学校じゃボッチだしさ。正直顔覚えてもらってないと思ってた」
    「そんなことないぞ。おまえ、地味だけど、大人しいし、
     眼鏡だけど、ちょっと美人で胸大きいし……。
     好きな男子いるんだぞ。多分だけど。地味にな」

    「またまたぁ! お世辞いっちゃってもう、
     男くんってばフェミニストだなぁ!!」
    「ちが」

    「おっぱい星人の変質者さんだけどっ!」
    「なんだろう、このやるせなさ」

    171 = 151 :

    「……」
    「……」

    「寝ちった?」
    「まだ」

    「ううう。告白するとさ」
    「うん」

    「やっぱ緊張するね。人んちは」

    「しゃぁないな。あ、もしかして、俺こわいか?
     わ、わるいな。変質者で。……しないからなっ。
     いくらなんでも無理やりとかそこまで鬼畜じゃないからなっ」

    「いやっ。いやいやいや。その件では心配して
     ないですよ? 男くんは紳士ですよね」

    「……ほんとに信じてるのかなぁ。ひとたび巨乳を
     目にするとどうなると思っているのよ」

    「ひとたび巨乳を目にすると数週間の飢えをへた
     野獣のような残忍さでむさぼりつき、くらい、舐め、
     しゃぶり、匂いが取れなくなるほど唾液を塗りつけて
     己の欲情を満たす一匹のケダモノと化すのねっ」キラキラ

    「めっちゃ嬉しそうな声やんなー」
    「……面目ない」

    172 :

    がんばれ!これは期待せざるを得ない

    173 = 151 :

    「そこでねっ」
    「なんだよ」
    「いや、なにですか? そのさ。ほら、あれですよ。
     察してよ。変質者の勘でっ」

    「変質者はお前だ。俺はノーマルだ。
     おっぱい好きくらいでどこまで追求されるんだよ」

    「……しましょか?」
    「なにを」

    「うううっ。云わせるつもりかっ!?」
    「わけ判らねーって」

    「このやけに艶やかな包装に包まれた
     シリコン製品『セブンティーン』でご奉仕しましょうかっていってるのっ!!!!
     驚愕のリアル二層構造の非貫通型オナホールの実力を
     あなたに叩き込んでやるっていってるのだっ!!」

    「ぐ、ぐはぁっ!?」
    「?」

    「ば、ばれてるよ……。う、ううう。漫画のほうばかり
     話題にするからきっと気がつかなかったんだろう、
     そうに違いないと自分をごまかしてきたのに
     完全にばれきってるよ……」

    「腐女子のセブンセンシズをなめないことね」

    174 = 151 :

    「さぁ、わくわくしてきましたよ。ペペですよ。
     これは、えっとー……人肌に暖めたほうが良いのかな」
    「もう俺おしまいだ……」

    「えーっと、中にたらすのかな? 
     それとも、さきに実物にすりこむのが良いのかな」
    「婆ちゃん、育ててもらったのに恩返しも出来なくてすまん」

    「えーっと。む。思ったより小さいんだなぁ
     結構きつそう。はいるんかな、これ……」
    「先立つ不幸をお許しください」

    「ねぇねぇ。男くん。準備おーけー?
     暗くてよくわかんないけど、明かりはなしが良いよね。
     脱いで脚こっちむけてみよっかー」

    「いい加減とまれ」 ぽかっ
    「へうっ!」

    「いつまでイタリア小芝居させるんだ」
    「ううう。突っ込み厳しいよ」
    「とにかくっ。ご奉仕とか気軽なこというなよっ」
    「えーっ。またまたぁおっぱい星人のくせに」
    「あーのーなーっ」

    「むー。さすがにえっちまではあれだけど。
     おっぱい見せるくらいならするよ?」
    「え?」

    175 = 148 :

    ドキドキしてきた

    176 = 1 :

    ファンとしては楽しみだが
    書き手としては読む度に引退を迫られる複雑な感情

    178 = 143 :

    >>176
    おまいさんは風呂敷広げるところまではまぁまぁできてる
    問題はどうやって畳むかだな
    あとネタは小出しにすると自分も文章もテンションが長続きする

    179 = 151 :

