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男「あ~あ、酷い雨だな…こりゃお客さん来ないかな?」
女将「今日はしめちゃいますか?」
男「そうだな、これじゃお客さんも来ないだろうし…閉めるか」
女将「はいよ、んじゃ暖簾入れてきますね」
男「ああ、よろしく」
ガラガラ
女将「きゃあああああああっ!」
男「お、おい!どうしt…うわあっ!」
女「…まだ、あいてますか?…」
男「た、大変だったんですね」
女「ごめんなさい!驚かせちゃって!」
女将「でも、ついてないわね
突然の雨に走ってたら転んで、起き上がったところに車に水をかけられて
機嫌の悪い野良犬に追い掛け回されて、スカートかまれてちぎられたって…
いまどき、漫画でもそんな人いないわよ?」
女「なんだか、今日はついてないみたいで…
どこかお店に入って雨が止むのを待とうと思ったらここが目に入って…」
女将「そんな日もあるわよ それに、悪いことがあったらその分いい事があるんだから」
男「そうそう、たとえば今日のこの料理はサービスですから」
女「え?」
男「今日は閉めようって話をしてたところにお客さんが来てくれたんです
今日の仕込み分はお客さんがが来てくれたおかげで、無駄にならずに済んだ」
女将「洋服も貸してあげるわね その格好じゃ外も歩けないでしょ?」
女「え?え?でも、そんな…」
男「遠慮なんかしないでください これもなにかの縁です」
女将「そうそう」
女「…ありがとうございます」
女将「今日はしめちゃいますか?」
男「そうだな、これじゃお客さんも来ないだろうし…閉めるか」
女将「はいよ、んじゃ暖簾入れてきますね」
男「ああ、よろしく」
ガラガラ
女将「きゃあああああああっ!」
男「お、おい!どうしt…うわあっ!」
女「…まだ、あいてますか?…」
男「た、大変だったんですね」
女「ごめんなさい!驚かせちゃって!」
女将「でも、ついてないわね
突然の雨に走ってたら転んで、起き上がったところに車に水をかけられて
機嫌の悪い野良犬に追い掛け回されて、スカートかまれてちぎられたって…
いまどき、漫画でもそんな人いないわよ?」
女「なんだか、今日はついてないみたいで…
どこかお店に入って雨が止むのを待とうと思ったらここが目に入って…」
女将「そんな日もあるわよ それに、悪いことがあったらその分いい事があるんだから」
男「そうそう、たとえば今日のこの料理はサービスですから」
女「え?」
男「今日は閉めようって話をしてたところにお客さんが来てくれたんです
今日の仕込み分はお客さんがが来てくれたおかげで、無駄にならずに済んだ」
女将「洋服も貸してあげるわね その格好じゃ外も歩けないでしょ?」
女「え?え?でも、そんな…」
男「遠慮なんかしないでください これもなにかの縁です」
女将「そうそう」
女「…ありがとうございます」
女「そのあと、三人で遅くまで飲んだのおぼえてる?
すごく、あったかくて…最低な一日が最高の一日に変わった時だった」
男「そうだったなぁ…なんか、懐かしいな」
女「あのときの女将さん、いまどうしてるの?」
男「!…結婚…したそうです…」
女「!ご、ごめんなさい!」
男「いや、謝らなくても…それにいい旦那さんと結婚できて幸せそうだったし…」
女「…」
男「ここで女将やってるより、そのほうがよかったんだ、あいつにとっちゃあね」
女「それはちがう!」
男「え!?」
女「はじめのころしかあってないけど、女将さんとっても幸せそうだった!
羨ましかった!出来るなら私が女将さんになr…!」
男「…女さん」
女「なんでもない!もう帰る!」
ガラガラ
男「…一番分かってないのは俺なのかなぁ…」
すごく、あったかくて…最低な一日が最高の一日に変わった時だった」
男「そうだったなぁ…なんか、懐かしいな」
女「あのときの女将さん、いまどうしてるの?」
男「!…結婚…したそうです…」
女「!ご、ごめんなさい!」
男「いや、謝らなくても…それにいい旦那さんと結婚できて幸せそうだったし…」
女「…」
男「ここで女将やってるより、そのほうがよかったんだ、あいつにとっちゃあね」
女「それはちがう!」
男「え!?」
女「はじめのころしかあってないけど、女将さんとっても幸せそうだった!
羨ましかった!出来るなら私が女将さんになr…!」
男「…女さん」
女「なんでもない!もう帰る!」
ガラガラ
男「…一番分かってないのは俺なのかなぁ…」
ガラガラ
男「いらっしゃい」
女「…いつもの…」
男「はいよ」
女「あの…この前は…ごめんなさい
二人のこと何にも知らないのに、勝手なこと言って…」
男「…」
女「私、あと一週間で転勤になるの
だから、毎日来るね」
男「…」
女「…」
コトッ
女「え?これいつものと違う…」
男「あの日…初めて女さんに出した料理だ…覚えてるかい?」
女「え?」
男「いらっしゃい」
女「…いつもの…」
男「はいよ」
女「あの…この前は…ごめんなさい
二人のこと何にも知らないのに、勝手なこと言って…」
男「…」
女「私、あと一週間で転勤になるの
だから、毎日来るね」
男「…」
女「…」
コトッ
女「え?これいつものと違う…」
男「あの日…初めて女さんに出した料理だ…覚えてるかい?」
女「え?」
男「この料理、覚えてくれないか? …あ~…その…」
女「?」
男「この料理は…女将が仕込んで出すものなんだ」
女「!」
男「ちゃんとした料理は俺が作るんだが…あ、いや、これも立派な料理なんだけど、なんというか…その…」
女「…」
男「料理しかとりえのないばかな男だから…え~…その…俺にも…支えがほしくて…」
女「…」
男「い、いや、もちろんお互いが支えあってだな…あ~~!もう!何言ってんだ!俺は!」
女「…ぷっ」
男「似あわんな…こんなのは…」
女「くすくす」
男「…女さん、こんな俺だけど…いや、こんな店だけど女将になってくれませんか?」
女「…嫌…」
男「え?」
女「お店の女将じゃなくて、男さんの女将にしてください」
女「?」
男「この料理は…女将が仕込んで出すものなんだ」
女「!」
男「ちゃんとした料理は俺が作るんだが…あ、いや、これも立派な料理なんだけど、なんというか…その…」
女「…」
男「料理しかとりえのないばかな男だから…え~…その…俺にも…支えがほしくて…」
女「…」
男「い、いや、もちろんお互いが支えあってだな…あ~~!もう!何言ってんだ!俺は!」
女「…ぷっ」
男「似あわんな…こんなのは…」
女「くすくす」
男「…女さん、こんな俺だけど…いや、こんな店だけど女将になってくれませんか?」
女「…嫌…」
男「え?」
女「お店の女将じゃなくて、男さんの女将にしてください」
男「あ~あ、酷い雨だな…こりゃお客さん来ないかな?」
女将「今日はしめちゃいますか?」
男「そうだな、これじゃお客さんも来ないだろうし…閉めるか」
女将「はいよ、んじゃ暖簾入れてきますね」
男「ああ、よろしく」
ガラガラ
客「まだ、やってる?」
女将「いらっしゃいませ もちろん さ、こちらへどうぞ」
男「いらっしゃ…」
客「久しぶり」
男「おう、またきたのか」
客「あら、駄目だった?」
女将「いいえ、今度は私がお返しする番ですよ、女将さん」
客「え?お返し?」
男・女将「この料理はサービスで、洋服もお貸ししますよ」
客「!あなたあの時の…」
男「さて、今日は店じまいして」
女将「朝まで三人でお話しましょう?」
客「ふふ、喜んで」
表通りからは見えないお店だけど
おいしい料理と、素敵な笑顔のその店は
お客様に末永く愛されました
皆様のまたのご来店心よりお待ちいたしております
店主・男 女将より
女将「今日はしめちゃいますか?」
男「そうだな、これじゃお客さんも来ないだろうし…閉めるか」
女将「はいよ、んじゃ暖簾入れてきますね」
男「ああ、よろしく」
ガラガラ
客「まだ、やってる?」
女将「いらっしゃいませ もちろん さ、こちらへどうぞ」
男「いらっしゃ…」
客「久しぶり」
男「おう、またきたのか」
客「あら、駄目だった?」
女将「いいえ、今度は私がお返しする番ですよ、女将さん」
客「え?お返し?」
男・女将「この料理はサービスで、洋服もお貸ししますよ」
客「!あなたあの時の…」
男「さて、今日は店じまいして」
女将「朝まで三人でお話しましょう?」
客「ふふ、喜んで」
表通りからは見えないお店だけど
おいしい料理と、素敵な笑顔のその店は
お客様に末永く愛されました
皆様のまたのご来店心よりお待ちいたしております
店主・男 女将より
早めに完結させましたけど出来れば皆さんでサイドストーリー作ってください
なんか、どこかの昼ドラみたいになっちゃった…orz
なんか、どこかの昼ドラみたいになっちゃった…orz
乙、久しぶりに居酒屋ver.見たわ
やっぱほっこりするなあ
ここは「何処かにある、とある店の日常の1コマ」が描かれる場所だから
同じ設定である必要はないんだぜ?
新作も期待してるよ、俺もまたなんか描いて持ってこよう
やっぱほっこりするなあ
ここは「何処かにある、とある店の日常の1コマ」が描かれる場所だから
同じ設定である必要はないんだぜ?
新作も期待してるよ、俺もまたなんか描いて持ってこよう
乙!
