元スレ新ジャンル「一人暮らしの級友男宅に居候する腐女子」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 :
151 :
ほ
152 = 151 :
男「汚い部屋で、わりぃな」
腐女子「いや、あたしのおじいちゃんの家と変わらないわよ」
男「とりあえず俺は飯食って、風呂入って寝るわ」
腐女子「いつもコンビニ弁当やカップラーメンなの?」
男「ああ、たまに料理するけどさ。
ダルいしなあ……。
冷蔵庫の中も余った食材や卵や納豆しかないし」
腐女子「いつもコンビニ弁当やカップ麺じゃ、
身体壊しちゃうわよ?」
男「しょうがねえっしょ。一人暮らしだし」
腐女子「……」
男「……」
腐女子「どうしたの?」
男「いや、ここはお前が飯を作ってくれるターンじゃね?」
腐女子「わたし料理だめだよ? 腐女子になに期待してるの?」
男「ですよねー」
153 = 151 :
男「んじゃ、ペヤングも食ったし。風呂はいるか。
シャワーだけど、先にどうぞ」
腐女子「いいえ、お構いなく。わたしは後でいいわ」
男「そうか?じゃ、先入るな」
がちゃがちゃ。ぱたん。
腐女子「……男くん、お風呂に入ったわね」
腐女子「…ここはアレね、健全な高校生男子のお部屋拝見ね~。
健全な男子なら、どこかにBLアンソロジーや、
シャレード文庫を隠してるものよね。
いやいや、それともディアプラス派かな?」
腐女子「捜索捜索、と……。む、なんか如何にも
イカガワシイ本が出て来たわね」
漫画本「おっぱいパーティー / オノメシン」
腐女子「……。うーん、世間の目を欺くための偽装か。
本格的に探さないと出てこないかな?
全寮制の男子校を舞台にしたひりつくような友情の
エロエロロマンスはどこかしらね……」
腐女子「……ここかな? ここかな? DVDとかばっかりね」
男「ふう~いい湯だっ……あーー!!?」
154 = 151 :
腐女子「男くんっ。ちょっとここに座って」
男子「えーっ」
腐女子「良いから座るっ」
男子「はい……」
腐女子「男くんが人目を気にしてるのはわかります。
だってマイノリティだもんね。
でも、わたしには隠さなくていいと思う。わたし、
そういうのには理解があるし」
男「え? えぇ? 何の話だ?」
腐女子「こんな普通の男の子みたいなえっちマンガで
偽装しなくても。……いけださくら? 時代は
おっぱいじゃないよっ。ね? 男くん。わたしの前では
隠さなくていいんだよ?」
男「だから一体何の話なんだよっ!?」
腐女子「男くんがBLでホモホモだってことだよっ」
男「……」
腐女子「……」
男「な、なんだそりゃー!?」
腐女子「それが真実でしょ」びしっ
男「いや、俺は普通に女の子好きだからっ!」
腐女子「なんてこというのよ、この変態っ」
155 = 1 :
>>153
オノメシンwwwww負けたw
続けて下さい
156 = 151 :
男「どっからそういう話になるんだよっ」
腐女子「だって男くん『大きく振りかぶって!』
好きだっていってたじゃない」
男「ああ。アレ面白いよな。中学で部活やってたけど
ああいう空気っての? あれはさー。思い出しちまうよな」
腐女子「阿部くんのファンだって」
男「あいつ気が短いけど、あの苦労性はわかるんだよね~」
腐女子「だって、阿部くんってタカヤなんだよっ!?」
男「お、おう。そうだけど」
腐女子「っ! 話がかみ合わない気がする」
男「それはこっちの台詞だ」
腐女子「それに『夏目友人帳』もイイねっ!! って」
男「おう、あのマンガ、幼馴染に借りたんだ。
少女漫画は敬遠してたけど読みやすかったぞ。