    「おっぱい見せるくらいはしますよ?」
    「え、えっと」

    「ちょっと運動不足で柔らかめだけど、
     色綺麗だよ。日焼けもしてないし」
    「……あ。う」

    「ほれほれ。興味しんしんですね。男くん」
    「うー」

    「そりゃね! これからお世話になるわけですしっ。
     できるかぎりは家事とかもやるつもりだけどさ。
     わたし行くところもないようなホームレス女子高生に
     なっちゃったわけじゃないですか。
     だから大家さんである男くんの性欲処理の一つや二つ
     責任もってきゅぽきゅぽしますよ! お安い御用です。
     むしろBLちんちんみせてもらって脳内ファイルに
     余すところなく記録できるこれはむしろ役得だねっ! と」
    「……」

    「こんな駄目腐女子のおっぱいなんて安物だから
     こんなものオカズで申し訳ないんだけどね。
     ささ、男くん。さっそくいっぱつ抜いちゃおー!
     えいえいおー!」

    「……」ぽかっ
    「へぅっ!」

    「寝ろ。それ以上いうと、怒る」

    180 = 1 :

    >>178
    言い訳だが、今日のは得意なネタではなかったんだよね
    いつもは大体「妹『~』」から始まって一見カオス系ぽい奴なんだが
    毛色の違う事やったら「アレ?」って感じにw
    ネタはとにかく詰めて詰めてそれを4~5万字ぐらいキープするのが俺スタイルだった
    とにかく、今回の不評で本気で引退の危機だw
    ただ、続きは楽しみ

    181 = 151 :

    >>176
    そんなこというなよ。おれ1の文章好きだぜ。
    それに1の速度はすごい。展開速度で完全に負けてる。
    こんだけレス使って、1/5もすすみゃしねぇし。

    182 = 151 :

    「……」
    「……」
    「むぅ」
    「……」

    ごそごそ
     ごそごそ

    「う。うう」
    「……?」

    ごそごそ。ふさっ
     ――ぺとっ

    「うう。なななな。なにをするっ!?」
    「抱っこしてる」
    「な、なんでっ」
    「添い寝だから」

    「理由を聞いてるんだっての? あ。脚っ! 絡めるな」
    「黙ってこれくらい受け入れなさいよっ。
     わたしがいま出来る恩返しって。
     恩返しってこれくらいしかないんだからっ」

    「……」
    「……別にもう無理に抜かせろとか云わないから。
     ちょっと男くんの隣にいるだけなのっ。
     布団を暖める湯たんぽみたいなものなの。恩返しさせなさいよっ」

    183 = 1 :

    >>181
    ありがとな
    ROMりながら応援する

    184 = 151 :

    「……」
    「暖かい?」
    「うん」

    「わたしも暖かい」
    「そか」

    「なんか安心するね」
    (俺のほうは、もういっぱいいっぱいだっての)

    「いいなぁ。暖かくて、安全で」
    (脚、脚っ。ふとももすべすべでっていうか
     俺の腕を、挟むなっ。おまえ、自分の胸が
     戦術兵器だと言う自覚があるのかっ。イージスクラスかよ!)

    「えへへへ。ぎゅーっ」
    (#$%#”’★Щ!!!!)

    「……実はさ」
    (おっぱい、おっぱいの先っちょ。さきっちょ、くにくにって
     腕、うでにこすり付け、つけられてまふっ。
     赤木先生っ。おれ諦めちゃいそう。襲っていいでしゅか!?)

    「家出て四日なんだ。公園とか、コンビにばっかりでさ。
     男くんの部屋の布団、すごく安心しちゃう」
    「……」

    「久しぶりに手足伸ばして……。ん……ぅ」
    「……」

    185 :

    ここまでなら>>1の方が圧倒的に楽しめたんだが

    後発の人はそこそこだけどありがちだろ

    186 = 89 :

    両方面白い、勃起感が違うが

    187 :

    もっこりとほっこりくらいの違いで、どっちも良い

    188 = 151 :