居酒屋だとなんだかしっくりくるなあ。
さあて……武器屋はやっちゃったし、どの店でネタ作ろう……
居酒屋だとなんだかしっくりくるなあ。
さあて……武器屋はやっちゃったし、どの店でネタ作ろう……
女「こんにちはー」
店員「おかえりない」
客A「おかえりー」
客B「よぅ雪乃ちゃん」
女「Aさん、Bさんこんにちは。今日も寒いですねー」
店員「寒いですね。でも、いつもの、なんですよね?」
女「はい、いつものです」
店員「じゃあ、ストーブの前の席、空いてますから」
客A「なんだかそこ、雪乃ちゃんの指定席みたいになっちゃったなぁ」
女「ごめんなさい、いつもいい場所もらっちゃって」
店員「はい、ライムサワー薄めと皮、それとおでん。それにしてもこの寒いのにライムサワーですか」
女「お酒、強くないですから」
店員「でも、飲みたい」
女「はい。ここにきて、お酒飲まないのは反則です」
店員「いい心がけです。競馬打ちの鏡」
女「ギャンブル狂みたいに言わないでください」
店員「土日全部来てるじゃないですか。年明けなんか平日なのに金杯まで」
女「好きなだけです、競馬が」
客B「こらー店員、あんまし雪乃ちゃんとばっかり話すんなー」
ここは東京府中。
日本で一番大きい競馬場の西門を出てすぐに、豪華なスタンドとはまったく色の違う、バラックの飲み屋街があったりする。
競馬帰りの殆どの人は駅直通の高架を使っていて、ここの光景を知っている人間は意外と少ない。
だからなのか、ここに集まる連中は、総じて年配。
そこの色は、電球のオレンジとアスファルトのグレー。
舞台は西門から2番目に離れた、飲み屋街の中ではかなり小さめで、それほど客の多くない、だから常連率の高い店。
競馬帰りの常連客を「おかえりなさい」と出迎えてくれる店。
店員「おかえりない」
客A「おかえりー」
客B「よぅ雪乃ちゃん」
女「Aさん、Bさんこんにちは。今日も寒いですねー」
店員「寒いですね。でも、いつもの、なんですよね?」
女「はい、いつものです」
店員「じゃあ、ストーブの前の席、空いてますから」
客A「なんだかそこ、雪乃ちゃんの指定席みたいになっちゃったなぁ」
女「ごめんなさい、いつもいい場所もらっちゃって」
店員「はい、ライムサワー薄めと皮、それとおでん。それにしてもこの寒いのにライムサワーですか」
女「お酒、強くないですから」
店員「でも、飲みたい」
女「はい。ここにきて、お酒飲まないのは反則です」
店員「いい心がけです。競馬打ちの鏡」
女「ギャンブル狂みたいに言わないでください」
店員「土日全部来てるじゃないですか。年明けなんか平日なのに金杯まで」
女「好きなだけです、競馬が」
客B「こらー店員、あんまし雪乃ちゃんとばっかり話すんなー」
ここは東京府中。
日本で一番大きい競馬場の西門を出てすぐに、豪華なスタンドとはまったく色の違う、バラックの飲み屋街があったりする。
競馬帰りの殆どの人は駅直通の高架を使っていて、ここの光景を知っている人間は意外と少ない。
だからなのか、ここに集まる連中は、総じて年配。
そこの色は、電球のオレンジとアスファルトのグレー。
舞台は西門から2番目に離れた、飲み屋街の中ではかなり小さめで、それほど客の多くない、だから常連率の高い店。
競馬帰りの常連客を「おかえりなさい」と出迎えてくれる店。
女(はー、どうしよう)
女(うーん、あ、もうはじっこまできちゃった)
女(でも、女ひとりで、こんなお店に入るのも、はー)
女(でも、えーい、ここ空いてるし)
店員「いらっしゃーい」
女「ど、ども」
店員「おひとりですか。じゃ、あそこの席に」
女(め、メニュー、メニュー、あ、壁にかかってるのか、えーと)
店員「なんにしますか?」
女「あ、えと、あの」
店員「あせらなくていいですよ、ゆっくり決めてください」
女「あ、あの、なにかおすすめ、とかあります?」
店員「他の店とあんまし変わらないですよ」
店員「おでんかモツ煮か、あと焼き鳥。お酒はどうします?」
女「じゃ、じゃあ、トリ皮ください。あ、あと、お酒、お酒は、うーん、アルコールの少ないので」
店員「ライムサワーとか薄められるけど、まだ寒いし」
女「あ、いや、それでいいです。それください」
女(きんちょうするー)
女(うーん、あ、もうはじっこまできちゃった)
女(でも、女ひとりで、こんなお店に入るのも、はー)
女(でも、えーい、ここ空いてるし)
店員「いらっしゃーい」
女「ど、ども」
店員「おひとりですか。じゃ、あそこの席に」
女(め、メニュー、メニュー、あ、壁にかかってるのか、えーと)
店員「なんにしますか?」
女「あ、えと、あの」
店員「あせらなくていいですよ、ゆっくり決めてください」
女「あ、あの、なにかおすすめ、とかあります?」
店員「他の店とあんまし変わらないですよ」
店員「おでんかモツ煮か、あと焼き鳥。お酒はどうします?」
女「じゃ、じゃあ、トリ皮ください。あ、あと、お酒、お酒は、うーん、アルコールの少ないので」
店員「ライムサワーとか薄められるけど、まだ寒いし」
女「あ、いや、それでいいです。それください」
女(きんちょうするー)
店員「おまたせー。はい、トリ皮とライムサワー」
女「あ、ありがとうござます。いただきます」
女(ううっ、憧れの西門の飲み屋だー)
コクコク、パクパク
女(あうう、多分普通の味なんだろうけど、なんだか凄く美味しく感じる)
女(でも)「寒い」
店員「やっぱり寒いんじゃないですか?」
女(うあ、聞かれてた)
女「い、いやいや、大丈夫です。はい」
店員「ちょっと待っててくださいね」
店員「はい、おでんです。サービスですよ」
女「え、でも、え、申し訳ないし」
店員「いいんですよ。もう今日はお客さんこない時間ですし、余らせてもしかたないですから」
女「え、え?」
客A「おーい店員、聞こえてるぞ。こっちには無いのか?」
店員「あたー、分かりました。Aさん、Bさんおでんですね。選べませんよー」
客B「ハハッ、誰も奢れなんて言ってないぞー。今日のAさんの結果知ってるだろーに」
客A「だははは。オレとBさんと、それからそのおねーちゃんのおでん、全部オレにつけてくれ」
女「え、えぇ?」
店員「ありがとうございます!」
女「いいん、ですか?」
店員「いいんですよ。AさんもBさんもああいう人なんです」
客A「ところでおねーちゃん」
客B「こっちこないかー?」
女「え、え、え?」
女「あ、ありがとうござます。いただきます」
女(ううっ、憧れの西門の飲み屋だー)
コクコク、パクパク
女(あうう、多分普通の味なんだろうけど、なんだか凄く美味しく感じる)
女(でも)「寒い」
店員「やっぱり寒いんじゃないですか?」
女(うあ、聞かれてた)
女「い、いやいや、大丈夫です。はい」
店員「ちょっと待っててくださいね」
店員「はい、おでんです。サービスですよ」
女「え、でも、え、申し訳ないし」
店員「いいんですよ。もう今日はお客さんこない時間ですし、余らせてもしかたないですから」
女「え、え?」
客A「おーい店員、聞こえてるぞ。こっちには無いのか?」
店員「あたー、分かりました。Aさん、Bさんおでんですね。選べませんよー」
客B「ハハッ、誰も奢れなんて言ってないぞー。今日のAさんの結果知ってるだろーに」
客A「だははは。オレとBさんと、それからそのおねーちゃんのおでん、全部オレにつけてくれ」
女「え、えぇ?」
店員「ありがとうございます!」
女「いいん、ですか?」
店員「いいんですよ。AさんもBさんもああいう人なんです」
客A「ところでおねーちゃん」
客B「こっちこないかー?」
女「え、え、え?」
店員「ちょっと、変な声かけないでくださいよ」
客B「なんだー、俺ら、そんな信用ないかー?」
店員「悪い人たちじゃないんですけど、すみませんね」
女「い、いえ、いいんです。私そっち行ってもいいですか?」
店員「!!」客A「うお!?」客B「おおー」
店員「あ、はは、すぐ皿とグラス移動しますよ!」
女「こ、こんにちは、はじめまして」
客A「あ、おう、はじめまして」
客B「Aさん、どもるなよ」
客A「うるせぇ」
女「AさんとBさん、ですね。よろしくおねがいします」
客A「お、おう、よろしくな」
客B「よろしくね」
客A「店員!おまえもこっちこい、年寄りばっかだと、間が持たん」
店員「はい、わかりました。じゃあ、余ったの一掃しましょうか」
客B「よっし、じゃあこっから先は全部Aさんの払いだ」
客A「わっはー、まかせとけい」
女「とったんですか?今日」
客A「おう、7Rとメイン。ねーちゃんはどうだったんだ?」
女「はは、オケラ、です」
客B「おねーちゃんなのに、オケラなんて言葉使うか。偉いなー」
店員「なんで偉いんですか」
客B「偉いんだよ。競馬言葉ってのを分かってる」
女「あ、いや、そんな」
客A「気に入った!!ねーちゃん、名前、なんていうの?」
店員「Aさん、いきなりすぎますよ」
女「○○って言います」
客B「いや、そうじゃない。苗字じゃなくて、名前」
女「あ、その、雪乃って言います」
客A「よっしゃ、雪乃ちゃんね。乾杯しよう」
客B「乾杯だー」
女「いいん、ですか、こんなので」
店員「いいんですよ、こんなので。乾杯しましょう」
客A「なにに乾杯かな?」
店員「新しい仲間の雪乃さんと、そうですね、アイルトンシンボリに」
「「かんぱい!」」
客B「なんだー、俺ら、そんな信用ないかー?」
店員「悪い人たちじゃないんですけど、すみませんね」
女「い、いえ、いいんです。私そっち行ってもいいですか?」
店員「!!」客A「うお!?」客B「おおー」
店員「あ、はは、すぐ皿とグラス移動しますよ!」
女「こ、こんにちは、はじめまして」
客A「あ、おう、はじめまして」
客B「Aさん、どもるなよ」
客A「うるせぇ」
女「AさんとBさん、ですね。よろしくおねがいします」
