元スレ萎えジャンル「ブラック同僚」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
1 :
ゆさゆさ。ゆさゆさ
女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
男「んーぅ」
女「起きろー。起きないとHDDの電源を高速で抜き差しするぞ」
男「ごめんなさい!? まじ勘弁してくださいっ」
女「起きたか」
男「ん……。女先輩か。いま何時?」
女「2時回ったトコ。180分で起こせって言ったでしょ」
男「あー。んー。ありがと。
……あれ? 女先輩は帰んなくてイイの? 終電は?」
女「始発で帰る。処理待ちのデータ5セット溜まってるよ」
男「B夫とC次郎は?」
女「あんた寝たら速攻で帰った」
男「しゃぁねぇな、やっちまうか」
女「はいはい」
2 = 1 :
男「んー。よっこいせ」
女「爺くさい」
男「仕方ないでしょ。もう歳だ」
女「20ちょいで生意気だ」
男「先輩にはかないません」
女「判ればいいのだ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ
女「あ」
男「どした?」
女「うち、年増扱いされた?」
男「うん」
女「そうか」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「そうかで済むかーっ」
3 = 1 :
男「んー。フィルタこんな感じかね」
女「回しておいて、うちチェックする」
男「はーい」
女「顔洗ってくれば? さっぱりするよ」
男「うーん」
女「どうしたの?」
男「目ヤニ掻きだして洗顔済み扱いにしてる
女に言われても説得力に欠けるな、と」
女「うちはちゃんと顔くらい洗います」
男「ぱんつは?」
女「二日間変えてません」
男「……」
女「……」
男「ちゃっちゃとすませて早く帰ろうか」
女「うん」
4 = 1 :
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「なぁなぁ」
男「なんですか?」
女「なんか面白い話をして」
男「なんで?」
女「そうでもしないと眠くなる」
男「俺はもう眠い」
女「うちも負けない」
男「いや俺のほうがもっと眠い」
女「うちは界王拳なみに眠い」
男「何で張り合ってるのさ?」
女「ほら、眠いと視野狭窄にならない?」
男「なるね」
女「ポジティブに視野狭窄を楽しんでるのだ」
男「前向きだね」
女「振り返ると絶望しちゃうからだけどね」
5 = 1 :
男「ほいさっと、こっちのバグも取れた。
ついでにドキュかいといた」
女「偉いぞ」
男「ふふーん」
女「偉そうだぞ」
男「偉いからね」
女「偉くても偉そうにしないともっと偉いぞ」
男「そうか」
女「うむ、今後留意するように」
男「了解」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「二人で漫才寂しいな」
女「そだね」
6 = 1 :
女「なぁなぁ」
男「なんです?」
女「うち思ったんやけど、うちらのとこ
いわゆるブラック会社じゃ」
男「あーあーあーあーあーあーあーあ」
女「?」
男「さっぱり聞こえませんですネ」
女「聞こえないデスか」
男「聞こえません」
女「仕方ないですね」
男「人生って仕方ないです」
女「リア充がほざくね」
男「え? おれリア充なの?」
女「彼女いるんでしょ」
男「振られた」
女「なんでさ?」
7 = 1 :
男:カタカタカタカタ
女「……」
男:カタカタカタカタ
女「……」
男「いやだってね」(ばんばん
女「うん」
男「週に四日も会社に泊まって土日も無いような彼氏、
愛想尽きるでしょ。普通に考えて!」
女「それ以前にそんなやつ彼氏にしないかな」
男「そうか」
女「うん常識」
男「俺ニート以下?」
女「引きこもり」
男「えー、マジで?」
女「会社に引きこもり。日が暮れてから活発に動く」
男「ぐっ」
女「……別れたんだ」
8 = 1 :
男「なんかサクサク進むな」
女「そういう時もあるよね」
男「あと2時間ってとこかな」
女「メールで伝票来てるな」
男「みないでBのとこ突っ込もう」