あんまりべとべとしてなくて、透明感があって面白かったぞ」
腐女子「大森監督の仕事をなぜそこまでスルーできる……」
男「へ?」
腐女子「にゃんこ先生に押し倒されたタカシに何も感じないのっ!?」
男「あ、ああ。そんなシーンもあったな」
157 = 151 :
腐女子「うわぁぁぁ」
ごろごろごろごろ
男「何で突然身もだえしてるんだ」
腐女子「男くんがノーマルだったなんてっ。なんてっ」
男「それがあたりまえだっ」
腐女子「美術部の友くんとの2ショットに身もだえしてた
わたしの青春の輝きがぁぁぁぁ」
男「あ、あいつは普通に親友だ! いいじゃねぇかっ」
腐女子「親友! 親友っ! 素晴らしい、素晴らしい
響きですよっ。かたや剣道部のホープと都展入賞の
美術部員っ。汗の散る放課後の男くんを好もしげな
視線で見守る友くんっ。秘めた恋心っ」
男「そんなものは断じてねぇっ」
腐女子「ちぇっ」
男「あいつとはただの腐れ縁だよ。ほら。
ほらよ……。俺、成績わりぃから。勉強見てもらったりよ」
腐女子「べべべべ、勉強っ」 ぶばっ
男「ばっ!! お、おまえ鼻血ふけっ!」
腐女子「べべべべ、勉強っ。『どうやらキミのアナルは
ずいぶんと物覚えが良いようだね』」 ぶばっ
男「アナルとかいうなっ!!」
158 = 151 :
腐女子「ふぅ。死ぬかと思ったわ」
男「いっそ死んでくれ」
腐女子「ではこれらの偽装グッズは偽装グッズではなく
正真正銘男くんの趣味ってことでいいのね?」
男「そうですよ。もうそれでいいっすよ」
腐女子「つまり、
おっぱいパーティー(オノメシン)もむにちち(いけださくら)も
ふたり嫁(レオパルド)もちちはちちに(ヤスイリオスケ)も……」
男「列挙すんなっ!!」
腐女子「……」
男「……」
腐女子「おっぱいが好きなのね」ちらっ
男「うぐっ」
腐女子「大きなおっぱいが良いのね」じぃっ
男「ぐぐぐ」
腐女子「この変態がっ」
男「うわぁぁーーーーん」
腐女子「清らかな女子の胸を浅ましい性欲の視線で見る
変質者の卵。ううん、変質者の精子ねっ」
男「何で俺がここまで云われなきゃならんのだぁ!?」
159 = 1 :
まさかの夏目
160 = 143 :
自分のことは棚に上げてwww
161 = 151 :
>>155
ちょ。1戻ってきてるじゃんっ。
おかえり1よっ! 俺の役目も終ったようだな。
つか、難しいぞ腐女子ー。ワケワカラン。
162 :
これは面白い
163 = 143 :
>>161
お前の方が1より面白いから続けるんだ
164 = 1 :
>>161
いや続けてくれw
俺のは最初から破綻したからw
165 = 151 :
んじゃ破綻するまでな。は、破綻したら逃げるからな!
逃げる準備しながら書くからな!
166 = 1 :
>>165
期待してます、書いてください
167 = 151 :
――就寝
腐女子「悪いわね。結局泊まらせて貰っちゃって」
男「いいさ。最初からそのつもりだったんだ」
腐女子「……」
男「……」
腐女子「わたし、床でいいよ? 毛布あれば」
男「馬鹿云うな。背中痛めるぞ。おまえは布団使え」
腐女子「男くんが背中痛くするよ」
男「俺は鍛えてあんだよ」
腐女子「そか……」
男「……」
腐女子「静かだね」
男「ああ」
腐女子「あのさ」
男「うん」
腐女子「何でわたしに声かけたの」
男「ん?」
腐女子「コンビニでさ」
男「あー。だって、お前マンガ読んでたけどさ。
何にも目に映ってなかったじゃん? 目、死んでたじゃん?」
168 = 151 :
腐女子「そんなことで」
男「いいじゃねぇか。袖すりあうも他生の縁っていうだろ。
他生って知ってっか? 前世のことなんだぜ?