客A「お、おう、よろしくな」
客B「よろしくね」
客A「店員!おまえもこっちこい、年寄りばっかだと、間が持たん」
店員「はい、わかりました。じゃあ、余ったの一掃しましょうか」
客B「よっし、じゃあこっから先は全部Aさんの払いだ」
客A「わっはー、まかせとけい」
女「とったんですか?今日」
客A「おう、7Rとメイン。ねーちゃんはどうだったんだ?」
女「はは、オケラ、です」
客B「おねーちゃんなのに、オケラなんて言葉使うか。偉いなー」
店員「なんで偉いんですか」
客B「偉いんだよ。競馬言葉ってのを分かってる」
女「あ、いや、そんな」
客A「気に入った!!ねーちゃん、名前、なんていうの?」
店員「Aさん、いきなりすぎますよ」
女「○○って言います」
客B「いや、そうじゃない。苗字じゃなくて、名前」
女「あ、その、雪乃って言います」
客A「よっしゃ、雪乃ちゃんね。乾杯しよう」
客B「乾杯だー」
女「いいん、ですか、こんなので」
店員「いいんですよ、こんなので。乾杯しましょう」
客A「なにに乾杯かな?」
店員「新しい仲間の雪乃さんと、そうですね、アイルトンシンボリに」
「「かんぱい!」」
競馬談義の華の後
客A「おう、もう真っ暗だな。そろそろあがるわ」
客B「いい時間だ。冬は夜が早いや」
客A「んじゃ雪乃ちゃん、また来いよ」
女「ありがとうございます。またきます。今日は本当にごちそうさまでした」
客B「こんど雪乃ちゃんがとったとき、お返ししてくれよー」
店員「Bさんは自分の分しか払ってないじゃないですか」
客B「こんどとったときに払うんだよ。そんときはおじさんのおごりだぞー雪乃ちゃん」
女「期待してます。ありがとうございます」
客A「じゃあなー」
客B「またなー」
店員「はじめてなのに、なんかすみませんでしたね」
女「いえ、私、すごく楽しかったんです。本当に」
店員「珍しいですよね、雪乃さんみたいな若い女性がこんなところに」
女「私、ここにあこがれていたんです」
店員「・・・」
女「もう遅いし、また今度来たときお話させてください」
店員「はい、わかりました。是非また来てください」
女「はい、また来ます」
空を見上げれば、そこはもう殆ど真っ暗で、西側だけがほんのりと明るい時間帯。
だけど周りを見渡せば、道端にテーブルを並べ、沢山の人たちが笑っている。
みんなが馬券をとったわけじゃないはずなのに、なぜかみんなが笑っている。
白熱灯の明かりと、焼き鳥の煙、鍋の湯気。
女(また明日、ここに来よう)
遅くなってすいませんでした
いろいろ忙しくて時間が作れませんでした
今日も少しの間ですけど書いていきます
ブ~ンブ~ン…
男「あ、メールだ」
バイト「女さんですか?www」
男「誰でもいいだろ」
バイト「照れなくてもいいですよwww」
男(え~と…なになに)
メール(女)「お疲れ様です お仕事中にすいません 明日、お誕生日ですよね?よかったらお食事行きませんか?もちろんおごっちゃいますよ」
男「あれ?俺、誕生日言ってないのに…」
バイト「あwwwサーセンwww俺が教えちゃいましたwww」
男「また勝手なことを!…まあ…今回はいいか」
バイト「お誘いっすかwwwいいっすねwww」
男「…おまえクビにするぞ…」
ブ~ンブ~ン
男「あれ、またメール…
メール(客A)「やっほー!男ちゃん明日あいてる?空いてたら飲みに行かない?てか行くよ~w」
バイト「今度は客Aさんですか?」
男「なんでわかった?」
バイト「さすがにそんな嫌そうな顔してたら誰でも気づきますよ…」
男「そんなに嫌な顔してた?」
バイト「…ええ…そりゃあもう…」
男「そっか…」
いろいろ忙しくて時間が作れませんでした
今日も少しの間ですけど書いていきます
ブ~ンブ~ン…
男「あ、メールだ」
バイト「女さんですか?www」
男「誰でもいいだろ」
バイト「照れなくてもいいですよwww」
男(え~と…なになに)
メール(女)「お疲れ様です お仕事中にすいません 明日、お誕生日ですよね?よかったらお食事行きませんか?もちろんおごっちゃいますよ」
男「あれ?俺、誕生日言ってないのに…」
バイト「あwwwサーセンwww俺が教えちゃいましたwww」
男「また勝手なことを!…まあ…今回はいいか」
バイト「お誘いっすかwwwいいっすねwww」
男「…おまえクビにするぞ…」
ブ~ンブ~ン
男「あれ、またメール…
メール(客A)「やっほー!男ちゃん明日あいてる?空いてたら飲みに行かない?てか行くよ~w」
バイト「今度は客Aさんですか?」
男「なんでわかった?」
バイト「さすがにそんな嫌そうな顔してたら誰でも気づきますよ…」
男「そんなに嫌な顔してた?」
バイト「…ええ…そりゃあもう…」
男「そっか…」
男「とりあえず返信しなきゃいけないな…」
バイト「もちろん、女さんと行くんですよね?」
男「まあ…ね…////」
男「わざわざ、メールありがとうございます 奢りじゃなくても結構ですから、お食事行きましょう…っと
これでいいかな?」
バイト「かたいっすねえwwwもっとフランクでいいと思いますよ」
男「そうかも知れないけど、お客様だしね」
バイト「ちょっと俺に打たしてくださいよwww」
男「あ、こら!返せ!」
バイト「了解~!んじゃ仕事終わってからで良い?遅くなるから明日は帰れなくなるけどそれでもいい?っと
これで、送りましょうwww」
男「そんなわけあるか!」
バイト「ちょっw待ってくださいよww携帯がw危ないですってwww」
男「良いから返せって」
バイト「だめですwwwこのまま送りますwwwって、あれ?」
男「え!?なに!?」
バイト「あれ?なんで?・・・・・・・すいません・・・・・・客Aさんに送信されちゃったみたいです・・・・・」
男「へ?今のメールが?」
バイト「はい…俺の打ったメールが…」
男「・・・・・・・・えええええええええええええっ!!!」
バイト「すいませんっ!ほんとすいませんっ!」
男「どーする!?これ、どーする!?」
ブ~ンブ~ン
男「・・・・・・・・・・・メールだ・・・・・・」
バイト「・・・・・・・・・・・・メールっすね・・・・・・」
メール(客A)「あれ~wwwノリノリじゃんwwwいいよ~ んじゃ明日は勝負下着履いてくね~www」
バイト「あ、僕、今日、用事あるんで早退します・・・・・」
男「あ!おい!逃げるなぁぁぁ~・・・・・」
バイト「もちろん、女さんと行くんですよね?」
男「まあ…ね…////」
男「わざわざ、メールありがとうございます 奢りじゃなくても結構ですから、お食事行きましょう…っと
これでいいかな?」
バイト「かたいっすねえwwwもっとフランクでいいと思いますよ」
男「そうかも知れないけど、お客様だしね」
バイト「ちょっと俺に打たしてくださいよwww」
男「あ、こら!返せ!」
バイト「了解~!んじゃ仕事終わってからで良い?遅くなるから明日は帰れなくなるけどそれでもいい?っと
これで、送りましょうwww」
男「そんなわけあるか!」
バイト「ちょっw待ってくださいよww携帯がw危ないですってwww」
男「良いから返せって」
バイト「だめですwwwこのまま送りますwwwって、あれ?」
男「え!?なに!?」
バイト「あれ?なんで?・・・・・・・すいません・・・・・・客Aさんに送信されちゃったみたいです・・・・・」
男「へ?今のメールが?」
バイト「はい…俺の打ったメールが…」
男「・・・・・・・・えええええええええええええっ!!!」
バイト「すいませんっ!ほんとすいませんっ!」
男「どーする!?これ、どーする!?」
ブ~ンブ~ン
男「・・・・・・・・・・・メールだ・・・・・・」
バイト「・・・・・・・・・・・・メールっすね・・・・・・」
メール(客A)「あれ~wwwノリノリじゃんwwwいいよ~ んじゃ明日は勝負下着履いてくね~www」
バイト「あ、僕、今日、用事あるんで早退します・・・・・」
男「あ!おい!逃げるなぁぁぁ~・・・・・」
ウィーン
男「いらっしゃいませ~ あ!」
客A「男ちゃ~ん!明日まで待ちきれなくて来ちゃった~w」
男「あ、いや、あのメールは・・・・」
客A「ノリノリだからびっくりしちゃったwwwもちろん帰る気なんて無いから安心してw」
男「いや、だから、そうじゃなくって」
ウィーン
女「男さん メールの返事直接もらいに来ちゃいました」
男「!!!」
バイト(うわぁ・・・・女さんって何でこんなにタイミング悪いんだろ・・・)
客A「返事?なに?あの子からも誘われたの?」
女「あれ?なんで客Aさんがここにいてるんですか?」
男「あ~、その~、二人に一度に聞かれると答えられないんですけど」(こ、怖い・・・)
客A「男 ち ゃ ん ?」
女「男 さ ん ?」
男「く、詳しくはバイト君に聞いて欲しいんですけど…って、あれ?バイト君!?
あいつ…逃げたな…」
バイト(それは無理っす!俺が悪いんですけどそれは無理っす!ご愁傷様です男さん・・・)
男「いらっしゃいませ~ あ!」
客A「男ちゃ~ん!明日まで待ちきれなくて来ちゃった~w」
男「あ、いや、あのメールは・・・・」
客A「ノリノリだからびっくりしちゃったwwwもちろん帰る気なんて無いから安心してw」
男「いや、だから、そうじゃなくって」
ウィーン
女「男さん メールの返事直接もらいに来ちゃいました」
男「!!!」
バイト(うわぁ・・・・女さんって何でこんなにタイミング悪いんだろ・・・)
客A「返事?なに?あの子からも誘われたの?」
女「あれ?なんで客Aさんがここにいてるんですか?」
男「あ~、その~、二人に一度に聞かれると答えられないんですけど」(こ、怖い・・・)
客A「男 ち ゃ ん ?」
女「男 さ ん ?」
男「く、詳しくはバイト君に聞いて欲しいんですけど…って、あれ?バイト君!?
