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    元スレ超王道ジャンル「ホタルの病室」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    101 = 1 :

    「どういう…ことだ?」

    女友>3「私達みんな…男クンのことが好きだった。でも…男クンの目はずっと女ばっかり見てた…そして女の目も男クンを…」

    「そ、それが…それが一体ッ!?」

    女友>3「男クンがお父さんの仕事の都合で引っ越した後、みんな心にぽっかり穴が開いたような気分になったの
         …でも、女は…女は」

    『私はまた男といつでも会えると思うから』

    女友>3「その一言がね、なんか…見下されたような気分になって…」

    「…そんなことで、そんなことで女を…女をッ!?」

    102 = 61 :

    チンチン支援ッ!支援ッ!支援ッ!

    ワシがSSスレで支援をするのは別に基地外だからじゃない。
    下ネタに拘るわけでもない。
    無駄にスレストやアク禁に怯えるくらいなら、今は自分のスタイルを貫きたい。
    こんなことって、
    2chのがさつで無神経な奴らには絶対に理解できないだろうし、してほしくもない。


    103 = 1 :

    女友>3「ごめんなさいッ!だって…私達には無理、みたいなそんな…」

    「そんなことで女を虐めたのかよッ!?それじゃあ…それじゃあッ!」

    女友>3「ごめんらさいッ!」

    「それじゃあ…俺のせいで女があんな目に遭ったも同然じゃないか…」

    女友>3「…え?」

    「俺の…俺のせいだ…」

    104 = 61 :

    チンチン支援ッ!支援ッ!支援ッ!

    ワシがSSスレで支援をするのは別に基地外だからじゃない。
    下ネタに拘るわけでもない。
    無駄にスレストやアク禁に怯えるくらいなら、今は自分のスタイルを貫きたい。
    こんなことって、
    2chのがさつで無神経な奴らには絶対に理解できないだろうし、してほしくもない。

    105 = 1 :

    院長「…もう諦めなさい。人は…殺すものではない」

    「近づくなッ!近づくと看護師の首をはねるッ!」

    看護師「ひっ!?」

    「俺には…元々残された道は1つしかないんだからな」

    院長「何をする気だッ!?」

    「ついてこい、看護師!お前らは動くなよッ!?」

    106 = 1 :

    -同日夜 病室-

    「もうすぐお姉ちゃんが死んだ時間だね?」

    「ううん、正確には私が『お姉ちゃんを殺した時間』かな」

    「お姉ちゃんが精神疾患にかかって、
        そのせいで私は学校で気が狂った姉を持つ妹ってずっといじめられて…
        どうしようもなく憎かった」

    「あの日、お姉ちゃんは身を乗り出してホタルを捕まえようとしていたよね…
        それを見た時、どうしようもなく憎しみがあふれだして…」

    「気がついたらお姉ちゃんの背中を押してた…」

    107 = 1 :

    「ごめんなさい、お姉ちゃん。謝っても許してはくれないよね」

    「だから…私もお姉ちゃんを殺した時間に、お姉ちゃんを殺したこの場所から、
        お姉ちゃんのところに行こうと思うの。直接、謝りたいから」

    「…時間だね。いま行くから」

    「さよなら…みんな」

       『待てッ!!』

    「…え?」

    ―――その時、聞こえた声の方向にいたのは…
      
                              1匹のホタルでした。

    109 = 1 :

    「死ぬなッ!絶対に死ぬんじゃないッ!君のお姉ちゃんは…
      女はそんなの望んでいないからッ!!」

    ―――自分の体が黄色く光だし、闇夜に消えていくのが分かる。

    「君のしたことは許されることじゃないけど、君は死んじゃいけない!」

    ―――自分に残されたタイムリミットは近づいてきた。

    「死ぬなッ!死なないでくれッ!」

    ―――『自分の声』が届かないのは知っていた。でも…

    「死ぬなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

    ―――届かせなくてはならない、『女』の声。

    110 = 61 :

    チンチン支援ッ!支援ッ!支援ッ!

    ワシがSSスレで支援をするのは別に基地外だからじゃない。
    下ネタに拘るわけでもない。
    無駄にスレストやアク禁に怯えるくらいなら、今は自分のスタイルを貫きたい。
    こんなことって、
    2chのがさつで無神経な奴らには絶対に理解できないだろうし、してほしくもない。

    111 = 1 :

    「…!」

    ―――何かの声が聴こえた気がしました。

    「…?」

    ―――でも、そこには1匹のホタルがいただけ。

    「………」 ズルッ…

    ―――やっぱり何も聴こえなかったのかもしれません。

    「…っ!」

    ―――気がつくと私の片足は部屋の窓から宙に浮いていました。

    「…ッ!」

    ―――あと1歩、あと1歩でお姉ちゃんのところへ…

    「お姉ちゃん…」

    ガンッ!!バターンッ!!