俺がお前に助けてもらったことがあるかもしれないだろう」
腐女子「『冬の蝉~春を抱いていた』ねっ。
ぜ、ぜ、ぜ、前世っ。生まれる前から交わしていた
遥かな約束。『俺は例えこの身体が滅んでもお前の事を
永遠に探してやるっ』ね! うわぁ、らめぇ」
男「気持ち悪い事を言いながらえろい声を立てるな」
腐女子「ううう」
男「それでいいんだ。さくっと寝ろよ」
腐女子「うー」
男「しばらく行くところ無いんだろ。
俺んとこ狭いし汚いけど、しばらくなら平気だしよ。
あした婆ちゃんとこから布団はこんでくっから。
いたいだけ、いろよ」
腐女子「……」
男「寝ろ」
腐女子「……あのさ。男くんさ」
男「なんだよ」
腐女子「やっぱ下心あって声かけたのかな」
169 = 1 :
wktk
170 = 151 :
男「ぎくっ」
腐女子「ねーねーねーってば」
男「何でお前そんなに楽しそうなんだよっ」
腐女子「電気を消した暗闇の中ってテンション上がるでしょ」
男「じゃ明かりつけるよ」
腐女子「それはダメ」
男「お前なー」
腐女子「ねってば。下心、あったの?」
男「それはー……」
腐女子「わたしおっぱいは大きいもんねっ」
男「直球すぎだろっ」
腐女子「うへへへ~っ。BLには役に立たない駄肉なんだけどねっ」
男「お前なー」
腐女子「でもさ。わたし目立たないし、暗いし、
学校じゃボッチだしさ。正直顔覚えてもらってないと思ってた」
男「そんなことないぞ。おまえ、地味だけど、大人しいし、
眼鏡だけど、ちょっと美人で胸大きいし……。
好きな男子いるんだぞ。多分だけど。地味にな」
腐女子「またまたぁ! お世辞いっちゃってもう、
男くんってばフェミニストだなぁ!!」
男「ちが」
腐女子「おっぱい星人の変質者さんだけどっ!」
男「なんだろう、このやるせなさ」
171 = 151 :
腐女子「……」
男「……」
腐女子「寝ちった?」
男「まだ」
腐女子「ううう。告白するとさ」
男「うん」
腐女子「やっぱ緊張するね。人んちは」
男「しゃぁないな。あ、もしかして、俺こわいか?
わ、わるいな。変質者で。……しないからなっ。
いくらなんでも無理やりとかそこまで鬼畜じゃないからなっ」
腐女子「いやっ。いやいやいや。その件では心配して
ないですよ? 男くんは紳士ですよね」
男「……ほんとに信じてるのかなぁ。ひとたび巨乳を
目にするとどうなると思っているのよ」
腐女子「ひとたび巨乳を目にすると数週間の飢えをへた
野獣のような残忍さでむさぼりつき、くらい、舐め、
しゃぶり、匂いが取れなくなるほど唾液を塗りつけて
己の欲情を満たす一匹のケダモノと化すのねっ」キラキラ
男「めっちゃ嬉しそうな声やんなー」
腐女子「……面目ない」
172 :
がんばれ!これは期待せざるを得ない
173 = 151 :
腐女子「そこでねっ」
男「なんだよ」
腐女子「いや、なにですか? そのさ。ほら、あれですよ。
察してよ。変質者の勘でっ」
男「変質者はお前だ。俺はノーマルだ。
おっぱい好きくらいでどこまで追求されるんだよ」
腐女子「……しましょか?」
男「なにを」
腐女子「うううっ。云わせるつもりかっ!?」
男「わけ判らねーって」
腐女子「このやけに艶やかな包装に包まれた
シリコン製品『セブンティーン』でご奉仕しましょうかっていってるのっ!!!!
驚愕のリアル二層構造の非貫通型オナホールの実力を
あなたに叩き込んでやるっていってるのだっ!!」
男「ぐ、ぐはぁっ!?」
腐女子「?」
男「ば、ばれてるよ……。う、ううう。漫画のほうばかり
話題にするからきっと気がつかなかったんだろう、
そうに違いないと自分をごまかしてきたのに
完全にばれきってるよ……」
腐女子「腐女子のセブンセンシズをなめないことね」
174 = 151 :
腐女子「さぁ、わくわくしてきましたよ。ペペですよ。
これは、えっとー……人肌に暖めたほうが良いのかな」
男「もう俺おしまいだ……」
腐女子「えーっと、中にたらすのかな?
それとも、さきに実物にすりこむのが良いのかな」
男「婆ちゃん、育ててもらったのに恩返しも出来なくてすまん」
腐女子「えーっと。む。思ったより小さいんだなぁ
結構きつそう。はいるんかな、これ……」
男「先立つ不幸をお許しください」
腐女子「ねぇねぇ。男くん。準備おーけー?