あいつ…逃げたな…」
バイト(それは無理っす!俺が悪いんですけどそれは無理っす!ご愁傷様です男さん・・・)
男「はぁ…昨日は大変だったなぁ…」
ウィーン
バイト「っんませんでしたあぁっ!!」
男「おまえなぁ…」
バイト「何でもしますっ!掃除も接客も全部やりますっ!」
男「はぁ…もういいよ…」
バイト「え?そうなんですか?ど、どうなったんですか?」
男「二人とも断った」
バイト「え!そんな…女さんはいいんですか?」
男「あの状態でどうしろと…」
バイト「すいません…」
男「今日はバイト君は倉庫整理 終わるまで出てきちゃ駄目だからね」
バイト「いや、それだけはご勘弁を!」
男「何 か 問 題 で も ?」
バイト「いえ…行って来ます…」
バイト「お…終わりましたぁ」
男「はい、お疲れ様」
バイト「飯、食ってきていいっすか?」
男「うん、いってらっしゃい」
バイト「行って来ます」
ウィーン
バイト「っんませんでしたあぁっ!!」
男「おまえなぁ…」
バイト「何でもしますっ!掃除も接客も全部やりますっ!」
男「はぁ…もういいよ…」
バイト「え?そうなんですか?ど、どうなったんですか?」
男「二人とも断った」
バイト「え!そんな…女さんはいいんですか?」
男「あの状態でどうしろと…」
バイト「すいません…」
男「今日はバイト君は倉庫整理 終わるまで出てきちゃ駄目だからね」
バイト「いや、それだけはご勘弁を!」
男「何 か 問 題 で も ?」
バイト「いえ…行って来ます…」
バイト「お…終わりましたぁ」
男「はい、お疲れ様」
バイト「飯、食ってきていいっすか?」
男「うん、いってらっしゃい」
バイト「行って来ます」
バイト「疲れたぁ…あれはないよなぁ…」
バイト「さて、それじゃはじめますか
このままじゃさすがに悪いもんな まずはっと…」
男「さて、今日も一日終わったな~」
バイト「おつかれっす」
男「それじゃ帰ろうか?」
バイト「ういっす 了解っす」
男「んじゃまた明日」
バイト「男さん俺からのプレゼント貰ってくれないっすか?」
男「なんだいきなり?くれるなら貰うけど…変な物じゃないだろうな?」
バイト「それはお楽しみって事でw
とりあえず、ついてきてください」
男「?」
男「なんだ、いつものカフェじゃないか」
バイト「とりあえず入ってくださいw」
カランカラン
「「ハッピーバースデー!!」」
男「!!マスター!客Aさん!…それに女さんまで!」
バイト「無理言って集まってもらいましたw」
客A「誕生日ならそう言ってよ~w」
女「お誕生日おめでとうございます」
マスター「よっ!いよいよオヤジの仲間入りだなw」
バイト「気に入ってもらえましたか?w」
男「みんな…ありがとう…ウッ…」
バイト「さて、それじゃはじめますか
このままじゃさすがに悪いもんな まずはっと…」
男「さて、今日も一日終わったな~」
バイト「おつかれっす」
男「それじゃ帰ろうか?」
バイト「ういっす 了解っす」
男「んじゃまた明日」
バイト「男さん俺からのプレゼント貰ってくれないっすか?」
男「なんだいきなり?くれるなら貰うけど…変な物じゃないだろうな?」
バイト「それはお楽しみって事でw
とりあえず、ついてきてください」
男「?」
男「なんだ、いつものカフェじゃないか」
バイト「とりあえず入ってくださいw」
カランカラン
「「ハッピーバースデー!!」」
男「!!マスター!客Aさん!…それに女さんまで!」
バイト「無理言って集まってもらいましたw」
客A「誕生日ならそう言ってよ~w」
女「お誕生日おめでとうございます」
マスター「よっ!いよいよオヤジの仲間入りだなw」
バイト「気に入ってもらえましたか?w」
男「みんな…ありがとう…ウッ…」
バイト「ちょっwwwなに泣いてんすかっwww」
男「泣いて…無い・・って」
バイト「泣いてるしwwww」
マスター「とりあえず座りな 話はそれからだ」
バイト「それじゃ、男さんのオヤジ入りを祝って」
「「かんぱ~い!!」」
男「泣いて…無い・・って」
バイト「泣いてるしwwww」
マスター「とりあえず座りな 話はそれからだ」
バイト「それじゃ、男さんのオヤジ入りを祝って」
「「かんぱ~い!!」」
マスター「今日が誕生日だってこと忘れてたよ すまんね」
男「いえ、こちらこそお店貸し切にしてもらってすいません」
マスター「いつも来てくれてるお礼だよ 気にしなさんな」
客A「バイトくん強いねぇw」
バイト「そりゃあ、昔鍛えられましたからwww」
女「ちょっと、バイト君飲み過ぎだって」
バイト「そんなこと無いっすよwそれより女さんも飲んで飲んで」
女「あ、ちょっと 私、弱いから駄目だって」
男「あ~あ~もう、バイト君何してるんだ!」
バイト・客A「「おっと主役登場!」」
男・女「「はもるな!」」
マスター「どっちもどっちだ」
男「いえ、こちらこそお店貸し切にしてもらってすいません」
マスター「いつも来てくれてるお礼だよ 気にしなさんな」
客A「バイトくん強いねぇw」
バイト「そりゃあ、昔鍛えられましたからwww」
女「ちょっと、バイト君飲み過ぎだって」
バイト「そんなこと無いっすよwそれより女さんも飲んで飲んで」
女「あ、ちょっと 私、弱いから駄目だって」
男「あ~あ~もう、バイト君何してるんだ!」
バイト・客A「「おっと主役登場!」」
男・女「「はもるな!」」
マスター「どっちもどっちだ」
客A「バイトく~んwあたしたち気が合いそうだねぇwww」
バイト「いやwww俺は勘弁っすwww」
客A「な ん で す っ て ~ ちょっとこっちへ来て飲みなさいwww」
バイト「いやwwwwちょっwwwとwwwwサーセンwwww」
女「楽しそうだなぁ…」
男「僕が相手じゃ駄目ですか?」
女「いえいえ!そういう意味じゃなくて…」
男「…メール…」
女「はい?」
男「ありがとうございました うれしかったです、誘ってもらえて」
女「いえ…////」
男「よかったら、今度僕から誘って良いですか?」
女「え?」
男「その…今度は二人きりで…////」
女「…はい…////」
客A「あ~いちゃいちゃしてる~!邪魔してやる~!」
バイト「ほらほら、あんたはこっちw邪魔しちゃ駄目ですってw」
マスター「俺の酒が飲めねぇってのか~」
バイト「ちょwマスターw酔っ払いすぎですってwww」
客A「あたしもいちゃいちゃしたい~!」
~後日談~
この日を境に男と女はよく遊ぶようになり
自然と付き合っていくようになりました
え?客Aさんですか?
この日以来バイト君と仲良くなって毎晩飲みにいってるうちに
付き合うことになったらしいです
近くにカフェのあるこじんまりとした洋服店
きっとあなたの近くにあるはずですよ?
ほら、たとえばあのお店・・・・・
入ってみましょう
ウィーン
男「いらっしゃいませ 当店では素敵な恋愛が出来る服をおいております」
バイト「もちろん、アフターケアまでばっちりです」
女「私もここで素敵な恋愛が出来ました よかったらいかがですか?」
「皆様のご来店スタッフ一同お待ちしております」 男・バイト・女より
バイト「いやwww俺は勘弁っすwww」
客A「な ん で す っ て ~ ちょっとこっちへ来て飲みなさいwww」
バイト「いやwwwwちょっwwwとwwwwサーセンwwww」
女「楽しそうだなぁ…」
男「僕が相手じゃ駄目ですか?」
女「いえいえ!そういう意味じゃなくて…」
男「…メール…」
女「はい?」
男「ありがとうございました うれしかったです、誘ってもらえて」
女「いえ…////」
男「よかったら、今度僕から誘って良いですか?」
女「え?」
男「その…今度は二人きりで…////」
女「…はい…////」
客A「あ~いちゃいちゃしてる~!邪魔してやる~!」
バイト「ほらほら、あんたはこっちw邪魔しちゃ駄目ですってw」
マスター「俺の酒が飲めねぇってのか~」
バイト「ちょwマスターw酔っ払いすぎですってwww」
客A「あたしもいちゃいちゃしたい~!」
~後日談~
この日を境に男と女はよく遊ぶようになり
自然と付き合っていくようになりました
え?客Aさんですか?
この日以来バイト君と仲良くなって毎晩飲みにいってるうちに
付き合うことになったらしいです
近くにカフェのあるこじんまりとした洋服店
きっとあなたの近くにあるはずですよ?
ほら、たとえばあのお店・・・・・
入ってみましょう
ウィーン
男「いらっしゃいませ 当店では素敵な恋愛が出来る服をおいております」
バイト「もちろん、アフターケアまでばっちりです」
女「私もここで素敵な恋愛が出来ました よかったらいかがですか?」
「皆様のご来店スタッフ一同お待ちしております」 男・バイト・女より
ちょっといきなり感がぬぐえないけど完結です
まだ、いろいろエピソードがあるんだけど次がいつになるか分からないので
とりあえず終わらせました
残りの話はちょこちょこ書いていきます
居酒屋さんは相変わらずいい雰囲気出してるwww
まだ、いろいろエピソードがあるんだけど次がいつになるか分からないので
とりあえず終わらせました
残りの話はちょこちょこ書いていきます
居酒屋さんは相変わらずいい雰囲気出してるwww
女(結局、また来てしまった。昨日の今日なのに)
店員「いらっしゃい。って、あ、昨日はどうもありがとうございました」
女「い、いえ、こちらこそ、昨日はありがとうございました」
店員「どうぞ、ちょうどストーブの前、空いてますから」
女「あ、ありがとうございます」
店員「今日はどうします?」
女「え、えと、じゃあ、トリ皮と、今日はモツ煮」
女「あと、お酒は・・・」
店員「昨日のと同じにしますか?」
女「はい、おねがいします」
店員「はい、トリ皮とモツ煮、それとライムサワー薄めです」
女「ありがとうございます」
パク
女(う、モツ煮、美味しそうだったけど、自分には微妙かも)
店員「はい唐辛子です。モツ煮は人によって好みがあるから、苦手だったら唐辛子を沢山」
女「え、大丈夫です。美味しいですよ」
店員「ありがとうございます。ムリはしなくてもいいですからね」
女(顔に出てた?もしかして)
客B「うーす」
店員「おかえりなさい」
客B「今日Aさんは来てないんだね。やぁCさん。って、あれ、えーと、おねーちゃん」
店員「雪乃さん、ですよ」
客B「ああ、そうだ、雪乃ちゃん。今日も来たんだ」
女(!!店員さん、名前覚えていてくれたんだ)
店員「いらっしゃい。って、あ、昨日はどうもありがとうございました」
女「い、いえ、こちらこそ、昨日はありがとうございました」
店員「どうぞ、ちょうどストーブの前、空いてますから」
女「あ、ありがとうございます」
店員「今日はどうします?」
女「え、えと、じゃあ、トリ皮と、今日はモツ煮」
女「あと、お酒は・・・」
店員「昨日のと同じにしますか?」
女「はい、おねがいします」
店員「はい、トリ皮とモツ煮、それとライムサワー薄めです」
女「ありがとうございます」
パク
女(う、モツ煮、美味しそうだったけど、自分には微妙かも)
店員「はい唐辛子です。モツ煮は人によって好みがあるから、苦手だったら唐辛子を沢山」
女「え、大丈夫です。美味しいですよ」
店員「ありがとうございます。ムリはしなくてもいいですからね」
女(顔に出てた?もしかして)
客B「うーす」
店員「おかえりなさい」
客B「今日Aさんは来てないんだね。やぁCさん。って、あれ、えーと、おねーちゃん」
店員「雪乃さん、ですよ」
客B「ああ、そうだ、雪乃ちゃん。今日も来たんだ」
女(!!店員さん、名前覚えていてくれたんだ)
客C「Bさん、あのおねーちゃん、知ってるの?」
客B「ああ、昨日ね、はじめて会って、Aさんと一緒に飲んだんだよ」
客C「いいねー、ここも、ああいう若いおねーちゃんがいると、なんかこう、変わるよな」
客B「雪乃ちゃん、もしよかったら、コッチ来ない?」
店員「あんまり毎回無理言うと、セクハラ言われますよ」
客B「勘弁してよー。オレさ、こんなところで若い競馬好きに会えてうれしいんだよ。しかも若い女の子だよ?」
店員「若い女の子だからです。雪乃さんが来なくなったらどうするんですか」
女「そっち、いっていいです?」
店員「いいんですか?あんまり無理することないんですよ?」
女「いえ、違うんです。私がお話したいんです。本当なんです」
店員「雪乃さんがそういうなら、構いませんが」
客B「ほうら、雪乃ちゃんがそう言ってるんだ、店員、まいったか」
店員「はい、まいりました。お皿移しますね」
女「グラスくらい自分で持ちますよ。ごめんなさい、気を使っていただいて」
客C「はじめまして、Cです」
女「はじめまして、雪乃っていいます。よろしくお願いします」
客C「お願いしますって言われちゃったよ、Bさん」
客B「にやけるなよ。ほら、乾杯しよう」
客C「ちょっと待ってくれ。店員さん、とりあえず熱燗おかわりね」
店員「はい」
客C「んじゃ、雪乃ちゃんとの出会いに」
客B「オレは2回目だけれども」
「「かんぱーい」」
客B「ああ、昨日ね、はじめて会って、Aさんと一緒に飲んだんだよ」
客C「いいねー、ここも、ああいう若いおねーちゃんがいると、なんかこう、変わるよな」
客B「雪乃ちゃん、もしよかったら、コッチ来ない?」
店員「あんまり毎回無理言うと、セクハラ言われますよ」
客B「勘弁してよー。オレさ、こんなところで若い競馬好きに会えてうれしいんだよ。しかも若い女の子だよ?」