    ――朝。起床。

    トントンガチャ。

    幼なじみ「男ちゃんおはよー! 今日もいい天気だよぅ」

    「……すぅー。すぅー」
    「……ZZzzz。んにゃ」

    「……すぅー。すぅー」
    「……ZZzzz。……くぴー」

    幼なじみ「あわっ。わ、わ、わわわっ」
    「すぅー……。ん。むぅ……。朝、か」
    「くぴー……。くぴぃ……」

    幼なじみ「あっ。あっ」
    「んぅ。脚が絡んで……。むぅ、男くん?
     もう、朝みたいだよ? ほら、離してくれないと起きれないよ」

    「むぅー。……おっぱいはー……とー……ものでも
     ……あかちゃんのものでも……ないんや……でー」

    189 :

    少し前までスレタイと似た状態だった俺が通ります

    190 :

    俺は1の文章も好きだったから
    これからも書き続ければいいと思うよ

    191 = 151 :

    幼なじみ「なっ。なななっ」
    「む。これはっ……。
     これが噂に聞く朝勃ちですか」わくわくきらきら
    「……ZZzzz」

    幼なじみ「ど、ど、ど」
    「今後のためにも、ずりさげて確認する必要が
     ありますよね。よいしょっと……。ふむ」

    幼なじみ「な、なっ」
    「くぴー……。くぴぃ……」

    幼なじみ「なんばしよっとねーーーっ!!!」

    「へぅっ。あ。あ、あれ幼なじみさん?」
    「むー。幼なじみか……。おはよー」ぼけぼけ

    幼なじみ「男ちゃん。こ、これどういうことっ!?」
    「いや、その」
    「……ん? なにが?」むにむに

    むにむに?

    幼なじみ「お、男ちゃん!?」
    「え?」
    「それはわたしの駄肉です……」
    「え?」

    幼なじみ「どげんしちゃるぅぅぅ!!」

    192 = 151 :

    ――男の家の居間

    「――というわけで泊めてもらったのです」
    「そうゆうことだ」

    幼なじみ「じゃぁ何で一緒に寝てたのっ」
    「いえ、それは……。その」
    「布団資源の不足で」

    幼なじみ「うちに来ればよかったでしょ」
    「そうはいかないよ。これはこっちの問題だ」
    幼なじみ「男ちゃんはそういうとこ、勝手だよ。
     いつもいつも起こしてあげてご飯も作ってるのにぃ」
    「あー」
    「それはありがたいけど、これは違うだろ?」

    幼なじみ「大体、なんで腐女子さんなのよっ」
    「……」
    「え? なんでって?」

    幼なじみ「その人は、腐れっていっておかしい人なんだよ?
     ボーイズラブとかいって、その……男の人、同士の……
     え、え、えっちな……気持ちわるいことをしてる人なのっ。
     変態っ。そう、変態なんだからねっ。
     男ちゃんを変態の仲間にしようとしてるんだよ。汚いよっ」

    「BLは汚くないですよ?」

    193 = 151 :

    幼なじみ「なにいってるの? そんなのおかしい、変態だよ。
     汚いよ。男同士なんて正常であるわけないよ。
     ちゃんとした恋愛は男の人と女の人でやるものだよっ。
     それなのに男同士とか、お、お……お尻でとかっ。
     不潔だよっ。汚らわしいよっ」

    「BLってのは精神のつながりなんですよ。
     禁断の友情、相手を思うと苦しくなる切ない心。
     あいつを俺のものにしたいっ。でも出来ないッ。
     なんで? あいつの瞳にはなにが写っているっ?
     俺だけしか写らないようにしてやる。それがBLです」

    「なんかもうおれ空気キャラすか」

    幼なじみ「それがおかしいよっ。家がなくなったのは
     かわいそうだけど、わざわざ男ちゃんのところにきて
     男ちゃんをへんなボーイズラブ信仰に引きずり込まないでよっ。
     そ、そんな……む、むね。
     Tシャツにすけてるもんっ。大きいのみっともないよっ
     わたしの男ちゃんからはなれてよっ」

    「ははぁん」

    幼なじみ「うわぁ。なによそれっ。そのチラッと
     見下ろすのなんですかっ!!」

    「猛烈に退避したい気がしてきた」

    194 = 151 :

    「実を言うと」
    「眼鏡かけると怖いのな、お前」

    「昨夜すでに身体を重ねました」
    幼なじみ「~ッ!!」

    「男くんは優しすぎて、切なくて仕方なかったです」
    「ちょ、お、おまっ」

    「わたしも男女の経験に関しては素人同然で、
     いたらないことばかりを口走って男くんに怒られたり」
    「まぁ、うん」

    「でもたまらなくなっておっぱいを
     こすりつけながら沢山甘えてしまいました」
    「ちょ、な、な、なにを」
    幼なじみ「あ、あ、あ、あなたはっ」