暗くてよくわかんないけど、明かりはなしが良いよね。
脱いで脚こっちむけてみよっかー」
男「いい加減とまれ」 ぽかっ
腐女子「へうっ!」
男「いつまでイタリア小芝居させるんだ」
腐女子「ううう。突っ込み厳しいよ」
男「とにかくっ。ご奉仕とか気軽なこというなよっ」
腐女子「えーっ。またまたぁおっぱい星人のくせに」
男「あーのーなーっ」
腐女子「むー。さすがにえっちまではあれだけど。
おっぱい見せるくらいならするよ?」
男「え?」
175 = 148 :
ドキドキしてきた
176 = 1 :
ファンとしては楽しみだが
書き手としては読む度に引退を迫られる複雑な感情
178 = 143 :
>>176
おまいさんは風呂敷広げるところまではまぁまぁできてる
問題はどうやって畳むかだな
あとネタは小出しにすると自分も文章もテンションが長続きする
179 = 151 :
腐女子「おっぱい見せるくらいはしますよ?」
男「え、えっと」
腐女子「ちょっと運動不足で柔らかめだけど、
色綺麗だよ。日焼けもしてないし」
男「……あ。う」
腐女子「ほれほれ。興味しんしんですね。男くん」
男「うー」
腐女子「そりゃね! これからお世話になるわけですしっ。
できるかぎりは家事とかもやるつもりだけどさ。
わたし行くところもないようなホームレス女子高生に
なっちゃったわけじゃないですか。
だから大家さんである男くんの性欲処理の一つや二つ
責任もってきゅぽきゅぽしますよ! お安い御用です。
むしろBLちんちんみせてもらって脳内ファイルに
余すところなく記録できるこれはむしろ役得だねっ! と」
男「……」
腐女子「こんな駄目腐女子のおっぱいなんて安物だから
こんなものオカズで申し訳ないんだけどね。
ささ、男くん。さっそくいっぱつ抜いちゃおー!
えいえいおー!」
男「……」ぽかっ
腐女子「へぅっ!」
男「寝ろ。それ以上いうと、怒る」
180 = 1 :
>>178
言い訳だが、今日のは得意なネタではなかったんだよね
いつもは大体「妹『~』」から始まって一見カオス系ぽい奴なんだが
毛色の違う事やったら「アレ?」って感じにw
ネタはとにかく詰めて詰めてそれを4~5万字ぐらいキープするのが俺スタイルだった
とにかく、今回の不評で本気で引退の危機だw
ただ、続きは楽しみ
181 = 151 :
>>176
そんなこというなよ。おれ1の文章好きだぜ。
それに1の速度はすごい。展開速度で完全に負けてる。
こんだけレス使って、1/5もすすみゃしねぇし。
182 = 151 :
腐女子「……」
男「……」
腐女子「むぅ」
男「……」
ごそごそ
ごそごそ
腐女子「う。うう」
男「……?」
ごそごそ。ふさっ
――ぺとっ
男「うう。なななな。なにをするっ!?」
腐女子「抱っこしてる」
男「な、なんでっ」
腐女子「添い寝だから」
男「理由を聞いてるんだっての? あ。脚っ! 絡めるな」
腐女子「黙ってこれくらい受け入れなさいよっ。
わたしがいま出来る恩返しって。
恩返しってこれくらいしかないんだからっ」
男「……」
腐女子「……別にもう無理に抜かせろとか云わないから。
ちょっと男くんの隣にいるだけなのっ。
布団を暖める湯たんぽみたいなものなの。恩返しさせなさいよっ」
183 = 1 :
>>181
ありがとな
ROMりながら応援する
184 = 151 :
男「……」
腐女子「暖かい?」
男「うん」
腐女子「わたしも暖かい」
男「そか」
腐女子「なんか安心するね」
男(俺のほうは、もういっぱいいっぱいだっての)
腐女子「いいなぁ。暖かくて、安全で」
男(脚、脚っ。ふとももすべすべでっていうか
俺の腕を、挟むなっ。おまえ、自分の胸が
戦術兵器だと言う自覚があるのかっ。イージスクラスかよ!)
腐女子「えへへへ。ぎゅーっ」
男(#$%#”’★Щ!!!!)
腐女子「……実はさ」
男(おっぱい、おっぱいの先っちょ。さきっちょ、くにくにって
腕、うでにこすり付け、つけられてまふっ。
赤木先生っ。おれ諦めちゃいそう。襲っていいでしゅか!?)