店員「若い女の子だからです。雪乃さんが来なくなったらどうするんですか」
女「そっち、いっていいです?」
店員「いいんですか?あんまり無理することないんですよ?」
女「いえ、違うんです。私がお話したいんです。本当なんです」
店員「雪乃さんがそういうなら、構いませんが」
客B「ほうら、雪乃ちゃんがそう言ってるんだ、店員、まいったか」
店員「はい、まいりました。お皿移しますね」
女「グラスくらい自分で持ちますよ。ごめんなさい、気を使っていただいて」
客C「はじめまして、Cです」
女「はじめまして、雪乃っていいます。よろしくお願いします」
客C「お願いしますって言われちゃったよ、Bさん」
客B「にやけるなよ。ほら、乾杯しよう」
客C「ちょっと待ってくれ。店員さん、とりあえず熱燗おかわりね」
店員「はい」
客C「んじゃ、雪乃ちゃんとの出会いに」
客B「オレは2回目だけれども」
「「かんぱーい」」
客C「ようし、なんでもいいからどんどん食い物持ってきて」
店員「じゃあ、例によっておでん大放出でいいですか?」
客B「おう、それでいいよー。ほら雪乃ちゃんも温かいの食べな。冷たいの飲んでるんだし」
女「ありがとうございます。じゃあ私もおでんをお願いします」
客C「なーに言ってるの。おでんはオレが買い占めたの。雪乃ちゃんは頼まなくていいの」
女「え、でも、昨日も今日もだと、申し訳ないし」
客C「いいの。オレは今日がはじめてだから、いいの」
客B「オレも昨日おごってあげてないから、いいの」
店員「この人たちがこう言い出したら、聞くわけ無いですよ、諦めて食べてください」
女「あ、ありがとうございます。いただきます」
客B「で、雪乃ちゃん、今日はどうだった?」
女「それが、その、今日も、あの、オケラ」
客C「なに、雪乃ちゃん、馬券下手なの?」
女「あの、その、かなり下手なんだと思います」
客B「そういう時もあるさ。オレも一時期酷いもんだった」
店員「あんまり雪乃さんをいじめたら、だめですからね」
客C「わかってるよ。店員だって馬券下手なくせに」
女「え、店員さんも競馬やるんですか?」
店員「そりゃまぁ、ここで商売やってるわけですし。ちょっとだけですよ」
女「へー、そうなんですか」
以後、競馬談義
客C「雪乃ちゃん、そんなんばっかしじゃ冷えるだろ。店員さん熱燗と猪口、もうひとつね」
店員「え?雪乃さん大丈夫なんですか?」
女「え、えと、大丈夫だと思います」
店員「うーん、はい、おまたせ」
客C「おうおう、ほら雪乃ちゃん、あったまるぞ」
女「ありがとうございます。いただきます」
くいっ
店員「じゃあ、例によっておでん大放出でいいですか?」
客B「おう、それでいいよー。ほら雪乃ちゃんも温かいの食べな。冷たいの飲んでるんだし」
女「ありがとうございます。じゃあ私もおでんをお願いします」
客C「なーに言ってるの。おでんはオレが買い占めたの。雪乃ちゃんは頼まなくていいの」
女「え、でも、昨日も今日もだと、申し訳ないし」
客C「いいの。オレは今日がはじめてだから、いいの」
客B「オレも昨日おごってあげてないから、いいの」
店員「この人たちがこう言い出したら、聞くわけ無いですよ、諦めて食べてください」
女「あ、ありがとうございます。いただきます」
客B「で、雪乃ちゃん、今日はどうだった?」
女「それが、その、今日も、あの、オケラ」
客C「なに、雪乃ちゃん、馬券下手なの?」
女「あの、その、かなり下手なんだと思います」
客B「そういう時もあるさ。オレも一時期酷いもんだった」
店員「あんまり雪乃さんをいじめたら、だめですからね」
客C「わかってるよ。店員だって馬券下手なくせに」
女「え、店員さんも競馬やるんですか?」
店員「そりゃまぁ、ここで商売やってるわけですし。ちょっとだけですよ」
女「へー、そうなんですか」
以後、競馬談義
客C「雪乃ちゃん、そんなんばっかしじゃ冷えるだろ。店員さん熱燗と猪口、もうひとつね」
店員「え?雪乃さん大丈夫なんですか?」
女「え、えと、大丈夫だと思います」
店員「うーん、はい、おまたせ」
客C「おうおう、ほら雪乃ちゃん、あったまるぞ」
女「ありがとうございます。いただきます」
くいっ
>>127
どうなる?www
どうなる?www
>>129
絡みwww見たいwww早くwww
絡みwww見たいwww早くwww
店員「雪乃さん、雪乃さん」
女「あ、あれ?私」
店員「本当にお酒弱いみたいですね」
女「え、私、寝ちゃってたんですか。あれ、BさんとCさんは?」
店員「さっき帰りました。雪乃さんに謝ってましたよ」
女「ご迷惑かけてしまって、すみません」
店員「いいんですよ。よくあることです。気にしないで」
女「すみません・・・」
店員「今、お茶持ってきますから、ちょっと待っててください」
店員「はい、お茶です」
女「ありがとうございます。いただきます」
店員「あ、あの、昨日帰るときに、何か言いかけてましたよね?」
店員「ここに憧れていた、って」
女「あ、はい。そうなんです。私ここに憧れていたんです」
店員「そりゃまた、珍しいというか」
女「この間のジャパンカップの日なんです」
女「私、ひとりで競馬場に来てたんですけど、すごい人出だったじゃないですか」
店員「府中で大きいGIのときは、すごいですものね」
女「いつものとおり上の高架を使って府中本町まで行こうとしたんですけど、人が多すぎて、たまには下の道を使おうかな、って思いまして」
女「それでここの前を歩いてたんです」
女「私、地元は北海道なんですけど、去年就職で東京に来たんです」
女「コンピュータ関係の職場なんですけど、人付き合いが苦ってっていうか、職場の人たちはいい方ばかりなんですけど、なんか打ち解けられなくって」
女「こっちに知り合いもいないものですから、いつのまにか毎週競馬場に来るようになってたんです」
女「競馬は大好きなんですけど、競馬場でもやっぱりひとりで」
女「そんなときに、ここの、飲み屋街って言うんですか?、ここの人たちを見て、思ったんです」
店員「どんな風にですか?」
女「みんな笑ってるなぁ、って。どうしてかな、って」
店員「言われてみればそうですね。ここらで飲んでる人たちは、みんな笑ってます」
女「そうですよね。競馬帰りだから、みなさん馬券で勝った人たちばかりじゃないと思うんですよ」
女「勝った人も負けた人もいるはずなのに、みんな楽しそうにお酒を飲んでいたんです」
女「そのとき、気がついたんです。自分が最近、笑っていないって」
女「でもここの人たちは、みんな笑ってるって」
女「そしたら、すごくみなさんが羨ましくなってしまって、もしかしたら自分もここでなら笑えるんじゃないか、って」
女「あ、あれ?私」
店員「本当にお酒弱いみたいですね」
女「え、私、寝ちゃってたんですか。あれ、BさんとCさんは?」
店員「さっき帰りました。雪乃さんに謝ってましたよ」
女「ご迷惑かけてしまって、すみません」
店員「いいんですよ。よくあることです。気にしないで」
女「すみません・・・」
店員「今、お茶持ってきますから、ちょっと待っててください」
店員「はい、お茶です」
女「ありがとうございます。いただきます」
店員「あ、あの、昨日帰るときに、何か言いかけてましたよね?」
店員「ここに憧れていた、って」
女「あ、はい。そうなんです。私ここに憧れていたんです」
店員「そりゃまた、珍しいというか」
女「この間のジャパンカップの日なんです」
女「私、ひとりで競馬場に来てたんですけど、すごい人出だったじゃないですか」
店員「府中で大きいGIのときは、すごいですものね」
女「いつものとおり上の高架を使って府中本町まで行こうとしたんですけど、人が多すぎて、たまには下の道を使おうかな、って思いまして」
女「それでここの前を歩いてたんです」
女「私、地元は北海道なんですけど、去年就職で東京に来たんです」
女「コンピュータ関係の職場なんですけど、人付き合いが苦ってっていうか、職場の人たちはいい方ばかりなんですけど、なんか打ち解けられなくって」
女「こっちに知り合いもいないものですから、いつのまにか毎週競馬場に来るようになってたんです」
女「競馬は大好きなんですけど、競馬場でもやっぱりひとりで」
女「そんなときに、ここの、飲み屋街って言うんですか?、ここの人たちを見て、思ったんです」
店員「どんな風にですか?」
女「みんな笑ってるなぁ、って。どうしてかな、って」
店員「言われてみればそうですね。ここらで飲んでる人たちは、みんな笑ってます」
女「そうですよね。競馬帰りだから、みなさん馬券で勝った人たちばかりじゃないと思うんですよ」
女「勝った人も負けた人もいるはずなのに、みんな楽しそうにお酒を飲んでいたんです」
女「そのとき、気がついたんです。自分が最近、笑っていないって」
女「でもここの人たちは、みんな笑ってるって」
女「そしたら、すごくみなさんが羨ましくなってしまって、もしかしたら自分もここでなら笑えるんじゃないか、って」
店員「それで、ここに憧れていた」
女「そうなんです。あれ以来、競馬場に来るたびにここの前を通っていたんですけど、どうしても勇気が出なくて」
女「先週から中山開催になったからお客さんも少なくて、これなら、って決心して、それで昨日ここに入ってみたんです」
店員「ウチはここらでも、お客さんの少ない店ですしね」
女「!!あ、いえ、そういう意味じゃなくって」
店員「冗談ですよ。ははっ」
女「あ、こんな遅くまですみません」
店員「いいんですよ。結構こういうことがあって、最後のお客さんとよくお話するんです」
女「本当にありがとうございました。私ばかりこんなお話、長々と」
店員「ここに来てるみなさんが笑っているのは、ここも競馬だからなんだと思いますよ」
女「え?」
店員「うまく説明できないですけど、みなさん競馬場で勝ったり負けたりしますよね」
店員「その後ここに来て、勝ったら大笑いですし、負けていたらしんみりとしないで、誰かと笑い飛ばすんです」
店員「何度かここに来れば、必ず知り合いが沢山できるんですよ」
店員「その人たちがお互いに勝っても負けても笑っているんです。ここはそういう所なんだと思います」
店員「みなさんにとっては、競馬場で競馬をやって、ここで飲んで騒いで帰る、って言うのが、ひとつの競馬なんじゃないでしょうか」
女「なんとなく、分かるような気がします」
店員「ほら、雪乃さん、昨日と今日で3人もお知り合いになったじゃないですか」
店員「ちょっと強引だったけど、ここはそういう所なんですよ」
女「・・・」(まずい、私、泣きそうになってる)
女「ありがとうございます。そろそろ私、帰りますね」
店員「気をつけてお帰りください。ありがとうございます」
女「店員さん、さっき3人知り合いになった、って言いましたけど、4人です」
女「店員さんともお知り合いです」
店員「あ、はは、そうですね。お知り合いです」
女「来週もまた来ますね」
店員「よろしくお願いします」
女(私もみんなと笑えるのかな)
女「そうなんです。あれ以来、競馬場に来るたびにここの前を通っていたんですけど、どうしても勇気が出なくて」
女「先週から中山開催になったからお客さんも少なくて、これなら、って決心して、それで昨日ここに入ってみたんです」
店員「ウチはここらでも、お客さんの少ない店ですしね」
女「!!あ、いえ、そういう意味じゃなくって」
店員「冗談ですよ。ははっ」
女「あ、こんな遅くまですみません」
店員「いいんですよ。結構こういうことがあって、最後のお客さんとよくお話するんです」
女「本当にありがとうございました。私ばかりこんなお話、長々と」
店員「ここに来てるみなさんが笑っているのは、ここも競馬だからなんだと思いますよ」
女「え?」
店員「うまく説明できないですけど、みなさん競馬場で勝ったり負けたりしますよね」
店員「その後ここに来て、勝ったら大笑いですし、負けていたらしんみりとしないで、誰かと笑い飛ばすんです」
店員「何度かここに来れば、必ず知り合いが沢山できるんですよ」
店員「その人たちがお互いに勝っても負けても笑っているんです。ここはそういう所なんだと思います」
店員「みなさんにとっては、競馬場で競馬をやって、ここで飲んで騒いで帰る、って言うのが、ひとつの競馬なんじゃないでしょうか」
女「なんとなく、分かるような気がします」
店員「ほら、雪乃さん、昨日と今日で3人もお知り合いになったじゃないですか」
店員「ちょっと強引だったけど、ここはそういう所なんですよ」
女「・・・」(まずい、私、泣きそうになってる)
女「ありがとうございます。そろそろ私、帰りますね」
店員「気をつけてお帰りください。ありがとうございます」
女「店員さん、さっき3人知り合いになった、って言いましたけど、4人です」
女「店員さんともお知り合いです」
店員「あ、はは、そうですね。お知り合いです」
女「来週もまた来ますね」
店員「よろしくお願いします」
女(私もみんなと笑えるのかな)
今日はここまでです。
絡み酒設定、面白そうなんで、続き書けたら入れてみるかもしれません。
絡み酒設定、面白そうなんで、続き書けたら入れてみるかもしれません。
知らぬ間に服屋と居酒屋が展開されていた。
いいのう……
wwktkせずにいられない。
いいのう……
wwktkせずにいられない。
服屋の人って実話をもとにしてるんだよなぁ…
実話何割なんだろう?