    「ッ!?」

    112 = 1 :

    「ハア…ハア…」

    「あ、あなたは…!?」

    「お前は…アイツの妹か?」

    「きゃあああッ!?は、刃物ッ!?」

    「どうしてお前が死のうとしているんだ?」

    「…え?」

    「死ぬべきは…たぶん俺だ」

    113 :

    あーもうwktkが止まらんw

    114 :

    あー話がよく解るような解らない感じが悲しい

    115 = 1 :

    「で、でも!私が…私がお姉ちゃんを殺したからッ!!」

    「そう…か、もう俺にとってそれはどうでもいい…ような気がする」

    「え…ちょっちょっとッ!」

    「お前が何をしようとしていたのか知らないけど…
       たぶんお前がしようとしていたことは分かる。それはお前のすることじゃない」

    「ッ!?」

    「俺が代わりに女に会って伝えておくよ。妹は元気だってな」

    116 = 1 :

    「あ、あなたは…誰?」

    「お前のお姉ちゃんを殺した最低な人間だよ」

    「…え?殺したのは、私…」

    「違うんだ、最初から全部俺が悪かったんだよ…。
       もともと精神疾患の傾向があったお前のお姉ちゃんに嫌気が差して村を飛び出した俺がな」

    「ッ!?」

    「全て罰だったんだ…村を去っていじめたやつらを殺したって
       結局はただの八つ当たりじゃないか…俺は、本当に最低な人間だよな?」

    117 = 75 :

    さるよけ

    118 = 1 :

    「あ、ああ…」

    「結局お前のお姉ちゃんは何も悪くない。好きだった幼馴染に見捨てられ、
       逆恨みで同級生にいじめられ、入院先で医者に疎まれ、最後は妹に殺された…
       どこまでもかわいそうなやつだった…すまない!すまない女…!」

    「私は…私はなんてことを…お姉ちゃんっ!」

    「全ての発端は俺だ…村を去って良心の呵責に苛まれて初めて女への気持ちに気づいたって遅い…
       俺は本当にただの糞野郎だよ…」

    119 = 1 :

    「じゃあな。さよならだ」

    「あッ!?」

    「せめてもの償いだ。俺があの世で女に詫びてくるよ」

    「―――ッ!?」

    「君は生きるべきだ。生きて…お姉ちゃんの分まで幸せになってあげてくれ」

    「ま、待ってッ!!」

    ダンッ!!

    「いやああああッ!!」

    「………」

    ―――自分の体が宙に浮いた瞬間、なぜか最後に見たのは…
      
                          病室のベッドに横たわる1匹のホタルの死骸だった。

    120 = 61 :

    チンチン支援ッ!支援ッ!支援ッ!

    ワシがSSスレで支援をするのは別に基地外だからじゃない。
    下ネタに拘るわけでもない。
    無駄にスレストやアク禁に怯えるくらいなら、今は自分のスタイルを貫きたい。
    こんなことって、
    2chのがさつで無神経な奴らには絶対に理解できないだろうし、してほしくもない。

    121 = 1 :

    「…ああ、お前だったのか。俺をこの病室に導いてくれたのは」

    ―――そういえば女はホタルが好きだったんだっけ?
         じゃあ女の最期を看取ったのもお前だったのか?
         ありがとう、お前のお陰で少しはあの世で怒られることも減りそうだ。

    「今度こそ、花火大会お前と一緒に行くからな―――」

    ―――何となく、そのホタルは自分に似ているなと思った瞬間、

                          弾け飛ぶように意識が闇夜に散った。まるで花火のように…。

    ―――――
    ―――

    122 = 61 :

    チンチン支援ッ!支援ッ!支援ッ!

    ワシがSSスレで支援をするのは別に基地外だからじゃない。
    下ネタに拘るわけでもない。
    無駄にスレストやアク禁に怯えるくらいなら、今は自分のスタイルを貫きたい。
    こんなことって、
    2chのがさつで無神経な奴らには絶対に理解できないだろうし、してほしくもない。

    123 = 1 :

    -エピローグ 1年後-

    院長「今年も花火大会がやってきたか…」

    看護師「あれからもう1年なんですね」

    院長「女友3さんと君の妹さんは来るのか?」

    看護師「うちの妹は警察の監視下ですが、恐らく両名とも来るんじゃないかと」

    院長「そう、か…」

    124 = 1 :