女「了解マネージャー」
男「……なんで後輩の俺がマネなんだかね」
女「さぁねー」
男「女先輩のほうが良くない?」
女「女はね。労働基準がどうとかで使いにくいでしょ」
男「ふーん。先輩ウォリアーなのにね」
女「そんなもんだよ」
男「そんなものかな」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「ウォリアーって云うな」
9 :
こういうの好きだ
10 = 1 :
男「まー。こんなもん?」
女「うん。うーんっ!」
男「背中バッキバキやね」
女「うん、のびーが気持ちいい~」
男「胸揺らすなよ」
女「揺れるんだから仕方ないでしょ。萌えた?」
男「全然」
女「萌えてもいいんだよ?」
男「萎える」
女「屈辱的だっ」
男「萎えてしまう」
女「丁寧にダメだしされた!?」
男(でかくていい形なんだけど性格がなぁ)
女「まぁ、萌えとか面倒がなくて良いかぁ」
男「そういうことだね」
11 = 1 :
女「空、焼けてきたね」
男「朝焼けか」
女「いい色だよね。徹夜は嫌いだけど、
朝焼けは好きだな。特にこの薄暗いくらいの色が」
男「ふむ」
女「街が殆ど無人で、夕焼けみたいな
暗い薔薇色って犯罪的でドキドキするよね」
男「言い方がやらしいな」
女「そうかな」
男「うん」
女「子供のころは目にしちゃだめな景色だったから、かな」
男「そういう意味か」
女「そういう意味ってことにしておこう」
男「あがりますか」
女「あがりましょうか」
12 = 1 :
男「戸締りOK-」
女「はーい、電気落とすよ」
男「了解」
ガチャリ
女「今日も暑くなりそうだねー」
男「うん、夏だもんなー。ど真ん中だよ」
女「どこか遊びに行った?」
男「いやみかよ。もう2ヶ月もデスマで一緒じゃん」
女「ほーっほっほ」
男「そっちも遊んでなんか無いくせに」
女「うちは彼氏いないもーん。だから放置しないし
振られたりしないもーん」
男「くっ」
女「別れ話も切り出せないくらい忙しいのでメールしますね、
とか着信が来て! それがトラウマになったりしないもん」
男「どこからそういう情報を」
女「想像です」
男「どんだけ推理力があるんだよ」
13 = 1 :
女「始発までちょい時間あるね」
男「どうする? なんか腹に入れてく?」
女「そだね。牛丼でも」
男「ほい」
がー。がちゃんこ、がちゃんこ。
女「じゃーん! 卵とサラダつきーっ」
男「元気いいね」
女「やけくそだからね」
男「そうか。……じゃーん! おれ豚汁つき!」
女「ど、どうしたの。急に?」
男「俺も付き合ってやけくそになってみた」
女「素晴らしい」
男「自分が惨めです」
女「素晴らしいと、い、えっ」
男「つねらないで」
女「云っえっ」
男「素晴らしいです」
14 = 1 :
女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
女「もぐもぐ」
男「夜明け間際に会社帰りの女と牛丼屋ですよ」
女「素晴らしいよね」
男「泣きたくなるほど惨」
女「……」ちらっ
男「いえ、素晴らしいです」
女「うむ」
女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
男「出はどうします?」
女「14時からにするつもり」
男「寝れて、5時間くらい?」
女「4時間くらいかな。流石に身支度もお風呂もしたい」
男「女は面倒ですね」
女「うん、面倒くさい。無駄肉あるし」
15 = 1 :
女「ごちそーさまぁ♪」
男「――ごちそうさま」
女「……? どうした? 何が気になる?」
男「(ご馳走様の挨拶が子供みたい、とは云えないよなぁ)
いや女先輩は食いっぷりいいですね」
女「一日中監禁されて座り仕事だと、なんか
ストレスのはけ口が食料に向かうよね」
男「判ります」
女「泣きそうなくらい反省しているんだけどね」
男「……」ちらっ
女「いまどこを見た」
男「……いえ、何も?」
女「いまどこを見た」
男「……腹です」
女「始発から山手線とめることになるぞ」
男「申し訳有りません、上官殿っ」
18 = 1 :
>>9,16
くそ。あんがとよ。
萌えないどころか萎えだけどなっ
19 = 1 :