話半分でもモテ過ぎだろwww
実話何割なんだろう?
話半分でもモテ過ぎだろwww
女「こんにちは」
店員「いらっしゃ・・・、おかえりなさい」
女「え?おかえりなさい?」
店員「ここらの店ではですね、常連さんが店に来てくださったときは、おかえりなさいって言うんです」
店員「ほら、競馬場からおかえりなさい、なんですよ」
女「私、常連なんですか?」
店員「もちろんですよ。今日で3日連続じゃないですか。立派な常連です」
女「あ、あの」
店員「おかえりなさい、雪乃さん」
女「あ、えーと、えと。た、ただいま」
店員「え?」
客A「ははははは、ただいま、かー」
客B「新婚さんみたいだな」
女「え?え?あの、その」
店員「いや、あの、いらっしゃませの代わりですから、ただいまと返されましても」
女「あ、あ、そうなんですか。すみません」
客A「とか言って、二人とも顔赤くないかー?」
店員「Aさん、雪乃さんが困ってますよ」
女「・・・」
店員「ほらほら、冗談は終わりです。雪乃さん、今日は何にしますか?」
女「えっと、いつものライムサワーとトリ皮と」
女「他になにかお勧めってあります?」
店員「じゃあ今日は、鳥串ひととおりでどうです?苦手なのはあります?」
女「いえ大丈夫です。じゃあそれでお願いします」
店員「いらっしゃ・・・、おかえりなさい」
女「え?おかえりなさい?」
店員「ここらの店ではですね、常連さんが店に来てくださったときは、おかえりなさいって言うんです」
店員「ほら、競馬場からおかえりなさい、なんですよ」
女「私、常連なんですか?」
店員「もちろんですよ。今日で3日連続じゃないですか。立派な常連です」
女「あ、あの」
店員「おかえりなさい、雪乃さん」
女「あ、えーと、えと。た、ただいま」
店員「え?」
客A「ははははは、ただいま、かー」
客B「新婚さんみたいだな」
女「え?え?あの、その」
店員「いや、あの、いらっしゃませの代わりですから、ただいまと返されましても」
女「あ、あ、そうなんですか。すみません」
客A「とか言って、二人とも顔赤くないかー?」
店員「Aさん、雪乃さんが困ってますよ」
女「・・・」
店員「ほらほら、冗談は終わりです。雪乃さん、今日は何にしますか?」
女「えっと、いつものライムサワーとトリ皮と」
女「他になにかお勧めってあります?」
店員「じゃあ今日は、鳥串ひととおりでどうです?苦手なのはあります?」
女「いえ大丈夫です。じゃあそれでお願いします」
店員「はいおまちどうさまでした。いつものと、鳥アラカルト」
女「あ、ありがとうございます」
女「あ、そうだ、Bさん、日曜日はすみませんでした」
女「あとAさん、土曜日はご馳走様でした」
客B「いやいやいや、こっちこそごめんね。無理して飲ませちゃって」
客A「飲ませたのかよ。大丈夫だった?」
客B「店員が残ってくれたしな」
客A「ほーう、店員とふたりきり、かい」
女「あ、そうですけど、その、別に」
店員「Aさん」
客A「悪かった悪かった」
店員「Aさんだって、結構残って飲んでるじゃないですか。ふたりきりですよ」
客A「それとこれとは」
客B「なー」
女「・・・」
店員「ほら雪乃さんが黙ってしまった」
客A「ごめんごめん」
客B「でもほんとにごめんな、先週は」
女「い、いえ、今日は大丈夫です。先週は仕事で疲れてたんです」
女「今日はちゃんと飲めますから大丈夫です」
店員「無理しなくてもいいんですからね」
女「それに今日、勝ったんですよ。なので、もう一杯お願いします」
女「あ、ありがとうございます」
女「あ、そうだ、Bさん、日曜日はすみませんでした」
女「あとAさん、土曜日はご馳走様でした」
客B「いやいやいや、こっちこそごめんね。無理して飲ませちゃって」
客A「飲ませたのかよ。大丈夫だった?」
客B「店員が残ってくれたしな」
客A「ほーう、店員とふたりきり、かい」
女「あ、そうですけど、その、別に」
店員「Aさん」
客A「悪かった悪かった」
店員「Aさんだって、結構残って飲んでるじゃないですか。ふたりきりですよ」
客A「それとこれとは」
客B「なー」
女「・・・」
店員「ほら雪乃さんが黙ってしまった」
客A「ごめんごめん」
客B「でもほんとにごめんな、先週は」
女「い、いえ、今日は大丈夫です。先週は仕事で疲れてたんです」
女「今日はちゃんと飲めますから大丈夫です」
店員「無理しなくてもいいんですからね」
女「それに今日、勝ったんですよ。なので、もう一杯お願いします」
30分後
女「そーれーでーですねー。きょうのメイン、とったんですよー。しばたクロース」
客A「おう、やったじゃない。柴田柴田で決まったよな」
客B「角田がずっこけたもんなぁ」
女「しかもわたし、スカブーすきなんですー」
客B「スカブー?」
女「スカーレットブーケでーす」
店員「あの、雪乃さん、ちょっとろれつが」
女「だいじょーぶですよー。わたし、きょうはとったんですー」
女「なのでー、AさんとBさんにあつかんおねがいしまーす」
客B「はははっ、ご馳走になるよ、雪乃ちゃん」
客A「お、おうっ、いただくよ」
店員「はい、熱燗ですね」
女「じゃんじゃん、のんじゃってくださいー。わたしがかつなんて、めずらしいんですからー」
さらに30分後
女「それでですね。わたし、てんいんさんと、Aさんと、Bさんと、ここでのめてたのしくてたのしくて」
客A「うんうん、そうか。そうだよな。ここ、たのしいもんなー」
客B「うん、たのしいよな。オレらもゆきのちゃんとのめて、たのしいぞー」
女「あははっ、ほんとにたのしいんですよー、あははは」
客A「たのしいぞー」
客B「おーう、たのしいぞー」
店員「あの、雪乃さん?AさんもBさんもかなり、あの、酔ってます?」
客A「あーたりまえだー。ゆきのちゃんのさけだぞー」
客B「よっぱらわなくてどーするー」
女「あははは」
客A「じゃあまたなー」
客B「ゆきのちゃーん、またなー」
女「Aさん、Bさん、おつかれさまー」
店員「大丈夫ですか?」
女「だいじょーぶですよー。きょうは、すごくだいじょーぶです」
店員「はいお茶です。すこし休んでから帰るといいですよ」
女「みなさん、やさしいですよね。こんなわたしに」
店員「そうですね。みなさんいい人たちなんですよ」
店員「それに嬉しいんでしょうね。雪乃さんみたいな若い方が輪に入ってくれて」
女「わたしやっぱり、ここでは、へんなそんざいなんですか?」
店員「・・・確かに珍しいお客さんですよ。でも、大切なお客さんです」
店員「AさんもBさんも、Cさんも、先週今週で、今まで以上に楽しそうに笑ってますよ」
店員「それは、雪乃さんがいるから、です」
店員「雪乃さんはもう、ここの常連です」
女「・・・」
女「・・・ちょっとだけ、みないでいてもらえます?」
店員「・・・はい、分かりました」
女「ぐすぐす、ぐす・・・うわあああぁぁぁん」
店員「・・・」
女「ぐす、ぐす・・・、ふぅ」
女「ごめんなさい」
店員「いいんですよ。それと、実は私も楽しいんです」
店員「私も、ほら、同世代の方が少ないから、雪乃さんが、来てくれるようになって、嬉しいんですよ」
女「ほんとですか?」
店員「本当ですよ」
女「そうですか・・・、私も店員さんとお話できて、楽しいです」
女「それと、もうこっち見ても大丈夫、です」
店員「大丈夫ですか?足元とか」
女「今日は本当にごめんなさい」
店員「謝ることなんかないですよ。明日、また来てください」
女「ありがとうございます。本当に。明日、また来ます」
店員「ああ、そうだ。雪乃さん、今日、すごく楽しそうに笑ってましたよ」
女「!!」
店員「また、明日」
女「はい」
客B「ゆきのちゃーん、またなー」
女「Aさん、Bさん、おつかれさまー」
店員「大丈夫ですか?」
女「だいじょーぶですよー。きょうは、すごくだいじょーぶです」
店員「はいお茶です。すこし休んでから帰るといいですよ」
女「みなさん、やさしいですよね。こんなわたしに」
店員「そうですね。みなさんいい人たちなんですよ」
店員「それに嬉しいんでしょうね。雪乃さんみたいな若い方が輪に入ってくれて」
女「わたしやっぱり、ここでは、へんなそんざいなんですか?」
店員「・・・確かに珍しいお客さんですよ。でも、大切なお客さんです」
店員「AさんもBさんも、Cさんも、先週今週で、今まで以上に楽しそうに笑ってますよ」
店員「それは、雪乃さんがいるから、です」
店員「雪乃さんはもう、ここの常連です」
女「・・・」
女「・・・ちょっとだけ、みないでいてもらえます?」
店員「・・・はい、分かりました」
女「ぐすぐす、ぐす・・・うわあああぁぁぁん」
店員「・・・」
女「ぐす、ぐす・・・、ふぅ」
女「ごめんなさい」
店員「いいんですよ。それと、実は私も楽しいんです」
店員「私も、ほら、同世代の方が少ないから、雪乃さんが、来てくれるようになって、嬉しいんですよ」
女「ほんとですか?」
店員「本当ですよ」
女「そうですか・・・、私も店員さんとお話できて、楽しいです」
女「それと、もうこっち見ても大丈夫、です」
店員「大丈夫ですか?足元とか」
女「今日は本当にごめんなさい」
店員「謝ることなんかないですよ。明日、また来てください」
女「ありがとうございます。本当に。明日、また来ます」
店員「ああ、そうだ。雪乃さん、今日、すごく楽しそうに笑ってましたよ」
女「!!」
店員「また、明日」
女「はい」
女(ううー、入りにくいよー。昨日あんな醜態晒しちゃったし)
女(入りたいけど、どうしよう、どうしよう)
客C「あ、雪乃ちゃんじゃない。どうしたの。ほら入ろう」