    院長「1つ、ずっと疑問に思っていることがあるんだ」

    看護師「なんです?」

    院長「犯人は、最後どうやってあの病室に行ったんだ?」

    看護師「と、言いますと?」

    院長「犯人はこの村を離れていた。
        だったらあの病室がどこかなんて知らないはず…
        なのに迷わず来れたのはなぜなんだろうな?」

    125 = 21 :

    しえん

    126 = 1 :

    看護師「私は犯人に解放されるまで行動を共にしていましたが、
          神社から離れた後、妙なことが起こったんです」

    院長「妙な…こと?」

    看護師「無数のホタルの光が…1本の道のようなものを作ったんです」

    院長「…無数の、ホタルの光」

    看護師「犯人は不思議とためらうことなく、
          まるでそこに目的地があることを知っているかのように進んでいきました」

    院長「ふむ…不思議なこととは、本当にあるものだな…」

    127 = 114 :

    蛍は綺麗な水じゃないと駄目だもんな

    129 = 1 :

    看護師「中庭の石塚、2つになったんですね」

    院長「死後まで辛い思いをさせるわけにはいかない。これがせめてのもの私の償いだ」

    看護師「………」

    院長「ふむ、見てみなさい。石塚にホタルが来たようだ」

    看護師「ホント…2匹のホタル…」

    130 = 114 :

    ここで投げ出しつうか完結か

    131 = 22 :

    もしかして猿くらったか?
    支援

    133 = 1 :

    院長「あのホタル…まるで会話をしているように見えないか?」

    看護師「…見えます」

    院長「誰かが言ってたな。ホタルは『人間の思い』…もしかしたら『2人』で花火大会を見に来たのかもな」

    看護師「………」

    院長「さあ、私達も花火大会に行こうじゃないか」

    看護師「…はい」

    134 = 114 :

    このペースでさるくらうもんなのか

    135 = 1 :

    ―――――
    ―――


    「ねえ知ってる?この病院の不思議な話」

    「あれでしょ?自殺者の出た病室から話し声が聞こえるって話」

    「ううん、それはもうなくなったんだって!代わりにね…」

    「花火大会の時期になると必ず2匹のホタルが石塚に現れるんだって」


    Fin

    136 = 61 :

    乙乙乙

    137 = 75 :

    おつでした

    138 = 1 :

    ここまで長々と糞スレに付き合ってくれてありがとう。
    超王道ジャンルを書くのは3ヶ月ぶりだったけど、いかがだっただろうか。

    発想の原点はひぐらし、というか寒村の夏祭りまでに起こる不思議な話というコンセプトだったんだけど、
    途中でどんどん脱線してしまった。結果的に超展開ありだのストーリーがはっきりしないだの、
    中途半端な内容になってしまった。申し訳ない。

    一応叙述トリック的なものを狙って、殺人犯が誰か分からせないようにしたり、
    1年前の自殺者が一体誰なのか分からないようにしてみたりしたが、
    正直上手く出来たとは思えない。
    会話だけの新ジャンルスタイルの難しさはこの辺のあるのかもしれないが、
    まだまだ俺の筆力が足りないのだろう。

    また新ジャンルスタイルということもあり、説明不足なところも多々あるかと思うが、
    全部会話で説明するわけにもいかず、ある程度想像で補っていただく部分があることをご了承願いたい。
    一応材料は全て本文に出ていると思う。

    また何か書いたら読んでやってくれ。じゃあな、おやすみ(´・ω・`)ノシ

    139 :


    面白かった

    140 = 114 :

    王道かどうか解らんが乙んこ
    展開が王道なのかはたまた…

    141 = 22 :

    乙っした

    142 :

    女が言ってた「私はまた男といつでも会えると思うから」って

    なんか深い意味でもあったのか?
    それだけがよくわからんかったのだが。

    143 = 1 :

    少しだけ…

    >>140
    個人的にはありがちな展開をいかに上手く再構成するか、という意味で超王道と名乗っています。
    最初から死んでる、実は2人いた、幽霊、物の怪を今回は使ったけど、
    組み合わせると案外分からなかったりするかな、と。
    よければ過去作も読んで下さると幸いです。
    「超王道ジャンル」でググってもらえれば、いくつか転がってますゆえ…。

    >>142
    やはりそこ突っ込まれましたか…。
    正直に言って何の意味もありません。
    自分はお前らより男に気に入られているんだぞ、という意思の表れなだけです。
    ややこしくてごめんなさい。

    144 = 142 :

    >>143
    そか。レスありがと。
    面白かったぜー

    145 = 36 :

    >>1

    結局、女も寂しくてあっち側に呼んでたのかねぇ・・・
    『最後の花火大会』ってことは、結局この話自体は女の手のひらの上だったというか・・・

    146 = 21 :

    乙ー面白かった


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