    「皮膚の下の筋肉の感じが自分とは違う生き物を
     感じさせて今でも動悸が治まらないままです。ほら」

    むにょ。

    「あ、柔らか……」

    幼なじみ「光に還れぇぇぇぇええええ!!!」

    195 = 151 :

    幼なじみ「う、うわぁぁぁーーーん。
     男ちゃんの馬鹿ぁぁぁーーんっ」

    「うっわ。泣きながら去っていったぞ。
     すごいドップラー効果だ」

    「ふふん。BLを馬鹿にした報いです。
     一罰百戒とはこのことですよ。ふふふふふっ」すちゃ
    「うわぁ」

    「ね、男くん。……あ、そいえば。
     もしかして彼女さんだったかな。悪いことしちゃったかな」

    「いや、違うけどさ。お前、眼鏡かけてるとキャラ変わるのな」
    「うん。あっちは外行きなのよ」

    「まぁ、いいけどさ」
    「ん?」

    「一緒の学校なんだし、あんまり敵作るなよ。
     変な噂立てられたらお前だって迷惑だろう。
     昨日も云ったけどお前の事好きなやつだっているわけだし
     俺と噂になってもいいことないぞ」

    「あー。うん」
    「?」

    196 = 151 :

    「……」
    「……? なに固まってるんだ?」

    「うん」
    「?」

    「あの」
    「うん」

    「男くん、添い寝どうだった?」
    「えー。暖かかったよ」
    「気持ちよかった」
    「……わりとな」

    「わたしは、正直に言うと、すごく気持ちよかった」
    「……」
    「自分でもちょっと引くくらい」
    「えーっと」

    「明け方とか、目がうっすら覚めたんだけど。
     うとうとしながら抱きしめるのって良いね」
    「……うう」

    「いや。囚われる? 溺れる? 総受けって
     こういうことなのか、委ねちゃってるって始めて判ったよ」
    「BLだけはやめてくれ」

    197 :

    腐女子の口調が余す所なく気持ち悪いな

    198 = 151 :

    「こほんこほん」
    「なんだよ」

    「男くん」がしっ
    「嫌な予感しかしない」

    「えろえろな事をしたいです」
    「……」

    「わたし一度興味がいっちゃうと止められない娘なのだ」
    「目が怖いぞ、お前」

    「昨晩から。かなり興味がそっちに。
     朝勃ちをみてからかなり決定的にっ。
     いま、かなり強烈にえっちな事に興味があります」

    「お前は最初から少年のえっちに興味爆発だったじゃないかっ」

    「今興味があるのは男くんとわたしのえっちっ」

    「……」
    「……」

    「冗談で言えるわけないんだからねっ」
    「う、うう」

    199 :

    でも久々の変わった性格の新ジャンルじゃないか
    シュチエーションのじゃなくて

    200 = 151 :

    「しかもノーマルなのはだめだめっ」
    「……」

    「まず、添い寝する。足を絡める。男くんの
     くびすじにキスしながら、鎖骨をなでるのっ。
     腰骨からわき腹に続くラインを指先で何度も何度も
     なぞりながら、はしたないほどぬめったぱんつを
     男くんの太ももにこすり付けるのっ」
    「ぇー」

    「何度もキスして、キスされて、頭の中が
     ぼんやりするまで続けて、うわごとみたいに
     男くんの名前が染み込むほどささやいて、
     耐え切れなくなって抱きついてっ」

    「でも、そこからが本番っ。裸ワイシャツから
     搾り出した胸で」
    「裸ワイシャツっ」

    「裸ワイシャツはBLでだって定番だよっ。
     で、搾り出した胸で、男くんの足の裏からじゅんばんに
     むにむにこすってマッサージ。男くんに気持ち
     よくなってもらうためにがんばるの。
     キスして、指を絡めて、唾液でどろどろになったものを
     胸ではさんで、あむあむって甘噛みするの」
    「……うぅ」

    「そういうえっちをわたしはしたいっ!!」


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