女「え、あの、今日は、えっと」
客C「どうしたのさ。ほら」
店員「あ、おかえりなさい」
店員「Cさん、雪乃さんも一緒ですか」
客C「おう、そこで一緒になってね」
女「あ、あの、こんにちは。その、あの、昨日は」
店員「おかえりなさい、雪乃さん」
客A「おーCさん、雪乃ちゃんと一緒かよ」
客B「おかえり、雪乃ちゃん。昨日は楽しかったよ」
客C「え?Aさん、Bさん、昨日も雪乃ちゃんと飲んでたの」
客A「おうよ、羨ましいだろー」
客B「オレなんて、3回連続」
店員「ほら、回数競ってどうするんですか」
店員「雪乃さん、今日もいつもの、ですか?おでんも一緒にどうです?」
女「あ、はい、お願いします」
客A「雪乃ちゃん、今日どうだったのさ」
女「ヤマニンゼファーとダイタクヘリオスの1点でした。撃沈」
客B「そっかー、おれはとったぞ」
客C「店員さん、熱燗ねー。Bさんに乾杯だわ」
店員「はい、ちょっとお待ちください」
昨日は昨日、今日は今日。
毎週土日、同じ時間がここでは過ぎていくのでありました。
女(入りたいけど、どうしよう、どうしよう)
客C「あ、雪乃ちゃんじゃない。どうしたの。ほら入ろう」
女「え、あの、今日は、えっと」
客C「どうしたのさ。ほら」
店員「あ、おかえりなさい」
店員「Cさん、雪乃さんも一緒ですか」
客C「おう、そこで一緒になってね」
女「あ、あの、こんにちは。その、あの、昨日は」
店員「おかえりなさい、雪乃さん」
客A「おーCさん、雪乃ちゃんと一緒かよ」
客B「おかえり、雪乃ちゃん。昨日は楽しかったよ」
客C「え?Aさん、Bさん、昨日も雪乃ちゃんと飲んでたの」
客A「おうよ、羨ましいだろー」
客B「オレなんて、3回連続」
店員「ほら、回数競ってどうするんですか」
店員「雪乃さん、今日もいつもの、ですか?おでんも一緒にどうです?」
女「あ、はい、お願いします」
客A「雪乃ちゃん、今日どうだったのさ」
女「ヤマニンゼファーとダイタクヘリオスの1点でした。撃沈」
客B「そっかー、おれはとったぞ」
客C「店員さん、熱燗ねー。Bさんに乾杯だわ」
店員「はい、ちょっとお待ちください」
昨日は昨日、今日は今日。
毎週土日、同じ時間がここでは過ぎていくのでありました。
今日は休みなんで、一気に書きました。
常連誕生編はここまでです。
次回からは常連日常編となります。
常連誕生編はここまでです。
次回からは常連日常編となります。
女「こんにちは」
店員「あ、おかえりなさい」
客C「やぁ、雪乃ちゃん」
客A「おかえりー」
店員「座ってください。いつものでいいです?おでんも」
女「はい、いつもの、お願いします」
店員「なんか、いつものに、おでんが追加されちゃいましたね」
女「寒いですから。暖かくなったら、わからないですけど」
店員「今日はどうでした?」
女「東のメインは取れました。1番人気ですけどね。結局全部だとマイナスです」
客A「マザートウショウか。あれの母親、エイティトウショウな、あれも強かったんだぞ」
女「優駿で読んだことあります。強かったみたいですね」
客C「雪乃ちゃん、優駿まで読んでるの?」
店員「ほんとうに競馬が好きなんですね。はい、いつもの、です」
客A「もう、明日で最後だね」
客C「そうだね。明日で今年も終わりか」
店員「明日は、ここも忘年会ですね」
女「え?ここ、忘年会やるんですか?」
店員「いえいえ、なぜか最後の日だけはここの常連さんがみなさん来てくださるんですよ」
客A「それで、なんとなく忘年会になっちゃうわけ」
客C「当然雪乃ちゃんも来るでしょ?」
女「え、えと、いいんですか?」
店員「当たり前です。是非来てください」
客A「店が明るくなっていいや」
店員「あ、おかえりなさい」
客C「やぁ、雪乃ちゃん」
客A「おかえりー」
店員「座ってください。いつものでいいです?おでんも」
女「はい、いつもの、お願いします」
店員「なんか、いつものに、おでんが追加されちゃいましたね」
女「寒いですから。暖かくなったら、わからないですけど」
店員「今日はどうでした?」
女「東のメインは取れました。1番人気ですけどね。結局全部だとマイナスです」
客A「マザートウショウか。あれの母親、エイティトウショウな、あれも強かったんだぞ」
女「優駿で読んだことあります。強かったみたいですね」
客C「雪乃ちゃん、優駿まで読んでるの?」
店員「ほんとうに競馬が好きなんですね。はい、いつもの、です」
客A「もう、明日で最後だね」
客C「そうだね。明日で今年も終わりか」
店員「明日は、ここも忘年会ですね」
女「え?ここ、忘年会やるんですか?」
店員「いえいえ、なぜか最後の日だけはここの常連さんがみなさん来てくださるんですよ」
客A「それで、なんとなく忘年会になっちゃうわけ」
客C「当然雪乃ちゃんも来るでしょ?」
女「え、えと、いいんですか?」
店員「当たり前です。是非来てください」
客A「店が明るくなっていいや」
客C「あ、そうだ、Dさんも来るんでしょ、明日」
客D「ええ、来ると思います」
客A「Dさん、こちら雪乃ちゃんね。こないだからずっと来てくれてるんだ」
女「あ、Dさん、ですか。よろしくお願いします」
客D「Dです。よろしく」
店員「Dさんは馬券上手で有名なんですよ」
客D「いえ、そんな」
客A「なに謙遜してんの、西のメイン取ったくせに」
女「え?ナリタタイシン、取れたんですか。すごい」
客D「いや、まぐれですよ。あの馬、強いかもしれないですね・・・」
客D「それじゃ、僕はこれで」
店員「ありがとうございました」
女「Dさんって静かな方なんですね」
客A「そうだねぇ、だけどいい人だよ」
客C「絶対に人が嫌がるようなこと、言わないよな」
店員「よく来てくださるんですけど、物静かな方です」
女「なんか、馬券師って感じですね」
客A「どーせオレらは馬券おやじ、だしー」
女「い、いえそんな、そういう意味じゃ」
客C「Aさん、すねるなって」
客A「でも、競馬が楽しいからいいんだけどねー」
店員「そうです。楽しむのが一番です」
女「私も、負けてばかりですけど、競馬が楽しいです。特に最近は」
客C「じゃあ明日は最後のお楽しみだ」
客A「気合入れないとな」
女「はい、がんばります」
客D「ええ、来ると思います」
客A「Dさん、こちら雪乃ちゃんね。こないだからずっと来てくれてるんだ」
女「あ、Dさん、ですか。よろしくお願いします」
客D「Dです。よろしく」
店員「Dさんは馬券上手で有名なんですよ」
客D「いえ、そんな」
客A「なに謙遜してんの、西のメイン取ったくせに」
女「え?ナリタタイシン、取れたんですか。すごい」
客D「いや、まぐれですよ。あの馬、強いかもしれないですね・・・」
客D「それじゃ、僕はこれで」
店員「ありがとうございました」
女「Dさんって静かな方なんですね」
客A「そうだねぇ、だけどいい人だよ」
客C「絶対に人が嫌がるようなこと、言わないよな」
店員「よく来てくださるんですけど、物静かな方です」
女「なんか、馬券師って感じですね」
客A「どーせオレらは馬券おやじ、だしー」
女「い、いえそんな、そういう意味じゃ」
客C「Aさん、すねるなって」
客A「でも、競馬が楽しいからいいんだけどねー」
店員「そうです。楽しむのが一番です」
女「私も、負けてばかりですけど、競馬が楽しいです。特に最近は」
客C「じゃあ明日は最後のお楽しみだ」
客A「気合入れないとな」
女「はい、がんばります」
女「こんにちは」
店員「おかえりなさい、どうでした?」
女「あはは、とれるわけないですよ、あんなの」
店員「ですね。私も買ってみたけど、ダメでした」
店員「さ、みなさんもう来てますよ。雪乃さんも座ってください」
女「はい」
客A「やぁ雪乃ちゃん、どうだった?」
客B「無理だったろ」
女「ええ、無理です、あんなの」
客C「オレらもだよ。当然取れない。ところがなぁ」
客A「Dさん、買ってたんだって」
女「えええっ?買ってたんですか?」
客D「前残りがあるかと思っただけですよ。トウカイテイオーも良くなかったですし」
店員「Dさんはほんとすごいですね」
客B「しかも馬連で1000円だってさ」
女「ええええええ、30万ですか。私万馬券なんて1回も取れたことありません」
客C「さささ、雪乃ちゃんも来てくれたし、忘年会開始だ」
客A「よっし、乾杯するぞ」
店員「すでに2回も乾杯してますけどね」
客B「いいの、これが本番の乾杯」
客A「ほら、最後だよ、店員も来な」
店員「はい、いま行きます」
客C「じゃぁ乾杯の音頭は、雪乃ちゃんだ」
女「え、ええ?私ですか」
店員「・・・雪乃さん、どうぞ」
女「えと、あの、Dさん、おめでとうございます」
女「それとあの、私まだ一月しかここに来てないのに、こんな良くしてもらって、ありがとうございます」
女「来年は、1年後は、ちゃんとした常連になりたいと思いますっ!!」
女「こんなので、いいですか?」
客B「完璧!」
客A「じゃあいくぞ!」
「「乾杯!!」」
店員「おかえりなさい、どうでした?」
女「あはは、とれるわけないですよ、あんなの」
店員「ですね。私も買ってみたけど、ダメでした」
店員「さ、みなさんもう来てますよ。雪乃さんも座ってください」
女「はい」
客A「やぁ雪乃ちゃん、どうだった?」
客B「無理だったろ」
女「ええ、無理です、あんなの」
客C「オレらもだよ。当然取れない。ところがなぁ」
客A「Dさん、買ってたんだって」
女「えええっ?買ってたんですか?」
客D「前残りがあるかと思っただけですよ。トウカイテイオーも良くなかったですし」