女「うち、こっちだから」
男「知ってます」
女「んじゃまた今日ねー」
男「はーい、ゆっくり寝てくださいね」
女「お。プロジェクトマネージャっぽい」
男「でも遅刻はしないでね」
女「すごくそれっぽい!?」
男「あー、あっちのホームにちっさく見える」
男「……眠そうだな。表情死んでるな。
俺もそうか。目の下真っ黒だったりして」
男「ふらふらして、あぶなっかしいなぁ。
ったく、増員かけてしらみつぶしにしなきゃ
ならない時期なのに、この戦力じゃ家にも帰せないぞ」
男「当然俺も帰れないし」
男 くんくん
男「うっわ、我ながら汗臭い。最悪の気分だ」
男「もうなんつーかなー。ほんとにあれだ」
辞めたい気分
男「ったくなー」
20 = 9 :
夜は作業捗るからなー
夜が明けるのが早いこと早いこと
21 :
気に入った
良作期待age
22 :
休憩終わる 早く
23 = 9 :
急いては事を仕損じると言うぞ
24 :
こんな先輩いたらブラックでもいいと思ってしまう不思議。
とりあえず期待age
26 :
>>24に同意
27 = 9 :
>>24
こんな先輩いたら気になって仕事捗らなさそうだ
28 = 1 :
――三日目 14:00
女「おはようございまーす」
男「おはようございます、女先輩」
B男「おはようござるー」
C男「おはようございます」
女「お、男。早いね。もう来てたんだ」
男「マネだから、一応」
女「偉いぞ!」
男「偉ぶりません」
女「ますます偉いぞ!」
男「ふふん」
女「えいっ!」ばきっ
男「なにをっ!?」
女「伸びた鼻をへし折ってくれたわ」
男「伸びてないしっ」
29 = 1 :
女「そんなことより、ふふん」さらさら
男「うわ! まじか」
B男「女さんがさっぱりしてる!?」
C男「なんか爽やかオーラ出してる!?」
女「ふふーん」
男「なんか詐欺くさい」
B男「偽者じゃないでござるか」
C男「オレオレ詐欺かもしれないぞ!」
女「貴様らうちをなんだと思ってるん!?」
男「髪の毛ぼさぼさでー」
B男「死んだ魚の目をしてござる」
C男「修羅のような気配で」
男「呪われたような作業速度でー」
B男「船幽霊ばりに真面目で」
C男「自縛霊の様に家に帰らない」
女「うちは妖怪かーっ!?」
30 = 1 :
ピコローン♪
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「どこから?」
B男「クライアントのところの出張班から」
C男「捨てよう」
男「なんだってー?」
B男「1.0342bが動かないって」
C男「捨てよう」
男「動かないじゃ判らないだろう。子供じゃないんだから
レポあげろって。30分であげろって返事しておいて」
C男「とりあえず捨てよう」
男「捨てちゃダメだろ!」
31 = 1 :
ピコローン♪
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「返事でしょ、読んで」
B男「新人が泣きながら帰っちゃったって」
C男「捨てよう」
男「ああぅあぅあー」
女「髪の長い娘かー。そんな気はしてた」
男「俺も」
女「んー。察しが良いね。どうしよか」
男「まいるね。……んー」
B男「勘弁するでござるよこの地獄のさなかに」
C男「この会社は俺たちをハンバーガーにしようとしているよ」
男「ミンチになりそうだね、これはこれは」
女「……ん~」
32 :
いいね、こういうの好きだわ
33 = 1 :
ぽぴっ♪
女「tell>>BもCもこれ以上は負荷大きいと思う」
男「tell>>それはその通り」
女「tell>>うちが行くよ」
男「tell>>いいの?」
女「tell>>良くないけど、うち家帰ったばっかりだから。
まだHPあるじゃない」
男「tell>>それは俺も一緒なんだけどな」
女「tell>>マネは動いちゃダメだよ」
男「tell>>わかった」
男「tell>>ごめんなさい」
男「tell>>じゃなくて、お願いします」
女「tell>>ん。偉いぞ」
34 = 1 :
男「ほいほい。んじゃね。女先輩が現地へ今から移動ね。
Bもついてって。Bは現地で作業ひき次いでそのまま穴埋めね。
女先輩は事情把握して、いちおうその娘さん?