腐女子「家出て四日なんだ。公園とか、コンビにばっかりでさ。
男くんの部屋の布団、すごく安心しちゃう」
男「……」
腐女子「久しぶりに手足伸ばして……。ん……ぅ」
男「……」
185 :
ここまでなら>>1の方が圧倒的に楽しめたんだが
後発の人はそこそこだけどありがちだろ
186 = 89 :
両方面白い、勃起感が違うが
187 :
もっこりとほっこりくらいの違いで、どっちも良い
188 = 151 :
――朝。起床。
トントンガチャ。
幼なじみ「男ちゃんおはよー! 今日もいい天気だよぅ」
腐女子「……すぅー。すぅー」
男「……ZZzzz。んにゃ」
腐女子「……すぅー。すぅー」
男「……ZZzzz。……くぴー」
幼なじみ「あわっ。わ、わ、わわわっ」
腐女子「すぅー……。ん。むぅ……。朝、か」
男「くぴー……。くぴぃ……」
幼なじみ「あっ。あっ」
腐女子「んぅ。脚が絡んで……。むぅ、男くん?
もう、朝みたいだよ? ほら、離してくれないと起きれないよ」
男「むぅー。……おっぱいはー……とー……ものでも
……あかちゃんのものでも……ないんや……でー」
189 :
少し前までスレタイと似た状態だった俺が通ります
190 :
俺は1の文章も好きだったから
これからも書き続ければいいと思うよ
191 = 151 :
幼なじみ「なっ。なななっ」
腐女子「む。これはっ……。
これが噂に聞く朝勃ちですか」わくわくきらきら
男「……ZZzzz」
幼なじみ「ど、ど、ど」
腐女子「今後のためにも、ずりさげて確認する必要が
ありますよね。よいしょっと……。ふむ」
幼なじみ「な、なっ」
男「くぴー……。くぴぃ……」
幼なじみ「なんばしよっとねーーーっ!!!」
腐女子「へぅっ。あ。あ、あれ幼なじみさん?」
男「むー。幼なじみか……。おはよー」ぼけぼけ
幼なじみ「男ちゃん。こ、これどういうことっ!?」
腐女子「いや、その」
男「……ん? なにが?」むにむに
むにむに?
幼なじみ「お、男ちゃん!?」
男「え?」
腐女子「それはわたしの駄肉です……」
男「え?」
幼なじみ「どげんしちゃるぅぅぅ!!」
192 = 151 :
――男の家の居間
腐女子「――というわけで泊めてもらったのです」
男「そうゆうことだ」
幼なじみ「じゃぁ何で一緒に寝てたのっ」
腐女子「いえ、それは……。その」
男「布団資源の不足で」
幼なじみ「うちに来ればよかったでしょ」
男「そうはいかないよ。これはこっちの問題だ」
幼なじみ「男ちゃんはそういうとこ、勝手だよ。
いつもいつも起こしてあげてご飯も作ってるのにぃ」
腐女子「あー」
男「それはありがたいけど、これは違うだろ?」
幼なじみ「大体、なんで腐女子さんなのよっ」
腐女子「……」
男「え? なんでって?」
幼なじみ「その人は、腐れっていっておかしい人なんだよ?
ボーイズラブとかいって、その……男の人、同士の……
え、え、えっちな……気持ちわるいことをしてる人なのっ。
変態っ。そう、変態なんだからねっ。
男ちゃんを変態の仲間にしようとしてるんだよ。汚いよっ」
腐女子「BLは汚くないですよ?」
193 = 151 :
幼なじみ「なにいってるの? そんなのおかしい、変態だよ。
汚いよ。男同士なんて正常であるわけないよ。
ちゃんとした恋愛は男の人と女の人でやるものだよっ。
それなのに男同士とか、お、お……お尻でとかっ。
不潔だよっ。汚らわしいよっ」
腐女子「BLってのは精神のつながりなんですよ。
禁断の友情、相手を思うと苦しくなる切ない心。
あいつを俺のものにしたいっ。でも出来ないッ。
なんで? あいつの瞳にはなにが写っているっ?