店員「Dさんはほんとすごいですね」
客B「しかも馬連で1000円だってさ」
女「ええええええ、30万ですか。私万馬券なんて1回も取れたことありません」
客C「さささ、雪乃ちゃんも来てくれたし、忘年会開始だ」
客A「よっし、乾杯するぞ」
店員「すでに2回も乾杯してますけどね」
客B「いいの、これが本番の乾杯」
客A「ほら、最後だよ、店員も来な」
店員「はい、いま行きます」
客C「じゃぁ乾杯の音頭は、雪乃ちゃんだ」
女「え、ええ?私ですか」
店員「・・・雪乃さん、どうぞ」
女「えと、あの、Dさん、おめでとうございます」
女「それとあの、私まだ一月しかここに来てないのに、こんな良くしてもらって、ありがとうございます」
女「来年は、1年後は、ちゃんとした常連になりたいと思いますっ!!」
女「こんなので、いいですか?」
客B「完璧!」
客A「じゃあいくぞ!」
「「乾杯!!」」
競馬談義中
客C「ミホノブルボン、惜しかったよなぁ。やっぱ距離だったかな」
女「3冠目の前でしたね。でも私、実はライスシャワーの方が好きなんです。今日もライスシャワーから買ってました」
客A「なんだか雪乃ちゃん、渋いよね」
客B「そうそう、普通トウカイテイオーって言いそうだけど」
女「なんか、ライスシャワーって、一生懸命な感じがするんです」
店員「気になってたんですけど雪乃さん、それ、カメラですよね」
女「はい、そうです。たまに馬を撮ってるんです」
客A「でも、今日は馬、走ってないよ?」
女「ええ、たまにはスタンドとか、撮ってみると面白いかなって、そう思って」
客C「なんか、ほんとに渋い趣味してるよね」
客B「オレらより渋くないか」
店員「ええ、渋いですね。というより、かっこいいですよ」
女「あの、その、今日カメラ持ってきたのは、もうひとつ目的があって」
女「みなさんの写真、撮らせてもらってもいいですか?」
客A「おおー、いいぞ」
客B「雪乃ちゃん、カメラマンだ」
客C「いい写真撮ってくれよ、オレの葬式の時使うわ」
女「じゃあみなさん、普通にしててください。そういうのがかっこいいと思うんです」
客B「あいよ、了解」
女「店員さんも普通にしててください」
店員「え?私も撮るんですか?」
女「そうです。ここのお店の普通がいいんです」
店員「はい、分かりました。普通にしてます」
女「それとあの、Dさんも、いいですか?」
客D「私はちょっと、苦手ですし」
女「そうですよね。ごめんなさい、無理言って」
客D「・・・顔が写らない、程度なら・・・」
女「あ、ありがとうございます。じゃぁ、手元のグラスとか撮らせて下さい。そういうの、かっこいいです」
パシャ、パシャ、パシャ
女「みなさんありがとうございます。年明けに写真持ってきます」
客A「おー、ありがとう」
客B「期待してるよ」
客C「ウチのに見せてやろう」
客D「・・・雪乃さん、まだフィルム残ってます?」
女「え?Dさん、写真撮るんですか?」
客D「昔、少しだけ。もしよければ、カメラ貸していただけますか」
女「え、ええ、もちろん」
客D「ありがとうございます。じゃあ、みなさん普通にしてていただけます?」
店員「意外ですね」
客C「へー、今度はDさんがカメラマンだ」
女「いざ撮られる側になると、結構緊張しますね」
客A「飲んでればいいんだよ。ほら、雪乃ちゃん、グラス空いてる」
女「あ、店員さん、おかわりお願いします、これ、グラス」
店員「はい」
パシャ
女「え?」
店員「え?」
客D「カメラありがとうございます。いいカメラですね」
女「あ、はい、どうも」
客B「Dさん、やるねぇ」
客D「雪乃さんだけ写ってないのも」
女「やっぱり今の、私を撮ったんですか?」
客D「すみません」
女「いえ、ありがとうございます。でも、なんかやっぱり恥ずかしいですね」
客A「雪乃ちゃん、まだフィルムあるの?」
女「えと、あと3枚くらい、なら」
客A「んじゃみんなで、記念写真撮ろう」
客B「いいねー、みんなでならDさんもいいだろ?」
客C「記念だからさ、撮ろうよ」
客D「・・・わかりました」
店員「じゃあ私が撮りますね」
客B「まったまった、ちょっとまってて」
客A「おー、ありがとう」
客B「期待してるよ」
客C「ウチのに見せてやろう」
客D「・・・雪乃さん、まだフィルム残ってます?」
女「え?Dさん、写真撮るんですか?」
客D「昔、少しだけ。もしよければ、カメラ貸していただけますか」
女「え、ええ、もちろん」
客D「ありがとうございます。じゃあ、みなさん普通にしてていただけます?」
店員「意外ですね」
客C「へー、今度はDさんがカメラマンだ」
女「いざ撮られる側になると、結構緊張しますね」
客A「飲んでればいいんだよ。ほら、雪乃ちゃん、グラス空いてる」
女「あ、店員さん、おかわりお願いします、これ、グラス」
店員「はい」
パシャ
女「え?」
店員「え?」
客D「カメラありがとうございます。いいカメラですね」
女「あ、はい、どうも」
客B「Dさん、やるねぇ」
客D「雪乃さんだけ写ってないのも」
女「やっぱり今の、私を撮ったんですか?」
客D「すみません」
女「いえ、ありがとうございます。でも、なんかやっぱり恥ずかしいですね」
客A「雪乃ちゃん、まだフィルムあるの?」
女「えと、あと3枚くらい、なら」
客A「んじゃみんなで、記念写真撮ろう」
客B「いいねー、みんなでならDさんもいいだろ?」
客C「記念だからさ、撮ろうよ」
客D「・・・わかりました」
店員「じゃあ私が撮りますね」
客B「まったまった、ちょっとまってて」
客B「ほら隣の店からつれて来たから、店員さんも並んで」
店員「すみません、隣さん」
隣の店員「いいですよ、ちょっとくらいなら。じゃあ撮りますね」
客A「ほら、みんな並んで。店員、雪乃ちゃん、真ん中」
店員「ちょっと、みなさんが中へ」
客C「いいのいいの」
女「え、ちょっと、あの」
隣の店員「ほら、いいですか、撮りますよー」
パシャ
客A「おっしゃ」
客B「出来上がり、たのしみだなー」
客C「雪乃ちゃん、いいのあったら焼き増し頼むね」
女「え、ええ、もちろんです」
客C「じゃあ飲みなおしだ」
客A「じゃあなー、来年もよろしく」
客B「よい年をね」
客C「またなー」
客D「では、また。よいお年を」
女「ふぅ」
店員「お疲れ様でした。みなさん、写真なんて滅多にないでしょうし、嬉しそうでしたね」
女「そうですか、それなら良かった」
店員「本当に、雪乃さんが来てから、ここが今まで以上に明るくなりました」
女「そんな」
店員「Dさんがあんな風に、自分から何かするところ、はじめて見ましたよ」
女「そうなんですか。でも、私、何か、ここを乱したりしてませんか」
店員「乱してなんかないですよ。ここを明るくしてくれています」
店員「だから、来年もまた、通ってください、ここに」
女「はい、来年もまた、よろしくお願いします」
店員「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
店員「・・・よいお年を」
女「・・・金杯の日、平日ですけど、ここって開いてるんですか?」
店員「ええ、開催日はやってます。来ていただけますか?」
女「もちろんです。職場休みですし、来ます」
店員「ありがとうございます。お待ちしています」
女「じゃあ私も帰ります。・・・よいお年を」
店員「はい、来年もよろしくお願いします」
女「・・・あの」
店員「どうしました?」
女「い、いえ、なんでもないです。来年もよろしくお願いします」
女(来年も、また)
店員「すみません、隣さん」
隣の店員「いいですよ、ちょっとくらいなら。じゃあ撮りますね」
客A「ほら、みんな並んで。店員、雪乃ちゃん、真ん中」
店員「ちょっと、みなさんが中へ」
客C「いいのいいの」
女「え、ちょっと、あの」
隣の店員「ほら、いいですか、撮りますよー」
パシャ
客A「おっしゃ」
客B「出来上がり、たのしみだなー」
客C「雪乃ちゃん、いいのあったら焼き増し頼むね」
女「え、ええ、もちろんです」
客C「じゃあ飲みなおしだ」
客A「じゃあなー、来年もよろしく」
客B「よい年をね」
客C「またなー」
客D「では、また。よいお年を」
女「ふぅ」
店員「お疲れ様でした。みなさん、写真なんて滅多にないでしょうし、嬉しそうでしたね」
女「そうですか、それなら良かった」
店員「本当に、雪乃さんが来てから、ここが今まで以上に明るくなりました」
女「そんな」
店員「Dさんがあんな風に、自分から何かするところ、はじめて見ましたよ」
女「そうなんですか。でも、私、何か、ここを乱したりしてませんか」
店員「乱してなんかないですよ。ここを明るくしてくれています」
店員「だから、来年もまた、通ってください、ここに」
女「はい、来年もまた、よろしくお願いします」
店員「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
店員「・・・よいお年を」
女「・・・金杯の日、平日ですけど、ここって開いてるんですか?」
店員「ええ、開催日はやってます。来ていただけますか?」
女「もちろんです。職場休みですし、来ます」
店員「ありがとうございます。お待ちしています」
女「じゃあ私も帰ります。・・・よいお年を」
店員「はい、来年もよろしくお願いします」
女「・・・あの」
店員「どうしました?」
女「い、いえ、なんでもないです。来年もよろしくお願いします」
女(来年も、また)
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