家へ連絡してみて。問題なくてもこっちに報告定期的にあげて」
女「はーい」
B男「移動でござるか? こっちの作業も進捗なれてきたんで
ござるが、こっち平気でござるか?」
C男「この偽ニンジャも捨てよう」
男「エコを覚えろって。Bの仕事はCに全部引き継ぎ」
C男「!?」
男「そろそろ界王拳覚えような、Cも」
C男「俺を捨てたい……」
女「準備できた。出られるよ」
男「悪いけれど、頼む。クライアント側からなんかあったら
直接俺のほうに回してもらって」
女「はいほい」
男「ほいじゃみんなでがんばろう~」
女「おー」
B男「ござるー」
C男「捨てたい」
35 = 32 :
女先輩は関西人?なまりが少しでてるけど
36 = 1 :
お前ら有難うな。
でも女先輩に萌えるのは間違いだからな。
むしろ萎えるのが正解だ。
女先輩は関西上京組でもほとんど標準語設定
37 = 1 :
――14時間経過 深夜04:00
女「ってなわけで、こっちはなんとか
遅延0.5人工くらいかなー」
男「思ったほどじゃないね」
女「うち有能だからねっ」
男「うん」
女「……そこは突っ込み欲しかったり」
男「突っ込みは体力消費上経理部から禁止されてる」
女「そっちは?」
男「BとCは潰れた。さっき仮眠室いった」
女「よくあんなくさいところで寝れるなぁ」
男「俺もダメだな」
女「タバコとカップラーメンで畳みどろどろだもん」
男「もっとダメなもんも染み付いてるような」
女「こっちは全員返したよ。朝まで粘って、
09:00に引き継いでそっちに移動するよー」
男「了解。俺もそんな感じで。んでっと
明後日に新人回してもらえる手はずになったから」
女「はーい」
男「信用して無い?」
女「うん」
男「ですよねー」
38 = 1 :
女「じゃ仕切り直しかな」
男「と、いきたい」
女「どんな人?」
男「やっぱ女の子らしいよ。19とかの」
女「へー」
男「おや無感動。セクハラ発言が足りて無いよ」
女「じゃぁ揉むか」
男「揉むんですか」
女「部族ノ掟。揉ム、命カケテ」
男「命はいきすぎでしょ」
女「揉ム、暇ツブシデ。……何トナク」
男「それは嫌がらせでしょ」
女「まぁトラブらなきゃいいよね」
男「期待は出来ないけどね」
女「まぁね」
41 = 1 :
――28時間経過 朝08:00
結局トラブル発生。24時間缶詰。全員限界。
B,C離脱。新人来ない。
二人で戦線維持するも死亡フラグ点等。
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「おーい、おとこー」
男「どーしたんですかおんなせんぱい」
女「なんかさー」
男「はい」
女「うち、しゃべることばがー」
男「うん」
女「ひらがなになってしまった」
男「ビョウキだ」
女「ビョウキかなー」
男「ふじのやまいだ」
女「よめい、いっかげつですか」
42 = 1 :
女「おわらないというか、ふえてるね。さぎょう」
男「うん」
女「おとこがかえるまでは、いるけどねー」
男「なんでですか」
女「らいばるいしき」
男「う゛」
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ……ガガガガガガ!!!
女「?」
男:カタカタカタカタ……ガガガガガガ!!!
女「??」
男:ガガガガガガガガガガ!!!