俺だけしか写らないようにしてやる。それがBLです」
男「なんかもうおれ空気キャラすか」
幼なじみ「それがおかしいよっ。家がなくなったのは
かわいそうだけど、わざわざ男ちゃんのところにきて
男ちゃんをへんなボーイズラブ信仰に引きずり込まないでよっ。
そ、そんな……む、むね。
Tシャツにすけてるもんっ。大きいのみっともないよっ
わたしの男ちゃんからはなれてよっ」
腐女子「ははぁん」
幼なじみ「うわぁ。なによそれっ。そのチラッと
見下ろすのなんですかっ!!」
男「猛烈に退避したい気がしてきた」
194 = 151 :
腐女子「実を言うと」
男「眼鏡かけると怖いのな、お前」
腐女子「昨夜すでに身体を重ねました」
幼なじみ「~ッ!!」
腐女子「男くんは優しすぎて、切なくて仕方なかったです」
男「ちょ、お、おまっ」
腐女子「わたしも男女の経験に関しては素人同然で、
いたらないことばかりを口走って男くんに怒られたり」
男「まぁ、うん」
腐女子「でもたまらなくなっておっぱいを
こすりつけながら沢山甘えてしまいました」
男「ちょ、な、な、なにを」
幼なじみ「あ、あ、あ、あなたはっ」
腐女子「皮膚の下の筋肉の感じが自分とは違う生き物を
感じさせて今でも動悸が治まらないままです。ほら」
むにょ。
男「あ、柔らか……」
幼なじみ「光に還れぇぇぇぇええええ!!!」
195 = 151 :
幼なじみ「う、うわぁぁぁーーーん。
男ちゃんの馬鹿ぁぁぁーーんっ」
男「うっわ。泣きながら去っていったぞ。
すごいドップラー効果だ」
腐女子「ふふん。BLを馬鹿にした報いです。
一罰百戒とはこのことですよ。ふふふふふっ」すちゃ
男「うわぁ」
腐女子「ね、男くん。……あ、そいえば。
もしかして彼女さんだったかな。悪いことしちゃったかな」
男「いや、違うけどさ。お前、眼鏡かけてるとキャラ変わるのな」
腐女子「うん。あっちは外行きなのよ」
男「まぁ、いいけどさ」
腐女子「ん?」
男「一緒の学校なんだし、あんまり敵作るなよ。
変な噂立てられたらお前だって迷惑だろう。
昨日も云ったけどお前の事好きなやつだっているわけだし
俺と噂になってもいいことないぞ」
腐女子「あー。うん」
男「?」
196 = 151 :
腐女子「……」
男「……? なに固まってるんだ?」
腐女子「うん」
男「?」
腐女子「あの」
男「うん」
腐女子「男くん、添い寝どうだった?」
男「えー。暖かかったよ」
腐女子「気持ちよかった」
男「……わりとな」
腐女子「わたしは、正直に言うと、すごく気持ちよかった」
男「……」
腐女子「自分でもちょっと引くくらい」
男「えーっと」
腐女子「明け方とか、目がうっすら覚めたんだけど。
うとうとしながら抱きしめるのって良いね」
男「……うう」
腐女子「いや。囚われる? 溺れる? 総受けって
こういうことなのか、委ねちゃってるって始めて判ったよ」
男「BLだけはやめてくれ」
197 :
腐女子の口調が余す所なく気持ち悪いな
198 = 151 :
腐女子「こほんこほん」
男「なんだよ」
腐女子「男くん」がしっ
男「嫌な予感しかしない」
腐女子「えろえろな事をしたいです」
男「……」
腐女子「わたし一度興味がいっちゃうと止められない娘なのだ」
男「目が怖いぞ、お前」
腐女子「昨晩から。かなり興味がそっちに。
朝勃ちをみてからかなり決定的にっ。
いま、かなり強烈にえっちな事に興味があります」
男「お前は最初から少年のえっちに興味爆発だったじゃないかっ」
腐女子「今興味があるのは男くんとわたしのえっちっ」
男「……」
腐女子「……」
腐女子「冗談で言えるわけないんだからねっ」
男「う、うう」
199 :
でも久々の変わった性格の新ジャンルじゃないか
シュチエーションのじゃなくて
200 = 151 :
腐女子「しかもノーマルなのはだめだめっ」
男「……」
腐女子「まず、添い寝する。足を絡める。男くんの
くびすじにキスしながら、鎖骨をなでるのっ。
腰骨からわき腹に続くラインを指先で何度も何度も
なぞりながら、はしたないほどぬめったぱんつを
男くんの太ももにこすり付けるのっ」
男「ぇー」
腐女子「何度もキスして、キスされて、頭の中が
ぼんやりするまで続けて、うわごとみたいに
男くんの名前が染み込むほどささやいて、
耐え切れなくなって抱きついてっ」
腐女子「でも、そこからが本番っ。裸ワイシャツから
搾り出した胸で」
男「裸ワイシャツっ」
腐女子「裸ワイシャツはBLでだって定番だよっ。
で、搾り出した胸で、男くんの足の裏からじゅんばんに
むにむにこすってマッサージ。男くんに気持ち
よくなってもらうためにがんばるの。
キスして、指を絡めて、唾液でどろどろになったものを
胸ではさんで、あむあむって甘噛みするの」
男「……うぅ」
腐女子「そういうえっちをわたしはしたいっ!!」
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