女「どうしたん。男?」
男「集中力落ちすぎは二度手間になるでしょ。
女先輩帰します。俺も帰りますし」
女「うわー。漢字使ってる。裏切り者ぅ!」
男「強制仕切り直しってことで」
女「『最後の弾薬を再配分せよ』みたいだなぁ」
43 = 1 :
男「よし、引継ぎメールと仕事の指示だしたっと。
撤収しますよ、女先輩」
女「んー」
男「どうしたんです」
女「いいのかなぁ。この佳境に」
男「んな二ヶ月も続く佳境なんかありますか。
こんな地獄はただの日常ですってば」
女「余計に救われないね」
男「イイから帰りましょう。顔あわせると、
なんだかんだで帰れなくなるし。朝のうちですよ」
女「うーん」
男「乗り気じゃないですね」
女「ん。出は何時にする?」
男「16時とかかなぁ」
女「結局4時間くらいだし、睡眠」
男「先輩、家遠いんでしたっけ」
女「まぁね、うん。イイや、帰ろう!
マックよって朝ごはん食べていこう! 朝まーっく!」
男「腹が減ってたのか、現金だなぁ」
44 :
おい上原ぁ!!!!!!!!
45 = 1 :
女「電気けしたよー」
男「了解」
ガチャリ
女「今日も暑くなるね」
男「真夏日だってさ。35度越えるらしいよ」
女「うっわぁ、ラッシュ電車で夕方出社かなぁ」
男「そーなるね」
女「男、すごいイヤそうな顔」
男「いやだもん」
女「うちもだけどさ」
男「マックよります?」
女「ハッシュドポテトにサンデー食べようかなぁ」
男「朝からアイス?」
女「だってやけくそっぽい気持ちでしょ?」
男「うん、判る」
女「あーーー」
男「へ?」
女「ああああーーー」
男「?」
女「テイクアウトしよう。うん、そうしよう」
46 = 1 :
マック店員「ありがとうございましたー」
女「テイクアウトでらんらんるー」
男「何で上機嫌かな」
女「ナイスなアイデアがあるから」
男「なんです?」
女「なんと8時間寝れるよ」
男「マジでっ!?」
女「はい」
男「――だまし?」
女「騙してません」
男「――びっくり?」
女「ヘッドロココより誠実」
男「なんだかなぁ」
女「こっちこっち」
男「へいへい」
女「ここを曲がる」
男「え? ええ!?」
女「ワリカンだからね。一人4000円くらいね」
男「えええー!?」
女「移動距離15分! トイレ浴室完備!」
男「おーい正気残ってますかー」
女「眠るためなら勝機は悪魔にでも売る!」
47 = 1 :
男「うっわ」
女「なんですか男。初心者でもあるまいし」
男「女先輩流石にこういうのは」
女「部屋選んでいいぞ?」
男「……」
女「いいぞ?」
男「えー」
女「往生際が悪いなぁ。寝るだけだよ。
もしかしてなんか意識してるのか? うちを」
男「イヤ全然」
女「っ。……だろだろ?
ざばーっと風呂に入って、マックくって、
ぱりっとシーツですぱっと寝るだけ。
電車で移動しないで済むから8時間睡眠。ばっちり!」
男「……」
女「足を伸ばせる風呂はいいよ?
うちも男もアパートだしユニットでしょ。
ゆったりつかると、疲れが取れるよ」
男「えーっと」
女「ちょっと魅力あるしょ?」
男「確かに」
48 :
>>47
全裸で待機してたかいがあったぜ。
支援
49 = 44 :
おい上原ぁ!!!!!!!!
50 = 1 :
女「それに、あれだ」
男「?」
女「男が彼女もちなら、絶対に何にも無いとは言え
彼女さんに悪いから誘わないけどさ。
そういうのが無いんだったら半額払いなさい
むしろ払え。うちの快適睡眠のために」
男「ぇー。そう云われると逆らいたく」
女「払っえっ。うちはこのままじゃお風呂にも入れない
三日ぱんつの女として花のような青春をくさいという
評価で過ごす羽目になる。それはぜんぶプロマネの
男の責任っ。だからお風呂をわりかんするのは当然っ」
男「りょ、了解」
女「うんっ。偉いぞっ」にこっ
男「――かなわんなぁ」
女「選んでいいぞ?」
男「あー、もうやけくそだなぁ。これで」
女「2,0,3っと」
がちゃこん
女「よし、さっさといこう!」
男「はいはい」
みんなの評価 : ○
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